JP2012099284A - 発光装置、車両用前照灯、照明装置およびレーザ素子 - Google Patents

発光装置、車両用前照灯、照明装置およびレーザ素子 Download PDF

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Abstract

【課題】発光部の劣化および温度上昇による発光効率の低下を防止する。
【解決手段】レーザ光が照射されることにより蛍光を発生する発光部4と、伝播方向に対してビーム径が単調に増加するレーザ光を発光部4の光照射面に照射する光照射ユニット1とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光を蛍光体(発光部)に照射することで発生する蛍光を照明光として利用する発光装置、該発光装置を含む車両用前照灯および照明装置、ならびに、上記発光装置の部品として好適なレーザ素子に関するものである。
近年、励起光源として発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)や半導体レーザ(LD;Laser Diode)等の半導体発光素子を用いた発光装置の研究が盛んになってきている。
このような発光装置に関する技術の一例として特許文献1および2に開示された灯具がある。特許文献1および2に記載された灯具では、単一もしくは複数の励起光源から発生する励起光をレンズを用いて単一の小さな蛍光体に集光させている。
特開2005−150041号公報(2005年06月09日公開) 特開2004―241142号公報(2004年08月26日公開)
しかしながら、上記特許文献1および2に開示された灯具では、励起光源として半導体レーザを用いた場合、レンズを用いてレーザ光を発光部上に集光させるので、例えば、図9(a)に示すように、発光部上に集光レンズLの焦点Fがあるような場合、焦点Fの位置におけるレーザ光の光密度が高くなり過ぎる可能性があるという問題点がある。
また、このような問題点を解決するために、発光部上のレーザ光の光密度を下げるように焦点Fから距離gだけずらして発光部を配置(図9(b)参照)したとしても、振動や経年劣化により、半導体レーザと発光部との光学的配置にずれ等が生じた場合に、容易に発光部上のレーザ光の光密度が大きく変動する。また、例えば、焦点Fが発光部に近づく方向に光学的配置がずれた場合、結局、発光部上のレーザ光の光密度が過度に高くなり過ぎる可能性がある。
一方、発光部上のレーザ光の光密度が高くなり過ぎると、発光部に含まれる蛍光体の粒子そのもの、あるいはその周囲の封止材に、熱または光による復元不可能な損傷(劣化)が生じる。
また、熱または光による復元不可能な損傷が生じない場合でも、蛍光体の粒子の熱による温度上昇により、発光効率の低下(温度消光)が生じ、発光部の発光効率が低下してしまう。
本発明の目的は、発光部の劣化および温度上昇による発光効率の低下を防止することができる発光装置などを提供することにある。
本発明の発光装置は、上記課題を解決するために、レーザ光が照射されることにより蛍光を発生する発光部と、伝播方向に対してビーム径が単調に増加するレーザ光を上記発光部の光照射面に照射する光照射部とを備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、(レーザ光の)伝播方向に対してビーム径が単調に増加するレーザ光を発光部の光照射面に照射する。よって、発光部の光照射面上で、レーザ光の光密度が高くなりすぎる箇所が生じない。これにより、発光部の劣化および温度上昇による発光効率の低下を防止することができる。
なお、「光照射面」は、発光部を構成する複数の表面のうちの1つの面であっても良いし、複数の面であっても良い。「ビーム径」は、光強度が最大強度の1/e以下となる領域の最大径である。「伝播方向に対してビーム径が単調に増加する」とは、光路上の任意の位置において、レーザ光の伝播距離に対するビーム径の増加率の値が、正または0(但し、すべての位置において常に0となる場合は除く)であれば良く、光路上の任意の位置において一定値となる必要はない。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記発光部の上記光照射面に照射されるレーザ光のスポットの面積が、上記レーザ光を出射するレーザ光源の発光点の発光面積よりも大きいことが好ましい。
上記構成では、発光部の光照射面に照射されるレーザ光のスポットの面積(照射面積)が、レーザ光源の発光点の発光面積よりも大きい。これにより、発散したレーザ光が発光部の光照射面に照射されるので、発光部の光照射面上で、レーザ光の光密度が高くなりすぎる箇所が生じない。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記光照射部は、上記レーザ光源から出射されたレーザ光の伝播方向に対するビーム径の増加率を減少させて出射する増加率変更素子を備えていても良い。
上記構成によれば、レーザ光源および発光部間の距離と、発光部の光照射面の面積とに併せて、出射した後のビーム径の増加率を小さくすることで、光照射面に対するレーザ光の照射面積が光照射面の面積よりも大きくなってしまうことを防止することができる。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記増加率変更素子は、上記レーザ光源から出射されるレーザ光の光路上に配置されたレンズであり、上記レンズを透過した後のレーザ光のビーム径が単調に増加することが好ましい。
上記構成によれば、レンズを透過した後のレーザ光が発散するので、発光部の光照射面上でレーザ光が集光されることはなく、レーザ光の光密度が高くなりすぎる箇所は生じない。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記レーザ光源から上記レンズに入射するレーザ光のスポットの面積が、上記発光部の上記光照射面の面積よりも小さいことが好ましい。
上記構成によれば、レンズを透過した後のレーザ光が発散するので、発光部の光照射面上でレーザ光が集光されることはなく、レーザ光の光密度が高くなりすぎる箇所は生じない。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記光照射部は、上記レーザ光源を格納する筐体を備え、上記筐体と上記増加率変更素子とが一体化されていても良い。
上記構成によれば、光照射部の振動/経年劣化等によりレーザ光源と増加率変更素子との相対的位置関係がずれることがない。また、光照射部の部品点数を少なくし、光照射部全体のサイズを小さくすることもできる。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記発光部から発生した蛍光を反射する反射鏡を備え、上記発光部における上記光照射面の上方に上記反射鏡の一部が配置されており、上記発光部の上記光照射面に照射された上記レーザ光のスポットの面積が上記光照射面よりも小さくても良い。
上記構成によれば、発光部の光照射面が反射鏡と対向しているため、発光部から出射した蛍光のうち、その進路を制御できる蛍光の割合を高めることができる。
なお、この場合でも、発光部の側面から出射した蛍光(側方出射蛍光)は制御できす、正面以外に投光される可能性が高い。
しかしながら、光照射面の面積がレーザ光のスポットの面積より大きいため、側方出射蛍光が少なくなる。それゆえ、上記構成により、反射鏡により制御できない蛍光を低減でき、蛍光の利用効率を高めることができる。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記反射鏡は、放物線の対称軸を回転軸として当該放物線を回転させることによって形成される回転放物面を、上記回転軸を含む平面で切断することによって得られる部分曲面の少なくとも一部を反射面として有していても良い。
上記構成によれば、反射鏡は、回転放物面(パラボラ)を、回転軸を含む平面で切断することによって得られる部分曲面の一部を反射面として有しているので、発光部の蛍光を狭い立体角内に効率的に投光することができ、その結果、蛍光の利用効率を高めることができる。また、パラボラの残り半分に相当する部分に、パラボラ以外の構造体を配置できる。
さらに、上記構成では、反射鏡で制御できなかった蛍光のほとんどがパラボラ側に出射される。この特性を利用して、発光装置のパラボラ側の広い範囲を照らすこともできる。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記レーザ光源は、上記反射鏡の外部に配置されており、上記レーザ光を透過または通過させる窓部が上記反射鏡に設けられていても良い。
上記構成によれば、反射鏡の外部から、反射鏡に設けられた窓部を通して発光部にレーザ光を照射できる。それゆえ、レーザ光源の配置の自由度を高めることができ、例えば、発光部の光照射面に対するレーザ光の照射角度を好ましい角度に設定することが容易になる。
なお、上記窓部は、開口部であってもよいし、レーザ光を透過可能な透明部材を有するものであってもよい。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記発光部は、熱伝導部材によって支持されていても良い。
上記構成によれば、熱伝導部材によって発光部を冷却でき、発光部の発光効率がレーザ光による温度上昇によって低下することを防止できる。
また、本発明の発光装置は、上記構成に加えて、上記熱伝導部材には、開口部が形成されており、上記レーザ光は、当該開口部を通して上記発光部に照射されても良い。
上記構成によれば、反射鏡にレーザ光を透過させる開口部を形成する必要がなくなり、反射鏡の反射面の面積を実質的に増やすことができ、制御できる蛍光の量を増やすことができる。
また、上記発光装置を含む車両用前照灯および照明装置も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明のレーザ素子は、上記課題を解決するために、レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源から出射されるレーザ光の光路上に配置されたレンズであって、上記レンズを透過した後のレーザ光の伝播方向に対するビーム径が単調に増加するレンズとを備えていることを特徴とする。
伝播方向に対するビーム径が単調に増加する(発散する)レーザ光を出射できるレーザ素子を提供できるので、上記発光装置に好適な部品となる。
また、本発明のレーザ素子は、上記構成に加えて、上記レーザ光源を格納する筐体を備え、上記筐体と上記レンズとが一体化されていることが好ましい。
上記構成によれば、レーザ素子の振動/経年劣化等によりレーザ光源とレンズとの相対的位置関係がずれることがない。また、レーザ素子の部品点数を少なくし、レーザ素子全体のサイズを小さくすることができる。
本発明に係る発光装置は、以上のように、レーザ光が照射されることにより蛍光を発生する発光部と、伝播方向に対してビーム径が単調に増加するレーザ光を上記発光部の光照射面に照射する光照射部とを備えているものである。
また、本発明に係るレーザ素子は、以上のように、レーザ光を出射するレーザ光源と、上記レーザ光源から出射されるレーザ光の光路上に配置されたレンズであって、上記レンズを透過した後のレーザ光の伝播方向に対するビーム径が単調に増加するレンズとを備えているものである。
それゆえ、発光部の劣化および温度上昇による発光効率の低下を防止することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態であるヘッドランプの概略構成を示す断面図である。 上記ヘッドランプに関し、光照射部の機能を説明するための模式図であり、(a)は、通常の使用状態のとき(正常状態のとき)の様子を示し、(b)は、振動等により発光部と光照射部との相対的位置関係がずれたとき(異常状態のとき)の様子を示す。 本発明の他の実施形態であるレーザ素子の構成を示す図であり、(a)は、上記レーザ素子の外観を示す斜視図であり、(b)は、上記レーザ素子のキャップ部の構成を示す断面図である。 上記レーザ素子の機能を説明するための模式図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態であるヘッドランプの概略構成を示す断面図であり、(b)は、ハーフパラボラ反射鏡に対する上記光照射部の配置方法の一例を示すハーフパラボラ反射鏡の上(紙面に対して手前側)面図である。 (a)は、本発明のさらに他の実施形態であるヘッドランプの概略構成を示す断面図であり、(b)は、ハーフパラボラ反射鏡に対する上記光照射部の配置方法の他の一例を示すハーフパラボラ反射鏡の上面図である。 本発明のさらに他の実施形態であるヘッドランプの概略構成を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施形態であるヘッドランプの概略構成を示す断面図である。 レンズを用いてレーザ光を発光部上に集光させた場合の問題点を説明するための模式図であり、(a)は、通常の使用状態のとき(正常状態のとき)の様子を示し、(b)は、振動等により発光部と光照射部との相対的位置関係がずれたとき(異常状態のとき)の様子を示す。 レンズを用いてレーザ光を発光部上に集光させた場合の問題点を説明するための模式図であり、(a)は、上記レーザ素子と発光部との間に集光レンズを配置してレーザ光を発光部上に集光させたときの様子を示し、(b)(a)でのレーザ光の照射により発光部に損傷が生じている様子を示す図である。 光密度と発光強度(照度)との関係を示すグラフである。
本発明の一実施形態について図1〜図11に基づいて説明すれば、次の通りである。以下の特定の項目で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の項目で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各項目に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
〔1.ヘッドランプ10の構成〕
まず、図1に基づき、本発明の一実施形態であるヘッドランプ(発光装置、車両用前照灯)10の概略構成について説明する。図1は、ヘッドランプ10の構成を概略的に示す断面図である。図1に示すように、ヘッドランプ10は、光照射ユニット(光照射部、レーザ素子)1、発光部4、ハーフパラボラミラー(反射鏡)5、窓部6、金属ベース(熱伝導部材)7、フィン8を備えている。
(光照射ユニット1)
光照射ユニット1は、(レーザ光の)伝播方向に対してビーム径が単調に増加するレーザ光を発光部4の光照射面(不図示)に照射するものである。よって、光照射ユニット1によれば、発光部4の光照射面上で、レーザ光の光密度が高くなりすぎる箇所が生じない。これにより、発光部4の劣化および温度上昇による発光効率の低下を防止することができる。なお、「光照射面」は、発光部4を構成する複数の表面のうちの1つの面であっても良いし、複数の面であっても良い。
本実施形態のヘッドランプ10では、図1に示すように、光照射ユニット1を2個設けている。しかしながら、光照射ユニット1の数はこれに限定されず、1個だけであっても良いし、3個以上設けても良い。但し、光照射ユニット1は、複数設けることが好ましい。この場合、複数の光照射ユニット1のそれぞれからレーザ光が発振される。なお、高出力のレーザ光を得るためには、複数の光照射ユニット1を用いる方が容易である。
ここで、「ビーム径」は、光強度が最大強度の1/e以下となる領域の最大径である。また、「伝播方向に対してビーム径が単調に増加する」とは、光路上の任意の位置において、レーザ光の伝播距離に対するビーム径の増加率の値が、正または0(但し、すべての位置において常に0となる場合は除く)であれば良く、光路上の任意の位置において一定値となる必要はない。
また、本実施形態の光照射ユニット1は、レーザパッケージ(筐体)2と拡大レンズ(増加率変更素子、レンズ)3とを備える。
(レーザパッケージ2)
レーザパッケージ2は、その内部に後述するレーザチップLC(レーザ光源)を格納して保護するものであるが、その詳細については後述する。
また、レーザパッケージ2のキャップ部の先端側には、拡大レンズ3が装着され、レーザパッケージ2と拡大レンズ3とは一体化されている。レーザパッケージ2と拡大レンズ3とは必ずしも一体化する必要はないが、一体化しておけば、光照射ユニット1の振動/経年劣化等により、レーザチップLCと拡大レンズ3との相対的位置関係がずれることがない。また、光照射ユニット1の部品点数を少なくし、光照射ユニット1全体のサイズを小さくすることもできる。
(拡大レンズ3)
ここで、図10および図11に基づき、集光レンズLを用いてレーザ光を発光部4上に集光させた場合の問題点について説明する。以下で説明する(1)および(2)の問題点は、本願発明者らがはじめて見出した問題点であり、上記特許文献1および2を含む従来の技術では指摘されていなかった問題点である。
(1)まず、図10(a)に示すように、上述した光照射ユニット1と、発光部4との間に集光レンズLを配置して、発光部4の光照射面上に実際にレーザ光を照射したときの、光密度と発光部4の光照射面の状態との関係について調べた。
このとき、光密度2000mW/mm以上のレーザ光が照射された部分で発光部4に復元不可能なダメージが発生することがわかった(但し、この特性は発光部4の材料に依存する)。
(2)次に、図10(b)に発光部4の光照射面上の光密度と発光強度(照度)との関係について調べた例を示す。
図10(b)に示すように、発光強度は、発光部4の光照射面上の光密度が800mW/mmに達するまでは単調に増加し、その後は、光照射面上の光密度が大きくなるにつれて発光強度は、単調に減少することがわかった。これは、発光部4に含まれる蛍光体の粒子の熱による温度上昇により、発光効率の低下(温度消光)が起こるからであると考えられる。なお、この特性は発光部4の材料に依存する。
以上の問題点を踏まえ、本実施形態の拡大レンズ3は、レーザ光の伝播方向に対するビーム径の増加率を減少させてレーザ光を出射できるレンズ(発散レンズ)を採用している。これにより、レーザチップLCおよび発光部4間の距離と、発光部4の光照射面の面積とに併せて、出射した後のビーム径の増加率を小さくすることで、光照射面に対するレーザ光の照射面積が光照射面の面積よりも大きくなってしまうことを防止することができる。
拡大レンズ3の形状としては、本実施形態では、両凸レンズであるがこれに限られない、例えば、その他、両凹レンズ、平凸レンズ、平凹レンズ、凸メニスカスレンズ、凹メニスカスレンズ等も例示できる。
その他のレンズとしては、GRINレンズ(Gradient Index lens:屈折率勾配変化型レンズ)も例示できる。
なお、GRINレンズは、レンズが凸又は凹の形状をしていなくても、レンズ内部の屈折率勾配によってレンズ作用が生じるレンズである。
よって、GRINレンズを用いれば、GRINレンズの端面を平面としたままでレンズ作用を生じさせることができる。
なお、発光部4の光照射面における任意の位置でのレーザ光の光密度は、2000mW/mmよりも小さいことが好ましい。
上述したように、この例では、発光部4の光照射面における任意の位置でのレーザ光の光密度が、2000mW/mm以上となる場合、そのレーザ光が照射された箇所に復元不可能な損傷(劣化)が生じる可能性がある。よって、上記構成のように、発光部4の光照射面における任意の位置でのレーザ光の光密度が、2000mW/mmよりも小さければ、発光部4の劣化を確実に防止できる。
また、発光部4における光照射面の任意の位置でのレーザ光の光密度は、500mW/mm以上、1300mW/mm以下であることがより好ましい。
発光部4の光照射面における任意の位置でのレーザ光の光密度が、500mW/mm未満であるか、1300mW/mmを超えると、発光部の発光効率が最大のときの85%以下となってしまう可能性がある。
よって、上記構成のように、発光部4の光照射面における任意の位置でのレーザ光の光密度が、500mW/mm以上、1300mW/mm以下であれば、発光部の劣化および発光部の温度上昇による発光効率の低下を確実に防止できる。
なお、拡大レンズ3の材質はBK(ボロシリケート・クラウン)7を採用し、レンズ表面にはAR(Anti-Reflection)コーティングを施している。
次に、図2に基づき、本実施形態のヘッドランプ10(特に光照射ユニット1)の機能について説明する。
図2は、ヘッドランプ10(特に光照射ユニット1)の機能を説明するための模式図であり、図2の(a)は、通常の使用状態のとき(正常状態のとき)の様子を示し、図2の(b)は、振動等により発光部と光照射部との相対的位置関係がずれたとき(異常状態のとき)の様子を示す。
図2の(a)に示すように、光照射ユニット1は、レーザチップLCから拡大レンズ3に入射するレーザ光のスポットの面積(照射面積)が、発光部4の光照射面の面積よりも小さい。
これにより、拡大レンズ3を透過した後のレーザ光が発散し、発光部4の光照射面上の広い照射面積でレーザ光が照射されるので、光照射面上でレーザ光が集光されることはなく、レーザ光の光密度が高くなりすぎる箇所は生じない。
また、図2の(a)の正常状態から図2の(b)の異常状態に移行したとしても、拡大レンズ3を透過した後のレーザ光を発散させているので、発光部4の光照射面上で光密度が過度に高くなる箇所が生じる可能性はない。
以上より、ヘッドランプ10(特に光照射ユニット1)によれば、発光部4の劣化および温度上昇による発光効率の低下を防止することができることがわかる。
なお、拡大レンズ3に替えて、コリメータレンズでコリメートしたレーザ光(コリメート光)を発光部4に照射することも考えられる。しかしながら、万一の場合にもコリメート光が外部に漏れることは好ましくないため、本願の光照射ユニット1のように、レーザ光はコリメートさせず、発散させながら使う方が良い。
(発光部4)
発光部4は、光照射ユニット1から出射されたレーザ光を受けて蛍光を発生するものであり、レーザ光を受けて発光する蛍光体を含んでいる。具体的には、発光部4は、封止材の内部に蛍光体が分散されているもの、または蛍光体を固めたものである。発光部4は、レーザ光を蛍光に変換するため、波長変換素子であると言える。
ヘッドランプ10では、発光部4は、ハーフパラボラミラー5の焦点位置に配置されている。
発光部4の形状は、本実施形態では、底面の円の直径が2mmφの円柱形状(円盤状)であるが、そのサイズおよび形状は、これに限定されず、任意のサイズおよび様々な形状を選択できる。円盤状以外の形状としては、角柱状、楕円柱状などを例示できる。
この発光部4は、金属ベース7の上かつハーフパラボラミラー5のほぼ焦点位置に配置されている。そのため、発光部4から出射した蛍光は、ハーフパラボラミラー5の反射曲面(反射面)に反射することで、その光路が制御される。発光部4の上面(紙面に対して上)にレーザ光の反射を防止する反射防止構造が形成されていてもよい。
次に、発光部4の蛍光体としては、例えば、酸窒化物系蛍光体(例えば、サイアロン蛍光体)またはIII−V族化合物半導体ナノ粒子蛍光体(例えば、インジュウムリン:InP)を用いることができる。これらの蛍光体は、光照射ユニット1から発せられた高い出力(および/または光密度)のレーザ光に対しての熱耐性が高く、ヘッドランプ10に最適である。ただし、発光部4の蛍光体は、上述のものに限定されず、窒化物蛍光体など、その他の蛍光体であってもよい。
また、ヘッドランプ10の照明光は、所定の範囲の色度を有する白色にしなければならないことが、法律により規定されている。そのため、発光部4には、照明光が白色となるように選択された蛍光体が含まれている。
例えば、青色、緑色および赤色の蛍光体を発光部4に含め、405nmのレーザ光を照射すると白色光が発生する。または、黄色の蛍光体(または緑色および赤色の蛍光体)を発光部4に含め、450nm(青色)のレーザ光(または、440nm以上490nm以下の波長範囲にピーク波長を有する、いわゆる青色近傍のレーザ光)を照射することでも白色光が得られる。
発光部4の封止材は、例えば、ガラス材(無機ガラス、有機無機ハイブリッドガラス)や、シリコーン樹脂等の樹脂材料である。ガラス材として低融点ガラスを用いてもよい。封止材は、透明性の高いものが好ましく、レーザ光が高出力の場合には、耐熱性の高いものが好ましい。
(ハーフパラボラミラー5)
ハーフパラボラミラー5は、発光部4が発生させた蛍光を反射面で反射し、所定の立体角内を進む光線束(照明光)を形成する。このハーフパラボラミラー5は、例えば、金属薄膜がその表面に形成された部材であってもよいし、金属製の部材であってもよい。
ハーフパラボラミラー5の開口部(紙面に対して右側)は、半径30mmの半円であり、ハーフパラボラミラー5の奥行き(紙面に対して左右方向の幅)は30mmである。発光部4は、ハーフパラボラミラー5の焦点位置に配置されている。
また、ハーフパラボラミラー5は、放物線の対称軸を回転軸として当該放物線を回転させることによって形成される回転放物面(パラボラ)を、上記回転軸を含む平面で切断することによって得られる部分曲面の少なくとも一部を反射面として有している。これにより、発光部4の蛍光を狭い立体角内に効率的に投光することができ、その結果、蛍光の利用効率を高めることができる。また、パラボラの残り半分に相当する部分に、パラボラ以外の構造体を配置できる。
さらに、ハーフパラボラミラー5によれば、反射面で制御できなかった蛍光のほとんどがパラボラ側に出射される。この特性を利用して、ヘッドランプ10のパラボラ側の広い範囲を照らすこともできる。
(窓部6)
次に、光照射ユニット1は、ハーフパラボラミラー5の外部に配置されており、ハーフパラボラミラー5には、レーザ光を透過または通過させる窓部6が形成されている。この窓部6は、開口部であってもよいし、レーザ光を透過可能な透明部材を含むものであってもよい。例えば、レーザ光を透過し、白色光(発光部4の蛍光)を反射するフィルターを設けた透明板を窓部6として設けてもよい。この構成では、発光部4の蛍光が窓部6から漏れることを防止できる。
以上の構成によれば、ハーフパラボラミラー5の外部から、ハーフパラボラミラー5に設けられた窓部6を通して発光部4にレーザ光を照射できる。それゆえ、光照射ユニット1の配置の自由度を高めることができ、例えば、発光部4の光照射面に対するレーザ光の照射角度を好ましい角度に設定することが容易になる。
次に、窓部6は、複数の光照射ユニット1に共通のものが1個設けられていても良いし、各光照射ユニット1に対応した複数の窓部6が設けられていても良い。
なお、本実施形態のハーフパラボラミラー5では、反射鏡の形状の一例として、パラボラを、回転軸を含む平面で切断することによって得られる部分曲面であるハーフパラボラ形状としたが、反射鏡の形状はこれに限定されない。
例えば、反射鏡の形状は、パラボラであっても良いし、回転楕円面の一部の部分曲面や半球面であってもよい。すなわち、上記反射鏡は、回転軸を中心として図形(楕円、円、放物線)を回転させることによって形成される曲面の少なくとも一部をその反射面に含んでいるものであればよい。
(金属ベース7)
金属ベース7は、発光部4を支持する板状の支持部材であり、金属(例えば、銅や鉄)からなっている。それゆえ、金属ベース7は熱伝導性が高く、発光部4の発熱を効率的に放熱することが出来る。なお、発光部4を支持する部材は、金属からなるものに限定されず、金属以外の熱伝導性が高い物質(ガラス、サファイアなど)を含む部材でもよい。ただし、発光部4と当接する金属ベース7の表面は反射面として機能することが好ましい。上記表面が反射面であることにより、発光部4の上面から入射したレーザ光が蛍光に変換された後に、当該反射面で反射させてハーフパラボラミラー5へ向かわせることができる。または、発光部4の上面から入射したレーザ光を上記反射面で反射させて、再度発光部4の内部に向かわせて蛍光に変換することができる。
本実施形態のヘッドランプ10では、金属ベース7は、銅からなるものであり、発光部4が配置される側の表面にアルミニウムが蒸着されている。その裏側には、長さ30mm、後述する幅1mmのフィン8が、5mm間隔で設けられている。なお、金属ベース7とフィン8とは、一体として形成されていていてもよい。
金属ベース7は、ハーフパラボラミラー5によって覆われているため、金属ベース7は、ハーフパラボラミラー5の反射面と対向する面を有していると言える。金属ベース7の発光部4が設けられている側の表面は、ハーフパラボラミラー5の回転放物面の回転軸と概ね平行であり、当該回転軸を概ね含んでいることが好ましい。
(フィン8)
フィン8は、金属ベース7を冷却する冷却部(放熱機構)として機能する。このフィン8は、複数の放熱板を有するものであり、大気との接触面積を増加させることにより放熱効率を高めている。金属ベース7を冷却する冷却部は、冷却(放熱)機能を有するものであればく、ヒートパイプ、水冷方式や、空冷方式のものであってもよい。
(光照射ユニット1の詳細)
次に、図3および4に基づき、上述した光照射ユニット1の詳細について説明する。図3は、光照射ユニット1の構成を示す図であり、図3の(a)は、光照射ユニット1の外観を示す斜視図であり、図3の(b)は、光照射ユニット1のキャップ部の構成を示す断面図である。
図3の(b)に示すように、光照射ユニット1は、5.6mmφのレーザパッケージ2のキャップ部の先端側に、拡大レンズ3を装着したものである。
また、レーザパッケージ2の内部には、ステムST上に固定されたレーザチップLCが存在している。なお、レーザチップLCは、レーザ光を出射するレーザ光源として機能する半導体レーザ素子である。このレーザチップLCは、1チップに1個の発光点Pを有するものであってもよく、1チップに複数の発光点Pを有するものであってもよい。レーザチップLCの発振波長は、405nmであり、出力は1Wである。
拡大レンズ3は、上述した底面の円の直径が2mmφの発光部4を励起するのに適したレンズを選択すれば良い。なお、拡大レンズ3のレンズ径dは、1.5mmであり、レンズ有効径erは、1.0mmである。
ここで、距離d1は、キャップボトムBからレーザチップLCの発光点Pまでの距離であり、1.5mmである。また、距離d2は、発光点Pから拡大レンズ3のレンズ中心Cまでの距離であり、1.5mmである。なお、当然ながら、レーザチップLCと拡大レンズ13とは光軸調整を行っている。なお、キャップ高さhは、3.0mmであり、キャップの厚さtは、0.12mmである。
次に、図4に基づき、光照射ユニット1の機能について説明する。
光照射ユニット1は、図4に示すように、レーザ光が徐々に拡がりながら(ビーム径が単調に増加しながら)レーザ光が放出され、距離D=60mm離れた地点においても、W=2mmφの小さな領域を照射することができることがわかった。
この場合、レーザチップLCからの光出力の90%以上のエネルギーを60mm離れた2mmφの領域に到達させることができ、非常に効率が高いものであることがわかる。
以上の光照射ユニット1では、正常状態か異常状態かに関わらず、図10に示すような集光レンズLを使う場合と異なり、過度にレーザ光が発光部4に集光されることがない。
また、光照射ユニット1では、製造時のレーザチップLCと拡大レンズ3との位置合わせや、光軸調整を高精度で行うことができる。
例えば、製造時(キャップのアライメント時)に、レーザ光を弱く光らせながら、拡大レンズ3を通して出てくる光のスポット径や位置をモニターしながらレンズ付きキャップの位置を決めるアクティブアライメントを用いた製造方法を採用すれば、レーザチップLCとキャップに設けた拡大レンズ3との位置関係をより精密に決めることができる。
なお、光照射ユニット1では、発光部4の光照射面に照射されるレーザ光のスポットの面積(照射面積)が、レーザ光を出射するレーザチップLCの発光点Pの発光面積よりも大きいことが好ましい。
特に、本実施形態の発光部4は、直径2mmφの円を底面とする円柱形状であるから、発光部4の光照射面に照射されるレーザ光のスポットの面積(照射面積)は、0.1mmφ以上、2mmφ以下であることが好ましい。
これにより、発散したレーザ光が発光部4の光照射面に照射されるので、発光部4の光照射面上でレーザ光の光密度が高くなりすぎる箇所が生じない。
また、拡大レンズ3は、レーザチップLCから出射されるレーザ光の光路上に配置されたレンズであり、レンズを透過した後のレーザ光のビーム径が単調に増加することが好ましい。これにより、レンズを透過した後のレーザ光が発散するので、発光部4の光照射面上でレーザ光が集光されることはなく、レーザ光の光密度が高くなりすぎる箇所は生じない。
また、光照射ユニット1では、レーザチップLCから拡大レンズ3に入射するレーザ光のスポットの面積(レンズ表面に対する照射面積)が、発光部4の光照射面の面積よりも小さいことが好ましい。これにより、拡大レンズ3を透過した後のレーザ光が発散するので、発光部4の光照射面上でレーザ光が集光されることはなく、レーザ光の光密度が高くなりすぎる箇所は生じない。
〔2.ヘッドランプ20の構成〕
次に、図5は、本発明の他の実施形態であるヘッドランプ(車両用前照灯、照明装置)20の構成を示す模式図である。ヘッドランプ20は、発光部4から発生する蛍光を投光する照明装置である。
図5の(b)に示すように、ヘッドランプ20は、主として(1)上述した光照射ユニット1の数を合計8個備えている点、(2)紙面に対して左側から3個−2個−3個の配置(以下、3段配置という)で最密充填した立体配置としている点がヘッドランプ10と異なっている。なお、本実施形態のヘッドランプ20では、ヘッドランプ10が備えるフィン8を設けていないが、フィン8を設けるか否かは適宜選択できる。
(光照射ユニット1の詳細)
光照射ユニット1は、上述したように、405nmのレーザ光を出射する1W出力のものであり、合計8個設けられている。そのため、レーザ光の総出力は8Wとなる。
光照射ユニット1は、拡大レンズ3を介して、窓部6を通してレーザ光を発光部4に照射する。より具体的には、レーザ光は、後述する発光部4のほぼ中央付近(ハーフパラボラミラー5の焦点位置)を、2mmΦの面積で照射されるように光スポットが拡大される。3段配置の各光照射ユニット1から出射されるレーザ光は、窓部6を通して入射角30〜70°の範囲で発光部4に照射される。
(発光部4の詳細)
発光部4は、白色で発光するように、3種類のRGB蛍光体が混合されている。赤色蛍光体は、CaAlSiN:Euであり、緑色蛍光体は、β−SiAlON:Euであり、青色蛍光体は(BaSr)MgAl1017:Euである。
これらの蛍光体の粉末が樹脂(例えば、シリコーン樹脂)に均一に混ぜ込まれて金属ベース7上に塗布されている。
発光部4の形状は、例えば、底面の円の直径10mmΦ×厚さ0.1mmの円柱形状(円盤状)である。
(ハーフパラボラミラー5の詳細)
ハーフパラボラミラー5の開口部(紙面に対して右側)は、半径30mmの半円であり、ハーフパラボラミラー5の奥行き(紙面に対して左右方向の幅)は30mmである。発光部4は、ハーフパラボラミラー5の焦点位置に配置されている。
(金属ベース7の詳細)
金属ベース7は、銅からなるものであり、発光部4が配置される側の表面にアルミニウムが蒸着されている。これにより、金属ベース7で発光部4を冷却でき、発光部4の発光効率がレーザ光による温度上昇によって低下することを防止できる。
(ヘッドランプ20の効果)
ヘッドランプ20では、発光部4の上部を覆うようにハーフパラボラミラー5が設置されていることにより、発光部4から出射した蛍光のうち、その進路を制御できる蛍光の割合を高めることができ、発光部4からの蛍光の大部分をハーフパラボラミラー5で制御することができる。
なお、この場合でも、発光部4の側面から出射した蛍光(側方出射蛍光)は制御できす、正面以外に投光される可能性が高い。
しかしながら、発光部4の光照射面の面積がレーザ光のスポットの面積より大きいため、側方出射蛍光が少なくなる。それゆえ、上記構成により、ハーフパラボラミラー5により制御できない蛍光を低減でき、蛍光の利用効率を高めることができる。
また、ハーフパラボラミラー5の外部から、ハーフパラボラミラー5に設けられた窓部6を通して発光部4にレーザ光を照射できる。それゆえ、光照射ユニット1の配置の自由度を高めることができ、例えば、発光部4の光照射面に対するレーザ光の照射角度を好ましい角度に設定することが容易になる。
〔3.ヘッドランプ30の構成〕
次に、図6は、本発明のさらに他の実施形態であるヘッドランプ(車両用前照灯、照明装置)30の構成を示す模式図である。ヘッドランプ30は、発光部4から発生する蛍光を投光する照明装置である。
図6の(b)に示すように、ヘッドランプ30は、主として(1)上述した光照射ユニット1の数を合計5個備えている点、(2)ハーフパラボラミラー5の外面に沿って(紙面に対して上側から下側に向けて)各光照射ユニット1が配置され、複数の窓部6を通して発光部4にレーザ光を照射している点が、上述したヘッドランプ10と異なっている。
(光照射ユニット1の詳細)
光照射ユニット1は、405nmのレーザ光を出射する1W出力のものであり、合計5個設けられている。そのため、レーザ光の総出力は5Wとなる。
光照射ユニット1は、拡大レンズ3を介して、各光照射ユニット1に対応する合計5個の窓部6を通してレーザ光を発光部4に照射する。より具体的には、レーザ光は、後述する発光部4のほぼ中央付近(ハーフパラボラミラー5の焦点位置)を、底面の円の直径が2mmΦの円柱形状の発光部4の全体に照射されるように光スポットが拡大される。
(発光部4の詳細)
発光部4の構成材料は、ヘッドランプ20で説明したものと同じであるが、発光部4のサイズが異なっている。
本実施形態のヘッドランプ20の発光部4の形状およびサイズは、例えば、底面の円の直径2mmΦ×厚さ0.1mmの円柱形状(円盤状)である。
(ハーフパラボラミラー5の詳細)
本実施形態のヘッドランプ20のハーフパラボラミラー5の開口部(紙面に対して右側)は、半径25mmの半円であり、ハーフパラボラミラー5の奥行き(紙面に対して左右方向の幅)は45mmである。発光部4は、ハーフパラボラミラー5の焦点位置に配置されている。
(金属ベース7の詳細)
金属ベース7は、銅からなるものであり、発光部4が配置される側の表面にアルミニウムが蒸着されている。また、その裏側には、長さ25mm、幅1mmのフィン8が、5mm間隔で設けられている。これにより、発光部4からの熱や、レーザ光由来の熱を放熱する。
これにより、金属ベース7で発光部4を冷却でき、発光部4の発光効率がレーザ光による温度上昇によって低下することを防止できる。なお、金属ベース7とフィン8とは、一体として形成されていていてもよい。
(ヘッドランプ30の効果)
ヘッドランプ30では、発光部4の上部を覆うようにハーフパラボラミラー5が設置されていることにより、発光部4から出射した蛍光のうち、その進路を制御できる蛍光の割合を高めることができ、発光部4からの蛍光の大部分をハーフパラボラミラー5で制御することができる。
また、ヘッドランプ30では、他方向から発光部4の全体にレーザ光を照射するので、発光部4の発光効率をより高めることができる。
また、ハーフパラボラミラー5の外部から、ハーフパラボラミラー5に設けられた窓部6を通して発光部4にレーザ光を照射できる。それゆえ、光照射ユニット1の配置の自由度を高めることができ、例えば、発光部4の光照射面に対するレーザ光の照射角度を好ましい角度に設定することが容易になる。
〔4.ヘッドランプ40の構成〕
次に、図7は、本発明のさらに他の実施形態であるヘッドランプ(車両用前照灯、照明装置)40の構成を示す模式図である。ヘッドランプ40は、発光部4から発生する蛍光を投光する照明装置である。
図7に示すように、ヘッドランプ40は、光照射ユニット(光照射部)1a、発光部4、ハーフパラボラミラー5、金属ベース7およびフィン8を備えている。
また、光照射ユニット1aは、複数のLD(レーザ素子)2aと集光レンズ11とのセット、複数の光ファイバー12、拡大レンズ(増加率変更素子、レンズ)13、反射ミラー14を備える。本実施形態の光照射ユニット1aは、複数の光学部品で、光照射部を構成した場合の一例である。本実施形態の光照射ユニット1aのように、拡大レンズ3は、LD2aからのレーザ光を直接受けるものに限定されるものではなく、発光部4に照射されるレーザ光を制御するものであれば良い。
集光レンズ11は、LD2aから発振されたレーザ光を、光ファイバー12の一方の端部である入射端部に入射させるためのレンズである。LD2aと集光レンズ11とのセットは、複数の光ファイバー12のそれぞれと一対一で対応付けられている。すなわち、LD2aは、集光レンズ11を介して光ファイバー12と光学的に結合されている。
光ファイバー12は、LD2aが発振したレーザ光を発光部4へと導く導光部材である。この光ファイバー12は、中芯のコアを、当該コアよりも屈折率の低いクラッドで覆った2層構造を有しており、入射端部から入射したレーザ光は、光ファイバー12の内部を通り、他方の端部である出射端部から出射する。光ファイバー12の出射端部はフェルール等により束ねられている。
光ファイバー12の出射端部から出射から出射したレーザ光は、拡大レンズ13によって、直径2mmΦの光照射面を有する発光部4の全体に照射されるように拡大される。拡大されたレーザ光は、反射ミラー14によって反射されることで光路を変更し、ハーフパラボラミラー5の窓部6を通って発光部4へ導かれる。なお、レーザ光は、45°の角度で発光部4に照射される。
(LD2aの詳細)
LD2aは、上記光照射ユニット1のキャップ部の先端部に設けらていた拡大レンズ3が装着されていない通常の5mmΦの半導体レーザパッケージである。また、LD2aは、405nmのレーザ光を出射する1W出力のものであり、合計8個設けられている。そのため、レーザ光の総出力は8Wとなる。
(発光部4の詳細)
発光部4の構成材料は、ヘッドランプ20で説明したものと同じであるが、発光部4のサイズが異なっている。発光部4の形状およびサイズは、例えば、直径2mmΦで、厚さ0.2mmの円柱形状(円盤状)である。
(ハーフパラボラミラー5の詳細)
ハーフパラボラミラー5の開口部は、半径30mmの半円であり、ハーフパラボラミラー5の奥行きは30mmである。発光部4は、ハーフパラボラミラー5の焦点位置に配置されている。
(金属ベース7の詳細)
金属ベース7は、銅からなるものであり、発光部4が配置される側の表面にアルミニウムが蒸着されている。これにより、金属ベース7で発光部4を冷却でき、発光部4の発光効率がレーザ光による温度上昇によって低下することを防止できる。金属ベース7の裏側には、長さ30mm、幅1mmのフィン8が、5mm間隔で設けられている。なお、金属ベース7とフィン8とは、一体として形成されていていてもよい。
(ヘッドランプ40の効果)
ヘッドランプ40では、発光部4の上部を覆うようにハーフパラボラミラー5が設置されていることにより、発光部4から出射した蛍光のうち、その進路を制御できる蛍光の割合を高めることができ、発光部4からの蛍光の大部分をハーフパラボラミラー5で制御することができる。
また、ハーフパラボラミラー5の外部から、ハーフパラボラミラー5に設けられた窓部6を通して発光部4にレーザ光を照射できる。それゆえ、光照射ユニット1aの配置の自由度を高めることができ、例えば、発光部4の光照射面に対するレーザ光の照射角度を好ましい角度に設定することが容易になる。
〔5.ヘッドランプ50の構成〕
次に、図8は、本発明のさらに他の実施形態のヘッドランプ(車両用前照灯、照明装置)50を示す模式図である。ヘッドランプ50は、発光部4から発生する蛍光を投光する照明装置である。
図8に示すように、ヘッドランプ50は、光照射ユニット(光照射部)1b、発光部4、ハーフパラボラミラー5および金属ベース7を備えている。
また、光照射ユニット1bは、合計10個のLD2aと集光レンズ11とのセット、10個の光ファイバー12、拡大レンズ13および反射ミラー14を備えている。
ヘッドランプ50では、金属ベース7に開口部7aが設けられており、この開口部7aを通して、発光部4の紙面に対して底面側からレーザ光を照射する。
それゆえ、ハーフパラボラミラー5に窓部6を形成する必要がなくなり、ハーフパラボラミラー5の反射面の面積を実質的に増やすことができ、制御できる蛍光の量を増やすことができる。本実施形態の光照射ユニット1bのように、発光部4の光照射面は、ハーフパラボラミラー5に対向する面だけでなく、ハーフパラボラミラー5側からは見えない、隠れた面であっても良い。
なお、発光部4は、図8に示すように金属ベース7の開口部7aよりも大きく、当該開口部7aを覆うように配置されていてもよいし、開口部7aとほぼ同じ大きさの発光部4が当該開口部7aにはめ込まれていてもよい。
集光レンズ11および光ファイバー12については、上述したとおりである。
光ファイバー12の出射端部から出射から出射したレーザ光は、拡大レンズ13を介して、開口部7aを通してレーザ光を発光部4に照射される。より具体的には、レーザ光は、後述する発光部4のほぼ中央付近(ハーフパラボラミラー5の焦点位置)を、2mmΦの面積で照射されるように光スポットが拡大される。
拡大されたレーザ光は、反射ミラー14によって反射されることで光路を変更し、金属ベース7の開口部7aを通って発光部4へ導かれる。なお、レーザ光は、90°の角度で発光部4に照射される。
なお、本実施形態のヘッドランプ50では、発光部4の光照射面の面積がレーザ光のスポットの面積より大きいため、側方出射蛍光が少なくなる。それゆえ、上記構成により、ハーフパラボラミラー5により制御できない蛍光を低減でき、蛍光の利用効率を高めることができる。
(LD2aの詳細)
LD2aは、上述したキャップ部に拡大レンズ13が装着されていない5mmΦの通常の半導体レーザパッケージである。また、LD2aは、405nmのレーザ光を出射する1W出力のものであり、合計10個設けられている。そのため、レーザ光の総出力は10Wとなる。
(発光部4の詳細)
発光部4の構成材料は、ヘッドランプ20で説明したものと同じであるが、発光部4のサイズが異なっている。発光部4の形状およびサイズは、例えば、直径5mmΦで、厚さ0.1mmの円柱形状(円盤状)である。
発光部4は、蛍光体を焼結させて固めている。
(ハーフパラボラミラー5の詳細)
ハーフパラボラミラー5の開口部は、半径30mmの半円であり、ハーフパラボラミラー5の奥行きは30mmである。発光部4は、ハーフパラボラミラー5の焦点位置に配置されている。
(金属ベース7の詳細)
金属ベース7は、表面が銀コーティングされた金属製ミラーである。金属ベース7の裏側には、長さ30mm、幅1mmのフィン8が、5mm間隔で設けられている。なお、金属ベース7とフィン8とは、一体として形成されていていてもよい。
(ヘッドランプ50の効果)
ヘッドランプ40では、発光部4の上部を覆うようにハーフパラボラミラー5が設置されていることにより、発光部4から出射した蛍光のうち、その進路を制御できる蛍光の割合を高めることができ、発光部4からの蛍光の大部分をハーフパラボラミラー5で制御することができる。
また、ハーフパラボラミラー5にレーザ光を透過させる開口部を形成する必要がなくなり、ハーフパラボラミラー5の反射面の面積を実質的に増やすことができ、制御できる蛍光の量を増やすことができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した実施形態および各実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のレーザ素子および発光装置は、車両用前照灯のみならず、その他の照明装置に適用することができる。その他の照明装置の一例としては、ダウンライトを挙げることができる。ダウンライトは、家屋、乗物などの構造物の天井に設置される照明装置である。さらに、その他にも、本発明の照明装置は、車両以外の移動物体(例えば、人間・船舶・航空機・潜水艇・ロケットなど)のヘッドランプとして実現されてもよいし、サーチライト、プロジェクタ、ダウンライト以外の室内照明器具(スタンドランプなど)として実現されてもよい。
1 光照射ユニット(光照射部、レーザ素子)
1a 光照射ユニット(光照射部)
1b 光照射ユニット(光照射部)
2 レーザパッケージ(筐体)
2a LD(レーザ素子)
3 拡大レンズ(増加率変更素子、レンズ)
4 発光部
5 ハーフパラボラミラー(反射鏡)
6 窓部
7 金属ベース(熱伝導部材)
7a 開口部
10 ヘッドランプ(発光装置、車両用前照灯)
13 拡大レンズ(増加率変更素子、レンズ)
20 ヘッドランプ(発光装置、車両用前照灯)
30 ヘッドランプ(発光装置、車両用前照灯)
40 ヘッドランプ(発光装置、車両用前照灯)
50 ヘッドランプ(発光装置、車両用前照灯)
LC レーザチップ(レーザ光源)
P 発光点

Claims (15)

  1. レーザ光が照射されることにより蛍光を発生する発光部と、
    伝播方向に対してビーム径が単調に増加するレーザ光を上記発光部の光照射面に照射する光照射部とを備えていることを特徴とする発光装置。
  2. 上記発光部の上記光照射面に照射されるレーザ光のスポットの面積が、上記レーザ光を出射するレーザ光源の発光点の発光面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 上記光照射部は、
    上記レーザ光源から出射されたレーザ光の伝播方向に対するビーム径の増加率を減少させて出射する増加率変更素子を備えることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  4. 上記増加率変更素子は、上記レーザ光源から出射されるレーザ光の光路上に配置されたレンズであり、
    上記レンズを透過した後のレーザ光のビーム径が単調に増加することを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 上記レーザ光源から上記レンズに入射するレーザ光のスポットの面積が、上記発光部の上記光照射面の面積よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の発光装置。
  6. 上記光照射部は、上記レーザ光源を格納する筐体を備え、
    上記筐体と上記増加率変更素子とが一体化されていることを特徴とする請求項3から5までのいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 上記発光部から発生した蛍光を反射する反射鏡を備え、
    上記発光部における上記光照射面の上方に上記反射鏡の一部が配置されており、
    上記発光部の上記光照射面に照射された上記レーザ光のスポットの面積が上記光照射面よりも小さいことを特徴とする請求項2から6までのいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 上記反射鏡は、放物線の対称軸を回転軸として当該放物線を回転させることによって形成される回転放物面を、上記回転軸を含む平面で切断することによって得られる部分曲面の少なくとも一部を反射面として有していることを特徴とする請求項7に記載の発光装置。
  9. 上記レーザ光源は、上記反射鏡の外部に配置されており、
    上記レーザ光を透過または通過させる窓部が上記反射鏡に設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載の発光装置。
  10. 上記発光部は、熱伝導部材によって支持されていることを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載の発光装置。
  11. 上記熱伝導部材には、開口部が形成されており、上記レーザ光は、当該開口部を通して上記発光部に照射されることを特徴とする請求項10に記載の発光装置。
  12. 請求項1から11までのいずれか1項に記載の発光装置を含むことを特徴とする車両用前照灯。
  13. 請求項1から11までのいずれか1項に記載の発光装置を含むことを特徴とする照明装置。
  14. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    上記レーザ光源から出射されるレーザ光の光路上に配置されたレンズであって、上記レンズを透過した後のレーザ光の伝播方向に対するビーム径が単調に増加するレンズとを備えていることを特徴とするレーザ素子。
  15. 上記レーザ光源を格納する筐体を備え、
    上記筐体と上記レンズとが一体化されていることを特徴とする請求項14に記載のレーザ素子。
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