JP2012098870A - テスト結果照合システム、方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
本テスト結果照合システム100は、対象プログラムの入力と出力の照合を含むテスト(検証)の作業を実施支援するシステムであり、入力に関する画面入力や帳票入力を含む入力形態に応じて、必要情報を抽出し入力情報ファイル5として保持する処理、及び出力に関する画面出力や帳票出力を含む出力形態に応じて、必要情報を抽出し出力情報ファイル6として保持する処理を行う入出力情報取得部4、入力情報ファイル5・出力情報ファイル6を用いて、入力と出力の照合に関する自動的な比較の処理を行って、正常/エラーの区分を含む比較結果一覧情報14を出力する処理を行う入出力比較部12、等を有する。
【選択図】図2
Description
図1は、本実施の形態のシステム(テスト結果照合システム)100を含む全体構成例を示している。図1のように、本実施の形態のシステム100は、サーバ200(コンピュータ)上の情報処理システムとして構成され、本システム100の範囲外には、外部ファイル1、端末2、ファイル仕様書3、及びプログラム格納領域16、等が存在する。
図2は、本実施の形態のシステム100での処理概要(処理動作例)を示す(サーバ200の外部は省略)。まず端末2より入力された情報(端末入力データ)や、端末2へ出力された情報を、データ化し、外部ファイル1として準備する。外部ファイル1には、端末入力データや、検証対象のプログラム等の入力となるデータを設定する。
図3(a)は、端末2(PC等)の入力画面から入力情報(外部ファイル1(入力))を取得・作成する場合のイメージを示す。各項目の項目名及び設定値を、外部ファイル1のレイアウトイメージで示すように取得する。同様に、図3(b)は、MT(磁気テープ)記録情報から入力情報(外部ファイル1(入力))を取得・作成する場合のイメージを示す。
図4(a),(b)は、入力情報の場合(図3)と同様に、出力情報における外部ファイル1の取得・作成のイメージを示す。
図5は、ファイル仕様書3の具体的なサンプルのイメージを示す。各項目(項目名)に対し、属性、桁数、初期値、等が設定されている。図示の通り、本例では、D_Cは一意の連番、NAMEは氏名漢字、N_KANAは氏名カナ、ZIP_Cは郵便番号、ADDRESSは住所、TEL_NOは電話番号が設定される。
図6は、入出力情報取得部4の処理動作を示す(Sは処理ステップを表す)。入出力情報取得部4では、外部ファイル1として保持した入出力データを取り込み(S101)、ファイル仕様書3を参照(ファイル仕様書3と突合せ)し、必要情報、各項目に対する属性や初期値などを設定する(S102)。
図7(a)は、入力情報ファイル5のデータ項目定義を示す。本例では、外部ファイル1より入出力情報取得部4にて図7(a)に示すデータを選択し、取得し、属性等を設定する。図7(b)は、それにより得た、具体的な入力情報ファイル5のイメージを示す。
同様に、図8(a)は、出力情報ファイル6のデータ項目定義を示し、図8(b)は、それにより得た、具体的な出力情報ファイル6のイメージを示す。
図9は、関連情報登録部7の処理動作を示す。関連情報登録部7では、まず入力情報ファイル5、出力情報ファイル6を取り込む(S201)。次に、関連情報DB9の累積ファイル(関連情報ファイル(B)10)を活用する(Y)か否(N)かを、端末2よりユーザが選択する(S202)。当該関連情報ファイル(B)10を使用しない場合(N)、入力情報ファイル5、出力情報ファイル6を元に、関連情報ファイル(A)8を作成する(S203)。次に、当該関連情報ファイル(A)8を編集する(S204)。編集が完了すると、当該関連情報ファイル(A)8を出力する(S205)。
図10は、関連情報ファイル(A)8の具体的なイメージを示す。関連情報ファイル(B)10も同様のフォーマットである。本ファイルフォーマットでは、入力情報ファイル5、出力情報ファイル6の各項目同士の、(a)突合種別、(b)相関情報、(c)出力形式を設定する。
図11は、出力値演算ファイル11として作成された具体的なイメージを示す。当該ファイルの名称は、先述の関連情報ファイル(A)8の「相関情報」の欄に参照先ファイルとして設定する。本例では、ZIP_Cの相関情報を示すaddress_comp.txtを示す。図示のように、入力(IN)の住所情報に応じて出力(OUT)の郵便番号情報が決定される。
図12は、入出力比較部12の処理動作を示す。入出力比較部12では、まず入力情報ファイル5、出力情報ファイル6、関連情報ファイル(A)8、及び出力値演算ファイル11を取り込む(S301)。次に、入力情報ファイル5、関連情報ファイル(A)8の先頭記録、先頭項目を読み込み(S302)、「突合種別」が何であるかを判定する(S303)。
図13(a)は、算出結果ファイル13の具体的なイメージその1を示す。算出結果ファイル13には、入力情報ファイル5、出力情報ファイル6、関連情報ファイル(A)8の値は設定されず、前述(図12)の通り、入力情報ファイル5及び関連情報ファイル(A)8を用いて取得した算出結果が設定される。
図14は、比較結果一覧14の出力例のイメージその1を示す。本例では、差異を表現するため、「002」の「ZIP_C」を「出力形式」=1の場合のエラー(×)とし、「003」の「TEL_NO」を「出力形式」=2の場合の「要確認」(△)としている。
図16は、影響箇所検索部15の処理動作を示す。比較結果一覧14の項目別集計を読込み(S401)、比較結果一覧14の先頭項目の情報を取得する(S402)。先頭項目の情報について、「シュツリョクケイシキ」(出力形式)が“0”(突合せの対象外)であるかどうか判断を行い(S403)、“0”以外である場合(N)、「シュツリョクケイシキ」が“2”(要確認を影響調査検索の対象とする)であるか判定を行う(S404)。
図17(a)は、検索結果ファイル17の具体的なイメージその1を示す。データ項目に対し、エラーが存在しなかった場合は、「*****セ゛ンケンセイシ゛ョウ*****」(全件正常)と出力され、エラーが存在した場合は、該当項目を使用するP-ID、項目名が記載されている行数、及び各行の内容を設定する。
図18は、プログラム情報ファイル18の具体的なイメージを示す。プログラム情報ファイル18には、各プログラムの基本情報(P-IDやプログラム名称、業務名、サブシステム名、(今回)改修有無、担当者名など)が設定されている。
図19は、不良箇所候補編集部19の処理動作を示す。なお以下でプログラム情報ファイル18には重複するP-IDは存在しないものとする。まず、検索結果ファイル17とプログラム情報ファイル18を読込み(S501)、検索結果ファイル17の先頭項目を読込む(S502)。
図20(a)は、不良箇所候補一覧20の具体的なイメージその1を示す。不良箇所候補一覧20は、検索結果ファイル17から比較し、各プログラムの詳細情報が設定されている。
以上のように、本実施の形態の構成によれば、処理の入力、出力となるデータ情報(5,6)を取得し、入出力の関連情報(8,10)をもとに、機械的に出力情報の妥当性確認を行うことが可能となる。それにより、高効率で信頼性の高い検証作業を実施することができる。
Claims (8)
- コンピュータの情報処理を用いて、対象プログラムの入力と出力の照合を含むテストの作業を実施支援するテスト結果照合システムであって、
前記入力に関する画面入力や帳票入力を含む入力形態に応じて、前記テストの必要情報をデータ情報として抽出し入力情報ファイルとして保持する処理を行う入出力情報取得部と、
前記入力情報ファイルを用いて、前記入力と出力の照合に関する自動的な比較の処理を行って、正常/エラーの区分を含む比較結果一覧情報を出力する処理を行う入出力比較部と、を有すること、を特徴とするテスト結果照合システム。 - コンピュータの情報処理を用いて、対象プログラムの入力と出力の照合を含むテストの作業を実施支援するテスト結果照合システムであって、
前記出力に関する画面出力や帳票出力を含む出力形態に応じて、前記テストの必要情報をデータ情報として抽出し出力情報ファイルとして保持する処理を行う入出力情報取得部と、
前記出力情報ファイルを用いて、前記入力と出力の照合に関する自動的な比較の処理を行って、正常/エラーの区分を含む比較結果一覧情報を出力する処理を行う入出力比較部と、を有すること、を特徴とするテスト結果照合システム。 - コンピュータの情報処理を用いて、対象プログラムの入力と出力の照合を含むテストの作業を実施支援するテスト結果照合システムであって、
前記入力に関する画面入力や帳票入力を含む入力形態に応じて、前記テストの必要情報をデータ情報として抽出し入力情報ファイルとして保持する処理、及び、前記出力に関する画面出力や帳票出力を含む出力形態に応じて、前記テストの必要情報をデータ情報として抽出し出力情報ファイルとして保持する処理、を行う入出力情報取得部と、
前記入力情報ファイル及び出力情報ファイルを用いて、前記入力と出力の照合に関する自動的な比較の処理を行って、正常/エラーの区分を含む比較結果一覧情報を出力する処理を行う入出力比較部と、を有すること、を特徴とするテスト結果照合システム。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のテスト結果照合システムにおいて、
前記入出力情報取得部による入力と出力のデータ情報を相関関係で関連付けて関連情報ファイルとして登録する処理を行う関連情報登録部を有し、
前記入出力比較部は、前記入力と出力のデータ情報と、前記関連情報ファイルとを用いて、前記関連情報ファイルの内容に従って前記入力と出力のデータ情報を照合し、当該照合結果の情報を前記比較結果一覧情報として出力すること、を特徴とするテスト結果照合システム。 - 請求項4記載のテスト結果照合システムにおいて、
前記関連情報登録部は、前記関連情報ファイルをデータベースに蓄積し、各回のテストの際に、前記データベースに蓄積されている関連情報ファイルを用いて、参照または更新することにより、前記入出力比較部での照合に用いる関連情報ファイルを作成可能であること、を特徴とするテスト結果照合システム。 - 請求項3記載のテスト結果照合システムにおいて、
前記入出力比較部による照合の結果、不良ないしエラーが存在するデータ項目について、当該データ項目の名称ないしIDをキーとして前記対象プログラムを検索し、該当または影響するプログラム名称や当該データ項目が使用されている行を含む検索結果情報を出力する影響箇所検索部と、
前記検索結果情報と、前記対象プログラムの基本情報を含んだプログラム情報ファイルとを用いて、不良ないしエラーの存在する可能性があると判断される不良箇所候補となるプログラム及び行を決定してその一覧情報を作成し出力する不良箇所候補編集部と、を有すること、を特徴とするテスト結果照合システム。 - コンピュータの情報処理を用いて、対象プログラムの入力と出力の照合を含むテストの作業を実施支援するテスト結果照合方法であって、
前記入力に関する画面入力や帳票入力を含む入力形態に応じて、前記テストの必要情報をデータ情報として抽出し入力情報ファイルとして保持する処理、及び、前記出力に関する画面出力や帳票出力を含む出力形態に応じて、前記テストの必要情報をデータ情報として抽出し出力情報ファイルとして保持する処理、を行う入出力情報取得ステップと、
前記入力情報ファイル及び出力情報ファイルを用いて、前記入力と出力の照合に関する自動的な比較の処理を行って、正常/エラーの区分を含む比較結果一覧情報を出力する処理を行う入出力比較ステップと、を有すること、を特徴とするテスト結果照合方法。 - 対象プログラムの入力と出力の照合を含むテストの作業を実施支援する情報処理をコンピュータに実行させるテスト結果照合プログラムであって、
前記入力に関する画面入力や帳票入力を含む入力形態に応じて、前記テストの必要情報をデータ情報として抽出し入力情報ファイルとして保持する処理、及び、前記出力に関する画面出力や帳票出力を含む出力形態に応じて、前記テストの必要情報をデータ情報として抽出し出力情報ファイルとして保持する処理、を含む入出力情報取得処理と、
前記入力情報ファイル及び出力情報ファイルを用いて、前記入力と出力の照合に関する自動的な比較の処理を行って、正常/エラーの区分を含む比較結果一覧情報を出力する処理を含む入出力比較処理と、をコンピュータに実行させること、を特徴とするテスト結果照合プログラム。
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