JP2012096665A - 車両用荷物棚 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ルーフ(2)上にエアコンユニット(4)を備えた車両(1)の車両用荷物棚(10)であって、前記ルーフを支持するフレーム(12,14)と、荷物棚の棚本体(18)を支持するラックブラケット(16,34)と、ラックブラケットとルーフとの間に取り付けられ、エアコンユニットと連通されたエアコンダクト(20)を区画するパネル(22,24,26,36)とを備え、ラックブラケットとフレームとの間に架設される補強部材(32,40)を具備する。
【選択図】図3
Description
また、エアコンダクトはパネルによって区画された連通路によってエアコンユニットと連通され、この連通路の存する位置においてラックブラケットはパネルのみによって支持されるため、荷物棚の剛性が著しく低下し、荷物棚の振動が特に激しいとの問題がある。
請求項3記載の発明は、フレームは車体側部に配されるサイドフレームであり、パネルはラックブラケットからサイドフレームに向け車幅方向に延設されるローアーパネルであり、補強部材はラックブラケットとサイドフレームとの間に架設されることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、エアコンダクトは天井室内パネルによって区画された連通路によってエアコンユニットと連通され、補強部材は連通路の存する位置に設けられることを特徴としている。
請求項2記載の発明によれば、補強部材はエアコンダクト内に設けられるため、補強部材を設置するためのスペースを要することなく、また、見栄え良く荷物棚の振動を抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、補強部材はラックブラケットとアッパーフレームとの間に架設されるため、荷物棚の特に車高方向の振動を効果的に抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、補強部材はエアコンダクトを流れる空気の空気流に沿って開口した開口部を有するため、補強部材の重量を低減し、荷物棚の軽量化を図りつつその剛性を高めることができ、また、エアコンダクトを流れる空気の空気流を妨げることなく荷物棚の振動を効果的に抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る荷物棚を備えた車両の一例として、観光バス1の外観斜視図を示している。この観光バス1は、車両のルーフ2上にエアコンユニット4を備え、車両前方の左側側部にドア6を有し、車両前方右側に運転席8を有する。ドア4を開けて図示しないステップを上がった右手側には、車両の略中心を通って後方まで延びた図示しない通路がある。そして、通路を挟んで車幅方向両側に図示しない複数の座席が設けられている。
図2は、図1の上方からバス1の一部を透視した平面図である。ルーフ2は車両前後方向に延びるサイドフレーム12と、アッパーフレーム14とを含む複数のフレームで支持されている。サイドフレーム12は車体側部に配置され、窓ガラスが嵌め込まれる窓枠部材としても利用されている。また、アッパーフレーム14は車体頂部に配置され、ルーフ2本体、及びルーフ2上に配置されるエアコンユニット4の荷重を支えている。尚、本実施形態の説明で詳述するのは図2中aで示す領域であり、エアコンユニット4はルーフ2上の2つの領域a間に配置される。
荷物棚10は、ラックブラケット16とラックパネル(棚本体)18とから構成されている。ラックブラケット16は、アルミダイキャスト等の金属により形成され、A−A断面でみて略U字形をなしている。また、ラックブラケット16は、その略U字形における開口が車室の通路側に向けられ、サイドフレーム12側の車両側部との間にエアコンユニット4と連通するエアコンダクト20のスペースを確保し、車両前後方向に沿って互いに間隔を開けて複数本車体に取り付けられている。
エアコンダクト20は、何れも樹脂製のアッパーパネル22、ローアーパネル24、サイドパネル26によって区画形成される。アッパーパネル22は、サイドフレーム12の上端部からラックブラケット16の上部16bに至るまでルーフ2に沿うように湾曲して車幅方向に延設されている。
図4は、図2のB−Bにおいて車両の進行方向を向いて左側の荷物棚10を車両の後方からみた断面図である。
エアコンユニット4から延設されるダクト39は、アッパーパネル22、ローアーパネル24と共にエアコンダクト20を区画しつつ、ルーフ2に沿って湾曲されることによってエアコンユニット4に連通される連通路38を区画している。ダクト39はルーフ2の開口に向けて連通路38を区画しながら車室の通路側に延設され、ルーフ2に取り付けられていない。このように形成された連通路38を介し、エアコンユニット4で空調された空気が車両前後方向に延びるエアコンダクト20に送風され、各空気吹出口から吹き出される。
図5は、荷物棚10の組み立て段階において図3をC方向からみた斜視図である。本段階においては、先ず、カーテンレール28の上からサイドフレーム12に第1リンフォース32のサイドフレーム側取付部品42をネジ止めで仮固定する。
図8は、図7の次の組み立て段階を図4のE方向からみた斜視図である。角度規定部品56にはラックブラケット34の側部34cがネジ止めで仮固定される。ラックブラケット34の側部34cから下部34aにかけての下面34dには溝62が形成され、溝62には上突部58aが嵌め合わされ、下面34dには横突部58bが当接される。そして、角度規定部品56及びラックブラケット34の位置及び角度を調整することによりラックブラケット34が正規の角度で取り付けられる。更に図3における箇所の第1リンフォース32もラックブラケット16にネジ止めで仮固定し、第1及び第2リンフォース32,40及びラックブラケット34,16の位置及び角度調整が終了すると、仮止めしている各ネジを本締めし、荷物棚10の組立が完了する。
特に第2リンフォース40は天井室内パネル36によって区画された連通路38の存する位置に設けられることにより、連通路38が区画される位置において荷物棚10の剛性を効果的に高めることができ、バス走行時の荷物棚10の振動をより一層効果的に抑制することができる。
例えば、本実施形態の第1及び第2リンフォース32,40の配置に限定されるものではなく、図3の箇所において第2リンフォース40を設けても良いし、図4の箇所において第1及び第2リンフォース32,40の何れか1つだけ設けるようにしても良い。更に、3つ以上のリンフォースを設けるようにしても良い。
更に、本発明は観光バス1以外の路線バスやバス以外の車両用の荷物棚にも適用可能であることは勿論である。
2 ルーフ
4 エアコンユニット
10 荷物棚
12 サイドフレーム(フレーム)
14 アッパーフレーム(フレーム)
16 ラックブラケット
18 ラックパネル(棚本体)
20 エアコンダクト
22 アッパーパネル(パネル)
24 ローアーパネル(パネル)
26 サイドパネル(パネル)
32 第1リンフォース(補強部材)
34 ラックブラケット
36 天井室内パネル(パネル)
38 連通路
39 ダクト
40 第2リンフォース(補強部材)
52 開口部
60 開口部
Claims (6)
- ルーフ上にエアコンユニットを備えた車両の車両用荷物棚であって、
前記ルーフを支持するフレームと、
前記荷物棚の棚本体を支持するラックブラケットと、
前記ラックブラケットと前記ルーフとの間に取り付けられ、前記エアコンユニットと連通されたエアコンダクトを区画するパネルとを備え、
前記ラックブラケットと前記フレームとの間に架設される補強部材を具備することを特徴とする車両用荷物棚。 - 前記補強部材は前記エアコンダクト内に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用荷物棚。
- 前記フレームは車体側部に配されるサイドフレームであり、
前記パネルは前記ラックブラケットから前記サイドフレームに向け車幅方向に延設されるローアーパネルであり、
前記補強部材は前記ラックブラケットと前記サイドフレームとの間に架設されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用荷物棚。 - 前記フレームは車体頂部に配されるアッパーフレームであり、
前記パネルは前記ラックブラケットから前記アッパーフレームに向け車高方向に延設される天井室内パネルであり、
前記補強部材は前記ラックブラケットと前記アッパーフレームとの間に架設されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両用荷物棚。 - 前記エアコンダクトは前記天井室内パネルによって区画された連通路によって前記エアコンユニットと連通され、
前記補強部材は前記連通路の存する位置に設けられることを特徴とする請求項4に記載の車両用荷物棚。 - 前記補強部材は前記エアコンダクトを流れる空気の空気流に沿って開口した開口部を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の車両用荷物棚。
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JP2020104543A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | トヨタ紡織株式会社 | 車内照明装置 |
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JPH02263U (ja) * | 1988-06-14 | 1990-01-05 | ||
JP2002120541A (ja) * | 2000-10-16 | 2002-04-23 | Hino Motors Ltd | 荷物棚付きバスのクーラダクトの取付構造 |
JP2008290694A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Kia Motors Corp | バス車両のルーフエアコン |
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