JP2012093440A - 投写型表示装置 - Google Patents

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健太 佐久間
Hiromitsu Gishi
宏充 義之
太一 ▲吉▼村
Taichi Yoshimura
Atsushi Kubo
敦志 久保
Hiroshi Hayashi
博士 林
Koji Shiraito
浩二 白糸
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Abstract

【課題】被装着物の本体キャビネット内への装着と、被装着物を出し入れする開口を覆うカバーの閉鎖とを、1つの検出器にて検出できる投写型表示装置を提供する。
【解決手段】上キャビネット3の裏面には、カバーストッパー110が設けられている。フィルタユニット700がフィルタ収容部602内に装着されていないときには、カバーストッパー110の突起部111がガイド溝104内に張り出す。ランプ用カバー5の係止部506が突起部111に当接するため、ランプ用カバー5は最後まで閉じられない。一方、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に装着されると、押圧片716が支持部112の先端部を下方に押し、突起部111がガイド溝104内から抜け出る。この場合、係止部506が突起部111に当接しないので、ランプ用カバー5は最後まで閉じられ、検出スイッチ107によりランプ用カバー5の閉鎖が検出される。
【選択図】図10

Description

本発明は、光源からの光を光変調素子によって変調し、被投写面に投写する投写型表示装置に関する。
従来、液晶プロジェクタ等の投写型表示装置(以下、「プロジェクタ」という)では、液晶パネルなどの光変調素子よって変調された光が、投写レンズによって被投写面に投写される。光源や光変調素子は経年劣化を生じ得る。劣化により適正な動作が行われなくなれば、光源や光変調素子を新しいものに交換する必要がある。
また、かかるプロジェクタでは、光源や光変調素子などにおいて発熱が生じる。このため、プロジェクタには、これら発熱部を、外部から取り込んだ空気によって冷却する冷却装置が備えられる。冷却装置の上流側には、外気に含まれる埃等を除去するため、フィルタが配される。フィルタが目詰まりした場合には、フィルタを掃除したり交換したりする必要がある。
光源、光変調素子、フィルタなどの被装着物は、本体キャビネットに設けられた開口と通じて本体キャビネット内に収容され得る。この場合、開口はカバーによって開閉され得る(たとえば、特許文献1参照)。
上記のような構成とした場合、被装着物が本体キャビネット内に装着され、カバーが完全に閉じられた状態で、運転が行われる必要がある。そこで、被装着物が本体キャビネットに装着されたか否か、および、カバーが完全に閉じられたか否かを検出するために、マイクロスイッチなどの検出スイッチが設けられ得る。この場合、通常、被装着物とカバーとにそれぞれ対応するように、2つの検出スイッチが設けられる。
なお、カバー開閉検出装置において、2つのカバーの開閉を1つの検出スイッチにて検出するような構成が採られている。たとえば、開閉検出スイッチを切り替えるための切替部材が設けられるとともに、一方のカバーには、当該カバーが閉じられると切替部材を変位させる第1の作動部材が設けられる。第1の作動部材のみによる切替部材の変位では、開閉検出スイッチは切り替わらない。他方のカバーには、当該カバーが閉じると、第1の作動部材の押圧力を増大させる第2の作動部材が設けられる。双方のカバーが閉じると、第2の作動部材により第1の作動部材の押圧力が増大して、切替部材が大きく変位し、開閉検出スイッチが切り替わる(たとえば、特許文献2参照)。
特開2004−252473号公報 特開平08−171836号公報
上記のように、検出スイッチを2つ設ける場合には、比較的大きなコストアップにつながってしまう。よって、上記カバー開閉検出装置のように、1つの検出スイッチのみが用いられる構成とすることが望ましい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、被装着物の本体キャビネット内へ
の装着と、被装着物を出し入れする開口を覆うカバーの閉鎖とを、1つの検出器にて検出できる投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明の投写型表示装置は、本体キャビネットに形成された開口と、前記開口を通じて前記本体キャビネット内に装着される被装着物と、前記開口を覆うカバーと、前記カバーの閉鎖を検出する検出器と、前記カバーが閉じられたときに互いに当接して、前記検出器により前記閉鎖が検出される位置まで前記カバーが閉じられるのを阻止する第1の当接部および第2の当接部とを備える。ここで、前記第1の当接部は、前記被装着物が前記本体キャビネット内に装着されていないときには、前記カバーが閉じられたときに前記第2の当接部に当接するライン上に位置するとともに、前記ラインから外れる位置に退避が可能な構成とされる。そして、前記被装着物が前記本体キャビネット内に装着されているときには、前記第1の当接部を前記ラインから外れる位置に退避させる退避部をさらに備える。
本発明の投写型表示装置によれば、被装着物が本体キャビネット内に装着された後にカバーが閉じられることによって、検出部によりカバーの閉鎖が検出される。よって、被装着物の装着とカバーの閉鎖とを、1つの検出器にて検出することができる。
本発明の投写型表示装置において、前記第1の当接部は前記本体キャビネットに設けられ、前記第2の当接部は前記カバーに設けられ得る。この場合、前記第1の当接部は、前記第1の当接部が前記ラインから外れる方向に変位が可能な支持部により支持され得る。さらに、前記退避部は、前記被装着物が前記本体キャビネットに装着されたときに前記支持部を押すことにより、前記第1の当接部を前記ラインから外れる位置に退避させる押圧部を含み得る。
このような構成とすれば、被装着物が本体キャビネット内に装着されると、押圧部によって支持部が押され、これにより、支持部とともに第1の当接部が移動して、第1の当接部が第2の当接部の移動経路上から退避される。よって、第2の当接部が第1の当接部に当接することなく、カバーが最後まで閉じられる。
また、このような構成とした場合、前記支持部は梁状に形成されるとともに、前記支持部の一端部が前記本体キャビネット側に固定され得る。この場合、前記支持部の他端部が前記押圧部に押圧されると、前記支持部が前記一端部を支点にして撓み、前記第1の当接部が前記ラインから外れる。
このような構成とすれば、バネ等の別部材を用いることなく、支持部を弾性的に変位させることができ、構成を簡略化できる。
本発明の投写型表示装置において、前記カバーは、前記開口が形成された前記本体キャビネットの一つの側面に沿ってスライド可能な構成とされ得る。この場合、前記側面には、前記カバーがスライドする方向に延びる溝部が形成され得る。また、前記第2の当接部は、前記溝部に挿入され、前記カバーがスライドする際に前記溝部内を案内されるガイド部を含み得る。このとき、前記第1の当接部は、前記溝部に張り出して前記ガイド部に当接する。
このような構成とすれば、スライドする際のカバーの案内に用いられるガイド部を第2の当接部として利用できるので、構成を簡略化できる。
本発明の投写型表示装置において、前記第1の当接部は前記カバーに設けられ、前記第
2の当接部は前記本体キャビネットに設けられ得る。この場合、前記第1の当接部は、前記第1の当接部が前記ラインから外れる方向に変位が可能な支持部により支持され得る。さらに、前記退避部は、前記カバーの閉鎖に伴って前記第2の当接部へ向かう前記第1の当接部を前記ラインから外れる位置に退避させる案内面を含む構成とされ得る。
このような構成とすれば、被装着物が本体キャビネット内に装着された状態でカバーが閉じられていくと、第1の当接部は、第2の当接部に当接する前に、案内面によって、第2の当接部へ当接するラインから外れ、第2の当接部の横を通過する。これにより、第1の当接部が第2の当接部に当接することなく、カバーが最後まで閉じられる。
また、このような構成とした場合、前記支持部は梁状に形成されるとともに、前記支持部の一端部が前記カバー側に固定され得る。この場合、前記第1の当接部が前記案内面に沿うことにより、前記支持部が前記一端部を支点にして撓み、前記第1の当接部が前記ラインから外れる。
このような構成とすれば、バネ等の別部材を用いることなく、支持部を弾性的に変位させることができ、構成を簡略化できる。
以上のとおり、本発明によれば、被装着物の本体キャビネット内への装着と、被装着物を出し入れする開口を覆うカバーの閉鎖とを、1つの検出器にて検出できる投写型表示装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係るプロジェクタの外観構成を示す図(斜視図)である。 実施の形態に係るプロジェクタの外観構成を示す図(底面図)である。 実施の形態に係るプロジェクタの内部構造を示す図である。 実施の形態に係る投写光学ユニットの構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係るランプユニットおよびファンユニットの構成を示す図である。 実施の形態に係るフィルタユニットの構成示す図である。 実施の形態に係るカバー装着部へのランプ用カバーの取付構造を示す図である。 実施の形態に係るカバー装着部へのランプ用カバーの取付構造を示す図である。 実施の形態に係るランプ用カバーの構成を示す図である。 実施の形態に係るフィルタユニットがフィルタ収容部に収容されずにランプ用カバーが閉じられたときの様子、および、フィルタユニットがフィルタ収容部に収容された後にランプ用カバーが閉じられたときの様子を示す図である。 変更例に係るフィルタユニットの構成示す図である。 変更例に係るカバー装着部へのランプ用カバーの取付構造を示す図である。 変更例に係るランプ用カバーの構成を示す図である。 変更例に係るフィルタユニットがフィルタ収容部に収容されずにランプ用カバーが閉じられたときの様子、および、フィルタユニットがフィルタ収容部に収容された後にランプ用カバーが閉じられたときの様子を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るプロジェクタについて説明する。
図1および図2は、プロジェクタの外観構成を示す図である。図1(a)は、前方から見たプロジェクタの斜視図であり、図1(b)は後方から見たプロジェクタの斜視図である。また、図2は、プロジェクタの底面図である。なお、説明の便宜上、図1(a)、(b)および図2には、ぞれぞれ、前後左右の方向を示す矢印や上下の方向を示す矢印が描かれている。以下、同様に、他の図面においても、必要に応じて、方向を示す矢印が描かれる。
本実施の形態のプロジェクタは、いわゆる短焦点投写型のプロジェクタである。図1を参照して、プロジェクタは、略直方体形状を有する本体キャビネット1を備えている。本体キャビネット1は、下キャビネット2と、下キャビネット2に上方から被せられる上キャビネット3とで構成されている。
本体キャビネット1の上面には、後方に向けて下る第1傾斜面1aと、この第1傾斜面1aに続いて後方に向けて上る第2傾斜面1bが形成されている。第2傾斜面1bは上斜め前方を向いており、この第2傾斜面1bに投写口4が形成されている。投写口4から上斜め前方へ出射された映像光が、プロジェクタの前方に配されたスクリーンに拡大投写される。
また、本体キャビネット1の上面には、ランプ用カバー5が設けられている。本体キャビネット1の上面には、ランプユニットを交換するためのランプ用開口と、ランプユニットを冷却するファンユニットに配されたフィルタを交換するためのフィルタ開口が形成されている。ランプ用カバー5は、これらランプ用開口およびフィルタ用開口を覆うためのカバーである。さらに、本体キャビネット1の上面には、複数の操作キーからなる操作部6が設けられている。
本体キャビネット1の右側面には、端子口部7が形成されている。端子口部7には、AV端子等の各種の端子を有する端子パネル233が配されている。端子パネル233は、後述する制御回路ユニットの一部を構成する。プロジェクタには、AV端子を通じて、映像信号や音声信号などのAV(Audio Visual)信号が入出力される。また、本体キャビネット1の右側面には、端子口部7の上方に、吸気口8が設けられている。吸気口8は多数のスリット状の孔によって構成されており、吸気口8を通じて外気が本体キャビネット1内に取り込まれる。
本体キャビネット1の左側面には、第1排気口9および第2排気口10が設けられている。これら排気口9、10は多数のスリット状の孔によって構成されており、これら排気口9、10を通じて本体キャビネット1内部の空気が機外に排出される。また、本体キャビネット1の後面には、出音口11が形成されている。出音口11からは、投写時に映像に対応する音声が出力される。
図2を参照して、本体キャビネット1の底面には、前部中央部に固定脚12が設けられており、後端部に2つの調整脚13が設けられている。2つの調整脚13を上下に伸縮させることにより、本体キャビネット1の前後方向および左右方向の傾きが調整できる。これにより、スクリーンに投写された画像の上下の位置や左右の傾きが調整できる。
本実施の形態のプロジェクタでは、本体キャビネット1の底面が机や床等の設置面に設置される据え置き設置以外に、本体キャビネット1が上下逆さまにされて天井に設置され
る天吊り設置が可能である。また、本体キャビネット1の前面には、端子パネル233や吸気口8が設けられておらず、前面は平坦な面とされている。このため、本実施の形態のプロジェクタでは、本体キャビネット1の前面が設置面に設置される設置形態をとることができる。この場合、設置面自身に画像が投写される。
図3は、プロジェクタの内部構造を示す図である。同図は、前方から見た、上キャビネット3が取り外された状態の斜視図である。なお、便宜上、図3には、光変調ユニット15および投写光学ユニット17が点線にて描かれている。また、吸気口8の位置が一点鎖線にて示されている。
図3を参照して、下キャビネット2の前部には、ランプユニット14と、ランプユニット14からの光を変調して映像光を生成する光変調ユニット15とが配されている。
ランプユニット14は、光源ランプと、光源ランプを保持するランプホルダにより構成されており、上方から着脱できるよう配されている。ランプユニット14の後方には、ファンユニット16が配されている。ファンユニット16は、吸気口8から取り込んだ外気(冷却風)を光源ランプに供給して、光源ランプを冷却する。ランプホルダには、ファンユニット16からの冷却風を光源ランプへ導くための通風ダクトが設けられている。
光変調ユニット15は、カラーホイールとDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)とを含む。カラーホイールは、光源ランプからの白色光を、赤、緑、青等の各色光に時分割で分離する。DMDは、カラーホイールから出射された各色光を、映像信号に基づいて変調する。
なお、光変調ユニット15は、光源ランプからの白色光を赤、緑、青の各色光に分離する導光光学系と、分離された各色光をそれぞれ変調する3つの液晶パネルと、液晶パネルで分離された各光を合成するダイクロイックプリズムとを含む構成とすることもできる。この場合、3つの液晶パネルとダイクロイックプリズムは一体化され、プリズムユニットとされる。
光変調ユニット15の後方には、投写光学ユニット17が配されている。投写光学ユニット17は、光変調ユニット15により生成された映像光を拡大し、スクリーン等の被投写面に投写する。
図4は、投写光学ユニット17の構成を模式的に示す図である。なお、同図には、投写光学ユニット17に加えて、光変調ユニット15、制御回路ユニット23およびノイズフィルタユニット24が模式的に描かれている。
投写光学ユニット17は、投写レンズユニット171と、反射ミラー172と、これら投写レンズユニット171および反射ミラー172を収容するハウジング173により構成されている。投写レンズユニット171は、複数のレンズ171aを有している。反射ミラー172は、曲面ミラーあるいは自由曲面ミラーである。
図4に示すように、光変調ユニット15から出射された映像光は、投写レンズユニット171の光軸Lから本体キャビネット1の上面方向にシフトした位置において、投写レンズユニット171に入射する。入射した映像光は、投写レンズユニット171によってレンズ作用を受け、反射ミラー172に入射する。その後、映像光は、反射ミラー172によって広角化され、光線通過窓174を介して、被投写面(スクリーン面)へ投写される。
上記のように、映像光は、投写レンズユニット171の光軸Lから本体キャビネット1の上面方向にシフトした位置において、投写レンズユニット171に入射するため、反射ミラー172は、投写レンズユニット171の光軸Lから本体キャビネット1の底面側にシフトするようにして配置される。ここで、反射ミラー172は、投写レンズユニット171を構成する各レンズのレンズ面よりも大きな反射面を有するため、投写レンズユニット171の光軸Lに対する反射ミラー172のシフト量は比較的大きなものとなる。このため、投写レンズユニット171の下方には、本体キャビネット1(下キャビネット2)の底面との間に、比較的大きな空間Gが生じる。この空間Gは、投写レンズユニット171の配置位置から光変調ユニット15の配置位置にかけて生じる。
図3に戻り、ファンユニット16の後方には、電源ユニット18が配されている。電源ユニット18は、電源回路を備えており、プロジェクタの各電装部品に電源の供給を行う。電源ユニット18の後方には、スピーカー19が配されている。スピーカー19から出力された音声は、出音口11より外部に放出される。
光変調ユニット15の右方には、DMD用冷却ファン20が配されている。DMD用冷却ファン20は、DMDを冷却するために、吸気口8から取り込んだ外気を光変調ユニット15に供給する。なお、DMDは光変調ユニット15内に密閉状態で配置されており、DMDが、送風された外気に直接触れることはない。
ランプユニット14の左方には、ランプ用排気ファン21が設けられている。ランプ用排気ファン21は、光源ランプを冷却した後の冷却風を取り込み、第1排気口9を通じて外部に排出する。
電源ユニット18の左方には、電源用排気ファン22が設けられている。電源用排気ファン22は、電源ユニット18内の温まった空気を取り込み、第2排気口10を通じて外部に排出する。電源ユニット18内から電源用排気ファン22へ空気が流れることにより、新たな外気が吸気口8から取り込まれて電源ユニット18内へ供給される。
さて、図3および図4に示すように、本実施の形態のプロジェクタでは、投写レンズユニット171と光変調ユニット15の下方に生じた上記空間Gに、制御回路ユニット23およびノイズフィルタユニット24が配されている。
ノイズフィルタユニット24は、ノイズフィルタやヒューズが配された回路基板を備えており、入力された商用交流電源からノイズを除去して電源ユニット18に供給する。
制御回路ユニット23は、制御回路基板231と、制御回路基板231を保持するホルダ232と、端子パネル233と、端子パネル233を固定するための固定板234とを含む。
制御回路基板231には、光源ランプやDMDなどの各種駆動部品を制御するための制御回路が配されている。また、制御回路基板231には、各種端子235が配されている。
端子パネル233には、各種端子235の形状に合わせた開口が形成されており、これら開口を通じて、各種端子235が外部に臨む。なお、図示されていないが、固定板234にも、各種端子235が通る開口が形成されている。
固定板234は、金属材料で形成されており、その上部には、シールド部236が形成されている。シールド部236には、多数の開口236aが形成されており、各開口23
6aには、金網(図示せず)が装着されている。シールド部236は、吸気口8の内側に配され、吸気口8から外部に漏れようとする電磁波を遮蔽する。吸気口8から取り込まれた外気は、開口236aを通って本体キャビネット1内部に流入する。
次に、図5から図6を参照して、ランプユニット14およびファンユニット16の構成について詳細に説明する。
図5は、ランプユニット14およびファンユニット16の構成を示す図である。図5(a)は、前方から見たランプユニット14およびファンユニット16の斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のA−A´断面図である。なお、図5においては、便宜上、フィルタユニット700を構成するフィルタ720が図示省略されている。
図5を参照して、ランプユニット14は、光源ランプ300と、光源ランプ300を保持するためのランプホルダ400とで構成されている。
図5(b)に示すように、光源ランプ300は、発光管301とリフレクタ302とを備えている。発光管301には、メタルハライドランプが用いられている。その他、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ等のランプを用いることもできる。リフレクタ302は、内面が放物面形状を有し、発光管301から発せられた白色光を内面で反射して前方へ向かわせる。
ランプホルダ400の前面には、光源ランプ300からの光が出射される出射窓401が形成されている。出射窓401には、耐熱性の凹レンズ402が嵌め込まれている。ランプホルダ400は後面が開口しており、この開口部に後方から光源ランプ300が装着される。
ランプホルダ400の上部および下部には、それぞれ、上部ダクト403および下部ダクト404が設けられている。また、図5(b)に示すように、上部ダクト403に繋がる上部吹出口405と、下部ダクト404に繋がる下部吹出口406とが、リフレクタ302の内部に臨んでいる。さらに、ランプホルダ400の中央部には、左右両側に排出口407が形成されている。なお、左右の排出口407のうち、左側の排出口407のみが、図5(b)により図示されている。
なお、上部ダクト403の内部、下部ダクト404の内部および左右の排出口407には、それぞれ、図示しない金網部が配されている。これら金網部によって、発光管301が万一破損したときに、その破片が外部に飛び出さないようになされている。
ファンユニット16は、2つのランプ用冷却ファン501、502と、これらランプ用冷却ファン501、502が収容されるファンケーシング600と、ファンケーシング600に装着されるフィルタユニット700とを備えている。ファンユニット16は、制御回路ユニット23のホルダ232に固定される。
ランプ用冷却ファン501、502は、たとえば、遠心ファンである。ファンケーシング600は、ファン収容部601と、ファン収容部601の前方に設けられたフィルタ収容部602とにより構成されている。ファン収容部601には、ランプ用冷却ファン501、502が上下2段に積まれた状態で収容される。フィルタ収容部602には、フィルタユニット700が収容される。
ファン収容部601は、ほぼ方形状を有している。一方、フィルタ収容部602は、上面が開口するとともに底面を有する、ほぼ断面方形の筒状に形成されている。ただし、フ
ィルタ収容部602の下端部については、右側面および前面に対応する部分が斜めの面となっており、三角形に近い筒状とされている。
ファン収容部601の上部には、第1ダクト611が形成されている。第1ダクト611の導入口は、ランプ用冷却ファン501の吐出口に接続されている。第1ダクト611の導出口は、ランプホルダ400の上部ダクト403に繋がる。また、ファン収容部601の中央部には、第2ダクト(図示せず)が形成されている。第2ダクトの導入口は、ランプ用冷却ファン502の吐出口に接続されている。第2ダクトの導出口は、ランプホルダ400の下部ダクト404に繋がる。
図6は、フィルタユニット700の構成示す図である。図6(a)は、フィルタ720が取り付けられた状態のフィルタユニット700の斜視図である。図6(b)は、フィルタ720が取り付けられる前のフィルタユニット700の斜視図である。
図6を参照して、フィルタユニット700は、フィルタホルダ710と、フィルタホルダ710に取り付けられるフィルタ720により構成さている。
フィルタホルダ710は、フィルタ720が収容される収容凹部711を備えている。収容凹部711の底面には通気口712が形成されている。通気口712には、格子713が形成されている。
フィルタホルダ710の上端部には、取っ手714が形成されている。取っ手714の後方には、ほぼ三角形状のカバー部715が形成されている。フィルタホルダ710の左端部には、上部に押圧片716が形成されている。
フィルタ720は、長方形状を有するウレタン製のフィルタである。フィルタ720は、収容凹部711に、たとえば、接着剤により固定される。なお、フィルタ720は、ウレタン製以外のフィルタ、たとえば、不織布からなるフィルタであっても良い。
図5に戻り、フィルタ収容部602には、フィルタユニット700に対する吸気側の側面に、複数の開口からなる吸気口621が形成されている。また、前記フィルタ収容部602には、フィルタユニット700が装着されたときに、フィルタユニット700から突き出る押圧片716を避けるために、切欠部622が形成されている。
プロジェクタの運転時には、ランプ用冷却ファン501、502が駆動される。さらに、DMD用冷却ファン20、ランプ用排気ファン21および電源用排気ファン22が駆動される。これにより、吸気口8を通じて本体キャビネット1内に外気が取り込まれる。
本体キャビネット1内に取り込まれた外気は、冷却風として、吸気口621を通じてフィルタ収容部602に流入する。フィルタ収容部602に流入した冷却風は、フィルタ720を通過する。この際、冷却風に含まれる埃や塵は、フィルタ720を通過できず、フィルタ720に付着する。フィルタ720によって埃等が除去された冷却風は、ファン収容部601へ流入し、ランプ用冷却ファン501、502に取り込まれる。
なお、上述のように、フィルタユニット700に対して排気側となるフィルタ収容部602の上部開口は、フィルタユニット700の装着によってカバー部715に覆われる(図5(a)参照)。これにより、フィルタユニット700を通る流路以外からファン収容部601に冷却風が取り込まれるのを防止でき、クリーンな冷却風をランプユニット14へ供給できる。
ランプ用冷却ファン501、502から吹き出された冷却風は、それぞれ、第1ダクト611および第2ダクトを通じて、ランプホルダ400の上部ダクト403および下部ダクト404に流入する。
図5(b)には、ランプユニット14における冷却風の流れが矢印で示されている。上部ダクト403に流入した冷却風は、ダクト内を流れて上部吹出口405に至り、上部吹出口405から光源ランプ300のリフレクタ302の内側に吹き出される。また、下部ダクト404に流入した冷却風は、ダクト内を流れて下部吹出口406に至り、下部吹出口406からリフレクタ302の内側に吹き出される。これら上下両側からリフレクタ302に流入した冷却風により、リフレクタ302の内側が冷却される。その後、リフレクタ302内の冷却風は、排出口407からランプユニット14の外部に排出される。
図7はおよび図8は、カバー装着部101へのランプ用カバー5の取付構造を示す図である。図7(a)は、フィルタ収容部602にフィルタユニット700が収容される前の状態を示すプロジェクタの要部の斜視図である。図7(b)は、フィルタ収容部602にフィルタユニット700が収容され、ランプ用カバー5が途中まで閉じられた状態を示すプロジェクタの要部の斜視図である。図8(a)は、図7(a)のB−B´断面図であり、図8(b)は、図7(b)のC−C´断面図である。図8(c)は、カバーストッパー110の斜視図である。
また、図9は、ランプ用カバー5の構成を示す図である。図9(a)は、表側から見たランプ用カバー5の斜視図である。図9(b)は、裏側から見たランプ用カバー5の斜視図である。
図7および図8を参照して、上キャビネット3には、中央部から左側面に亘って、ランプ用カバー5が装着されるカバー装着部101が形成されている。カバー装着部101は、上キャビネット3の表面よりもわずかに凹んでいる。このため、ランプ用カバー5がカバー装着部101に装着されると、即ち、ランプ用カバー5が完全に閉じられると、ランプ用カバー5の表面と上キャビネット3の表面とが略面一になる。
カバー装着部101には、ランプ用開口102が形成されている。ランプ用開口102は、ランプユニット14の真上に位置し、ランプユニット14が出し入れ可能な大きさを有する。ランプユニット14は、ランプ用開口102を通じて、本体キャビネット1内に収容される。また、ランプユニット14は、ランプ用開口102を通じて、本体キャビネット1内から取り出される。
また、カバー装着部101には、フィルタ用開口103が形成されている。フィルタ用開口103は、フィルタ収容部602の真上に位置し、フィルタ収容部602の上面の開口と、ほぼ同じ大きさを有する。フィルタユニット700は、フィルタ用開口103を通じて、フィルタ収容部602内に収容される。また、フィルタユニット700は、フィルタ用開口103を通じて、フィルタ収容部602内から取り出される。
カバー装着部101には、後縁部と前縁部に、それぞれ、左右方向に延びるガイド溝104、105が形成されている。図8(a)に示すように、ガイド溝104は、後部に壁を有するが、底部と前部が開口している。また、ガイド溝105は、前部と底部に壁を有し、後部が開口している。また、カバー装着部101には、ガイド溝104、105には、それぞれ、ランプ用カバー5の軸部504、505を上方から通すための挿入開口104a、105aが形成されている。
また、カバー装着部101には、ランプ用開口102の左側に、左右方向に長い窪み1
06が形成されている。窪み106の後方には、ランプ用カバー5が完全に閉鎖したことを検出するための検出スイッチ107が設けられている。検出スイッチ107のアクチュエータ部が、窪み106の右端部に露出する。検出スイッチ107には、たとえば、マイクロスイッチが用いられる。
ランプ用カバー5が完全に閉鎖し、ランプ用カバー5の裏面に設けられた操作リブ508(図9参照)がアクチュエータ部に触れると、検出スイッチ107がオンする。これにより、ランプ用カバー5が完全に閉鎖したことが検出される。
カバー装着部101の左端部には、取付部108が設けられている。取付部108には、ナット109が横向きに埋め込まれている。
図8に示すように、上キャビネット3の裏面には、フィルタ用開口103の後方であって、ガイド溝104の下方にカバーストッパー110が設けられている。
カバーストッパー110は、突起部111と、支持部112とにより構成されている。突起部111は、上下方向に延び、その先端部がガイド溝104内に張り出す。支持部112は、前後方向に延びる梁状に形成され、突起部111を支持する。支持部112の基端部は、連結部113によって上キャビネット3の裏面に連結されている。支持部112は、上下方向の厚みが薄く、少なくとも突起部111の先端部がガイド溝104から退避する程度まで、その基端部を支点にして下方に撓むことができる。上キャビネット3は樹脂材料により形成されており、カバーストッパー110は、上キャビネット3と一体形成されている。
なお、カバーストッパー110は、上キャビネット3とは別に、樹脂材料や金属材料で形成され、上キャビネット3にネジなどにより固定されるようにしても良い。
図9に示すように、ランプ用カバー5は、上面板501と側面板502とで構成されている。上面板501の形状は、上キャビネット3の形状に合わされており、後部が傾斜している。
上面板501の裏面において、後端部および前端部には、それぞれ、左右方向に延びるガイドリブ502、503が形成されている。ガイドリブ502の右端部よりやや左側には、前方に突き出る軸部504が形成されており、ガイドリブ502の右端部には、右方に突き出る係止部506が形成されている。同様に、ガイドリブ503の右端部よりやや左側には、後方に突き出る軸部505が形成されており、ガイドリブ503の右端部には、右方に突き出る係止部507が形成されている。係止部506、507は、ランプ用カバー5が完全に閉じたときに、カバー装着部101に形成された係止孔104b、105bに係止される。
上面板501の裏面には、さらに、カバー装着部101の窪み106に収容される操作リブ508が形成されている。上述したように、ランプ用カバー5が完全に閉じられたとき、操作リブ508によって検出スイッチ107がオンする。
側面板502には、取付孔509が形成されている。ランプ用カバー5が完全に閉じられると、取付孔509がナット109のネジ孔に整合する。こうして、ナット109にネジ止めされることにより、ランプ用カバー5が上キャビネット3に固定される。
こうして、ランプ用カバー5を、カバー装着部101に装着する際には、ガイドリブ502、503、軸部504、505および係止部506、507が上方からガイド溝10
4、105内に挿入される。このとき、図8(b)に示すように、軸部504の先端部は、挿入開口104aを通じてガイド溝104の前部の開口104c内に挿入される。同様に、軸部505の先端部は、挿入開口105aを通じてガイド溝105の後部の開口105c内に挿入される。
その後、ランプ用カバー5が右側にスライドされる。ガイドリブ502、503、軸部504、505および係止部506、507は、ガイド溝104、105に案内されて右側に移動する。このとき、軸部504、505が開口104c、105cと係合することにより、ランプ用カバー5の上方への動きが規制される。
図10(a)、(b)は、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に収容されずにランプ用カバー5が閉じられたときの様子を示す図である。また、図10(c)、(d)は、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に収容された後にランプ用カバー5が閉じられたときの様子を示す図である。図10(a)、(c)はフィルタ用開口103の周辺を示す断面図であり、図10(b)、(d)は、カバー装着部101の周辺を示す要部の斜視図である。なお、図10(a)では、便宜上、実際には断面の位置よりも紙面の手前にあるランプ用カバー5が破線にて示されている。
フィルタユニット700がフィルタ収容部602に装着されていないときには、カバーストッパー110の突起部111がガイド溝104内に張り出す。即ち、突起部111が、ガイド溝104を案内されるガイドリブ502、軸部504、および係止部506と当接するライン上に位置する。
よって、ユーザが、フィルタユニット700をフィルタ収容部602内に装着せずに、ランプ用カバー5を閉じた場合には、図10(a)に示すように、ランプ用カバー5が閉じられている途中で係止部506が突起部111に当接する。これによって、図10(b)に示すように、ランプ用カバー5は最後まで閉じられなくなるので、検出スイッチ107によりランプ用カバー5の閉鎖が検出されない。よって、この状態で、ユーザにより運転操作がなされても、プロジェクタの運転が開始されない。
一方、フィルタユニット700がフィルタ収容部602内に装着されると、図10(c)に示すように、押圧片716が、切欠部622に位置する支持部112の先端部を下方に押す。これにより、支持部112が下方に撓んで、突起部111がガイド溝104内から抜け出る。即ち、突起部111が、ガイド溝104を案内されるガイドリブ502、軸部504、および係止部506と当接するライン上から退避する。
よって、ユーザが、フィルタユニット700をフィルタ収容部602内に装着した後にランプ用カバー5を閉じた場合には、係止部506が突起部111に当接しない。このため、図10(d)に示すように、ランプ用カバー5は最後まで閉じられ、検出スイッチ107によりランプ用カバー5の閉鎖が検出される。よって、この状態で、ユーザにより運転操作がなされると、プロジェクタの運転が開始される。
以上のように、本実施の形態では、フィルタユニット700がフィルタ収容部602内に収容された状態でランプ用カバー5が閉じられたことが検出できる。よって、フィルタユニット700が装着されないまま運転が開始され、ランプユニット14が埃等にさらされてしまうのを防止できる。また、ランプ用カバー5が閉じられないままであり、ランプ用開口102やフィルタ用開口103を通じてユーザが本体キャビネット1内に手などを入れられる状態で、運転が開始されるのを防止できる。
しかも、本実施の形態では、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に収容さ
れた状態でランプ用カバー5が閉じられることによって、検出スイッチ107によりランプ用カバー5の閉鎖が検出される。よって、フィルタユニット700の装着とランプ用カバー5の閉鎖とを1つの検出スイッチ107にて検出することができる。
さらに、本実施の形態では、カバーストッパー110が、梁状に形成した支持部112の撓みを用いて突起部111をガイド溝104内から出し入れする構成とされている。また、支持部112の先端部が、フィルタ収容部602の近傍に位置するよう構成され、フィルタユニット700に設けた押圧片716により支持部112を押すことで、支持部112を撓ませる構成とされている。さらには、ランプ用カバー5側に設けられる当接部として、ガイド溝104に案内される係止部507が利用されている。よって、フィルタユニット700の装着とランプ用カバー5の閉鎖とを1つの検出スイッチ107にて検出するための構成を、簡易な構成にて実現することができる。
<変更例>
以下、図11から図14を参照して、変更例に係るプロジェクタについて説明する。なお、上記実施の形態と同じ構成については、これらの図において同じ符号を付し、説明を省略する。
図11は、変更例に係るフィルタユニット700の構成示す図である。図11(a)は、フィルタ720が取り付けられた状態のフィルタユニット700の斜視図である。図11(b)は、フィルタ720が取り付けられる前のフィルタユニット700の斜視図である。
本変更例のフィルタユニット700には、押圧片716に替えて、上面の右端部に案内片717が設けられている。案内片717の先端には、案内面717aが形成されている。図11(a)に示すように、案内面717aは、ランプ用カバー5のスライド方向に対して傾斜している。なお、本変更例では、フィルタユニット700に押圧片716が形成されていないため、フィルタ収容部602には切欠部622が形成されていない。
図12は、変更例に係るカバー装着部101へのランプ用カバー5の取付構造を示す図である。図12(a)は、フィルタ収容部602にフィルタユニット700が収容される前の状態を示すプロジェクタの要部の斜視図である。図12(b)は、フィルタ収容部602にフィルタユニット700が収容され、ランプ用カバー5が途中まで閉じられた状態を示すプロジェクタの要部の斜視図である。また、図13は、ランプ用カバー5の構成を示す図である。図13(a)は、裏側から見たランプ用カバー5の斜視図である。図13(b)は、図13(a)のD−D´断面図である。
図12(a)に示すように、本変更例の上キャビネット3には、カバーストッパー110に替えて、フィルタ用開口103の後縁部に突起部120が形成されている。図12(b)に示すように、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に収容されると、案内片717の案内面717aが突起部120の左方、即ち、ランプ用カバー5が閉じる方向における突起部120の前方に配される。
図13に示すように、本変更例のランプ用カバー5には、裏面に当接バー520が形成されている。当接バー520は、梁状に形成されており、基端部が連結部521によって上面板501に連結されている。当接バー520は、先端部が突起部120に当接する当接部520aとなり、中間部から基端部までの部位が当接部520aを支持する支持部520bとなる。当接バー520は、前後方向に薄く、支持部520bが後方(ガイドリブ502に向かう方向)に撓むことができる。ランプ用カバー5は樹脂材料により形成されており、当接バー520は、ランプ用カバー5と一体形成されている。当接バー520は
、ランプ用カバー5が閉じられたときに、当接部520aが突起部120に当接する位置に設けられている。
なお、当接バー520は、ランプ用カバー5とは別に、樹脂材料や金属材料で形成され、ランプ用カバー5にネジなどにより固定されるようにしても良い。また、当接バー520の当接部520aは、支持部520bと同じ形に形成されているが、支持部520bよりも大きなサイズに形成されても良い。
図14(a)、(b)は、変更例に係る、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に収容されずにランプ用カバー5が閉じられたときの様子を示す図である。また、図14(c)、(d)は、変更例に係る、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に収容された後にランプ用カバー5が閉じられたときの様子を示す図である。図14(a)は、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に収容されずにランプ用カバー5が閉じられたときの当接バー520の状態を模式的に示す要部の平面図である。図14(c)は、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に収容された後にランプ用カバー5が閉じられたときの当接バー520の状態を模式的に示す要部の平面図である。図14(b)、(d)は、カバー装着部101の周辺を示す要部の斜視図である。
ユーザが、フィルタユニット700をフィルタ収容部602内に装着せずに、ランプ用カバー5を閉じた場合、図14(a)に示すように、当接バー520の当接部520aが突起部120に当接する。これによって、図14(b)に示すように、ランプ用カバー5は最後まで閉じられなくなるので、検出スイッチ107によりランプ用カバー5の閉鎖が検出されない。よって、この状態で、ユーザにより運転操作がなされても、プロジェクタの運転が開始されない。
一方、ユーザが、フィルタユニット700をフィルタ収容部602内に装着すると、案内片717の案内面717aが突起部120の前方に配される。この状態で、ランプ用カバー5が閉じられると、図14(c)に示すように、当接バー520の当接部520aが、突起部120に当接する前に案内面717aに当接する。支持部520bがフィルタ用開口103と反対方向に撓み、当接部520aが案内面717aに沿って突起部120に当接するライン上から外れて、突起部120の横を通過する。これにより、図14(d)に示すように、ランプ用カバー5は最後まで閉じられ、検出スイッチ107によりランプ用カバー5の閉鎖が検出される。よって、この状態で、ユーザにより運転操作がなされると、プロジェクタの運転が開始される。
以上のように、本変更例においても、上記実施の形態と同様、フィルタユニット700がフィルタ収容部602内に装着されないまま、また、ランプ用カバー5が完全に閉じられないまま、プロジェクタの運転が開始されるのを防止できる。さらに、フィルタユニット700の装着とランプ用カバー5の閉鎖とを1つの検出スイッチ107にて検出することができる。
さらに、本変更例では、突起部120がフィルタ用開口103の近傍に設けられ、フィルタユニット700がフィルタ収容部602に収容されると、フィルタユニット700から突起部120側に伸びる案内片717の案内面717aが、突起部120の前方に配される構成とされている。また、当接バー520が、梁状に形成した支持部520bの撓みを用いて、当接部520aを変位させる構成とされている。よって、フィルタユニット700の装着とランプ用カバー5の閉鎖とを1つの検出スイッチ107にて検出するための構成を、簡易な構成にて実現することができる。
<その他>
本発明は、上記実施の形態や変更例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態および上記変更例では、本発明の被装着物がフィルタユニット700である場合について例示されている。しかしながら、本発明の被装着物は、フィルタユニット700に限られず、たとえば、ランプユニット14であっても良い。この場合、たとえば、ランプ用開口102に近いガイド溝105内に突起部111が張り出すように、上キャビネット3の裏面にカバーストッパー110が設けられる。また、ランプユニット14に押圧片が設けられる。そして、ランプユニット14が本体キャビネット1内に装着されると、押圧片により支持部112が押され、突起部111がガイド溝105から退避する。こうして、ランプユニット14が本体キャビネット1内に装着されると、ランプ用カバー5が完全に閉じられるようになる。
また、光変調ユニット15がプリズムユニットを含む構成とされた場合、プリズムユニットを交換するために、上キャビネット3の上面にプリズム用開口が形成され、このプリズム用開口がプリズム用カバーにより閉鎖される構成とすることもできる。この場合、プリズムユニットが本体キャビネット1内に装着された後にプリズム用カバーが閉鎖されたことを検出するために、本発明が適用されても良い。この場合、プリズムユニットが本発明の被装着物となる。
さらに、上記実施の形態では、カバーストッパー110の支持部112が梁状に形成され、自身が撓むことにより変位できる構成とされている。しかしながら、支持部112は、自身では撓まず、別途、バネなどにより付勢され、変位するような構成とされても良い。上記変更例の当接バー520においても同様に、支持部520bは、自身では撓まず、別途、バネなどにより付勢され、変位するような構成とされても良い。
さらに、上記実施の形態では、フィルタ用開口103およびランプ用開口102が本体キャビネット1の上面に形成されている、しかしながら、これに限らず、フィルタ用開口103およびランプ用開口102が、本体キャビネット1の左右の側面、後面、または底面に形成されても良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 本体キャビネット
103 フィルタ用開口(開口)
104 ガイド溝(溝部)
107 検出スイッチ(検出器)
110 カバーストッパー
111 突起部(第1の当接部)
112 支持部
120 突起部(第2の当接部)
5 ランプ用カバー(カバー)
506 係止部(第2の当接部、ガイド部)
520 当接バー
520a 当接部(第1の当接部)
520b 支持部
700 フィルタユニット(被装着物)
716 押圧片(押圧部、退避部)
717 案内片
717a 案内面(退避部)

Claims (6)

  1. 投写型表示装置において、
    本体キャビネットに形成された開口と、
    前記開口を通じて前記本体キャビネット内に装着される被装着物と、
    前記開口を覆うカバーと、
    前記カバーの閉鎖を検出する検出器と、
    前記カバーが閉じられたときに互いに当接して、前記検出器により前記閉鎖が検出される位置まで前記カバーが閉じられるのを阻止する第1の当接部および第2の当接部と、を備え、
    前記第1の当接部は、前記被装着物が前記本体キャビネット内に装着されていないときには、前記カバーが閉じられたときに前記第2の当接部に当接するライン上に位置するとともに、前記ラインから外れる位置に退避が可能であり、
    前記被装着物が前記本体キャビネット内に装着されているときには、前記第1の当接部を前記ラインから外れる位置に退避させる退避部を、さらに備える、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    前記第1の当接部は前記本体キャビネットに設けられ、前記第2の当接部は前記カバーに設けられるとともに、
    前記第1の当接部は、前記第1の当接部が前記ラインから外れる方向に変位が可能な支持部により支持され、
    前記退避部は、前記被装着物が前記本体キャビネットに装着されたときに前記支持部を押すことにより、前記第1の当接部を前記ラインから外れる位置に退避させる押圧部を含む、
    を備えることを特徴とする投写型表示装置。
  3. 請求項2に記載の投写型表示装置において、
    前記支持部は梁状に形成されるとともに、前記支持部の一端部が前記本体キャビネット側に固定され、
    前記支持部の他端部が前記押圧部に押圧されると、前記支持部が前記一端部を支点にして撓み、前記第1の当接部が前記ラインから外れる、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  4. 請求項2または3に記載の投写型表示装置において、
    前記カバーは、前記開口が形成された前記本体キャビネットの一つの側面に沿ってスライド可能であり、
    前記側面には、前記カバーがスライドする方向に延びる溝部が形成され、
    前記第2の当接部は、前記溝部に挿入され、前記カバーがスライドする際に前記溝部内を案内されるガイド部を含み、
    前記第1の当接部は、前記溝部に張り出して前記ガイド部に当接する、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  5. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    前記第1の当接部は前記カバーに設けられ、前記第2の当接部は前記本体キャビネットに設けられるとともに、
    前記第1の当接部は、前記第1の当接部が前記ラインから外れる方向に変位が可能な支持部により支持され、
    前記退避部は、前記カバーの閉鎖に伴って前記第2の当接部へ向かう前記第1の当接部を前記ラインから外れる位置に退避させる案内面を含む、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  6. 請求項5に記載の投写型表示装置において、
    前記支持部は梁状に形成されるとともに、前記支持部の一端部が前記カバー側に固定され、
    前記第1の当接部が前記案内面に沿うことにより、前記支持部が前記一端部を支点にして撓み、前記第1の当接部が前記ラインから外れる、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
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