JP2012093314A - 鋼板の板厚測定方法、板厚演算装置及びプログラム - Google Patents

鋼板の板厚測定方法、板厚演算装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】鋼板の板厚を効率的かつ精度良く演算できるようにする。
【解決手段】鋼板1の板厚方向に透過した放射線の検出結果(放射線の減衰比I0/I)及び線吸収係数μに基づいて、下記演算式
H={(1/μ)×(ln I0/I)}×Ct
を用いて該鋼板1の板厚を演算する板厚演算装置であって、測定対象の鋼板1の出鋼グレード、目標板厚及び測定表面温度を入力する入力部101と、前記演算式に用いられる補正値Ctを、出鋼グレード、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶する記憶部103と、入力部101により入力された測定対象の鋼板1の出鋼グレード、目標板厚及び測定表面温度に応じて記憶部103から補正係数Ctを選択し、前記演算式を用いて板厚を演算する板厚演算部102とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋼板の板厚方向に放射線を透過させて板厚を測定する鋼板の板厚測定方法、板厚演算装置及びプログラムに関する。
鋼板の熱間圧延ラインにおけるオンラインの厚み計として、放射線厚み計が用いられている。放射線厚み計は、被測厚物の厚み方向の一方から一定量の放射線を投射し、被測厚物の他方へ浸透した放射線量を測定して、その結果に応じて被測厚物の厚みを求めるものである。
この種の技術として、例えば特許文献1に開示されているものがある。ここで、まず放射線による板厚測定の測定原理について説明する。特許文献1にも記載されているように、鋼板に強度I0のγ線を照射し、その検出強度がIであるとすると(図10を参照)、鋼板の板厚Hは、下式(101)により求めることができる。
H=(1/μ)×(ln I0/I)・・・(101)
0:放射線の透過前強度
I:放射線の透過後強度
μ:線吸収係数
また、線吸収係数μは、下式(102)により求めることができる。
μ=Σ(zμa/V)・・・(102)
μa:原子固有の線吸収係数
z:単位格子内の原子数
V:単位格子体積
特許文献1では、鋼板を透過した放射線量を計数して板厚を測定する方法において、鋼板の板厚を演算により算出するに際し、温度、成分組成、加工状態から鋼板内部温度分布、変態率(結晶構造)、熱による体積変化等を推定し、単位格子内の原子数、原子番号、単位格子の体積を決定する。その結果、線吸収係数が(102)式によって算出され、γ線による実測された放射線の透過量と線吸収係数とのもとに鋼板の板厚を測定する。
特許第3224466号公報
特許文献1では、温度、成分組成、加工状態から鋼板内部温度分布、変態率(結晶構造)、熱による体積変化等を推定する。この場合、各種モデル式を用いて板厚方向の温度分布予測計算や成分元素からの変態点予測計算等を行うことになるが、温度分布や組織形態をどの程度まで正確に予測できるようにモデル式を設定するかという難しい問題がある。厳密なモデル式を用いて演算を行うのが理想的ではあるが、モデル式をあまりに厳密にすることは現場においてオンラインで鋼板の板厚を測定する場合に現実的ではない。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、鋼板の板厚を効率的かつ精度良く演算できるようにすることを目的とする。
本発明の鋼板の板厚測定方法は、鋼板の板厚方向に透過した放射線の検出結果に基づいて、所定の演算式を用いて該鋼板の板厚を演算する鋼板の板厚測定方法であって、
前記所定の演算式に用いられる所定の係数を、鋼種、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶する記憶手段を用いて、測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度に応じて前記記憶手段から所定の係数を選択し、前記所定の演算式を用いて板厚を演算し、前記所定の演算式として、板厚をH、放射線の透過前強度をI0、放射線の透過後強度をI、線吸収係数をμ、補正値をCtとして、
H={(1/μ)×(ln I0/I)}×Ct
を用いて、測定対象の鋼板の板厚を演算することを特徴とする。なお、鋼板表面温度は、計算値でも実測値でもよい。
また、本発明の鋼板の板厚測定方法の他の特徴とするところは、熱延鋼板の仕上げ圧延工程後の板厚を測定する点にある。
また、本発明の鋼板の板厚測定方法の他の特徴とするところは、前記記憶手段には、検査工程の冷間状態にある鋼板の板厚を実測し、その板厚と前記所定の演算式を用いて演算した板厚とから補正値Ctを再計算して、鋼種、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶される点にある。
本発明の鋼板の板厚演算装置は、鋼板の板厚方向に透過した放射線の検出結果に基づいて、所定の演算式を用いて該鋼板の板厚を演算する鋼板の板厚演算装置であって、測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度を入力する入力手段と、前記所定の演算式に用いられる所定の係数を、鋼種、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶する記憶手段と、前記入力手段により入力された前記測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度に応じて前記記憶手段から所定の係数を選択し、前記所定の演算式を用いて板厚を演算する板厚演算手段とを備え、前記所定の演算式として、板厚をH、放射線の透過前強度をI0、放射線の透過後強度をI、線吸収係数をμ、補正値をCtとして、
H={(1/μ)×(ln I0/I)}×Ct
を用いて、測定対象の鋼板の板厚を演算することを特徴とする。
本発明のプログラムは、鋼板の板厚方向に透過した放射線の検出結果に基づいて、所定の演算式を用いて該鋼板の板厚を演算する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度を入力する入力手段と、前記所定の演算式に用いられる所定の係数を、鋼種、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶する記憶手段と、前記入力手段により入力された前記測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度に応じて前記記憶手段から所定の係数を選択し、前記所定の演算式を用いて板厚を演算する板厚演算手段としてコンピュータを機能させ、前記所定の演算式として、板厚をH、放射線の透過前強度をI0、放射線の透過後強度をI、線吸収係数をμ、補正値をCtとして、
H={(1/μ)×(ln I0/I)}×Ct
を用いて、測定対象の鋼板の板厚を演算することを特徴とする。
本発明によれば、鋼板の板厚を演算する演算式に用いられる所定の係数を、鋼種、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶しておき、そこから選択するようにしたので、鋼板の板厚を効率的かつ精度良く演算することができる。
本実施形態に係る鋼板の板厚測定システムの構成を示す図である。 真の補正値から求めた新補正値を示す特性図である。 同一厚みの2種類の出鋼グレードの鋼板にて補正値をシミュレーション実施した結果を示す特性図である。 合金成分影響、相変態影響、熱膨張影響による厚み変化量を試算した結果を示す特性図である。 鋼板の板厚方向の相変態のイメージ図である。 板厚12mmの鋼板における鋼板表面温度と厚み変化量及びα分率との特性図である。 (a)は各種板厚における鋼板表面温度とα分率との特性図、(b)は鋼板表面温度と計算補正値との特性図である。 圧延温度と補正値との特性図である。 比較例と本発明例とを比較するための図である。 放射線による板厚測定の測定原理を説明するための概要図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る鋼板の板厚測定システムの構成を示す図である。図1に示すように、仕上げ圧延機2による仕上げ圧延後の熱延鋼板1(以下、単に鋼板1と称する)の板厚を測定すべく、適宜な位置において鋼板1を挟んで上下に、γ線源となる放射線源3と、放射線源3から放射されて鋼板1を透過したγ線を受ける放射線量検出器4とが配設されている。図示例では、Cフレームにより3組の放射線源3及び放射線量検出器4が保持されている。
また、仕上げ圧延機2による仕上げ圧延後の鋼板1の表面温度を実測する温度計5が配設されている。
図1に示したように放射線(γ線)により板厚を測定する場合に、その測定精度、ここでは該鋼板1の検査工程(冷間状態)でのレーザによる板厚測定との誤差は、厚み出しの前提となるため歩留、直行率に直結する重要な課題である。本実施形態では、放射線による板厚測定の測定精度を向上させる、すなわち該鋼板1の検査工程でのレーザによる板厚測定との誤差を小さくするために、以下に述べる構成を採用している。
板厚演算装置100において、101は入力部であり、放射線源3及び放射線量検出器4による検出結果(放射線の減衰比I0/I)、鋼板1の出鋼グレード、目標板厚及び温度計5による測定表面温度を入力する。出鋼グレードとは、鋼板1の成分(C、Mn、Si、Nb)の組成をパターン分類したもので、鋼種を表す情報である。
102は板厚演算部であり、鋼板1の板厚Hを、補正値Ct[%]を用いて、下式(1)により演算する。下式(1)は、基準用マスターピースにて校正された板厚演算基本式を補正値Ctで補正するものである。
H={(1/μ)×(ln I0/I)}×Ct・・・(1)
103は記憶部であり、板厚演算部102での演算に用いられる補正値Ctを、実績に基づいて、出鋼グレード、板厚及び鋼板表面温度の層別にテーブル化して記憶する。テーブルに設定されている各補正値Ctは書き換え可能となっており、後述するように実績に基づいて逐次書き換えられる。板厚演算部102は、鋼板1の板厚演算に際して、入力部101で入力された測定対象の鋼板1の出鋼グレード、目標板厚及び測定表面温度を記憶部103のテーブルに照らし合わせて補正値Ctを選択する。
104は出力部であり、例えば板厚演算部102で演算された鋼板1の板厚Hを不図示の表示装置に出力して表示させる。
次に、記憶部103に記憶する補正値Ctの詳細を説明する。ある出鋼グレード、目標板厚及び測定表面温度の鋼板1について、記憶部103に現在設定されている補正値Ctを用いて、上式(1)により板厚Hを求めたとする。その後、該鋼板1の検査工程(冷間状態)でレーザによる板厚測定を行い、板厚HRを求める。
この場合、放射線による板厚測定と、検査工程でのレーザによる板厚測定との誤差をなくすためには、下式(2)で表される補正値Ct´(真の補正値と称する)を用いるのが望ましかったといえる。
t´=(HR/H)×Ct・・・(2)
この考え方により、実績に基づいて、記憶部103に現在設定されている補正値Ctを真の補正値Ct´を用いて書き換えていく。具体的には、例えば一定期間、検査工程を終えた各鋼板1について、出鋼グレード、板厚、放射線による板厚測定時の測定表面温度、及び、上式(2)により求めた真の補正値Ct´を保存しておく。図2は、ある出鋼グレード及びある板厚範囲に属する鋼板について、圧延温度(放射線による板厚測定時の測定表面温度)と補正値との関係の例を示す特性図である。このように一定期間で得られた真の補正値Ct´(図中の■)を、出鋼グレード、板厚及び測定表面温度の層別に平均化する等して新補正値Ctnew(図中の△)を求めて、記憶部103に現在設定されている補正値Ctを書き換える。
ここで、補正値Ctを出鋼グレードの層別に分けるのは、主に成分変化による変態点影響を考慮するためである。図3には、同一厚みの2種類の出鋼グレードの鋼板にて補正値をシミュレーション実施した結果(鋼板表面温度と計算補正値との特性図)を示す。図3からも、成分変化による変態点変化の影響は大きいことがわかる。補正値Ctを出鋼グレードに層別することで、成分変化による変態点変化の影響を表現することができる。なお、出鋼グレードの層別数は、数が多ければ成分変化による変態点変化の影響をより細やかに表現することができるが、限定されるものではない。
また、補正値Ctを板厚の層別に分けるのは、主に相変態による密度変化の影響、換言すれば板厚による内部温度差を考慮するためである。図4には、合金成分影響、相変態影響、熱膨張影響による厚み変化量を試算した結果(鋼板表面温度と厚み変化量との特性図)を示す。図4に示すように、合金成分による線吸収変化影響は小さいが、熱膨張による影響や相変態による影響は大きいことがわかる。
鋼板では、変態点(変態温度)以上ではγ(ガンマ)鉄とよばれる面心立方格子構造(FCC)となり、変態点を下回るとα鉄とよばれる体心立方格子構造(BCC)となる。図5に示すように、放射線による板厚測定時の測定温度は表面温度であるが、実際には板厚によって内部温度が異なり、γ相とα相の混相状態になっていると考えられる。
図6は、板厚12mmの鋼板における鋼板表面温度と厚み変化量及びα分率との特性図である。図6に示すように、相変態(γ鉄→α鉄)が進行するにつれて密度が減少し、板厚が厚くなる傾向となる。このようにα相とγ相の体積分率により板厚方向の密度は変化するので、設定すべき補正値Ctも異なるはずである。
図7(a)は各種板厚における鋼板表面温度とα分率との特性図、(b)は鋼板表面温度と計算補正値との特性図である。板厚が厚いほど、表面と中心部との温度差は大きくなるため、図7(a)に示すように、相変態(γ鉄→α鉄)の進行速度が遅くなる。したがって、図7(b)に示すように、板厚が厚いほど、鋼板表面温度に対する補正値Ctの勾配ΔCtを小さくする必要がある。
以上のように補正値Ctを板厚に層別することで、厚手と薄手による補正値の差を表現することができ、相変態による密度変化の影響を表現することができる。なお、板厚の層別数は、数が多ければ相変態による密度変化の影響をより細やかに表現することができるが、限定されるものではない。
また、補正値Ctを表面温度の層別に分ける場合に細分化することにより、特に薄手における変態後の密度変化を考慮することができる。図8には、ある出鋼グレードに属する3種類の板厚(8mm、12mm、20mm)の鋼板について、補正値Ctを鋼種2層別及び鋼板表面温度11層別で層別した補正値を用いて、放射線により板厚を測定した後、上式(2)で表される真の補正値を求めた特性図である。同図に示すように、薄手の低温領域において真の補正値が増加する傾向が確認される。これは変態後の密度変化の影響によるものと考えられ、鋼板表面温度の層別を細分化することにより薄手における変態後の密度変化を考慮することができる。
図9(a)、(b)には、ある出鋼グレード及びある板厚範囲に属する鋼板について、補正値Ctを鋼種2層別及び鋼板表面温度11層別で層別した実績例(比較例)と、補正値Ctを出鋼グレード10層別、鋼板表面温度20層別及び板厚9層別で層別してシミュレーションした例(本発明例)とにおける放射線測定とレーザ測定との公差余裕を示す。同図に示すように、鋼種及び鋼板表面温度の層別を細分化するとともに板厚でも層別した本発明例の方が、放射線により板厚を測定する場合に、検査工程でのレーザによる板厚測定との誤差を小さくなっていることがわかる。
なお、上記実施形態では、式(1)の補正値Ctを出鋼グレード、板厚及び鋼板表面温度の層別にテーブル化する例を説明したが、補正値Ctを用いずに、式(101)の線吸収係数μを出鋼グレード、板厚及び鋼板表面温度の層別にテーブル化するようにしてもよい。
本発明を適用した板厚演算装置100は、具体的にはCPU、メモリ(ROM、RAM等)を備えたコンピュータシステムにより構成することができる。この場合、CPUがROM等に記憶された板厚演算プログラムを実行することによって、上述した板厚演算装置100における処理が実現される。
1:鋼板
2:仕上げ圧延機
3:放射線源
4:放射線量検出器
5:温度計
100:板厚演算装置
101:入力部
102:板厚演算部
103:記憶部
104:出力部

Claims (5)

  1. 鋼板の板厚方向に透過した放射線の検出結果に基づいて、所定の演算式を用いて該鋼板の板厚を演算する鋼板の板厚測定方法であって、
    前記所定の演算式に用いられる所定の係数を、鋼種、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶する記憶手段を用いて、
    測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度に応じて前記記憶手段から所定の係数を選択し、前記所定の演算式を用いて板厚を演算し、
    前記所定の演算式として、板厚をH、放射線の透過前強度をI0、放射線の透過後強度をI、線吸収係数をμ、補正値をCtとして、
    H={(1/μ)×(ln I0/I)}×Ct
    を用いて、測定対象の鋼板の板厚を演算することを特徴とする鋼板の板厚測定方法。
  2. 熱延鋼板の仕上げ圧延工程後の板厚を測定することを特徴とする請求項1に記載の鋼板の板厚測定方法。
  3. 前記記憶手段には、検査工程の冷間状態にある鋼板の板厚を実測し、その板厚と前記所定の演算式を用いて演算した板厚とから補正値Ctを再計算して、鋼種、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶されることを特徴とする請求項2に記載の鋼板の板厚測定方法。
  4. 鋼板の板厚方向に透過した放射線の検出結果に基づいて、所定の演算式を用いて該鋼板の板厚を演算する鋼板の板厚演算装置であって、
    測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度を入力する入力手段と、
    前記所定の演算式に用いられる所定の係数を、鋼種、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶する記憶手段と、
    前記入力手段により入力された前記測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度に応じて前記記憶手段から所定の係数を選択し、前記所定の演算式を用いて板厚を演算する板厚演算手段とを備え、
    前記所定の演算式として、板厚をH、放射線の透過前強度をI0、放射線の透過後強度をI、線吸収係数をμ、補正値をCtとして、
    H={(1/μ)×(ln I0/I)}×Ct
    を用いて、測定対象の鋼板の板厚を演算することを特徴とする鋼板の板厚演算装置。
  5. 鋼板の板厚方向に透過した放射線の検出結果に基づいて、所定の演算式を用いて該鋼板の板厚を演算する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度を入力する入力手段と、
    前記所定の演算式に用いられる所定の係数を、鋼種、板厚及び鋼板表面温度の層別に記憶する記憶手段と、
    前記入力手段により入力された前記測定対象の鋼板の鋼種、目標板厚及び鋼板表面温度に応じて前記記憶手段から所定の係数を選択し、前記所定の演算式を用いて板厚を演算する板厚演算手段としてコンピュータを機能させ、
    前記所定の演算式として、板厚をH、放射線の透過前強度をI0、放射線の透過後強度をI、線吸収係数をμ、補正値をCtとして、
    H={(1/μ)×(ln I0/I)}×Ct
    を用いて、測定対象の鋼板の板厚を演算することを特徴とするプログラム。
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