JP2012090695A - 安全帯およびこれを用いた昇降方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】昇降対象から突出する障害物が大径であっても、また昇降対象自体が大径であっても墜落防止を担保した上で良好に障害物をかわして円滑な昇降を行える安全帯を提供する。
【解決手段】作業者の胴部に装着する角環6およびD環7がバックル2側の部分とその反対側の部分にそれぞれ固定されているベルト部Iと、本ロープ8の先端に連結された連結用フック9および本ロープ8の途中に挿通される角環6に連結するための連結用フック11が一体的に形成されている伸縮調節器10を有する本ロープ部IIと、D環7に連結するための2箇の連結用フック15,16がそれぞれの先端部に接続された2本のアダプタロープ12,13、各アダプタロープ12,13の基端部が接続される本ロープ部8の連結用フック9に連結される連結リング14を有するアダプタロープ部IIIとを有する。
【選択図】図1
【解決手段】作業者の胴部に装着する角環6およびD環7がバックル2側の部分とその反対側の部分にそれぞれ固定されているベルト部Iと、本ロープ8の先端に連結された連結用フック9および本ロープ8の途中に挿通される角環6に連結するための連結用フック11が一体的に形成されている伸縮調節器10を有する本ロープ部IIと、D環7に連結するための2箇の連結用フック15,16がそれぞれの先端部に接続された2本のアダプタロープ12,13、各アダプタロープ12,13の基端部が接続される本ロープ部8の連結用フック9に連結される連結リング14を有するアダプタロープ部IIIとを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は安全帯およびこれを用いた昇降方法に関し、特に昇降方向に対し枝等の障害物が突出している樹木等の昇降に適用して有用なものである。
一般に、電柱、鉄塔、樹木等を昇降して所定の作業を行う場合、墜落を防止して安全に作業を進めるため、作業者は、通常昇降用の安全帯を装着している。かかる安全帯としては、図5に示すように、環体07および伸縮調節器030を有するベルト01と、環体07に係合する本フック011を有する胴綱であるロープ010とを有しており、ロープ010に挿通してある伸縮調節器030で昇降対象(電柱等)の径に合わせてロープ010の長さを調整するように構成したものが汎用されている。
昇降を伴う所定の作業の際には、作業者の胴部に締付けたベルト01の環体07に本フック011を係合し、ロープ010を電柱A等の昇降対象の外周に巻付け、その先端部を伸縮調節器030のロープ挿通部に挿通してロープ010を電柱Aの外周に巻付くU字形の状態に保持し、この状態で作業者の体重をロープ010に支持させつつ昇柱、あるいは下降している。かくして、ロープ010と電柱用ステップBとの係合によって作業者の落下を防止している。
かかる安全帯を使用した昇降作業においては、図6に示すように、電柱Aの途中に看板等の障害物Cがあった場合、環体07から本フック011を外し、障害物Cの上にロープ010を通して本フック011を環体07に再度係合する必要がある。このため、本フック011の掛け替え時、一時的に安全帯の墜落防止機能が発揮されず、きわめて危険な状態となる。
かかる問題を解決するため、障害物を回避するためのロープの掛け替え時にも作業者の体重を継続して支持して昇降作業の安全性を担保し得るように工夫した提案がなされている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
これらのうち、特許文献1では、柱上安全帯に連結された補助ロープの先端の補助フックを電柱の外周に沿わせた胴綱の途中の連結具に係合可能に構成している。そして、障害物をかわす際には補助ロープの先端の補助フックを胴綱の連結具に連結することにより補助ロープと胴綱とでU字形のつり状態を形成し、その後胴綱の先端の本フックを柱上安全帯の環体から外す。すなわち、作業者の体重は、一時的に補助ロープおよび補助フックを介して支え、障害物をかわした後、再度本フックを介して胴綱で支えるようになっている(例えば特許文献1の段落〔0025〕参照)。
特許文献2は、外締めベルトに途中を連結されたロープの両端部に本フックと補助フックの2個のフックを連結しておき、本フックおよび補助フックの何れもが外締めベルトと一体となった結合装置に連結し得るように構成してある。かくして、本フックを結合装置に連結してU字状のつり状態を形成して昇降中に障害物に昇降を妨げられた場合、補助フックが連結された側のロープで障害物をかわして補助フックを結合装置に連結し、その後本フックと結合装置との連結状態を解除することで安全な昇降作業を担保する。
上記従来技術のうち、特許文献1に開示する電柱用昇降安全具では、作業者の胴部に装着した安全帯側から補助ロープを繰り出して胴綱の途中に配設した小型チャックの連結リングに補助ロープの先端に連結した補助フックを係止して障害物をかわしている。したがって、障害物を挟んで胴綱の反対側に掛け回した補助ロープを、補助フックを胴綱と一体となっている連結リングに係止させて補助ロープを胴綱に連結する必要がある。このとき、胴綱には作業者の体重がかかっている。すなわち、障害物に対し胴綱の反対側から補助フックを作業者の体重がかかった胴綱側に回して連結リングに係止させるという作業が必要になる。かかる作業は、障害物が電柱に装着された看板の細い支柱等である場合には然程問題とはならない場合があるが、障害物が樹木の枝等の場合、枝の径が大きくなった場合には非常に困難を伴う作業となる。この結果、フックの掛け違いによる墜落の危険性が懸念される事態を生起する。
一方、特許文献2では、本フックと補助フックとがロープの両端部に連結してあり、ロープの途中を作業者の胴部に装着する外締めベルトに連結しているので、障害物をかわす際には補助フックが連結された側のロープを、障害物の外周を一周させた補助フックを結合装置に連結する必要がある。このため、昇降対象が電柱等、その径が比較的小さい場合には適用できるが、径が大きい樹木等の場合には、補助フックを結合装置に連結する際のロープのかけ回し作業が困難になる場合がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、昇降対象から突出する障害物が樹木の枝等、大径であっても、また昇降対象自体が大径の樹木等であっても墜落防止の手当ては担保した上で良好に障害物をかわして円滑な昇降を行い得る安全帯およびこれを用いた昇降方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、昇降対象に対する昇降作業の際に作業者の胴部に装着するとともに環状部材がバックル側の部分とその反対側の部分にそれぞれ固定されているベルト部と、昇降作業に際し作業者の体重を支える胴綱となる本ロープ、本ロープの先端に連結された連結用フックおよび本ロープの途中に挿通されるとともに前記環状部材の一方に連結するための連結用フックが一体的に形成されている伸縮調節器を有する本ロープ部と、前記環状部材の他方に連結するための2箇の連結用フックがそれぞれの先端部に接続された2本のアダプタロープ、各アダプタロープの基端部が接続されるとともに前記本ロープ部の連結用フックに連結される連結リングを有するアダプタロープ部とを有することを特徴とする安全帯にある。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する安全帯において、前記アダプタロープ部の各連結用フックの近傍に互いに反対側のアダプタロープに連結された各連結用フックをそれぞれ係止するフックを設けたことを特徴とする安全帯にある。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様に記載する安全帯において、前記アダプタロープ部は、先端に前記連結リングが接続されるとともに、基端部に前記本ロープ部の連結用フックに連結される連結リングが接続されたロープで形成した長さ調整部を有することを特徴とする安全帯にある。
本発明の第4の態様は、第1の態様に記載する安全帯のベルト部を作業者の胴部に装着するとともに、アダプタロープ部の一方のアダプタロープの先端に連結されている一方の連結用フックを前記ベルト部に配設した環状部材の一方に連結させて作業者の体重を前記一方のアダプタロープに支持させつつ昇降対象に昇降する際、前記昇降に伴い昇降方向に対して突出する障害物の近傍で他方のアダプタロープを前記障害物の下方から上方または上方から下方に回して前記他方のアダプタロープの先端に連結されている他方の連結用フックを前記環状部材の一方に連結させ、その後前記一方の連結用フックを前記環状部材の一方から取り外して前記他方のアダプタロープで作業者の体重を支持しつつ昇降を継続することを特徴とする安全帯を用いた昇降方法にある。
本発明の第5の態様は、第2の態様に記載する安全帯のベルト部を作業者の胴部に装着するとともに、アダプタロープ部の一方のアダプタロープの先端に連結されている一方の連結用フックを前記ベルト部に配設した環状部材の一方に連結させて作業者の体重を前記一方のアダプタロープに支持させつつ昇降対象物に昇降する際、前記昇降に伴い昇降方向に対して突出する障害物の近傍で前記一方のアダプタロープ側の一方のフックに係止されている他方の連結用フックを取外し、他方のアダプタロープを前記障害物の下方から上方または上方から下方に回して前記障害物をかわして他方の連結用フックを前記環状部材に連結させ、その後一方の連結用フックを前記環状部材から取り外すとともに前記一方のアダプタロープを前記一方の連結用フックとともに前記障害物の下方から上方または上方から下方に回して前記障害物を回避させた後、前記一方の連結用フックを前記他方のアダプタロープ側の他方のフックに係止させて前記他方のアダプタロープで作業者の体重を支持しつつ昇降を継続することを特徴とする安全帯を用いた昇降方法にある。
本発明によれば、2本のアダプタロープのうちの一方のアダプタロープとこれに接続された一方の連結用フックを使用して昇降している際に、昇降対象から突出する障害物の部位にさしかかった時点で、他方のアダプタロープで障害物をかわし、他方のアダプタロープの先端部の他方の連結用フックをベルト部の環状部材に連結することで障害物を挟んで上下でアダプタロープにより作業者の体重を支えることができる。かかる状態で一方のアダプタロープを前記環状部材から取り外しているので、作業員は少なくとも一本のアダプタロープでは常に体重を支えられているので、障害物の部位におけるアダプタロープの掛け替えの際に墜落する虞はない。かかる状態で環状部材から取り外した一方のアダプタロープも容易に障害物を回避させることができる。
このように、全ての回避作業を作業員側の環状部材に対する一方または他方の連結用フックの着脱により行うことができるので、この回避作業を効率よく、容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、本形態に係る安全帯はベルト部I、本ロープ部IIおよびアダプタロープ部IIIからなる。
ベルト部Iは、例えば図5に示す既存の安全帯と同一の構成のもので、胴当ベルト1と、一端にバックル2が連結された外締めベルト3とを有している。ここで、外締めベルト3はベルト押え4を介して胴当ベルト1と一体になっており、胴当ベルト1を作業者(図1には図示せず)の腰部に当接させた状態でバックル2に外締めベルト3の先端部を挿通させ、さらにベルト通し5を挿通させて留めることにより、昇降作業を行う作業者の胴部に装着するようになっている。また、外締めベルト3には、環状部材である角環6およびD環7が固定してある。ここで、角環6は外締めベルト3のバックル2側(図中左側)の部分に、またD環7はバックル2とは反対側(図中右側)の部分に配設してある。
本ロープ部IIは、昇降作業に際し作業者の体重を支える胴綱となる本ロープ8と、本ロープ8の先端に連結された連結用フック9と、本ロープ8の途中に挿通されている伸縮調節器10とを有している。伸縮調節器10には他の部材(本形態では角環6)に連結するための連結用フック11が一体的に形成してある。
アダプタロープ部IIIは、2本のアダプタロープ12,13、連結リング14および連結用フック15,16を有している。アダプタロープ12,13は、各基端部が連結リング14に連結されるとともに、各先端部に連結用フック15,16がそれぞれ連結されている。連結用フック15,16の部分にはフック17,18が設けてある。フック17は連結用フック16を係止するため、またフック18は連結用フック15を係止するためのものである。
かかる安全帯の使用時には伸縮調節器10の連結用フック11をベルト部Iの角環6に連結するとともにアダプタロープ部IIIの連結リング14を本ロープ8の先端の連結用フック9に連結する。かかる状態でベルト部Iを作業者の胴部に装着するとともに、連結リング14を介して一体となったアダプタロープ部IIIおよび本ロープ8を昇降対象(樹木、電柱等)の外周に沿わせ角環6に対して作業者の反対側に回したアダプタロープ12,13の先端の何れか一方の連結用フック15または16をD環7に連結させる。かかる状態で本ロープ8および何れか一方のアダプタロープ12または13が昇降対象の外周にU字形状をなすように巻掛けられる。この結果、作業者の体重は本ロープ8および何れか一方のアダプタロープ12または13を介して昇降対象で支持し得る状態となる。かかる状態で所定の昇降作業を行う。この際、D環7に連結されていない他方のアダプタロープ13または12は他方の連結用フック16または15を介してフック17または18に係止される。このようにフック17,18を設けて連結用フック16,15を係止するように構成することは必須ではない。ただ、フック17,18を設けることにより昇降に使用しない(作業者の体重を支持していない)アダプタロープ13,12が連結リング14の部分から下方に垂れ下がるのを防止することができ、その分作業性を良好に保持することができる。
また、実際の昇降作業の際には昇降対象から突出する障害物(樹木の枝等)をかわしながら昇降を行う必要があるが、障害物をかわす場合の態様に関しては後に詳述する。
図2は本形態に係る安全帯のアダプタロープの他の態様を示す正面図である。なお、図1のアダプタロープ部IIIと同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。図2に示すように、本態様に係るアダプタロープ部IVは長さ調整部Vを有する。長さ調整部Vは連結リング14と連結リング20との間を所定長の長さ調整用のロープ19で繋いで形成してある。ここで、ロープ19の長さを適宜選定することによりアダプタロープ部IVの全体の長さ(連結リング20と連結用フック15、16との間の距離)を調整することができる。アダプタロープ部IVでは連結リング20が連結用フック9に連結される。したがって、本態様のアダプタロープ部IVを利用すれば昇降対象が大径の場合にも良好に対処し得る。
図3および図4は、本形態に係る安全帯を使用して樹木(昇降対象)を昇降する際の枝(障害物)を回避する場合の態様を概念的に示す説明図である。同図に示すように、枝Eは昇降方向に対して樹木Dから突出している障害物である。また、図では作業者Fが樹木Dを登る場合の態様を示している。
先ず、図3(a)に示すように、アダプタロープ12(図中に実線で示す。以下同じ。)および本ロープ8(図3および図4には図示せず。以下同じ。)を利用して樹木Dを昇ってきた作業者Fが枝Eの近傍位置に達したとき、フック17に係止してある連結用フック16を外す。このときアダプタロープ12,13は枝Eの下方にある。かかる状態から図3(a)中に点線の矢印で示すように、連結用フック16と一体となったアダプタロープ13を枝Eの下方から上方に回し、アダプタロープ13のみを枝Eの上方を通して連結用フック16をD環7に連結させる。この結果、図3(b)に示す状態となる。
図3(b)に示す状態ではアダプタロープ12が枝Eの下方を通り、またアダプタロープ13が枝Eの上方を通って連結用フック15,16が何れもD環7に連結された状態となる。したがって、作業者Fの体重はアダプタロープ12,13の両方で支持する状態となる。かかる状態でD環7から連結用フック15を外す。このように連結用フック15を外してもアダプタロープ13が作業者Fの体重を支えているので、墜落の虞はない。かかる状態から図3(b)中に実線の矢印で示すように、連結用フック15と一体となったアダプタロープ12を枝Eの下方から上方に回し、アダプタロープ12も枝Eの上方を通す。その後アダプタロープ12の先端の連結用フック15を連結用フック16側のフック18に係止させる。この結果、図4(a)に示す状態となり、枝Eを完全にかわすことができる。
かかる状態から図4(b)に示すように、今度はアダプタロープ13と本ロープ8(図1参照)とを用いて樹木Dでの上昇を継続する。
一方、同様の態様で枝Eをかわしながら樹木Dを下降するができる。ただ、下降する場合は、枝Eの上方から下方にアダプタロープ13,12および連結用フック16,15を回り込ませる点が異なる。
本発明は樹木、鉄塔,電柱等に昇降して行う作業を伴う産業分野において利用することができる。
D 樹木(昇降対象)
E 枝(障害物)
F 作業者
I ベルト部
II 本ロープ部
III,IV アダプタロープ部
V 長さ調整部
6 角環(環状部材)
9 連結用フック
10 伸縮調節器
11 連結用フック
12,13 アダプタロープ
14 連結リング
15,16 連結用フック
17,18 フック
19 ロープ
20 連結リング
E 枝(障害物)
F 作業者
I ベルト部
II 本ロープ部
III,IV アダプタロープ部
V 長さ調整部
6 角環(環状部材)
9 連結用フック
10 伸縮調節器
11 連結用フック
12,13 アダプタロープ
14 連結リング
15,16 連結用フック
17,18 フック
19 ロープ
20 連結リング
Claims (5)
- 昇降対象に対する昇降作業の際に作業者の胴部に装着するとともに環状部材がバックル側の部分とその反対側の部分にそれぞれ固定されているベルト部と、
昇降作業に際し作業者の体重を支える胴綱となる本ロープ、本ロープの先端に連結された連結用フックおよび本ロープの途中に挿通されるとともに前記環状部材の一方に連結するための連結用フックが一体的に形成されている伸縮調節器を有する本ロープ部と、
前記環状部材の他方に連結するための2箇の連結用フックがそれぞれの先端部に接続された2本のアダプタロープ、各アダプタロープの基端部が接続されるとともに前記本ロープ部の連結用フックに連結される連結リングを有するアダプタロープ部とを有することを特徴とする安全帯。 - 請求項1に記載する安全帯において、
前記アダプタロープ部の各連結用フックの近傍に互いに反対側のアダプタロープに連結された各連結用フックをそれぞれ係止するフックを設けたことを特徴とする安全帯。 - 請求項1または請求項2に記載する安全帯において、
前記アダプタロープ部は、先端に前記連結リングが接続されるとともに、基端部に前記本ロープ部の連結用フックに連結される連結リングが接続されたロープで形成した長さ調整部を有することを特徴とする安全帯。 - 請求項1に記載する安全帯のベルト部を作業者の胴部に装着するとともに、アダプタロープ部の一方のアダプタロープの先端に連結されている一方の連結用フックを前記ベルト部に配設した環状部材の一方に連結させて作業者の体重を前記一方のアダプタロープに支持させつつ昇降対象に昇降する際、
前記昇降に伴い昇降方向に対して突出する障害物の近傍で他方のアダプタロープを前記障害物の下方から上方または上方から下方に回して前記他方のアダプタロープの先端に連結されている他方の連結用フックを前記環状部材の一方に連結させ、
その後前記一方の連結用フックを前記環状部材の一方から取り外して前記他方のアダプタロープで作業者の体重を支持しつつ昇降を継続することを特徴とする安全帯を用いた昇降方法。 - 請求項2に記載する安全帯のベルト部を作業者の胴部に装着するとともに、アダプタロープ部の一方のアダプタロープの先端に連結されている一方の連結用フックを前記ベルト部に配設した環状部材の一方に連結させて作業者の体重を前記一方のアダプタロープに支持させつつ昇降対象物に昇降する際、
前記昇降に伴い昇降方向に対して突出する障害物の近傍で前記一方のアダプタロープ側の一方のフックに係止されている他方の連結用フックを取外し、他方のアダプタロープを前記障害物の下方から上方または上方から下方に回して前記障害物をかわして他方の連結用フックを前記環状部材に連結させ、
その後一方の連結用フックを前記環状部材から取り外すとともに前記一方のアダプタロープを前記一方の連結用フックとともに前記障害物の下方から上方または上方から下方に回して前記障害物を回避させた後、前記一方の連結用フックを前記他方のアダプタロープ側の他方のフックに係止させて前記他方のアダプタロープで作業者の体重を支持しつつ昇降を継続することを特徴とする安全帯を用いた昇降方法。
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JP2010239089A JP2012090695A (ja) | 2010-10-25 | 2010-10-25 | 安全帯およびこれを用いた昇降方法 |
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Family
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6090963B1 (ja) * | 2016-11-17 | 2017-03-08 | 株式会社ユウケイ工業 | 二丁掛け安全帯 |
CN107899153A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-04-13 | 中建四局第三建筑工程有限公司 | 一种支模板临边作业安全防护方法及装置 |
KR102528585B1 (ko) * | 2022-04-21 | 2023-05-04 | 김남균 | 낙하 방지 기능을 구비하는 주상안전대 |
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2010
- 2010-10-25 JP JP2010239089A patent/JP2012090695A/ja active Pending
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JP6090963B1 (ja) * | 2016-11-17 | 2017-03-08 | 株式会社ユウケイ工業 | 二丁掛け安全帯 |
CN107899153A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-04-13 | 中建四局第三建筑工程有限公司 | 一种支模板临边作业安全防护方法及装置 |
KR102528585B1 (ko) * | 2022-04-21 | 2023-05-04 | 김남균 | 낙하 방지 기능을 구비하는 주상안전대 |
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