JP2012090415A - 回転電機の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向両側のコイルエンド部に対して冷却液を供給するための配管の接続作業を容易にして回転電機の組立性および電動車両への組付性を向上させる。
【解決手段】ステータコア14とコイル16とを含むステータ12においてコイルエンド部24を冷却液で冷却する回転電機の冷却構造10は、リード側コイルエンド部24aを覆って第1冷却油室26aを形成するとともに第1冷却油室26aに連通する第1冷却液供給路40aを有するリード側カバー部材28aと、反リード側コイルエンド部24bを覆って第2冷却油室26bを形成するとともに第2冷却油室26bに連通する第2冷却液供給路40bを有する反リード側カバー部材28bとを備え、第1および第2冷却液供給路40a,40bを介して第1および第2冷却油室26a,26b内に冷却液を供給するための冷却油供給口38が一方側のリード側カバー部材28aに形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機の冷却構造に係り、特に、ステータコイルのコイルエンド部を冷却液により冷却する回転電機の冷却構造に関する。
従来、円筒状のステータコアの内周部に複数のステータコイル(以下、適宜にコイルとだけいう)を周方向に配列して設けたステータを備える回転電機が知られている。上記コイルは、ステータコアの内周部に径方向内側に向かって突設されたティース部に周囲に巻装されており、ステータの軸方向の両端においてはコイルの両端部が外側にそれぞれ突出してコイルエンド部を構成している。
上記コイルはリード線が接続されており、このリード線を介して外部から電圧が印加されることによりコイルに電流が流れる。このとき、コイルを構成する例えば絶縁被覆された銅線等の導電素線の内部において電気抵抗による所謂銅損が生じ、これによりコイルが発熱する。この発熱によってコイル温度が上昇すると、コイルの絶縁性能が低下する。回転電機が多相交流モータである場合には、特に、電位差が大きくなる異相コイルのコイルエンド部間において放電が発生しやすくなる。
このような放電を防止するために、上記コイルのコイルエンド部を例えば冷却油等の冷却液によって冷却することが行われている。これに関連する先行技術文献として特開平2006−271150号公報(特許文献1)がある。
特許文献1には、モータジェネレータの冷却構造が開示されている。この冷却構造では、ステータコアの軸方向端面において外側へ略環状に突出しているコイルエンド部を冷却ジャケットによって液密的に覆い、ジャケット内部に冷却用オイルを充満させるように供給し、これによりコイルエンド部を円周方向の全体において冷却用オイルに接触させることでコイルを冷却することが記載されている。また、この冷却構造では、ステータが円筒状のケース内に収容され、このケースの軸方向両側に側板がそれぞれ取り付けられている。そして、その側板および冷却ジャケットにオイル供給口が形成されおり、オイル供給口は軸方向両端のコイルエンド部にそれぞれ対応して、軸方向両側にそれぞれ設けられている。
特開2006−271150号公報
上記特許文献1の冷却構造では、ステータの軸方向両側に設けた冷却ジャケットにオイル供給口をそれぞれ設けて、各オイル供給口から軸方向両側のコイルエンド部にそれぞれ冷却用オイルを供給する構成であるため、モータジェネレータの軸方向両端にオイル供給管を接続する必要がある。この場合、各オイル供給口に対してシール状態を確認しながらオイル供給管を接続する作業が困難な状況があり、特に、モータジェネレータが電動車両に組み込まれる際にはモータ搭載スペースが奥まっていて狭く組付作業者による作業スペースがモータ軸方向両側において確保できないような場合には、上記冷却構造を備えたモータの車両に対する組付性が悪くなるという問題がある。
本発明の目的は、軸方向両側のコイルエンド部に対して冷却液を供給するための配管の接続作業を容易にして回転電機の組立性および電動車両への組付性を向上させることができる回転電機の冷却構造を提供することにある。
本発明に係る回転電機の冷却構造は、筒状のステータコアとこのステータコアの周方向に複数巻装されるコイルとを含むステータにおいてステータ軸方向のステータコア両端面からそれぞれ外側に突出するコイルエンド部を冷却液で冷却する回転電機の冷却構造であって、前記コイルに給電するリード線が接続されるリード側コイルエンド部を覆って内部に第1冷却液室を形成するとともに前記第1冷却液室に連通する第1冷却液供給路を有するリード側カバー部材と、前記リード側コイルエンド部に対して前記軸方向の反対に位置する反リード側コイルエンド部を覆って内部に第2冷却液室を形成するとともに前記第2冷却液室に連通する第2冷却液供給路を有する反リード側カバー部材とを備え、前記第1および第2冷却液供給路を介して前記第1および第2冷却液室内に冷却液を供給するための冷却液供給口が前記リード側カバー部材および前記反リード側カバー部材のいずれか一方側に形成されている。ここで「一方側」とは、一方のカバー部材自体に冷却液供給口が形成されていること、および、一方のカバー部材が位置する軸方向の側に冷却液供給口が設けられていることの両方を含むことを意図している。
本発明に係る回転電機の冷却構造において、前記冷却液供給口は前記リード側カバー部材に形成され、前記第2冷却液供給路は前記反リード側カバー部材内に形成された反リード側供給路部分と前記リード側カバー部材内に形成されたリード側供給路部分とからなり、前記反リード側供給路部分および前記リード側供給路部分は前記ステータコアの外周面外側において液密状に接続されるとともに前記リード側供給路部分が前記冷却液供給口および前記第1冷却液供給路に連通してもよい。
また、本発明に係る回転電機の冷却構造において、前記反リード側供給路部分を含む反リード側供給路形成部と、前記リード側供給路部分を含むリード側供給路形成部とは、軸方向の端面同士がシール部材を介して液密状に連結されてもよい。
また、本発明に係る回転電機の冷却構造において、前記反リード側供給路部分を含む反リード側供給路形成部と、前記リード側供給路部分を含むリード側供給路形成部とは、軸方向の端部同士が互いに嵌合して連結されてもよい。
また、本発明に係る回転電機の冷却構造において、前記反リード側供給路部分を含む反リード側供給路形成部と、前記リード側供給路部分を含むリード側供給路形成部とは、各供給路部分内に両端部が挿入された接続管を介して連結されてもよい。
さらに、本発明に係る回転電機の冷却構造において、前記第1および第2冷却液供給路の冷却液室近傍部分はそれぞれ、コイルエンド部の径方向外側の外周面に対して直交しない斜め方向に向けて形成されてもよい。
本発明に係る回転電機の冷却構造では、第1および第2冷却液供給路を介して第1および第2冷却液室内に冷却液を供給するための冷却液供給口がリード側カバー部材および反リード側カバー部材のいずれか一方側に形成されているので、この冷却構造を含む回転電機の冷却液供給口に対して冷却液供給管を液密状態で連結する作業を一方向から行うことができ、その結果、冷却構造を含む回転電機の組立性が向上すると共にこのような回転電機を車両に組付ける際の組付け性も向上する。
本発明の一実施の形態である冷却構造を備えたステータの斜視図である。 図1中のA−A線断面図である。 第2冷却油供給路の接続に関する別の態様を示す図である。 第2冷却油供給路の接続に関するさらに別の態様を示す図である。 図2中のB−B線断面図である。 図1中のC−C線断面図である。 ステータのスロット内周開口部のシール状態を示す拡大図である。 スロット内周開口部に挿入されるシール部材を示す図である。 別実施形態の回転電機の冷却構造を示す図である。 図9と共に別実施形態の冷却構造を示す図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。
以下の説明では、本実施形態である回転電機の冷却構造で用いられる冷却液は、冷却油または冷却オイルであるものとして説明するが、本発明における冷却構造の冷却液がこれに限定されるものではなく、冷却水(たとえばLLC)等の他の冷却液が用いられてもよい。
図1は、回転電機用ステータ12に組み付けられた本実施形態の回転電機の冷却構造10を示す斜視図であり、図2は図1中におけるA−A線断面図である。ここで、図1において軸Xは筒状に形成されるステータおよびステータコアの中心軸であり、この中心軸Xに沿う方向を軸方向、この中心軸Xに直交する方向を径方向、中心軸X上にある点を中心にその直交平面上に描かれる円の円周に沿う方向を周方向という。また、図2では円筒状をなすステータ12の周方向における径方向一方側の軸方向断面、すなわち、中心軸Xが水平方向に沿うようにして回転電機が車両に搭載された場合の鉛直方向下側半分の軸方向断面のみを示している。
ステータ12は、円筒状をなすステータコア14と、ステータコア14の内周部に設けられるコイル16とを備える。ステータコア14は、たとえば珪素鋼板等の電磁鋼板をリング状に打ち抜き加工されたものを複数枚積層してかしめ、溶接、接着等の手法で一体に連結して構成されている。ステータ12内には、図示しないIPM型ロータが回転可能に設けられ、ステータ12内に電気的に形成される回転磁界によってロータが回転駆動されるようになっている。
ステータコア14の内周部には、複数のティース部18(図7,8参照)が形成されている。ティース部18は、径方向に所定間隔で配列されるとともに径方向内側へ向かって突設され、ステータコア14と同じ軸方向長さを有して軸方向に延伸して形成されている。そして、径方向に隣接するティース部18間には、ティース部18と同数のスロット20が形成されている。空間部であるスロット20内には後述するようにコイル16の一部が収容されている。
コイル16は、ティース部18の周囲にたとえばエナメル銅線等の導電素線を巻回して構成される。コイル16の巻き方は、集中巻きであってもよいし、又は、分布巻きであってもよい。また、コイル16を構成する導電素線は、円形断面であってもよいし矩形断面であってもよい。さらに、コイル16は、冶具等を用いて巻くことによりコイル16に予め形成されたものをティース部18に径方向内側から嵌め込んで装着されてもよいし、巻線機を用いてティース部18の周囲に導電素線を巻きながらコイル16を形成してもよいし、あるいは、たとえば矩形断面を有する比較的剛直な角線を曲げてU字状に形成したものを軸方向一端側からスロット20内にティース部18を跨いだ状態で挿入し、スロット20の軸方向他方側の開口部から突出したセグメントコイルの2本の脚部の一方を、径方向に隣接して挿入されている別のセグメントコイルの2本の脚部の他方と電気的に接続してなる所謂セグメントコイルであってもよい。
コイル16は、ステータコア14のスロット20内に位置するスロット部分22と、ステータコア14の軸方向の両端面13a,13bから軸方向外側へそれぞれ突出して形成されているコイルエンド部24a,24bとからなっている。コイルエンド部24a,24bは、ステータ12を軸方向から見たときステータコア14の端面13a,13b上において概ね円環状をなしている。
図1に示すように、ステータ12のコイル16の一方のコイルエンド部24には、リード線2u,2v,2wが電気的に接続されている。リード線2u,2v,2wは、外部からコイル16に電圧を印加するためものである。ステータ12がたとえば三相交流型回転電機に用いられるとした場合、複数のコイル16はU相、V相およびW相のコイル群に分かれており、3本のリード線2u,2v,2wが各相コイル群の一端部にそれぞれ接続されていて、各相コイルの他端部が中性点において互いに電気接続されている。以下において、リード線2u,2v,2wが接続されるコイルエンド部24aをリード側コイルエンド部といい、軸方向において反対側に位置する他方のコイルエンド部24bを反リード側コイルエンド部ということとする。
本実施形態の回転電機の冷却構造10は、リード側コイルエンド部24aを覆って内部に第1冷却油室26aを液密状に形成するリード側カバー部材28aと、反リード側コイルエンド部24bを覆って内部に第2冷却油室26bを形成する反リード側カバー部材28bとを含む。以下において、2つのカバー部材を総称するときは、単にカバー部材28という。このことは他の要素を示す参照符号についても同様である。
カバー部材28は、たとえば金属鋳物等によって好適に形成されることができる。また、カバー部材28は、各コイルエンド部24a,24bを全周にわたって覆うように略コ字状またはブラケット状の断面を有する円環状部材として形成されている。さらに、カバー部材28は、たとえばパッキン等のシール部材を介してステータコア14の端面13a,13b上に固定される。これにより、ステータコア14の端面13a,13b上において第1および第2冷却油室26,26bから冷却油が漏れ出るのが防止されている。
図1を参照すると、カバー部材28の軸方向縁部には、3つのタブ(図1中には2つのみ図示)30が周方向に均等位置で径方向外側へ突設されている。各タブ30には、ボルト挿通孔32が貫通して形成されている。一方、ステータコア14の外周面上には、上記タブ30と対応する位置にボルト挿通部34が膨出形成されており、内部にボルト挿通孔(図示せず)が軸方向に貫通して形成されている。これにより、ステータ12とカバー部材28とを図1に示す状態に組み立てて、ステータコア14のボルト挿通部34とその上下にある2つのタブ30とをボルトを貫通して挿入しナットで締め付けることにより、カバー部材28がステータ12に対して液密状態に固定される。
リード側カバー部材28の径方向外周面には、リード線2u,2v,2wを通すための開口部29が形成されている。リード線2u,2v,2wをリード側コイルエンド部24aに電気接続する作業は、ステータ12にリード側カバー部材28aを取り付ける前に行ってもよいし、又は、カバー部材28aの取り付け後に開口部29を介して行ってもよい。
リード側カバー部材28aの開口部29は、リード線2u,2v,2wを通しながら液密状態を確保するためのシール部材(図示せず)によって塞がれるか、あるいは、後に詳述するように第1冷却油室26aに供給された冷却油を排出する冷却油排出口として用いてもよい。
図1および2を参照すると、リード側カバー部材28aの外周部には、径方向外側に膨出するリード側供給路形成部36aが軸方向に延伸して形成されている。リード側供給路形成部36aは、リード側カバー部材28aにおいて第1冷却油室26aを形成する部分よりも軸方向に長く形成されており、その端部がステータ12に対して接して又は隙間を空けてステータコア14の外周面の軸方向中央位置まで延びている。
リード側供給路形成部36aの軸方向端面、すなわちリード側カバー部材28aの軸方向端面には、冷却油供給口38が形成されている。そして、リード側供給路形成部36a内には、第1冷却油室26aと冷却油供給口38とを連通する第1冷却油供給路40aが形成されている。リード側供給路形成部36a内には更に、軸方向に延伸して端部において開口するリード側供給路部分42aが形成されている。リード側供給路部分42aは、第1冷却油供給路40aおよび冷却油供給口38に連通している。このリード側供給路部分42aは、後述する第2冷却油供給路40bの一部を構成するものである。
一方、反リード側カバー部材28bの外周部にも、径方向外側に膨出する反リード側供給路形成部36bが軸方向に延伸して形成されている。反リード側供給路形成部36bは、反リード側カバー部材28bにおいて第2冷却油室26bを形成する部分よりも軸方向に長く形成されており、その端部がステータ12に対して接して又は隙間を空けてステータコア14の外周面の軸方向中央位置まで延びている。
反リード側カバー部材28bの反リード側供給路形成部36bは、冷却構造10がステータ12に組み付けられたときにリード側カバー部材28aのリード側供給路形成部36aと連なって1つの突条をなすように構成されている。つまり、リード側供給路形成部36aの軸方向端部(図1中の下端部、図2中の左側端部)37aと、反リード側供給路形成部(図1中の上端部、図2中の右側端部)36bとが、ステータコア14の外周面外側において互いに連結されている。
反リード側カバー部材28bの反リード側供給路形成部36bには、第2冷却油室26b内に冷却油を供給するための第2冷却油供給路40bが形成されている。第2冷却油供給路40bは、上記反リード側供給路形成部36b内に軸方向に沿って延伸形成された反リード側供給路部分42bを含み、反リード側供給路形成部36bの軸方向端部において開口している。これにより、カバー部材28からなる冷却構造10がステータ12に組み付けられたときにリード側供給路形成部36aおよび反リード側供給路形成部36の軸方向の端部同士がたとえばOリング等の適当なシール部材44を介して連結され、第2冷却油供給路を構成するリード側供給路部分42aおよび反リード側供給路部分42bが接続される。その結果、反リード側カバー部材28b内の第2冷却油室26bが、第2冷却油供給路40b(42a,42b)と第1冷却油供給路40aの一部とを介して、冷却油供給口38に連通することになる。
上記のように本実施形態では、供給路形成部36の端面同士がシール部材44を介して圧接されて連結されることにより、第2冷却油供給路40bを構成するリード側供給路部分42aと反リード側供給路部分42bとの接続部における冷却油の漏れが確実に防止される。
本実施形態の冷却構造10では、上記のような供給路形成部36が径方向に離れて2箇所設けられており、これに対応して冷却油供給口38もリード側カバー部材28aの軸方向端面に2つ形成されている。このように2つの冷却油供給口38から第1および第2冷却油室26a,26b内に冷却油を供給できるようにすることで、冷却油室26a,26bへの冷却油の供給および充満をより迅速かつ確実に行うことができる。ただし、冷却油供給口38は2つに限定されるものではなく、1つであってもよいし又は3つ以上設けられてもよい。
一対の冷却油供給口38ならびにこれに連通する第1および第2冷却油供給路40a,40bは、ステータ中心軸Xが水平方向に沿うように回転電機が車両に搭載されているとき、中心軸Xに対して鉛直方向下方に位置するように設けられている。これに対し、リード線2u,2v,2wが挿通される開口部29はリード側カバー部材28aにおいて上記一対の冷却油供給口38等と径方向に略対向する位置に形成されるのが好ましい。このようにすることで開口部29を冷却油排出口として用いるときに、温度が比較的低い冷却油を冷却構造10の下部から各冷却油室26a,26bに供給し、コイルエンド部24a,24bを冷却することによって比較的温度が高くなった冷却油を冷却油室26の上部に位置する開口部29から排出することができ、ステータコイル16に対する冷却性能をより高いものにできる。
図3,4は、リード側供給路部分42aと反リード側供給路部分42bとの接続部における変形例を示す。図4に示す変形例では、反リード側カバー部材28bの供給路形成部36bの端部37bが細く形成され、一方、リード側カバー部材28aの供給路形成部36aの端部37a内に凹部37cが形成されている。この凹部37cは、反リード側供給路形成部36bの細くなった端部37bを圧入により嵌合可能な内径および軸方向長さに形成されている。そして、嵌合連結された接続部がたとえばOリング等の適当なシール部材44によってシールされている。このようにリード側供給路部分42aと反リード側供給路部分42bとの接続部が圧入により嵌合連結されてシール部材によってシールされることで、上記接続部における冷却油の漏れをより確実に防止することができる。
図4に示す変形例では、供給路形成部36a,36bの端部37a,37bに隙間が空くように軸方向長さが図2に示すものよりも短く設定されており、リード側供給路部分42aと反リード側供給路部分42bとに両端が圧入された中空の接続管46によって接続されている。そして、接続管46の両端部近傍の外周に例えばOリング等の適当なシール部材44を配置してシールしている。このように接続管46で接続するとともにシール部材44でシールすることにより、上記接続部における冷却油の漏れをより確実に防止することができ、しかも、2つの供給路形成部36a,36bの周方向位置および軸方向長さの誤差を接続管46を介在させることによって吸収することができるので冷却構造10の組立性も向上する。
図5は、図2中におけるB−B線断面図である。第1冷却油室26aに連通する第1冷却油供給路40aは、冷却液室近傍部分であるリード側供給路形成部36内において、リード側コイルエンド部24aの径方向外側の外周面に対して直交しない斜め方向に向けて形成されている。具体的には、第1冷却油供給路40aは、軸方向延伸部分から略V字状に拡がるように分岐して第1冷却油室26aにつながる2本の分岐路41,41を含む。これにより、第1冷却油供給路40aの分岐路41から第1冷却油室26aに送り込まれた冷却油は、リード側コイルエンド部24aの径方向外側の外周面に沿って低抵抗で流れることができ、第1冷却油室26aに冷却油を円滑に供給することができる。なお、第2冷却油室26bに冷却油を供給する第2冷却油供給路40bについても同様であるため、図示および説明を省略する。
図6は、図1中におけるC−C線断面図である。本実施形態の冷却構造10は、リード側コイルエンド部24aの周囲に形成される第1冷却油室26aと反リード側コイルエンド部24bの周囲に形成される第2冷却油室26bとを連通させる連通路48を有している。連通路48は、図1に示すように、カバー部材28の外周部において径方向外側へ膨出するとともに軸方向に延伸して形成された連通路形成部50内に形成されている。
本実施形態では、カバー部材28について2つの供給路形成部36の間に2つの連通路形成部50が周方向に間隔を置いて設けられており、各連通路形成部50内に連通路48がそれぞれ形成されている。このような位置に連通路48を設けることで、中心軸Xが水平方向に沿うように回転電機が設置されたときに連通路48もまた冷却油供給路40と同様に鉛直方向下方側に配置されることができる。
連通路48は、リード側連通路部分48aと反リード側連通路部分48bとが接続されて形成されている。リード側連通路部分48aを含むリード側連通路形成部50aと反リード側連通路部分48bを含む反リード側連通路形成部50bの端部同士の連結は、図2〜4を参照して説明した供給路形成部36の場合と同様であるため、ここでの説明を援用により省略する。
このように連通路48を介して第1および第2冷却油室26a,26bを互いに連通させることで、各冷却油室への冷却油の供給圧および/または供給量が異なる場合でも、連通路48を介して冷却液が流れることによって各冷却油室間で冷却油の油量や圧力が平準化される。その結果、リード側コイルエンド部24aと反リード側コイルエンド部24bとについて同等の冷却性能を確保および維持することができる。
次に、図7,8を参照して、ステータ12のスロット内周部のシールについて説明する。図7は、ステータ12のスロット内周開口部のシール状態を示す拡大図である。図8は、スロット内周開口部に挿入されるシール部材を示す図である。なお、図8においてコイルの図示は省略されている。
図7に示すように、ステータコア14の内周部には、ティース部18に形成されるスロット20が軸方向に延伸して開口している。スロット20内には、たとえばシート状の絶縁部材52によって囲まれた状態でコイル16のスロット部分22が収容されている。
スロット20の径方向内側の開口部21は、たとえば樹脂成形品からなるシール部材54によって液密状態に閉じられている。シール部材54は、図8に示すように、スロット20の径方向開口部21に軸方向から挿入されて接着等の方法によって固定される。また、周方向に分割された複数のシール部材54がステータコア14の内周全体に装着されることで、すべてのスロット開口部21が封止されることになる。ここでシール部材54は、コイル16がスロット20内に配置された後にスロット開口部21に装着されるが、セグメント式コイルである場合にはコイル装着前にシール部材54をステータコア14に取り付けてもよい。
このようにスロット20の径方向開口部21がシール部材54によってシールされていることにより、少なくとも何れかの冷却油室26a,26bからスロット20内のコイルスロット部分の隙間に冷却油が流れ込んでもステータ12の内周に漏れ出ることはなく、その結果、漏れ出た冷却油がステータ12内のロータに接触して回転の妨げとなるのを防止できる。
なお、本実施形態ではシール部材をスロット開口部に軸方向から挿入してシールする構成としたが、スロット開口部21のシール形態はどのようにしてもよい。たとえば、ティース部18にコイルを巻装した後にスロット開口部21にたとえばパテを練り込んで埋めて油漏れを防止してもよいし、あるいは、ステータコア14の内周に薄い粘着シートを貼着してスロット開口部21を塞いでもよいし、あるいは、カバー部材28とステータコア14との間にシール部材を挟持して設けてスロット20の軸方向開口部から冷却油がスロット20内に流れ込まないようにしてもよい。
続いて、上述した構成からなる冷却構造10を備えた回転電機の動作について説明する。
リード線2u,2v,2wを介してステータコイル16に三相交流電圧が印加されると、コイル16が巻回されているティース部18が励磁され、これによりステータ12内に回転磁界が形成される。そして、この回転磁界によって、ステータ12内のロータが回転駆動される。
通電によってコイル16は発熱して温度が上昇する。これを放置すると絶縁性能が低下し、特に、コイルエンド部24において電位差が大きくなる異相コイル間で放電が生じやすくなる。しかし、本実施形態の冷却構造10では、コイルエンド部24の全周を覆って冷却油室26が形成されており、この冷却油室26には冷却油供給口38から供給された冷却油が満たされている。そのため、コイルエンド部24は径方向の内外面および軸方向端面の全側面において冷却油に接触していることで、コイルエンド部24およびスロット部分22を含むコイル16、ひいてはステータ12全体が効率的に冷却される。したがって、本実施形態の冷却構造10を備えた回転電機では、コイル16の絶縁性能を維持または向上させることができ、その結果、コイル16に流す電流密度を高めることによる回転電機の小型化、コイルエンド部で異相コイル間に挟んでいた絶縁紙の廃止による低コスト化等を図ることができる。
コイルエンド部24の冷却によって温度が上昇した冷却油は、たとえばリード開口部29から外部に排出され、オイルクーラ等を通過して放熱することによって温度が低下し、そして、オイルポンプによって冷却油供給口38へと循環供給されることになる。
また、本実施形態の冷却構造10では、第1および第2冷却液供給路40a,40bを介して第1および第2冷却液室内26a,26bに冷却油を供給するための冷却油供給口38が軸方向一方側のリード側カバー部材28aだけに形成されているので、この冷却構造10を含む回転電機の冷却油供給口38に対して冷却液供給配管を液密状態で連結する作業が軸方向の一方側から行うことができ、その結果、冷却構造10を含む回転電機の組立性が向上すると共にこのような回転電機を車両に組付ける際の組付性も向上する。
なお、本発明に係る回転電機の冷却構造は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の改良および変更が可能である。
たとえば、上記冷却構造10では、第1および第2冷却油室26a,26bに冷却油を供給するための冷却油供給口をリード側カバー部材28a自体に設けたが、これに限定されるものではなく、リード側カバー部材と同じ側であってカバー部材とは別個に冷却油供給口を設けてこの冷却油供給口と第1および第2冷却油供給路とをパイプ接続してもよい。
また、上記においては冷却油供給口をリード側カバー部材28aに形成したが、これとは反対に、反リード側カバー部材28bだけに冷却油供給口を形成してもよい。
さらに、上記においては1つの冷却油供給口38に対して第1および第2冷却油供給路40a,40bを連通するように構成したが、これに限定されるものではなく、図9に示すように2つの冷却油供給口38のうちの一方を第1冷却油供給路40aを介して第1冷却油室26aに接続し、他方の冷却油供給口38を第2冷却油供給路40bを介して第2冷却油室26bに接続するように構成してもよい。
2u,2v,2w リード線、10 回転電機の冷却構造、12 ステータ、13a,13b ステータコア端面、14 ステータコア、16 ステータコイルまたはコイル、18 ティース部、20 スロット、21 スロット径方向開口部、22 コイルスロット部分、24 コイルエンド部、24a リード側コイルエンド部、24b 反リード側コイルエンド部、26 冷却油室、26a 第1冷却油室、26b 第2冷却油室、28 カバー部材、28a リード側カバー部材、28b 反リード側カバー部材、29 リード開口部、30 タブ、32 ボルト挿通孔、34 ボルト挿通部、36 供給路形成部、36a リード側供給路形成部、36b 反リード側供給路形成部、37a,37b 端部、37c 凹部、38 冷却油供給口、40 冷却油供給路、40a 第1冷却油供給路、40b 第2冷却油供給路、41 分岐路、42a リード側供給路部分、42b 反リード側供給路部分、44 シール部材、46 接続管、48 連通路、48a リード側連通路部分、48b 反リード側連通路部分、50 通路形成部、50a リード側連通路形成部、50b 反リード側連通路形成部、52 絶縁部材、54 シール部材、X 中心軸。

Claims (6)

  1. 筒状のステータコアとこのステータコアの周方向に複数巻装されるコイルとを含むステータにおいてステータ軸方向のステータコア両端面からそれぞれ外側に突出するコイルエンド部を冷却液で冷却する回転電機の冷却構造であって、
    前記コイルに給電するリード線が接続されるリード側コイルエンド部を覆って内部に第1冷却液室を形成するとともに前記第1冷却液室に連通する第1冷却液供給路を有するリード側カバー部材と、
    前記リード側コイルエンド部に対して前記軸方向の反対に位置する反リード側コイルエンド部を覆って内部に第2冷却液室を形成するとともに前記第2冷却液室に連通する第2冷却液供給路を有する反リード側カバー部材とを備え、
    前記第1および第2冷却液供給路を介して前記第1および第2冷却液室内に冷却液を供給するための冷却液供給口が前記リード側カバー部材および前記反リード側カバー部材のいずれか一方側に形成されている、
    回転電機の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の回転電機の冷却構造において、
    前記冷却液供給口は前記リード側カバー部材に形成され、前記第2冷却液供給路は前記反リード側カバー部材内に形成された反リード側供給路部分と前記リード側カバー部材内に形成されたリード側供給路部分とからなり、前記反リード側供給路部分および前記リード側供給路部分は前記ステータコアの外周面外側において液密状に接続されるとともに前記リード側供給路部分が前記冷却液供給口および前記第1冷却液供給路に連通する、回転電機の冷却構造。
  3. 請求項2に記載の回転電機の冷却構造において、
    前記反リード側供給路部分を含む反リード側供給路形成部と、前記リード側供給路部分を含むリード側供給路形成部とは、軸方向の端面同士がシール部材を介して液密状に連結されている、回転電機の冷却構造。
  4. 請求項2に記載の回転電機の冷却構造において、
    前記反リード側供給路部分を含む反リード側供給路形成部と、前記リード側供給路部分を含むリード側供給路形成部とは、軸方向の端部同士が互いに嵌合して連結されている、回転電機の冷却構造。
  5. 請求項2に記載の回転電機の冷却構造において、
    前記反リード側供給路部分を含む反リード側供給路形成部と、前記リード側供給路部分を含むリード側供給路形成部とは、各供給路部分内に両端部が挿入された接続管を介して連結されている、回転電機の冷却構造。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の回転電機の冷却構造において、
    前記第1および第2冷却液供給路の冷却液室近傍部分はそれぞれ、コイルエンド部の径方向外側の外周面に対して直交しない斜め方向に向けて形成されている、回転電機の冷却構造。
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