JP2012090353A - ネットワーク中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転送プレーンの動作の停止や再開が想定されるネットワーク中継装置において、フレーム廃棄を最小にし、消費電力を低減する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】ネットワーク中継装置は、受信したフレームデータを転送する転送処理を実行する複数のネットワークプロセッサを含む転送プレーンと、ネットワーク中継装置の全体を制御し、ネットワークプロセッサと通信可能に接続された制御プレーンと、転送プレーンと制御プレーンの各構成要素に対して電源を供給するための電源部と、を備える。電源部は、制御プレーンに対する電源の供給を維持しつつ、転送プレーンの複数のネットワークプロセッサのうちのいずれかに対する電源の供給を停止して非動作プロセッサとする制御が可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、データ転送を行うネットワーク中継装置に関し、特に当該ネットワーク中継装置において消費電力を低減する技術に関するものである。
スイッチや、ルータを始めとするネットワーク中継装置は、ネットワークの構築において、重要なデバイスとなっている。近年、ネットワークの大規模化およびネットワークを介して伝送されるデータ量の増加に伴い、ネットワーク中継装置の高性能化、大容量化が著しい。例えば、ネットワーク中継装置の可用性を高めるため、ネットワーク中継装置のネットワークデータ転送処理を行う転送プレーンやネットワーク中継装置の制御を実施する制御プレーンにおいて冗長構成を持つネットワーク中継装置が知られている。一方で、高性能化、大容量化に伴って、ネットワーク中継装置の消費電力は、上昇する傾向にあり、システム維持コストや、環境保護の観点から、ネットワーク中継装置の消費電力の抑制が課題となっている。
ここで、マルチプロセッサ構成を持つデータ処理システムにおいて、動作していないスレーブプロセッサのクロック供給を停止し、後に再開するときの初期化処理を高速に行う技術が知られている(特許文献1)。本技術では、マスタープロセッサが動作していてスレーブプロセッサが動作していない状態で、スレーブプロセッサに対してクロック供給を停止することで消費電力の低減化を図っている。スレーブプロセッサの動作再開時には、予め高速なローカルメモリに保存しておいた初期化プログラムを読み出すことにより、外部メモリにアクセスすることなく高速に正常動作可能状態に遷移する。
特開2001−195242号公報
しかし、この方式ではネットワーク中継装置に適用するには以下のような問題があった。冗長構成を実施するネットワーク中継装置では、待機系転送プレーンにおいても運用系転送プレーンと同等の情報を保持する必要があるため、情報を常に更新する必要がある。このため、特許文献1における初期化プログラムではクロック供給を停止した待機系転送プレーンを運用系転送プレーンと同等に動作させる為の情報としては十分ではないおそれがあった。ネットワーク中継装置では経路情報やFDB(Forwarding DataBase)の情報およびIEEE802.1dで定められたSTP(Spanning Tree Protocol)の状態情報の設定情報が常に更新されている為、待機系転送プレーンを運用系転送プレーンと同等に動作させる為にはこれらの情報を学習する必要がある。これらの情報を獲得するまでネットワークデータの中継が正常に行えず、フレーム廃棄を発生するおそれがあった。また、ネットワークプロセッサや半導体メモリにおいてクロック供給を停止しても電力は消費されるため、ネットワークプロセッサおよび半導体メモリにおける消費電力の低減化方式としては十分でない場合があった。これらは、冗長構成を実施するネットワーク中継装置に限らず、一部または全部の転送プレーンの動作を停止したり、再開したりするネットワーク中継装置に共通する課題であった。転送プレーンの動作の停止や再開は、例えば、時間帯やイベントのスケジュールに応じて、転送能力を調整するために行われ得る。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、転送プレーンの動作の停止や再開が想定されるネットワーク中継装置において、フレーム廃棄を最小にし、消費電力を低減する技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[形態1]
ネットワーク中継装置であって、
パケットの送受信を行う複数のネットワークインターフェース部と、
前記ネットワークインターフェース部が受信したパケットの中継を行う1以上のファブリック部と、
前記ネットワーク中継装置全体を制御する1以上の中央制御部と、を備え、
さらに、前記ネットワークインターフェース部は、
受信したパケットを転送する転送処理を実行するためのパケット処理に特化したLSIと、
前記中央制御部の制御に従って、または、自律的に前記LSIに対する制御を行うLSI制御部と、
前記LSIと前記LSI制御部に対して電源を供給するための電源部と、を備え、
複数の前記ネットワークインターフェース部のうちの少なくとも1つのネットワークインターフェース部の前記電源部は、前記LSI制御部に対する電源の供給を維持しつつ、前記LSIに対する電源の供給を停止して非動作LSIとする制御が可能である、ネットワーク中継装置。
[形態2]
形態1に記載のネットワーク中継装置であって、
前記電源部は、前記非動作LSIに対して、前記中央制御部の命令に基づいて、電源の供給を再開し、
前記中央制御部は、電源の供給が再開された前記LSIに対して、前記LSIを運用可能にするための情報であって、最新の経路情報を含む運用状態情報を設定する、ネットワーク中継装置。
[形態3]
形態2に記載のネットワーク中継装置であって、
前記ネットワークインターフェース部は、
前記LSI制御部に接続され、非動作の前記LSIが運用状態に遷移するときに前記LSIに設定すべき前記運用状態情報を保存する制御データメモリをさらに備え、
前記LSI制御部は、前記制御データメモリに保存された前記運用状態情報を、電源の供給が再開された前記LSIに転送して設定する、ネットワーク中継装置。
[形態4]
形態3に記載のネットワーク中継装置であって、
前記LSIに対する前記運用状態情報の転送は、前記LSI制御部によるハードウェア処理によって実行される、ネットワーク中継装置。
[形態5]
形態3または形態4に記載のネットワーク中継装置であって、
前記制御データメモリに保存された運用状態情報は、前記LSIの初期設定のプロセスを指示するコマンド情報を含み、
前記LSI制御部は、前記コマンド情報に従って、前記LSIの初期設定を行う、ネットワーク中継装置。
[形態6]
形態3ないし形態5のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記LSI制御部は、動作中の前記LSIにおける前記運用状態情報の更新を、前記制御データメモリに保存された前記運用状態情報に反映させることにより、前記非動作LSIが運用状態にされたときに設定されるべき前記運用状態情報の内容と、動作中の前記LSIに設定されている運用状態情報とを同期させる、ネットワーク中継装置。
[形態7]
形態6に記載のネットワーク中継装置であって、
前記LSIごとに、前記LSI制御部と、前記制御データメモリが設けられており、
前記非動作LSI用の前記LSI制御部は、前記LSIのうち、電源が供給されている動作LSIにおける前記運用状態情報の更新を、前記非動作LSI用の前記制御データメモリに保存された前記運用状態情報に反映させる、ネットワーク中継装置。
[形態8]
形態4ないし形態7のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記LSIにおいて前記運用状態情報が設定されるアドレス範囲と、前記制御データメモリにおいて前記運用状態情報が保存されるアドレス範囲とは、一対一にマッピングされている、ネットワーク中継装置。
[形態9]
形態8に記載のネットワーク中継装置であって、
前記一対一のマッピングは、前記LSIにおいて前記運用状態情報が設定されるアドレスの上位ビットのみを変換することによって行われる、ネットワーク中継装置。
[形態10]
形態3ないし形態9のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記LSIは、前記転送処理を主とする通常動作モードと、前記運用状態情報の設定に関する設定処理に費やすリソースの前記転送処理に費やすリソースに対する比率を前記通常動作モードより大きくした高速設定動作モードとを有する、ネットワーク中継装置。
[形態11]
形態1ないし形態10のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記中央制御部は、前記非動作LSIと、電源が供給されている動作LSIとの数を変更することにより、ネットワーク中継装置全体の前記転送処理の能力を変更する、ネットワーク中継装置。
[形態12]
形態11に記載のネットワーク中継装置であって、
さらに、前記非動作LSIと前記動作LSIの数を変更するコマンドを発行する第1のコマンド発行部を備える、ネットワーク中継装置。
[形態13]
形態11に記載のネットワーク中継装置であって、
さらに、前記非動作LSIと前記動作LSIの数を変更するコマンドを外部機器から受け付ける第1のコマンド受付部を備える、ネットワーク中継装置。
[形態14]
形態1ないし形態13のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記ネットワークインターフェース部は、さらに、前記LSIに接続された1以上の半導体メモリを備え、
前記電源部は、さらに、前記LSI制御部に対する電源の供給を維持しつつ、前記1以上の半導体メモリの少なくとも一部に対する電源の供給を停止する制御が可能である、ネットワーク中継装置。
[適用例1]ネットワーク中継装置であって、
受信したフレームデータを転送する転送処理を実行する複数のネットワークプロセッサを含む転送プレーンと、
前記ネットワーク中継装置の全体を制御し、前記ネットワークプロセッサと通信可能に接続された制御プレーンと、
前記転送プレーンと前記制御プレーンの各構成要素に対して電源を供給するための電源部と、
を備え、
前記電源部は、前記制御プレーンに対する電源の供給を維持しつつ、前記転送プレーンの複数のネットワークプロセッサのうちのいずれかに対する電源の供給を停止して非動作プロセッサとする制御が可能である、ネットワーク中継装置。
こうすれば、制御プレーンに影響を与えることなく、転送プレーンにおいて、転送処理を行わないネットワークプロセッサに電源を供給しないので、ネットワーク中継装置の消費電力を低減できる。
[適用例2]適用例1に記載のネットワーク中継装置であって、
前記電源部は、前記非動作プロセッサに対して、前記制御プレーンの命令に基づいて、電源の供給を再開し、
前記制御プレーンは、電源の供給が再開された前記ネットワークプロセッサに対して、前記ネットワークプロセッサを運用可能にするための情報であって、最新の経路情報を含む運用状態情報を設定する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、運用系のネットワークプロセッサに障害が発生した場合や、転送処理能力を増強する場合などに、電源を供給されていないネットワークプロセッサを運用可能状態に遷移できる。
[適用例3]適用例2に記載のネットワーク中継装置であって、
前記制御プレーンは、
中央制御部と、前記中央制御部の制御に従って、または、自律的に前記ネットワークプロセッサに対する制御を行うプロセッサ制御部と、
前記プロセッサ制御部に接続され、非動作の前記ネットワークプロセッサが運用状態に遷移するときに前記ネットワークプロセッサに設定すべき前記運用状態情報を保存する制御データメモリと、
を有し、
前記プロセッサ制御部は、前記制御データメモリに保存された前記運用状態情報を、電源の供給が再開された前記ネットワークプロセッサに転送して設定する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、電源供給を停止したネットワークプロセッサを正しい運用状態に遷移させるための遷移時間を短縮できる。
[適用例4]適用例3に記載のネットワーク中継装置であって、
前記ネットワークプロセッサに対する前記運用状態情報の転送は、プロセッサ制御部によるハードウェア処理によって実行される、ネットワーク中継装置。
こうすれば、ソフトウェア制御による場合と比較して、電源供給を停止したネットワークプロセッサを正しい運用状態に遷移させるための遷移時間をさらに短縮できる。
[適用例5]適用例3または適用例4に記載のネットワーク中継装置であって、
前記制御データメモリに保存された運用状態情報は、前記ネットワークプロセッサの初期設定のプロセスを指示するコマンド情報を含み、
前記プロセッサ制御部は、前記コマンド情報に従って、前記ネットワークプロセッサの初期設定を行う、ネットワーク中継装置。
こうすれば、ネットワークプロセッサに初期設定を行うための時間を短縮できる。
[適用例6]適用例3ないし適用例5のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記プロセッサ制御部は、動作中の前記ネットワークプロセッサにおける前記運用状態情報の更新を、前記制御データメモリに保存された前記運用状態情報に反映させることにより、前記非動作プロセッサが運用状態にされたときに設定されるべき前記運用状態情報の内容と、動作中の前記ネットワークプロセッサに設定されている運用状態情報とを同期させる、ネットワーク中継装置。
こうすれば、電源の供給を停止されているネットワークプロセッサおよび半導体メモリの動作を再開するとき、先に運用中のネットワークプロセッサおよび半導体メモリと同等の運用状態に速やかに遷移できる。
[適用例7]適用例6に記載のネットワーク中継装置であって、
前記ネットワークプロセッサごとに、前記プロセッサ制御部と、前記制御データメモリが設けられており、
前記非動作プロセッサ用の前記プロセッサ制御部は、前記ネットワークプロセッサのうち、電源が供給されている動作プロセッサにおける前記運用状態情報の更新を、前記非動作プロセッサ用の前記制御データメモリに保存された前記運用状態情報に反映させる、ネットワーク中継装置。
こうすれば、ネットワークプロセッサごとにプロセッサ制御と、制御データメモリが設けられているので、非動作プロセッサを速やかに遷移することができる。
[適用例8]適用例4ないし適用例7のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記ネットワークプロセッサにおいて前記運用状態情報が設定されるアドレス範囲と、前記制御データメモリにおいて前記運用状態情報が保存されるアドレス範囲とは、一対一にマッピングされている、ネットワーク中継装置。
こうすれば、一定の容量の制御データメモリにより、最新の制御データを常に保持することができる。
[適用例9]適用例8に記載のネットワーク中継装置であって、
前記一対一のマッピングは、前記ネットワークプロセッサにおいて前記運用状態情報が設定されるアドレスの上位ビットのみを変換することによって行われる。
こうすれば、ネットワークプロセッサにおいて運用状態情報が設定されるアドレス範囲と、制御データメモリにおいて運用状態情報が保存されるアドレス範囲とを、一対一にマッピングできる。
[適用例10]適用例3ないし適用例9のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記ネットワークプロセッサは、前記転送処理を主とする通常動作モードと、前記運用状態情報の設定に関する設定処理に費やすリソースの前記転送処理に費やすリソースに対する比率を前記通常動作モードより大きくした高速設定動作モードとを有する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、電源供給を停止したネットワークプロセッサを正しい運用状態に遷移させるための遷移時間を、さらに、短縮できる。
[適用例11]適用例1ないし適用例10のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記制御プレーンは、前記非動作プロセッサと、前記複数のネットワークプロセッサのうち、電源が供給されている動作プロセッサとの数を変更することにより、ネットワーク中継装置全体の前記転送処理の能力を変更する、ネットワーク中継装置。
こうすれば、ネットワーク中継装置の転送能力の適正化を非動作プロセッサと動作プロセッサの数を変更することにより柔軟に行うことができる。この結果、全体として消費電力を抑制することができる。
[適用例12]適用例11に記載のネットワーク中継装置であって、
さらに、前記非動作プロセッサと前記動作プロセッサの数を変更するコマンドを発行する第1のコマンド発行部を備える、ネットワーク中継装置。
こうすれば、ネットワーク中継装置は、自律的に転送能力の適正化を行うことができる。
[適用例13]適用例11に記載のネットワーク中継装置であって、
さらに、前記非動作プロセッサと前記動作プロセッサの数を変更するコマンドを外部機器から受け付ける第1のコマンド受付部を備える、ネットワーク中継装置。
こうすれば、ネットワーク中継装置は、外部機器からの指示に応じて、転送能力の適正化を行うことができる。
[適用例14]適用例1ないし適用例13のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
前記転送プレーンは、さらに、前記ネットワークプロセッサに接続された1以上の半導体メモリを備え、
前記電源部は、さらに、前記制御プレーンに対する電源の供給を維持しつつ、前記1以上の半導体メモリの少なくとも一部に対する電源の供給を停止する制御が可能である、ネットワーク中継装置。
こうすれば、制御プレーンに影響を与えることなく、転送プレーンにおいて、転送処理に用いられない半導体メモリに電源を供給しないので、ネットワーク中継装置の消費電力を低減できる。
[適用例15]適用例1ないし適用例14のいずれかに記載のネットワーク中継装置を複数用いて冗長構成をとるネットワーク中継システムであって、
待機系となっている前記ネットワーク中継装置内の前記ネットワークプロセッサおよび前記半導体メモリの少なくとも一部に対する電源の供給を停止するネットワーク中継システム。
こうすれば、待機系のネットワーク中継装置の消費電力を抑制することができる。
[適用例16]適用例15に記載の前記ネットワーク中継システムであって、
前記ネットワーク中継装置の動作数で転送性能を変更可能であり、
システム内もしくはシステム外からの制御により動作数を変化することができる、ネットワーク中継システム。
こうすれば、ネットワーク中継システムは、自立的に、もしくは、外部機器からの指示に応じて、転送能力の適正化を行うことができる。この結果、システム全体として消費電力を抑制することができる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ネットワーク中継装置の制御方法、あるいは、ネットワーク中継システムの制御方法などの方法発明として実現することができる。また、本発明は、ネットワーク中継装置またはネットワーク中継システムの制御プログラム、当該制御プログラムを記録した記録媒体などの態様で実現することができる。
本発明の一実施形態としてネットワーク中継装置を概念的に説明するブロック図。 第1実施例におけるネットワーク中継装置の構成を示すブロック図。 第2実施例におけるネットワーク中継装置の構成を示すブロック図。 制御データの一例を示す説明図。 転送プレーンの対象アドレスのアドレス空間と制御データメモリのアドレス空間とのマッピングについて説明する図。 第3実施例におけるネットワーク中継装置の構成を示すブロック図。 第4実施例におけるネットワーク中継システムの構成を示すブロック図。 第5実施例におけるネットワーク中継システムの構成を示すブロック図。 第6実施例におけるネットワーク中継装置の構成を示すブロック図。
図1は、本発明の一実施形態としてネットワーク中継装置を概念的に説明するブロック図である。ネットワーク中継装置100は、制御プレーンと、転送プレーンを含んでいる。制御プレーンは、ネットワーク中継装置100全体を制御する1以上の制御部(本実施例では、2つ)103を含んでいる。転送プレーンは、1以上のNIF(Network Inter Fase)部101(本実施例では3つ)と、1以上のファブリック部102(本実施例では2つ)を含んでいる。NIF部101は図示しない複数の外部ネットワーク回線に接続されており、フレームデータを送受信するための電気信号の整形などの物理層の処理や回線の多重化(たとえば時分割や周波数分割)といった処理を実行する。また、NIF部101では、高度な機能として、階層的帯域制御を実施しネットワーク運用に付加価値を追加しても良い。
ファブリック部102は1つのNIF部101で受信したフレームデータを宛先となる出力ポートを持つ他のNIF部101に中継する。この時、2つのファブリック部102は共にフレームデータの転送処理を実施しても良く、あるいは、一方は待機系として動作させず、他方は運用系としてフレームデータの転送処理を実施しても良い。制御部103はネットワーク中継装置の全体を制御するものである。制御部103は、一方が運用系として動作し、他方が待機系として動作することで冗長構成をとっている。このようなネットワーク中継装置100を実現する具体的な構成を以下に説明していく。
A.第1実施例:
図2は、第1実施例におけるネットワーク中継装置の構成を示すブロック図である。図2に示すネットワーク中継装置300は、2つの制御転送部310、320と、4つのNIF部330を含んでいる。制御転送部310は、上述したファブリック部102に相当する構成と、制御部に相当する構成を、1つのボード上に一体化している。
制御転送部310は、中央制御部311と、プロセッサ制御部312と、ネットワークプロセッサ313と、半導体メモリ314と、電源部315を含んでいる。電源部315は、ネットワークデータ転送機能を実現する転送プレーンとネットワーク中継装置全体の動作管理を実現する制御プレーンにおいて論理的に独立した制御が可能である。電源部315は、中央制御部311の制御により、ネットワークプロセッサ313や半導体メモリ314といった転送プレーン部分のみの電源供給停止制御を実施し、中央制御部311やプロセッサ制御部312といった制御プレーンに干渉しない制御を実現する。従来のネットワーク中継装置においても、制御部から、ネットワークプロセッサや半導体メモリといった転送プレーンに対してクロック供給を停止する動作停止制御は実施可能である。本発明では、さらに、中央制御部311から、電源部315を介して動作停止中の転送プレーンに対する電力供給停止制御を実現することで、更なる消費電力の低減化を実現する。また、電源部315では論理的に内部機能を分割している為、転送プレーンに対する電力供給停止制御を実施しても、制御プレーンの動作に影響を与えないことが特徴である。もう一つの制御転送部320の構成は、上述した制御転送部310の構成と同一であるのでその説明を省略する。
図2に示すネットワーク中継装置300では、第1の制御転送部310を運用系とし、第2の制御転送部320は待機系とする。第1の制御転送部310は、NIF部330の受信フレームを転送する転送処理を実施し、第2の制御転送部320では、当該転送処理は実施しないものとする。ネットワーク中継装置300では第1の制御転送部310の中央制御部311の制御により、第2の制御転送部320の転送プレーン(例えば、ネットプロセッサ323および半導体メモリ324)に対する電力供給を停止したり、電力の供給を再開する制御を行うことができる。ただし、第2の制御転送部320の転送プレーンに対する電力供給停止制御および電力供給再開制御は第2の制御転送部320の中央制御部321により実行されても良い。ネットワーク中継装置300が企業ネットワーク内などといった環境で使用される場合、夜間のネットワーク使用率および緊急性の低いネットワーク中継装置では消費電力の低減方法として待機系である第2の制御転送部320の転送プレーンに対する電力供給を停止するという方法を選択できる。
一方、企業ネットワーク内のネットワーク中継装置300などにおいてはネットワーク負荷が大きい時間帯に、ネットワーク中継装置300の性能向上のため、受信フレームの転送処理を両方の制御転送部310、320で実施しても良く、ネットワーク負荷が小さい時間帯には第2の制御転送部320を待機系として動作させず、第2の制御転送部320の転送プレーン(例えば、ネットワークプロセッサ323および/または半導体メモリ324)に対して電力供給停止制御を実施しても良いものとする。
以上説明した第1実施例によれば、待機系など動作を停止している転送プレーンに対して、電源を供給しないので、ネットワーク中継装置300の消費電力を低減できる。
B.第2実施例:
図3は、第2実施例におけるネットワーク中継装置の構成を示すブロック図である。第2実施例におけるネットワーク中継装置400が、第1実施例におけるネットワーク中継装置300と異なる点は、制御転送部410、420において、プロセッサ制御部412、422の制御下にある制御データメモリ416、426が追加されている点である。その他の構成については、図2と同一であるので、図3において、図2と同一の構成要素についえは、下2桁について図2と同一の符号を付し、その説明を省略する。
ネットワーク中継装置400において、制御データメモリ416は、中央制御部411からプロセッサ制御部412を経由してネットワークプロセッサ413および半導体メモリ414へ発行されるレジスタアクセスデータやメモリアクセスデータといった制御データを保存する。同様に、制御データメモリ426は、中央制御部421からプロセッサ制御部422を経由してネットワークプロセッサ423および半導体メモリ424へ発行されるレジスタアクセスデータやメモリアクセスデータといった制御データを保存する。この制御データは、ネットワーク中継装置400の運用状態を設定する情報であるので、本明細書では、運用状態情報とも呼ぶ。
第1の制御転送部410が運用系であり、第2の制御転送部420が待機系であるとして説明する。運用系である第1の制御転送部410では、転送処理を実行するためネットワークプロセッサ413および半導体メモリ414に対して、電源が供給されている。一方、待機系である第2の制御転送部420では、ネットワークプロセッサ423および
半導体メモリ424の少なくとも一方は、電源の供給が停止されている。
ここで、運用系の制御転送部410において、中央制御部411は、経路情報更新などの制御データを、プロセッサ制御部412を介して、ネットワークプロセッサ413および半導体メモリ414に対して発行する。その際に、中央制御部411は、専用線を介して、これらの制御データの発行を、第2の制御転送部420の中央制御部421に通知する。待機系制御転送部420においても、中央制御部421からの通知に応じて中央制御部421は、同様の制御データを、プロセッサ制御部422に対して発行する。プロセッサ制御部422は、発行された制御データを制御データメモリ426に保存するデータ形式に変換し制御データメモリ426に保存する。ただし、運用系である第1の制御転送部410の中央制御部411が、第2の制御転送部420のプロセッサ制御部422に対して直接に発行しても良いものとする。この結果、運用系の第1の制御転送部410において、ネットワークプロセッサ413および半導体メモリ414に設定されている設定内容に同期して、同等の設定内容が第2の制御転送部420において制御データメモリ426に保存される。
また、第1の制御転送部410において、中央制御部411がプロセッサ制御部412に対して制御データを発行すると、プロセッサ制御部412は、発行された制御データをネットワークプロセッサ413および半導体メモリ414に設定すると共に、制御データメモリ416に保存しても良い。こうすれば、運用系と待機系とが、第1の制御転送部410と第2の制御転送部420との間で頻繁に切替わる場合においても、各制御転送部のネットワークプロセッサや半導体メモリで設定内容を同期することができる。しかし、電力消費をさらに低減したい場合は、運用系の第1の制御転送部410において、制御データメモリ416に制御データを保存しなくても良いものとする。
このような状態で、待機系の第2の制御転送部420において、電源の供給を再開して第2の制御転送部420の動作を再開するとき、制御データメモリ426に保存された制御データの情報を用いる。この結果、動作を再開後の第2の制御転送部420の転送プレーン(ネットワークプロセッサ423および半導体メモリ424)に対して、運用系の第1の制御転送部410の転送プレーン(ネットワークプロセッサ413および半導体メモリ414)が持つ設定内容と同等のものを高速に設定できる。また、プロセッサ制御部422は、制御データメモリ426に保存された設定内容(制御データ)を、転送プレーンに対して、ハードウェア処理による高速処理により設定しても良い。こうすれば、中央制御部421がソフトウェア処理に応じて、プロセッサ制御部422が制御データメモリ426の内容を転送プレーンに設定する場合と比較して、高速に転送プレーンの設定を行うことができる。かかる場合には、中央制御部421は、プロセッサ制御部422に対して、高速設定の開始の指示のみを行うものとしても良い。
また、制御データメモリ426は、待機系の転送プレーンの動作再開時に待機系の転送プレーンの設定内容を、運用系の転送プレーンの設定内容に速やかに遷移するためだけでなく、転送プレーンの初期設定時にも利用することができる。例えば、制御データメモリ426に転送プレーンの初期設定のための複数のコマンドコードを保存しておいても良い。プロセッサ制御部422は、これらのコマンドコードを読み出し、コマンドコードに従って、ハードウェア処理による高速な初期設定を転送プレーンに対して行うことができる。コマンドコードは、例えば、ネットワークの経路情報やネットワークプロセッサに対する設定内容を反映するためのライトコマンド、既存の設定値に対して部分的に変更を加えるためのリードコマンドやリードモディファイライトコマンド、ネットワークプロセッサや半導体メモリ内のシーケンサ起動終了後のアクセスを実現するウェイトコマンドやバックグラウンドジョブコマンドなどを含む。また、初期設定実行時の初期診断やインピーダンス調整といった処理を実行する際には、ライトアクセス以外にリードアクセス実行結果の判定やリトライ処理などを実現する為、リード値と期待値を比較するリードコンペアチェックや一度実行した処理を再度実行するために指定したアドレスへ移動するGOTO文などのコマンドコードを用意しても良い。このようなコマンドコードを制御データメモリ426に保存することでネットワークプロセッサや半導体メモリの初期設定においてもプロセッサ制御部の高速設定機能を使用できるようになる。
以上のように、電源供給を停止した待機系の第2の制御転送部420の転送プレーンを運用系の第1の制御転送部410の転送プレーンと同等の状態に遷移するまでの時間が短縮できる。
図4は、制御データの一例を示す説明図である。図4(a)は、プロセッサ制御部412が、ネットワークプロセッサ413や半導体メモリ414に発行する制御データの通信内容を示している。この制御データは、命令の実行内容を示す8ビットのコマンドコード、制御の対象となる32ビットの対象アドレスと、設定値を表す32ビットのデータを含んでいる。図4(b)は、プロセッサ制御部422が図4(a)に示す制御データと同一内容の制御データとして、制御データメモリ426に保存する制御データの内容を示している。この制御データは、図4(a)に示す制御データに含まれる32ビットの対象アドレスのうち、上位16ビット分のアドレスのみを含んでいる。すなわち、プロセッサ制御部422は、制御データを、32ビットの対象アドレスのうち、上位16ビット分のアドレスを含む制御データに変換して、制御データメモリ426への保存用の制御データとする。
図5は、転送プレーンの対象アドレスのアドレス空間と制御データメモリのアドレス空間とのマッピングについて説明する図である。プロセッサ制御部422は、制御データメモリ426への保存用制御データを保存する制御データメモリ426上のアドレスを決定する。制御データメモリ426上のアドレスの下位16ビットは、32ビットの対象アドレスの下位16ビットと同じにされる。制御データメモリ426上のアドレスの上位16ビットは、対象アドレスの上位16ビットとは異なる所定の16ビットのアドレスとされる。図5に示す例では、転送プレーン(ネットワークプロセッサ423および半導体メモリ424)に対する対象アドレスが0x1234_0FF3であるユーザ設定値情報に関する制御データは、制御データメモリ426において、0x0001_0FF3に保存される。また、転送プレーン(ネットワークプロセッサ423および半導体メモリ424)に対する対象アドレスが0x1235_0FE1であるFDB情報に関する制御データは、制御データメモリ426において、0x0002_0FE1に保存される。すなわち、対象アドレスのうちの一部(本実施例では下位16ビット)が制御データメモリ426における保存アドレスの一部(本実施例では下位16ビット)にマッピングされる。
このように制御データをマッピングすることにより、以下のような利点がある。プロセッサ制御部422が、制御データを、制御データ発行毎に、制御データメモリ426に順次に保存するとする。そうすると、制御データ毎に制御データメモリ426のアドレスを増加しながらデータ領域を使用するので、制御データメモリ426の容量に応じて保存できる制御データ数に制限ができる。しかし、上述のように転送プレーンの対象アドレスの一部を制御データメモリ426のアドレス空間にマッピングすると、同一の対象アドレスに対する制御データは、制御データメモリ426においても同一のアドレスに保存される。この結果、同一の対象アドレスに対する制御データは、最新の制御データのみが常に制御データメモリ426に保存され、最新でない制御データは削除される。なお、最新の制御データを制御データメモリ426に保存する時、制御データの一部あるいは全部を書き換えて保存するものとする。この結果、制御データの発行回数に制限を受けることなく、常に最新の制御データを、制御データメモリ426に保存しておくことができる。したがって、第1の制御転送部410における転送プレーンの設定内容と、第2の制御転送部420において制御データメモリ426に保存されている設定内容を、制御データの発行回数に制限を受けることなく同期させることができる。また、プロセッサ制御部422は、制御データメモリ426から制御データを読み出すとき、保存された制御データに保存された上位16ビットと、制御データが保存されている制御データメモリ426のアドレスの下位16ビットを、組み合わせて、容易に当該制御データの転送プレーンに対する32ビットの対象アドレスを認識することができる。
ここで、転送処理が通常行われている場合、ネットワークプロセッサ423及び半導体メモリ424において、制御データに関するレジスタアクセスやメモリアクセスに用いられるリソースと、ネットワークデータ転送処理のためのレジスタアクセスやメモリアクセスに用いられるリソースとは、全リソースを時分割して定められる。したがって、プロセッサ制御部422が制御データメモリ426に格納された制御データを、ネットワークプロセッサ423及び半導体メモリ424に設定する実効速度は、動作周波数およびデータ転送のバス幅から単純に算出する理論速度に比べて小さな値となる。本実施例では、プロセッサ制御部422によるネットワークプロセッサ423および半導体メモリ424に対する制御データの設定に対して、通常の転送処理より優先的に、リソースを割り当てる高速設定モードを、通常の転送処理モードとは別に用意しても良い。こうすれば、プロセッサ制御部422による転送プレーンに対する設定作業の速度を向上することができる。例えば、ネットワークプロセッサ423は、高速設定モードでプロセッサ制御部422が制御データを設定している期間において、フレームデータの転送処理を実施しないこととしても良い。すなわち、高速設定モードでは、制御データ処理を優先するために、フレームデータ転送処理と制御データ処理の時分割制御を、制御データ処理のみに割当てても良い。
C.第3実施例:
図6は、第3実施例におけるネットワーク中継装置600の構成を示すブロック図である。第3実施例では、第1および第2実施例における制御転送部の機能のうち、中央制御部と、それ以外とを別体で構成したものである。すなわち、ネットワーク中継装置600は、第2実施例における中央制御部411、421に相当する中央制御部601、602と、制御転送部310、320のそれ以外の機能に相当するとファブリック部610、620、630をそれぞれ別体として備えている。ファブリック部610の内部構成は、図3に示す中央制御部以外の構成と同一であるので、図6において、同一の構成要素については、図3と下一桁の符号を統一し、図3と同名を用い、その説明を省略する。
ネットワーク中継装置600では、NIF部650は、ファブリック部610〜630に対して負荷分散を行う。ファブリック部610〜630のネットワークプロセッサ613、623、633や半導体メモリ614、624、634の少なくとも一部の動作数によって、ネットワーク中継装置600全体の転送性能は変化する。ネットワーク中継装置600は、ネットワークトラフィックによる負荷に対して、転送性能の最適化を実施するためにネットワーク中継装置600の内部もしくは外部機器として図示しない管理サーバを持つ。管理サーバは、転送プレーンの動作数(すなわち、ネットワークプロセッサ613、623、633や半導体メモリ614、624、634のうち、転送処理を行うために動作する回路の数)を変動制御するコマンドを発行する。ネットワーク中継装置600は、これらの変動制御コマンドに応じて、転送プレーンの動作数を変更することにより転送性能を変更する。管理サーバがネットワーク中継装置外の外部機器として存在する時には、変動制御コマンドは、管理サーバからネットワーク中継装置への制御用フレームとして送信される。管理サーバは、ネットワーク中継装置600の負荷を計測し、最適性能を判定するものとする。判定方法としてはネットワーク中継装置600の内部の負荷計測結果を基にしたフィードバック制御や統計データや周波数解析に基づく予測制御、ネットワーク管理上既知となっているトラフィックが減少あるいは増加する時間帯を設定することによる予測制御などが考えられる。予測制御としては、例えば、サッカーのワールドカップやオリンピックなどといったネットワークトラフィックに変動を与えると考えられる事象のうち予め予測できる事象のスケジュールをイベントカレンダに記載して管理サーバ内にスケジュールとして設定しても良い。また、災害や事件、事故といった突発的に発生しネットワークトラフィックに変動を与えると考えられる事象のうち、予め予測できない事象に関しては、管理サーバのプログラムもしくは管理者のオペレーションによるインシデントトリガ発生処理としてネットワーク中継装置600に変動制御コマンドを発行することでネットワーク中継装置600の転送性能を制御しても良いものとする。ネットワーク中継装置600において、経路情報などが更新された時に発行する制御データは、待機系としてネットワークプロセッサと半導体メモリへの電源の供給が停止されているファブリック部においては、制御データメモリに保存するものとする。運用系のファブリック部においては、第2実施例におけるネットワーク中継装置400と同様に保存しても保存しなくても良いものとする。
以上説明した第3実施例においても、第2実施例におけるネットワーク中継装置400と同様の作用・効果を生じる。すなわち、ネットワーク中継装置600の転送処理性能に応じて、消費電力を低く抑制できる。また、転送プレーンは、電源の供給が停止された状態から、運用可能な状態に速やかに遷移できる。
D.第4実施例:
図7は、第4実施例におけるネットワーク中継システムの構成を示すブロック図である。第4実施例におけるネットワーク中継システム700は、複数のネットワーク中継装置を用いて仮想的に一つの装置として動作させるシステムの一例である。ネットワーク中継システム700では、2台のネットワーク中継装置710、720を用いて冗長構成を実現する。ネットワーク中継装置710および720の具体的な構成は、上述した第1実施例におけるネットワーク中継装置300、第2実施例におけるネットワーク中継装置400、第3実施例におけるネットワーク中継装置600のいずれを用いても良い。
ネットワーク中継システム700に接続する他のネットワーク中継装置740、750は回線を冗長で持ち、第1のネットワーク中継装置710と、第2のネットワーク中継装置720にそれぞれ接続している。第1のネットワーク中継装置710は装置の一部および全部を運用系として動作し、あるいは、装置の全部を待機系として動作することが可能であり、第2のネットワーク中継装置720においても同様である。第1のネットワーク中継装置710と第2のネットワーク中継装置720は制御プレーン同士で制御データを転送することが可能である。第1のネットワーク中継装置710の全部が待機系である場合、転送プレーンに対して電源供給を停止している為、制御用フレームを受信できない。このため、制御プレーン同士の制御データのみを転送する専用回線を設けて、この専用回線を用いて運用系の第2のネットワーク中継装置720と待機系の第1のネットワーク中継装置710の同期をとる。
一方、第1のネットワーク中継装置710の転送プレーンの一部と、第2のネットワーク中継装置720の転送プレーンの一部が運用系とされ、第1のネットワーク中継装置710の転送プレーンの他の部分と、第2のネットワーク中継装置720の転送プレーンの他の部分が運用系とされている場合には、専用回線を設けなくても良い。例えば、ネットワーク中継装置710および720について、回線単位で処理性能を変化させている場合などである。この場合は、第1のネットワーク中継装置710の少なくとも一部の転送プレーンには、電源が供給され、第2のネットワーク中継装置720の少なくとも一部の転送プレーンには、電源が供給されている。つまり、第1のネットワーク中継装置710も第2のネットワーク中継装置720もフレームを受信可能である。しがたって、ネットワーク中継装置710、720は共に、ネットワークの経路情報やSTPの状態情報などを更新する制御データを含む制御フレームを受信したときは、制御プレーンにて制御データを転送プレーンに発行する。この時、待機系において受信された通常のデータフレームはネットワーク中継装置の仕様により廃棄しても転送しても良いものとする。
第4実施例において、待機系とされている第1のネットワーク中継装置710を運用系の第2のネットワーク中継装置720と同等の状態に遷移する場合は、第2実施例と同様に処理するものとする。
また、第1のネットワーク中継装置710は一部を待機系とし、他の一部を運用系とすることもできる。すなわち、上述したようにネットワーク中継装置710、720が共に一部が運用系として動作する場合がある。この場合には、ネットワーク中継装置内の待機系部分に関して、第2実施例と同様に処理するものとする。
以上説明した第4実施例においても第2実施例と同様の作用・効果を生じる。すなわち、ネットワーク中継システム700の転送処理性能に応じて、消費電力を低く抑制できる。また、ネットワーク中継システム700の転送プレーンは、電源の供給が停止された状態から、運用可能な状態に速やかに遷移できる。
E.第5実施例:
図8は、第5実施例におけるネットワーク中継システムの構成を示すブロック図である。第4実施例におけるネットワーク中継システム800は、複数のネットワーク中継装置を用いて仮想的に一つの装置として動作させるシステムの他の例である。ネットワーク中継システム800は、第1のネットワーク中継装置グループ810と、第2のネットワーク中継装置グループ820を含む。第1のネットワーク中継装置グループ810は、複数のネットワーク中継装置811〜813を含む。第2のネットワーク中継装置グループ820は、複数のネットワーク中継装置821〜823を含む。これらのネットワーク中継装置811〜813、821〜823の具体的な構成は、上述した第1実施例におけるネットワーク中継装置300、第2実施例におけるネットワーク中継装置400、第3実施例におけるネットワーク中継装置600のいずれを用いても良い。
第1のネットワーク中継装置グループ810はファブリックノードとして機能し、第2のネットワーク中継装置グループ820は、回線ノードとして機能する。すなわち、第1のネットワーク中継装置グループ810をファブリック部と見なし、第2のネットワーク中継装置グループ820をNIF部と見なして考えると、第1のネットワーク中継装置グループ810は一部あるいは全部が運用系として動作することでこのネットワーク中継システム800は機能する。第2のネットワーク中継装置グループ820は、図示しない他のネットワーク中継装置と接続されている。
ネットワーク中継システム800についても、待機系としてのネットワーク中継装置の転送プレーンに対して、電源の供給を停止することにより、ネットワーク中継システム800全体の消費電力を低減することができる。また、待機系のネットワーク中継装置については、第2実施例と同様の仕組みを適用することにより、電源停止状態から運用状態へと速やかに遷移することができる。さらに、第1のネットワーク中継装置グループ810を構成するN個(Nは2以上の整数)のネットワーク中継装置のうち、M個(Mは2以上N以下の整数)は、図7に示す冗長構成を構築しても良い。
なお、第4および第5実施例におけるネットワーク中継システム700、800を構成する各ネットワーク中継装置は、第1〜第3実施例ネットワーク中継装置と同様、装置内部の転送プレーン(ネットワークプロセッサ、半導体メモリ)の動作数を変更することにより転送性能を変更しても良い。例えば、ネットワーク中継システム700、800の最適性能にあわせて転送プレーンの動作数を変更しても良い。この場合は、第1〜第3実施例におけるネットワーク中継装置と同様に、動作をしない転送プレーンには電源の供給を停止することにより、消費電力を低減することができる。かかる場合には、ネットワーク中継システム700、800を構成するネットワーク中継装置のいずれかの内部、もしくは、外部機器として、管理サーバを持ち、管理サーバの転送プレーン動作数変動制御により転送性能を制御しても良い。
F.第6実施例:
図9は、第6実施例におけるネットワーク中継装置900の構成を示すブロック図である。第6実施例におけるネットワーク中継装置900が、第3実施例におけるネットワーク中継装置600と異なる点は、 第3実施例ではファブリック部に備えられているネットワークプロセッサおよび半導体メモリが、本実施例では、NIF部に備えられている点である。すなわち、第3実施例におけるネットワーク中継装置600は、ファブリック部610〜630において、経路情報やSTPの状態情報を保持すると共に、経路探索やSTPのプロトコル処理を行っていたが、第6実施例におけるネットワーク中継装置600では、NIF部950、960において、経路情報やSTPの状態情報を保持すると共に、経路探索やSTPのプロトコル処理を行っている。
第6実施例におけるネットワーク中継装置900は、運用系中央制御部910と、待機系中央制御部920と、運用系ファブリック部930と、待機系ファブリック部940と、運用系NIF部950と、待機系NIF部960とを備えている。運用系NIF部950は、プロセッサ制御部952と、ネットワークプロセッサ953と、半導体メモリ954と、電源部955と、制御データメモリ956とを備える。待機系NIF部960も同様に、プロセッサ制御部962と、ネットワークプロセッサ963と、半導体メモリ964と、電源部965と、制御データメモリ966とを備える。電源部955は第1〜第3実施例と同様に、論理的に独立した構成をとっており、制御プレーンに影響を与えることなく、転送プレーンのみに対する電力の供給および供給停止の制御が実施でき、また電源供給の再開の制御が実施できる。したがって、動作をしていない待機系NIF部960の転送プレーン(例えば、ネットワークプロセッサ963および半導体メモリ964)に対する電源の供給を停止することにより、ネットワーク中継装置900全体の消費電力を低減できる。
また、第6実施例におけるネットワーク中継装置900では、待機系NIF部960のプロセッサ制御部962に対して、運用系中央制御部910から発行される制御データを制御データメモリ966に保存することで、待機系NIF部960においても運用系NIF部950と同等の情報を保持する。この結果、電源供給を停止した待機系NIF部960の転送プレーン(例えば、ネットワークプロセッサ963および半導体メモリ964)を、運用系NIF部950部の転送プレーン(例えば、ネットワークプロセッサ953および半導体メモリ954)と同等の状態に遷移するまでの時間を短縮できる。
ところで、IEEE801.3adで定められたリンクアグリゲーション(Link Aggregation)では複数の回線を仮想的に一つの回線として動作させる。リンクアグリゲーションでは複数の回線を用いて回線速度を向上するが同時に回線単位で冗長構成が実現できる。よって、回線速度を必要としない環境においては運用系回線と待機系回線といった構成が実現される。ネットワーク中継装置900では、例えば、運用系回線を運用系NIF部950に接続し、待機系回線を待機系NIF部960に接続しても良い。
また、ネットワーク中継装置900を用いて、第4実施例のネットワーク中継システム700(図7)を構成することもできる。かかる場合、第4実施例における第1のネットワーク中継装置710と第2のネットワーク中継装置720の間でリンクアグリゲーションを用いて回線およびネットワーク中継装置の冗長構成を実現できる。この場合も第6実施例のネットワーク中継装置900を第4実施例におけるネットワーク中継システム700に適用することで待機系のネットワーク中継装置の待機系NIF部の転送プレーンを運用系のネットワーク中継装置の運用系NIF部の転送プレーンと同等の状態に遷移するまでの時間を短縮できる。
G.変形例:
・第1変形例:
上記各実施例では、ネットワークプロセッサに従属する半導体メモリを備えているが、ネットワークプロセッサに内蔵された内蔵メモリで十分な場合などは、半導体メモリを備えなくても良い。
・第2変形例:
上記実施例では、動作の必要がない転送プレーンのうち、ネットワークプロセッサと半導体メモリに対して電源の供給を停止しているが、転送プレーンを構成する他の構成要素に対する電源の供給を停止しても良い。
・第3変形例:
上記第2実施例において、制御データの対象アドレスの下位16ビットを制御データメモリ426のアドレス空間の下位16ビットにマッピングすると共に、対象アドレスの上位16ビットを制御データの一部として制御データメモリ426に保存している。しかし、マッピングする下位のビット数と、制御データの一部として保存する上位のビット数は任意に設定することができる。例えば、対象アドレスの下位12ビットを制御データメモリ426のアドレス空間の下位12ビットにマッピングすると共に、対象アドレスの上位20ビットを制御データの一部として制御データメモリ426に保存しても良い。また、このようなマッピングのビット数は、制御データの種類に応じて異なっていても良い。
・第4変形例:
また、上記第2実施例において、制御データの対象アドレスと、制御データメモリ426のアドレス空間とは、1対1で対応することが好ましいが、1対1で対応させる手法は、第2実施例のように対象アドレスを部分的に制御データメモリ426のアドレス空間にマッピングすることによって行われているが、これに限られない。例えば、プロセッサ制御部422において、制御データの対象アドレスと、制御データメモリ426のアドレス空間との対応関係を示すテーブルを保持しても良い。
・第5変形例:
上記実施例では、動作の必要がない転送プレーンのネットワークプロセッサと半導体メモリの両方について電源の供給を停止しているが、どちらか一方についてのみ電源の供給を停止しても良い。
・第6変形例:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えてもよい。例えば、上記実施例において、中央制御部は、ASICにより構成しても良いし、汎用プロセッサとプログラムにより構成されても良い。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100、300、400、600、900…ネットワーク中継装置
101、330、650、950…NIF部
102、610、620、630、930、940…ファブリック部
310、320、410、420…制御転送部
311、321、411、421、601、602…中央制御部
312、322、412、422、612、622、632…プロセッサ制御部
313、323、413、423、613、623、633…ネットワークプロセッサ
314、324、414、424、614、624、634…半導体メモリ
315、325、415、425、615、625、635…電源部
416、426、616、626、636…制御データメモリ
700、800…ネットワーク中継システム

Claims (14)

  1. ネットワーク中継装置であって、
    パケットの送受信を行う複数のネットワークインターフェース部と、
    前記ネットワークインターフェース部が受信したパケットの中継を行う1以上のファブリック部と、
    前記ネットワーク中継装置全体を制御する1以上の中央制御部と、を備え、
    さらに、前記ネットワークインターフェース部は、
    受信したパケットを転送する転送処理を実行するためのパケット処理に特化したLSIと、
    前記中央制御部の制御に従って、または、自律的に前記LSIに対する制御を行うLSI制御部と、
    前記LSIと前記LSI制御部に対して電源を供給するための電源部と、を備え、
    複数の前記ネットワークインターフェース部のうちの少なくとも1つのネットワークインターフェース部の前記電源部は、前記LSI制御部に対する電源の供給を維持しつつ、前記LSIに対する電源の供給を停止して非動作LSIとする制御が可能である、ネットワーク中継装置。
  2. 請求項1に記載のネットワーク中継装置であって、
    前記電源部は、前記非動作LSIに対して、前記中央制御部の命令に基づいて、電源の供給を再開し、
    前記中央制御部は、電源の供給が再開された前記LSIに対して、前記LSIを運用可能にするための情報であって、最新の経路情報を含む運用状態情報を設定する、ネットワーク中継装置。
  3. 請求項2に記載のネットワーク中継装置であって、
    前記ネットワークインターフェース部は、
    前記LSI制御部に接続され、非動作の前記LSIが運用状態に遷移するときに前記LSIに設定すべき前記運用状態情報を保存する制御データメモリをさらに備え、
    前記LSI制御部は、前記制御データメモリに保存された前記運用状態情報を、電源の供給が再開された前記LSIに転送して設定する、ネットワーク中継装置。
  4. 請求項3に記載のネットワーク中継装置であって、
    前記LSIに対する前記運用状態情報の転送は、前記LSI制御部によるハードウェア処理によって実行される、ネットワーク中継装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のネットワーク中継装置であって、
    前記制御データメモリに保存された運用状態情報は、前記LSIの初期設定のプロセスを指示するコマンド情報を含み、
    前記LSI制御部は、前記コマンド情報に従って、前記LSIの初期設定を行う、ネットワーク中継装置。
  6. 請求項3ないし請求項5のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
    前記LSI制御部は、動作中の前記LSIにおける前記運用状態情報の更新を、前記制御データメモリに保存された前記運用状態情報に反映させることにより、前記非動作LSIが運用状態にされたときに設定されるべき前記運用状態情報の内容と、動作中の前記LSIに設定されている運用状態情報とを同期させる、ネットワーク中継装置。
  7. 請求項6に記載のネットワーク中継装置であって、
    前記LSIごとに、前記LSI制御部と、前記制御データメモリが設けられており、
    前記非動作LSI用の前記LSI制御部は、前記LSIのうち、電源が供給されている動作LSIにおける前記運用状態情報の更新を、前記非動作LSI用の前記制御データメモリに保存された前記運用状態情報に反映させる、ネットワーク中継装置。
  8. 請求項4ないし請求項7のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
    前記LSIにおいて前記運用状態情報が設定されるアドレス範囲と、前記制御データメモリにおいて前記運用状態情報が保存されるアドレス範囲とは、一対一にマッピングされている、ネットワーク中継装置。
  9. 請求項8に記載のネットワーク中継装置であって、
    前記一対一のマッピングは、前記LSIにおいて前記運用状態情報が設定されるアドレスの上位ビットのみを変換することによって行われる、ネットワーク中継装置。
  10. 請求項3ないし請求項9のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
    前記LSIは、前記転送処理を主とする通常動作モードと、前記運用状態情報の設定に関する設定処理に費やすリソースの前記転送処理に費やすリソースに対する比率を前記通常動作モードより大きくした高速設定動作モードとを有する、ネットワーク中継装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
    前記中央制御部は、前記非動作LSIと、電源が供給されている動作LSIとの数を変更することにより、ネットワーク中継装置全体の前記転送処理の能力を変更する、ネットワーク中継装置。
  12. 請求項11に記載のネットワーク中継装置であって、
    さらに、前記非動作LSIと前記動作LSIの数を変更するコマンドを発行する第1のコマンド発行部を備える、ネットワーク中継装置。
  13. 請求項11に記載のネットワーク中継装置であって、
    さらに、前記非動作LSIと前記動作LSIの数を変更するコマンドを外部機器から受け付ける第1のコマンド受付部を備える、ネットワーク中継装置。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のネットワーク中継装置であって、
    前記ネットワークインターフェース部は、さらに、前記LSIに接続された1以上の半導体メモリを備え、
    前記電源部は、さらに、前記LSI制御部に対する電源の供給を維持しつつ、前記1以上の半導体メモリの少なくとも一部に対する電源の供給を停止する制御が可能である、ネットワーク中継装置。
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