JP2012089366A - リチウムイオン二次電池用負極活物質及び該負極活物質を用いたリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用負極活物質及び該負極活物質を用いたリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コバルトをスズの周りに被覆することで、充放電時の体積膨張・収縮による応力の緩和、導電性の確保の効果が得られ、結果としてスズ本来の性能を引き出す事ができ、従来の黒鉛負極やスズ−コバルト合金負極よりも高容量でサイクル特性に優れた、負極活物質及び該負極活物質を用いたリチウムイオン二次電池を提供する。
【解決手段】本発明の負極活物質は、スズが中心に配置し、その周囲がコバルトで被覆された2層構造を有する複合粒子からなり、スズとコバルトの合計量に対するコバルトの割合が5〜40原子%であることを特徴とする。また、その製造方法は、スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と2価クロムイオンを含む還元剤水溶液とを混合し、撹拌保持することによって、混合液中でスズイオン及びコバルトイオンを還元反応させ、スズが中心に配置し、その周囲がコバルトで被覆された2層構造を有する複合粒子を得ることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、高容量かつサイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池用負極活物質及び該負極活物質を用いたリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法に関するものである。
近年、携帯電話やノート型パソコン等のポータブル電子機器の発達や、電気自動車の実用化等に伴い、小型軽量でかつ高容量の二次電池が必要とされるようになってきた。現在、この要求に応える高容量二次電池として、正極材料にLiCoO2等の含リチウム複合酸化物を用い、負極活物質に炭素系材料を用いたリチウムイオン電池が商品化されている。この炭素系材料を負極に使用した場合、その理論容量は372mAh/gと金属リチウムの約1/10の容量しかなく、また理論密度が2.2g/ccと低く、実際に負極シートとした場合には、更に密度が低下する。そのため、体積当たりでより高容量な材料を負極として利用することが電池の高容量化の面から望まれている。
一方、Al、Ge、Si、Sn、Zn、Pb等の金属又は半金属は、リチウムと合金化することが知られており、これらの金属又は半金属を負極活物質に用いた二次電池が検討されている。これらの材料は、高容量かつ高エネルギー密度であり、炭素系材料を用いた負極よりも多くのリチウムイオンを吸蔵、脱離できるため、これらの材料を使用することで高容量、高エネルギー密度な電池を作製することができると考えられている。例えば、純粋なスズは993mAh/gの高い理論容量を示すことが知られている。
しかし、炭素系材料に比べてサイクル特性に劣るため未だ実用化には至っていない。その理由としては、スズをそのままリチウムイオン二次電池の負極活物質に用いると、充放電に伴う大きな体積変化により微粉化し、集電板から剥離したり、導電助剤との接触が失われたりするため、十分なサイクル特性を得ることができないという問題が生じる。
このような上記問題点を解決する技術として、シリコンやスズ等の無機質の粒子に他の物質を添加させることで、体積変化の少ない負極材料が研究、開発されている。具体的には、リチウムと合金化する金属としてスズを、リチウムと合金化しない金属としてコバルトを使用し、これらの合金薄膜を負極活物質層とした技術が研究、開発されている(例えば、特許文献1,2参照。)。特許文献1では、湿式メッキにより集電体上にSn−Co合金層を設け、このSn−Co合金層を非晶質にすることで、サイクル特性の改善を目指している。また、特許文献2では、電解メッキや無電解メッキ等の電気化学的な方法を用いて、Sn−Co合金薄膜を集電板上に生成させることで、サイクル特性の向上を図っている。また、特許文献3では、コバルト粉末とスズ粉末を混合し、ボールミルにより合金化した金属材料を負極活物質として使用し、サイクル特性の悪化を抑制している。
特開2009−245794号公報(段落[0046]) 特開2002−373647号公報(請求項15、段落[0011]) 特開2001−143761号公報(段落[0044]〜[0045])
しかし、上記従来の特許文献1〜3に示される構成では、リチウムと合金化しないコバルトをスズと合金化することで、サイクル特性の劣化を抑制してきたが、これらはほぼ均一組成であり、容量及びサイクル特性ともに十分とはいえなかった。
本発明の目的は、リチウムイオン二次電池を形成する際に負極活物質として用いられる複合粉末であって、コバルトがスズの周りに被覆されることで充放電時の体積膨張・収縮が極めて少なく、高容量、かつサイクル特性に優れた長寿命のリチウムイオン二次電池を製造できる負極活物質及びその製造方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、高容量であり、かつサイクル特性に優れた長寿命のリチウムイオン二次電池を提供することにある。
本発明の第1の観点は、スズ(Sn)が中心に配置し、その周囲がコバルト(Co)で被覆された2層構造を有する複合粒子からなり、スズとコバルトの合計量に対するコバルトの割合が5〜40原子%であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極活物質である。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に構成元素として、クロム(Cr)及び亜鉛(Zn)のうち少なくとも1種を更に含むことを特徴とする。
本発明の第3の観点は、第2の観点に基づく発明であって、更にクロムの含有量が質量比で0.005〜1%であり、亜鉛の含有量が質量比で5〜50ppmであることを特徴とする。
本発明の第4の観点は、第1ないし第3の観点に基づく発明であって、更にポリアクリル酸、水溶性セルロース及びポリビニルピロリドンからなる群より選ばれた少なくとも1種を更に含むことを特徴とする。
本発明の第5の観点は、負極活物質を有する負極と、正極活物質を有する正極と、非水電解質とを備えたリチウムイオン二次電池において、負極活物質がスズ(Sn)が中心に配置し、その周囲がコバルト(Co)で被覆された2層構造を有する複合粒子からなり、スズとコバルトの合計量に対するコバルトの割合が5〜40原子%であることを特徴とする。
本発明の第6の観点は、第5の観点に基づく発明であって、更に負極活物質の構成元素として、クロム(Cr)及び亜鉛(Zn)のうち少なくとも1種を更に含むことを特徴とする。
本発明の第7の観点は、第6の観点に基づく発明であって、更にクロムの含有量が質量比で0.005〜1%であり、亜鉛の含有量が質量比で5〜50ppmであることを特徴とする。
本発明の第8の観点は、第5ないし第7の観点に基づく発明であって、更に負極活物質にポリアクリル酸、水溶性セルロース及びポリビニルピロリドンからなる群より選ばれた少なくとも1種を更に含むことを特徴とする。
本発明の第9の観点は、スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と2価クロムイオンを含む還元剤水溶液とを混合し、撹拌保持することによって、混合液中でスズイオン及びコバルトイオンを還元反応させ、スズが中心に配置し、その周囲がコバルトで被覆された2層構造を有する複合粒子を得ることを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法である。
本発明の第10の観点は、第9の観点に基づく発明であって、更に液中にポリアクリル酸、水溶性セルロース及びポリビニルピロリドンからなる群より選ばれた少なくとも1種の分散剤を更に含むことを特徴とする。
本発明の第1の観点の負極活物質では、中心に配位したスズの周囲をコバルトで被覆した2層構造を有する複合粒子とすることで、充放電時の体積膨張・収縮による応力の緩和、導電性の確保の効果が得られ、結果としてスズ本来の性能を引き出す事ができるため、従来の黒鉛やスズ−ニッケル合金を粉砕した粉末を用いたものよりも高容量でサイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池を製造することができる。
実施例3で得られた負極活物質粉末断面において、上段がスズを蛍光した電子顕微鏡写真図であり、下段がコバルトを蛍光した電子顕微鏡写真図である。
次に本発明を実施するための形態を説明する。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極活物質は、スズ(Sn)が中心に配置し、その周囲がコバルト(Co)で被覆された2層構造を有する複合粒子からなる。即ち、従来より知られているような、粒子の中心部と外周部とでスズ−コバルトの組成の偏りがない、略均一に合金化した形態はとらない。そして、スズとコバルトの合計量に対するコバルトの割合が5〜40原子%であることを特徴とする。
このように構成された負極活物質では、中心に配位したスズの周囲を被覆したコバルトによって充放電時の体積膨張や体積収縮による応力が緩和され、導電性が確保される。結果としてスズ本来の性能を引き出すことができるため、従来の黒鉛やスズ−コバルト合金よりも高容量でサイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池を製造することができる。また、複合粒子中のコバルトの割合を上記範囲に規定したのは、コバルトの割合が5原子%を下回ると、コバルト被覆による効果が薄れ、この負極活物質を用いた電池のサイクル特性が低下する不具合が生じるためであり、コバルトの割合が40原子%を上回っても、この負極活物質を用いた電池のサイクル特性は良好であるが、被覆するコバルト量が増大し、相対的に、中心に配位するスズ量が減少するので、初回放電容量が小さくなる不具合が生じるためである。
また、負極活物質は、構成元素として、クロム(Cr)及び亜鉛(Zn)のうち少なくとも1種を更に含むことが好適である。クロムや亜鉛を含ませることで、初回放電容量を増大させることができる。この理由の詳細は不明であるが、クロムや亜鉛を含有することで、粒子中心部まで速やかにリチウムが拡散することができるのではないかと推察される。クロムの含有量は質量比で0.005〜1%であり、亜鉛の含有量は質量比で5〜50ppmの範囲である。クロムの含有量が0.005%以上又は亜鉛の含有量が5ppm以上でないと初回放電容量の増大効果が発現せず、クロムの含有量が1%又は亜鉛の含有量が50ppmを上回ると、スズを被覆するコバルトの強度が低下し保護効果が低下し、サイクル特性が低下してしまう不具合を生じる。
また、負極活物質は、ポリアクリル酸、水溶性セルロース及びポリビニルピロリドンからなる群より選ばれた少なくとも1種の分散剤を更に含むことが好適である。上記種類の分散剤を含ませることで、分散剤が粒子を覆うことで、コバルト被覆による膨張収縮抑制効果を増強し、サイクル特性を向上させることができる。
本発明の負極活物質を構成する複合粒子は、平均粒径が0.1〜20μmの範囲に粒径制御されることがその取り扱い易さから好ましい。このように粒径制御された粉末は、スラリー化して負極集電体に塗工することができ、従来からのリチウム二次電池製造プロセスを適用できる。平均粒径が0.1μm未満ではスラリー化が困難となり、既存のリチウムイオン二次電池製造プロセスに適用できない不具合があり、20μmを越えるとコバルト被覆による膨張抑制効果が不十分となり、サイクル特性が低下する不具合がある。
なお、平均粒径は、粒度分布測定装置(堀場製作所製LA−950)を用い、体積基準平均粒径を平均粒径とした。
また、本発明の負極活物質を構成する複合粒子中のスズ、コバルト、クロム、亜鉛の各含有量はICPを用いた定量分析により求めることができる。
次に、上記リチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法を説明する。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法は、スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と2価クロムイオンを含む還元剤水溶液とを混合し、撹拌保持することによって、混合液中でスズイオン及びコバルトイオンを還元反応させ、スズが中心に配置し、その周囲がコバルトで被覆された2層構造を有する複合粒子を製造するものである。上記混合液中で還元反応させると、先ず、スズイオンが還元して均一なスズ粒子が生じ、このスズ粒子が一定の粒径まで成長する。続いて、コバルトイオンが還元して一定の粒径にまで成長したスズ粒子を核として、この核の周囲にコバルトが成長し、スズの周囲をコバルトで被覆した2層構造の形態を有する複合粒子となる。
スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液には、得られる複合粒子の凝集を抑制する分散剤を含ませることが好ましい。分散剤としては、ポリアクリル酸、水溶性セルロース及びポリビニルピロリドンから選ばれた少なくとも1種が挙げられる。
還元剤水溶液に含まれる2価クロムイオンは、還元剤としての機能を有する。この2価クロムイオンは不安定であるため、還元剤水溶液はスズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と混合する際にその都度調製することが好ましい。具体的には、例えば、塩化第2クロム溶液を非酸化性雰囲気下、好ましくは窒素ガス雰囲気下で金属亜鉛に接触させるか、或いは電気化学的にクロムを還元し、塩化第1クロム溶液としたものを用いるとよい。塩化第2クロム溶液はpH0〜2に調整することが好ましい。それはpHが上限値を越えると、3価クロムイオンが水酸化物として沈殿するという不具合が生じ易いからである。
スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と2価クロムイオンを含む還元剤水溶液とを混合した混合液のpHは、1〜4に制御することが好適である。それは、混合液のpHが高いと還元反応によって一旦還元されたコバルト若しくはスズが酸化されて再びイオンの状態に戻ってしまうためである。
このように本発明の製造方法は湿式法であり、水溶液調製や、還元反応ともに室温程度の温度で実施可能であるため、イニシャルコストが多大にかかる特殊な装置類も不要である。
なお、製造する負極活物質の構成元素として、クロム(Cr)及び亜鉛(Zn)のうち少なくとも1種を更に含ませる場合には、スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と還元剤水溶液との混合割合を増減させる、還元剤水溶液を調製する際に使用する金属亜鉛量を増減させる、塩化亜鉛をスズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液や還元剤水溶液に加えるなどの手法により、クロムや亜鉛の含有量を制御することができる。
このようにして得られた本発明の負極活物質を用いてリチウムイオン二次電池を作製する。
上記得られた負極活物質と導電助剤と結着剤と溶媒を所定の割合で混合することにより負極スラリーを調製する。次に調製した負極スラリーを負極集電体上に、ドクターブレード法などの手法により塗布し乾燥することにより負極を作製する。
なお、負極の作製に使用した導電助剤、結着剤、溶媒及び負極集電体は、特に限定されるものではなく、従来より一般的に用いられるものを使用することができる。例えば、導電助剤としてはアセチレンブラックなどのカーボンブラック、ケッチェンブラック、VGCF或いは銅やチタン等のリチウムと合金化し難い金属粉末などが挙げられる。また、結着剤としてはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)などが挙げられる。溶媒としてはN−メチルピロリドン、水などが挙げられる。負極集電体としては銅箔、ステンレス箔、ニッケル箔などが挙げられる。
一方、正極活物質をバインダ及び導電助剤と所定の割合で混合して正極スラリーを調製する。次に、調製した正極スラリーを正極集電体上に、ドクターブレード法などの手法により塗布し乾燥することにより正極を作製する。
なお、正極の作製に使用した正極活物質、バインダ、導電助剤及び正極集電体は、特に限定されるものではなく、従来より一般的に用いられるものを使用することができる。例えば、正極活物質としては、LiCoO2、LiNiO2、LiMn24、LiMnO2、LiFePO4などが挙げられる。導電助剤としては、アセチレンブラックなどのカーボンブラック、ケッチェンブラック、VGCF、黒鉛等が挙げられる。また、バインダとしては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等が挙げられる。正極集電体としては、アルミニウム箔、ステンレス鋼箔、ニッケル箔等が挙げられる。
次に、負極集電体上に負極活物質層を形成して得られた負極と、セパレータと、正極集電体上に正極活物質層を形成して得られた正極とを正極と負極の活物質面をそれぞれ対向させた状態で積層し、積層体を形成する。セパレータは合成樹脂製不織布、ポリエチレン多孔質フィルム、ポリプロピレン多孔質フィルム等から形成される。
そして、上記積層体の正極側裏面及び負極側裏面にそれぞれメッシュ材の一端を接続し、袋状に作製したアルミラミネート材にメッシュ材の他端がはみ出るように積層体を装填する。次に、ラミネート材の開口部から非水電解液を加え、真空引きしながら、ラミネート材の開口部を熱融着させることより、リチウムイオン二次電池が得られる。
正極側裏面に接続したメッシュ材としてはアルミメッシュ材が、負極側裏面に接続したメッシュ材としてはニッケルメッシュ材が使用される。
また、非水電解液には、非水溶媒に電解質を溶解させた溶媒が使用される。非水溶媒としては、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)等の環状カーボネート、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)等の鎖状カーボネート、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、エトキシメトキシエタン等の鎖状エーテルや、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等の環状エーテル、クラウンエーテル、γ−ブチロラクトン等の脂肪酸エステル、アセトニトリル等の窒素化合物、スルホラン、ジメチルスルホキシド等の硫化物等が例示される。上記非水電解液は単独で使用しても、2種以上混合した混合溶媒として使用しても良い。電解質としては、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、ほうフッ化リチウム(LiBF4)、六フッ化ヒ素リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、ビストリフルオロメチルスルフォニルイミドリチウム[LiN(CF3SO22]等のリチウム塩が例示される。
このように製造されたリチウムイオン二次電池では、スズが中心に配置し、その周囲がコバルトで被覆された2層構造を有する複合粒子からなる負極活物質を用いているので、中心に配位したスズの周囲を被覆したコバルトによって充放電時の体積膨張や体積収縮による応力が緩和され、導電性が確保される。結果としてスズ本来の性能を引き出すことができるため、従来の黒鉛やスズ−コバルト合金からなる負極活物質を用いたリチウムイオン二次電池よりも高容量でサイクル特性に優れる。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
先ず、イオン交換水に分散剤、塩化スズ(II)及び塩化コバルト(II)を、合成して得られる複合粒子のスズとコバルトの合計に対するコバルト割合が5原子%となるような割合で加え、撹拌溶解し、塩酸を更に加えてpHを1.0に調整した。分散剤にはポリアクリル酸を用いた。
一方、イオン交換水に塩化クロム(III)を加えて撹拌溶解し、これを金属亜鉛(Zn)を投入することでクロムイオンを3価から2価に還元し、全クロムイオン中の2価のクロム比が70%以上となるように調製した。これを還元剤水溶液とした。
次に、スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と還元剤水溶液とを所定の割合で混合し、30分間撹拌保持してスズイオンとコバルトイオンを還元反応させた。
その後、撹拌混合した液を静置し、合成した粒子を沈降させ、上澄み液を除去した。続いて、沈降物にイオン交換水を加えて撹拌洗浄、静置沈降及び上澄み液除去の操作を数回繰り返し、最後にエタノールで撹拌洗浄、静置沈降及び上澄み液除去を行った。得られた沈降物を真空乾燥することで、スズが中心に配置し、その周辺にコバルトが被覆された2層構造を有する複合粒子からなる負極活物質を得た。
<実施例2>
合成して得られる複合粒子のスズとコバルトの合計に対するコバルト割合が10原子%となるような割合で塩化スズ(II)及び塩化コバルト(II)を加えてスズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液を調製した以外は実施例1と同様にして負極活物質を得た。
<実施例3>
合成して得られる複合粒子のスズとコバルトの合計に対するコバルト割合が20原子%となるような割合で塩化スズ(II)及び塩化コバルト(II)を加えてスズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液を調製した以外は実施例1と同様にして負極活物質を得た。
<実施例4>
合成して得られる複合粒子のスズとコバルトの合計に対するコバルト割合が30原子%となるような割合で塩化スズ(II)及び塩化コバルト(II)を加えてスズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液を調製した以外は実施例1と同様にして負極活物質を得た。
<実施例5>
合成して得られる複合粒子のスズとコバルトの合計に対するコバルト割合が40原子%となるような割合で塩化スズ(II)及び塩化コバルト(II)を加えてスズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液を調製した以外は実施例1と同様にして負極活物質を得た。
<比較例1>
合成して得られる複合粒子のスズとコバルトの合計に対するコバルト割合が3原子%となるような割合で塩化スズ(II)及び塩化コバルト(II)を加えてスズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液を調製した以外は実施例1と同様にして負極活物質を得た。
<比較例2>
合成して得られる複合粒子のスズとコバルトの合計に対するコバルト割合が45原子%となるような割合で塩化スズ(II)及び塩化コバルト(II)を加えてスズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液を調製した以外は実施例1と同様にして負極活物質を得た。
<比較例3>
スズとコバルトの合計に対するコバルト割合が20原子%であり、中心部と外周部での組成の偏りがなく粒子が略均一組成物となっているスズ−コバルト粉を負極活物質とした。
<実施例6>
合成して得られる複合粒子に質量比で0.005%のクロムが更に含まれるように、スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と還元剤水溶液との混合割合を調節した以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例7>
合成して得られる複合粒子に質量比で0.1%のクロムが更に含まれるように、スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と還元剤水溶液との混合割合を調節した以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例8>
合成して得られる複合粒子に質量比で1%のクロムが更に含まれるように、スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と還元剤水溶液との混合割合を調節した以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例9>
合成して得られる複合粒子に質量比で5ppmの亜鉛が更に含まれるように、還元剤水溶液を調製する際の金属亜鉛投入量を調節した以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例10>
合成して得られる複合粒子に質量比で25ppmの亜鉛が更に含まれるように、還元剤水溶液を調製する際の金属亜鉛投入量を調節した以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例11>
合成して得られる複合粒子に質量比で50ppmの亜鉛が更に含まれるように、還元剤水溶液を調製する際の金属亜鉛投入量を調節した以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例12>
合成して得られる複合粒子に質量比で0.1%のクロム及び25ppmの亜鉛がそれぞれ更に含まれるように、還元剤水溶液を調製する際の金属亜鉛投入量を調節し、更にスズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と還元剤水溶液との混合割合を調節した以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例13>
合成して得られる複合粒子に質量比で1.5%のクロムが更に含まれるように、スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と還元剤水溶液との混合割合を調節した以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例14>
合成して得られる複合粒子に質量比で75ppmの亜鉛が更に含まれるように、還元剤水溶液を調製する際の金属亜鉛投入量を調節した以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例15>
分散剤としてポリアクリル酸の代わりに水溶性セルロースを用いた以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例16>
分散剤としてポリアクリル酸の代わりにポリビニルピロリドンを用いた以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<実施例17>
分散剤を添加しないこと以外は実施例3と同様にして負極活物質を得た。
<比較試験及び評価1>
実施例3で得られた負極活物質におけるスズとコバルトの分布を観察するため、粒子断面について電子顕微鏡撮影した。スズを蛍光させた電子顕微鏡写真を図1上段に、コバルトを蛍光させた電子顕微鏡写真を図1下段にそれぞれ示す。
図1より明らかなように、スズが中心に配置し、その周囲がコバルトで被覆された2層構造を有していることが確認された。
また、図示しないが、その他の実施例及び比較例についても、同様に粒子断面について電子顕微鏡撮影し、その負極活物質におけるスズとコバルトの分布を観察した結果、比較例3を除いた全ての例が、スズが中心に配置し、その周囲がコバルトで被覆された2層構造を有していることが確認され、比較例3のみがスズとコバルトの分布偏りがなく、略均一であった。
<比較試験及び評価2>
実施例1〜17及び比較例1〜3の負極活物質について、ICP定量分析を行い、複合粒子中のスズ、コバルト、クロム、亜鉛の各含有量を求めた。得られた結果を次の表1〜表3にそれぞれ示す。なお、表1〜表3中で「<2」とは、ICPの検出限界以下の測定値であったことを示す。
<比較試験及び評価3>
実施例1〜17及び比較例1〜3の負極活物質を用い、負極活物質粉末を導電助剤、結着剤、溶媒と混合しスラリーをそれぞれ調製した。即ち、合成した負極活物質粉末、アセチレンブラック、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)及びn−メチルピロリジノン(NMP)を質量比で8:1:1:10の割合となるように秤量し、混練機を用いて混練することでスラリーを作製した。
次に、得られたスラリーをアプリケータを用いて銅箔上に活物質密度が5mg/cm2となるように塗布し、乾燥、圧延し、幅3cm長さ3cmに切断することで負極電極を作製した。
上記作製した負極を用いて半電池を組み、充放電サイクル試験を行った。対極及び参照極にはリチウム金属を用い、電解液には1M濃度で六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を溶解した炭酸エチレン(EC)と炭酸ジエチル(DEC)の等体積溶媒を用いた。充電は電圧が5mVとなるまで0.5mA/cm2の定電流条件で実施し、その後、電流が0.01mA/cm2になるまで5mVの定電圧条件で実施した。
放電は電圧が1Vになるまで0.5mA/cm2の定電流条件とした。充電と放電を各1回実施した状態を1サイクルとし、100サイクルまでの充放電試験を行い、初回の活物質重量あたりの放電容量と、100サイクル目の放電容量の初回放電容量に対する割合を寿命特性として性能評価した。得られた評価結果を次の表1〜表3にそれぞれ示す。
表1から明らかなように、2層構造とした実施例1〜5及び比較例1,2では、いずれも高い寿命特性を示したのに対し、粒子中のコバルトとスズとを略均一とした比較例3では、寿命特性が40%と非常に低い結果であった。この結果から、スズを中心に配位し、その周囲にコバルトを被覆した2層構造をとる複合粒子は非常に高いサイクル特性が得られることが確認された。
また、2層構造とし、コバルト割合を変動させた実施例1〜5及び比較例1,2を比較すると、実施例1〜5のコバルト割合が5原子%〜40原子%の範囲では、高い初回放電容量が得られ、かつ寿命特性も高い結果になったのに対し、比較例1の3原子%のようにコバルト割合が低くなると、寿命特性が低下し、比較例2の45原子%のようにコバルト割合が高くなると、初回放電容量が低くなる傾向が見られた。これらの結果から、粒子中のコバルト割合には適切な範囲が存在することが確認された。
表2から明らかなように、クロムを0.005〜1%又は亜鉛を5〜50ppm更に含有させた実施例6〜11では、クロムの含有量が0.001%未満及び亜鉛の含有量が2ppm未満と低い実施例3の結果に比べ、高い初回放電容量が得られた。同様に、クロムを0.1%及び亜鉛を25ppmそれぞれ更に含有させた実施例12でも、実施例3の結果に比べ、高い初回放電容量が得られた。一方、クロムの含有量が1.5%又は亜鉛の含有量が75ppmと高い実施例13,14では、実施例3の結果と同程度の高い初回放電容量が得られているが、寿命特性が低い結果となった。これらの結果から、クロムや亜鉛を所定量含有することで初回放電容量値を高めることができる一方、クロムや亜鉛を含有し過ぎると、その特性が低下してしまうことから、クロムと亜鉛の含有量には適切な範囲が存在することが確認された。
表3から明らかなように、分散剤種類を変化させた実施例15,16は、初回放電容量、寿命特性ともに、実施例3の結果と同程度の優れた数値を示した。この結果から、分散剤として使用した水溶性セルロース、ポリビニルピロリドンは、実施例3で使用したポリアクリル酸と同程度の効果が得られることが確認された。
なお、分散剤を使用しない実施例17は、初回放電容量は実施例3と同程度であったが、寿命特性に劣る結果となった。この結果から、分散剤を含むことで高い寿命特性を維持できることが確認された。

Claims (10)

  1. スズ(Sn)が中心に配置し、その周囲がコバルト(Co)で被覆された2層構造を有する複合粒子からなり、前記スズとコバルトの合計量に対するコバルトの割合が5〜40原子%であることを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極活物質。
  2. 構成元素として、クロム(Cr)及び亜鉛(Zn)のうち少なくとも1種を更に含む請求項1記載の負極活物質。
  3. 前記クロムの含有量が質量比で0.005〜1%であり、前記亜鉛の含有量が質量比で5〜50ppmである請求項2記載の負極活物質。
  4. ポリアクリル酸、水溶性セルロース及びポリビニルピロリドンからなる群より選ばれた少なくとも1種を更に含む請求項1ないし3いずれか1項に記載の負極活物質。
  5. 負極活物質を有する負極と、正極活物質を有する正極と、非水電解質とを備えたリチウムイオン二次電池において、
    前記負極活物質がスズ(Sn)が中心に配置し、その周囲がコバルト(Co)で被覆された2層構造を有する複合粒子からなり、前記スズとコバルトの合計量に対するコバルトの割合が5〜40原子%であることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
  6. 前記負極活物質の構成元素として、クロム(Cr)及び亜鉛(Zn)のうち少なくとも1種を更に含む請求項5記載のリチウムイオン二次電池。
  7. 前記クロムの含有量が質量比で0.005〜1%であり、前記亜鉛の含有量が質量比で5〜50ppmである請求項6記載のリチウムイオン二次電池。
  8. 前記負極活物質にポリアクリル酸、水溶性セルロース及びポリビニルピロリドンからなる群より選ばれた少なくとも1種を更に含む請求項5ないし7いずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池。
  9. スズイオン及びコバルトイオンを含む水溶液と2価クロムイオンを含む還元剤水溶液とを混合し、撹拌保持することによって、混合液中で前記スズイオン及びコバルトイオンを還元反応させ、スズが中心に配置し、その周囲がコバルトで被覆された2層構造を有する複合粒子を得ることを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法。
  10. 前記液中にポリアクリル酸、水溶性セルロース及びポリビニルピロリドンからなる群より選ばれた少なくとも1種の分散剤を更に含む請求項9記載の製造方法。
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JP2004241329A (ja) * 2003-02-07 2004-08-26 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 非水電解液二次電池用負極

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