JP2012089331A - コネクタの実装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構成により、基板に不要な応力を印加することがない状態で、コネクタを基板に正確に仮止めして半田付け等の作業を行うことのできるコネクタの実装構造を提供する。
【解決手段】コネクタ10、100は、基板40の貫通孔44aの内径よりも小さな外径を有する小径部22bが設けられた脚部22aと、支持体42に当接自在な姿勢維持部30a、16aと、を備え、コネクタが基板に仮止めされる際に、コネクタの脚部における小径部が、基板の貫通孔に挿通されると共に、かかる姿勢維持部が、支持体に当接してコネクタの姿勢を自立して維持させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタの実装構造に関し、特に、基板上にコネクタを実装したコネクタの実装構造に関する。
近年、自動車等の車両に要求される機能は高度化しており、これに伴って車両に搭載される電子機器に要求される機能も格段に高度化している。このため、車両に搭載される各種の電子機器の個数も増加しており、かかる電子機器も小型化かつ集約化して車両に搭載されることが求められている。
同時に、車両に搭載される電子機器では、基板にコネクタや半導体デバイス等を実装してケース内に収容する構成を採ることが多いが、かかる場合には、その信頼性を高めながら量産性を向上するために、コネクタ等を基板に実装する際に、基板に不要な変形等を発生させることなく、迅速かつ確実に位置決めされて実装されることが求められる。
特許文献1は、電子部品の仮止め構造に関し、コネクタ12において熱膨張による影響が最も大きい方向の両端部の側壁12a、12bに、所定の方向に弾性変形可能な弾性部材20をそれぞれ一体的に形成し、弾性部材20が係合されるべき係合孔24をプリント基板10に穿設した構成を開示する。
特開2007−214486号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1が開示する構成では、確かにコネクタ等の電子部品をプリント基板に確実に仮止めし、その後半田付けして電子部品をプリント基板に組み付ける際に、プリント基板に不要な反り等の変形が発生するのを防止することを企図したものであるが、弾性部材20が爪部を有しているため、プリント基板10の係合孔24に系合される際に、プリント基板10に不要な応力を印加する可能性が考えられる。
一方で、係合孔24の径を弾性部材20の径よりも相対的に大きくしていけば、かかる応力は減小していくが、プリント基板10に実装される部品の中でもコネクタは、その周縁部から外方にはみ出すように配置される場合が多いため、係合孔24の径を弾性部材20の径よりも相対的に大きくしていくにつれて、コネクタの姿勢が外方に傾いてしまい、コネクタが、プリント基板上で正規に仮止めされ得ない事態も生じて、半田付け等の作業に支障が生じてしまう可能性も考えられる。
つまり、コネクタの実装構造においては、基板に不要な応力を印加することがない状態で、コネクタを基板に正確に仮止めして半田付け等の作業を行い得る新規な構成を実現することが必要である。
本発明は、以上の検討を経てなされたものであり、簡便な構成により、基板に不要な応力を印加することがない状態で、コネクタを基板に正確に仮止めして半田付け等の作業を行うことのできるコネクタの実装構造を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するため、本発明は、第1の局面においては、コネクタと、貫通孔を有すると共に、前記コネクタを実装する基板と、を備えたコネクタの実装構造であって、前記コネクタは、前記基板の前記貫通孔の内径よりも小さな外径を有する小径部が設けられた脚部と、支持体に当接自在な姿勢維持部と、を備え、前記コネクタが前記基板に仮止めされる際に、前記コネクタの前記脚部における前記小径部が、前記基板の前記貫通孔に挿通されると共に、前記コネクタの前記姿勢維持部が、前記支持体に当接して前記コネクタの姿勢を自立して維持させる構成を有する。
また本発明は、第1の局面に加えて、前記基板は、前記コネクタを実装する部分である基板本体部と、前記コネクタを前記基板本体部に実装した後で切り離される捨て基板部と、を備え、前記支持体は、前記捨て基板部であることを第2の局面とする。
また本発明は、第2の局面に加えて、前記コネクタは、前記基板本体部に接続自在な端子と、前記端子を前記コネクタに固定するハウジングと、前記ハウジングから延出して前記端子を覆う延出壁と、を備え、前記姿勢維持部は、前記ハウジングに設けられることを第3の局面とする。
また本発明は、第3の局面に加えて、前記ハウジングの下面は、前記姿勢維持部として機能する平坦面であることを第4の局面とする。
また本発明は、第3の局面に加えて、前記コネクタは、前記ハウジングの下面から下方に突出する凸部を更に備え、前記ハウジングの前記凸部が、前記姿勢維持部として機能することを第5の局面とする。
本発明の第1の局面におけるコネクタの実装構造においては、コネクタが基板に仮止めされる際に、コネクタの脚部に設けられ、基板の貫通孔の内径よりも小さな外径を有する小径部が、その基板の貫通孔に挿通されると共に、コネクタの姿勢維持部が、支持体に当接してコネクタの姿勢を自立して維持させることにより、簡便な構成により、基板に不要な応力を印加することのない状態で、コネクタを基板に正確に仮止めして半田付け等の作業を行うことができる。
本発明の第2の局面におけるコネクタの実装構造においては、コネクタが基板に仮止めされる際に、コネクタの姿勢維持部が、コネクタを基板本体部に実装した後で切り離される捨て基板部の上面に当接し得るものであるため、コネクタ等が実装される基板本体部の有効面積を減ずることなく、基板に不要な応力を印加することのない状態で、コネクタを基板に正確に仮止めして半田付け等の作業を行うことができる。
本発明の第3の局面におけるコネクタの実装構造においては、コネクタの姿勢維持部が、基板本体部に接続自在な端子をコネクタに固定するハウジングに設けることにより、コネクタの重心が位置する部分に整合的に姿勢維持部を設けることができ、コネクタを自立した姿勢に確実に維持しながら基板に正確に仮止めして半田付け等の作業を行うことができる。
本発明の第4の局面におけるコネクタの実装構造においては、ハウジングの下面が、姿勢維持部として機能する平坦面であることにより、ハウジングの下面の平坦面を全体的に支持体である捨て基板部の上面に当接させて、簡便な構成でコネクタを自立した姿勢に確実に維持しながら基板に正確に仮止めして半田付け等の作業を行うことができる。
本発明の第5の局面におけるコネクタの実装構造においては、コネクタのハウジングの下面から下方に突出する凸部が、姿勢維持部として機能することにより、かかる凸部をコネクタの重心位置に応じて支持体である捨て基板部の上面に当接させて、簡便な構成でコネクタを自立した姿勢に確実に維持しながら基板に正確に仮止めして半田付け等の作業を行うことができる。
本発明の実施形態におけるコネクタの実装構造の斜視図である。 本実施形態におけるコネクタの実装構造の縦断面図であり、図3のB−B断面図に相当する。 本実施形態におけるコネクタの実装構造の縦断面図であり、図2のA−A断面図に相当する。 本実施形態の変形例におけるコネクタの実装構造の縦断面図であり、位置的には図2に相当する。
以下、本発明の実施形態におけるコネクタの実装構造につき、適宜図1から図3を参照して、詳細に説明する。なお、図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成し、x軸の方向が前後方向(x軸の正方向が前方)に相当し、y軸の方向が幅方向に相当し、z軸の方向が上下方向に相当し、かつ、x−y平面に平行な方向が水平方向に相当する。
図1は、本発明の実施形態におけるコネクタの実装構造の斜視図である。図2は、本実施形態におけるコネクタの実装構造の縦断面図であり、図3のB−B断面図に相当する。また、図3は、本実施形態におけるコネクタの実装構造の縦断面図であり、図2のA−A断面図に相当する。
図1から図3に示すように、コネクタの実装構造は、コネクタ10と、コネクタ10を実装した基板40と、を備える。なお、図1では、隣り合って一体的に連続した状態の一対の基板40、40のそれぞれに、1個のコネクタ10が仮止めされて載置された状態が示されている。もちろん、基板40の個数や、基板40に実装されるコネクタ10の個数は、限定的なのもではなく、量産性等を考慮して所望の個数を採用し得る。
具体的には、コネクタ10は、典型的には合成樹脂製の成形品であるハウジング12を備え、基板40に実装される。かかるハウジング12は、互いに上下方向で対向する上壁14及び底壁16と、互いに幅方向で対向して上壁14及び底壁16の間を連絡する一対の側壁18、18と、上壁14及び底壁16の間を連絡してハウジング12の前端部を塞ぐ中間壁20と、を備える。
より詳しくは、コネクタ10のハウジング12の各側壁18には、中間壁20より前方に延出するように延出壁22が連なる。また、各延出壁22は、それから外方に突出しながら下方に延在する脚部22aを有すると共に、かかる脚部22aの下部には下方に延在する円柱状の小径部22bが設けられている。なお、各脚部22aの下面は、基板40の上面から離間するものであってもよいし、当接するものであってもよい。
コネクタ10のハウジング12の中間壁20には、複数の挿通孔20aが形成され、各挿通孔20aには端子50の複数のピンが対応して挿通されて固定される。また、ハウジング12の底壁16の下面16a及び各延出壁22の下面22cには、それらから下方に突出する一対のリブ30、30が、幅方向で対向しながら前後方向に延在して設けられている。かかる一対のリブ30、30を設けることにより、ハウジングの強度を増強するこ
とができ、作業中にコネクタが不要に変形や損傷されることが防止できる。
基板40は、典型的にはプリント基板であり、捨て基板部42と、基板本体部44と、を備える。ここで、捨て基板部42は、コネクタ10のハウジング12に対応して、その下方の位置に配される。また、コネクタ10の重心位置は、捨て基板部42側に存在する。
また、基板本体部44は、コネクタ10の各延出壁22に対応して、その下方の位置に配されるもので、コネクタ10や図示を省略する電子部品が実装される部分である。かかる基板本体部44は、上下方向で基板40をそれぞれ貫通する一対の貫通孔44a、44aを有すると共に、一対の貫通孔44a、44aで挟まれた領域にも、上下方向で基板40をそれぞれ貫通する複数の貫通孔44bを有する。かかる各貫通孔44aの内径は、コネクタ10の対応する延出壁22に設けられた脚部22aの小径部22bの外径よりも大きく設定されている。また、基板本体部44においては、一対の貫通孔44a、44aや複数の貫通孔44bが形成される他に、図示は省略するが、電子部品のリードが半田等を介して電気的に接続され得るパッド部等も設けられる。また、一対の基板40、40の切断線L1及びL2に沿ってこれらを切断すると、捨て基板部42と基板本体部44とが、切り離されて分離され得る。
コネクタ10を基板40に実装した状態では、端子50の複数のピンの一端が、基板40の対応する貫通孔44bに挿入されてその周囲の接続部に半田等を介して電気的に接続されると共に、コネクタ10の各延出壁22に設けられた脚部22aの小径部22bが、基板40の対応する貫通孔44aに挿通される。ここで、各貫通孔44aの内径は、コネクタ10の対応する延出壁22に設けられた脚部22aの小径部22bの外径よりも大きく設定されているため、各貫通孔44aは、対応する脚部22aの小径部22bに対していわゆる馬鹿穴的に機能して、基板40に対するコネクタ10の水平方向における位置を概略的に規定する。なお、端子50の複数のピンの他端は、図示を省略する相手コネクタの対応する接続部に電気的に接続され得るものである。
また、コネクタ10を基板40に実装した状態では、コネクタ10のハウジング12の底壁16に設けられた各リブ30は、基板40の上面に当接して、基板40に対するコネクタ10の上下方向の位置を規定する。ここで、各リブ30は、コネクタ10の重心位置に対応して、ハウジング12における底壁16の下面16aから下方に突設され、捨て基板部42の上面に当接自在な捨て基板部側凸部30aと、コネクタ10の対応する延出壁22の下面22cから下方に突設され、基板本体部44の上面に当接自在な基板本体部側凸部30bと、が前後方向で連なった1本のリブを構成している。もちろん、捨て基板部側凸部30a及び基板本体部側凸部30bは、連続せずに分断された構成のものであってもよく、かかる場合には、各リブ30は、捨て基板部側凸部30a及び基板本体部側凸部30bから構成される2個のリブから構成されることになる。また、典型的には、捨て基板部側凸部30aにおけるコネクタ10のハウジング12の底壁16の下面16aからの突出高さと、基板本体部側凸部30bにおけるコネクタ10の延出壁22の下面22cからの突出高さと、は、捨て基板部側凸部30aの平坦面である下面の位置及び基板本体部側凸部30bの平坦面である下面の位置が上下方向で同じ位置になるように設定され、互いに上下方向に面一の平坦面である基板本体部44の上面と捨て基板部42の上面とに対応して当接している。なお、図中では、各リブ30、特に各捨て基板部側凸部30aは、コネクタ10のハウジング12の底壁16の幅方向における端部に配設された構成として示しているが、もちろんかかる位置に限定されるものではなく、底壁16等の任意の位置に配設されることが可能である。また、構成は複雑になるが、捨て基板部側凸部30aは、基板本体部44以外の部分に当接自在であればよいのであるから、例えば、捨て基板部42の上面に当接する代わりに又は捨て基板部42の上面に当接すると同時に、図示を省
略する治具の支持部に当接自在であってもよい。
以上のような構成において、コネクタ10を基板40に実装するには、以下のような実装工程を経ることになる。
まず、端子50の複数のピンの一端を、基板40の対応する貫通孔44bに挿入する一方で、各延出壁22に設けられた脚部22aの小径部22bを、基板40の対応する貫通孔44aに挿通し、かつ、各捨て基板部側凸部30aを対応する捨て基板部42の上面に当接させると共に各基板本体部側凸部30bを基板本体部44の上面に当接させて、コネクタ10を基板本体部44上に仮止め状態で載置する。この際には、併せて、他の電子部品も基板本体部44上に載置する。
ここで、コネクタ10の重心位置は捨て基板部42側にあり、かつ、貫通孔44aの内径は対応する脚部22aの小径部22bの外径に対して大きいものであるため、基板本体部側凸部30b等だけでコネクタ10を支持したとすると、コネクタ10は外方に傾いてしまい、コネクタ10を正規の位置に維持することができない。しかし、本実施形態の構成では、捨て基板部側凸部30aを対応する捨て基板部42の上面に当接させることにより、捨て基板部側凸部30aが、コネクタ10の姿勢を自立して維持させる姿勢維持部として機能して、コネクタ10を正規の姿勢で正規の位置に維持することができる。
次に、典型的にはリフロー半田付け工程で、基板40の対応する貫通孔44bに挿入された状態にある端子50の複数のピンの一端を、貫通孔44bの周囲の接続部に半田等を介して電気的に接続する。この際には、併せて、他の電子部品の各リードも半田等を介して基板本体部44のパッド部等に電気的に接続する。かかる状態で、各コネクタ10は、対応する基板40の基板本体部44上に実装されることになる。
そして、最後に、一対の基板40、40の切断線L1及びL2に沿ってこれらを切断して、捨て基板部42を基板本体部44から切り離すと、各基板本体部44上に対応するコネクタ10や電子部品が実装された実装品が得られることになる。なお、かかる実装品は、図示を省略するケース等に収容された後、必要に応じて樹脂材等で封止されて最終的な製品となる。
さて、以上の本実施形態においては、コネクタ10が基板本体部44上に仮止めされる際に、コネクタ10の姿勢を自立して維持させる姿勢維持部として、コネクタ10のハウジング12の底壁16に設けられた各リブ30を設けた例、より具体的には各捨て基板部側凸部30aを設けた例について説明したが、かかる姿勢維持部としては、各リブ30を省略した簡便な構成を備える変形例が考えられる。
以下、かかる本実施形態の変形例におけるコネクタ100につき、更に、図4をも参照して、特にその相違点に着目しながら詳細に説明することとし、コネクタ10と同様な構成について適宜説明を省略又は簡略化する。
図4は、本変形例におけるコネクタ100の実装構造の縦断面図であり、位置的には図2に相当する。
図4に示すように、本変形例のコネクタ100においては、ハウジング12の底壁16における下面16aと、ハウジング12の各側壁18から対応して延出する各延出壁22における下面22cと、は、上下方向に面一の平坦面を構成し、コネクタ10で見られた一対のリブ30、30は設けられていない。
つまり、各延出壁22における下面22cについては、各延出壁22が、コネクタ10の中間壁20に設けられた複数の挿通孔20aに対応して挿通されて固定される端子50の複数のピンを側方から覆って保護しながら基板本体部44の平坦面である上面に載置される必要があるため、かかる下面22cは、基板本体部44の上面に確実に当接するような平坦面に設定される。
更に、ハウジング12の底壁16における下面16aについては、コネクタ100が基板40に仮止めされる際に、かかる下面16aが、基板本体部44の上面と上下方向に面一の平坦面である捨て基板部42の上面に確実に当接して、コネクタ10の姿勢を自立して維持させる姿勢維持部として機能する必要があるから、かかる下面16aは、捨て基板部42の上面に確実に当接するような平坦面に設定されている。
換言すれば、本変形例におけるコネクタ100の構成は、コネクタ100が基板40に仮止めされる際に、ハウジング12の底壁16における下面16aが、基板本体部44の上面と上下方向に面一の平坦面である捨て基板部42の上面に確実に当接することを前提として、下面16aが、コネクタ10の姿勢を自立して維持させる姿勢維持部として機能する構成であるといえる。
以上のような構成において、本変形例のコネクタ100を基板40に実装する際には、コネクタ10を基板40に実装する場合と同様に、まず、端子50の複数のピンの一端を、基板40の対応する貫通孔44bに挿入する一方で、各延出壁22に設けられた脚部22aの小径部22bを、基板40の対応する貫通孔44aに挿通し、かつ、ハウジング12の底壁16における下面16aを対応する捨て基板部42の上面に当接させると共に各延出壁22における下面22cを基板本体部44の上面に当接させて、コネクタ10を基板本体部44上に仮止め状態で載置する。なお、脚部22aの下面は、基板本体部44の上面に当接した構成を例示している。
ここで、コネクタ100の重心位置は捨て基板部42側にあり、かつ、貫通孔44aの内径は対応する脚部22aの小径部22bの外径に対して大きいものであるため、各延出壁22における下面22cだけでコネクタ100を支持したとすると、コネクタ100は外方に傾いてしまい、コネクタ100を正規の位置に維持することができないが、ハウジング12の底壁16における下面16aを捨て基板部42の上面に当接させることにより、かかる下面16aが、コネクタ10の姿勢を自立して維持させる姿勢維持部として機能して、コネクタ100を正規の姿勢で正規の位置に維持することができる。これに対して、特に、ハウジング12の底壁16における下面16aが各延出壁22における下面22cよりも下方に位置するような一般的なコネクタの構成であると、その重心位置がより下方に位置するため、基板本体部44上に仮止め状態で載置する際にその姿勢を維持することは難しい。
そして、基板40の対応する貫通孔44bに挿入された状態にある端子50の複数のピンの一端を、貫通孔44bの周囲の接続部に半田等を介して電気的に接続すると共に、他の電子部品の各リードも半田等を介して基板本体部44のパッド部等に電気的に接続して、各コネクタ100は、対応する基板40の基板本体部44上に実装されることになる。
なお、本発明においては、部材の種類、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明においては、簡便な構成により、基板に不要な応力を印加するこ
とがない状態で、コネクタを基板に正確に仮止めして半田付け等の作業を行うことのできるコネクタの実装構造を提供することができ、その汎用普遍的な性格から車両等のコネクタの実装構造に広範に適用され得るものと期待される。
10、100…コネクタ
12…ハウジング
14…上壁
16…底壁
16a、22c…下面
18…側壁
20…中間壁
20a…挿通孔
22…延出壁
22a…脚部
22b…小径部
30…リブ
30a…捨て基板部側凸部
30b…基板本体部側凸部
40…基板
42…捨て基板部
44…基板本体部
44a、44b…貫通孔
50…端子

Claims (5)

  1. コネクタと、
    貫通孔を有すると共に、前記コネクタを実装する基板と、
    を備えたコネクタの実装構造であって、
    前記コネクタは、前記基板の前記貫通孔の内径よりも小さな外径を有する小径部が設けられた脚部と、支持体に当接自在な姿勢維持部と、を備え、
    前記コネクタが前記基板に仮止めされる際に、前記コネクタの前記脚部における前記小径部が、前記基板の前記貫通孔に挿通されると共に、前記コネクタの前記姿勢維持部が、前記支持体に当接して前記コネクタの姿勢を自立して維持させることを特徴とするコネクタの実装構造。
  2. 前記基板は、前記コネクタを実装する部分である基板本体部と、前記コネクタを前記基板本体部に実装した後で切り離される捨て基板部と、を備え、
    前記支持体は、前記捨て基板部であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタの実装構造。
  3. 前記コネクタは、前記基板本体部に接続自在な端子と、前記端子を前記コネクタに固定するハウジングと、前記ハウジングから延出して前記端子を覆う延出壁と、を備え、前記姿勢維持部は、前記ハウジングに設けられることを特徴とする請求項2に記載のコネクタの実装構造。
  4. 前記ハウジングの下面は、前記姿勢維持部として機能する平坦面であることを特徴とする請求項3に記載のコネクタの実装構造。
  5. 前記コネクタは、前記ハウジングの下面から下方に突出する凸部を更に備え、前記ハウジングの前記凸部が、前記姿勢維持部として機能することを特徴とする請求項3に記載のコネクタの実装構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016059167A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 株式会社デンソー 電力変換装置と電力変換装置の製造方法

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