JP2012088023A - 焼結鉱冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクト、且つ、高温の排熱回収と高い冷却効率を同時に可能とする焼結鉱の竪型冷却装置において、耐火煉瓦の損耗、冷却ムラ、整備性の劣化、施工期間増大、及び、建設コスト高等の問題を解決できる焼結鉱の竪型冷却装置を提供する。
【解決手段】チャンバー7の上部から投入されて下部から排出される焼結鉱2を、前記チャンバー7の下部から吹き込まれて上部から排出される冷却ガスにより冷却する対向流式の焼結鉱冷却装置4において、前記チャンバー7の壁体を構成する鉄皮の内面に、金属系の耐摩耗ライナーが内張りされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、焼結機から排出された焼結鉱を冷却ガスと対向流式で冷却する竪型冷却装置に関する。
高炉で使用する焼結鉱は、原材料が焼結機により焼結された後、焼結鉱冷却装置により取り扱い可能な温度まで冷却される。
焼結鉱冷却装置の形式としては、一般的にサーキュラーパン型、円形ホッパー型、円形ビン型等があるが、固定層の中に焼結鉱を充填し、冷却ガスを通して焼結鉱を冷却し、熱交換を行うものが主流であるため、設備が大きくなり、設置スペースの制約上の問題があった。
また、これらの形式の焼結鉱冷却装置は、被冷却物と冷却ガスとが並行する並行流型の冷却装置であるので、冷却能は安定しているが、高温の被冷却物と接触するのは低温の冷却ガスであることから、焼結鉱の顕熱回収の面では、熱回収効率が悪いという問題点もあった。
一方、高炉で使用するコークスの製造工程における冷却工程では、対向流式で冷却する型の竪型冷却装置が一般的に使用されている。この竪型冷却装置は、乾式消火装置(CDQ)と呼ばれるものである。CDQは、鉄皮の内側に耐火煉瓦が内張りされた装置であるが、上方からコークス炉で製造された1000℃程度の高温のコークスを投入し、下方から冷却ガスを投入することで、両者が対向流式で接触して、コークスがコンベアで搬送可能な100〜150℃程度の温度まで冷却されて装置内から排出されるものである。また、冷却ガスは、高温のコークスと熱交換されて、コークスが持っていた顕熱が冷却ガスに移動し、ボイラー等で排熱回収が行われている(例えば、非特許文献1参照)。
このように、竪型冷却装置は、設備をコンパクト化するだけでなく、顕熱の回収も比較的容易に効率良く行うことができる。
そこで、このCDQ形式を焼結の冷却に適用すべく、例えば、特許文献1に示すような、対向流式の焼結鉱の竪型冷却装置が考えられている。
図4に対向流式の焼結鉱の竪型冷却装置の一例を示す。焼結機1から排出された焼結鉱2はシュート3を介して竪型冷却装置4’に装入される。焼結鉱2は一旦、装入ホッパー5に溜められた後、装入口6よりチャンバー7内に入る。チャンバー7の壁は、鉄皮8と煉瓦等の耐火物9で構成されており、該チャンバー7の内部には焼結鉱2が充填されている。チャンバー7の下部には、冷却ガス吹込装置14が配置され、そこから吹き込まれた冷却ガスはチャンバー7内を上昇し、その間にチャンバー7内の焼結鉱2と熱交換しながら高温のガスとなり、排気口15を通って排気ダクト16に導かれる。排気ダクト16からのガスは、省エネルギーの観点から、排熱回収設備(図示せず。)によって熱回収される場合が多い。冷却された焼結鉱2は、チャンバー7の下部に設けられた切出ゲート17、シール弁18によりコンベア19上に排出され、高炉で使用される。
特開昭53−125908号公報
日本鉄鋼協会編「第3版 鉄鋼便覧 II製銑・製鋼」、丸善出版、昭和54年10月15日、p.185
しかしながら、焼結鉱はコークスと比べて比重が大きく摩耗性が大きいため、竪型冷却装置内部の耐火物が早期に損耗してしまい、冷却ガスの偏流が生じて冷却が不均一になるという問題があった。また、内部の耐火物が損耗すると、損耗部位を冷却ガスが優先的に流れるため、冷却ムラが発生し、焼結鉱の冷却が不十分な部位を生じるという問題や、更に、冷却ムラが激しい場合には、冷却不十分で高温の焼結鉱が生じ、搬送時にコンベアが焼損するという問題もあった。
また、耐火煉瓦等の耐火物の損耗を修理するためには、竪型冷却装置内を冷却する必要があるが、該装置を冷却すると、内張りされた耐火煉瓦の目地が開き、更に該耐火煉瓦を傷めるため補修も難しいという問題もあった。
更に、耐火煉瓦積み作業は時間がかかり、該煉瓦の乾燥期間も必要であるため、竪型冷却装置の建設工期が長くなるという問題もあった。
更にまた、内張りする耐火煉瓦は厚いために外側の鉄皮径が大きくなり、竪型冷却装置の設備が大型化し、建設コストが高くなるという問題点もあった。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、コンパクト、且つ、高温の排熱回収と高い冷却効率を同時に可能とする焼結鉱の竪型冷却装置において、上記耐火煉瓦等の耐火物の損耗の問題、冷却ムラの問題、整備性の問題、施工期間増大の問題、及び、建設コスト高の問題を解決できる焼結鉱の竪型冷却装置を提供することを目的とする。
本発明者等は、焼結鉱の竪型冷却装置においては、被冷却物である焼結鉱は500〜600℃程度であり、CDQ炉内で1000℃程度であるコークスに比べて温度が低く、また、焼結鉱はコークスのようにチャンバー内での燃焼による温度上昇がないことに鑑みて、耐火煉瓦に替えて、金属系のライナーでも使用可能と考えて、鋭意検討した結果、金属系の耐摩耗ライナーを使用することで、被冷却物である焼結鉱に対する耐熱性と耐摩耗性の両方の性能を満たすことを見出して、本発明を為すに至った。更には、金属系の耐摩耗ライナーとして、母材としての鋼板に、耐摩耗性に優れた材料を鋳掛け又は肉盛りして合わせて使用することで、耐熱性と耐摩耗性の両方の性能に加えて、チャンバーへの施工が容易で整備性にも優れることを見出した。
本発明の要旨は以下の通りである。
(1)上記課題を解決するため、本発明のある観点によれば、チャンバーの上部から投入されて下部から排出される焼結鉱を、前記チャンバーの下部から吹き込まれて上部から排出される冷却ガスにより冷却する対向流式の焼結鉱冷却装置において、前記チャンバーの壁体を構成する鉄皮の内面に、金属系の耐摩耗ライナーが内張りされていることを特徴とする、焼結鉱冷却装置が提供される。
(2)前記金属系の耐摩耗ライナーは、固定部材を溶接可能な材質からなる母材と、前記母材の一側表面を被覆する耐摩耗材とを備える二層構造を有し、前記母材の他側表面に溶接された前記固定部材が、前記鉄皮に形成された孔を貫通した状態で固定されることにより、前記金属系の耐摩耗ライナーが前記鉄皮に取り付けられるようにしてもよい。
(3)前記母材は、鋼板であり、前記耐摩耗材は、前記チャンバー内の温度に対する耐熱性を有する鋳鉄を前記母材の一側表面に鋳掛けして成る、又は、前記チャンバー内の温度に対する耐熱性を有する合金鋼を前記母材の一側表面に肉盛りして成るようにしてもよい。
(4)複数枚の前記金属系の耐摩耗ライナーが前記鉄皮の内面に内張りされ、前記固定部材はボルトであり、前記各耐摩耗ライナーの前記母材に少なくとも1つの前記ボルトがそれぞれ溶接されており、前記各ボルトが、前記鉄皮に形成された前記孔を前記鉄皮の内面側から外面側に貫通した状態で、ナットにより固定されることにより、前記複数枚の金属系の耐摩耗ライナーが前記鉄皮に取り付けられるようにしてもよい。
(5)前記鉄皮の外面に断熱用の保温材が設けられているようにしてもよい。
本発明によれば、コンパクト、且つ、高温の排熱回収と高い冷却効率を同時に可能とする焼結鉱の竪型冷却装置において、従来の耐火煉瓦等の耐火物に替えて金属系の耐摩耗ライナーを使用することで、装置内部の摩耗を抑制することができることから、焼結鉱の冷却ムラを解消することができる。また、本ライナーは取り外しが容易なことから、整備性に優れ、施工期間を短縮できると共に、本ライナーは耐火煉瓦に比べて大幅に薄くできるため、鉄皮径を小さく出来て装置のコンパクト化が可能で、建設費を安価にすることが出来る。
本発明の一実施形態に係る焼結鉱冷却装置を示す縦断面図である。 本実施形態に係るチャンバー壁面の構造を示す図であって、図1のA部の詳細を示す縦断面図である。 本実施形態に係るチャンバー壁面の構造を示す図であって、図1のA部をチャンバー内より見た正面図である。 従来の焼結鉱冷却装置を示す縦断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る対向流式の焼結鉱の竪型冷却装置の一例を示す断面図であり、図2は、図1のA部の詳細を示す縦断面図、図3は図1のA部をチャンバー内より見た正面図である。
本実施形態に係る焼結鉱の竪型冷却装置4においては、以下に詳述するように、チャンバー7の内張材として、従来の耐火煉瓦等の耐火物9(図4参照。)に替えて、金属系の耐摩耗ライナー10を用いることを特徴としており、その他の機能構成は、従来の焼結鉱の竪型冷却装置4’の場合(図4参照。)と実質的に同一であってもよいので、その詳細説明は省略する。また、本実施形態に係る竪型冷却装置4を用いた焼結鉱2の冷却方法は、図4の従来の焼結鉱の竪型冷却装置4’で述べた操作と同一で構わない。
図1に示すように、本実施形態に係る焼結鉱の竪型冷却装置4は、焼結鉱2をチャンバー7の上部から投入する投入機構(例えば、装入ホッパー5、装入口6)と、焼結鉱2を冷却するための冷却ガスをチャンバー7の下部から吹き込む冷却ガス吹込装置14と、上記冷却ガスにより焼結鉱2を冷却するための冷却空間を形成するチャンバー7と、冷却された焼結鉱2をチャンバー7の下部から排出するための排出機構(例えば、切出ゲート17、シール弁18、コンベア19)と、焼結鉱2と熱交換した冷却ガスをチャンバー7の上部から排出するための排気機構(例えば、排気口15、排気ダクト16)を備える。被冷却物である焼結鉱2は、チャンバー7の上部から投入されて、チャンバー7内を下降し、チャンバー7の下部から排出される。一方、焼結鉱2を冷却するための冷却ガスは、チャンバー7の下部から吹き込まれて、チャンバー7内を上昇し、チャンバー7の上部から排出される。このように、本実施形態に係る竪型冷却装置4は対向流式の冷却装置であり、冷却空間であるチャンバー7内で焼結鉱2と冷却ガスとが相互に逆方向に移動することで、当該冷却ガスと焼結鉱2の間の熱交換により焼結鉱2が冷却される。
かかる焼結鉱の竪型冷却装置4においては、図2に示すように、チャンバー7の壁体は、外壁を成す鉄皮8と、内壁を成す金属系の耐摩耗ライナー10とから構成される。この金属系の耐摩耗ライナー10は、金属系材料(例えば、鋼、鋳鉄、合金鋼など)で形成された被覆材であり、チャンバー7の鉄皮8の内面に内張りされている。かかる耐摩耗ライナー10は、例えば取付ボルト・ナット11等の取付手段により、鉄皮8の内面に取り付けられる。このようにチャンバー7の内面を金属系の耐摩耗ライナー10で被覆することにより、焼結鉱2に対するチャンバー7の内壁の耐摩耗性を向上できるとともに、チャンバー7の壁体を薄くすることが出来る。従って、チャンバー7の内壁の摩耗による冷却ガスの偏流を抑えることが出来るので、チャンバー7内の焼結鉱2を、冷却ムラなく均一に冷却できる。よって、対向流式の竪型冷却装置の利点である冷却効率を長期に維持出来るため、安定して焼結鉱2を冷却することが出来る。また、竪型冷却装置の利点である設備のコンパクト化や、焼結鉱2の顕熱の回収も比較的容易に効率良く行うことができる。
金属系の耐摩耗ライナー10の構造としては、チャンバー7内部の温度(例えば、500℃)に対する耐熱性を有する耐摩耗ライナーであれば適用できるが、好ましくは、固定部材(例えばボルト11a)を溶接可能な母材10bと、該母材10bの一側表面を被覆する耐摩耗材10aとからなる二層構造を有してもよい。例えば、図2に示すように、ボルト11aを溶接可能な母材10bである鋼板の一側の表面に、耐摩耗材10aとして、上記耐熱性を有する鋳鉄が鋳掛けされているか、又は上記耐熱性を有する合金鋼が肉盛りされている構造とするのがよい。このような構造とすることで、母材10bである鋼板の他側の表面に、ボルト11a等の鉄皮8に対する取り付け金具を溶接し、このボルト11aを介して、金属系の耐摩耗ライナー10を鉄皮8の内面に取り付けることが容易となる。チャンバー7の鉄皮8には、事前にボルト孔8aを設けておけばよい。
図2の例では、金属系の耐摩耗ライナー10として、一般構造用圧延鋼材母材(上記母材10bに相当する。)の上に、硬化肉盛材の高Cr鋳物(上記耐摩耗材10aに相当する。)を鋳掛けたものを使用している。しかし、本発明の金属系の耐摩耗ライナーは、かかる例に限定されず、例えば、耐摩耗材として、JIS Z3251に規定される硬化肉盛用被覆アーク溶接棒における肉盛材成分のいずれを使用しても良く、また、鋳掛けでなくて肉盛、クラッドでも構わない。一般構造用圧延鋼材の上に肉盛材を配置したライナーとしたのは、肉盛材は硬いが脆い性質があるため、母材10bである一般構造用圧延鋼材の靭性によりライナーが衝撃により損傷するのを防ぐ目的がある。更に一般構造用圧延材を母材10bとすることで、当該母材10bに直接ボルト11aを溶接することが可能となり、製作費を安価にすることが出来る。なお、金属系の耐摩耗ライナーは、上記母材10b及び耐摩耗材10aに更に別の層を追加することで、三層以上の構造としてもよい。
また、金属系の耐摩耗ライナー10として耐摩耗鋼板を使用しても良い。
また、金属系の耐摩耗ライナー10の耐摩耗材10aである鋳鉄又は合金鋼としては、耐熱性と耐摩耗性を両立できる高クロム系のものが好ましく、高クロム鋳鉄としては、例えば、Crを7質量%以上含むFe−Cr−C三元系白鋳鉄を使用することができる。また、高クロム合金としては、例えば、9〜12mol%のクロムを含むフェライト系耐熱鋼、又はCr含有量が18質量%以上の高クロム合金鋼などを使用することができる。
また、金属系の耐摩耗ライナー10の厚さは、薄いと寿命が短くなり整備費用が増加し、厚いと初期投資が高くなるので、例えば10〜30mmの範囲が好ましい。
母材10bに鋳掛けや肉盛をする構造とする場合は、例えば、母材10bの厚さは3〜20mm、鋳掛け部や肉盛部等の耐摩耗材10aの厚さは3〜20mmとして、チャンバー7内の温度と、耐摩耗ライナー10の質量、ボルト11a等の取り付け金具との接合強度等を考慮して、耐摩耗ライナー10の厚さを適宜設計すればよい。
また、図1の例では、金属系の耐摩耗ライナー10は、チャンバー7の直胴部のみに使用されているが、チャンバー7の下部側のコーン部に使用されても良い。
図2は、上記金属系の耐摩耗ライナー10の取り付け構造と保温構造を示している。図2に示すように、金属系の耐摩耗ライナー10に直接溶接されたボルト11aは、鉄皮8に貫通形成されたボルト孔8aを貫通して、鉄皮8の外側に突出しており、当該ボルト11aの突出部にナット11bが螺合される。このように、耐摩耗ライナー10に溶接されたボルト11aが鉄皮8のボルト孔8aを貫通した状態で、鉄皮8の外面側に配されるナット11bにより固定される。これにより、耐摩耗ライナー10を鉄皮8の内面に対して着脱可能かつ容易に固定できる。
なお、図2の例では、ボルト11aは金属系の耐摩耗ライナー10の母材10bに対して鋳掛け又は肉盛り等の溶接で固定されているが、耐摩耗ライナー10を鉄皮8に対して取り付けるための取付手段は、かかる例に限定されない。例えば、チャンバー7内の熱に耐えられる材質の皿ボルトを、鋳鉄や合金鋼等の耐摩耗材10a側から、該耐摩耗材10a、母材10b及び鉄皮8を貫通するように挿入して、ナット等で固定することによって、金属系の耐摩耗ライナー10を鉄皮8に取り付けても構わない。また、図2の例では、耐摩耗ライナー10に溶接される固定部材として、鋼製のボルト11aを用いたが、固定部材は、耐摩耗ライナー10を鉄皮8に固定可能な部材であれば、例えば、鋼製のピンなどであってもよい。
また、図3の例では、ボルト11aを耐摩耗ライナー1個当たり4箇所設置した例を示しているが、他の例として、例えば中央部に1箇所だけ設置しても構わない。ボルト11aの位置と個数、及びボルト径は、強度と施工性を考慮して、適宜設計すればよい。
また、図2の例では、熱放散を抑える目的及び火傷防止の目的で、鉄皮8の外側に、保温材12a及び外装材12bからなる二層構造の保温部12を設けているが、保温部12は必ずしも必要では無い。保温部12の厚さ、取付方法は、JIS A9501によって行っており、本実施形態では、チャンバー7外側の表面温度を100℃以下にするため、保温材12aとしてケイ酸カルシウム保温板100mmを使用し、外装材12bとして亜鉛メッキ鋼鈑を使用し、当該保温材12aと外装材12bを、長ねじボルト12cとナット12dからなる補強材で固定している。
図3は、上記チャンバー7の内壁面における金属系の耐摩耗ライナー10の分割例を示しているが、耐摩耗ライナー10の大きさは、ライナーの製造可能範囲であれば、大きさの制約は無い。また、耐摩耗ライナー10は、施工時に人が持てる重量であるのが望ましく、本実施形態では、縦30cm×横40cmの矩形板状とした。また、金属系の耐摩耗ライナー10では、耐火煉瓦等の耐火物の様に目地を起点とした亀裂の心配が無いので、相隣接する耐摩耗ライナー10、10の目地が繋がっても構わないが、焼結鉱2の粉が入りにくくするために、図3に示すように複数の耐摩耗ライナー10を千鳥配置することが望ましい。
また、上記金属系の耐摩耗ライナー10を用いてチャンバー7の壁体を薄くすることにより、竪型冷却装置4が更にコンパクトになると共に、鉄皮8の径も従来の耐火物内張りの冷却装置4’に比べて小さくすることが出来るので、設備費を低減することが出来る。さらに、金属系の耐摩耗ライナー10は、従来の耐火物と比べて摩耗が少ないので、チャンバー7の内壁面の修理頻度を抑制でき、整備費を安く出来る。また、修理頻度が少ないために、修理のために竪型冷却装置4内を冷却する頻度も低減できるので、温度変化による耐摩耗ライナー10自体の破損や、相隣接する耐摩耗ライナー10、10の目地部の破損も抑制できる。
また、従来の耐火煉瓦積みに比べて、金属系の耐摩耗ライナー10の施工は容易であるので、竪型冷却装置4の建設工期を短縮可能である。
以上説明してきたように、本実施形態によれば、対向流式の焼結鉱冷却装置である竪型冷却装置4において、金属系の耐摩耗ライナー10を採用することにより、従来問題であった、対向流式の焼結鉱の竪型冷却装置4’のチャンバー7の内張り耐火物9の摩耗による冷却ガスの偏流を防止出来、長期に渡って安定して焼結鉱2の冷却が可能となる。また、コンパクトで整備性に優れた焼結鉱冷却装置を短期間で建設、補修することが実現できる。
〔実施例1〕
700ton/Hrで焼結鉱2を冷却するために、本発明の実施例1として、図1に示した構造の竪型冷却装置4を用いた。このとき、内径φ11mのチャンバー7の内壁に、金属系の耐摩耗ライナー10として、高Cr鋳鉄(Cr:30質量%、C:5質量%)を母材10b(SS400の鋼板)に鋳掛けて耐摩耗材10aとしたものを使用した。20mm厚さの鉄皮8に対して、厚さ30mmの金属系の耐摩耗ライナー10(母材10bの厚さ12mm、耐摩耗材10aである鋳掛け部の厚さ18mm)を内張りした結果、鉄皮8の外径をφ11.1mに抑えることが出来、竪型冷却装置4をコンパクト化することが出来た。
これに対して、同様の竪型冷却装置を従来技術の耐火物内張りで行った場合、耐火物厚さが、600mm必要であるため、鉄皮外径はφ12.24mとなる。また、従来技術のサーキュレーパン型の焼結鉱の冷却装置を700ton/Hrで設計すると、回転中心径でφ40mとなる。
従って、本実施例1に係る竪型冷却装置4を用いると、装置のコンパクト化が図れ、設備費の低減が出来ると共に、スペースの有効利用が行えることが判る。
また、本装置を使用して、焼結鉱2の冷却を行った結果、母材10bが耐衝撃性を有し、表面が高Cr鋳鉄からなる耐摩耗材10aで覆われており耐摩耗性が高いため、チャンバー7の内面の形状を長期に安定に保つことが出来た。従来の竪型冷却装置4’で用いる耐火物9は3年間で約100mmの損耗が発生し、ガス流の偏流が顕在化し、冷却の不安定が生じていた。これに対し、本実施例1に係る竪型冷却装置4では、稼働3年後調査で、金属系の耐摩耗ライナー10は元厚30mmに対して、最大損耗箇所で損耗量は3mmであり、ガス流の偏流による冷却の不安定は起こっていない。なお、耐摩耗材10aを成す鋳鉄としてCrが5質量%のものを使用して同様の試験をした場合には、2年間で最大損耗箇所における損耗量は10mmに達していた。
更にまた、母材10b(SS400の鋼板)に高Cr鋳物を鋳掛けしたライナーを用いることで、母材10bに直接、ボルト11aを溶接することが出来、取り付けおよび取り外しが容易となり、施工性が向上することに加え、金属系の耐摩耗ライナー10が損耗した場合でも、取り替えが容易となり整備性も向上した。なお、本実施例1では、取付ボルト・ナット11には、鉄皮8のボルト孔8aからの冷却ガスの漏洩を防ぐために、ナット11bと鉄皮8の接合部にシール材13を塗布した(図2参照。)。
〔実施例2〕
次に、実施例2に係る竪型冷却装置4として、図1の装置に図2に記載の保温部12を設け、それ以外は実施例1と同様の条件で冷却を行った。この場合には、チャンバー7の鉄皮8の外側に断熱用の保温材12aを取り付けているので、鉄皮8からの熱放散を少なく出来、排熱回収を行った場合、熱回収量が増加し、より高温の空気を回収することが出来た。
対向流型の竪型冷却装置は、原理上、熱交換を正常に行えれば、高温の排ガスを得ることが可能である。また、冷却ガスの通路に稼働部が無いため、漏風等が無いので、少ない冷却ガス量で焼結鉱2を冷却出来る。本実施例2に係る竪型冷却装置4では、冷却ガスの偏流による熱交換の異常を防止出来るので、熱回収率もアップが図れた。
具体的には、鉄皮8の外周に、保温材12aとしてケイ酸カルシウム保温板を100mm配設し、鉄皮8からの熱放散を抑えた。その結果、排ガスの高温化が図れ、熱回収率のアップが図れた。従来技術のサーキュラーパン型では高温排ガスの一部しか利用できなかったため、排熱回収は焼結鉱顕熱の約15%程度であった。これに対し、本実施例2に係る竪型冷却装置4では、焼結鉱2の温度が550℃の時に、排ガスの温度が500℃となり、焼結鉱2の顕熱の約50%を回収出来た。また、同様の竪型冷却装置を従来技術の耐火物内張りで構成した場合は、ガスの偏流による熱回収効率の悪化がある。従って、当該従来技術の耐火物厚さ600mmの冷却装置と比べても、本実施例2に係る竪型冷却装置4は、3年間の平均で顕熱回収率を10%向上できた。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:焼結機
2:焼結鉱
3:シュート
4:焼結鉱の竪型冷却装置
5:装入ホッパー
6:装入口
7:チャンバー
8:鉄皮
8a:ボルト孔
9:耐火物
10:金属系の耐摩耗ライナー
10a:耐摩耗材
10b:母材
11:取付ボルト・ナット
11a:ボルト
11b:ナット
12:保温部
12a:保温材
12b:外装材
12c:長ねじボルト
12d:ナット
13:シール材
14:冷却ガス吹込装置
15:排気口
16:排気ダクト
17:切出ゲート
18:シール弁
19:コンベア

Claims (5)

  1. チャンバーの上部から投入されて下部から排出される焼結鉱を、前記チャンバーの下部から吹き込まれて上部から排出される冷却ガスにより冷却する対向流式の焼結鉱冷却装置において、
    前記チャンバーの壁体を構成する鉄皮の内面に、金属系の耐摩耗ライナーが内張りされていることを特徴とする、焼結鉱冷却装置。
  2. 前記金属系の耐摩耗ライナーは、固定部材を溶接可能な材質からなる母材と、前記母材の一側表面を被覆する耐摩耗材とを備える二層構造を有し、
    前記母材の他側表面に溶接された前記固定部材が、前記鉄皮に形成された孔を貫通した状態で固定されることにより、前記金属系の耐摩耗ライナーが前記鉄皮に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の焼結鉱冷却装置。
  3. 前記母材は、鋼板であり、
    前記耐摩耗材は、前記チャンバー内の温度に対する耐熱性を有する鋳鉄を前記母材の一側表面に鋳掛けして成る、又は、前記チャンバー内の温度に対する耐熱性を有する合金鋼を前記母材の一側表面に肉盛りして成ることを特徴とする、請求項2に記載の焼結鉱冷却装置。
  4. 複数枚の前記金属系の耐摩耗ライナーが前記鉄皮の内面に内張りされ、
    前記固定部材はボルトであり、
    前記各耐摩耗ライナーの前記母材に少なくとも1つの前記ボルトがそれぞれ溶接されており、前記各ボルトが、前記鉄皮に形成された前記孔を前記鉄皮の内面側から外面側に貫通した状態で、ナットにより固定されることにより、前記複数枚の金属系の耐摩耗ライナーが前記鉄皮に取り付けられることを特徴とする、請求項2又は3に記載の焼結鉱冷却装置。
  5. 前記鉄皮の外面に断熱用の保温材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の焼結鉱冷却装置。
JP2010237306A 2010-10-22 2010-10-22 焼結鉱冷却装置 Active JP5659690B2 (ja)

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