JP2012085451A - コルゲートチューブの締め付け方法とそのコルゲートチューブ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線束をコルゲートチューブの中にしっかり固定でき、スリットの口開きがなくなり、周方向にも長さ方向にも動かない、製造作業に手間がかからない、熟練技術を必要としない、製作コストが低減でき、いずれの太さの電線束にも適用できるコルゲートチューブの締め付け方法を提供する。
【解決手段】電線束12をスリット11Sの付いたコルゲートチューブ11の内部に収納した状態で、コルゲートチューブ11の任意の一箇所を外側から締め付けて電線束12の径まで縮小した縮径部位11Pを作り、縮小部位のコルゲートチューブ同士が重なり合った部位を加熱して溶着して熱溶着部位11Yを形成させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線束を挿通し保護するコルゲートチューブの締め付け方法に関する。
〈コルゲートチューブの従来の締め付け方法〉
自動車等では、配線や配管の集束や保護のために、可撓管体としてコルゲートチューブが用いられている。コルゲートチューブは、例えば電線束を所定領域にわたって保護するために電線束に外装され、その端部を電線束と共にビニールテープで巻回することにより、所定位置に位置規制されている(特許文献1参照)。
実開昭62−145426号公報
〈特許文献1のコルゲートチューブの締め付け〉
図4はビニールテープを使った特許文献1記載の締め付け方法を説明する正面図である。図4において、11はコルゲートチューブ、12は電線束、T1〜T3はビニールテープである。ビニールテープTを用いてコルゲートチューブ11と電線束12に対して次の3つの処理、(1)スリット部の口開き防止処理、(2)巻き降ろし処理、(3)内部隙間処理を施している。
〈スリット部の口開き防止処理〉
半割部材であるコルゲートチューブ11内に挿入された電線束12の一部または全部は、コルゲートチューブ11のスリット部11Sの口開きによりコルゲートチューブ11の外に飛び出る場合がある。これを防止するため、従来はコルゲートチューブ11の上にビニールテープT1を巻いてコルゲートチューブのスリット部11Sを閉じるテープ巻き処理を行っている。
〈巻き降ろし処理〉
また、取り付けたコルゲートチューブ11の位置ズレ防止のため、コルゲートチューブ11の端部11Mでは、コルゲートチューブ11の上にテープT2を巻き、そのまま電線束12まで連続してテープT3を巻くいわゆる巻き降ろし処理を行っていた。これらの方策はいずれもテープ巻き処理が必要である。
〈内部隙間処理〉
また、テープ巻きの際、電線束12の外径寸法がコルゲートチューブ11の内径に対して小さい場合には、コルゲートチューブ11の内部に隙間ができて電線束12が固定されないので、電線束12の周囲にテープを巻いて適当な厚さになるまで巻き付けた後、コルゲートチューブ11を取り付けていた。
〈テープ巻き処理の欠点〉
このように、テープ巻き処理には、手間がかかり、熟練技術を要し、使用テープ量が増大するので製作コストを高騰させることとなり、しかも、テープには経年変化があって接着力が劣化する恐れがあった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、手間のかからないかつ熟練技術を必要としない簡単な操作でコルゲートチューブを電線束上の所定位置に位置決め固定でき、しかも、製作コストの低減でき、いずれの太さの電線束にも適用できて汎用性を有する、経年変化の少ないコルゲートチューブの締め付け方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願の第1発明である方法は、電線束をスリット付きコルゲートチューブの内部に収納した状態でコルゲートチューブの任意の一箇所を外側から締め付けて前記電線束の径まで縮小し、縮小された状態で縮小部位のコルゲートチューブ同士が重なり合った部位を加熱して溶着するようにしている。
また、第2発明は、第1発明において、溶着する部位をスリット付きコルゲートチューブの長さ方向に所定間隔毎に設けるようにしている。
また、第3発明は、スリット付きコルゲートチューブと、前記コルゲートチューブの内部に収納された電線束と、から成る電線束収納コルゲートチューブにおいて、前記コルゲートチューブの任意の一箇所が縮小された縮小部位のコルゲートチューブ同士が重なり合った部位が溶着されていることを特徴としている。
以上、第1発明によれば、コルゲートチューブの縮小部位のコルゲートチューブ同士が重なり合った部位を加熱して溶着したので、電線束がコルゲートチューブの中にしっかり固定され、スリットの口開きがなくなり、周方向にも長さ方向にも動かなくなり、したがって従来のようなテープをグルグル巻くといった手間がかからなくなり、熟練技術を必要としない簡単な操作になり、製作コストが低減でき、さらに、いずれの太さの電線束にも適用できるので便利である。
第2発明によれば、溶着する部位をスリット付きコルゲートチューブの長さ方向に所定間隔毎に設けるので、コルゲートチューブの長さ方向のどこにおいてもスリットの口開きが生じなくなる。
第3発明によれば、コルゲートチューブの縮小部位のコルゲートチューブ同士が重なり合った部位が溶着されたコルゲートチューブは、電線束がコルゲートチューブの中にしっかり固定され、スリットの口開きがなくなり、周方向にも長さ方向にも動かなくなる。
図1は本発明に係る締め付け方法で締め付けられた電線束用コルゲートチューブの正面図である。 図2は本発明に係る締め付け方法の手順を示す長さ方向に垂直な面で切った断面図で、番号順に締め付け方法が進行している。 図3は本発明をコルゲートチューブの長さ方向に適用する実施例を示す正面図である。 図4はビニールテープを使った特許文献1記載の締め付け方法を説明する正面図である。
以下、本発明に係る電線束用コルゲートチューブの締め付け方法について、図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る締め付け方法で締め付けられた電線束用コルゲートチューブの正面図、図2は本発明に係る締め付け方法の手順を示す長さ方向に垂直な面で切った断面図で、番号順に締め付け方法が進行している。図1および図2において、11がコルゲートチューブ、12が電線束である。
〈スリット入りコルゲートチューブ11〉
コルゲートチューブ11はポリプロピレンなどの合成樹脂を用いて従来のものと同じく、円環状の凹凸部が長手方向に連続した蛇腹形状に設けられ、長手方向に延在してスリット11Sが形成されている。スリット入りのコルゲートチューブ11のスリット11Sを押し広げてここから電線束12を押し込むことで、コルゲートチューブ11を簡単に電線束12に外装できるようになり、これによって内側の電線束12を保護している。
〈電線束12〉
電線束12は、種々の電子機器が搭載されている自動車のそれらの電子機器に電力供給や信号伝送を行うためのもので、図2の断面図で示すように太さの異なる多数の電線から成っている。これらの電線は外傷を受けないように全体をコルゲートチューブ11で囲って保護されている。
〈コルゲートチューブ11の締め付け方法〉
(1)《電線束12をコルゲートチューブ11内に収納》
コルゲートチューブ11のスリット11Sを広げてスリット11Sから電線束12をコルゲートチューブ11の内部に収納する。これをコルゲートチューブ11の一端から他端まで長さ方向に亘って繰り返して、最終的に電線束12の両端を残して中間はコルゲートチューブ11で保護される。この状態が図2(1)である。このままだと何らかの拍子に電線に力が加わったとき電線がコルゲートチューブ11のスリット11Sから飛び出ることが起こりうる。そこで本発明により、図2の(2)〜(4)の手順を行う。
(2)《コルゲートチューブ11を外側から加圧》
図2(1)の状態で、コルゲートチューブ11の全周囲を外側から中心に向けて力Fで加圧し、コルゲートチューブ11のスリット11Sの一方の縁部が他方の縁部の下側に潜りこんで重なるようにすると、コルゲートチューブ11の半径が徐々に小さくなって、縮径部位11P(図1参照)ができる。図2(2)で11Kは重なり部位を示している。
(3)《重なり部位11Kを加熱》
図2(2)の状態でコルゲートチューブ11の重なり部位11Kを図2(3)のように熱Hを加えて加熱すると、重なり部位11Kの合成樹脂が溶け出して重なり部位同士が熱溶着して、図2(4)のように一体となる。加熱は電気ごてを用いた抵抗加熱や、高周波ミシンを用いた高周波誘電加熱で実現することができる。
(4)《重なり部位11Kが溶着》
図2(4)のように、コルゲートチューブ11の重なり部位11Kが熱溶着すると、スリット11Sがなくなって重なり部位同士が一体となっているため、長期間経ってもこの部位が再び開くようなことはない。
コルゲートチューブ11の端部と電線束12の処理は、端部に近い所に熱溶着部位11Yが形成されているので、特に溶着処理しなくてもよい。もちろん、端部も熱溶着させることに越したことはない。
(本発明による締め付け方法の長所)
このように、コルゲートチューブ11の締め付け方法によると、コルゲートチューブ11を外側から加圧して締め付けて、重なり部分を熱溶着するだけで、電線束12はコルゲートチューブ11の中にしっかり固定され、スリット11Sの口開きがなくなり、周方向にも長さ方向にも動かなくなるので、従来のようなテープをグルグル巻くといった手間がかからなくなり、熟練技術を必要としない簡単な操作になり、製作コストが低減でき、さらに、いずれの太さの電線束にも適用できるので便利である。
(コルゲートチューブ11の長さ方向の締め付け)
図3は本発明をコルゲートチューブ11の長さ方向に適用する実施例を示す正面図である。図3において、11がコルゲートチューブ、12が電線束、11Sがスリット、11Y が熱溶着部位である。図3から判るように、本発明方法による熱溶着部位11Yをコルゲートチューブ11の長さ方向に所定間隔をあけながら設けるようにすればスリット11Sが開いてそこから電線が飛び出すことはないので、連続して熱溶着する必要はない。
11 コルゲートチューブ
11K 重なり部位
11P 縮径部位
11S スリット
11Y 熱溶着部位
12 電線束

Claims (3)

  1. 電線束をスリット付きコルゲートチューブの内部に収納した状態でコルゲートチューブの任意の一箇所を外側から締め付けて前記電線束の径まで縮小し、縮小された状態で縮小部のコルゲートチューブ同士が重なり合った部位を加熱して溶着することを特徴とするコルゲートチューブの締め付け方法。
  2. 前記溶着する部位を前記スリット付きコルゲートチューブの長さ方向に所定間隔毎に設けることを特徴とする請求項1記載のコルゲートチューブの締め付け方法。
  3. スリット付きコルゲートチューブと、前記コルゲートチューブの内部に収納された電線束と、から成る電線束収納コルゲートチューブであって、
    前記コルゲートチューブの任意の一箇所が縮小された縮小部のコルゲートチューブ同士が重なり合った部位が溶着されていることを特徴とする電線束収納コルゲートチューブ。
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