JP2012084978A - 転送サービスシステム、セッション制御サーバ、および転送サービス制御方法 - Google Patents

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【課題】セッションを開始して呼を接続するネットワークにおいて多様なメディアを利用した通信サービスの着信呼に対して多様な転送を実現する技術を提供する。
【解決手段】加入者データ蓄積手段は、ペイロードタイプによって通信サービス種別を示すサービス情報と、その通信サービスの着信呼に対する転送処理を示す転送設定情報と、転送先電話番号とを含む転送シナリオを蓄積する。転送判定手段は、着信のセッション開始要求を受け付け、着信先の加入者電話番号と、指定された通信サービスを示すペイロードタイプとを読み取り、その加入者電話番号に対応付けられ、そのペイロードタイプと一致する通信サービスの種別を示すサービス情報を含む転送シナリオに含まれている転送設定情報を参照することにより、そのセッション開始要求の呼に対して実行すべき転送処理を決定する。転送処理手段は、転送判定手段で決定された転送処理をその呼に対して実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、次世代ネットワーク(以下「NGN(Next Generation Network)」と称する)における着信呼を転送する転送サービスを実現する技術に関する。
NGNは、一般的な電話サービスをはじめ、固定通信と移動通信を融合したサービスや今後開発される新しい情報通信サービスを提供する基盤ネットワークである(例えば非特許文献1参照)。
また、NGNは、音声通信のみを対象とするPSTN(Public Switched Telephone Network)とは異なり、高機能なメディアを使えることに特徴がある。例えば、オーディオメディアでは、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)G.711だけではなく、G.722やG.711.1を使った通信に対応している。また、映像メディアでは、H.264やハイビジョンビデオのような高機能な映像を使った通信にも対応している。
このような高機能メディア通信を開始するために、NGNでは、通信種別や帯域などの情報をやり取りして帯域を確保するだけではなく端末間でのメディアの符号化則が事前に調整される。発信端末が要求する通信メディア(ペイロードタイプ)と、着信端末がサポートしている通信メディア(ペイロードタイプ)が不一致の場合、適切な通信を確立することができないからである。
ところで、従来のPSTNでは、利用者にとって便利な様々な付加サービスが提供されている。付加サービスのなかでも転送サービスは重要なサービスの一つであり、NGNにおいても同様のサービスを提供する必要がある。転送サービスとは、着信があったとき予め設定した条件に基づき着信呼を転送先に転送するサービスのことである。
PSTNにおいて提供されている転送サービスでは、着信呼を、あらかじめ指定された転送先に転送するに際して、無条件で転送する、無応答時に転送する、登録した電話番号からの着信呼のみを転送する、といった、多様な転送条件を設定できるようになっている。これにより、例えば、発加入者の電話番号を予め登録しておくことで、発加入者を選別し、重要度の高い発加入者からの電話だけを、指定した転送先に転送することが可能になる(例えば特許文献1参照)。
また、IP(Internet Protocol)網を用いたシステムにおける従来の転送技術として、IP網およびPSTNの両方の網に接続するIP/PSTN統合制御装置を設置するというものがある(特許文献2参照)。IP/PSTN統合制御装置は、IP網に接続するためのIP網信号送受信制御部と、PSTNに接続するためのPSTN信号送受信制御部と、通信端末を接続するための端末制御部と、動作モードを含む制御データを格納するデータ格納部と、呼の接続制御を行う中央制御部とを有する。中央制御部が、データ格納部に格納された、転送や音声蓄積等の動作モードに基づき、接続制御を行う。
特開平8−223292号公報 特開2003−324522号公報
宇治則孝、「豊かなブロードバンド・ユビキタス社会を築くNGN」、NTT技術ジャーナル 2007.12
特許文献1に開示されているPSTNにおける転送サービスは、電話回線および電話交換機の構成を前提としており、IP網にてセッションを開始して呼を接続するNGNにそのまま適用することはできない。また、PSTNにおける転送サービスは、音声メディア(G.711)を前提とした転送サービスであり、NGNが取り扱うような画像等の高機能メディアの概念はない。
また、特許文献2に開示されている技術は、PSTNとIP網を統合するためにIP/PSTN統合制御装置を宅内に設置するものであり、IPによる公衆網にてセッションを開始して呼を接続するNGNに適用することはできない。また、これも音声メディア(G.711)を前提とした転送サービスであり、NGNが取り扱うような画像等の高機能メディアの概念はない。
本発明の目的は、セッションを開始して呼を接続するネットワークにおいて多様なメディアを利用した通信サービスの着信呼に対して多様な転送を実現する技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の転送サービスシステムは、
通信パケットのペイロードタイプによって通信サービスの種別を示すサービス情報と、該通信サービスの着信呼に対する転送処理を示す転送設定情報と、転送する場合の転送先電話番号とを含む転送シナリオを、加入者電話番号に対応付けて、加入者データに蓄積する加入者データ蓄積手段と、
通信サービスを指定した前記加入者電話番号への着信のセッション開始要求を受け付け、該セッション開始要求のメッセージの、着信先の前記加入者電話番号と、指定された通信サービスを示すペイロードタイプとを読み取り、該加入者電話番号に対応付けられ、該ペイロードタイプと一致する通信サービスの種別を示すサービス情報を含む転送シナリオに含まれている転送設定情報を参照することにより、該セッション開始要求で要求される呼に対して実行すべき転送処理を決定する転送判定手段と、
前記転送判定手段で決定された転送処理を前記呼に対して実行する転送処理手段と、を有する。
また、前記転送判定手段は少なくとも前記呼を転送するか否かを判定し、
前記転送処理手段は、前記転送判定手段にて前記呼を転送しないと判定されたら、前記セッション開始要求を前記加入者電話番号の端末装置に中継し、前記呼を転送すると判定されたら、前記セッション開始要求を、前記転送シナリオに含まれている転送先電話番号の端末装置を収容する制御装置に中継することにしてもよい。
また、1つの加入者電話番号に対して、通信サービス毎に転送先電話番号を設定した複数の転送シナリオが設定されるものであってもよい。
また、前記加入者データ蓄積手段の前記加入者データに前記転送シナリオを登録するためのインタフェースを提供する転送シナリオ入力手段を更に有してもよい。
また、前記転送判定手段と前記転送処理手段がセッション制御サーバに備えられ、
前記加入者データ蓄積手段が複数のセッション制御サーバに共通の加入者データ蓄積装置に備えられていてもよい。
本発明によれば、セッションを開始して呼を接続するネットワークにおいて多様なメディアを利用した通信サービスの着信呼に対して多様な転送を実現することができる。
本実施形態による通信システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態によるセッション制御サーバ3bの構成を示すブロック図である。 本実施形態の通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 本実施形態の通信システムの動作の他の例を示すシーケンス図である。 本実施形態の通信システムの動作の更に他の例を示すシーケンス図である。 図3におけるセッション制御サーバ3bに収容されている端末装置4bの加入者データを示す図である。 図4、5におけるセッション制御サーバ3bに収容されている端末装置4bの加入者データを示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態による通信システムの構成を示すブロック図である。同図を参照すると、通信システムはセッション制御サーバ3a〜3dと端末装置4a〜4dを有している。
ここでは、いずれかを特定せずにセッション制御サーバを示す場合にはセッション制御サーバ3と表記するものとする。また、いずれかを特定せずに端末装置を示す場合には端末装置4と表記するものとする。
セッション制御サーバ3aは、加入者データ31aを保持しており、加入者端末装置(以下「端末装置」という)4aを収容している。同様に、セッション制御サーバ3bは加入者データ31bを保持しており、端末装置4bを収容している。セッション制御サーバ3cは加入者データ31cを保持しており、端末装置4cを収容している。セッション制御サーバ3dは加入者データ31dを保持しており、端末装置4dを収容している。
セッション制御サーバ3bおよび端末装置4bはNGN1の構成要素である。本実施形態の説明では、NGN1に属するセッション制御サーバ3bに収容されている端末装置4bへの着信呼の転送に着目して説明する。
転送先がNGN1内であるか否かは問わない。そのため、その他のセッション制御サーバ3a、セッション制御サーバ3c、セッション制御サーバ3d、加入者データ31a、加入者データ31c、加入者データ31d、端末装置4a、端末装置4c、および端末装置4dはNGN1の構成要素であってもよく、あるいはNGN1の構成要素でなくてもよい。それらは例えばPSTNや移動体通信網に属するものであってもよい。
セッション制御サーバ3は、呼処理や着信呼の転送を含むセッション制御機能を実行するサーバである。セッション制御サーバ3は複数の加入者を収容し、各加入者の加入者データを保持する。詳細は後述する。
加入者データ31は、各加入者の端末装置4の電話番号と、その電話番号への着信呼を転送する転送シナリオを含む情報である。本実施形態では、セッション制御サーバ3が加入者データ31を保持する例を示しているが、この構成に限定されるものではない。他の例として、セッション制御サーバ3とは別体の加入者データ蓄積装置に加入者データ31が保持され、セッション制御サーバ3が必要に応じて加入者データ蓄積装置にアクセスすることにしてもよい。更に、加入者データ蓄積装置は複数のセッション制御サーバ3に収容されている加入者の加入者データを保持し、複数のセッション制御サーバ3が共通にアクセスするものであってもよい。
端末装置4は、加入者が通信に使用する端末装置である。端末装置4は、通常の通信の他に、加入者データに含まれる転送シナリオの登録、変更、解除にも使用される。
なお、図1においては、図面の都合上、セッション制御サーバ3と端末装置4をそれぞれ4台ずつ示しているが、それぞれが更に多く存在していてもよい。また、ここでは、セッション制御サーバ3a〜3dがそれぞれ独立に構成されているが、その一部や全部が一体的に構成されていてもよい。
図2は、本実施形態によるセッション制御サーバ3bの構成を示すブロック図である。セッション制御サーバ3bは上述のようにNGN1に属するサーバである。
図2を参照すると、セッション制御サーバ3bはセッション制御部51および加入者データ蓄積部52を有し、更に転送シナリオ入力部53を有していてもよい。セッション制御部51はセッション制御を行う処理部であり、本発明に関連する構成として転送判定部54と転送処理部55を有している。
加入者データ蓄積部52には上述の加入者データ31bが蓄積されている。加入者データには、通信サービスを示すサービス情報と、その通信サービスの着信呼を転送するか否か等の転送処理を示す転送設定情報と、転送する場合の転送先電話番号とを含む転送シナリオが、加入者電話番号に対応付けて記録されている。サービス情報は、通信パケットのペイロードタイプによって通信サービスの種別を示す情報である。ここでいう通信サービスは、音声だけの通信か、音声と映像による通信か、音声と映像とデータによる通信かといったサービスの種別であり、通信に要求されるペイロードタイプに対応する。また、音声や映像のCODECの符号化方式によって更に異なる種別とされてもよい。また、図1の例では、端末装置4bの加入者電話番号は012−345−6666である。
転送判定部54は、通信サービスを指定した加入者電話番号への着信のセッション開始要求を受け付け、その加入者電話番号に対応付けられ、その通信サービスを示すサービス情報を含む転送シナリオに含まれている転送設定情報を参照することにより、そのセッション開始要求で要求される呼に対する転送処理を決定する。
具体的には、転送判定部54は、受信したセッション開始要求のメッセージの、着信先の加入者電話番号と、指定された通信サービスを示すペイロードタイプとを読み取り、その加入者電話番号とペイロードタイプに基づいて、着信呼に対する転送処理を決定する。
転送処理部55は、転送判定部54で決定された転送処理をその着信呼に対して実行する。転送判定部54にて着信呼を転送しないと判定されたら、転送処理部55は、セッション開始要求を加入者電話番号の端末装置4bに中継する。また、転送判定部54にて着信呼を転送すると判定されたら、転送処理部55は、セッション開始要求を、転送シナリオに含まれている転送先電話番号の端末装置4を収容するセッション制御サーバ3に中継する。
転送シナリオ入力部53は、加入者データ蓄積部52の加入者データ31bに転送シナリオを登録するためのインタフェースである。例えば、加入者が端末装置4bで所定の操作を行うことと、転送シナリオ入力部53がそれを受け付けて転送シナリオを加入者データ31bに登録することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、セッション制御サーバ3bが加入者電話番号への着信のセッション開始要求を受け付け、セッション開始要求で要求されている通信サービスに対応する転送設定情報に基づいて、着信呼に対する転送処理を決定する。そのため、NGN1の多様な通信サービスに対して多様な転送処理を実現することができる。
なお、転送設定情報は着信呼を転送するか否かを示すだけでなく、所定の転送条件を満たした場合に着信呼を転送するというような転送条件を設定できてもよい。例えば、一定時間無応答の場合に転送する無応答転送起動、無条件で転送する無条件転送起動、転送を起動しない転送未起動、転送を行うことができない転送不可などの転送条件の設定が可能であってもよい。更に、所定の曜日の着信呼のみを転送する、所定の時間帯の着信呼のみを転送するといった設定が可能であってもよい。その場合、転送判定部54は、転送条件が満たされている場合に、着信呼を転送すると判定すればよい。
また、1つの加入者電話番号に対して、通信サービス毎に転送先電話番号を設定した複数の転送シナリオを設定することができてもよい。これによれば、同じ加入者への着信であっても、指定した通信サービスによって異なる端末装置4を着信先とすることができる。
また、セッション制御部51だけがセッション制御サーバ3bに備えられ、加入者データ蓄積部52がセッション制御サーバ3bとは別体の加入者データ蓄積装置に備えられていてもよい。その場合、加入者データ蓄積装置は、複数のセッション制御サーバ3に収容されている加入者の加入者データを蓄積するものであってもよい。また、その加入者データ蓄積装置は更に転送シナリオ入力部53を備えていてもよい。
以下、本実施形態の通信システム全体およびセッション制御サーバ3bの動作例について説明する。
図3は、本実施形態の通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
図3には、音声と映像による通信の着信呼の転送が設定されていない端末装置4bに端末装置4aから音声と映像による通信の着信があったときの動作例が示されている。図6は、図3におけるセッション制御サーバ3bに収容されている端末装置4bの加入者データを示す図である。図6のペイロードタイプがサービス情報に対応し、転送起動未起動が転送設定情報に対応する。図6を見て分かるように、加入者電話番号012−345−6666の端末装置4bには、音声と映像による通信(SDPc)の着信に対しては「転送未起動」が設定されている。なお、呼の発側の装置に「発」を付加し、着側の装置に「着」を付加して表記するものとする。
発端末装置4aが端末装置4bと通信を確立するために、INVITEwithSDPc信号を送信する(ステップA1)。SDP(Session Description Protocolは、マルチメディアでセッションを開始する際に必要なペイロードタイプ等の情報が記述される。INVITEwithSDPcはペイロードタイプc(ここでは音声と映像の通信データ)を要求するINVITE信号である。
着端末装置4bはペイロードタイプb(ここでは音声だけの通信データ)の機能を持つ端末装置である。
発セッション制御サーバ3aは、INVITEwithSDPc信号を、着セッション制御サーバ3bに中継する(ステップA2)。着セッション制御サーバ3bはINVITEwithSDPc信号を受信すると、着電話番号「012−345−6666」と「SDPc」をキーにして加入者データを検索する。
図6を参照すると、加入者データ「012−345−6666」で「SDPc」に登録されている転送シナリオは「転送未起動」である。着セッション制御サーバ3bは「転送未起動」の転送処理を実行し(ステップA3)、着端末装置4bにINVITEwithSDPc信号を中継する(ステップA4)。
着端末装置4bはペイロードタイプcの機能に対応していないため、メディアタイプ判別処理で着信が不可能と判断する(ステップA5)。そのため、着端末装置4bは着セッション制御サーバ3bに、セッション確立を拒否する488信号を返却する(ステップA6)。
488信号は着セッション制御サーバ3bおよび発セッション制御サーバ3aで中継され(ステップ7)、発端末装置4aに到達する。これにより、ペイロードタイプネゴシエーションが失敗となり、通信が未確立となる(ステップ8)。
図4は、本実施形態の通信システムの動作の他の例を示すシーケンス図である。
図4には、音声と映像による通信の着信呼を転送先電話番号023−4596−7777に転送することが設定されている端末装置4bに、音声と映像による通信の着信が端末装置4aからあったときの動作例が示されている。図4におけるセッション制御サーバ3bに収容されている端末装置4bの加入者データが図7に示されている。図6と同様、図7のペイロードタイプがサービス情報に対応し、転送起動未起動が転送設定情報に対応する。
図7を見て分かるように、加入者電話番号012−345−6666の端末装置4bには、音声と映像による通信の着信に対する転送処理として「無条件転送起動」が設定され、転送先電話番号として「023−456−7777」が設定されている。ここでは、電話番号023−456−7777の端末装置4cはペイロードタイプcの機能を持つ端末装置である。
発端末装置4aが着端末装置4bと通信を確立するために、INVITEwithSDPc信号を送信する(ステップB1)。INVITEwithSDPcはペイロードタイプc(ここでは音声と映像による通信データ)を要求するINVITE信号である。
次のステップB2は図3におけるステップA2と同じである。
着セッション制御サーバ3bは、着電話番号「012−345−6666」とペイロードタイプ「SDPc」をキーにして加入者データを検索する。それにより、着セッション制御サーバ3bでは、着信呼を「無条件転送起動」で「023−456−7777」に転送するという転送処理が決定される。
着セッション制御サーバ3bは転送元となって「無条件転送起動」の転送処理を行い(ステップB3)、着端末装置4bにはINVITEwithSDPc信号を中継することなく、着転送先セッション制御サーバ3cにINVITEwithSDPc信号を中継する(ステップB4)。
着転送先セッション制御サーバ3cは着転送先端末装置4cにINVITEwithSDPc信号を転送する。着転送先端末装置4cはペイロードタイプcの機能に対応しているため、メディアタイプ判別処理(ステップB5)で着信が可能であると判断する。ここで、このようにペイロードタイプcの着信が可能と判断されるので、高機能メディアによる通信のセッションを確立することが可能となっている。
着転送先端末装置4cは着転送先セッション制御サーバ3cに200OK信号を返却する(ステップB6)。200OK信号は着転送先セッション制御サーバ3bおよび着転送元セッション制御サーバ3aで中継され(ステップB7)、発端末装置4aまで到達する。それにより、ペイロードタイプネゴシエーションが成功し、通信が確立される(ステップB8)。
このように、セッション制御サーバ3bが着信の着電話番号と要求されるペイロードタイプとを解釈し、それらをキーとして転送設定情報および転送先電話番号を取得するので、高機能メディア通信の通信サービスに応じた転送により所望の転送先への通信を確立することができ、高機能メディアを扱うNGNを活かした新規性のあるサービスの実現が可能となっている。
図5は、本実施形態の通信システムの動作の更に他の例を示すシーケンス図である。
図5には、音声と映像とデータによる通信の着信呼を転送先電話番号023−4596−8888に転送することが設定されている端末装置4bに、音声と映像とデータによる通信の着信が端末装置4aからあったときの動作例が示されている。図5におけるセッション制御サーバ3bに収容されている端末装置4bの加入者データが図7に示されている。
図5のシーケンスにおけるステップC1〜C8は基本的に図4のシーケンスにおけるステップB1〜B8と同様である。しかし、加入者データ31bには、音声と映像による通信の着信呼については転送先電話番号023−4596−777に転送することが設定されているが、音声と映像とデータによる通信の着信呼については転送先電話番号023−4596−8888に転送することが設定されている。そのため着信呼の転送先が023−459−7777の端末装置4cではなく、023−459−8888の端末装置4dとなっている。この点で図5は図4と異なる。
以上説明したように、本実施形態によれば、加入者は通信サービスに応じた多様な転送シナリオを登録することができる。
例えば、着加入者は、加入者電話番号012−345−6666への着信呼が、音声メディアだけであれば、電話番号012−345−6666の事務所居室の電話端末に着信させ、音声と映像のメディアによる着信呼であれば、電話番号012−345−7777の事務所のマルチメディア会議室に設置された音声と映像のメディアに対応した端末装置に転送して着信させるというようなことができる。これにより、着信呼で要求される通信メディアと着端末装置4が対応する通信メディアの不一致で通信が未確立となるのを避けることもできる。
従来ならば、発加入者が確立させたい呼が音声と映像のメディアによる通信であれば、加入者電話番号012−345−6666の着端末装置4bが音声メディアだけの通信にしか対応しない能力であった場合、その着信呼は確立されないか、あるいはメディアフォールバックによって音声メディアだけで通信が確立されるところである。しかし、本実施形態によれば、あらかじめ設定した転送シナリオに基づいて、音声と映像のメディアの能力がある電話番号012−345−7777の端末装置4cへ転送することで、音声と映像のメディアによる通信を確立することができる。このように、本実施形態によれば、音声メディアだけのPSTNでは考えられないような新規性のある多様な転送サービスをNGNで実現することができる。
1 NGN
3、3a−3d セッション制御サーバ
4、4a−4d 端末装置
51 セッション制御部
52 加入者データ蓄積部
53 転送シナリオ入力部
54 転送判定部
55 転送処理部

Claims (8)

  1. 通信パケットのペイロードタイプによって通信サービスの種別を示すサービス情報と、該通信サービスの着信呼に対する転送処理を示す転送設定情報と、転送する場合の転送先電話番号とを含む転送シナリオを、加入者電話番号に対応付けて、加入者データに蓄積する加入者データ蓄積手段と、
    通信サービスを指定した前記加入者電話番号への着信のセッション開始要求を受け付け、該セッション開始要求のメッセージの、着信先の前記加入者電話番号と、指定された通信サービスを示すペイロードタイプとを読み取り、該加入者電話番号に対応付けられ、該ペイロードタイプと一致する通信サービスの種別を示すサービス情報を含む転送シナリオに含まれている転送設定情報を参照することにより、該セッション開始要求で要求される呼に対して実行すべき転送処理を決定する転送判定手段と、
    前記転送判定手段で決定された転送処理を前記呼に対して実行する転送処理手段と、を有する転送サービスシステム。
  2. 前記転送判定手段は少なくとも前記呼を転送するか否かを判定し、
    前記転送処理手段は、前記転送判定手段にて前記呼を転送しないと判定されたら、前記セッション開始要求を前記加入者電話番号の端末装置に中継し、前記呼を転送すると判定されたら、前記セッション開始要求を、前記転送シナリオに含まれている転送先電話番号の端末装置を収容する制御装置に中継する、
    請求項1に記載の転送サービスシステム。
  3. 1つの加入者電話番号に対して、通信サービス毎に転送先電話番号を設定した複数の転送シナリオが設定される、請求項1または2に記載の転送サービスシステム。
  4. 前記加入者データ蓄積手段の前記加入者データに前記転送シナリオを登録するためのインタフェースを提供する転送シナリオ入力手段を更に有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の転送サービスシステム。
  5. 前記転送判定手段と前記転送処理手段がセッション制御サーバに備えられ、
    前記加入者データ蓄積手段が複数のセッション制御サーバに共通の加入者データ蓄積装置に備えられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の転送サービスシステム。
  6. 請求項1から3の何れか一項に記載の前記転送判定手段と前記転送処理手段を有するセッション制御サーバ。
  7. 請求項4に記載の前記加入者データ蓄積手段と前記転送判定手段と前記転送処理手段と前記転送シナリオ入力手段を有するセッション制御サーバ。
  8. 通信パケットのペイロードタイプによって通信サービスの種別を示すサービス情報と、該通信サービスの着信呼に対する転送処理を示す転送設定情報と、転送する場合の転送先電話番号とを含む転送シナリオを、加入者電話番号に対応付けて、加入者データに予め蓄積し、
    通信サービスを指定した前記加入者電話番号への着信のセッション開始要求を受け付け、該セッション開始要求のメッセージの、着信先の前記加入者電話番号と、指定された通信サービスを示すペイロードタイプとを読み取り、
    該加入者電話番号に対応付けられ、該ペイロードタイプと一致する通信サービスの種別を示すサービス情報を含む転送シナリオに含まれている転送設定情報を参照することにより、該セッション開始要求で要求される呼に対して実行すべき転送処理を決定し、
    決定された転送処理を前記呼に対して実行する、転送サービス制御方法。
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