JP2012083640A - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プレクリーニングブラシローラ101の中間転写ベルト8との当接部に紙間が進入するタイミングで、図4に示すように、制御手段たる制御部200は、プレクリーニングブラシローラ101にプレクリーニング電圧を印加するクリーニング電源を制御して、プレクリーニングブラシローラ101に印加するプレクリーニング電圧を2000Vから2400Vに変更する。また、それに同期してプレ回収ローラ102にプレ回収電圧を印加する回収電源202を制御して、プレ回収ローラ102に印加するプレ回収電圧を2400Vから2500Vにし、プレクリーニング電圧とプレ回収電圧との電位差をΔ100Vとなる。
【選択図】図10
Description
また、請求項2の発明は、請求項1のクリーニング装置において、湿度を検知する湿度検知手段を設け、上記制御手段は、上記湿度検知手段の検知結果に基づいて未転写トナー像をクリーニングするときの回収電圧とクリーニング電圧との電位差を変更するよう制御することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1のクリーニング装置において、上記クリーニング部材の表面電位を計測する表面電位計測手段を備え、上記制御手段は、上記クリーニング部材の表面電位に基づいて、回収電圧を変更するよう制御することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかのクリーニング装置において、未転写トナー像をクリーニングするときのクリーニング電圧の絶対値を、転写残トナーをクリーニングするときのクリーニング電圧の絶対値よりも大きくしたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかのクリーニング装置において、上記クリーニング部材と上記回収部材とを備えたクリーニング部を複数有し、上記複数のクリーニング部のうち上記像担持体移動方向最上流に配置されたクリーニング部のクリーニング電圧と回収電圧は、トナーの正規帯電極性と逆極性であって、像担持体上の正規帯電極性に帯電したトナーを除去するものであって、上記制御手段は、未転写トナー像をクリーニングするとき、上記像担持体移動方向最上流に配置されたクリーニング部の回収電圧とクリーニング電圧との電位差を制御することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体の表面に付着している付着物たるトナーをクリーニングするクリーニング装置とを備える画像形成装置において、上記クリーニング装置として、請求項1乃至5の何れかのクリーニング装置を用いたことを特徴とするものである。
画像濃度制御は、まず、図2に示すような、各色の階調パターンSk、Sm、Sc、Syを中間転写ベルト8上における各光学センサ151Y、M、C、Kに対向する位置に自動形成する。各色の階調パターンは、10個の画像濃度が異なる2[cm]×2[cm]の面積のトナーパッチからなっている。各色の階調パターンSk、Sm、Sc、Syを作成するときの、感光体1Y,M,C,Kの帯電電位は、プリントプロセスにおける一様なドラム帯電電位とは異なり、値を徐々に大きくする。そして、レーザー光の走査によって階調パターン像を形成するための複数のパッチ静電潜像を感光体1Y,M,C,Kにそれぞれ形成せしめながら、それらをY,M,C,K用の現像装置5Y,M,C,Kによって現像する。この現像の際、Y,M,C,K用の現像ローラに印加される現像バイアスの値を徐々に大きくしていく。このような現像により、感光体1Y,M,C,K上にはY,M,C,Kの階調パターン像が形成される。これらは、中間転写ベルト8の主走査方向に所定の間隔で並ぶように1次転写される。このときの、各色の階調パターンにおけるトナーパッチのトナー付着量は最小で0.1[mg/cm2]、最大で0.55[mg/cm2]ほどあり、また、トナーQ/d分布を測定すると、ほぼ正規帯電極性にそろっている。
同図において、ベルトクリーニング装置100は、中間転写ベルト8上の未転写のトナー像を大まかに除去するためのプレクリーニング部100aと、中間転写ベルト8上の正規帯電極性(負極性)と反対極性(正極性)に帯電したトナーを除去する逆帯電トナークリーニング部100bと、中間転写ベルト8上の正規帯電極性に帯電したトナーを除去する正規帯電トナークリーニング部100cとを備えている。
・ブラシ材質:導電性ポリエステル(繊維内部に導電性カーボンを内包し、繊維表面はポリエステル、いわゆる芯鞘構造)
・ブラシ抵抗:106〜8[Ω]
・ブラシ植毛密度:10万[本/inch2]
・ブラシ繊維径:約25〜35[μm]
・ブラシ先端の毛倒れ処理:なし
・ブラシ径φ:15〜16[mm]
・中間転写ベルト8へのブラシ繊維喰い込み量:1[mm]
ブラシ植毛密度、ブラシ抵抗、繊維径、繊維種類、ブラシ繊維喰込量はシステムによって最適化できるため、これに限らない。また、使用できる繊維の種類としては、ナイロン、アクリル、ポリエステルなどがある。
・回収ローラ芯金材質:SUS303
・回収ローラへのブラシ繊維喰い込み量:1.5[mm]
回収ローラ材質、ブラシ繊維喰込量、印加電圧はシステムによって最適化できるため、これに限らない。
・ブレードの材質:SUS304
・ブレード当接角度:20°
・ブレード厚み:0.1[mm]
・回収ローラへのブレード喰い込み量:1.0[mm]
ブレード当接角度、ブレード厚み、回収ローラへの喰い込み量は、システムによって最適化できるため、これに限らない。
図4に示すように、2次転写部を通過した転写残トナーおよび未転写トナー像は不図示の入口シールを越え、プレクリーニングブラシローラ101の位置に中間転写ベルト8の回転により移送される。プレクリーニングブラシローラ101には、トナーの正規帯電極性と反対極性(正極性)の電圧が印加されており、中間転写ベルト8とプレクリーニングブラシローラ101表面電位との電位差で形成される電界により、中間転写ベルト8上の負極性に帯電したトナーを静電的に吸着してプレクリーニングブラシローラ101へ移動させる。プレクリーニングブラシローラ101に移動した負極性のトナーは、プレクリーニングブラシローラ101よりも値が大きな正極性の電圧が印加されたプレ回収ローラ102との当接位置まで移送される。そして、プレクリーニングブラシローラ101の表面電位とプレ回収ローラ102の表面電位との電位差で形成される電界により、プレクリーニングブラシローラ101上に移動したトナーを静電的に吸着してプレ回収ローラ102上へ移動させ、プレ回収ローラ102に移動した負極性のトナーは、プレ掻き取りブレード103により回収ローラ表面から掻き落とされる。プレ掻き取りブレード103により掻き落とされたトナーは、搬送スクリュ110で装置外に排出される。
近年、プロダクトプリンティング市場では大量のプリントボリュームを電子写真方式によって実現することができるようになり、それとともに装置の長寿命化が望まれている。そこで、本ベルトクリーニング装置100の80万枚の耐久試験を行ったところ、40万枚プリント時では、付着量1.2[mg/cm2]のトナー消費パターンを入力しても良好にクリーニングできたが、80万枚プリント時では、わずかではあるがクリーニング不良を起こし、転写紙に汚れを発生させた。これは、経時使用により各クリーニングブラシローラの外径が劣化によって細り、転写残トナーは良好にクリーニングできたものの、未転写トナー像のような大量のトナーに対しては良好なクリーニング性を維持するのが難しくなったためと考えられる。80万枚プリント後のクリーニング不良の要因について本出願人が、鋭意研究した結果、次のことがわかった。すなわち、付着量が最大で1.2[mg/cm2]となるトナー消費パターンにおいては、中間転写ベルト8上に図5に示すような再付着トナーパターン(b)が形成される。この再付着トナーパターン(b)の付着量は、0.05[mg/cm2]前後となり、図5に示す、プレクリーニングブラシローラ101で除去されなかったトナー消費パターン(a)よりも付着量が多くなる。初期時には、逆帯電トナークリーニングブラシローラ104と正規帯電トナークリーニングブラシローラ107とで、付着量が0.05[mg/cm2]前後の再付着トナーパターン(b)を良好に除去することができた。しかしながら、経時の使用で、クリーニングブラシローラの外径が劣化によって細ると、クリーニングブラシローラのトナーが付着する面積が減少し、クリーニング能力が低下する。その結果、逆帯電トナークリーニング部100bで正規帯電極性に反転した付着量0.05[mg/cm2]前後の多量の再付着トナーを、正規帯電トナークリーニングブラシローラ107で除去することができなくなってしまいクリーニング不良が生じたと考えられる。
図に示すように、トナー消費パターンが入力されるとき、プレクリーニングブラシローラ101に印加するプレクリーニング電圧を+2000Vから+2400Vへ上昇させる。トナー消費パターンを除去するときのプレクリーニング電圧を、転写残トナーをクリーニングするときのプレクリーニング電圧よりも大きくすることで、対向ローラ13とプレクリーニングブラシローラ101との電位差を大きくすることができ、中間転写ベルト8上のトナー消費パターンを良好に除去することができる。
このような傾向は、プレクリーニング部100aに入力されるトナー付着量が0.5[mg/cm2]程度以上で確認された。
プレ回収ローラ102は金属であるため、トナー消費パターンをクリーニングしたときも表面電位は変化なく、プレ回収ローラ102の表面電位はプレ回収電圧に等しかった。一方、プレクリーニングブラシローラ101の表面電位は、転写残トナーを除去したときは、変化なかったが、トナー消費パターンを除去したときは、表面電位が400V程度低下した。このように、トナー消費パターンなど、トナー付着量が0.5[mg/cm2]以上の未転写トナー像が入力された場合、ブラシ表面電位が低下し、プレ回収ローラ102の表面電位とプレクリーニングブラシローラ101の表面電位との電位差が、大きくなってしまう。よって、トナー消費パターンを除去するときのプレクリーニング電圧とプレ回収電圧との電位差が、転写残トナーを除去するときと同じ400Vだと、プレ回収ローラ102の表面電位とプレクリーニングブラシローラ101の表面電位との電位差が大きくなってしまう。その結果、プレクリーニングブラシローラ101に大量のトナーが付着する未転写トナー像を除去するときは、先の図7に示したように、トナー消プレクリーニング電圧とプレ回収電圧との電位差を、100V程度にすることで、プレクリーニングブラシローラ101の表面電位とプレ回収ローラの表面電位との電位差を最適値(500V程度)にすることができ、回収領域での電荷注入が抑制され、中間転写ベルト8に再付着するトナー量を減少することができる。
図10は、本実施形態におけるプレクリーニング部100aの電圧印加タイミングチャートである。
各現像装置5Y,M,C,Kのトナー消費量と、各現像装置5Y,M,C,Kの動作時間とを記憶しておき、所定のタイミングで、現像装置の所定期間の動作時間に対して、トナー消費量が閾値以下である否かを各現像装置について調べ、閾値以下の現像装置について、リフレッシュモードを実行する。リフレッシュモードが実行されると、感光体の紙間に対応する非画像形成領域にトナー消費パターンが作成され、中間転写ベルト8に転写される。トナー消費パターンの付着量は、現像装置の所定期間の動作時間に対するトナー消費量に基づき決定される。本実施形態では、このトナー消費パターンの大きさを25mm×250mmとしている。紙間開始から15mm離れた位置からトナー消費パターンが作像される。
(A+B+C)/V=T
A:紙間開始からトナー消費パターン形成開始位置までの距離
B:トナー消費パターンの中間転写ベルト移動方向長さ
C:プレクリーニングブラシローラ表面の中間転写ベルトとの当接部から回収領域までの移動距離
V:ブラシ回転速度
T:電圧印加時間
よって、制御部200は、プレクリーニングブラシローラ101の中間転写ベルト8との当接部に紙間が進入してから0.18秒間プレクリーニングブラシローラ101に印加するバイアスを2400Vにする。また、それに同期してプレ回収ローラ102に印加するバイアスを2500Vにする。
図11は、変形例1のプレクリーニング部の電圧印加タイミングチャートである。
この変形例1は、トナー消費パターンを除去するときのプレクリーニング電圧とプレ回収電圧との差を0Vにしたものである。先の図9に示したように、トナー消費パターンを除去したときのプレクリーニングブラシローラ101の表面電位降下が約400Vであるので、プレ回収ローラ102の印加バイアスを変更せず、プレクリーニングブラシローラ101に印加するバイアスだけを変更するだけでプレ回収ローラ101への回収を最適化することができる。
また、使用環境でトナー消費パターンを除去したときのプレクリーニングブラシローラ101の表面電位降下や、中間転写ベルト8上の転写残トナーやトナー消費パターンを良好に除去できる電位差が異なってくる。よって、環境条件によってプレクリーニング部100aのプレクリーニング電圧とプレ回収電圧とを異ならせてもよい。
具体的には、下記表1に示すようなテーブルを予め本体の内部メモリに格納しておく。そして、湿度検知手段たる不図示の温湿度センサの値から、そのときの温湿度に対応する印加電圧をテーブルから読み出し、プレクリーニングブラシローラ101とプレ回収ローラ102に読み出したバイアスを印加する。
図12は、変形例3のベルトクリーニング装置100の概略構成図である。
この変形例3においては、表面電位計測装置1100を本体に組み込み、プレクリーニングブラシ101の表面電位をモニターし、プレ回収ローラ102の印加電圧を決定するものである。
表面電位計測装置1100は、導線1104で接続された2つの金属板1101,1102を有しており、第1金属板1101は、ブラシと中間転写ベルト8とが接触した後のブラシ先端に軸方向全域に渡って接触するようにブラシ先端から0.7mm食い込んだ位置に配置されている。第1金属板1101はステンレスを用いた。第1金属板1101に導線1104を介して接続された第2金属板1102には、表面電位計のプローブ1103が設けられている。ブラシに接触する第1金属板1101は、ブラシ表面電位と同電位となり、第1金属板1101に接続された第2金属板1102もブラシ表面電位と同電位となる。よって、第2金属板1102を表面電位計のプローブ1103で測定することによりプレクリーニングブラシローラ101の表面電位を計測することができる。図12では第2金属板1102を用いてブラシ表面電位と同電位とみなし計測しているが、ブラシ周囲に表面電位計を配置できる構成になっていれば、第1金属板1101に0.7mmの間隔をもって表面電位計を設置すればよい。しかしながら、表面電位計のプローブ1103にトナーが付着すると測定が正確に行われなくなるため、表面電位計のプローブ1103はトナーが付着しにくい位置に設置するほうが望ましい。つまり、図12に示すように、2つの金属板1101,1102を設けて、表面電位計のプローブ1103は作像ユニットから離れた場所のマシン本体内に設置した方がよい。
プレ回収電圧=トナー消費パターンクリーニング時のブラシローラ表面電位+400[V]
図13は、変形例4のプレクリーニング部100aの概略構成図を示す図である。
変形例4のプレクリーニング部100aには、プレクリーニングニップから回収領域までの間に帯電手段たるトナー摩擦帯電部材121を設けている。このトナー摩擦帯電部材121により、プレクリーニングブラシローラ101に付着したトナーを、正規帯電極性に摩擦帯電させる。
本プリンタに好適に使用されるトナーは、600dpi以上の微少ドットを再現するために、トナーの体積平均粒径が3〜6[μm]のものが好ましい。また、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が、1.00〜1.40の範囲にあるトナーが好ましい。(Dv/Dn)が1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このような小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また、静電転写方式では転写率を高くすることができる。
トナーの形状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜180の範囲にあることが好ましい。図14は、形状係数SF−1を説明するためにトナーの形状を模式的に表した図である。形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
SF−2={(PERI)2/AREA}×100/(4π)・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR1、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブ
ルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSYVP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージNEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LR1−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2[μm]であることが好ましく、特に5×10−3〜0.5[μm]であることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500[m2/g]であることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。中でも、流動性付与剤としては、疎水性シリカ微粒子と疎水性酸化チタン微粒子を併用するのが好ましい。特に両微粒子の平均粒径が5×10−4μm以下のものを使用して攪拌混合を行った場合、トナーとの静電力、ファンデルワールス力は格段に向上することより、所望の帯電レベルを得るために行われる現像装置内部の攪拌混合によっても、トナーから流動性付与剤が脱離することなく、ホタルなどが発生しない良好な画像品質が得られて、さらに転写残トナーの低減が図られる。酸化チタン微粒子は、環境安定性、画像濃度安定性に優れている反面、帯電立ち上がり特性の悪化傾向にあることより、酸化チタン微粒子添加量がシリカ微粒子添加量よりも多くなると、この副作用の影響が大きくなることが考えられる。しかし、疎水性シリカ微粒子及び疎水性酸化チタン微粒子の添加量が0.3〜1.5wt%の範囲では、帯電立ち上がり特性が大きく損なわれず、所望の帯電立ち上がり特性が得られ、すなわち、コピーの繰り返しを行っても、安定した画像品質が得られる。
(1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムベタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行うことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
を撮り、観察しながら測定した。
8:中間転写ベルト
13,14,15:クリーニング対向ローラ
51:紙搬送ベルト
100:ベルトクリーニング装置
100a:プレクリーニング部
100b:逆帯電トナークリーニング部
100c:正規帯電トナークリーニング部
101:プレクリーニングブラシローラ
102:プレ回収ローラ
103:プレ掻き取りブレード
104:逆帯電トナークリーニングブラシローラ
105:逆帯電トナー回収ローラ
106:逆帯電トナー掻き取りブレード
107:正規帯電トナークリーニングブラシローラ
108:正規帯電トナー回収ローラ
109:正規帯電トナー掻き取りブレード
500:搬送ベルトクリーニング装置
Claims (6)
- クリーニング電圧が印加され、回転しながら像担持体上のトナーを静電的に除去するクリーニング部材と、
回収電圧が印加され、上記クリーニング部材に付着したトナーを、上記クリーニング部材から静電的に回収する回収部材とを備えたクリーニング装置において、
未転写トナー像をクリーニングするときの回収電圧とクリーニング電圧との電位差を、転写残トナーをクリーニングするときの回収電圧とクリーニング電圧との電位差よりも小さくするよう制御する制御手段を設けたことを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1のクリーニング装置において、
湿度を検知する湿度検知手段を設け、
上記制御手段は、上記湿度検知手段の検知結果に基づいて未転写トナー像をクリーニングするときの回収電圧とクリーニング電圧との電位差を変更するよう制御することを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1のクリーニング装置において、
上記クリーニング部材の表面電位を計測する表面電位計測手段を備え、
上記制御手段は、上記クリーニング部材の表面電位に基づいて、回収電圧を変更するよう制御することを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1乃至3いずれかのクリーニング装置において、
未転写トナー像をクリーニングするときのクリーニング電圧の絶対値を、転写残トナーをクリーニングするときのクリーニング電圧の絶対値よりも大きくしたことを特徴とするクリーニング装置。 - 請求項1乃至4いずれかのクリーニング装置において、
上記クリーニング部材と上記回収部材とを備えたクリーニング部を複数有し、
上記複数のクリーニング部のうち上記像担持体移動方向最上流に配置されたクリーニング部のクリーニング電圧と回収電圧は、トナーの正規帯電極性と逆極性であって、像担持体上の正規帯電極性に帯電したトナーを除去するものであって、
上記制御手段は、未転写トナー像をクリーニングするとき、上記像担持体移動方向最上流に配置されたクリーニング部の回収電圧とクリーニング電圧との電位差を制御することを特徴とするクリーニング装置。 - トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体の表面にトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記像担持体の表面に付着している付着物たるトナーをクリーニングするクリーニング装置とを備える画像形成装置において、
上記クリーニング装置として、請求項1乃至5の何れかのクリーニング装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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