JP2012083518A - 電気光学モジュールおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品コストおよび製造コストを低減できるとともに、電気光学パネルからの放熱性を高めることのできる電気光学モジュール、および当該電気光学モジュールを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】投射型表示装置の電気光学モジュール10Bに用いたフレーム50は、液晶パネル40Bを保持する前、予め直方体形状に形成されており、フレーム50の4つの側面のうち、第1側板部53にはパネル挿入用開口部501が設けられている。このため、パネル挿入用開口部501からフレーム50内に液晶パネル40Bを挿入した後、液晶パネル40Bをフレーム50に固定するだけで、電気光学モジュール10Bを構成できる。液晶パネル40Bに接続されたフレキシブル配線基板40iについては、フレーム50の内部からパネル挿入用開口部501を通ってフレーム50の外部に容易に引き出すことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、投射型表示装置等の電子機器に用いられる電気光学モジュール、および該電気光学モジュールを備えた電子機器に関するものである。
投射型表示装置等の電子機器において画像を表示する際には、液晶パネル等の電気光学パネルによって変調した光を利用する。かかる電子機器に電気光学パネルを搭載する場合、電気光学パネルは、フレームに保持された状態とされる。
かかるフレームは、従来、2つの板状部材によって構成されている。従って、2つの板状部材の間に電気光学パネルを配置した後、ボスの穴への嵌合、ネジ止め、加締め、溶接、接着等により2つの板状部材を連結してフレームを構成する(特許文献1参照)。
また、フレームを構成する2つの板状部材の間に電気光学パネルを配置した後、フックによって2つの板状部材を連結してフレームを構成することもある(特許文献2参照)。
特開2002−229121号公報の段落[0025]等 特開2009−53588号公報の段落[0062]等
しかしながら、電気光学パネルをフレームに保持させるにあたって、2つの板状部材の間に電気光学パネルを配置した後、2つの板状部材を連結する構造では、作業効率が低く、製造コストが嵩むという問題点がある。また、特許文献2に記載の構造のように、フックを利用した場合、板状部材のコストが嵩むという問題点がある。さらに、特許文献2に記載のフレームでは、素子基板で発生した熱を素子基板側の板状部材から対向基板側の板状部材に伝達して放熱する構造になっているが、2つの板状部材はフック機構を介して接続しているだけであるため、素子基板側の板状部材から対向基板側の板状部材への熱伝達効率が低く、フレームの放熱性が低いという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、部品コストおよび製造コストを低減できるとともに、電気光学パネルからの放熱性を高めることのできる電気光学モジュール、および当該電気光学モジュールを備えた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る電気光学モジュールは、光変調用の電気光学パネルと、該電気光学パネルの周りを囲む直方体形状のフレームと、を有し、前記フレームは、前記電気光学パネルから光が出射される光出射窓を備えた前板部と、前記電気光学パネルの光出射面側とは反対側に位置する後板部と、前記電気光学パネルの側端部に対向する位置で前記前板部と前記後板部とを連結する側板部と、前記電気光学パネルの側端部に対向する4つの側面のうち、1つの側面で開口するパネル挿入用開口部と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る電気光学モジュールにおいて、フレームは、予め直方体形状に形成されており、電気光学パネルの側端部に対向する4つの側面のうち、1つの側面にはパネル挿入用開口部が設けられている。このため、パネル挿入用開口部からフレーム内に電気光学パネルを挿入した後、電気光学パネルをフレームに固定するだけで、電気光学モジュールを構成できる。従って、電気光学モジュールを効率よく製造できるので、製造コストを低減することができる。また、フレームは、直方体形状に一体に形成されたものであるため、フック等を必要としない。それ故、フレームを安価に製造することができる。さらに、フレームは、直方体形状に一体に形成されたものであるため、前板部や後板部の熱を側板部に効率よく伝導させることができ、放熱性に優れている。
本発明において、前記フレームは、全体が同一材料からなることが好ましい。すなわち、フレームは、1枚の板状部材や同一の材料からなる複数の板状部材を加工してなる。従って、フレームを安価に製造することができる。
本発明において、前記電気光学パネルには、配線部材が接続されており、当該配線部材は、前記フレームの内部から前記パネル挿入用開口部を通って当該フレームの外部に引き出されていることが好ましい。かかる構成によれば、配線部材を容易に引き出すことができる。
本発明において、前記電気光学パネルには、配線部材が接続されており、前記4つの側面のうち、前記パネル挿入用開口部が設けられた側面に対向する側面には、前記配線部材を前記フレームの内部から当該フレームの外部に引き出す配線部材引出用開口部が設けられている構成を採用することができる。かかる構成によれば、配線部材を容易に引き出すことができる。
本発明において、前記電気光学パネルには、配線部材が接続されており、前記4つの側板部のうち、前記パネル挿入用開口部が設けられた側面に隣接する側面には、前記配線部材を前記フレームの内部から当該フレームの外部に引き出す配線部材引出用開口部が前記配線部材引出用開口部と繋がるように設けられている構成を採用することができる。かかる構成によれば、配線部材を容易に引き出すことができる。
本発明において、前記電気光学パネルは、接着材により前記フレームの内部に固定されていることが好ましい。
本発明において、前記前板部の外側の面は、他の部材と前記フレームとを固着するための固着面になっていることが好ましい。かかる構成によれば、電気光学モジュールと他の部材との固着が容易である。
本発明において、前記電気光学パネルと前記前板部との間、および前記電気光学パネルと前記後板部との間のうちの少なくとも一方には、隙間が空いていることが好ましい。かかる構成によれば、電気光学パネルと前板部との間、および電気光学パネルと後板部との間に空気等の冷却媒体を通すことができるので、放熱性を高めることができる。
本発明において、前記後板部には、前記電気光学パネルに対する光入射窓が設けられている構成を採用することができる。かかる構成によれば、透過型の電気光学パネルに対応することができる。
この場合、前記フレームは、少なくとも前記後板部の外面が反射防止面になっていることが好ましい。かかる構成によれば、後板部の光入射窓を介して電気光学パネルに光を供給しようとした際に後板部の外面に光が入射した場合でも、反射が発生しないので、迷光の発生を防止することができる。
本発明に係る電気光学モジュールは、投射型表示装置や、携帯機器等といった電子機器に用いることができる。本発明に係る電気光学モジュールを投射型表示装置に用いる場合、投射型表示装置には、前記電気光学モジュールに供給される光を出射する光源部と、前記電気光学モジュールによって変調された光を投射する投射光学系と、が設けられる。
本発明を適用した電子機器の一例としての投射型表示装置の説明図である。 本発明を適用した投射型表示装置に用いた光学ユニットの概略構成を示す説明図である。 本発明を適用した投射型表示装置に用いた光学ユニットの詳細構成を示す説明図である。 本発明を適用した投射型表示装置に用いた光学ユニットにおいて、液晶パネルを光合成用のプリズムユニットに取り付けた様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学モジュールの説明図である。 本発明の実施の形態1に係る電気光学モジュールの分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学モジュールの説明図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学モジュールの分解斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学モジュールの説明図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学モジュールの分解斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る電気光学モジュールの説明図である。 本発明の実施の形態5に係る電気光学モジュールの説明図である。 本発明を適用した別の投射型表示装置の説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、各実施の形態に係る電気光学モジュールを説明する前に各実施の形態で共通な電子機器の構成を説明する。また、本発明を適用した電子機器として、透過型の電気光学パネル(透過型の液晶パネル)を備えた電気光学モジュールをライトバルブとして用いた投射型表示装置を説明する。
[投射型表示装置(電子機器)の全体構成]
(投射型表示装置の全体構成)
図1は、本発明を適用した電子機器の一例としての投射型表示装置の説明図であり、図1(a)、(b)は、投射型表示装置の主要部分の平面的な構成を示す説明図、および主要部分を側方からみたときの説明図である。図2は、本発明を適用した投射型表示装置に用いた光学ユニットの概略構成を示す説明図である。
図1に示す投射型表示装置1において、外装ケース2の内部には、その後端側に電源ユニット7が配置され、電源ユニット7に装置前側で隣り合う位置に光源ランプユニット8(光源部)および光学ユニット9が配置されている。また、外装ケース2の内部には、光学ユニット9の前側の中央に投射レンズユニット6の基端側が位置している。光学ユニット9の一方の側には、入出力インターフェース回路が搭載されたインターフェース基板11が装置前後方向に向けて配置され、インターフェース基板11に平行に、ビデオ信号処理回路が搭載されたビデオ基板12が配置されている。光源ランプユニット8および光学ユニット9の上側には、装置駆動制御用の制御基板13が配置され、装置前端側の左右の角には、それぞれスピーカー14R、14Lが配置されている。
光学ユニット9の上方および下方には装置内部冷却用の吸気ファン15A、15Bが配置されている。また、光源ランプユニット8の裏面側である装置側面には排気ファン16が配置されている。さらに、インターフェース基板11およびビデオ基板12の端に面する位置には、吸気ファン15Aからの冷却用空気流を電源ユニット7内に吸引するための補助冷却ファン17が配置されている。これらのファンのうち、吸気ファン15Bは、主に後述する液晶パネルの冷却用ファンとして機能している。
図2において、光学ユニット9を構成する各光学素子(要素)は、色光合成手段を構成しているプリズムユニット20を含めて、MgやAl等の金属からなる上ライトガイド80または下ライトガイド90により支持されている。上ライトガイド80および下ライトガイド90は、アッパーケース3およびロアーケース4に固定ねじにより固定されている。
(光学ユニット9の詳細構成)
図3は、本発明を適用した投射型表示装置に用いた光学ユニットの詳細構成を示す説明図である。図3に示すように、光学ユニット9は、光源ランプ805と、均一照明光学素子であるインテグレーターレンズ921、922を有する照明光学系923と、この照明光学系923から出射される光束Wを、赤、緑、青の各光束R、G、Bに分離する色光分離光学系924とを有している。また、光学ユニット9は、各色光束を変調する電気光学パネルとしての3枚の透過型の液晶パネル40R、40G、40B(ライトバルブ)と、変調された色光束を合成する色光合成光学系としてのプリズムユニット20と、合成された光束を投射面上に拡大投射する投射レンズユニット6とを有している。また、色光分離光学系924によって分離された各色光束のうち、青色光束Bを対応する液晶パネル40Bに導くリレー光学系927を備えている。
照明光学系923は、さらに、反射ミラー931を備えており、光源ランプ805からの出射光の光軸1aを装置前方向に向けて直角に折り曲げるようにしている。この反射ミラー931を挟み、インテグレーターレンズ921、922が前後に直交する状態に配置されている。
色光分離光学系924は、青緑反射ダイクロイックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー942と、反射ミラー943から構成される。まず、青緑反射ダイクロイックミラー941において、照明光学系923を通った光束Wのうち、そこに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射されて、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向かう。赤色光束Rは、この青緑反射ダイクロイックミラー941を通過して、後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束の出射部944から色光合成光学系の側に出射される。次に、緑反射ダイクロイックミラー942において、青緑反射ダイクロイックミラー941において反射された青および緑の光束B、Gのうち、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束の出射部945から色光合成光学系の側に出射される。緑反射ダイクロイックミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束の出射部946からリレー光学系927の側に出射される。本形態では、照明光学系923の光束の出射部から色光分離光学系924における各色光束の出射部944、945、946までの距離が、全てほぼ等しくなるように設定されている。
色光分離光学系924の赤色光束および緑色光束の出射部944、945の出射側には、それぞれ集光レンズ951、952が配置されている。したがって、各出射部から出射した赤色光束および緑色光束は、これらの集光レンズ951、952に入射して平行化される。
平行化された赤色および緑色の光束R、Gは、偏光板60R、60Gによって偏光方向が揃えられた後、液晶パネル40R、40Gに入射して変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。すなわち、これらの液晶パネル40R、40Gは、図示していない駆動手段によって画像情報に対応する画像信号によってスイッチング制御され、これにより、ここを通過する各色光の変調が行われる。このような駆動手段は、公知の手段をそのまま使用することができる。
一方、青色光束Bは、リレー光学系927を介し、さらに、偏光板60Bによって偏光方向が揃えられた後、対応する液晶パネル40Bに導かれて、ここにおいて、同様に画像情報に応じて変調が施される。リレー光学系927は、集光レンズ974と入射側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらのミラー間に配置した中間レンズ973と、液晶パネル40Bの手前側に配置した集光レンズ953から構成される。各色光束の光路の長さ、すなわち、光源ランプ805から各液晶パネルまでの距離は、青色光束Bが最も長くなり、したがって、この光束の光量損失が最も多くなる。しかし、リレー光学系927を介在させることにより、光量損失を抑制できる。
各液晶パネル40R、40G、40Bを通って変調された各色光束は、偏光板61R、61G、61Bに入射し、これを透過した光がプリズムユニット(クロスダイクロイックプリズム)20に入射して合成される。ここで合成されたカラー画像は、投射レンズ系を備えた投射レンズユニット6を介して、所定の位置にあるスクリーン等の被投射面70上に拡大投射される。
(液晶パネルの光合成プリズムへの取り付け構造)
図4は、本発明を適用した投射型表示装置1に用いた光学ユニット9において、液晶パネル40R、40G、40Bを光合成用のプリズムユニット20に取り付けた様子を示す説明図である。
図4に示すように、投射型表示装置1の光学ユニット9において、液晶パネル40Bを搭載するには、補強等を目的に、液晶パネル40Bをフレーム50に保持した電気光学モジュール10Bとしてプリズムユニット20に取り付ける。その際、プリズムユニット20には、偏光板61Bが固着されているため、電気光学モジュール10Bは、偏光板61Bを介してプリズムユニット20に取り付けられる。また、電気光学モジュール10Bにおいて、プリズムユニット20に固着される側とは反対側の端面には偏光板60Bが固着されている。
ここで、液晶パネル40Bは、画素電極や画素トランジスターが形成された素子基板40eと、共通電極が形成された対向基板40fとがシール材(図示せず)によって所定の隙間を介して貼り合わされ、素子基板40eと対向基板40fとの間において、シール材で囲まれた領域内に液晶層(図示せず)が保持されている。また、液晶パネル40Rでは、素子基板40eの外面側および対向基板40fの外面側に防塵ガラス40g、40hが各々貼付されている。ここで、素子基板40eは、対向基板40fよりサイズが大きく、対向基板40fの端部から張り出した張出部を有しており、かかる張出部に対して、配線部材としてのフレキシブル配線基板40iが接続されている。フレキシブル配線基板41iは、フレーム50の内部から外部に引き出され、制御部等に接続されている。
本形態において、液晶パネル40Bは、対向基板40fが光入射側に配置され、素子基板40eが光出射側に配置されている。但し、素子基板40eが光入射側に配置され、対向基板40fが光出射側に配置されていてもよい。なお、液晶パネル40R、40Gも、液晶パネル40Bと同様、フレーム(図示せず)に保持した電気光学モジュール10R、10Gとしてプリズムユニット20に取り付けられている。かかる液晶パネル40R、40Gを備えた電気光学モジュール10R、10Gは、液晶パネル40Bを備えた電気光学モジュール10Bと同一の構成を有している。従って、以下に説明では、液晶パネル40Bを備えた電気光学モジュール10Bを中心に説明する。
[実施の形態1]
(フレーム50の構成)
図5は、本発明の実施の形態1に係る電気光学モジュール10Bの説明図であり、図5(a)、(b)、(c)は、電気光学モジュール10Bを光入射側(対向基板40fの側)からみた斜視図、電気光学モジュール10Bを光出射側(素子基板40eの側)からみた斜視図、および平面図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る電気光学モジュール10Bの分解斜視図であり、図6(a)、(b)は、電気光学モジュール10Bを液晶パネル40Bとフレームとに分解した様子を光入射側(対向基板40fの側)からみた分解斜視図、および電気光学モジュール10Bを液晶パネル40Bとフレームとに分解した様子を光出射側(素子基板40eの側)からみた分解斜視図である。なお、図5、図6および後述する実施の形態で参照する図面では、光源部から液晶パネル40Bに入射する光を矢印L1で示し、液晶パネル40Bから出射される変調後の光を矢印L2で示してある。また、図5、図6および後述する実施の形態で参照する図面では、フレーム50に対する液晶パネル40Bの挿入方向を矢印Sで示してある。
図5および図6に示すように、本形態の電気光学モジュール10Bは、透過型の液晶パネル40B(光変調用の電気光学パネル)と、液晶パネル40Bの周りを囲むフレーム50とを有しており、フレーム50は、直方体形状を有している。より具体的には、フレーム50は、液晶パネル40Bから光が出射される側(素子基板40eの側)に位置する前板部52と、液晶パネル40Bに光が入射する側(対向基板40fの側)で前板部52に対向する後板部51とを有している。また、フレーム50は、液晶パネル40Bの側端部に対向する4の側面で前板部52と後板部51とを連結する複数の側板部を有しており、本形態において、フレーム50は4つの側面の各々に側板部(第1側板部53、第2側板部54、第3側板部55、および第4側板部56)を有している。このため、フレーム50は大きな強度を有している。
フレーム50において、前板部52には、液晶パネル40Bの画像表示領域に重なる矩形の光出射窓520が形成され、後板部51には、液晶パネル40Bの画像表示領域に重なる矩形の光入射窓510が形成されている。このため、前板部52は、光出射窓520の周りを囲む矩形枠状に形成され、後板部51は、光入射窓510の周りを囲む矩形枠状に形成されている。従って、後板部51は、液晶パネル40Bの端部への光の入射等を阻止する見切りとして機能し、前板部52は、液晶パネル40Bの端部からの迷光の出射等を阻止する見切りとして機能する。
フレーム50では、4つの側板部(第1側板部53、第2側板部54、第3側板部55、および第4側板部56)のうち、第1側板部53には凸形状の開口部530が形成されており、第1側板部53は、開口部530を囲む矩形枠状に形成されている。開口部530は、液晶パネル40Bをフレーム50の内部に挿入するためのパネル挿入用開口部501として利用される。また、開口部530は、液晶パネル40Bにおいて素子基板40eの端部に接続されたフレキシブル配線基板40iをフレーム50の内部から外部に引き出すための配線部材引出用開口部としても利用されている。
また、第1側板部53の内周縁には、液晶パネル40Bの厚さ方向の略中央位置で内側に向けて突出する凸部536、537が形成されている。
また、フレーム50において前板部52の外面は、図4を参照して説明した偏光板61Bを介してプリズムユニット20と固着される固着面として利用され、フレーム50において後板部51の外面は、図4を参照して説明した偏光板60Bと固着される固着面として利用される。それ故、電気光学モジュール10Bと偏光板60B、61B等の他の部材との固着が容易である。
かかる構成のフレーム50は、例えば、アルミニウムやSUS等からなる1枚の金属板を折り曲げて形成したものであり、フレーム50は、全体が同一材料からなる。なお、フレーム50については、複数の金属板を折り曲げた後、接合することによっても形成でき、かかる構成の場合も、フレーム50は、全体が同一材料からなる。
(電気光学モジュール10Bの製造方法)
このように構成したフレーム50を用いて電気光学モジュール10Bを構成するには、矢印Sで示すように、液晶パネル40Bにおいてフレキシブル配線基板40iが接続されている側とは反対側の側端部を先頭に液晶パネル40Bをパネル挿入用開口部501からフレーム50の内部に挿入する。その際、液晶パネル40Bは、素子基板40eおよび防塵ガラス40gが、パネル挿入用開口部501のうち、前板部52が位置する側を通過する。また、液晶パネル40Bは、対向基板40fおよび防塵ガラス40hが、パネル挿入用開口部501のうち、凸部536、537が形成されている部分、および凸部536、537より前板部52が位置する。
しかる後には、フレーム50に液晶パネル40Bを光硬化性の接着材57で固定する。より具体的には、例えば、液晶パネル40Bの側端部のうち、フレキシブル配線基板40iが接続されている側とは反対側の側端部と、フレーム50の第3側板部55の内面とを接着材57により固定する。また、液晶パネル40Bの側端部のうち、フレキシブル配線基板40iが接続されている側の側端部と凸部536、537との間でも、接着材57による接着を行う。
(電気光学モジュール10Bの構成)
このようにして液晶パネル40Bをフレーム50の内部に固定して電気光学モジュール10Bを構成した状態において、フレーム50の前板部52に形成された光出射窓520は液晶パネル40Bの画像表示領域に重なり、光入射窓510は液晶パネル40Bの画像表示領域に重なる。従って、液晶パネル40Bは、光入射窓510から入射した光を変調した後、光出射窓520から出射可能である。ここで、前板部52は、光出射窓520の周りを囲む矩形枠状に形成され、後板部51は、光入射窓510の周りを囲む矩形枠状に形成されている。
また、電気光学モジュール10Bでは、液晶パネル40Bにおいて素子基板40eが位置する側(防塵ガラス40gが位置する側)と、フレーム50の前板部52との間には隙間が形成されている。また、液晶パネル40Bにおいて対向基板40fが位置する側(防塵ガラス40hが位置する側)と、フレーム50の後板部51との間にも隙間が形成されている。
なお、図4に示す液晶パネル40R、40Gを備えた電気光学モジュール10R、10Gは、液晶パネル40Bを備えた電気光学モジュール10Bと同一の構成を有しているため、それらの説明を省略する。
(本形態の主な効果等)
以上説明したように、本形態の電気光学モジュール10Bで用いたフレーム50は、液晶パネル40Bを保持する前、予め直方体形状に形成されており、フレーム50の4つの側面のうち、1つの側面(第1側板部53)にはパネル挿入用開口部501(開口部530)が設けられている。このため、パネル挿入用開口部501からフレーム50内に液晶パネル40Bを挿入した後、液晶パネル40Bをフレーム50に固定するだけで、電気光学モジュール10Bを構成できる。従って、電気光学モジュール10Bを効率よく製造できるので、製造コストを低減することができる。また、液晶パネル40Bに接続されたフレキシブル配線基板40iについては、フレーム50の内部からパネル挿入用開口部501を通ってフレーム50の外部に容易に引き出すことができるので、フレキシブル配線基板40iの引き出しに多大な手間がかからない。それ故、電気光学モジュール10Bを効率よく製造できるので、製造コストを低減することができる。
また、フレーム50は、直方体形状に一体に形成されたものであるため、フック等を必要としない。また、フレーム50は、1枚の板状部材や、同一の材料からなる複数の板状部材を加工してなり、全体が同一材料からなる。それ故、フレーム50を安価に製造することができる。
さらに、フレーム50は、直方体形状に一体に形成されたものであるため、前板部52や後板部51の熱を側板部に効率よく伝導させることができ、放熱性に優れている。また、電気光学モジュール10Bでは、液晶パネル40Bにおいて素子基板40eが位置する側(防塵ガラス40gが位置する側)と、フレーム50の前板部52との間には隙間が形成されている。また、液晶パネル40Bにおいて対向基板40fが位置する側(防塵ガラス40hが位置する側)と、フレーム50の後板部51との間にも隙間が形成されている。さらに、第1側板部53には開口部530が形成されている。このため、本形態の電気光学モジュール10Bを、図1〜図4を参照して説明した投射型表示装置1に用いると、投射型表示装置1内の冷却空気は、開口部530からフレーム50の内部に入った後、開口部530から抜けていく。その際、開口部530からフレーム50の内部に入った冷却空気は、液晶パネル40Bにおいて素子基板40eが位置する側(防塵ガラス40gが位置する側)に接して冷却するとともに、液晶パネル40Bにおいて対向基板40fが位置する側(防塵ガラス40hが位置する側)に接して冷却する。それ故、本形態の電気光学モジュール10Bは放熱性に優れている。
なお、本形態では、フレーム50において液晶パネル40Bの側端部に対向する4つの側面の各々に側板部(第1側板部53、第2側板部54、第3側板部55、および第4側板部56)を設けたが、十分な強度さえ確保できれば、第1側板部53を設けずに開放端とすることにより、第1側板部53が設けられていた側面全体を開口部とし、かかる開口部をパネル挿入用開口部501として利用してもよい。
なお、本形態および以下に説明する形態で参照する図面においては、説明の都合上、液晶パネル40Bの厚み(光入射面から光出射面までの長さ)が厚く記載されているが、実際には、平面サイズに比べて十分薄い薄型の液晶パネルであり、開口部530の形状も液晶パネル40Bの側面側の形状に合わせて、横に細長い凸形状となっている。
[実施の形態2]
図7は、本発明の実施の形態2に係る電気光学モジュール10Bの説明図であり、図7(a)、(b)、(c)は、電気光学モジュール10Bを光入射側(対向基板40fの側)からみた斜視図、電気光学モジュール10Bを光出射側(素子基板40eの側)からみた斜視図、および平面図である。図8は、本発明の実施の形態2に係る電気光学モジュール10Bの分解斜視図であり、図8(a)、(b)は、電気光学モジュール10Bを液晶パネル40Bとフレームとに分解した様子を光入射側(対向基板40fの側)からみた分解斜視図、および電気光学モジュール10Bを液晶パネル40Bとフレームとに分解した様子を光出射側(素子基板40eの側)からみた分解斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と略同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図7および図8に示すように、本形態の電気光学モジュール10Bも、実施の形態1と同様、透過型の液晶パネル40B(光変調用の電気光学パネル)と、液晶パネル40Bの周りを囲むフレーム50とを有しており、フレーム50は、直方体形状を有している。また、本形態でも、実施の形態1と同様、フレーム50において、前板部52には、液晶パネル40Bの画像表示領域に重なる矩形の光出射窓520が形成され、後板部51には、液晶パネル40Bの画像表示領域に重なる矩形の光入射窓510が形成されている。フレーム50では、4つの側板部(第1側板部53、第2側板部54、第3側板部55、および第4側板部56)のうち、第1側板部53には凸形状の開口部530が形成されており、かかる開口部530は、液晶パネル40Bをフレーム50の内部に挿入するためのパネル挿入用開口部501として利用される。
本形態では、パネル挿入用開口部501が形成された第1側板部53に対向する第3側板部55には、スリット状の開口部550が形成されており、かかる開口部550は、液晶パネル40Bにおいて素子基板40eの端部に接続されたフレキシブル配線基板40iをフレーム50の内部から外部に引き出すための配線部材引出用開口部503として利用される。その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、それらの説明を省略する。
このように構成したフレーム50を用いて電気光学モジュール10Bを構成するには、矢印Sで示すように、液晶パネル40Bにおいてフレキシブル配線基板40iが接続されている側の側端部を先頭に液晶パネル40Bをパネル挿入用開口部501からフレーム50の内部に挿入する。その際、フレキシブル配線基板40iを第3側板部55に形成された開口部550(配線部材引出用開口部503)を通してフレーム50の外部に引き出す。しかる後には、フレーム50に液晶パネル40Bを光硬化性の接着材57で固定する。より具体的には、例えば、液晶パネル40Bの側端部のうち、フレキシブル配線基板40iが接続されている側の側端部と、フレーム50の第3側板部55の内面とを接着材57により固定する。また、液晶パネル40Bの側端部のうち、フレキシブル配線基板40iが接続されている側とは反対側の側端部と凸部536、537との間でも、接着材57による接着を行う。
以上説明したように、本形態の電気光学モジュール10Bでも、実施の形態1と同様、フレーム50は、液晶パネル40Bを保持する前、予め直方体形状に形成されており、フレーム50の4つの側面のうち、1つの側面(第1側板部53)にはパネル挿入用開口部501(開口部530)が設けられている。このため、パネル挿入用開口部501からフレーム50内に液晶パネル40Bを挿入した後、液晶パネル40Bをフレーム50に固定するだけで、電気光学モジュール10Bを構成できる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
なお、本形態では、フレーム50において液晶パネル40Bの側端部に対向する4つの側面の各々に側板部(第1側板部53、第2側板部54、第3側板部55、および第4側板部56)を設けたが、十分な強度さえ確保できれば、第1側板部53を設けずに開放端とすることにより、第1側板部53が設けられていた側面全体を開口部とし、かかる開口部をパネル挿入用開口部501として利用してもよい。
[実施の形態3]
図9は、本発明の実施の形態3に係る電気光学モジュール10Bの説明図であり、図9(a)、(b)、(c)は、電気光学モジュール10Bを光入射側(対向基板40fの側)からみた斜視図、電気光学モジュール10Bを光出射側(素子基板40eの側)からみた斜視図、および側面図である。図10は、本発明の実施の形態3に係る電気光学モジュール10Bの分解斜視図であり、図10(a)、(b)は、電気光学モジュール10Bを液晶パネル40Bとフレームとに分解した様子を光入射側(対向基板40fの側)からみた分解斜視図、および電気光学モジュール10Bを液晶パネル40Bとフレームとに分解した様子を光出射側(素子基板40eの側)からみた分解斜視図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と略同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図9および図10に示すように、本形態の電気光学モジュール10Bも、実施の形態1と同様、透過型の液晶パネル40B(光変調用の電気光学パネル)と、液晶パネル40Bの周りを囲むフレーム50とを有しており、フレーム50は、直方体形状を有している。また、本形態でも、実施の形態1と同様、フレーム50において、前板部52には、液晶パネル40Bの画像表示領域に重なる矩形の光出射窓520が形成され、後板部51には、液晶パネル40Bの画像表示領域に重なる矩形の光入射窓510が形成されている。なお、本形態の液晶パネル40Bにおいて、防塵ガラス40gと40hは、素子基板40eと対向基板40fの平面サイズよりも大きなサイズなものを使用しており、側面から見たときの形状がH形状になっている。
本形態では、フレーム50の4つの側板部(第1側板部53、第2側板部54、第3側板部55、および第4側板部56)のうち、第4側板部56にはH形状の開口部560が形成されており、かかる開口部560は、液晶パネル40Bをフレーム50の内部に挿入するためのパネル挿入用開口部501として利用される。第4側板部56の内周縁には、液晶パネル40Bの厚さ方向の略中央位置で内側に向けて突出する小さな凸部566、567が形成されている。
また、パネル挿入用開口部501が形成された第4側板部56に隣接する第3側板部55には、スリット状の開口部550が形成されており、かかる開口部550は、液晶パネル40Bにおいて素子基板40eの端部に接続されたフレキシブル配線基板40iをフレーム50の内部から外部に引き出すための配線部材引出用開口部503として利用される。
ここで、第4側板部56には、開口部560(パネル挿入用開口部501)と、第3側板部55の開口部550(配線部材引出用開口部503)とを接続する切欠き569が形成されており、開口部560(パネル挿入用開口部501)と、第3側板部55の開口部550(配線部材引出用開口部503)とは繋がっている。その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、それらの説明を省略する。
このように構成したフレーム50を用いて電気光学モジュール10Bを構成するには、矢印Sで示すように、液晶パネル40Bにおいてフレキシブル配線基板40iが接続されている側の側端部に隣接する側端部を先頭に液晶パネル40Bをパネル挿入用開口部501からフレーム50の内部に挿入する。その際、フレキシブル配線基板40iを第4側板部56の切欠き569を通して開口部550(配線部材引出用開口部503)の内部に到達させ、フレキシブル配線基板40iをフレーム50の外部に引き出す。しかる後には、フレーム50に液晶パネル40Bを接着材57で固定する。より具体的には、例えば、液晶パネル40Bの側端部のうち、フレキシブル配線基板40iが接続されている側の側端部に隣接する側端部と、フレーム50の第2側板部54の内面とを光硬化性の接着材57により固定する。また、液晶パネル40Bの側端部のうち、フレキシブル配線基板40iが接続されている側の側端部と凸部566、567との間でも、接着材57による接着を行う。
以上説明したように、本形態の電気光学モジュール10Bでも、実施の形態1と同様、フレーム50は、液晶パネル40Bを保持する前、予め直方体形状に形成されており、フレーム50の4つの側面のうち、1つの側面(第4側板部56)にはパネル挿入用開口部501(開口部560)が設けられている。このため、パネル挿入用開口部501からフレーム50内に液晶パネル40Bを挿入した後、液晶パネル40Bをフレーム50に固定するだけで、電気光学モジュール10Bを構成できる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
なお、本形態では、フレーム50において液晶パネル40Bの側端部に対向する4つの側面の各々に側板部(第1側板部53、第2側板部54、第3側板部55、および第4側板部56)を設けたが、十分な強度さえ確保できれば、第4側板部56を設けずに開放端とすることにより、第4側板部56が設けられていた側面全体を開口部とし、かかる開口部をパネル挿入用開口部501として利用してもよい。
[実施の形態4]
図11は、本発明の実施の形態4に係る電気光学モジュール10Bの説明図であり、電気光学モジュール10Bを光入射側(対向基板40fの側)からみた様子を示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と略同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図11に示すように、本形態の電気光学モジュール10Bは、実施の形態1で説明したフレーム50において、光入射窓510が形成された後板部51の外面に黒塗装等を施すことにより、後板部51の外面を光吸収性の反射防止面にしてある。このため、後板部51の光入射窓510を介して液晶パネル40Bに光を供給しようとした際に後板部51の外面に光が入射した場合でも、反射が発生しないので、迷光の発生を防止することができる。
その他の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。なお、本形態では、実施の形態1で説明したフレーム50において後板部51の外面を反射防止面にしたが、実施の形態2、3で説明したフレーム50において後板部51の外面を反射防止面にしてもよい。また、本形態では、フレーム50において後板部51の外面のみを反射防止面にしたが、前板部52の外面、フレーム50の外面全体、フレーム50の内面の一部、あるいはフレーム50の内面全体を反射防止面にしてもよい。
[実施の形態5]
図12は、本発明の実施の形態5に係る電気光学モジュール10Bの説明図であり、電気光学モジュール10Bを光入射側(対向基板40fの側)からみた様子を示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と略同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図12に示すように、本形態の電気光学モジュール10Bは、実施の形態1で説明したフレーム50において、パネル挿入用開口部501が形成されていない第2側板部54および第4側板部56に通気孔548、568が形成されている。このため、フレーム50内部の液晶パネル40Bを効率よく冷却できるという利点がある。
その他の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。なお、本形態では、実施の形態1で説明したフレーム50に通気孔548、568を設けたが、実施の形態2、3で説明したフレーム50に通気孔を設けてもよい。
[電気光学モジュールの他の実施の形態]
上記実施の形態では、フレーム50の周りやフレーム50の内部に空気が流れることにより、液晶パネルを冷却する構成であったが、液晶パネル40Bと前板部52との間や、液晶パネル40Bと後板部51との間に隙間が空いているので、かかる隙間に冷却パイプを通し、かかる冷却パイプ内に気体あるいは液体の冷媒を通す冷却方法を採用してもよい。
上記実施の形態では、液晶パネル40B単体をフレーム50の内部に設けたが、偏光板等を貼付した液晶パネル40Bをフレーム50の内部に設けて電気光学モジュール10Bを構成してもよい。
上記実施の形態では、透過型の液晶パネル40Bとフレーム50とを備えた電気光学モジュール10Bを例示したが、図13を参照して後述する投射型表示装置に用いられる反射型の液晶パネル40Bとフレーム50とを備えた電気光学モジュール10Bに本発明を適用してもよい。かかる反射型の液晶パネル40Bを備えた電気光学モジュール10Bでは、対向基板40f側から入射した光を素子基板40e側で反射して対向基板40f側から出射する。従って、上記実施の形態で説明した後板部51が「前板部」となり、かかる前板部には、光が入射する窓が形成されるとともに、かかる窓から変調した光が出射されることになる。
また、上記実施の形態では、投射型表示装置として投射像を観察する方向から投射を行う前面投射型表示装置を例示したが、投射像を観察する方向とは反対側から投射を行う背面投射型表示装置に用いる投射型表示装置に本発明を適用してもよい。
さらに、上記実施の形態では、電気光学パネルとして液晶パネルを用いたが、マイクロミラーを用いた光変調パネルを用いた電気光学モジュールに本発明を適用してもよい。
[別の投射型表示装置]
図13は、本発明を適用した別の投射型表示装置の説明図であり、本形態の投射型表示装置では、反射型の液晶パネルを備えた電気光学モジュールが用いられている。より具体的には、図13に示す投射型表示装置1000において、光源部890は、システム光軸Lに沿って光源810、インテグレーターレンズ820および偏光変換素子830が配置された偏光照明装置800を有している。また、光源部890は、システム光軸Lに沿って、偏光照明装置800から出射されたS偏光光束をS偏光光束反射面841により反射させる偏光ビームスプリッター840と、偏光ビームスプリッター840のS偏光光束反射面841から反射された光のうち、青色光(B)の成分を分離するダイクロイックミラー842と、青色光が分離された後の光束のうち、赤色光(R)の成分を反射させて分離するダイクロイックミラー843とを有している。
また、投射型表示装置1000は、各色光が入射する3つの反射型の液晶パネル40R、40G、40Bを備えており、光源部890は、3つの反射型の液晶パネル40R、40G、40Bに所定の色光を供給する。
かかる投射型表示装置1000においては、3つの液晶パネル40R、40G、40Bにて変調された光をダイクロイックミラー842、843、および偏光ビームスプリッター840にて合成した後、この合成光を投射光学系850によってスクリーン860等の被投射部材に投射する。
ここで、3つの液晶パネル40R、40G、40Bは各々、上記実施の形態で説明した構成と略同様のフレーム50に保持された電気光学モジュール10R、10G、10Bとして投射型表示装置1000に搭載されている。
[他の電子機器]
本発明を適用した電気光学モジュールについては、上記の電子機器(投射型表示装置)の他にも、携帯電話機、情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、液晶テレビ、カーナビゲーション装置、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等の電子機器において直視型表示装置として用いてもよい。この場合、電気光学モジュールに用いる電気光学パネルとしては、有機エレクトロルミネッセンス表示パネルやプラスマ表示パネルを用いてもよい。
1…投射型表示装置、1000…投射型表示装置、10R、10G、10B…電気光学モジュール、40R、40G、40B…液晶パネル、40i…フレキシブル配線基板、50…フレーム、51…後板部、52…前板部、53…第1側板部、54…第2側板部、55…第3側板部、56…第4側板部、57…接着材、501…パネル挿入用開口部、503…配線部材引出用開口部、510…光入射窓、520…光出射窓

Claims (12)

  1. 光変調用の電気光学パネルと、
    該電気光学パネルの周りを囲む直方体形状のフレームと、を有し、
    前記フレームは、前記電気光学パネルから光が出射される光出射窓を備えた前板部と、前記電気光学パネルの光出射面側とは反対側に位置する後板部と、前記電気光学パネルの側端部に対向する位置で前記前板部と前記後板部とを連結する側板部と、前記電気光学パネルの側端部に対向する4つの側面のうち、1つの側面で開口するパネル挿入用開口部と、を備えていることを特徴とする電気光学モジュール。
  2. 前記フレームは、全体が同一材料からなることを特徴とする請求項1に記載の電気光学モジュール。
  3. 前記電気光学パネルには、配線部材が接続されており、
    当該配線部材は、前記フレームの内部から前記パネル挿入用開口部を通って当該フレームの外部に引き出されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学モジュール。
  4. 前記電気光学パネルには、配線部材が接続されており、
    前記4つの側面のうち、前記パネル挿入用開口部が設けられた側面に対向する側面には、前記配線部材を前記フレームの内部から当該フレームの外部に引き出す配線部材引出用開口部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学モジュール。
  5. 前記電気光学パネルには、配線部材が接続されており、
    前記4つの側板部のうち、前記パネル挿入用開口部が設けられた側面に隣接する側面には、前記配線部材を前記フレームの内部から当該フレームの外部に引き出す配線部材引出用開口部が前記配線部材引出用開口部と繋がるように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学モジュール。
  6. 前記電気光学パネルは、接着材により前記フレームの内部に固定されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  7. 前記前板部の外側の面は、他の部材と前記フレームとを固着するための固着面になっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  8. 前記電気光学パネルと前記前板部との間、および前記電気光学パネルと前記後板部との間には、隙間が空いていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  9. 前記後板部には、前記電気光学パネルに対する光入射窓が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電気光学モジュール。
  10. 前記フレームは、少なくとも前記後板部の外面が反射防止面になっていることを特徴とする請求項9に記載の電気光学モジュール。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の電気光学モジュールを備えていることを特徴とする電子機器。
  12. 前記電気光学モジュールに供給される光を出射する光源部と、
    前記電気光学モジュールによって変調された光を投射する投射光学系と、
    を有していることを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
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