JP2012083024A - 薪ストーブ - Google Patents
薪ストーブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012083024A JP2012083024A JP2010229387A JP2010229387A JP2012083024A JP 2012083024 A JP2012083024 A JP 2012083024A JP 2010229387 A JP2010229387 A JP 2010229387A JP 2010229387 A JP2010229387 A JP 2010229387A JP 2012083024 A JP2012083024 A JP 2012083024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion chamber
- rooster
- wood
- soot
- stove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Solid-Fuel Combustion (AREA)
Abstract
【解決手段】燃焼室110の下部に外部空気導入部112Aを有し、燃焼室110の上部に煙突150を有し、燃焼室110内にロストル120が配置されてなる薪ストーブ100において、ロストル120には、上面側の一部が上方に突出した状態で燃焼室110を横断するように伸びる薪立掛部124が形成され、薪立掛部124に薪MKを立て掛けることにより、ロストル120の上面と薪MKとの間に隙間部分119が形成可能であることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
このような薪の燃焼効率を高めるための薪ストーブの構成としては、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。特許文献1に開示されている薪ストーブの構成は、燃焼室内で発生する未燃焼ガスを高効率で燃焼させるためのものである。より具体的には、燃焼室内における薪の載置部の上側中央部に向けて、斜め上方位置から外部空気を供給することを可能にした燃焼室の構成に関するものである。
しかしながら本願発明者の研究によると、薪の載置部の上側中央部に斜め上方位置から外部空気を供給したとしても、供給された外部空気はそのほとんどが炎や燃焼ガスの勢いにより燃焼室から煙突へと排出されてしまうことが明らかになった。このため、燃焼室内における未燃焼ガスを燃焼させることができたとしても、燃焼室内における薪そのものの燃焼効率はさほど向上していないことが明らかになった。
すなわち、燃焼室の下部に外部空気導入部を有し、該燃焼室の上部に煙突を有し、該燃焼室内にロストルが配置されてなる薪ストーブにおいて、前記ロストルには、上面側の一部が上方に突出した状態で前記燃焼室を横断するように伸びる薪立掛部が形成され、該薪立掛部に薪を立て掛けることにより、前記ロストルの上面と前記薪との間に隙間部分が形成可能であることを特徴とする薪ストーブである。
また、前記薪立掛部は、前記ロストルに着脱自在であることを特徴とする。これにより、薪立掛部のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
このように本実施形態においては、ロストル120とは別体の薪立掛部124の構成を示しているが、ロストル120の載置部122の一部を曲折する等して、ロストル120の載置部122の一部として通気部を有する薪立掛部124を形成した形態を採用することもできる。
このようなロストル120を燃焼室110の中に配設することにより、燃焼室110内に配設されるべき薪MKと、燃焼室110の底面との間には離間部分118が形成されることになる。この離間部分118およびロストル120自体の開口部分と、エアダクト130を利用して燃焼部分への外部空気の供給を確実におこなうことができる。
また、燃焼室110内部では薪MKの燃焼により灰が発生するが、この灰は、ロストル120および載置部122の格子間から燃焼室110の底面に落下し、大半の灰を灰排出部115に収容することができる。
図1および図2に示すように、燃焼室110を正面視した際に、燃焼室110の右下部分に外部空気導入部である脚部112Aの開口部116が配設され、燃焼室110の左上部分に煙突150が連結されている。開口部116と煙突150とは、燃焼室110の内部空間において開口部116と煙突150との2点間距離が可及的に長くなるように、開口部116は燃焼室110の手前側下部に、煙突150は燃焼室110の奥側上部に、それぞれ配設されている。
脚部112Aに内蔵されたエアダンパー140は、脚部112Aの正面側に配設されたレバー142と、レバー142に固定され、脚部112Aの内部空間内で回転可能な開閉板144とを有している。レバー142は脚部112Aを正面側から背面側に貫通しており、背面側端部はT字型をなす係止部142Aに形成されていて、係止部142Aと脚部112Aの背面側との間にはレバー142を脚部112Aの正面側から背面側に付勢する付勢ばね146が配設されている。この付勢ばね146は、レバー142を回転させる際にはレバーの滑り止め部として、レバー142の回転操作を終えた後には、レバー142の固定部としてそれぞれ機能するものである。
脚部112Aの正面側には、開閉板144による脚部112Aの内部空間の開口状態を示す目盛板114が取り付けられている(図2参照)。具体的には、開閉板144が脚部112Aの内部空間を全閉にした状態(内部空間の延長方向の軸に対して直交した状態)をMIN(0%)とし、開閉板144が脚部112Aの内部空間を全開にした状態(内部空間の延長方向の軸に対して平行な状態)をMAX(100%)とし、MIN〜MAX間において所要間隔で数値を表示したものである。脚部112の正面側にあらわれているレバー142は目盛板114の指示針としても機能する。
まず、燃焼室110に薪MKを投入する。薪MKはロストル120上面の載置部122に形成された薪立掛部124に立て掛けられる。このとき、薪立掛部124の頂上部分に薪MKの一端側を載置した後、第1の傾斜板126または第2の傾斜板128の傾斜面に沿わせるようにし、薪MKの他端部を載置部122に載置するようにすればよい。このように薪MKを燃焼室110内に立て掛けることにより、載置部122の上面と薪MKの下面との間に隙間部分119が形成される。
ここでは、一本目の薪MKを第1の傾斜板126に沿わせて載置部122と薪立掛部124に立て掛けたものとする。2本目の薪MKは、一端側を薪立掛部124の頂上部分に立て掛け、一本目の薪MKとは反対側である第2の傾斜板128の傾斜面に沿わせた後、他端側を載置部122に載置する。燃焼室110への薪MKの供給は以上の手順を繰り返し行えばよい。
載置部122に載置されたそれぞれの薪MKに対しては、薪MKが載置されていない側の載置部122が開口した状態になる。これに加え、山形形状に形成された薪立掛部124のいずれか一方の傾斜板126,128の傾斜面も開口した状態になる。また、載置部122と薪MKの間の隙間部分119も空気が流通可能になっている。
このように、燃焼室110に供給された外部空気のうち第1のエア流は、薪MKの炎に対して常に下方側および側方側から供給されることになるので、効率的に薪MKを燃焼させることができる。
これに対して燃焼室110に供給された外部空気のうち第2のエア流は、薪MKの燃焼により発生したガスのうち未燃焼成分が残っている場合において、燃焼室110内でその未燃焼ガスを燃焼させることができ好都合である。また、煙突150から煙や燃焼後ガスの排出を促進させるうえでも好適である。
また、何らかの原因により未燃焼ガスが発生した場合であっても、燃焼室110の開口部116からの外部空気の一部が煙突に向かって直接流れるようになっているから、発生した未燃焼ガスも燃焼室110の内部で燃焼させてしまうことが可能である。
そして、居室210の内部空気を薪ストーブ100の燃焼用空気として用いることがないため、居室210の酸素濃度を低下させることがなく、居室210の空気の温度のみを上昇させることもでき、冬場における居室210の空気環境を良好に維持することができる。
そして、薪立掛部124の配設箇所は、ロストル120の載置部122の横方向中央位置でなくてもよいが、薪MKを薪立掛部124の左側と右側のそれぞれに立て掛けることができる位置に配設しておくことが好ましい。
さらには、エアダンパー140の配設も省略することもできる。エアダンパー140の配設を省略しても、燃焼室110における燃焼状態に応じてエアダクト130から適宜外部空気を取り込むことは十分に可能である。このような形態は、薪ストーブ100の火力調整が不要な場合に採用することができる。
110 燃焼室
111 開閉扉(薪投入口)
112,112A 脚部
113 確認窓
114 目盛板
115 灰排出部
116 開口部
118 離間部分
119 隙間部分
120 ロストル
122 載置部
123 脚
124 薪立掛部
125 起立壁
126 第1の傾斜板
126A,128A 裾部
126B,128B 傾斜面部
126C,128C 当接部
128 第2の傾斜板
129 薪立掛板
130 エアダクト
140 エアダンパー
142 レバー
142A 係止部
144 開閉板
146 付勢ばね
150 煙突
200 住宅
210 居室
220 床下空間
230 基礎
MK 薪
Claims (7)
- 燃焼室の下部に外部空気導入部を有し、該燃焼室の上部に煙突を有し、該燃焼室内にロストルが配置されてなる薪ストーブにおいて、
前記ロストルには、上面側の一部が上方に突出した状態で前記燃焼室を横断するように伸びる薪立掛部が形成され、
該薪立掛部に薪を立て掛けることにより、前記ロストルの上面と前記薪との間に隙間部分が形成可能であることを特徴とする薪ストーブ。 - 前記薪立掛部が山形形状に形成されていて、傾斜面が通気可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の薪ストーブ。
- 前記薪立掛部は、前記ロストルの横方向中央位置に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の薪ストーブ。
- 前記薪立掛部は、前記ロストルに着脱自在であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の薪ストーブ。
- 前記ロストルは、コーナー部に脚が設けられていて、当該脚により、前記燃焼室に前記燃焼室の内底面とは所要間隔をあけた状態で配設されていることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の薪ストーブ。
- 前記ロストルは、周縁部に上方に起立する起立壁が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の薪ストーブ。
- 前記外部空気導入部には、前記燃焼室に流入させる外部空気の流量を調整するダンパーが配設されていることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項記載の薪ストーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010229387A JP2012083024A (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 薪ストーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010229387A JP2012083024A (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 薪ストーブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012083024A true JP2012083024A (ja) | 2012-04-26 |
Family
ID=46242082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010229387A Pending JP2012083024A (ja) | 2010-10-12 | 2010-10-12 | 薪ストーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012083024A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014234991A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 有限会社上原工業所 | 薪ストーブ |
JP7011359B1 (ja) * | 2021-07-13 | 2022-01-26 | 株式会社アップ総合企画 | ストーブ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62173601U (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-04 | ||
JPH0886422A (ja) * | 1994-09-19 | 1996-04-02 | Mitsuaki Matsuo | 小型簡易ゴミ焼却炉 |
JP2003262332A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-19 | Ayako Hirahara | 燃焼炉の燃焼空気自然通風供給構造 |
JP2004077060A (ja) * | 2002-08-21 | 2004-03-11 | Takeshi Fukuda | 薪ストーブ |
-
2010
- 2010-10-12 JP JP2010229387A patent/JP2012083024A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62173601U (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-04 | ||
JPH0886422A (ja) * | 1994-09-19 | 1996-04-02 | Mitsuaki Matsuo | 小型簡易ゴミ焼却炉 |
JP2003262332A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-19 | Ayako Hirahara | 燃焼炉の燃焼空気自然通風供給構造 |
JP2004077060A (ja) * | 2002-08-21 | 2004-03-11 | Takeshi Fukuda | 薪ストーブ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014234991A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 有限会社上原工業所 | 薪ストーブ |
JP7011359B1 (ja) * | 2021-07-13 | 2022-01-26 | 株式会社アップ総合企画 | ストーブ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9651262B1 (en) | Low emission woodstove | |
JP2007285660A (ja) | 薪ストーブ | |
JP2016205795A (ja) | 薪ストーブ | |
JP2012083024A (ja) | 薪ストーブ | |
KR20100137897A (ko) | 연기 발생이 없는 화목 연소장치 | |
JP2015036613A (ja) | 携帯型固形燃料燃焼器 | |
KR20130052235A (ko) | 상하연소 방식의 화목보일러 | |
KR101117434B1 (ko) | 우드 펠릿 원적외선 히터 | |
JP2010160767A (ja) | 煙感知器の試験設備及びそのための装置 | |
US7509954B2 (en) | Residential fireplace insert | |
KR101700336B1 (ko) | 화목보일러용 화구조립체 | |
JP2004061102A (ja) | ゴミ焼却機 | |
JP2010160768A (ja) | 煙感知器の試験設備の制御方法 | |
KR100765810B1 (ko) | 다목적 보일러 | |
KR101379312B1 (ko) | 무동력 펠릿 연소장치 | |
RU34697U1 (ru) | Конвекционно-излучающая пламенная печь | |
KR101089622B1 (ko) | 하향 연소식 고체 연료 보일러 | |
JP2009019846A (ja) | 燃焼器具 | |
JP2012145324A (ja) | 薪ストーブ | |
CN202993218U (zh) | 火化场用焚烧炉 | |
CN208074994U (zh) | 用于柴煤气化炉的可拆卸式回风排烟装置 | |
JP6032653B2 (ja) | ロストル及び薪ストーブ | |
JP5783362B2 (ja) | 自然吸気燃焼装置 | |
JP2010230186A (ja) | ペレットストーブ及びそれに用いる薪用燃焼ケース | |
NO20074003L (no) | Innsats for vedovn |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20121113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130213 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20130219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130226 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130709 |