JP2012082833A - 圧力バランスされたエンジンバルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力バランスされたバルブの開き圧力及び力を軽減する手段を提供する。
【解決手段】エンジンバルブ28、及びバルブのステム30のバランスピストン44であって、該バランスピストン44と共にバランス室50を画成しているバランスシリンダー12内で可動であり、該バランス室50は、第一制御バルブ54によって制御される第一バランスポート52を介して通路に流体的に連絡し、且つ、該バランス室50は、第二制御バルブ58によって制御される第二バランスポート56を介して低圧力源に流体的に連絡しているバランスピストン44、を備え、エンジンバルブ28のヘッド26がバルブシート22から係合解除されているとき、第一制御バルブ54が閉じられ、第二制御バルブ58が開かれるように構成され、エンジンバルブ28のヘッド26がバルブシート22に係合されているとき、第一制御バルブ54が開かれ、第二制御バルブ58が閉じられる。
【選択図】図2
【解決手段】エンジンバルブ28、及びバルブのステム30のバランスピストン44であって、該バランスピストン44と共にバランス室50を画成しているバランスシリンダー12内で可動であり、該バランス室50は、第一制御バルブ54によって制御される第一バランスポート52を介して通路に流体的に連絡し、且つ、該バランス室50は、第二制御バルブ58によって制御される第二バランスポート56を介して低圧力源に流体的に連絡しているバランスピストン44、を備え、エンジンバルブ28のヘッド26がバルブシート22から係合解除されているとき、第一制御バルブ54が閉じられ、第二制御バルブ58が開かれるように構成され、エンジンバルブ28のヘッド26がバルブシート22に係合されているとき、第一制御バルブ54が開かれ、第二制御バルブ58が閉じられる。
【選択図】図2
Description
[関連出願の相互参照]
本出願は、2007年8月13日に出願された米国暫定特許出願第60/964525の利益を主張する。
本出願は、2007年8月13日に出願された米国暫定特許出願第60/964525の利益を主張する。
本発明は、エンジンのためのバランスされたバルブに関する。特に、限定されないが、分割サイクルエンジンのクロスオーバー通路と膨張シリンダーとの間で用いるためのバランスされたバルブに関する。
本出願において使われる用語「分割サイクルエンジン」は、まだエンジン技術の当業者に普通に知られている固定的な意味を受けていないかもしれない。従って、明確化の目的のために、先行技術に開示されたエンジンに適用され、及び本出願に言及されるように、用語「分割サイクルエンジン」について、以下の定義が提供される。
ここに言及される分割サイクルエンジンは、
クランクシャフト軸線の回りに回転可能なクランクシャフト、
膨張シリンダー内に摺動可能に収容された膨張(動力)ピストンであって、クランクシャフトの単一の回転の間に膨張行程及び排気行程を通して往復動するようにクランクシャフトに作用的に連結された膨張ピストン、
圧縮シリンダー内に摺動可能に収容された圧縮ピストンであって、クランクシャフトの単一の回転の間に吸気行程及び圧縮行程を通して往復動するようにクランクシャフトに作用的に連結された圧縮ピストン、及び
圧縮シリンダー及び膨張シリンダーを相互に連結するクロスオーバー通路であって、間に圧力チャンバーを画成するクロスオーバー圧縮(XovrC)バルブ及びクロスオーバー膨張(XovrE)バルブを含むクロスオーバー通路
を備える。
クランクシャフト軸線の回りに回転可能なクランクシャフト、
膨張シリンダー内に摺動可能に収容された膨張(動力)ピストンであって、クランクシャフトの単一の回転の間に膨張行程及び排気行程を通して往復動するようにクランクシャフトに作用的に連結された膨張ピストン、
圧縮シリンダー内に摺動可能に収容された圧縮ピストンであって、クランクシャフトの単一の回転の間に吸気行程及び圧縮行程を通して往復動するようにクランクシャフトに作用的に連結された圧縮ピストン、及び
圧縮シリンダー及び膨張シリンダーを相互に連結するクロスオーバー通路であって、間に圧力チャンバーを画成するクロスオーバー圧縮(XovrC)バルブ及びクロスオーバー膨張(XovrE)バルブを含むクロスオーバー通路
を備える。
先行技術を参照するに、図1は、加圧クロスオーバー通路4によって連絡される別の圧縮2及び膨張3(燃焼)シリンダーを有する分割サイクルエンジン1を示す。他の例は、2001年7月20日に出願され、本発明の譲受人に譲渡され、且つ参照することによりその全体が本明細書に含まれる特許文献1(Scuderi)に開示されている。図1(特許文献1と共に)は、圧縮シリンダーの吸入バルブ5、XovrEバルブ6及び排気バルブ7のための内開きポペットバルブを示している。XovrCバルブ8は、逆止め弁として示されているが、開かれる際にピストンの方に移動する他のバルブと同様な内開きポペットバルブを含む、他の適切なタイプであってもよい。
本発明は、例えばXovrC及びXovrEバルブとして、且つ他用途のために、分割サイクルエンジンのシリンダーの1つ以上の場所で用いられ得る外開きの圧力バランスされたバルブの種々の実施形態を提供する。外開きバルブは、開かれる際に、ピストン及び/又はシリンダーから離れて移動する。分割サイクルエンジンにおいて、それらは、ピストンとヘッドのすきま容積を軽減することによって、圧縮及び膨張比を最大にすることを支援できる。特定の実施形態において、圧力バランスされたバルブは、バルブを動作させるのに必要とされる力、特にクロスオーバー通路の圧力が高くて圧縮又は膨張シリンダーの圧力が低いときの最初に開けるのに克服されねばならない、ほんの少しの開き圧力及び力を軽減する手段を提供する。
本発明によれば、分割サイクルエンジンは、クランクシャフト軸線の回りに回転可能なクランクシャフトを含む。圧縮ピストンは、圧縮シリンダー内に摺動可能に収容され、クランクシャフトの単一の回転の間に吸気行程及び圧縮行程を通して往復動するようにクランクシャフトに作用的に連結される。膨張ピストンは、膨張シリンダー内に摺動可能に収容され、クランクシャフトの単一の回転の間に膨張行程及び排気行程を通して往復動するようにクランクシャフトに作用的に連結される。クロスオーバー通路は、圧縮シリンダー及び膨張シリンダーを相互に連結する。クロスオーバー通路は、間に圧力チャンバーを画成するクロスオーバー圧縮(XovrC)バルブ及びクロスオーバー膨張(XovrE)バルブを含む。XovrCバルブ及びXovrEバルブの少なくとも1つは、バランスされたバルブである。流体圧平衡器は、バルブに対して作用する流体圧を、開及び閉の両方向においてバランスさせ、バルブを動作させるのに必要とされる力を軽減するために、バルブを付勢する。
下記の例示的な実施形態において、本発明は、分割サイクルエンジンのクロスオーバー通路から膨張シリンダーの中に充填空気及び/又は燃料の流れのタイミングを制御する外開きXovrEバルブを含む。
図2と図3を参照するに、第一の例示的な実施形態は、カムとロッカー機構によって動作されて、バルブステムの端部に取り付けられた円板状ポペットヘッドを有する、ばねで着座されたポペットバルブを含む。バルブヘッドは、上及び下表面(面)を有する。上表面は、クロスオーバー通路の中に面しているので内面とも呼ばれ、下表面は、クロスオーバー通路から見て外方に面して、クロスオーバー通路の外に配置されているので外面とも呼ばれる。さらに、バランスピストンは、ポペットバルブのステムの中央部分に取付けられ、ポペットバルブ組立体を形成する。バランスピストンは、バルブの開きの前に、ポペットヘッドバルブの上表面(面)に対するクロスオーバー通路の圧力をバランスさせるために、クロスオーバー通路の圧力がバランスピストンの下のバランス室の中に入るように、タイミングバルブによって制御され、囲まれたバランス室内で往復可能である。開きの後、バランス室はクロスオーバー通路から遮断され、バランス圧力が大気に排気される。その後、ポペットバルブは、バルブが開かれているとき、ヘッドの両方の側においての等しい圧力によってバランスされる。
図4と図5を参照するに、第二の例示的な実施形態は、移転された空気ばねが第一の実施形態のコイルばねと置替えられたことを除いて、第一と同様である。しかし、望むなら、他のタイプのばね及び着座装置が、この実施形態の変形において用いられてもよい。
図6ないし8を参照するに、第三の実施形態は、カムとロッカー機構によって動作される、バルブステムの端部に取り付けられた円柱状ピストンヘッドを有する、ばねで着座されたピストンバルブ(ピストンバルブ組立体)を含む。ピストンヘッドは、ヘッドと凹所の端部の間にバランス室を形成する円柱状凹所に収容される。ピストンヘッドは、第一の実施形態のポペットバルブヘッド及びバランスピストンと置替えられたものである。制御バルブは、開きの前に、凹所の圧力を通気する。ポペットバルブのポペットヘッドと全く対照的に、ピストンヘッドは、クロスオーバー通路の圧力がピストンヘッドの一様な円柱状体の周りに半径方向にのみかけられるので、最初に開けられるときの過剰な少開き力を受けない。開きの後、制御バルブは、ピストンヘッドの下面に作用するクロスオーバー通路の圧力をバランスさせるために、クロスオーバー通路の圧力をバランス室に連絡する。
図9ないし11を参照するに、第四の実施形態は、代替のバランスされたピストンバルブ動作装置、例えば、電気式、液圧式、空気圧式、又は機械式の動作装置が用いられるという点で第三の実施形態と異なっている。さらに、ピストンバルブヘッド及びエンジン内の制御ポートは、バランス室にクロスオーバー通路の圧力の進入及び通気の制御において、制御バルブと置替わっている。
図12ないし14を参照するに、第五の実施形態においては、バランスピストン及びポペットヘッドバルブが第三の実施形態のピストンヘッドと置替えられている。制御バルブは、ポペットバルブが開かれた及び開き始めているとき、バランスピストンの下表面及びポペットバルブヘッドの上表面の両方に作用するクロスオーバー通路の圧力の作用を無効にするために、バランスピストンの上のバランス室を通気する。制御バルブは、ポペットバルブが完全に開かれているとき、ポペットバルブヘッドの下表面に作用するクロスオーバー通路の圧力をバランスさせるために、バランス室をクロスオーバー通路に開放する。
図15ないし17を参照するに、第六の実施形態においては、バランスピストン及びバルブステムのポペットヘッドバルブが第四の実施形態のピストンヘッドと置替えられている。バランスピストン及びエンジン内のポートは、第四の実施形態のポートと同様に動作する。機械的なカム、ロッカーアーム及びばね動作機構が示されているが、他の適切な動作機構に置替えられてもよい。
図18ないし22を参照するに、第七の実施形態は、ポペットバルブ組立体(バランスピストンと組み合わせられ、ポペットバルブ及びステムを有するポペットバルブ)又はピストンバルブを用い得るいくつかの変形例を開示するが、ポペットバルブ組立体のみが示されている。変形例の全ては、膨張シリンダーの燃焼室とバランスピストンの上に位置されたバランス室との間に流体の連絡を提供する、エンジン内に配置されたバランスポートという共通点の特徴を含んでいる。
図18を参照するに、第一の変形例においては、バランスポートは常に開かれている。ポペットバルブ組立体は、開又は閉位置にあるとき、バランスされたままである。如何なる適切なバランスバルブ動作の形式が利用されてもよい。
図19を参照するに、第二の変形例においては、バランスポートは、燃焼中にバランス室内への気体の流れを防ぐために、燃焼中に閉じられてもよい制御バルブを含む。
図20ないし22を参照するに、第三の変形例においては、第一のバランスポートが、クロスオーバー通路とバランス室の間に配置されている。第一及び第二の変形例のポートと同様な第二のバランスポートが、燃焼(膨張)室とバランス室の間に配置されている。制御バルブは、エンジンピストンの排気行程中、及びエンジンバルブの最初の開き(ほんの少しの開き)の間に、第一のバランスポートを閉じて、第二のバランスポートを開ける。制御バルブは、上死点又はその近傍、及び燃焼と膨張行程中に、第一のバランスポートを開き、第二のバランスポートを閉じる。
従って、エンジンの排気行程中及びポペットバルブがほんの少し開かれるときに、ポペットバルブ組立体は、バルブヘッド及びバランスピストンの内面のクロスオーバー通路の圧力、及びそれらの外面の排気圧力によってバランスされている。これにより、ポペットバルブの開きは、高くて、バランスされていないほんの少し開き圧力によっては妨げられない。ポペットバルブが完全に開かれているとき、クロスオーバー通路の圧力は、バランスピストン及びバルブヘッドの内及び外面の両方に連絡している。それによって、バルブ組立体の圧力が完全にバランスされている。膨張行程中でポペットバルブが閉じられているとき、バランス室内のクロスオーバー通路の圧力は、燃焼中に、ポペットバルブを閉じたままに保持することを支援している。機械的なバルブ動作が示されているが、如何なる適切なバルブ動作の形式が利用されてもよい。
図23を参照するに、第八の実施形態においては、バランスポートは、バランスポートが別にエンジンに組み込まれた第七実施形態とは違って、ポペットバルブ組立体自体に一体的に組み込まれている。特に、バランスポートは、膨張(燃焼)室から、バルブヘッドの中心を通って、バルブステム内に軸線方向に延びている。ポートは、クロスオーバー通路を越えて続き、バルブステム内の横開口によってバランス室に連絡されている。従って、バランスポートは、バランス室及び膨張室の圧力を常に等しくする傾向にある。第八の実施形態は、ポペットバルブ組立体のみを示しているが、ピストンバルブ組立体が利用されてもよい。
これらと本発明の他の特徴及び利点は、添付図面と共になされる下記の発明の詳細な説明によって、もっと十分に理解されるであろう。
まず、図2と図3を参照するに、数字10は、例えば、前に記した特許文献1に示されたタイプの分割サイクルエンジンの関連する部分の第一実施形態を概括的に指示している。例示的なエンジン10は、概略的に示され、全体的な構造についてはそれにより限定されない。本明細書の種々の実施形態において、同一の参照番号は同一、又は同様な構成要素を指示する。
エンジン10は燃焼(膨張)シリンダー12を含んでいる。シリンダー12において、動力(膨張)ピストン14とコネクティングロッド16がクランクシャフトのような出力部材(不図示)に往復的に連結されている。ピストン14とシリンダー12の閉端18の間にある可変容積部は燃焼(膨張)室20を形成している。燃焼室はバルブシート22の開口を通してクロスオーバー通路24に連絡している。クロスオーバー通路24は、燃焼室20に配送するため、圧縮シリンダー(不図示)からの加圧空気を貯留し、且つ運ぶ。クロスオーバー通路24は可変で高い圧力に維持されてもよい。
本発明によれば、バルブシート22は、ステム30を有する外開きポペットバルブ28の円板状ポペットヘッド26と係合するように外向きに角度付けられる。ポペットヘッド26は、クロスオーバー通路24の中で往復することが可能で、燃焼室20へのアクセスを支配している。ヘッド26がバルブシート22に着座されたとき、燃焼室20への空気及び/又は燃料の流れを遮断している。バルブヘッド26は上表面(面)61と下表面(面)62を含んでいる。上表面61は、クロスオーバー通路24の中に面しているので内面とも呼ばれる。一方、下表面62は、クロスオーバー通路24から見て外方に面して、クロスオーバー通路24の外に配置されているので外面とも呼ばれる。
要求どおりに、ポペットバルブ28は、所望の機械式、電気式、液圧式、空気圧式、又はそれらの組み合わせの適切な動作機構32により動作される。カムシャフト35に担持され、バルブステム30の動作フィッティング38に係合している旋回可能ロッカーアーム36を駆動するカム34によるバルブ動作機構32が図2及び図3に表されている。動作フィッティング38はまた、エンジンの固定部材42に係合し、バルブ28を閉方向に付勢しているバルブばね40のリテーナーとしても機能する。
バランスピストン44(例えば、流体圧平衡器)がバルブヘッド26と動作フィッティング38の間でバルブステム30に担持されている。バルブヘッド26、ステム30及びバランスピストン44をポペットバルブ組立体46と言う。バランスピストン44は、クロスオーバー通路24の上方に離間なエンジンの囲まれた別のバランスシリンダー48内で往復可能である。バランスピストン44の下方のバランスシリンダー48の部分をバランス室50と言う。バランス室50は、第一制御ルバルブ54(V1)、例えば、電磁弁又は他の適切なバルブによって制御される第一バランスポート52を介して、クロスオーバー通路24に連絡している。第二制御バルブ58(V2)によって制御される第二バランスポート56がバランス室50を外部の大気圧に連絡させている。ポペットバルブ組立体46、動作機構32、及び関連しているバランス室50とポート52、56、とバルブ54(V1)及び58(V2)とをバランスされたバルブ装置60と言う。
図面の図2はポペット組立体46が開いているときの装置60の位置を示している。加圧空気の充填物がバルブシート22を通して燃焼室20に強制されつつ、エンジンの動力ピストン14が下降し始めている。バルブヘッド26は、その上面61と下面62がクロスオーバー通路の圧力にさらされているので、第一制御バルブ54(V1)は閉じられ、第二制御バルブ58(V2)は開かれ、バランス室50が大気圧に通気されている。
図3はポペット組立体46が閉じているときの装置60の位置を示している。第二制御バルブ58(V2)は閉じられ、第一制御バルブ(V1)が開かれていて、バルブヘッド26のクロスオーバー圧力がバランスされるように、クロスオーバー通路の圧力をバランス室50に供給している。従って、必要となるバルブヘッド26を(最初に)ほんの少し開けるために動作機構32によってかけられる開き力が軽減される。
図面の図4と図5は、図2と図3の第一実施形態と同様なエンジン68及びバランスされたバルブ装置70の第二実施形態を示している。第二実施形態のバランスされたバルブ装置70は、図2と図3に示されたコイルばねの代わりの空気ばね74(バルブ動作機構72の中)に代わったという点で、第一実施形態のバランスされたバルブ装置60と異なっている。空気ばね74はまた、カム34とロッカーアーム36との係合位置の真反対でロッカーアーム36と係合するように移動されているが、機能は同じである。望むなら、本発明のバランスされたバルブ組立体46を動作させるのに他の適切なばね又は動作機構を用いられ得ることが理解されるべきである。さらに、他のばねに代えて、空気ばねは、どのような機械的な動作機構にでも使うことができる。
図6、図7及び図8は、バランスされたバルブ装置80を有するエンジン78の第三実施形態を示す。バルブ装置80は、ステム83に取付けられている円柱状ピストンヘッド82を有するピストンバルブ(ピストンバルブ組立体)84を含んでいる。ピストンバルブ84が第一実施形態のポペットバルブ組立体46と置替えられている。機械的な動作機構32を有するピストンバルブ84が示されているが、それに限定されない。ピストンバルブ84は、クロスオーバー通路24に開放されているがピストンヘッド82によってクロスオーバー通路24から分離されている円柱状凹所86の中で往復することが可能である。
ピストンヘッド82は、その質量を最小限にするために空洞であってもよい。ピストンヘッド82の下周辺の面取り88は、バルブシート22に着座するように適合されている。ピストンヘッド82の上部(内面)90と凹所86の端部92はバランス室94(例えば、流体圧平衡器)を形成している。第一制御バルブ98(V1)によって制御される第一バランスポート96は、バランス室94をクロスオーバー通路24に連絡させている。第二制御バルブ102(V2)によって制御される第二バランスポート100は、バランス室を大気圧に連絡させている。
運転においては、エンジンの動力ピストン14が排気行程中に上昇し、且つ排気バルブ(不図示)を通して排気しているとき、ピストンバルブ84は閉じられている(バルブシートに着座されている)。ピストンバルブ84が着座されているとき、クロスオーバー通路24の圧力はピストンヘッド82の円柱状の外表面の半径方向にのみ作用し得る。ピストンヘッド82を作用しているクロスオーバー通路24の圧力に対して垂直方向の成分がないので、クロスオーバー通路の圧力は、ヘッドを最初に開けるのに克服されねばならないほんの少しの開き力に寄与しない。
動力ピストン14の排気行程中にも、バルブ98(V1)は閉じられ、バルブ102(V2)が開かれている。かくて、バランス室94の大気圧は、エンジンの燃焼室20の排気圧力に基本的にバランスしている。従って、図6に示されるように、ピストンヘッド84がほんの少し開けられた(開き始める)ときは、動作機構32は、ばね40の着座させる力のみを克服することによってピストンバルブ84を開けることができる。
図7に示されるように、ピストンバルブ84が完全に開かれているとき、クロスオーバー通路の圧力は、ピストンヘッド82の底(外面)106に対して作用している。かくて、クロスオーバー通路の圧力をバランス室94に導くために、バルブ98(V1)は開けられ、バルブ102(V2)が閉じられている。その後、ピストンバルブ84の圧力は、図8に示されるように、バルブばね40によってピストンバルブが閉じられるまで、バランスされたままである。これは、クロスオーバー通路の圧力がバランス室94内に維持されつつ、燃焼行程及び膨張行程中に継続し、燃焼及び膨張の圧力に対抗してピストンバルブ84を閉じたままに保持するべくバルブばね40を支援している。
次の排気行程中には、ピストンバルブ84が、図6に示されるように、再び、ほんの少し開けられて、サイクルが繰り返される。
図9、図10及び図11は、図6、図7及び図8の第三実施形態と同様に、エンジン108及びバランスされた装置110の第四実施形態を示している。これらは、代替のバルブ動作機構114が、電磁式、空気圧式、液圧式、機械式、又はそれらの組み合わせのような概略的に示された適切なタイプの代表として示されているという点で異なっている。ピストンバルブ116は、ステム117と変更されたピストンヘッド119を有する。ピストンバルブ116は、バランス室94を画成している円柱状凹所124に配置されている。バランス室94の圧力は、バランスポート118(P1)、120(P2)及び122(P3)によって制御される。
ポートP1とポートP2は、エンジン108及びピストンヘッド109それぞれに配置され、クロスオーバー通路24の圧力をバランス室94に連絡するために、ピストンバルブ116が完全に開かれているときに連絡する。このとき、エンジン108に配置されているポートP3は、図10に示されるように、ピストンヘッド119によって遮断され、バランス室の圧力を維持している。ピストンバルブが完全に閉じられているとき(図11)又はほんの少し開かれているとき(図9)は、ポートP1及びポートP2がずれて、クロスオーバー通路24からの流れを阻止する一方、ポートP3は開かれていてバランス室94を大気圧に通気させている。ポートP1及びP2の配列は、より長い「バランスされた期間」を有するためにポートP1、P2がより早く接続し、より遅く断絶するように、変更されてもよい。
図12、13及び14は、バルブ動作機構32によって開閉されるポペットバルブ組立体132を含んでいるバランスされたバルブ装置130を有するエンジン128の第五実施形態を示している。バルブ動作機構32は機械式であるが、それには限定されない。
ポペットバルブ組立体132は、バルブステム135の下端に配置されているポペットヘッド134を有するポペットバルブ133を含んでいる。ポペットバルブ組立体132は、ポペットバルブ133のステム135の中央部分に取付けられているバランスピストン136も含んでいる。バランスピストン136は、下表面(面)131と上表面(面)137を有する。下表面131はクロスオーバー通路24の中に面しているので内面とも呼ばれ、上表面137はクロスオーバー通路24から見て外方に面して、クロスオーバー通路24の外に配置されているので外面とも呼ばれる。
バランス室94、バランスポート96、100、及び制御バルブ98、102は、同一の参照番号を有する前述の構成要素と同様で、同様に動作する。依って、動力ピストン14の排気行程中には、バルブ98(V1)は閉じられ、バルブ102(V2)が開かれている。かくて、バランス室94の大気圧は、燃焼室20の排気圧力と基本的にバランスしている。さらに、ポペットヘッド134の上表面(内面)129に下方向に作用しているクロスオーバー通路24の圧力の垂直方向の成分は、バランスピストン136の下表面(内面)131に上方向に作用している同じクロスオーバー通路の圧力によってバランスされている。従って、図12に示されているように、ポペットバルブ組立体132がほんの少し開けられた(開き始める)ときは、動作機構32は、ばね40の着座力のみを克服することによって、ポペットバルブ組立体132を開けることができる。
図13に示されるように、ポペットバルブ組立体132が完全に開かれているとき、クロスオーバー通路の圧力は、ポペットヘッド134の下表面(外面)139に対抗して上方向に作用している。従って、クロスオーバー通路の圧力をバランス室94に、且つバランスピストン136の上表面(外面)に対抗して下方向に導くために、バルブ98(V1)は開かれ、バルブ102(V2)が閉じられている。次に、ポペットバルブ組立体132への圧力は、図14に示されるように、バルブばね40によってポペットバルブ組立体132が完全に閉じられるまで、バランスされたままである。これは、クロスオーバー通路の圧力がバランス室94に維持されつつ、燃焼及び膨張行程中に継続して、燃焼及び膨張の圧力に対抗してポペットバルブ組立体132を閉じたままに保持するべくバルブばね40を支援している。
次の膨張行程中には、ポペットバルブ組立体132が図12に示されているように、再び、ほんの少し開けられて、サイクルが繰り返される。
図15、16及び17は、バルブ動作機構32によって開閉されるポペットバルブ組立体142を含んでいるバランスされたバルブ装置140を有するエンジン138の第六実施形態を示している。バルブ動作機構32は機械式であるが、それには限定されない。
ポペットバルブ組立体142は、バルブステム145の下端に配置されているポペットヘッド141を有するポペットバルブ143を含んでいる。ポペットバルブ組立体142は、ポペットバルブ143のステム145の中央部分に取付けられているバランスピストン144も含んでいる。
バランスピストン144に配置されているポート120(P2)及びエンジン138に配置されているポート118(P1)、122(P3)は、同一の参照番号を有する前述の構成要素と同様で、同様に動作する。かくて、ポートP1とポートP2は、クロスオーバー通路24の圧力をバランス室94に連絡するため、ポペットバルブ組立体142が完全に開かれているときに連絡する。このとき、エンジン138に配置されているポートP3は、図16に示されるように、バランスピストン119によって遮断され、バランス室の圧力を維持している。ポペットバルブ組立体142が完全に閉じられているとき(図17)又はほんの少し開かれているとき(図15)は、ポートP1及びポートP2がずれて、クロスオーバー通路24からの流れを阻止する一方、ポートP3は開かれていてバランス室94を大気圧に通気させている。クロスオーバー通路の圧力は、ポペットヘッド141とバランスピストン144のそれぞれの内面146と147に対抗して常にバランスされている。
図18ないし22を参照するに、本発明の第七実施形態は、3つの変形例を含んでいる。この変形例の全ては、エンジン148の燃焼室20とバランス室94の間に流体の連絡を提供する、エンジン148に配置されたバランスポート152があるという共通の特徴を共有している。全ての変形例はポペットバルブ組立体149を示しているが、1つのピストンバルブ(例えば、第三実施形態のピストンバルブ84)が用いられてもよいことに注目すべきである。
図18は、第一の変形例を示している。第一の変形例のエンジン148は、ポペットバルブ組立体149を備えるバランスされたバルブ装置150を含んでいる。ポペットバルブ組立体149は、別のポペットヘッド157とバランスピストン159を有するポペットバルブ155を含んでいる。ポペットヘッド157とバランスピストン159は、内面151及び153をそれぞれ含んでいる。内面151、153の両方は、ロスオーバー通路24に開放されている。ポペットバルブ155が閉じられているとき、バルブヘッド157はバルブシート22に着座され、クロスオーバー通路24をエンジンの燃焼室20から分離している。バランスピストン159は、円柱状凹所86の端部92を備えるバランス室94を形成している。
第一の変形例においては、エンジン中のバランスポート152は、バランス室94と膨張シリンダー内の燃焼室20の間に流体の連絡を提供する。ポート152は、ポペットヘッド157の外面160とバランスピストン159の外面161との両方で燃焼室の圧力にバランスさせるために、常に開かれている。さらに、ポペットヘッド157の内面151に対するクロスオーバー通路24の圧力の下方向への垂直成分は、バランスピストン159の内面153に対するクロスオーバー通路の圧力の上方向への垂直成分に対抗して常にバランスされている。
ポペットバルブ155が開かれたとき、圧力は、全ての面151、153、160及び161で等しくなる傾向にある。ポペットバルブ155は、一般的なバルブ動作機構114によって開閉される。
図19は、第二の変形例を示している。第二の変形例は、ポート152内に制御バルブ154を含んでいる。バルブ154は、燃焼生成物によって室が汚れることを避け、且つ燃焼過程においての圧縮比を軽減するために、燃焼室20内の燃焼中には、閉じられてもよい。
図20、21及び22は、第三の変形例を示している。第三の変形例は、バランスポート152及び制御バルブ154が維持され、他の制御バルブ158(V1)によって制御される追加のバランスポート156がクロスオーバー通路24とバランス室94の間に加えられている。制御バルブ154はV2と呼ばれている。バルブV1(158)は、動力ピストン14の排気行程中及びエンジンポペットバルブ155がほんの少し開けられた(最初に開けられた)ときに、閉じられる。しかし、制御バルブV1(158)は、動力ピストン14の上死点又はその近傍、及び膨張行程中に開かれる。バルブV2(154)は、膨張行程中及びポペットバルブがほんの少し開けられているとき開かれるが、ポペットバルブ155が完全に開かれているとき及び膨張行程中には閉じられる。
結果は、第五実施形態の結果と同様である。ポペットバルブ155は、動力ピストン14の排気行程中及びそれがほんの少し開けられているとき(すなわち、ポペットバルブの開き始め)に、圧力がバランスされている。これらの期間に、バランス室94の圧力は、エンジンの燃焼室20の圧力に基本的にバランスされている。さらに、ポペットヘッドの上表面(内面)に下方向に作用するクロスオーバー通路24の圧力の垂直成分は、バランスピストンの下表面(内面)に上方向に作用する同じクロスオーバー通路の圧力によってバランスされている。バルブ155は、クロスオーバー通路24の圧力を燃焼室20に充填する間にバランスされたままである。この期間に、クロスオーバー通路24の圧力は、バルブヘッドの底表面(外面)に対して上方向に作用し、バランス室94内の同じ圧力はバランスピストンの上表面(外面)に対して下方向に作用している。クロスオーバー通路24の圧力は、燃焼室20内で燃焼の圧力を維持することを支援する。バルブ155が閉じた後の膨張行程を通して、バランス室94内に残存している。
図23は、第八実施形態を示している。第八実施形態のエンジン168は、一般的な動作機構114によって動作されるポペットバルブ組立体172を有するバランスされた装置170を含んでいる。製造を簡略化するため、第八実施形態は、バランスポートが別にエンジンに組み込まれた第七実施形態とは違って、ポペットバルブ組立体に一体的に組み込まれたバランスポート178を含んでいる。本実施形態はポペットバルブ組立体172を示しているが、内部のバランスポートを備える1つのピストンバルブ(ピストンバルブ84と同様)が用いられてもよいことに注目すべきである。
ポペットバルブ組立体172は、バルブステム176の下端に取付けられている概ね円板状のポペットヘッド174を有するポペットバルブ173を含んでいる。ポペットバルブ組立体172はほか、ステム176の中央部に取付けられているバランスピストン170も含んでいる。バランスピストン175は、円柱状凹所177内で往復し、バランスピストン175の上のバランス室182を画成している。
ポペットバルブ組立体172は、膨張室20からバルブヘッド174及びバランスピストン175の上のバルブステム176を通して軸線方向に延びている内部のバランスポート178を含んでいる。横開口180は、バランス室182との流体の連絡を提供するために、内部のバランスポート178を延ばしている。
従って、膨張室20の圧力は、ポペットバルブヘッド174及びバランスピストン175のそれぞれの外面188及び190の圧力のバランスを常に維持している。さらに、クロスオーバー通路24の圧力は、ポペットバルブヘッド174及びバランスピストン175のそれぞれの内面184及び186の圧力のバランスを常に維持している。
本発明が特定の実施形態を参照して説明されたが、説明された発明概念の趣旨と範囲内で、多数の変更がされ得ることが理解されるべきである。従って、本発明は、記載された実施形態に限定されることなく、下記の請求項の用語によって定義された全範囲を有することが意図されている。
Claims (25)
- エンジン(10)のための圧力をバランスするシステムであって、
シリンダー(12)内に摺動可能に収容され、且つクランクシャフトに作用的に連結されたエンジンピストン(14)、
ステム(30)とヘッド(26)を含むエンジンバルブ(28)であって、バルブシート(22)に係合し、且つ通路(24)とシリンダー(12)との間の連絡を制御するように構成されるエンジンバルブ(28)、及び
バルブ(28)のステム(30)のバランスピストン(44)であって、該バランスピストン(44)と共にバランス室(50)を画成している囲まれた別のバランスシリンダー(48)内で可動であり、該バランス室(50)は、第一制御バルブ(54)によって制御される第一バランスポート(52)を介して通路(24)に流体的に連絡し、且つ、該バランス室(50)は、第二制御バルブ(58)によって制御される第二バランスポート(56)を介して低圧力源に流体的に連絡している、バランスピストン(44)、を備え、
エンジンバルブ(28)のヘッド(26)がバルブシート(22)から係合解除されているとき、第一制御バルブ(54)が閉じられ、第二制御バルブ(58)が開かれるように構成され、
エンジンバルブ(28)のヘッド(26)がバルブシート(22)に係合されているとき、第一制御バルブ(54)が開かれ、第二制御バルブ(58)が閉じられる、
ことを特徴とするシステム。 - エンジンバルブ(28)は、シリンダー(12)から離れて、通路(24)内に外開きするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジン(10)は分割サイクルエンジン(10)であり、
通路(24)は分割サイクルエンジン(10)のクロスオーバー通路(24)である、ことを特徴とする請求項1に記載の圧力をバランスするシステム。 - 低圧力源は外部の大気力であることを特徴とする請求項1に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジンバルブ(28)を動作させるように構成された動作機構(32)を更に備えることと特徴とする請求項1に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジン(78/128)のための圧力をバランスするシステムであって、
シリンダー(12)内に摺動可能に収容され、且つクランクシャフトに作用的に連結されたエンジンピストン(14)、
ステム(83/135)とバルブピストン(82/136)を含むエンジンバルブ(84/133)であって、バルブシート(22)に係合し、且つ通路(24)とシリンダー(12)との間の連絡を制御するように構成されるエンジンバルブ(84/133)、
バルブピストン(82/136)の頂部(90/137)と通路(24)に連絡され通路(24)から延びている凹所(86)とによって形成されたバランス室(94)であって、通路(24)及び低圧力源に流体的に連絡しているバランス室(94)、
バランス室(94)を通路(24)に連絡し、第一制御バルブ(98)によって制御される第一バランスポート(96)、及び
バランス室(94)を低圧力源に連絡し、第二制御バルブ(102)によって制御される第二バランスポート(100)、を備え、
エンジンバルブ(84/133)がバルブシート(22)から係合解除されているとき、第一制御バルブ(98)が開かれ、第二制御バルブ(102)が閉じられるように構成され、
エンジンバルブ(84/133)がバルブシート(22)に係合されているとき、第一制御バルブ(98)が閉じられ、第二制御バルブ(102)が開かれる、
ことを特徴とするシステム。 - バルブピストン(82/136)はバルブシート(22)に係合するように構成されたピストンヘッド(82)であることを特徴とする請求項6に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジンバルブ(84/133)はバルブシート(22)に係合するように構成されたポペットヘッド(134)を含み、
バルブピストン(82/136)は、エンジンバルブ(84/133)のステム(83/135)のバランスピストン(136)であり、該バランスピストン(136)は、凹所(86)内で可動であるように構成されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の圧力をバランスするシステム。 - エンジンバルブ(84/133)は、シリンダー(12)から離れて、通路(24)内に外開きするように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジン(78/128)は分割サイクルエンジン(78/128)であり、
通路(24)は分割サイクルエンジン(78/128)のクロスオーバー通路(24)である、ことを特徴とする請求項6に記載の圧力をバランスするシステム。 - 低圧力源は外部の大気力であることを特徴とする請求項6に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジンバルブ(84/133)を動作させるように構成された動作機構を更に備えることと特徴とする請求項6に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジン(108/138)のための圧力をバランスするシステムであって、
シリンダー(12)内に摺動可能に収容され、且つクランクシャフトに作用的に連結されたエンジンピストン(14)、
ステム(117/145)とバルブピストン(119/144)を含むエンジンバルブ(116/143)であって、バルブシート(22)に係合し、且つ通路(24)とシリンダー(12)との間の連絡を制御するように構成されるエンジンバルブ(116/143)、
バルブピストン(119/144)の頂部(90)と通路(24)に連絡され通路(24)から延びている凹所(86)とによって形成されたバランス室(94)であって、通路(24)及び低圧力源に流体的に連絡しているバランス室(94)、
通路(24)とバランス室(94)との流体の連絡を協働して制御する、エンジン(108/138)内の第一バランスポート(118)及バルブピストン(119/144)内の第二バランスポート(120)、及び
バランス室(94)と低圧力源との連絡を制御する、エンジン(108/138)内の第三バランスポート(122)、を備え、
バルブピストン(119/144)の移動が第一及び第二バランスポート(118、120)を連絡し、断絶するように構成されている、
ことを特徴とするシステム。 - バルブピストン(119/144)はバルブシート(22)に係合するように構成されたピストンヘッド(119)であることを特徴とする請求項13に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジンバルブ(116/143)はバルブシート(22)に係合するように構成されたポペットヘッド(141)を含み、
バルブピストン(119/144)は、エンジンバルブ(116/143)のステム(117/145)のバランスピストン(144)であり、該バランスピストン(144)は、凹所(86)内で可動であるように構成されている、
ことを特徴とする請求項13に記載の圧力をバランスするシステム。 - エンジンバルブ(116/143)は、シリンダー(12)から離れて、通路(24)内に外開きするように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジン(108/138)は分割サイクルエンジン(108/138)であり、
通路(24)は分割サイクルエンジン(108/138)のクロスオーバー通路(24)である、ことを特徴とする請求項13に記載の圧力をバランスするシステム。 - 低圧力源は外部の大気力であることを特徴とする請求項13に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジンバルブ(116/143)を動作させるように構成された動作機構(32/114)を更に備えることと特徴とする請求項13に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジン(148)のための圧力をバランスするシステムであって、
シリンダー(12)内に摺動可能に収容され、且つクランクシャフトに作用的に連結されたエンジンピストン(14)、
ステム(145)とヘッド(157)を含むエンジンバルブ(155)であって、バルブシート(22)に係合し、且つ通路(24)とシリンダー(12)との間の連絡を制御するように構成され、該エンジンバルブ(155)のヘッド(157)が、シリンダー(12)に隣接する外面(160)を含むエンジンバルブ(155)、
バランス室(94)内で可動であり、エンジンバルブ(155)のステム(145)のバランスピストン(159)であって、該バランス室(94)がバランスピストン(159)の外面(161)と通路(24)に連絡され通路(24)から延びている凹所(86)とによって形成されている、バランスピストン(159)、
第一制御バルブ(154)をその内に含む第一バランスポート(152)であって、該第一バランスポート(152)は、バランス室(94)とシリンダー(12)との流体の連絡を提供するように構成され、それによって、エンジンバルブ(155)のヘッド(157)の外面(160)及びバランスピストン(159)の外面(161)の圧力をバランスする第一バランスポート(152)、を備え、
シリンダー(12)内での燃焼事象の少なくとも部分中に、第一制御バルブ(154)を閉じるように構成されている、
ことを特徴とするシステム。 - 第二制御バルブ(158)をその内に含む第二バランスポート(156)であって、通路(24)とバランス室(94)との流体の連絡を提供するように構成された第二バランスポート(156)を更に備えることと特徴とする請求項20に記載の圧力をバランスするシステム。
- 第二制御バルブ(158)はエンジンピストン(14)の排気行程中、及びエンジンバルブ(155)の初期開き中に閉じられるように構成され、
第二制御バルブ(158)は、エンジンピストン(14)の上死点又はその近傍のとき、及びエンジンピストン(14)の膨張行程中に開かれ、及び
第一制御バルブ(154)は、エンジンピストン(14)の排気行程中、及びエンジンバルブ(155)の初期開き中に開かれ、
第一制御バルブ(154)は、エンジンバルブ(155)が完全に開かれているとき、及びエンジンピストン(14)の膨張行程中に閉じられる、
ことを特徴とする請求項21に記載の圧力をバランスするシステム。 - エンジンバルブ(155)は、シリンダー(12)から離れて、通路(24)内に外開きするように構成されていることを特徴とする請求項20に記載の圧力をバランスするシステム。
- エンジン(148)は分割サイクルエンジン(148)であり、
通路(24)は分割サイクルエンジン(148)のクロスオーバー通路(24)である、ことを特徴とする請求項20に記載の圧力をバランスするシステム。 - エンジンバルブ(155)を動作させるように構成された動作機構(32/114)を更にことと特徴とする備える請求項20に記載の圧力をバランスするシステム。
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