JP2012080200A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012080200A
JP2012080200A JP2010221288A JP2010221288A JP2012080200A JP 2012080200 A JP2012080200 A JP 2012080200A JP 2010221288 A JP2010221288 A JP 2010221288A JP 2010221288 A JP2010221288 A JP 2010221288A JP 2012080200 A JP2012080200 A JP 2012080200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
axis
elevation
antenna device
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010221288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5293715B2 (ja
Inventor
Hiromitsu Nomura
拓光 野村
Yasuaki Kato
靖暁 加藤
Noboru Kawaguchi
昇 川口
Masaru Ueda
賢 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010221288A priority Critical patent/JP5293715B2/ja
Publication of JP2012080200A publication Critical patent/JP2012080200A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5293715B2 publication Critical patent/JP5293715B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 この発明は、アンテナ装置全体の高さをより低く抑えることができ、また保守性を向上し、さらには防振性能の良好なアンテナ装置を得ることを目的とする。
【解決手段】 可動側架台6は、アジマス軸まわりに回動可能なように固定側架台1によって支持されている。アンテナリフレクタ8をエレベーション軸まわりに回動可能なように支持アーム7aによって支持し、アンテナリフレクタ8の背面側にモータ駆動回路15を設ける。レドーム2は可動側架台6に取り付けられている。また、固定側架台1と可動側架台6との間には防振器と3軸並進に拘束するマウント機構を配置する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、主として車両や、船舶、航空機等に搭載され、レーダとして用いたり、通信相手装置との間で通信を行うために用いるアンテナ装置に関するものである。
例えば、特許文献1には従来のアンテナ装置が記載されており、このアンテナ装置は移動体への取付架台に防振支持機構を介して支持されるアンテナ架台上に取り付けられている。このアンテナ装置では、アンテナ架台上にアジマス駆動モータを設けてクロスエレベーションアームを方位軸まわりに回動し、クロスエレベーションアーム上にはクロスエレベーション駆動モータ及びエレベーション駆動モータ等の駆動機構が適宜設けられ、アンテナリフレクタを各軸まわりに回動可能に支持する構成としているものである。また、上記のアジマス駆動モータ、クロスエレベーション駆動モータ及びエレベーション駆動モータは、アンテナ架台上に設けたアンテナ駆動制御部により駆動制御されているものである。この従来のアンテナ装置では、取付架台とアンテナ架台との間に設けた防振支持機構によって、移動体側からの振動(例えばエンジン振動など)を減衰してアンテナ駆動機構への振動伝達を小さくすることにより、アンテナ駆動機構の小型軽量化が図られるというものである。
特開2008−228045号公報
特許文献1に記載された従来のアンテナ装置によれば、アジマス駆動モータによって、アンテナリフレクタを含むアンテナ駆動機構が、アジマス軸まわりに回動するものであり、このアジマス駆動により回動する可動側部品がアンテナ架台上に設けたアンテナ駆動制御部に機械的に干渉しないように可動側部品の位置を高い位置にもってくる必要がある。また、アンテナリフレクタ自体の仰角方向の駆動範囲においてアンテナ架台上のアンテナ駆動制御部と干渉しないように、アンテナリフレクタの位置を十分に高い位置にもってくる必要がある。このように従来の移動体に搭載されるアンテナ装置においては、取付架台とアンテナ架台からの高さが高くなる傾向があり、移動体から突起した部分が大きいほど、風力の影響を受けやすく移動体の空力性能にも影響を及ぼすという問題点があった。また、アンテナ装置によるデータ伝送速度を高めるために、より開口径の大きなアンテナリフレクタが必要となり、アンテナ装置の高さが高くなって上記のような問題がより顕著になるものであった。さらに、特許文献1に記載の防振支持機構はアンテナ架台の下に取り付けられて防振機能を発揮するが、この防振機構の高さの分だけアンテナ装置の高さが高くなるという問題点や、防振機構でのばね変形に起因してアンテナリフレクタが回転変位(いわゆる首振り)する可能性があり、この回転変位によって指向方向に誤差を与えてしまうという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、アンテナ装置全体の高さをより低く抑えることができ、また保守性を向上し、さらには防振性能の良好なアンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るアンテナ装置は、固定側に対してアジマス軸まわりに回動可能に支持された可動側架台と、この可動側架台に設けられ、アンテナリフレクタをエレベーション軸まわりに回動可能に支持する支持アーム部と、上記支持アーム部に設けられ、上記アンテナリフレクタをエレベーション軸まわりに回動させるエレベーション駆動モータと、上記アンテナリフレクタの背面側であって上記可動側架台上に設けられ、上記エレベーション駆動モータを駆動する駆動信号を生成するモータ駆動回路と、上記可動側架台に取り付けられ、上記アンテナリフレクタの背面側に保守用のアクセス扉を有するレドームとを備えたを備えたものである。また、この発明に係るアンテナ装置は、アンテナリフレクタと、このアンテナリフレクタをエレベーション軸まわりに回動可能に支持する支持アーム部と、この支持アーム部が取り付けられ、固定側架台に対してアジマス軸まわりに回動可能に支持された可動側架台と、上記固定側架台に防振器を介して連結され、上記可動側架台をアジマス軸まわりに回動可能に支持するベースプレートと、このベースプレートと上記固定側架台との間に設けられ、上記ベースプレートの動きを3軸方向への並進変位に拘束するマウント機構部とを備えたものである。
この発明によれば、固定側架台に対してアジマス軸まわりに回動可能に支持された可動側架台上に、エレベーション軸まわりに回動可能に支持されるアンテナリフレクタ、アンテナリフレクタの背面側に配置するモータ、及びアンテナリフレクタの背面側に保守用のアクセス扉を有するレドームを設けることによって、アンテナ高さを低く抑え、またアンテナ装置の保守性を高めることができる。また、固定側架台に防振器を介して連結され、可動側架台をアジマス軸まわりに回動可能に支持するベースプレートと、このベースプレートと固定側架台との間に設けられ、ベースプレートの動きを3軸方向への並進変位に拘束するマウント機構部とを有することによって、アンテナリフレクタの回転変位を抑制して防振性能を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の外観図である。 レドームを取り外した状態でのアンテナ装置の外観図である。 アンテナ装置の電波放射の領域について説明する模式図である。 レドームを取り外した状態でのアンテナ装置の外形図である。 図4に図示したAA線から見たアンテナ装置の断面図である。 図5に図示したBB線から見たアンテナ装置の断面図である。 マウント機構単体の構成を表す外観図である。
実施の形態1
この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置について図1乃至図6を用いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の外観図であり、図2はレドームを取り外した状態でのアンテナ装置の外観図である。図1において、1は移動体へ取り付けられる固定側架台であり、2はアンテナを覆うレドーム、3はレドームに設けたアクセス扉、4はアンテナ装置の内部を目視するためのレドーム2に設けた窓である。通常、レドーム2は不透明であり、窓4の中央部(ハッチングを施した円形の部分)は透明な板材としている。また、アクセス扉3は、ねじ5を緩めたり、締めつけたりすることにより開閉するようにレドーム2に取り付けられている。図2において、6はアジマス軸まわりに回動可能なように固定側架台1に支持された可動側架台であり、7a及び7bは可動側架台6に固定した支持アーム部であり、8は支持アーム部7a及び7bによってエレベーション軸まわりに回動可能に支持されたアンテナリフレクタ、9はアンテナリフレクタ8へ電波を放射する放射器である。図2において、レドーム2は、アンテナ装置本体の上方から被せ、レドーム2側の穴10と、可動側架台6側のねじ穴11(可動側架台6の周縁部の円周上に必要個数固定されている。図2上は複数のねじ穴のうち一部を記載した。)とを位置合わせしてねじ止めし、可動側架台6に固定される。
図1及び図2に示すようにレドーム2によってアンテナリフレクタ5等のアンテナ内部機器が覆われることにより、風雨等の外部環境から機器を保護する。アンテナ内部機器がレドーム2によって覆われるため、アンテナ装置が送受信する通信電波や、レーダ送信波及びそのレーダ送信波の反射波は、レドーム2を通過することになる。例えば、通信衛星を介して移動体と固定局との間や、移動体間で衛星通信を行うような場合の移動体搭載用のアンテナ装置では、移動体の向きによって、アンテナ装置が通信衛星を見込むアジマス角がほぼ全周360度範囲で変化する。また、アンテナ装置が通信衛星を見込むエレベーション角は、通信衛星が周回衛星である場合には、低仰角から天頂まで変化し、通信衛星が静止衛星である場合にも、アンテナ装置の姿勢角の変動範囲と移動体存在位置(例えば、北海道から沖縄など)の緯度範囲等を考慮したエレベーション角範囲で変化する。したがって、アンテナリフレクタ8を向ける方向が変化する範囲上にあるレドーム2の形状・材質は、電波の透過損失等の電気特性が良く、等方的で均一となるような形状が好ましく、一般的にレドーム2の形状は、図1及び図2に示すように天蓋部分を半球状とし、天蓋部部分から架台までの胴体部分を略円筒状とする場合が多い。
図2において、12は支持アーム部7aに設けられ、導波管が接続されたEL導波管ロータリジョイントであり、また、支持アーム部7bには、アンテナリフレクタ8をエレベーション軸まわりに回動するエレベーション駆動モータ13が設けられている(図4参照)。14は可動側架台6に設けられ、可動側架台6を固定側架台1に対してアジマス軸まわりに回動するアジマス駆動モータ、15はエレベーション駆動モータ13及びアジマス駆動モータ14を駆動する駆動信号を生成するモータ駆動回路である。16及び17は送受信するマイクロ波を伝送する導波管であり、導波管16はアンテナリフレクタ8側からEL導波管ロータリージョイント12までを接続し、導波管17はEL導波管ロータリージョイント12から後述のAZ導波管ロータリージョイントまでを接続する。尚、ELはエレベーションを、AZはアジマスを略記したものである。
この発明では、レドーム2が可動側架台6に取り付けられており、可動側架台6やアンテナリフレクタ8とともにレドーム2がアジマス回転する。したがって、アンテナリフレクタ8とレドーム2及び可動側架台6との相対関係は、アジマス回転では変化せず、エレベーション駆動範囲内でのエレベーション回転によって変化するものとなっている。図3はアンテナ装置の電波放射の領域について説明する模式図であり、図3において、16はレドーム2上に仮想的に描いた電波放射領域の境界線である。この境界線16を挟んで領域Aと領域Bとに分けたとき、領域Aは境界線16よりも上方側及び正面側を含む領域であり、領域Bは境界線16よりも下方側及び背面側を含む領域である。換言すれば、アンテナリフレクタ8のエレベーション角範囲内での駆動によって、アンテナリフレクタ8の正面側及び上方側に電波の透過領域が生じ、レドーム2上ではその電波の透過領域は領域Aということになる。
図3における領域Bでは電波が透過することはないので、レドーム2上に機能的な部品を配置することが可能となる。即ち、領域Bには、レドーム2内に収納されているアンテナ装置内部機器のメンテナンスを行うためのアクセス扉3や、内部を目視するための窓4を設けている。
また図2を参照して、この発明ではアンテナリフレクタ8の背面側であって可動側架台6の上にモータ駆動回路15を設けている。上記のとおり、アンテナリフレクタ8とレドーム2及び可動側架台6との相対関係はアジマス回転では変化しないので、アンテナリフレクタ8の背面側に位置するモータ駆動回路15がアンテナリフレクタ8のアジマス及びエレベーション駆動によって機械的に干渉することがない。これは換言すれば、アンテナリフレクタ8の位置をより可動側架台6に近づけることができることを意味しており、ひいては、レドーム2の高さを低くすることができることを意味する。より具体的には、アンテナリフレクタ8の鏡軸方向(ビーム照射方向)を水平(又は水平側のエレベーション下限角度)にしたときに、アンテナリフレクタ8の下側の縁部分の高さがモータ駆動回路15の上面の高さよりも低い位置になるように機器配置されることにより、アンテナ全体の高さ(レドームの高さ)を低くすることができる。
アクセス扉3を通じて行うアンテナ装置内部機器のメンテナンスは、例えば、モータ駆動回路15が故障したときにモータ駆動回路15を修理・交換したり、駆動系部品の磨耗や潤滑剤切れの状態を確認したり、導波管の外観目視検査などである。また、運用時に窓4によって、アンテナリフレクタ8が所定の方向(例えば静止衛星が位置する方向)を向いているかなどの目視確認が行える。このようなメンテナンスや運用時目視確認がレドーム2を取り外すことなく行える。
図4はこの発明の実施の形態1に係るアンテナ装置のレドーム2を取り外した状態での外形図であり、図4(a)は側面図、図4(b)は背面図である。図4(b)において、18はアンテナリフレクタ8のPOL軸回転に対応してマイクロ波を伝送するためのPOL導波管ロータリージョイントである。尚、この発明の実施の形態1に係るアンテナ装置のアンテナリフレクタ8は、偏波角調整のために放射器9を含めアンテナリフレクタ8をその鏡軸まわりに回転させるPOL回転駆動機構(図示しない)を有しているものとしている。但し、発明の実施の形態によっては、このようなPOL回転駆動機構は不要であるとすることもできる。また、図4(a)に図示する導波管17は、支持アーム部17の上部から下向きに伸び、支持アーム部17の中央乃至下部においてアンテナのアジマス軸中心に向かって屈曲し、図4(b)に図示のように現れる。
図5は図4(a)に図示したAA線から見たアンテナ装置の断面図である。図5において、19は固定側架台1上に設けた防振器(例えば、ワイヤーロープ式の防振器などを用いる)であり、例えば、4個の防振器19をアジマス軸を中心とする1つの円周上に等間隔に配置するようにする。この防振器19に円環状のベースプレート20をフランジ部材を介して連結する。ベースプレート20は、防振器19を介して固定側架台1に取り付けられることになるので、防振器19の弾性変形によって固定側架台1に対して相対的に変位する。21はベースプレート20上に設けたベアリングであり、このベアリング21を介して可動側架台6をアジマス回転可能に支持する。22はAZ導波管ロータリージョイントであり、23は信号及び電源供給のためのスリップリングである。AZ導波管ロータリージョイント22及びスリップリング23の可動側は可動側架台6に取り付けられ、固定側はベースプレート20に取り付けられる。導波管17はAZ導波管ロータリージョイント22に接続され、外部接続の最終段の導波路がAZ軸上を通ることになる。
さらに図5において、24はアジマス駆動モータの出力軸上に設けた駆動プーリであり、25は張りプーリ、26はベルト、27はベースプレート20に設けた受動プーリである。ベルト及び各プーリはギア付のものとすることができる。図6は図5に図示したBB線から見たアンテナ装置の断面図である。図6において、28は案内プーリである。アンテナ装置のアジマス駆動機構は、駆動プーリ24、案内プーリ28、張りプーリ25、及び受動プーリ27にベルト26をかけるベルト駆動機構により構成されている。
図5に戻り、29は固定側架台1に設けた薄板リング形状のリング部材であり、30は可動側架台6の外縁部分に取り付けられたL字状の断面を有するリング部材である。リング部材29とリング部材30とは、装置内部空間(各プーリやAZ導波管ロータリージョイント22やスリップリング23が配置された空間)と外部環境とを狭い通路によって隔てることにより、防じん及び防水の効果を有している。
31はベースプレート20と固定側架台1とに連結されるマウント機構であり、このマウント機構31は、固定側架台1に対するベースプレート20の動きを3軸方向の並進変位に拘束するものである。このマウント機構31と防振器19とは、ベースプレート20と固定側架台1との間に並列に配置された機械要素ということになる。上記のとおり、ベースプレート20が防振器19を介して固定側架台1に取り付けられるために、可動側架台6上のアンテナ装置が、固定側から伝わる外力やアンテナ装置自体に働く慣性力によって、固定側架台1に対して相対的に変位することが許容される構造となっている。この構造は、高い周波数の振動をカットオフしたり、防振器19のダンピング性能により制振する機能を有している。しかし、例えばアンテナ装置を搭載する移動体が急に大きく旋回したような場合に、アンテナ装置自体の慣性によって大きく揺り動き、アンテナ装置が回転変位(いわゆる首振り)する可能性があるが、この回転変位を抑制するためにマウント機構29を設けている。
図7はマウント機構31単体の構成を表す外観図である。図7において、32は固定側架台1に固定するX軸レール、33はX軸レール上をX軸並進移動可能なX軸ブロック、34はX軸ブロック33に固定するY軸ブロック、35はY軸レールである。X軸レール32とX軸ブロック33との組み合わせでX軸リニアガイドを、Y軸レール35とY軸ブロック34との組み合わせでY軸リニアガイドを構成している。Y軸レール35は四角形形状のフレーム36に固定されており、フレーム36の4隅にはZ軸方向の並進変位を許容するスライドブッシュ37を設けている。なお、スライドブッシュ37中央のZ軸方向の円筒形の穴には、Z方向にロッドが挿入され、このロッドの上端部がベースプレート20側に固定される。このロッドとスライドブッシュ37中央のZ軸方向の円筒形の穴との間には、小径のボールが配置されて摩擦を減らし、ロッドの上下動に合わせてスライドブッシュ37内をボールが循環するメカニズムを有している。フレーム36がX軸及びY軸リニアガイドによって固定側架台1に対しXY方向の並進変位に拘束されるXYステージとなっており、このフレーム36(XYステージ)上に設けたスライドブッシュ37によってZ軸並進変位が許容されるので、総合すると、マウント機構31は、固定側架台1に対するベースプレート20の動きを3軸方向の並進変位に拘束するものとなる。これによって、アンテナ装置の回転変位(首振り)が抑制されて防振性能が向上し、アンテナ指向性に影響する誤差を抑制する効果がある。
なお、この実施の形態ではマウント機構31をリニアガイドとスライドブッシュにより構成したが、このほかにも、リニアガイドだけで構成したり、板ばねを一部に使用したりするなど、種々の方法によって3軸方向の並進変位に拘束するマウント機構を構成することができる。
また、図5に示すように防振器19やマウント機構31がAZ導波管ロータリージョイント22やスリップリング23の側方であってほぼ高さが同じ位置に配置されることにより、アンテナ装置の高さを低くすることができる。
1 固定側架台
2 レドーム
3 アクセス扉
4 窓
6 可動側架台
7a、7b 支持アーム部
8 アンテナリフレクタ
12 EL導波管ロータリージョイント
13 エレベーション駆動モータ
14 アジマス駆動モータ
15 モータ駆動回路
19 防振器
20 ベースプレート
22 AZEL導波管ロータリージョイント
23 スリップリング
31 マウント機構
32 X軸レール
33 X軸ブロック
34 Y軸ブロック
35 Y軸レール
37 スライドブッシュ
この発明に係るアンテナ装置は、固定側に対してアジマス軸まわりに回動可能に支持された可動側架台と、この可動側架台に設けられ、アンテナリフレクタをエレベーション軸まわりに回動可能に支持する支持アーム部と、上記支持アーム部に設けられ、上記アンテナリフレクタをエレベーション軸まわりに回動させるエレベーション駆動モータと、上記アンテナリフレクタの背面側であって上記可動側架台上に設けられ、上記エレベーション駆動モータを駆動する駆動信号を生成するモータ駆動回路と、上記可動側架台に取り付けられ、上記アンテナリフレクタの背面側に保守用のアクセス扉を有するレドームとを備えたを備えたものである
この発明によれば、固定側架台に対してアジマス軸まわりに回動可能に支持された可動側架台上に、エレベーション軸まわりに回動可能に支持されるアンテナリフレクタ、アンテナリフレクタの背面側に配置するモータ、及びアンテナリフレクタの背面側に保守用のアクセス扉を有するレドームを設けることによって、アンテナ高さを低く抑え、またアンテナ装置の保守性を高めることができる

Claims (6)

  1. 固定側に対してアジマス軸まわりに回動可能に支持された可動側架台と、この可動側架台に設けられ、アンテナリフレクタをエレベーション軸まわりに回動可能に支持する支持アーム部と、上記支持アーム部に設けられ、上記アンテナリフレクタをエレベーション軸まわりに回動させるエレベーション駆動モータと、上記アンテナリフレクタの背面側であって上記可動側架台上に設けられ、上記エレベーション駆動モータを駆動する駆動信号を生成するモータ駆動回路と、上記可動側架台に取り付けられ、上記アンテナリフレクタの背面側に保守用のアクセス扉を有するレドームとを備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置において、さらに、上記可動側架台に設けられ、上記可動側架台をアジマス軸まわりに回動させるアジマス駆動モータを具備し、上記モータ駆動回路は、上記アジマス駆動モータ及び上記エレベーション駆動モータを駆動する駆動信号を生成することを特徴とするアンテナ装置。
  3. 上記モータ駆動回路は、上記アンテナリフレクタを所定の低エレベーション角度から略天頂方向角度までのエレベーション角度範囲内で駆動することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  4. アンテナリフレクタと、このアンテナリフレクタをエレベーション軸まわりに回動可能に支持する支持アーム部と、この支持アーム部が取り付けられ、固定側架台に対してアジマス軸まわりに回動可能に支持された可動側架台と、上記固定側架台に防振器を介して連結され、上記可動側架台をアジマス軸まわりに回動可能に支持するベースプレートと、このベースプレートと上記固定側架台との間に設けられ、上記ベースプレートの動きを3軸方向への並進変位に拘束するマウント機構部とを備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 上記マウント機構部は、リニアガイドを用いたXYステージ、このXYステージに設けた複数のZ方向スライドブッシュを具備したことを特長とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 上記防振器と上記マウント機構部とをほぼ同じ高さに配置したことを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
JP2010221288A 2010-09-30 2010-09-30 アンテナ装置 Active JP5293715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010221288A JP5293715B2 (ja) 2010-09-30 2010-09-30 アンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010221288A JP5293715B2 (ja) 2010-09-30 2010-09-30 アンテナ装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010242046A Division JP5299402B2 (ja) 2010-10-28 2010-10-28 アンテナ装置
JP2013118058A Division JP2013201774A (ja) 2013-06-04 2013-06-04 アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012080200A true JP2012080200A (ja) 2012-04-19
JP5293715B2 JP5293715B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=46239979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010221288A Active JP5293715B2 (ja) 2010-09-30 2010-09-30 アンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5293715B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014153297A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Nec Corp レーダー装置の空中線ユニット、及び摩擦体の磨耗量検出方法
JP2016082370A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 三菱電機株式会社 アンテナ装置
CN105644455A (zh) * 2016-02-17 2016-06-08 陈杨珑 一种具有环境感知能力的全自动轮式载人装置
CN105644456A (zh) * 2016-02-17 2016-06-08 韦醒妃 一种具有识别功能的自动转向装置
CN108802723A (zh) * 2018-06-13 2018-11-13 安徽尼古拉电子科技有限公司 一种可移动式船用雷达装置
CN108983153A (zh) * 2018-09-11 2018-12-11 许金梅 一种角度可调自由旋转的雷达支架
CN111122917A (zh) * 2019-12-18 2020-05-08 北京无线电计量测试研究所 一种具备对称结构的天线罩测试转台方位基座
JP2021139797A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 日本電業工作株式会社 電波探知装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104007449B (zh) * 2014-06-13 2017-04-26 沈阳飞机工业(集团)有限公司 一种用于室内gps的球形接收器
CN105730649B (zh) * 2016-02-17 2018-06-26 安溪县桃舟乡同盛茶叶专业合作社 一种具有环境感知能力的水上运输装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61158710U (ja) * 1985-03-25 1986-10-01
JPH0446706U (ja) * 1990-08-27 1992-04-21
JPH069216U (ja) * 1992-06-30 1994-02-04 株式会社トキメック アンテナスタビライザ
JPH0666118U (ja) * 1993-02-15 1994-09-16 日本無線株式会社 アンテナ装置
JP2003133823A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Mitsubishi Electric Corp アクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナ
JP2008098853A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Sei Hybrid Kk 衛星放送・通信用レンズアンテナ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61158710U (ja) * 1985-03-25 1986-10-01
JPH0446706U (ja) * 1990-08-27 1992-04-21
JPH069216U (ja) * 1992-06-30 1994-02-04 株式会社トキメック アンテナスタビライザ
JPH0666118U (ja) * 1993-02-15 1994-09-16 日本無線株式会社 アンテナ装置
JP2003133823A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Mitsubishi Electric Corp アクティブ・フェイズド・アレイ・アンテナ
JP2008098853A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Sei Hybrid Kk 衛星放送・通信用レンズアンテナ装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014153297A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Nec Corp レーダー装置の空中線ユニット、及び摩擦体の磨耗量検出方法
JP2016082370A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 三菱電機株式会社 アンテナ装置
CN105644455A (zh) * 2016-02-17 2016-06-08 陈杨珑 一种具有环境感知能力的全自动轮式载人装置
CN105644456A (zh) * 2016-02-17 2016-06-08 韦醒妃 一种具有识别功能的自动转向装置
CN105644456B (zh) * 2016-02-17 2018-06-22 上海万象汽车制造有限公司 一种具有识别功能的自动转向装置
CN108802723A (zh) * 2018-06-13 2018-11-13 安徽尼古拉电子科技有限公司 一种可移动式船用雷达装置
CN108983153A (zh) * 2018-09-11 2018-12-11 许金梅 一种角度可调自由旋转的雷达支架
CN111122917A (zh) * 2019-12-18 2020-05-08 北京无线电计量测试研究所 一种具备对称结构的天线罩测试转台方位基座
CN111122917B (zh) * 2019-12-18 2021-11-09 北京无线电计量测试研究所 一种具备对称结构的天线罩测试转台方位基座
JP2021139797A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 日本電業工作株式会社 電波探知装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5293715B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5293715B2 (ja) アンテナ装置
JP2013201774A (ja) アンテナ装置
AU2012348835B2 (en) Pedestal for tracking antenna
US10047905B2 (en) Gimbal and unmanned aerial vehicle including the same
EP2835865B1 (en) Antenna device
SG172145A1 (en) Pedestal for tracking antenna
JP4119352B2 (ja) レンズアンテナ装置
JP5680206B2 (ja) アンテナ装置
EP2897220B1 (en) Satellite communication antenna
CN106252884A (zh) 天线角度调节设备
CN210347782U (zh) 一种反射面位于静区上方的紧缩场天线测量系统
CN105870571B (zh) 用于天线的定位系统以及天线系统
JP5299402B2 (ja) アンテナ装置
KR101576262B1 (ko) 2축 김발장치
US20190341671A1 (en) Precision adjustment antenna mount apparatus and alignment method
JP4962550B2 (ja) 通信アンテナ装置
WO2013031443A1 (ja) アンテナ装置
CN106569328B (zh) 五杆机构、摆镜系统及二维摆镜装置
KR101567122B1 (ko) 밀폐형 반사경 안테나 마운트
JP2010285057A (ja) 宇宙機運動模擬装置
JP2013055636A (ja) アンテナ装置
JP2014135778A (ja) アンテナ装置
KR100386786B1 (ko) 지향성 안테나 회전시 급전선 꼬임 해결 방법
CN218275074U (zh) 客户前置设备
JP2014158296A (ja) アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130527

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5293715

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250