JP2012079599A - 反射鏡、ledモジュール、及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
LED11を設けたLED基板13に設けられる反射鏡12であって、前記LED11の光軸Kの方向に開放する第1開放部16と、前記光軸Kと略直交する方向に開放する第2開放部18とを有する略コの字状に形成され、前記LED11の周囲を囲む内周面に反射面17が設けられ、前記第1及び第2開放部16、18から前記LED11の直射光及び反射光を照射する構成とした。
【選択図】図2
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、比較的広い範囲を照明する照明器具の光源にLEDを用いた場合に好適な反射鏡、LEDモジュール、及び照明器具を提供することを目的とする。
図1は、本実施形態に係る防犯灯1の構成を示す図であり、図1(A)は防犯灯1の断面図、図1(B)は防犯灯1の底面図を示す。
防犯灯1は、防犯を目的として街路を既定の明るさで照明するものであり、路面に延出して設置される器具本体2を備えている。本実施形態の器具本体2は、路面側の先端2Aから後端2Bに延びた底面視略矩形の薄板状に形成されている。後端2Bには、例えば電柱等に固定された締結具(図示せず)に器具本体2を固定するための固定金具3が設けられている。
上記光源設置板5は、図1(A)に示すように、照射開口8と略面一に設けられることで、当該光源設置板5に組み付けられたLEDモジュール10が器具本体2の外に配置され、これにより、LEDモジュール10の光が器具本体2の側面等に遮蔽されることなく器具効率が向上する。
光源部6は、街路における器具本体2の直下(正面側を含む)とともに、器具本体2の両側方向に相当する街路の交通方向に延びた広いエリアを照明する配光を有して構成されている。具体的には、光源部6は、交通方向の2方向のそれぞれに、その方向を照らす上記LEDモジュール10を有している。
これらの図に示すように、LEDモジュール10は、複数(図示例では5個)のLED11を矩形板状のLED基板13に一列に配列し、各LED11の反射鏡12を一体に形成した反射ブロック体14を設けてバー状に構成したものであり、LED基板13の両端で光源設置板5の板面にネジ止めして組み付けられる。このネジ止め時のネジ15は、図2に示すように、LED基板13及び反射ブロック体14を貫通し、これらを締結して光源設置板5に固定される。
すなわち、このLEDモジュール10によれば、当該LEDモジュール10が照射する照射エリア全体を1対のLED11及び反射鏡12が照射することから、1つの照射エリアを複数のエリアに分けて各エリアを個別のLEDで照射する従来の構成に比べ、照射エリアの配光を適正にするために各LEDを調整する必要がなく組み付けが容易なものとなる。
防犯灯1は、図4に示すように、5メートル幅の街路の路面30から高さ4.5メートルの位置に配置され、1つのLEDモジュール10により、直下から路面30の交通方向Dの一方向に沿って20m先に亘る路面全体のエリアを照射するものである。上述の通り、光源部6には、LEDモジュール10が背中合わせに配置されることにより、路面30の交通方向Dの両方向のそれぞれの20m先までが照射されることとなる。
LEDモジュール10にあっては、1組のLED11及び反射鏡12の対が、上述の通り、このLEDモジュール10の配光と同様な配光を有しており、直下から交通方向Dの一方向に沿って20m先に亘る路面全体のエリアを、単体で照射可能に構成されている。
なお、以下の説明では、LED11及び反射鏡12の対を「単位LED対」と称して符号20を付すこととする。
すなわち、図2に示すように、反射鏡12は、平面視略コの字状に形成されており、LED11の周囲を囲むように配置されている。換言すれば、反射鏡12は、LED11の光軸Kの方向に開放して主として直射光を通す第1開放部16と、光軸Kと略直交する方向に開放して主として反射光を通す第2開放部18とを有する略コの字状に形成され、またLED11の周囲を囲む内周面に反射面17が設けられている。そして、かかる構成により、第1及び第2開放部16、18のそれぞれからLED11の直射光及び反射光が照射され、1つの照射エリアを形成する。このとき反射面17は、主として第2開放部18から路面30の幅方向に拡がりながら交通方向Dに向かう反射光を形成する。
これにより、直射光照射エリアRaから反射光照射エリアRbに亘って連続的に広いエリアが単位LED対20で照射されることとなる。
この図に示すように、反射鏡12の反射面17には、7つの反射エリア(反射面)W1〜W7が設けられている。図6は、反射エリアW1〜W7に当たる光の割合と、路面30における目標照射エリアの対応を示す図であり、これらの反射エリアW1〜W7を反射面17に設けることで、路面30の照射エリア全体が均一に照射される。
反射エリアW1は、LED11の周囲を囲む回転放物面状を成し、上記反射光照射エリアRb、及び、当該反射光照射エリアRbから交通方向に沿って手前側、すなわち、直射光照射エリアRaにおける遠方側のエリアCの両方に跨がるエリアを照射する反射光を形成する。反射エリアW6、W7は、それぞれ反射光照射エリアRbの手前側であって直射光照射エリアRaの遠方側であるエリアCを照射する反射光を形成する。このうち反射エリアW6は、路面30の幅方向手前側(防犯灯1の設置側)のエリアC1を照射する反射光を形成し、また、反射エリアW7及び上記反射エリアW3は、幅方向遠方側のエリアC2を照射する反射光を形成する。
なお、反射面17を第2開放部18からみて反射エリアW3と対向する箇所には反射エリアW2が設けられているが、この反射エリアW2の反射光は、幅方向手前側のエリアC1よりも更に手前側に位置する路面30の外側A1まで照射してしまう虞があるため、反射エリアW2の反射面は光軸Kと略水平に形成されて反射光量が非常に小さく成されている。
また、単位LED対20が、それ自体で路面30の幅方向の遮光を実現しているため、器具本体2には、路面30の外側A1、A2への漏れ光を防止するための遮蔽部材を別途に組み付ける必要がなく、器具本体2の組み立て作業が容易となる。
特に、本実施形態の反射鏡12によれば、直射光の直射光照射エリアRaに隣接したエリア(反射光照射エリアRb)を反射光で照射して、直射光照射エリアRaから反射光照射エリアRbに亘って一方向(交通方向D)に連続的に延びた照射エリアを形成するため、かかる反射鏡12を備えるLEDモジュール10を光軸Kが直下を照らし、反射光の照射方向が交通方向Dを向くように組み付けて光源部6を構成することで、路面30の交通方向Dを遠方まで照射するに好適な光源部6が簡単にできる。
例えば、上述した実施形態では、本発明に係る照明器具として防犯灯1を例示するが、本発明は、屋外或いは屋内で使用される各種の照明器具に適用可能であることは勿論である。
また、反射面17の反射エリアW1〜W7の区画態様は、あくまでも一例であって、照明器具に求められる照度分布によって適宜に変更しても良い。
2 器具本体
5 光源設置板
6 光源部
10 LEDモジュール
11 LED
12 反射鏡
13 LED基板
14 反射ブロック体
16 第1開放部
17 反射面
18 第2開放部
20 単位LED対
30 路面
D 交通方向
E 開放幅
K 光軸
Ra 直射光照射エリア
Rb 反射光照射エリア
W1〜W7 反射エリア
Claims (5)
- LEDを設けたLED基板に設けられる反射鏡であって、
前記LEDの光軸方向に開放する第1開放部と、前記光軸と略直交する方向に開放する第2開放部とを有する略コの字状に形成され、前記LEDの周囲を囲む内周面に反射面が設けられ、前記第1及び第2開放部から前記LEDの直射光及び反射光を照射することを特徴とする反射鏡。 - 前記直射光及び前記反射光により一つの照射エリアを形成し、当該照射エリアの拡がりを前記第1及び第2開放部の開放幅により規制したことを特徴とする請求項1に記載の反射鏡。
- 前記内周面の反射面には、前記LED側、及び前記第1開放部側のそれぞれに異なる反射エリアが設けられ、前記LED側の反射エリアの反射光で最遠方を照射し、当該反射光の照射エリアよりも手前側を前記第1開放部側の反射エリアの反射光で照射することを特徴とする請求項1又は2に記載の反射鏡。
- LEDを設けたLED基板と、請求項1乃至3のいずれかに記載の反射鏡とを備え、
前記LED及び前記反射鏡の対を、照射エリアが重なるように前記LED基板上に複数連設したことを特徴とするLEDモジュール。 - 請求項4に記載のLEDモジュールを少なくとも1対以上備え、各対のLEDモジュールを、前記反射鏡の第2開放部が互いに反対方向を向くように背中合わせに設けたことを特徴とする照明器具。
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JP2014127247A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Iris Ohyama Inc | Led照明装置 |
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