JP2012078429A - 反射鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】母材50の表面にアンダーコート層51を形成し、当該アンダーコート層51の上に反射層52を形成して反射面60を形成した反射鏡12において、前記反射面60の縁部60Aの表面粗度を高めて光を拡散し、或いは、前記反射面60の縁部60Aを非反射にした。
【選択図】図6
Description
一方、照明分野では、反射鏡の面内に、反射方向や反射面積等が異なる複数の反射面を所望の配光に応じて適宜に設けることが行われている。
光源が放電ランプ等の線状光源である場合には、光源の特性によって照射エリアのエッジにぼやけが生じることから、反射面の縁部が光学設計値と多少異なっていても影響は少ない。
しかしながら、光源がLED等の点光源である場合には、光学設計に忠実な照射エリアが形成できるため、エッジでの明暗が明瞭な照射エリアが形成できるものの、上述のように反射面の縁部が光学設計値と異なっていると、照射エリアのエッジのぼやけが目立ってしまい、明瞭でシャープなエッジが得られない。
図1は本実施形態に係る歯科用LED無影灯1の構成を示す図であり、図1(A)は底面を示し、図1(B)は図1(A)のI−I線における断面を示す図である。
歯科用LED無影灯1は、同図に示すように、底面が矩形の照射開口2Aとして開口した横長のケース体(灯体)2と、ケース体2の照射開口2Aを覆う例えば樹脂製の透明カバー3とを備えている。ケース体2は、図1(B)に示すように、有底の中ケース5と、当該中ケース5の上側を覆う上ケース6とを備え、中ケース5及び上ケース6に囲まれてできた空間8には、図示を省略したLED駆動回路や電源回路、ヒートシンクなどが内蔵されている。また、中ケース5の底面5Aには無影用のLEDユニット(以下、「無影用LEDユニット」と言う)10が固定されている。
なお、上記透明カバー3は、その形状や材質等により、透過時の光拡散や偏向を抑制するように構成されている。また、LEDユニット10を露出して使用可能な照明器具にあっては、透明カバー3に相当するカバー部材を備える必要はない。
以下、かかる無影用LEDユニット10の構造について詳述する。
無影用LEDユニット10は、これらの図に示すように、直方体形状の反射鏡12と、この反射鏡12の周囲に配置された4つのLED16とを備え、反射鏡12の一面には各LED16に対向して凹面反射面14が形成されている。
また、各照射範囲21A、21Bでは、それぞれ無影効果が得られるように構成されている。なお、第1、第2凹面反射面14A、14Bと、第3、第4凹面反射面14C、14Dとは同一構成であるため、以下の説明では、第1、第2凹面反射面14A、14Bを代表して説明する。
第1、第2凹面反射面14A、14Bから成る一連の凹面反射面14には、その両端部に、無影用反射面18が形成されている。各無影用反射面18は、LED16の反射光22Aを照射範囲21Aの中心部Oに指向させ当該照射範囲21Aに至る前に光線が交差して、照射範囲21Aの中央領域Raを照射するように設けた反射面である。これにより、当該中央領域Raでは無影効果が得られることとなる。
全範囲照射用反射面17は、LED16の反射光22Bで照射範囲21Aの全体領域Rcを照射する。第1、第2凹面反射面14A、14Bにおいて、全範囲照射用反射面17は、LED16の放射光量が最も多い正面位置に設けられている。むら防止用反射面19A〜19Cは、中央領域Raの残余を含めた左右半分の領域Rbを反射光22C、22Dなどで照射し、当該左右半分の領域Rbでの照度むらを解消するように、むら防止用反射面19A〜19Cの各々の領域が規定されている。
また、このようにして製造した無影用LEDユニット10にあっては、単体で無影効果が得られるため、歯科用LED無影灯1のケース体2に組み付け際には、当該無影用LEDユニット10をそのままケース体2に固定するだけで、無影灯が構成される。
具体的には、図5に示すように、合成樹脂を金型成型して、上記第1〜第4凹面反射面14A〜14Dとなる凹面を有する反射鏡12の母材50(図6参照)を成形する(ステップS1)。この母材50の凹面のそれぞれには、無影用反射面18、全範囲照射用反射面17、及び、むら防止用反射面19A〜19Cも金型成型の段階で区画されている。
なお、以下の説明では、第1〜第4凹面反射面14A〜14D、並びに、無影用反射面18、全範囲照射用反射面17、及び、むら防止用反射面19A〜19Cのそれぞれを特に区別する必要がないときには単に「反射面」と称して符号60を付すことにする。
本実施形態では、第1〜第4凹面反射面14A〜14Dの凹面内に、無影用反射面18、全範囲照射用反射面17、及び、むら防止用反射面19A〜19Cのそれぞれを区画しているため、無影用反射面18、全範囲照射用反射面17、及び、むら防止用反射面19A〜19Cの境界Kでは、図7(A)に示すように、反射面60の縁部60Aが上下にずれた段差が生じる。そして、上述したように、反射面60の縁部60Aではエッジ形状が鈍化し、光学設計値により期待される反射光M1とは異なる方向に反射光M2が生じることとなる。
なお、反射面60の縁部60Aでの問題は、反射面60同士を段差を設けて連設した場合に限らず、例えば図7(B)に示すように、2つの反射面60をV字状に連設した場合といったように、2つの反射面60同士を境界Kで変節して連設した場合に一般に生じる問題である。
なお、縁部60Aにおいて表面粗度を高める範囲を大きくすると、その分、照射エリアが縮小するため、各反射面60の照射範囲の重なり部分での照度ムラの要因となる。したがって、縁部60Aにおいて表面粗度を高める範囲は、照度ムラが生じない程度とすることが望ましい。
特に、母材50を成型する金型のダイフェースの形状を加工して縁部60Aの粗度を高めるようにすることで、縁部60Aの粗度を精度良く高めることができる。
また例えば、反射面60の縁部60Aの粗度を高めて反射光M2を広範囲に拡散させる構成を例示したが、これに限らず、縁部60Aを非反射として反射光M2が発生しない構成としても良い。具体的には、反射面60の縁部60Aを覆うように遮蔽部材を設け、或いは、反射層52の形成時に反射面60の縁部60Aをマスキングして縁部60Aに反射層52が形成されないようにしても良い。
2 ケース体
M1、M2 反射光
10 無影用LEDユニット
12 反射鏡
14、14A〜14D 凹面反射面(反射面)
16 LED(点光源)
17 全範囲照射用反射面(反射面)
18 無影用反射面(反射面)
19A 防止用反射面(反射面)
30 LED取付板
32 LED固定部
50 母材
50A 縁部
51 アンダーコート層
52 反射層
53 トップコート層
60 反射面
60A 縁部
K 境界
Claims (3)
- 母材表面にアンダーコート層を形成し、当該アンダーコート層の上に反射層を形成して反射面を形成した反射鏡において、
前記反射面の縁部の表面粗度を高めて光を拡散し、或いは、前記反射面の縁部を非反射にしたことを特徴とする反射鏡。 - 照射範囲が重なる複数の反射面を連設し、各反射面の境界に当たる縁部の表面粗度を高めて光を拡散し、或いは、前記反射面の縁部を非反射にしたことを特徴とする請求項1に記載の反射鏡。
- 前記反射面の縁部の表面粗度を予め高めた母材を成形し、当該母材表面に前記アンダーコート層及び前記反射層を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の反射鏡。
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