JP2012077806A - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012077806A JP2012077806A JP2010222007A JP2010222007A JP2012077806A JP 2012077806 A JP2012077806 A JP 2012077806A JP 2010222007 A JP2010222007 A JP 2010222007A JP 2010222007 A JP2010222007 A JP 2010222007A JP 2012077806 A JP2012077806 A JP 2012077806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating member
- linear motion
- disc brake
- inclined groove
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
【解決手段】本ディスクブレーキ1aのボール−ランプ機構13は、電動モータ11からの回転力によって、キャリパ6に対して回動して、第1の傾斜溝44aにより直動運動の推力を発生させる回動プレート35と、該回動プレート35で発生した直動運動の推力を球状部材42を介して押圧部材7に直動運動の推力を伝達する直動プレート40とを有し、回動プレート35には、押圧部材7が推力の異なる複数の駐車制動位置のいずれかにあっても電動モータ11からの回転力が負荷されないとき、球状部材42と嵌合して回動プレート35の制動解除方向への回動を阻止する保持凹部67が回動プレート35の回動方向に複数形成されるので、駐車ブレーキ機能の応答性を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
まず、本発明の第1の実施形態に係るディスクブレーキ1aを図1〜図4に基づいて説明する。図1において、符号2及び3は車両の回転部に取り付けられたディスクロータ4を挟んで両側に配置された一対のブレーキパッドとしてのインナブレーキパッド及びアウタブレーキパッドであり、符号6はキャリパである。
第1の実施形態に係るディスクブレーキ1aは、キャリパ浮動型として構成されており、インナブレーキパッド2、アウタブレーキパッド3及びキャリパ6は、車両のナックル等の非回転部に固定されたキャリア5に、ディスクロータ4の軸方向へ移動可能に支持されている。
シリンダ10は、インナブレーキパッド2側を開口部となし、他端が底壁17により閉じられた有底筒状を呈している。シリンダ10の底壁17には外方に突出する嵌合凸部18が形成され、該嵌合凸部18にケーシング19が嵌合している。該ケーシング19内に電動モータ11が配置される。なお、シリンダ10の嵌合凸部18の外周面とケーシング19の内周面との間にはシール部材20が配置されている。
回転直動変換機構12は、ボール−ランプ機構13であり、回動部材としての回動プレート35と、非回動部材としての直動プレート40と、これら回動プレート35と直動プレート40との間に介装される転動体としての球状部材42とから構成される。なお、回動プレート35と直動プレート40とが一対のランプ部材に相当する。また、転動体として上記球状部材42に代えて円柱状のコロを用いることもできる。
なお、回動プレート35に設けた第1の傾斜溝44a及び直動プレート40に設けた第2の傾斜溝45aの構成については後で詳細に説明する。
調整ナット27はピストン26内に回転可能に嵌合され、ピストン26側に形成されたテーパ状の摩擦面51に摩擦係合する摩擦面52を有している。調整ナット27の大径部位53と、ピストン26の内周面に固定されたリング状の係止部材54との間に皿ばね55及びスラストベアリング56が配置される。該皿ばね55及びスラストベアリング56によって、調整ナット27の摩擦面52がピストン26の摩擦面51に押し付けられる。また、調整ナット27の先端部は、ピストン26の底部に形成された室57に接触状態で移動可能に、かつ気密的に嵌合されている。室57は通路58及びダストブーツ32を介して大気に開放されている。なお、調整ナット27の先端部とピストン26の内周面との間にシール部材20が配設される。
回動プレート35の第1の傾斜溝44aは、周方向に3等分に区画されている。該各第1の傾斜溝44aは、周方向断面が円弧状に形成され、周方向に向かって傾斜して構成される。詳述すると、各第1の傾斜溝44aは、図3に示すように、その始端及び終端に側面視で円弧状凹部59、60がそれぞれ形成され、各円弧状凹部59、60を接続するように傾斜面61が形成される。該傾斜面61は、独立した第1〜第4傾斜面62〜65が第1の傾斜溝44aの始端から終端までの間に同ピッチ(同リード)で複数(本実施の形態では4つ)形成されて構成される。これら隣接する第1〜第4傾斜面62〜65は側面視で円弧状の保持凹部67により接続される。言い換えれば、各第1〜第3傾斜面62〜64の終点と次の第2〜第4傾斜面63〜65の始点とは側面視で円弧状の3つの保持凹部67によりそれぞれ接続される。すなわち、回動プレート35の第1の傾斜溝44aには、保持凹部67が回動プレート35の回動方向に沿って複数形成されることになる。なお、第1傾斜面62は始端に設けた円弧状凹部59の接線方向から終端に向かって延び、各第2〜第4傾斜面63〜65は各保持凹部67の接線方向から終端に向かって延びる。また、第1傾斜面62の延長線上に、残りの第2〜第4傾斜面63〜65の終点が位置するようになる。つまり、各第2〜4傾斜面63〜65の径方向に対する傾斜角度は略同一であり、該傾斜角度は第1傾斜面62の径方向に対する傾斜角度より大きく設定される。
まず、ディスクブレーキ1の液圧ブレーキとしての作動について説明する。
マスタシリンダ(図示せず)から液圧室29へ液圧を供給すると、ピストン26がピストンシール28を撓ませながら前進して、インナブレーキパッド2をディスクロータ4に押し付け、その反力によってキャリパ6を移動させ、爪部16を介してアウタブレーキパッド3をディスクロータ4に押し付ける。これにより、インナ及びアウタブレーキパッド2、3によってディスクロータ4を挟みつけて制動力を発生させる。マスタシリンダからの液圧を解除すると、ピストンシール28の弾性によってピストン26が原位置まで後退して、制動が解除される。なお、インナ及びアウタブレーキパッド2、3が摩耗してピストン26の移動量が大きくなると、ピストン26とピストンシール28との間に滑りが生じることによって、ピストン26の原位置を移動させて、パッドクリアランスを一定に調整する。
駐車ブレーキ機構15を作動させる際には電動モータ11を作動させる。すると、ボール−ランプ機構13が作動する。すなわち、ボール−ランプ機構13では、電動モータ11からの回転力により駆動軸41が回動して回動プレート35が矢印A方向(図2及び図3参照)に回転する。これと同時に、球状部材42が相対的に逆方向(図2及び図3の矢印B方向)に第1の傾斜溝44aと第2の傾斜溝45aとの間を転動して、回転規制された直動プレート40が推進して、該推進した直動プレート40がプッシュロッド25及び調整ナット27を介してピストン26を推進させて、最終的に制動力を発生させる。なお、駐車ブレーキ機構15の作動時、調整ナット27の摩擦面52がピストン26の摩擦面51に押し付けられて摩擦係合することにより、調整ナット27の回転が阻止されるので、プッシュロッド25と調整ナット27との相対回転位置は変化しない。
これにより、回動プレート35が回動した際、第1の傾斜溝44aに設けた終端の円弧状凹部60及び3つの各保持凹部67と、第2の傾斜溝45aに設けた終端の円弧状凹部60及び3つの各保持凹部67とのそれぞれが対向して、その間に球状部材42が挟持される位置が4通り(第1及び第2の傾斜溝44a、45aの各円弧状凹部60、60間で挟持する形態を含む)存在するようになる。
また、ボールランプ機構13は、回動プレート35と直動プレート40がそれぞれ回動と直動の機能を分担しているので、それぞれのプレート35,40に係る負担が少なく、耐久性の向上を図ることができる。
すなわち、駐車ブレーキ機構15が作動されると、傾斜センサーや直前の制動条件情報等により路面勾配や温度等を推測して、それに対応した必要制動力を算出する。そして、予め入力された電動モータ11への電流供給値と制動力との関係から必要な電動モータ11への電流供給値を算出する。そして、制動を開始すると共に、必要な電動モータ11への電流供給値に到達したら必要な制動力を得たと判断し、電動モータ11の駆動を停止する。
また、電動モータ11として直流モータを使用した場合には電圧値を制御することで、電動モータ11の回転速度の制御が可能になり、より細かい制御が可能になる。例えば、球状部材42が各第1及び第2の傾斜溝44a、45aの各第1〜第4傾斜面62〜65を通過中、各保持凹部67に近接した際に電圧値を小さくするように制御すれば、モータの回転速度が遅くなり、作動音の抑制や摩耗の抑制による耐久性の向上を図ることが可能になる。
該他の実施形態では、図3に示す実施形態(第1及び第2の傾斜溝44a、45a)との相違点として、図5に示すように、回動プレート35の第1の傾斜溝44b及び直動プレート40の第2の傾斜溝45bは、第1〜第4傾斜面62〜65と各保持凹部67との接続部分に第1〜第4傾斜面62〜65の径方向に対する傾斜角度より小さい傾斜角度を有する緩斜部70を設けている。
これにより、図3に示す実施形態(第1及び第2の傾斜溝44a、45a)に比べて、第1〜第4傾斜面62〜65の各緩斜部70と各保持凹部67との境目部分71のなす角度が大きくなり、球状部材42に対する接触面圧が低減されるので、球状部材42、第1の傾斜溝44b及び第2の傾斜溝45bの摩耗が抑制される。
また、緩斜部70を径方向と略平行に形成してもよく、この形態の場合、各緩斜部70と各保持凹部67との境目部分71が摩耗しても、平坦面が残存している限り、各保持凹部67の深さが維持され、制動に係る保持性能を維持することができる。
これにより、球状部材42が各保持凹部67に位置した時点で回動プレート35の回転を停止させた際、回動プレート35の慣性力が平坦部72で減衰されるために、球状部材42が該保持凹部67から行き過ぎることを抑制する。
これにより、図3に示す実施形態に比べて、その作用効果としては略同じ効果を奏し、他方の傾斜溝(第1の傾斜溝44d)は、保持凹部67が無い連続した傾斜面73となっているので、加工が容易で製造コストを低減することができる。
なお、上記他の実施形態では、他方の傾斜溝(第1の傾斜溝44d)は、連続した傾斜面73となっているので、図7に示すように第2傾斜面63と第3傾斜面64との間の保持凹部67に球状部材42が保持されたとき、傾斜面73が球状部材42に対してすべりが生じると、回動プレート35が直動プレート40に対して相対回転してしまう。このような回転が起きないようにするには、傾斜面73と球状部材42との間の摩擦係数をμとし、傾斜面73の傾斜角をθとした場合、次の条件を満たすように設計すれば、傾斜面73と球状部材42との間ですべりが生じることはない。
μ>tanθ
これにより、ピストン推力保持機構としての分解能が、第1及び第2の傾斜溝44e、45eの各保持凹部67の合計となるので、保持推力の刻み幅をさらに細かく設定することが可能になる。
このように、図9及び図10に示す実施形態に係る第1の傾斜溝44f、44g及び第2の傾斜溝45f、45gでは、該傾斜溝の終端側でのピストン推力保持力を十分に確保することができる。
なお、第2の実施形態に係るディスクブレーキ1bを説明する際には、第1の実施形態に係るディスクブレーキ1aとの相違点だけを説明する。
第2の実施形態に係るディスクブレーキ1bでは、電動モータ11から回転力を伝達する駆動軸41に回動部材としての回転直動プレート75が連結され、該回転直動プレート75は軸方向に移動可能で、かつ軸回りに回動可能に支持される。シリンダ10の底壁17には、突起76によってリテーナ37に対して回り止めされる非回動部材としての固定プレート77が固定される。また、回転直動プレート75と、プッシュロッド25のフランジ部46の中央凸部以外の範囲との間にスラストベアリング36が配置される。なお、回転直動プレート75と固定プレート77とが一対のランプ部材に相当し、その間の球状部材42(転動体)を含めてボール−ランプ機構13Aを構成する。
次に、第2の実施形態に係るディスクブレーキ1bにおいて、駐車ブレーキ機構15を作動させる際には電動モータ11を作動させる。すると、ボール−ランプ機構13Aでは、駆動軸41が回動して回転直動プレート75が回動する。これと同時に、球状部材42が回転直動プレート75の第1の傾斜溝44aと固定プレート77の第2の傾斜溝45aとの間を転動することにより、回転直動プレート75が回転しながら推進して、該推進した回転直動プレート75がプッシュロッド25及び調整ナット27を介してピストン26を推進させて、制動力を発生させる。
そして、所定の制動力に到達し電動モータ11からの回転力を停止させた後、プッシュロッド25から軸方向の荷重(反力)を受けたとしても、第1の実施形態に係るディスクブレーキ1aと同様に、球状部材42が第1の傾斜溝44aの各保持凹部67または各円弧状凹部60と、第2の傾斜溝45aの各保持凹部67または各円弧状凹部60との間に保持され、回転直動プレート75への回転トルクが規制されるので、その制動力を確実に維持することができる。
また、ボール−ランプ機構13Aは、回動直動プレート75が回動と直動の両機能を果たし、固定プレート77は単に固定されるだけで良いので、固定プレート77の取り付けが容易となる。
該第3の実施形態に係るディスクブレーキ1cを説明する際には、第1の実施形態に係るディスクブレーキ1aとの相違点だけを説明する。
第3の実施形態に係るディスクブレーキ1cでは、固定部材としての固定プレート34の、回動部材としての回動プレート35との対向面には、径方向断面円弧状の保持凹部79が放射方向に複数延び、隣接する保持凹部79が曲面にて接続される。一方、回動プレート35の、固定プレート34との対向面にも、径方向断面円弧状の保持凹部79が放射方向に複数延び、隣接する保持凹部79が曲面にて接続される。また、固定プレート34と回動プレート35と間で対向した各保持凹部79、79間に転動体としての円柱状コロからなるベアリング80がそれぞれ挟持される。
すなわち、第3の実施形態に係るディスクブレーキ1cでは、回動プレート35の第1の傾斜溝82及び直動プレート40の第2の傾斜溝83のそれぞれに保持凹部67は設けられておらず、固定プレート34及び回動プレート35の互いの対向面に保持凹部79が回動プレート35の回動方向に沿って複数形成されて構成される。
なお、固定プレート34及び回動プレート35の互いの対向面に設けた保持凹部79の底部に径方向と平行な平坦部(図示略)をそれぞれ設けてもよい(図6に示す平坦部72に相当)。
次に、第3の実施形態に係るディスクブレーキ1cにおいて、駐車ブレーキ機構15を作動させる際には電動モータ11を作動させる。すると、ボール−ランプ機構13では、駆動軸41が回動して回動プレート35が、各保持凹部79が固定プレート34の各保持凹部79内に位置する各ベアリング80を越えながら回動する。これと同時に、球状部材42が回動プレート35の第1の傾斜溝82と直動プレート40の第2の傾斜溝83との間を転動することにより、回転規制された直動プレート40が推進して、該推進した直動プレート40がプッシュロッド25及び調整ナット27を介してピストン26を推進させて、制動力を発生させる。
そして、所定の制動力に到達し電動モータ11からの回転力を停止させた後、直動プレート40からの軸方向の荷重(反力)を受けたとしても、各ベアリング80が回動プレート35及び固定プレート34の各保持凹部79、79間に挟持された状態で、回動プレート35への回転トルクが規制されるので、その制動力を維持することができる。
該第4の実施形態に係るディスクブレーキ1dを説明する際には、第2の実施形態に係るディスクブレーキ1bとの相違点だけを説明する。
回転直動プレート75の、押圧部材7としてのプッシュロッド25のフランジ部46の中央凸部を除く範囲との対向面には、径方向断面円弧状の保持凹部79が放射方向に複数延び、隣接する保持凹部79が曲面にて接続される。一方、プッシュロッド25のフランジ部46の中央凸部を除く範囲の、回転直動プレート75との対向面にも、径方向断面円弧状の保持凹部79が放射方向に複数延び、隣接する保持凹部79が曲面にて接続される。また、回転直動プレート75とプッシュロッド25のフランジ部46と間で対向した各保持凹部79、79間に転動体としての円柱状コロからなるベアリング80がそれぞれ挟持される。
すなわち、第4の実施形態に係るディスクブレーキ1dでは、回動直動プレート75の第1の傾斜溝82及び固定プレート77の第2の傾斜溝83のそれぞれに保持凹部67は設けられておらず、回転直動プレート75及びプッシュロッド25のフランジ部46の互いの対向面に保持凹部79が回転直動プレート75の回動方向に沿って複数形成されて構成される。
なお、回動直動プレート75及びプッシュロッド25のフランジ部46の互いの対向面に設けた保持凹部79の底部に径方向と平行な平坦部(図示略)をそれぞれ設けてもよい(図6に示す平坦部72に相当)。
次に、第4の実施形態に係るディスクブレーキ1dにおいて、駐車ブレーキ機構15を作動させる際、電動モータ11を作動させる。すると、ボール−ランプ機構13では、駆動軸41が回動して回転直動プレート75が、各保持凹部79がプッシュロッド25のフランジ部46の各保持凹部79内に位置する各ベアリング80を越えながら回動する。これと同時に、球状部材42が回転直動プレート75の第1の傾斜溝82と固定プレート77の第2の傾斜溝83との間を転動することにより、回転直動プレート75が回転しながら推進して、該推進した回転直動プレート75がプッシュロッド25及び調整ナット27を介してピストン26を推進させて、制動力を発生させる。
そして、所定の制動力に到達し電動モータ11からの回転力を停止させた後、プッシュロッド25からの軸方向の荷重(反力)を受けたとしても、各ベアリング80が回転直動プレート75及びプッシュロッド25のフランジ部46の各保持凹部79、79間に挟持された状態で、回転直動プレート75への回転トルクが規制されるので、その制動力を維持することができる。
Claims (10)
- キャリパのシリンダ内に設けられ、ディスクへブレーキパッドを押圧する押圧部材と、前記シリンダ内に設けられ、電動モータからの回転力を回転直動変換機構により直動運動に変換して前記押圧部材を推進して、該推進した前記押圧部材を駐車制動位置に保持させる駐車ブレーキ機構と、を有するディスクブレーキにおいて、
前記回転直動変換機構は、
前記電動モータからの回転力によって前記キャリパに対して回動して、傾斜溝により直動運動の推力を発生させる回動部材と、
該回動部材で発生した直動運動の推力を転動体を介して前記押圧部材または前記シリンダに前記直動運動の推力を伝達する非回動部材と、を有し、
前記回動部材または前記非回動部材には、前記押圧部材が推力の異なる複数の駐車制動位置のいずれかにあっても前記電動モータからの回転力が負荷されないとき、前記転動体と嵌合して前記回動部材の制動解除方向への回動を阻止する保持凹部が前記回動部材の回動方向に複数形成されていることを特徴とするディスクブレーキ。 - 前記回動部材には第1の傾斜溝が、前記非回動部材には第2の傾斜溝がそれぞれ形成され、
前記回動部材または前記非回動部材のいずれか一方が前記回動部材の回動により直動運動するように構成され、
前記保持凹部は、前記回動部材の第1の傾斜溝または前記非回動部材の第2の傾斜溝の少なくとも一方に形成されることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。 - 前記非回動部材は、前記回動部材と前記押圧部材との間に設けられる直動部材であり、該直動部材と前記回動部材との対向面にそれぞれ設けられる前記傾斜溝に前記保持凹部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のディスクブレーキ。
- 前記非回動部材は、前記回動部材と前記シリンダとの間に設けられる固定部材であり、該固定部材と前記回動部材との対向面にそれぞれ設けられる前記傾斜溝に前記保持凹部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のディスクブレーキ。
- 前記回動部材と前記非回動部材とは、周方向に沿って傾斜する前記傾斜溝をそれぞれ有する一対のランプ部材であり、
前記転動体は、各ランプ部材の傾斜溝間に介装される球状部材であり、
前記保持凹部は、前記傾斜溝における前記球状部材が当接する軌跡の始点と、前記球状部材が保持されて前記駐車ブレーキ機構の駐車制動位置となる終点との途中に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のディスクブレーキ。 - 前記傾斜溝の前記保持凹部間には傾斜角を減じた緩斜部が形成されることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のディスクブレーキ。
- 前記非回動部材は、前記回動部材で発生した直動運動の推力を受承して、前記押圧部材または前記シリンダに前記直動運動の推力を前記転動体を介して伝達して、
前記保持凹部は、前記押圧部材及び前記非回動部材、または前記シリンダ及び前記非回動部材に形成されることを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。 - 前記転動体は、前記回動部材と、前記シリンダ内に固定された固定部材との間に設けられるベアリングであり、
該固定部材と前記回動部材との間のそれぞれの対向面に前記保持凹部が形成されることを特徴とする請求項1または7に記載のディスクブレーキ。 - 前記転動体は、前記回動部材に対向して前記押圧部材に形成されるフランジ部と、前記回動部材との間に設けられるベアリングであり、
前記フランジ部と前記回動部材との間のそれぞれの対向面に前記保持凹部が形成されることを特徴とする請求項1または7に記載のディスクブレーキ。 - 前記保持凹部の底面には、平坦部が形成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のディスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010222007A JP2012077806A (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010222007A JP2012077806A (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | ディスクブレーキ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012077806A true JP2012077806A (ja) | 2012-04-19 |
JP2012077806A5 JP2012077806A5 (ja) | 2013-09-19 |
Family
ID=46238303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010222007A Pending JP2012077806A (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | ディスクブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012077806A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54120069A (en) * | 1978-03-06 | 1979-09-18 | Mitsui Mining & Smelting Co | Lumber support |
JP2002013568A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Tokico Ltd | 電動ディスクブレーキ |
JP2003014015A (ja) * | 2001-07-04 | 2003-01-15 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 電動式パーキングブレーキ |
-
2010
- 2010-09-30 JP JP2010222007A patent/JP2012077806A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54120069A (en) * | 1978-03-06 | 1979-09-18 | Mitsui Mining & Smelting Co | Lumber support |
JP2002013568A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Tokico Ltd | 電動ディスクブレーキ |
JP2003014015A (ja) * | 2001-07-04 | 2003-01-15 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 電動式パーキングブレーキ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2907709B1 (en) | Electric-powered parking brake device | |
US8109370B2 (en) | Electric linear-motion actuator and electric brake assembly | |
US7815021B2 (en) | Self-energizing disc brake with an electromechanical actuator | |
US6173820B1 (en) | Electric-motor brake apparatus | |
US20150075921A1 (en) | Friction brake device | |
JP2010090959A (ja) | 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置 | |
JP5614528B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
JP5141911B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
JP2010065777A (ja) | 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置 | |
JP2006283811A (ja) | ディスクブレーキ | |
WO2011102313A1 (ja) | 電動式直動アクチュエータおよび電動式ディスクブレーキ装置 | |
JP4674690B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
JP5252156B2 (ja) | ディスクブレーキ | |
JP2011074946A (ja) | ディスクブレーキ | |
JP2007032717A (ja) | 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置 | |
JP2006177532A (ja) | ディスクブレーキ | |
JP2021004646A (ja) | ディスクブレーキ | |
JP2014214752A (ja) | 電動式ディスクブレーキ装置 | |
JP2021522451A (ja) | フローティングキャリパーブレーキ | |
JP2012077806A (ja) | ディスクブレーキ | |
JP2020034044A (ja) | ディスクブレーキ | |
JP4706860B2 (ja) | 電動ディスクブレーキ | |
JP2019060399A (ja) | ディスクブレーキ | |
CN114207310A (zh) | 用于机械制动系统的致动装置 | |
JP2010236658A (ja) | ディスクブレーキ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130725 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130725 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140416 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140903 |