JP2012076587A - 衝撃吸収部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の衝撃吸収部材は、内管2に外管4が外嵌されるとともに、内管2および外管4が重なり合う重合部に拡管加工または縮管加工が施されて、外径方向に突出する重合凸部21,41が形成されることにより、外管4が内管2に周方向への回転を規制した状態に連結される。衝撃によって外管4が内管2に対し周方向に回転するように構成されるとともに、その衝撃回転時に、重合凸部21,41に基づく逆回転方向への抵抗力によって、衝撃エネルギーが吸収される。
【選択図】図3
Description
前記内管および前記外管が重なり合う重合部に拡管加工または縮管加工が施されて、外径方向または内径方向に突出する重合凸部が形成されることにより、前記外管が前記内管に周方向への相対的な回転を規制した状態に連結され、
衝撃によって前記外管が前記内管に対し周方向に相対的に回転するように構成されるとともに、
その衝撃回転時に、前記重合凸部に基づく逆回転方向への抵抗力によって、衝撃エネルギーが吸収されるようにしたことを特徴とする衝撃吸収部材。
前記内管および前記外管のうち、前記重合凸部の突出方向側に配置される管を変形管とし、残り一方の管を非変形管として、
衝撃回転時に、前記非変形管の重合凸部によって、前記変形管の周壁が周方向に沿って連続的に外径方向または内径方向に塑性変形されて、衝撃エネルギーが吸収されるようにした前項1に記載の衝撃吸収部材。
衝撃回転時に、前記内管の外向き凸部によって、前記外管の周壁が周方向に沿って外径方向に押し広げられるようにした前項2に記載の衝撃吸収部材。
衝撃回転時に、前記外管の内向き凸部によって、前記内管の周壁が周方向に沿って内径方向に押し込まれるようにした前項2に記載の衝撃吸収部材。
衝撃回転時に、前記内管の重合凸部と前記外管の重合凸部との摩擦抵抗により、衝撃エネルギーが吸収されるようにした前項1に記載の衝撃吸収部材。
衝撃回転時に、前記外管が、前記内管に対し回転するようにした前項1〜5のいずれか1項に記載の衝撃吸収部材。
前記内管および前記外管が重なり合う重合部に拡管加工または縮管加工が施されて、外径方向または内径方向に突出する重合凸部が形成されることにより、前記外管が前記内管に周方向への相対的な回転を規制した状態に連結され、
前記内管が車両構造体に設けられるとともに、
前記外管に衝撃受け部が設けられ、
衝撃によって前記衝撃受け部が押し込まれて、前記外管が前記内管に対し周方向に回転するように構成されるとともに、
その衝撃回転時に、前記重合凸部に基づく逆回転方向への抵抗力によって、衝撃エネルギーが吸収されるようにしたことを特徴とする車両用衝撃吸収部材。
前記内管および前記外管が重なり合う重合部に拡管加工または縮管加工が施されて、外径方向または内径方向に突出する重合凸部が形成されることにより、前記外管が前記内管に周方向への相対的な回転を規制した状態に連結され、
前記内管が車両構造体に設けられ、
前記外管にブラケットの一端が設けられるとともに、
前記ブラケットの他端に、乗員の膝に対向して配置される膝対向板が設けられ、
衝撃によって前記膝対向板が押し込まれて、前記外管が前記内管に対し周方向に回転するように構成されるとともに、
その衝撃回転時に、前記重合凸部に基づく逆回転方向への抵抗力によって、衝撃エネルギーが吸収されるようにしたことを特徴とする車両用ニープロテクター構造。
図1はこの発明の第1実施形態である衝撃吸収部材が適用された自動車用ニープロテクター構造を正面側から見た状態で示す斜視図、図2は裏面側から見た状態で示す斜視図、図3は側面断面図である。
図6はこの発明の第2実施形態である衝撃吸収部材が適用された自動車用ニープロテクター構造を示す側面断面図、図7Aはその構造の回転機構部を拡大して示す側面断面図である。
図8はこの発明の第3実施形態である衝撃吸収部材が適用された自動車用ニープロテクター構造における回転機構部を拡大して示す側面断面図である。
図9はこの発明の第4実施形態である衝撃吸収部材が適用された自動車用ニープロテクター構造における回転機構部を拡大して示す側面断面図である。
図10はこの発明の第5実施形態である衝撃吸収部材が適用された自動車用ニープロテクター構造における回転機構部を示す斜視図、図11はその回転機構部の正面断面図、図12は車両メンバ1の内管構成部2の斜視図である。
上記実施形態においては、本発明の衝撃吸収部材を車両用ニープロテクター構造に適用した場合を例に挙げて説明したが、それだけに限られず、本発明の衝撃吸収部材は、上記車両用ニープロテクター構造の他に、プロントアンダーランプロテクター、バンパービーム、グリルガード、車両シート、ヘッドレスト、ステアリングコラム等の車両用衝撃吸収装置(部材)に好適に採用することができる。要は、内管に、回転可能に外管が外嵌された構造であれば、どのような構造であっても、本発明の衝撃吸収部材を採用することができる。
2:内管構成部(内管)
21,23:外向き凸部(重合凸部)
22:内向き凸部(重合凸部)
3:ブラケット
4:外管構成部(外管)
41,43:外向き凸部(重合凸部)
42:内向き凸部(重合凸部)
5:膝対向板(襲撃受け部)
Claims (8)
- 内管に外管が外嵌されるとともに、
前記内管および前記外管が重なり合う重合部に拡管加工または縮管加工が施されて、外径方向または内径方向に突出する重合凸部が形成されることにより、前記外管が前記内管に周方向への相対的な回転を規制した状態に連結され、
衝撃によって前記外管が前記内管に対し周方向に相対的に回転するように構成されるとともに、
その衝撃回転時に、前記重合凸部に基づく逆回転方向への抵抗力によって、衝撃エネルギーが吸収されるようにしたことを特徴とする衝撃吸収部材。 - 前記重合凸部は、周方向の一部に形成され、
前記内管および前記外管のうち、前記重合凸部の突出方向側に配置される管を変形管とし、残り一方の管を非変形管として、
衝撃回転時に、前記非変形管の重合凸部によって、前記変形管の周壁が周方向に沿って連続的に外径方向または内径方向に塑性変形されて、衝撃エネルギーが吸収されるようにした請求項1に記載の衝撃吸収部材。 - 前記重合凸部は、外径方向に突出する外向き凸部によって構成され、
衝撃回転時に、前記内管の外向き凸部によって、前記外管の周壁が周方向に沿って外径方向に押し広げられるようにした請求項2に記載の衝撃吸収部材。 - 前記重合凸部は、内径方向に突出する内向き凸部によって構成され、
衝撃回転時に、前記外管の内向き凸部によって、前記内管の周壁が周方向に沿って内径方向に押し込まれるようにした請求項2に記載の衝撃吸収部材。 - 前記重合凸部は、周方向全域に連続して形成され、
衝撃回転時に、前記内管の重合凸部と前記外管の重合凸部との摩擦抵抗により、衝撃エネルギーが吸収されるようにした請求項1に記載の衝撃吸収部材。 - 前記内管は、回転を規制された状態に固定され、
衝撃回転時に、前記外管が、前記内管に対し回転するようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の衝撃吸収部材。 - 内管に外管が外嵌されるとともに、
前記内管および前記外管が重なり合う重合部に拡管加工または縮管加工が施されて、外径方向または内径方向に突出する重合凸部が形成されることにより、前記外管が前記内管に周方向への相対的な回転を規制した状態に連結され、
前記内管が車両構造体に設けられるとともに、
前記外管に衝撃受け部が設けられ、
衝撃によって前記衝撃受け部が押し込まれて、前記外管が前記内管に対し周方向に回転するように構成されるとともに、
その衝撃回転時に、前記重合凸部に基づく逆回転方向への抵抗力によって、衝撃エネルギーが吸収されるようにしたことを特徴とする車両用衝撃吸収部材。 - 内管に外管が外嵌されるとともに、
前記内管および前記外管が重なり合う重合部に拡管加工または縮管加工が施されて、外径方向または内径方向に突出する重合凸部が形成されることにより、前記外管が前記内管に周方向への相対的な回転を規制した状態に連結され、
前記内管が車両構造体に設けられ、
前記外管にブラケットの一端が設けられるとともに、
前記ブラケットの他端に、乗員の膝に対向して配置される膝対向板が設けられ、
衝撃によって前記膝対向板が押し込まれて、前記外管が前記内管に対し周方向に回転するように構成されるとともに、
その衝撃回転時に、前記重合凸部に基づく逆回転方向への抵抗力によって、衝撃エネルギーが吸収されるようにしたことを特徴とする車両用ニープロテクター構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010223481A JP2012076587A (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 衝撃吸収部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010223481A JP2012076587A (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 衝撃吸収部材 |
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Family Applications (1)
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JP2010223481A Pending JP2012076587A (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 衝撃吸収部材 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015044571A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-03-12 | アイシン軽金属株式会社 | アンダーランプロテクタ用ステイ部材及びその連結構造 |
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-
2010
- 2010-10-01 JP JP2010223481A patent/JP2012076587A/ja active Pending
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