JP4914314B2 - 車両用バンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用バンパ装置に関するものである。
従来、車両用バンパ装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用バンパ装置は、車両の幅方向に延びるバンパリインホース(14)の両端部に、車両の前後方向に延びる一対のフロントサイドメンバ(12)が取着されている。また、これらフロントサイドメンバには、平面視井型のフロントサブフレーム(22)が取着されるとともに、該フロントサブフレームの前端に車両の前後方向に延びる一対のクラッシュボックス(34)が配設され、更にこれらクラッシュボックスの前端に車両の幅方向に延びるサブクロス(48)が取着されている。
このような構成にあって、例えば車両衝突時には、フロントサイドメンバ若しくはクラッシュボックスが蛇腹状に塑性変形することでそのときの衝撃エネルギーを吸収し、車両変形量の低減、乗員保護の確保を図る。
特開2005−81955号公報(第1図、第6図)
ところで、この車両用バンパ装置では、クラッシュボックスが蛇腹変形する際に、フロントサブフレームの前側に潰れ残りが生じてしまう。図7は、模式的に示したクラッシュボックス91の車両衝突時の塑性変形の推移を、そのときの変形量及び荷重の関係とともに表すものである。同図に示すように、蛇腹変形するクラッシュボックス91では、フロントサブフレーム(直線Vで示す)の前側に潰れ残りが生じている。つまり、クラッシュボックス91の長さは、この潰れ残り分を見込んだ長さを必要とする。従って、このクラッシュボックス91の長さ分、車両全長の延長や質量の増加を余儀なくされる。
本発明の目的は、例えば車両衝突時の衝撃エネルギーを好適に吸収しつつ、車両全長をより短縮できる車両用バンパ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の幅方向に延びる第1バンパリインホースの両端部において、該第1バンパリインホースと車両の前後方向に延びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在され、加えられた荷重を軸方向の塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する一対の第1クラッシュボックスと、車両の幅方向に延びる第2バンパリインホースの両端部において、該第2バンパリインホースと前記一対のサイドメンバの端部に結合された支持部材との間にそれぞれ介在され、加えられた荷重を軸方向に折り返す態様の塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する一対の第2クラッシュボックスと、前記各第2クラッシュボックスの基端よりも車両前後方向内側に配置され、該第2クラッシュボックスの軸方向に折り返した塑性変形部に当接して該塑性変形部を更に蛇腹状に塑性変形させる規制部材とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、例えば車両衝突時には、前記第2クラッシュボックスは軸方向に折り返す態様で塑性変形することで、最終的には前記支持部材の車両前後方向外側の潰れ残りを皆無にすることができる。従って、第2クラッシュボックスの長さに潰れ残り分を見込む必要がないため、該第2クラッシュボックスの長さをより短縮でき、ひいては車両全長を短縮できる。また、前記第2クラッシュボックスは、軸方向に折り返した塑性変形部が前記規制部材に当接して更に蛇腹状に塑性変形することで、より大きな衝撃エネルギーを吸収することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用バンパ装置において、前記規制部材は、前記第2クラッシュボックスの車両前後方向の長さの半分の長さ(L/2)だけ該第2クラッシュボックスの基端から車両前後方向内側に離隔配置されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記塑性変形部は、前記第2クラッシュボックスの車両前後方向の長さ(L)の半分の長さ(L/2)に達したとき、即ち前記第2クラッシュボックスが車両前後方向内側に完全に折り返したときに、前記規制部材に当接する。従って、前記第2クラッシュボックスは、例えば車両衝突時に軸方向に折り返す態様の塑性変形が完了すると同時に、前記塑性変形部が蛇腹状に塑性変形を開始することで、衝撃エネルギーを連続的に吸収することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用バンパ装置において、前記規制部材には、前記塑性変形部の蛇腹状の塑性変形を案内するガイド部が設けられていることを要旨とする。
同構成によれば、前記規制部材には、前記塑性変形部の蛇腹状の塑性変形を案内するガイド部が設けられていることで、例えば前記塑性変形部が塑性変形することなく横倒れすることを抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用バンパ装置において、前記規制部材は、前記サイドメンバに結合されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記規制部材を支持するための専用の部材を別途設ける必要がないため、部品点数の増大を抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用バンパ装置において、前記規制部材は、サスペンションメンバであることを要旨とする。
同構成によれば、前記規制部材を、サスペンションやエンジン等を支持するための既存のサスペンションメンバであることで、部品点数の増大を抑制することができる。
本発明では、例えば車両衝突時の衝撃エネルギーを好適に吸収しつつ、車両全長をより短縮できる車両用バンパ装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2は、自動車などの車両のフロント部分に適用される本実施形態に係る車両用バンパ装置を示す斜視図及び縦断面図である。なお、図1では、便宜的に車両の幅方向一側(車両の前方に向かって右側)の構造を一部割愛して描画している。同図に示されるように、この車両用バンパ装置は、車両の幅方向両側に配設されてボデーの一部を構成する一対のサイドメンバ11に取り付けられる。各サイドメンバ11は、例えば金属板からなり、断面略四角形の中空構造を有して車両の前後方向に延びる。
前記各サイドメンバ11の前端には、該サイドメンバ11の開口部を閉塞する態様で、例えば金属板からなる支持部材としてのラジエータサポートサイド12が溶接にて固着されている。一対のラジエータサポートサイド12は、両上端部間を橋渡しするラジエータサポートアッパ(図示略)及び両下端部間を橋渡しするラジエータサポートロア(図示略)とともに、ラジエータを支持するラジエータサポートを構成する。
前記各ラジエータサポートサイド12の前面には、例えば金属板からなり、断面略四角形の中空構造を有して車両の前後方向に延びる第1クラッシュボックス13が取着されている。この第1クラッシュボックス13は、前後方向の中心線が前記サイドメンバ11の前後方向の中心線と一致するように配置されており、その後端に溶接にて固着されたブラケット14において、前記ラジエータサポートサイド12にボルト15及びナットにて締結されている。一対の第1クラッシュボックス13は、加えられた荷重を軸方向の塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する。なお、各第1クラッシュボックス13は、軸方向に蛇腹状に塑性変形する。
前記各第1クラッシュボックス13の前端には、該第1クラッシュボックス13の開口部を閉塞する態様で、例えば金属板からなるプレート16が溶接にて固着されるとともに、該プレート16には、車両の幅方向に延びる第1バンパリインホース17の各端部がボルト18及びナットにて締結されている。この第1バンパリインホース17は、例えばアルミニウムの押出材からなる断面略目の字形の一定断面を有しており、車両の幅方向両端部において、上述の態様で前記一対の第1クラッシュボックス13に支持されている。
前記各ラジエータサポートサイド12は、前記ブラケット14の下側に、前後方向に貫通する円形の貫通孔12aを有するとととともに、該ラジエータサポートサイド12には、前記貫通孔12aの内径よりも小さい外径を有して該貫通孔12aの中心線に沿って配置された有蓋円筒状の第2クラッシュボックス21が取着されている。この第2クラッシュボックス21は、例えば金属板(鋼板)の深絞り成形により成形されており、その基端部は、その全周に亘って先端側に折り返されて円環状の周溝21aを形成するとともに、該周溝21aの先端から径方向外側に屈曲されて外側フランジ21bを形成する。前記第1クラッシュボックス13の下側に位置する第2クラッシュボックス21は、外側フランジ21bにおいて、前記ラジエータサポートサイド12にボルト22及びナットにて締結されている。この第2クラッシュボックス21は、平面視おいて前後方向の中心線が前記第1クラッシュボックス13(及びサイドメンバ11)の前後方向の中心線と一致するように配置されている。一対の第2クラッシュボックス21は、加えられた荷重を軸方向の塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する。
なお、各第2クラッシュボックス21は、軸方向に折り返す態様で塑性変形(いわゆるターニング変形)するもので、該第2クラッシュボックス21の後側には、その軸方向への折り返しを許容する空間Sが存在する。前記第2クラッシュボックス21は、前記空間S内に収まる態様でターニング変形することで、少なくともその結合部(ラジエータサポートサイド12)の前側に潰れ残りが皆無となるまで衝撃エネルギーを吸収し続けることができる(図3参照)。或いは、第2クラッシュボックス21は、第2バンパリインホース23がラジエータサポートサイド12と当接するまで衝撃エネルギーを吸収し続けることができる。また、各第2クラッシュボックス21の基端部に形成された前記周溝21aは、該第2クラッシュボックス21のターニング変形の起点となる応力集中部を形成する。
前記各第2クラッシュボックス21の前端には、車両の幅方向に延びる第2バンパリインホース23の各端部がボルト24及びナットにて締結されている。この第2バンパリインホース23は、例えばアルミニウムの押出材からなる断面略四角形の一定断面を有しており、車両の幅方向両端部において、上述の態様で前記一対の第2クラッシュボックス21に支持されている。なお、第2バンパリインホース23の前端面の位置は、車両前後方向において前記第1バンパリインホース17の前端面の位置と略一致するように設定されている。従って、例えば車両衝突時には、基本的に第1及び第2バンパリインホース17,23に同時に前方からの衝撃が加わるようになっている。
前記サイドメンバ11の下面(端部)には、規制部材としての金属製のサスペンションメンバ26がボルト27及びナットにて締結されている。このサスペンションメンバ26は、例えばフロントのサスペンションやエンジン等をマウントするためのもので、ボデーの一部を構成する。なお、前記サスペンションメンバ26は、その前端面が前記第2クラッシュボックス21の車両前後方向の長さ(L)の半分の長さ(L/2)だけ該第2クラッシュボックス21の基端部から車両前後方向内側(後側)に離隔されるように配置されている。
ここで、車両の衝突等により前方から衝撃が加えられると、この衝撃は、第1バンパリインホース17及び第1クラッシュボックス13を介してサイドメンバ11(ボデー)に伝達されるとともに、第2バンパリインホース23及び第2クラッシュボックス21を介してラジエータサポートサイド12を支持するサイドメンバ11に伝達される。このとき、第1及び第2バンパリインホース17,23とともに第1及び第2クラッシュボックス13,21が塑性変形することで、ボデーへと伝達される衝撃を緩衝する。
この際、図3(a)(b)(c)に示すように、前記第2クラッシュボックス21は、軸方向に折り返す態様で塑性変形することで、最終的には前記ラジエータサポートサイド12の車両前後方向外側(前側)の潰れ残りを皆無にすることができる。このとき、前記第2クラッシュボックス21は、車両前後方向内側(後側)に完全に折り返し、軸方向に折り返した断面略二重丸状の塑性変形部30が前述の長さ(L/2)に達することで、前記サスペンションメンバ26に当接する。そして、前記サスペンションメンバ26に当接した前記塑性変形部30は、更に蛇腹状に塑性変形する。また、蛇腹状の塑性変形は、本実施例においては、1回の山折りのことを示す。なお、前記塑性変形部30の塑性変形に伴う衝撃エネルギーの吸収に際しては、前記サイドメンバ11が併せて蛇腹状に塑性変形して衝撃エネルギーの吸収を行う。
以上により、ボデー及び乗員に加えられる衝撃エネルギーが吸収される。
図4は、衝撃エネルギーの吸収時の第2クラッシュボックス21単品での変形量及び荷重の関係を示すグラフである。同図に示すように、塑性変形の前段では、第2クラッシュボックス21は、ターニング変形することで、荷重の安定化された状態で衝撃エネルギーを吸収する。一方、変形量が長さ(L)を超えた塑性変形の後段では、第2クラッシュボックス21(塑性変形部30)は、蛇腹変形して更に衝撃エネルギーを吸収する。なお、同図には、便宜的に蛇腹状に塑性変形するのみの従来のクラッシュボックスの推移を破線にて併せ描画している。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、例えば車両衝突時には、前記第2クラッシュボックス21は、既存の空間S内に収まる態様でターニング変形することで、最終的には前記ラジエータサポートサイド12の車両前後方向外側(前側)の潰れ残りが皆無となるまで衝撃エネルギーを吸収し続けることができる。従って、第2クラッシュボックス21の長さに潰れ残り分を見込む必要がないため、該第2クラッシュボックス21の長さをより短縮でき、ひいては車両全長を短縮できる。なお、蛇腹状に塑性変形するクラッシュボックスでは、その全長(前後方向の長さ)の概ね30%が潰れ残りとして生じることが確認されている。つまり、クラッシュボックスの衝撃エネルギーの吸収量が同等であれば、その全長の概ね30%分だけ省スペース化が可能である。また、前記第2クラッシュボックス21は、軸方向に折り返した塑性変形部30が前記サスペンションメンバ26に当接して更に蛇腹状に塑性変形することで、より大きな衝撃エネルギーを吸収することができ、車両変形量の低減された安全性に優れた車両を実現することができる。
(2)本実施形態では、前記塑性変形部30は、前記第2クラッシュボックス21の車両前後方向の長さ(L)の半分の長さ(L/2)に達したとき、即ち前記第2クラッシュボックス21が車両前後方向内側(後側)に完全に折り返したときに、前記サスペンションメンバ26に当接する。従って、前記第2クラッシュボックス21は、例えば車両衝突時にターニング変形が完了すると同時に、前記塑性変形部30が蛇腹状に塑性変形を開始することで、衝撃エネルギーを連続的に吸収することができる。
(3)本実施形態では、前記サスペンションメンバ26は、前記サイドメンバ11に結合されていることで、前記サスペンションメンバ26を支持するための専用の部材を別途設ける必要がなく、部品点数の増大を抑制することができる。
(4)本実施形態では、前記第2クラッシュボックス21の結合を、ラジエータを支持するための既存のラジエータサポートで行うことで、部品点数の増大を抑制することができ、ひいてはコストの削減を図ることができる。
(5)本実施形態では、前記第2クラッシュボックス21の蛇腹変形を、サスペンションやエンジン等を支持するための既存のサスペンションメンバ26で行うことで、部品点数の増大を抑制することができ、ひいてはコストの削減を図ることができる。
(6)本実施形態では、前記第2クラッシュボックス21は、ターニング変形することで、衝撃エネルギーの吸収時の荷重をより安定化することができる。
(7)本実施形態では、前記第2クラッシュボックス21がターニング変形後に更に蛇腹変形してより大きな衝撃エネルギーを吸収することで、例えば前記第1及び第2クラッシュボックス13,21の前後方向の長さを短くすることができ、オーバーハング(前輪の中心からバンパ前端までの距離)のより短いデザイン性に優れた車両を実現することができる。
(8)本実施形態では、第1及び第2バンパリインホース17,23等でより広範囲で衝撃エネルギーを吸収することで、例えば車両同士の衝突時に相手車両に加わる単位面積当たりの荷重を低減することができ、自車両の加害性を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図5に示すように、前記サスペンションメンバ26の前端面に、前記第2クラッシュボックス21の中心線に一致する中心線を有して突設された円環状のガイド部36を設けてもよい。このガイド部36は、前記周溝21aの外径と同等の内径を有しており、前記サスペンションメンバ26に当接する塑性変形部30の蛇腹変形を案内する。これにより、例えば前記塑性変形部30が塑性変形することなく横倒れしたりすることを抑制することができる。
・図6に示すように、有蓋段付き円筒状の第2クラッシュボックス37を採用してもよい。この場合、第2クラッシュボックス37を拡開する円環状の段差37aは、該第2クラッシュボックス37のターニング変形の起点となる応力集中部を形成する。
・前記実施形態において、前記サスペンションメンバ26の前端面は、前記長さ(L/2)よりも長い距離だけ前記第2クラッシュボックス21の基端部から車両前後方向内側(後側)に離隔配置されていてもよい。この場合、前記第2クラッシュボックス21は、例えば車両衝突時にターニング変形が完了してから所定時間の経過を待って、前記塑性変形部30が蛇腹状に塑性変形を開始する。
・前記実施形態において、第1及び第2バンパリインホース17,23(第1及び第2クラッシュボックス13,21)による衝撃エネルギーの吸収開始タイミングは、いずれか一方がいずれか他方よりもある程度遅れていてもよい。
・前記実施形態において、各部材の締結に係るいずれかのボルト15,18,22,24,27及び当該ボルトと組み合わされるナットに代えて、ブラインドナットを採用してもよい。この場合、ボルト及びナットの組み合わせのように組み付け方向を二方向にする必要がなく、組み付け方向が一方向のみでよいため、組付け性を向上することができる。
・前記実施形態において、ラジエータサポートサイド12及び第1クラッシュボックス13、あるいは第1クラッシュボックス13及び第1バンパリインホース17を溶接にて結合してもよい。また、ラジエータサポートサイド12及び第2クラッシュボックス21、あるいは第2クラッシュボックス21及び第2バンパリインホース23を溶接にて結合してもよい。さらに、サイドメンバ11及びサスペンションメンバ26を溶接にて結合してもよい。
・前記実施形態において、第1バンパリインホース17の断面形状は、口の字や日の字、あるいは田の字などであってもよい。
・前記実施形態において、第2バンパリインホース23の断面形状は、日の字や目の字、あるいは田の字などであってもよい。
・前記実施形態において、第1及び第2バンパリインホース17,23を金属板で形成してもよい。
・前記実施形態において、第1クラッシュボックス13の断面形状は、日の字や目の字、あるいは田の字などであってもよい。
・前記実施形態において、第1クラッシュボックス13をアルミニウムの押出材で形成してもよい。
・前記実施形態において、サスペンションメンバ26は、サイドメンバ11に直結されていなくてもよく、適宜の中間部材を介して実質的にサイドメンバ11に一体化されていればよい。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 同実施形態を示す縦断面図。 (a)(b)(c)は、同実施形態の動作を示す模式図。 同実施形態の変形量と荷重との関係を示すグラフ。 本発明の変形形態を示す斜視図。 本発明の変形形態を示す縦断面図。 従来例の変形量と荷重との関係を示す説明図。
符号の説明
11…サイドメンバ、12…ラジエータサポートサイド(支持部材)、13…第1クラッシュボックス、17…第1バンパリインホース、21,37…第2クラッシュボックス、23…第2バンパリインホース、26…サスペンションメンバ(規制部材)、30…塑性変形部、36…ガイド部。

Claims (5)

  1. 車両の幅方向に延びる第1バンパリインホースの両端部において、該第1バンパリインホースと車両の前後方向に延びる一対のサイドメンバとの間にそれぞれ介在され、加えられた荷重を軸方向の塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する一対の第1クラッシュボックスと、
    車両の幅方向に延びる第2バンパリインホースの両端部において、該第2バンパリインホースと前記一対のサイドメンバの端部に結合された支持部材との間にそれぞれ介在され、加えられた荷重を軸方向に折り返す態様の塑性変形で吸収して衝撃エネルギーを吸収する一対の第2クラッシュボックスと、
    前記各第2クラッシュボックスの基端よりも車両前後方向内側に配置され、該第2クラッシュボックスの軸方向に折り返した塑性変形部に当接して該塑性変形部を更に蛇腹状に塑性変形させる規制部材とを備えたことを特徴とする車両用バンパ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用バンパ装置において、
    前記規制部材は、前記第2クラッシュボックスの車両前後方向の長さ(L)の半分の長さ(L/2)だけ該第2クラッシュボックスの基端から車両前後方向内側に離隔配置されていることを特徴とする車両用バンパ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用バンパ装置において、
    前記規制部材には、前記塑性変形部の蛇腹状の塑性変形を案内するガイド部が設けられていることを特徴とする車両用バンパ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用バンパ装置において、
    前記規制部材は、前記サイドメンバに結合されていることを特徴とする車両用バンパ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用バンパ装置において、
    前記規制部材は、サスペンションメンバであることを特徴とする車両用バンパ装置。
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