JP2012075197A - ドライブ回路の起動時制御回路 - Google Patents

ドライブ回路の起動時制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの起動を確実に行うと共に、静音化する。
【解決手段】モータの起動時の駆動を制御するドライブ回路の起動時制御回路であって、正負が180度で反転する交番波形であるフル駆動波形を出力するフル駆動波形出力手段と、フル駆動波形に、パルス幅変調を施しPWM駆動波形を得るPWM手段と、フル駆動波形と、PWM駆動波形のいずれかを選択するセレクタ54と、を有し、制御回路58は、セレクタ54を制御して、起動時において、フル駆動波形を出力し、その後PWM変調波形を出力するように制御する制御手段正負が180度で反転する交番波形であるフル駆動波形を出力する。その後、PWM駆動波形を選択する。
【選択図】図6

Description

本発明は、モータの起動時の駆動を制御するドライブ回路の起動時制御回路に関する。
近年、携帯電話やゲーム機器などに搭載されるバイブレーション機能において、振動素子の位置を検出するためにホール素子を用いた位置検出回路が用いられている。
ロータをマグネットとし、ステータをコイルとした場合、ホール素子はロータの位置を検出し、ドライブ回路はホール素子の検出結果に基づいてコイルに電流を供給する。
特開2001−352777号公報 特開2006−288056号公報 特開平8−37798号公報
ここで、電気機器における消費電力はなるべく小さくしたいという要求があり、また機器から発生する騒音をなるべく小さくしたいという要求がある。
ここで、背景技術に記載の振動素子を備えた振動モータの駆動において、2つのコイルに供給する電流は、0度、180度近辺の電流は、モータ駆動にあまり寄与しない。そこで、モータ駆動電流の0度、180度近辺の電流をカットする通電方法が提案されている。例えば、0度、180度近辺の30度について通電をカットする通電方法は、150度通電と呼ばれている。
しかし、150度通電は、パワーが十分ではなく、また回転状態信号を基に駆動する場合には、駆動開始が非通電期間に当たると回転が開始されないという問題がある。
本発明は、モータの起動時の駆動を制御するドライブ回路の起動時制御回路であって、正負が180度で反転する交番波形であるフル駆動波形を出力するフル駆動波形出力手段と、前記フル駆動波形に、パルス幅変調を施しPWM駆動波形を得るPWM手段と、前記フル駆動波形と、PWM駆動波形のいずれかを選択するセレクタと、前記セレクタを制御して、起動時において、フル駆動波形を出力し、その後PWM変調波形を出力するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明は、モータの起動時の駆動を制御するドライブ回路の起動時制御回路であって、正負が180度で反転する交番波形であるフル駆動波形を出力するフル駆動波形出力手段と、正負が反転するタイミングに所定の駆動休止期間が設けられた制限駆動波形を出力する制限駆動波形出力手段と、前記フル駆動波形と、前記制限駆動波形が入力され、いずれかを選択して出力するセレクタと、前記制限駆動波形に、パルス幅変調を施すPWM手段と、前記セレクタおよびPWM手段を制御して、起動時において、フル駆動波形を出力し、その後制限駆動波形にパルス幅変調を施した制限駆動波を出力するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、前記制御回路は、起動時にフル駆動波形を出力し、次に制限駆動波形を出力し、その後パルス幅変調を施した制限駆動波を出力するように制御することが好適である。
また、前記制御回路における駆動波形の切り換えは、モータ回転を検出した回転状態信号における交番数のカウント値に応じて行うことが好適である。
このように、本発明によれば、確実な起動が行えると共に、短時間に適正な回転数に至ることができ、さらに低騒音化、省電力化を図ることができる。
全体構成を示すブロック図である。 出力回路の構成例を示す図である。 加算信号の例を示す図である。 出力制御回路の構成例を示す図である。 出力制御回路の各部の信号波形を示す図である。 起動時制御回路の構成を示す図である。 起動時の駆動波形の一例を示す図である。 起動時の駆動波形の他の例を示す図である。 PWM信号から駆動制御信号を生成する構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、全体構成を示す図であり、システムは、ドライバ100と、モータ200とから構成される。入力信号は、ドライバ100に入力され、ドライバ100が入力信号に応じた駆動電流をモータ200に供給する。これによって、モータ200の回転が入力信号に応じて制御される。
ここで、ドライバ100は、コンパレータ10を有しており、モータ200に設けられたホール素子30からのロータ位置に応じた回転状態信号がオフセット制御回路32を介し、コンパレータ10の一端に供給される。すなわち、オフセット制御回路32は、回転状態信号に所定のオフセット値を加算し、上下方向に交互にシフトした加算信号を得る。そして、この加算信号がコンパレータ10の一端に供給される。コンパレータ10の他端には、基準値電圧が供給されており、コンパレータ10は加算信号が基準値に至ったことを検出する。
コンパレータ10の出力は、出力制御回路12に供給される。出力制御回路12は、コンパレータ10の出力信号に応じて所定周波数の駆動波形(位相)を決定するとともに、駆動制御信号(OUT1,OUT2)がPWM駆動制御されることによって、駆動電流の振幅が決まる。そして、作成した駆動制御信号を出力回路14に供給する。
出力回路14は、複数のトランジスタから構成され、これらのスイッチングによって電源からの電流を制御してモータ駆動電流を発生し、これをモータ200に供給する。
図2には、出力回路14の一部とモータ200の1つのコイル22の構成を示す。このように、電源とアースの間に2つのトランジスタQ1,Q2の直列接続からなるアームと、2つのトランジスタQ3,Q4の直列接続からなるアームが設けられており、トランジスタQ1,Q2の中間点と、トランジスタQ3,Q4の中間点との間にコイル22が接続される。そして、トランジスタQ1,Q4をオン、トランジスタQ2,Q3をオフすることで、コイル22に一方向の電流を流し、トランジスタQ1,Q4をオフ、トランジスタQ2,Q3をオンすることで、コイル22に反対方向の電流を流し、コイル22を駆動する。
モータ200は、コイル22とロータ26を有している。また、ロータ26は、永久磁石が設けられており、例えばN極とS極が対向する位置(互いに180度異なった位置)に配置されている。そして、コイル22からの磁界に応じて安定する位置が決定される。
従って、交流電流を供給することで、その電流位相によりロータ26を移動させ、回転することができる。また、特定の電流位相のタイミングで、電流位相の変化を停止することで、その時の電流位相に応じた位置にロータを停止することができる。このようにして、モータ200の回転が制御される。
モータ200には、ホール素子30が設けられており、ロータ26の永久磁石からの磁界に応じて、回転状態信号を発生する。上述のように、N,Sが1つずつの場合、ロータ26の1回転が1周期となる正弦波が回転状態信号として得られる。
このホール素子30からの回転状態信号は、オフセット制御回路32に供給される。このオフセット制御回路32は、回転状態信号を所定のオフセット量だけずらし、2つの基準値のクロス(この例ではゼロクロス)間を例えば150度に設定するものである。
ここで、図3には、ゼロクロス間を180度から120度に変更する例が示されている。回転状態信号は、0度で0ガウス、90度で+60ガウス、180度で0ガウス、270度で−60ガウスに相当する電圧のサイン波である。従って、回転状態信号を30ガウス相当の電圧だけゼロに近づけることで2つゼロクロス間が120度になる。そこで、−側において+30ガウス相当分加算した加算信号(回転状態信号が30ガウス分ゼロに近づけられた信号)が1回目にゼロに至った時(回転状態信号の位相−30度)に+30ガウスに代えて−30ガウスの加算(30ガウス分の減算)とする。これによって、60ガウス分加算信号が−方向にシフトする。この例の場合、−60ガウス分の加算は60度分のシフトに相当するため、回転状態信号における位相の+30度において、加算信号は−側からの2度目のゼロに至る。そして、この2回目のゼロの場合には、−30ガウス分の加算はそのままとして+側に移る。次に、+側からの1回目のゼロの時に、加算が+30ガウスに切り替えられる。このようにして、回転状態信号の位相330度(−30度)のときにオフセット量が+30ガウスから−30ガウスに切り替えられ、150度のときにオフセット量が−30ガウスから+30ガウスに切り替えられ、これを繰り返すことで、加算信号の2回目のゼロから、次のゼロの間で120度の期間の信号を得ることができる。なお、図3では、ゼロクロス間を120度とする例を示したが、加算するオフセット量を調整する(この場合には±15ガウス相当分とする)ことで、150度などの期間の信号が得られる。
なお、コンパレータ10の他端には、ホール素子30のコモン電圧と同電位の電圧を基準として供給する構成としてもよい。このような構成にすることによって、ホール素子30とコンパレータ10とで用いられる基準値が等しくなり、コイル22への通電期間をより正確に設定することができる。
図4には、出力制御回路12の構成例であって、150度通電のための構成(150度通電生成回路50)が示されており、図5には各部の信号波形が示されている。コンパレータ10の出力(コンパレータ生出力)は、回転状態信号を上述のようにして順次シフトした信号のゼロクロスを検出するものであり、この例は、図3と同様に、120度通電の例を示しており、コンパレータ生出力をフリップフロップで取り込んだ場合の取り込み出力は、回転状態信号の0〜30度がLレベル、30〜150度がHレベルになり、150〜180度がLレベル、180〜210度がHレベル、210〜330度がLレベル、330〜360度がHレベルの信号となる(図5(i))。
コンパレータ生出力はフリップフロップFF1のD入力端に供給される。このフリップフロップFF1のクロック入力端には、所定のクロックCLKが供給されており、フリップフロップFF1がコンパレータ10の出力を順次保持することになる。クロックCLKは、コンパレータ10の出力の変化に比べ大きな周波数を有しているため、フリップフロップFF1はコンパレータ10の出力を所定の期間だけ遅れてそのまま取り込むことになる。
フリップフロップFF1の出力は、フリップフロップFF2のD入力端に供給されており、このフリップフロップFF2のクロック入力端にもクロックCLKが供給されている。従って、このフリップフロップFF2の出力は、フリップフロップFF1の出力比べ、クロックCLKの1周期だけ遅れた信号となる。フリップフロップFF1の出力は反転されてアンドゲートAND1に入力され、フリップフロップFF2の出力はそのままアンドゲートAND1に入力される。従って、このアンドゲートAND1の出力は、コンパレータ10の出力が立ち下がった時に、クロックCLKの1周期分だけ立ち上がる信号となる。
すなわち、図5(ii)立ち下がり検出信号に示すように、取り込み出力の立ち下がり時にクロックCLKの1周期だけ立ち上がる信号が、アンドゲートAND1の出力に得られる。
また、アンドゲートAND2には、フリップフロップFF1の出力とフリップフロップFF2の反転出力が入力されている。従って、このアンドゲートAND2の出力には、図5(iii)立ち上がり検出信号に示すように、取り込み出力の立ち上がり時にクロックCLKの1周期だけ立ち上がる信号が得られる。
なお、図5においては、立ち下がり検出信号(ii)、立ち上がり検出信号(iii)について、クロックCLKより短いパルスとして示してある。これは、立ち上がり及び立ち下がりの検出クロックとして、クロックCLKより周波数の高いものを用い、1クロック分のみを検出パルスとしているからであるが、全体動作としては、変わりはない。
クロックCLKは、所定の分周された後、連続H/L検出部40に入力される。この連続H/L検出部40は、例えば、取り込み出力におけるHレベルが60度の期間連続したことでHレベル、Lレベルが60度の期間連続したときにLレベルになる。従って、この例では、回転状態信号の90度〜270度の期間がHレベル、その他の半分の期間がLレベルの信号が連続H/L検出部40の出力となる(図5(iv))。
アンドゲートAND1の出力は、フリップフロップFF3のD入力端に供給され、アンドゲートAND2の出力は、フリップフロップFF4のD入力端に供給される。これらアンドゲートAND1,AND2のクロック入力端には、クロックCLKが供給されている。従って、これらフリップフロップFF3,FF4にアンドゲートAND1,AND2の出力が取り込まれる。フリップフロップFF3,FF4の出力は、アンドゲートAND3,AND4にそれぞれ入力される。アンドゲートAND3の他入力端には、連続H/L検出信号がそのまま入力され、アンドゲートAND4の他入力端には、連続H/L検出信号が反転して入力されている。従って、アンドゲートAND3の出力には、立ち下がり検出信号の中の回転状態信号の0度に対応するパルスが除去され、150度、210度のパルスのみが残る。また、アンドゲートAND4の出力では、立ち上がり検出信号の中の回転状態信号の180度に対応するパルスが除去され、30度、330度のパルスのみが残る。
アンドゲートAND3の出力は、SRラッチ回路SR1のセット入力端に供給され、アンドゲートAND4の出力は、SRラッチ回路SR1のリセット入力端に供給される(図5(v))。従って、図5(vi)に示すように、回転状態信号の330度でHレベルになり、150度でLレベルになるオフセット制御信号がSRラッチSR1の出力に得られる。このSRラッチSR1の出力は、オフセット制御回路32に供給され、Hレベルの際に所定のオフセット値(30ガウス分)だけ回転状態信号に加算し、Lレベルの際に所定のオフセット値(30ガウス分)だけ回転状態信号から減算する切り替え制御に利用される。
アンドゲートAND3,AND4の出力は、オアゲートOR1に入力される。オアゲートOR1の出力には、330度、30度、150度、210度の4つのパルスを有する両エッジ信号が得られる(図5(vii))。オフセット制御信号は、所定の遅延が施された後、フリップフロップFF5のD入力端に供給される。このフリップフロップFF5のクロック入力端には、オアゲートOR1からの両エッジ信号が供給されており、フリップフロップFF5の出力には回転状態信号の30度でHレベルになり、210度でLレベルなる信号が得られる(図5(viii))。
このフリップフロップFF5の出力は、ノアゲートNOR1及びアンドゲートAND5に入力され、ノアゲートNOR1及びアンドゲートAND5の他入力端には、SRラッチSR1の出力が供給されている。そこで、ノアゲートNOR1の出力には、30〜150度の期間だけHレベルとなる駆動制御信号OUT1(図5(ix))、アンドゲートAND5の出力には、210〜330度の期間だけHレベルになる駆動制御信号OUT2(図5(x))が得られる。
そこで、駆動制御信号OUT1,OUT2を出力回路14に供給することによって、図2におけるトランジスタQ1,Q4、及びトランジスタQ3,Q2のオンオフを制御することで、上述したコイル22の駆動電流制御が行われる。
図1においては、コイル22に対向位置にホール素子30を配置したため、コイル22に同期した回転状態信号を得ることができるが、ホール素子30の取付位置は必ずしも限定されない。さらに、上述のように、回転状態信号に加減算するオフセット量を調整することで、150度通電なども容易に行うことができる。
ここで、150度通電は、180度通電に比べロータを回転させるパワーが小さい。また、通電の開始が通電停止期間であると、ロータの回転が始まらず、回転状態信号が得られないため、起動のために何らかの対策が必要である。
本実施形態では、起動時において、通電方式を切り換える。図6には、通電方式切り換えのための起動時制御回路の構成が示されている。
コンパレータ10からのコンパレータ出力は、150度通電生成回路50に入力される。この150度通電生成回路50は、図4で示される出力制御回路12の構成を有する。そして、この150度通電生成回路50の出力は、150度通電駆動信号としてセレクタ52に供給される。このセレクタ52には、コンパレータ出力がそのまま180度通電駆動信号として供給されている。なお、実際には、このセレクタ52には、コンパレータ出力をクロックCLKで取り込んだ図4のフリップフロップFF1の出力が180度通電用駆動信号として供給される。
セレクタ52の出力は、セレクタ54に供給されると共に、PWM変換回路56にも供給される。このPWM変換回路56には、セレクタ52から供給される駆動制御信号(図4におけるOUT1,OUT2)について、PWM変調を施す。すなわち、外部のマイコンなどにより、現在のモータ駆動状態において必要なパワーを決定し、これに応じてその時必要なパワーに応じたデューティ比を決定し、セレクタからの矩形波の駆動制御信号についてPWM変換する。なお、この例では、所定のデューティ比のPWM入力が供給されており、この信号とセレクタの出力のアンドをとることによってPWM信号に変換する。
また、コンパレータ出力(フリップフロップFF1出力)は、制御回路58にも入力される。制御回路58は、カウンタ60を有しており、入力されてくるコンパレータ出力の交番数をカウントする。そして、このカウント結果に応じて、セレクタ52,54を制御して、出力する駆動制御信号を選択する。
制御回路58は、例えば、起動時において、180度通電用駆動信号を選択し、カウント値が第1設定値に至った場合に、150度通電用駆動信号を選択し、カウント値が第2設定値に至った場合に、PWM変換された駆動信号を選択する。
そして、セレクタ54からの出力が、図2におけるトランジスタQ1〜Q4のゲートに印加されて、コイル22への電流供給が制御される。
図7には、駆動制御信号の波形について一例を示してある。モータ停止時は、パワーセーブモードになっており、出力信号はない状態になっている。駆動指令がくると、まずPWM信号がデューティ比100%で起動される。そして、準備期間TWUの経過後図4の回路が起動して、OUT1,OUT2に180度通電駆動制御信号が得られる。そして、第2設定期間が経過した場合に、180度通電駆動制御信号に対し、所定のPWM信号が乗算された180度通電PWM信号による駆動が開始される。
このように、この例では、180度通電→180度通電PWM駆動という順で起動時の駆動が行われる。
図8には、駆動制御信号の波形についての他の例を示してある。図7の場合と同様に、駆動指令がくると、まずPWM信号がデューティ比100%で起動され、次に、OUT1,OUT2に180度通電駆動制御信号が得られる。そして、カウンタ60が第1設定値に達して180度通電期間が経過した場合には、150度通電期間に入る。そして、カウンタ60が第2設定値に達して150度通電期間が経過した場合には、150度通電において、PWM変換した駆動信号が出力される。
このように、この例では、180度通電→150度通電→150度通電PWM駆動という順で起動時の駆動が行われる。
このように、本実施形態では、起動時には、まず矩形波の180度通電を行う。従って、フルパワーでの確実で短期間のモータの起動が行える。この180度通電期間は、モータの通常回転数にいたる期間に設定する。その後は、PWM駆動により省電力を図るが、150度通電期間を設ける、最適回転数に制御した後、PWM駆動に移行すると、最適回転数に至るまでの時間を改善して、その後適切な省電力を図ることができる。150度通電期間は、最適回転数に回転数を制御するのに必要な時間に設定することが好ましい。また、PWM駆動では、騒音も180度矩形波通電に比べ、小さくなる。さらに、150度通電を行うことで、騒音の大幅改善を図ることができる。また、150度通電を行うことで、逆トルクの発生を抑制して、さらなる省電力化も達成できる。
図9には、駆動制御信号のPWM変換の構成例を示してある。このように、アンドゲートAND10により、両信号の論理積を取ることで、PWM変換した駆動制御信号を得ることができる。
10 コンパレータ、12 出力制御回路、14 出力回路、22 コイル、26 ロータ、30 ホール素子、32 オフセット制御回路、40 連続H/L検出部、50 150度通電生成回路、52,54 セレクタ、56 PWM変換回路、58 制御回路、60 カウンタ、100 ドライバ、200 モータ。

Claims (4)

  1. モータの起動時の駆動を制御するドライブ回路の起動時制御回路であって、
    正負が180度で反転する交番波形であるフル駆動波形を出力するフル駆動波形出力手段と、
    前記フル駆動波形に、パルス幅変調を施しPWM駆動波形を得るPWM手段と、
    前記フル駆動波形と、PWM駆動波形のいずれかを選択するセレクタと、
    前記セレクタを制御して、起動時において、フル駆動波形を出力し、その後PWM変調波形を出力するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするドライブ回路の起動時制御回路。
  2. モータの起動時の駆動を制御するドライブ回路の起動時制御回路であって、
    正負が180度で反転する交番波形であるフル駆動波形を出力するフル駆動波形出力手段と、
    正負が反転するタイミングに所定の駆動休止期間が設けられた制限駆動波形を出力する制限駆動波形出力手段と、
    前記フル駆動波形と、前記制限駆動波形が入力され、いずれかを選択して出力するセレクタと、
    前記制限駆動波形に、パルス幅変調を施すPWM手段と、
    前記セレクタおよびPWM手段を制御して、起動時において、フル駆動波形を出力し、その後制限駆動波形にパルス幅変調を施した制限駆動波を出力するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするドライブ回路の起動時制御回路。
  3. 請求項2に記載のドライブ回路の起動時制御回路であって、
    前記制御回路は、起動時にフル駆動波形を出力し、次に制限駆動波形を出力し、その後パルス幅変調を施した制限駆動波を出力するように制御することを特徴とするドライブ回路の起動時制御回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のドライブ回路の起動時制御回路であって、
    前記制御回路における駆動波形の切り換えは、モータ回転を検出した回転状態信号における交番数のカウント値に応じて行うことを特徴とするドライブ回路の起動時制御回路。
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