JP2012074976A - 携帯端末、携帯システムおよび警告方法 - Google Patents

携帯端末、携帯システムおよび警告方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに対して警告音を適切に出力する携帯端末、携帯システムおよび警告方法を提供する。
【解決手段】外部音を集音するマイクを備えるヘッドホンに音響信号を出力する携帯端末は、予め定められた警告音を記憶する記憶部と、マイクで集音した外部音と記憶部に記憶された警告音とを照合して、外部音を警告音と特定し、かつ、外部音の強度が所定閾値を超えた場合に、マイクで集音した外部音をヘッドホンに出力する制御部と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯端末、携帯システムおよび警告方法に関し、特には、ヘッドホンに音響信号を出力可能な携帯端末、携帯システムおよび警告方法に関する。
特許文献1には、踏み切り遮断機警告音等の警告音を、携帯端末で通話中のユーザに認識させるハンズフリー装置が記載されている。特許文献1に記載のハンズフリー装置は、警告音ごとのサンプルパターンの周波数を記憶している記憶部と、ユーザの通話音声および周囲音を集音するマイクと、集音された周囲音から警告音の周波数成分を抽出する周波数分析部と、スピーカと、を備えている。
特許文献1に記載のハンズフリー装置では、周波数分析部が、記憶部内に記憶させている周波数と、抽出された警告音の周波数成分とを照合することにより、警告音の種別を判定し、判定結果に応じてメッセージが警告としてスピーカから出力される。
特開2007−201603号公報
特許文献1に記載のハンズフリー装置では、周囲音から抽出された警告音の種別が判定されると、スピーカから警告が出力される。よって、携帯端末のユーザから十分に離れた場所で警告音が鳴っている状況でも、ハンズフリー装置は、マイクで集音された警告音の種別を判定すると、ユーザに対してスピーカから警告を出力してしまい、この警告によってユーザが混乱してしまう恐れがある。
本発明の目的は、ユーザに対して警告音を適切に出力することが可能な携帯端末、携帯システムおよび警告方法を提供することにある。
本発明の携帯端末は、外部音を集音する集音手段を備えるヘッドホンに音響信号を出力する携帯端末であって、予め定められた警告音を記憶する記憶手段と、前記集音手段が集音した外部音と前記記憶手段に記憶された警告音とを照合して、該外部音を該警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が所定閾値を超えた場合に、アラーム音を前記ヘッドホンに出力する制御手段と、を含む。
本発明の携帯システムは、ヘッドホンと、前記ヘッドホンに音響信号を出力する携帯端末と、を有する携帯システムであって、予め定められた警告音を記憶する記憶手段と、前記ヘッドホンの外部音を集音する集音手段と、前記集音手段が集音した外部音と前記記憶手段に記憶された警告音とを照合して、該外部音を該警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が所定閾値を超えた場合に、アラーム音を前記ヘッドホンに出力する制御手段と、を含む。
本発明の警告方法は、外部音を集音する集音手段を備えるヘッドホンに音響信号を出力する携帯端末の警告方法であって、予め定められた警告音を記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記集音手段が集音した外部音と前記記憶手段に記憶された警告音とを照合して、該外部音を該警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が所定閾値を超えた場合に、アラーム音を前記ヘッドホンに出力する制御ステップと、を含む。
本発明の警告方法は、ヘッドホンと、前記ヘッドホンに音響信号を出力する携帯端末と、を有する携帯システムの警告方法であって、予め定められた警告音を記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記ヘッドホンの外部音を集音する集音ステップと、前記集音ステップにて集音された外部音と前記記憶手段に記憶された警告音とを照合して、該外部音を該警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が所定閾値を超えた場合に、アラーム音を前記ヘッドホンに出力する制御ステップと、を含む。
本発明によれば、ユーザに対して警告音を適切に出力することが可能になる。
本発明の実施形態における携帯システムの構成例を示すブロック図である。 携帯端末100の詳細構成を示すブロック図である。 警告方法の処理手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における携帯端末の構成例を示すブロック図である。
携帯システム1は、マイク11を備えるヘッドホン10と、ヘッドホン10に音響信号を出力する携帯端末100と、を有する。ヘッドホン10と携帯端末100との間は、例えば、通信線を介して接続される。
携帯端末100は、音響データを再生して、ヘッドホン10に音響信号を出力する音響再生装置である。携帯端末100は、例えば、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)などにより実現される。
マイク11は、一般的に集音手段と呼ぶことができる。
マイク11は、ヘッドホン10の外部音を集音する。マイク11は、外部音を集音して、外部音を示すアナログ信号を、外部音信号として携帯端末100に出力する。本実施形態では、マイク11は、ヘッドホン10に内蔵されている。
ヘッドホン10は、不図示のレシーバを有する。レシーバは、携帯端末100から音響信号を受け付けると、その音響信号を出力する。よって、ヘッドホン10を装着しているユーザは、レシーバから出力された音響信号を聞き取る。ヘッドホン10は、例えば、ノイズキャンセリング機能を有する。
携帯端末100は、処理部200と、表示部300と、操作部400と、電池部500と、音声出力部600と、を備える。
処理部200は、複数の音響データを記憶する。処理部200は、操作部400の指示に従って、複数の音響データのうちいずれか1つの音響データを再生して、音響信号をヘッドホン10が有するレシーバに出力する。また、処理部200は、ヘッドホン10が有するレシーバに出力する音響信号の音量を調整する。
また、処理部200は、マイク11から外部音信号を受け付ける。処理部200は、外部音信号を受け付けると、例えば、外部音信号を増幅して増幅後の外部音信号を、ヘッドホン10が有するレシーバに出力する。
表示部300は、例えば、処理部200に記憶された音響データの各々の名称を表示する。
操作部400は、ユーザの操作を受け付ける。操作部400は、例えば、表示部300が表示した名称の中から、ユーザによって1つの名称が指定されると、指定された名称の音響データの再生を指示する指示信号を、処理部200に出力する。処理部200は、指示信号を受け付けると、その指示信号に示された音響データを再生する。
電池部500は、携帯端末100の電源である。電池部500は、処理部200に電源電圧を供給する。
音声出力部600は、ヘッドホン10が使用されていない状況で、処理部200が再生した音響信号を出力する。
図2は、処理部200の詳細構成を示すブロック図である。図2には、図1と同じ構成のものが示されており、同一符号を付している。
処理部200は、記憶部201と、制御部202と、を備える。制御部202は、アンプ210と、A/D(Analog / Digital)変換部220と、分析部230と、再生部240と、を備える。
記憶部201は、一般的に記憶手段と呼ぶことができる。
記憶部201は、予め定められた警告音を記憶する。警告音としては、例えば、緊急アナウンスの放送前のチャイムと、車の警笛音と、緊急車両が発するサイレンと、が挙げられる。本実施形態では、記憶部201には、複数の警告音ごとに、警告音を示すサンプルデータがそれぞれ記憶されている。
制御部202は、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
制御部202は、マイク11が集音した外部音と、記憶部201内のサンプルデータと、を照合して、マイク11が集音した外部音が、サンプルデータの示す警告音であるか否かを特定する。
また、制御部202は、特定した警告音を通知するか否かを判断するための通知閾値を有する。通知閾値は、一般的に所定閾値と呼ぶことができる。制御部202は、マイク11が集音した外部音の強度が、通知閾値を超えるか否かを判断する。
制御部202は、マイク11が集音した外部音と、記憶部201内のサンプルデータと、を照合して外部音を警告音と特定し、かつ、マイク11が集音した外部音の強度が通知閾値を超えた場合に、マイク11が集音した外部音をヘッドホン10に出力する。なお、ヘッドホン10に出力される外部音は、一般的にアラーム音と呼ぶことができる。
例えば、制御部202は、マイク11が集音した外部音を警告音と特定すると、マイク11が集音した外部音の強度が通知閾値を超えるか否かを判断し、外部音の強度が通知閾値を超えた場合に、マイク11が集音した外部音をヘッドホン10に出力する。
制御部202は、例えば、ヘッドホン10に音響信号を出力している状況で、外部音を警告音と特定し、かつ、マイク11が集音した外部音の強度が通知閾値を超えた場合に、音響信号を停止または減衰し、マイク11が集音した外部音をヘッドホン10に出力する。
再生部240は、音響データを再生して音響信号を、分析部230に出力する。
アンプ210は、マイク11から、アナログ信号の外部音信号を受け付けると、外部音信号の増幅を行う。アンプ210は、増幅後の外部音信号を、A/D変換部220に出力する。
A/D変換部220は、アンプ210から、増幅後の外部音信号を受け付けると、増幅後の外部音信号を、外部音信号を示すデジタル信号(以下「外部音データ」と称する。)に変換する。A/D変換部220は、外部音データと、増幅後の外部音信号と、を分析部230に供給する。
分析部230は、A/D変換部220から、外部音データを受け付けると、外部音データの示す外部音信号の分析を行い、外部音信号と記憶部201内のサンプルデータの示す警告音とを照合して、外部音信号と警告音との相関の度合いを示す相関度を算出する。
分析部230は、例えば、外部音データの示す外部音信号をフーリエ変換して、外部音信号を周波数成分に分解する。この場合、記憶部201には、警告音ごとに、警告音の周波数分布を示すサンプルデータが記憶されているとする。
分析部230は、外部音信号の周波数成分と、記憶部201内のサンプルデータが示す周波数分布とを照合して、外部音信号の周波数成分と、サンプルデータの示す周波数成分と、の相関度を算出する。
なお、緊急アナウンスの放送前のチャイムと、車の警笛音と、緊急車両のサイレンと、のそれぞれは、特定の鳴動周期を有していることが多い。よって、記憶部201には、警告音の鳴動周期を示すサンプルデータが記憶されてもよい。この場合、分析部230は、外部音データが示す鳴動周期と、サンプルデータが示す鳴動周期とを照合して、外部音信号の鳴動周期と、サンプルデータが示す鳴動周期と、の相関度を算出する。
分析部230は、外部音信号が警告音であるか否かを判定するための判定閾値を有し、外部音データが示す外部音信号とサンプルデータの示す警告音との相関度が判定閾値を超える場合に、外部音信号を警告音と特定する。また、分析部230は、外部音データが示す外部音信号の強度分析を行い、外部音信号の強度が通知閾値を超えるか否かを判断する。
分析部230は、外部音信号を警告音と特定し、かつ、外部音信号の強度が通知閾値を超えた場合に、A/D変換部220から、増幅後の外部音信号を受け付け、増幅後の外部音信号をヘッドホン10に出力する。
分析部230は、例えば、再生部240が音響データを再生している状況で、外部音信号を警告音と特定し、かつ、外部音信号の強度が通知閾値を超えた場合に、再生部240が再生した音響信号の出力を停止し、増幅後の外部音信号をヘッドホン10に出力する。
なお、分析部230は、再生部240が音響データを再生している状況で、外部音信号を警告音と特定し、かつ、外部音信号の強度が通知閾値を超えた場合に、再生部240が再生した音響信号を減衰し、減衰後の音響信号と増幅後の外部音信号とを合成して、減衰後の音響信号と増幅後の外部音信号とが合成された合成信号を、ヘッドホン10に出力してもよい。
また、分析部230は、ヘッドホン10に増幅後の外部音信号を出力している状況で、外部音信号の強度が通知閾値未満になると、増幅後の外部音信号の出力を停止し、再生部240が再生した音響信号をヘッドホン10に出力する。
なお、分析部230は、緊急性の高い音か否かを判定するための強度閾値を有し、外部音データが示す外部音信号とサンプルデータが示す警告音とを照合して、外部音信号と警告音との相関度が判定閾値よりも低い場合には、外部音信号の強度が強度閾値を超えるか否かを判断してもよい。そして、分析部230は、外部音信号と警告音との相関度が判定閾値よりも低く、かつ、外部音信号の強度が強度閾値を超えた場合に、音響信号を停止または減衰し、増幅後の外部音信号をヘッドホン10に出力する。一方、分析部230は、外部音信号と警告音との相関度が判定閾値よりも低く、かつ、外部音信号の強度が強度閾値を超えない場合には、増幅後の外部音信号を出力することなく、音響信号を出力する。なお、強度閾値としては、判定閾値と異なる値が用いられても良い。
このため、携帯端末100は、外部音信号が、サンプルデータの示す警告音以外の音であっても、警告音以外の音の強度が強度閾値を超えると、外部音信号を緊急性の高い音と判断して、増幅後の外部音信号を、ヘッドホン10に出力することが可能となる。
次に、携帯端末100の動作について説明する。
図3は、携帯端末100の警告方法の処理手順例を示すフローチャートである。図3では、ヘッドホン10を装着したユーザが、自転車で走行中に、緊急車両がユーザに接近してくる状況を想定する。
まず、制御部202は、ヘッドホン10に音響信号を出力している状況で、マイク11から、外部音信号を受け付ける(ステップS1)。制御部202内のアンプ210は、外部音信号を受け付けると、外部音信号を増幅する(ステップS2)。アンプ210は、外部音信号を増幅して増幅後の外部音信号を、A/D変換部220に出力する。
A/D変換部220は、アンプ210から、増幅後の外部音信号を受け付けると、外部音信号をデジタル信号の外部音データに変換する(ステップS3)。A/D変換部220は、変換後の外部音データを、分析部230に出力する。
分析部230は、変換後の外部音データを受け付けると、外部音データが示す外部音信号と記憶部201内のサンプルデータとを照合して、外部音信号とサンプルデータの示す警告音との相関度が判定閾値以上であるか否かを判断する(ステップS4)。
分析部230は、外部音データが示す外部音信号と、サンプルデータの示す緊急車両のサイレンと、の相関度が判定閾値以上である場合に、外部音信号を緊急車両のサイレンと特定し、外部音データが示す外部音信号の強度が通知閾値以上であるか否かを判断する(ステップS5)。
分析部230は、外部音信号を緊急車両のサイレントと特定し、かつ、外部音信号の強度が通知閾値以上になった場合に、再生部240が再生した音響信号を停止または減衰し、増幅後の外部音信号を、ヘッドホン10に出力する(ステップS6)。
分析部230は、増幅後の外部音信号を出力した後、緊急車両がユーザから離れていき、外部音信号の強度が通知閾値未満になると、増幅後の外部音信号の出力を停止し、再生部240が再生した音響信号を、ヘッドホン10に出力する(ステップS8)。
なお、分析部230は、外部音信号とサンプルデータの示す警告音との相関度が判定閾値よりも低い場合には、外部音データが示す外部音信号の強度が、強度閾値以上であるか否かを判断する(ステップS7)。分析部230は、外部音信号とサンプルデータの示す警告音との相関度が判定閾値よりも低く、かつ、外部音信号の強度が強度閾値以上である場合には、音響信号を停止または減衰し、増幅後の外部音信号をヘッドホン10に出力する(ステップS9)。
一方、分析部230は、外部音信号とサンプルデータの示す警告音との相関度が判定閾値よりも低く、かつ、外部音信号の強度が強度閾値未満である場合には、音響信号をヘッドホン10に出力している状態を維持する(ステップS8)。
図3では、携帯端末100がヘッドホン10への音響信号の出力を停止するまで、ステップS1ないしS9の一連の処理手順が繰り返される。
本実施形態によれば、携帯端末100は、予め定められた警告音を記憶する記憶部201を備え、制御部202は、警告音の緊急性が高いか否かを判定するための通知閾値を所定閾値として有する。制御部202は、マイク11で集音した外部音と記憶部201に記憶された警告音とを照合して外部音を警告音と特定し、かつ、マイク11で集音した外部音の強度が通知閾値を超えた場合に、その外部音をアラーム音としてヘッドホン10に出力する。
よって、携帯端末100は、マイク11で集音した外部音を、記憶部201に記憶された警告音と特定し、かつ、その外部音の強度が通知閾値を超えると、特定された警告音が携帯端末100のユーザの近傍で発生していると判断して、マイク11で集音した外部音をヘッドホン10に出力する。
このため、ヘッドホン10を装着しているユーザの近傍で警告音が鳴っている状況では、携帯端末100は、マイク11で集音した外部音をヘッドホン10に出力する。一方、ユーザの遠方で警告音が鳴っている状況では、携帯端末100は、外部音を警告音と特定しても、外部音の強度が通知閾値を超えないので、マイク11で集音した外部音をヘッドホン10に出力しない。
したがって、携帯端末100は、記憶部201に記憶された警告音を検出しても、ユーザにとって緊急性の高くない状況では、その警告音をヘッドホン10に出力することを抑制することが可能となる。
また、携帯端末100は、マイク11で集音した外部音を警告音と特定し、かつ、その外部音の強度が通知閾値を超える場合に、マイク11で集音した外部音を、アラーム音としてヘッドホン10に出力するため、ユーザに対して、ユーザの周囲の状況を正確に認識させることが可能となる。
このため、本実施形態では、ユーザの周囲の状況に応じて、ユーザに対して警告音を適切に出力することが可能となる。
また、本実施形態では、制御部202が、音響信号を出力している状況で、外部音の強度が通知閾値を超えると、音響信号を停止または減衰し、マイク11で集音した外部音をヘッドホン10に出力する。
このため、携帯端末100は、音響信号を停止または減衰させることにより、マイク11で集音した外部音を、ユーザにとって聞き取り易くすることが可能となる。よって、携帯端末100は、ユーザの周囲の状況をより正確に、ユーザに対して認識させることが可能となる。
次に、本実施形態の他の実施形態として第2〜第5の実施形態について説明する。なお、第2〜第5の実施形態の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態では、ヘッドホン10を装着したユーザが電車内におり、電車内の緊急アナウンスの放送前と放送後に「ピンポーン」、「ポンポンポーン(ドミソ音)」または「ポーン」などの短いチャイムを鳴らして、乗客に緊急アナウンスへの注意を促す状況を想定する。
短いチャイムを鳴らして乗客に緊急アナウンスへの注意を促す状況では、記憶部201には、予め、緊急アナウンスの放送前のチャイムを示す開始サンプルデータと、放送後のチャイムを示す終了サンプルデータと、が互いに対応付けて記憶されているとする。
まず、放送前のチャイムが鳴ると、制御部202は、外部音信号を、開始サンプルデータの示す放送前のチャイムと特定し、かつ、外部音信号の強度が通知閾値を超えた場合に、音響信号を停止または減衰し、増幅後の外部音信号を、ヘッドホン10に出力する。
その後、放送後のチャイムが鳴ると、制御部202は、外部音信号を、終了サンプルデータの示す放送後のチャイムと特定し、増幅後の外部音信号を停止し、音響信号をヘッドホン10に出力する。
このため、端末装置100は、緊急アナウンスが放送される期間だけ、外部音信号をヘッドホン10に出力することが可能となる。よって、ユーザは、適切なタイミングで、緊急アナウンスを聞くことができるようになる。
また、携帯端末100のユーザは、ヘッドホン10から、突然、増幅後の外部音信号が出力されると、その外部音信号を聞いても周囲の状況を把握するのに時間を要する場合がある。そこで、第3の実施形態では、制御部202は、外部音信号を警告音と特定し、かつ、外部音信号の強度が通知閾値以上である場合に、例えば、「緊急車両が接近しています。ご注意下さい。」や「緊急アナウンスがございます。」などの警告メッセージをヘッドホン10に出力し、その後、増幅後の外部音信号をヘッドホン10に出力する。この場合、記憶部201は、警告音ごとに、警告音と、その警告音の発生を通知するための警告メッセージと、を互いに対応付けて記憶する。なお、ヘッドホン10に出力される警告メッセージは、一般的にアラーム音と呼ぶことができる。
このため、携帯端末100は、増幅後の外部音信号をヘッドホン10に出力する前に、警告メッセージをヘッドホン10に出力することにより、ユーザの周囲の状況をユーザに通知することが可能となる。したがって、ユーザは、警告メッセージによって周囲の状況を理解してから、ヘッドホン10から出力される外部音を聞くことになるので、周囲の状況を迅速に把握することができるようになる。
また、第4の実施形態では、制御部202は、外部音信号を警告音と特定し、かつ、外部音信号の強度が通知閾値を超える場合に、外部音信号の強度が通知閾値を超える超過期間が、予め定められた期間を超えるか否かを判断する。制御部202は、超過期間が、予め定められた期間を超える場合には、増幅後の外部音信号を、ヘッドホン10に出力し、超過期間が、予め定められた期間を超えない場合には、増幅後の外部音信号を出力することなく、ヘッドホン10に音響信号を出力する状態を維持する。
このため、携帯端末100は、ユーザの近傍で警告音が連続して鳴っているか否かをより正確に判断することが可能となり、ユーザに対して注意喚起をさらに適切に行うことが可能になる。
また、ハイブリッド車や電気自動車の普及に伴い、これらの優れた静音性が歩行者にとって危険となる場合がある。これは、ハイブリッド車や電気自動車は走行中の音が静かであるので、歩行者が車の存在に気づかない恐れがあるからである。特にヘッドホンを装着した人は、ハイブリッド車や電気自動車の存在に気がつかないと考えられる。
そこで、第5の実施形態では、人間の耳に聞き取れない音(擬似エンジン音)を発信する発信器がハイブリッド車や電気自動車(移動体)に備えられている状況を想定する。この状況で、制御部202は、マイク11から受け付けた外部音信号を、発信器が発信した音と特定し、かつ、外部音信号の強度が通知閾値以上になった場合に、車が接近している旨の注意メッセージを、ヘッドホン10に出力する。ヘッドホン10に出力される注意メッセージは、一般的にアラーム音と呼ぶことができる。
このため、ヘッドホン10を装着しているユーザに、静音性の優れた移動体が接近してきても、携帯端末100は、ユーザに対して車の接近を適切に通知することが可能となる。なお、人間の耳に聞き取れない音とは、約20Hz〜20kHz(可聴範囲)外の周波数の音である。また、第5の実施形態では、マイク11が、可聴範囲外の周波数の音を集音し、記憶部201が、発信器が発信する音と、注意メッセージと、を互いに対応付けて記憶する。
以上説明した実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
1 携帯システム
10 ヘッドホン
11 マイク
100 携帯端末
200 処理部
201 記憶部
202 制御部
210 アンプ
220 A/D変換部
230 分析部
240 再生部
300 表示部
400 操作部
500 電池部
600 音声出力部

Claims (8)

  1. 外部音を集音する集音手段を備えるヘッドホンに音響信号を出力する携帯端末であって、
    予め定められた警告音を記憶する記憶手段と、
    前記集音手段が集音した外部音と前記記憶手段に記憶された警告音とを照合して、該外部音を該警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が所定閾値を超えた場合に、アラーム音を前記ヘッドホンに出力する制御手段と、を含む携帯端末。
  2. 請求項1に記載の携帯端末において、
    前記制御手段は、前記ヘッドホンに前記音響信号を出力している状況で、前記集音手段が集音した外部音を前記警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が前記所定閾値を超えた場合に、前記音響信号を停止または減衰し、前記アラーム音を前記ヘッドホンに出力する、携帯端末。
  3. 請求項1または2に記載の携帯端末において、
    前記アラーム音は、前記集音手段が集音した外部音である、携帯端末。
  4. 請求項1または2に記載の携帯端末において、
    前記記憶手段は、前記警告音と、当該警告音の発生を通知する警告メッセージと、を互いに対応付けて記憶し、
    前記制御手段は、前記集音手段が集音した外部音を前記警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が前記所定閾値を超えた場合に、前記アラーム音として前記警告メッセージを前記ヘッドホンに出力する、携帯端末。
  5. 請求項4に記載の携帯端末において、
    前記制御手段は、前記集音手段が集音した外部音を前記警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が前記所定閾値を超えた場合に、前記アラーム音として前記警告メッセージを前記ヘッドホンに出力し、その後、前記アラーム音として前記外部音を前記ヘッドホンに出力する、携帯端末。
  6. ヘッドホンと、前記ヘッドホンに音響信号を出力する携帯端末と、を有する携帯システムであって、
    予め定められた警告音を記憶する記憶手段と、
    前記ヘッドホンの外部音を集音する集音手段と、
    前記集音手段が集音した外部音と前記記憶手段に記憶された警告音とを照合して、該外部音を該警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が所定閾値を超えた場合に、アラーム音を前記ヘッドホンに出力する制御手段と、を含む携帯システム。
  7. 外部音を集音する集音手段を備えるヘッドホンに音響信号を出力する携帯端末の警告方法であって、
    予め定められた警告音を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記集音手段が集音した外部音と前記記憶手段に記憶された警告音とを照合して、該外部音を該警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が所定閾値を超えた場合に、アラーム音を前記ヘッドホンに出力する制御ステップと、を含む警告方法。
  8. ヘッドホンと、前記ヘッドホンに音響信号を出力する携帯端末と、を有する携帯システムの警告方法であって、
    予め定められた警告音を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記ヘッドホンの外部音を集音する集音ステップと、
    前記集音ステップにて集音された外部音と前記記憶手段に記憶された警告音とを照合して、該外部音を該警告音と特定し、かつ、該外部音の強度が所定閾値を超えた場合に、アラーム音を前記ヘッドホンに出力する制御ステップと、を含む警告方法。
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