JP2012165066A - 外部音報知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 イヤホンなどに一体化させた時、聴取中の音楽などの音を遮断させることなく、より高い精度で周囲の外部音に注意を向けることの出来る外部音報知装置を提供する。
【解決手段】 周囲の外部音を検出するマイクロホン1と、マイクロホン出力が所定値以上の時、第一のゲート信号を出力する信号レベル比較器5と、マイクロホン出力が所定時間以上継続する時、第二のゲート信号を出力する制御回路12と、第一、第二のゲート信号を受けた時、外部音が報知されたことを報知するモータ14及び振動子16を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 周囲の外部音を検出するマイクロホン1と、マイクロホン出力が所定値以上の時、第一のゲート信号を出力する信号レベル比較器5と、マイクロホン出力が所定時間以上継続する時、第二のゲート信号を出力する制御回路12と、第一、第二のゲート信号を受けた時、外部音が報知されたことを報知するモータ14及び振動子16を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、火災報知機、ドアホンなどの外部音があった時、外部機器の音声信号を聴いている様な人に、外部音を報知する外部音報知装置に関するものである。
携帯電話、音楽プレーヤーの普及に伴い、イヤホンの利用も拡大しており、常時イヤホンを装着したまま日常生活を送ることが多いのが現状である。そのため、より良く音楽を聴けるように、外部音を遮断するノイズキャンセル機能をもったイヤホン、カナル型イヤホンなども、要望され市販されている。しかし、イヤホンを装着した状態で、街中を歩行したり、屋内で勉強・読書などをしていると、屋外走行中の車のクラクション、屋内での警報機、時計のアラーム音、ドアのチャイムに気がつかず、交通事故に巻き込まれたり、火災発見が遅れて火災に至る、予定時間の見過ごし、来客に失礼になったりするなどの問題点を有している。
このため、第2図に示すように、外部音を検知した時、音声信号を遮断して、外部音を聴取することのできるヘッドホン制御装置(特許文献1)が提案されている。この装置は、CDプレーヤー等からの音楽をヘッドホン入力部2、ヘッドホン出力部6を通して、ヘッドホンにて聴取中、外部音があった場合、外部音をマイクロホン10にて検知し、切替部5にてヘッドホン入力部2とヘッドホン出力部6を遮断すると共に、切替部5にてマイクロホン10で検知された外部音をヘッドホン出力部6へ伝えるものである。
しかしながら、このヘッドホン制御装置は、現在視聴中の音を遮断してヘッドホンに外部音を伝えるものであるため、音声視聴者は大変不便である。また、このヘッドホン制御装置は切替感度調整部11があるものの、短時間に発生するノイズ音などにも感知することが多く、ヘッドホン視聴者の不便さ、不愉快さは大なるものがある。
このため、第2図に示すように、外部音を検知した時、音声信号を遮断して、外部音を聴取することのできるヘッドホン制御装置(特許文献1)が提案されている。この装置は、CDプレーヤー等からの音楽をヘッドホン入力部2、ヘッドホン出力部6を通して、ヘッドホンにて聴取中、外部音があった場合、外部音をマイクロホン10にて検知し、切替部5にてヘッドホン入力部2とヘッドホン出力部6を遮断すると共に、切替部5にてマイクロホン10で検知された外部音をヘッドホン出力部6へ伝えるものである。
しかしながら、このヘッドホン制御装置は、現在視聴中の音を遮断してヘッドホンに外部音を伝えるものであるため、音声視聴者は大変不便である。また、このヘッドホン制御装置は切替感度調整部11があるものの、短時間に発生するノイズ音などにも感知することが多く、ヘッドホン視聴者の不便さ、不愉快さは大なるものがある。
本発明は、前記の課題に鑑み、イヤホンなどに一体化させた時、聴取中の音楽などの音を遮断させることなく、より高い精度で周囲の外部音に注意を向けることの出来る外部音報知装置を提供するものである。
(1)本発明の外部音報知装置は、周囲の外部音を検出するマイクロホンと、前記マイクロホン出力が所定値以上の時、第一のゲート信号を出力する比較手段と、前記マイクロホン出力が所定時間以上継続する時、第二のゲート信号を出力する制御手段と、前期第一、第二のゲート信号を受けた時、外部音が報知されたことを知らせる外部音報知手段を有することを特徴とするものである。
(2)本発明の外部音報知装置は、外部音報知手段が、モータと、前記モータにより駆動される振動子を有し、第一、第二のゲート信号を受けた時、前記モータを駆動させ、前記振動子を振動させることを特徴とした上記(1)記載のものである。
(3)本発明の外部音報知装置は、制御手段が、ゲート回路と、水晶発振子と、カウンタ回路を有し、外部音の発生期間中、前記ゲート回路は前記水晶発振子からの出力パルスを前記カウンタ回路に供給し、前記カウンタ回路は前記出力パルスが所定数以上になった時、第二のゲート信号を出力することを特徴とした上記(1)または(2)記載のものである。
(2)本発明の外部音報知装置は、外部音報知手段が、モータと、前記モータにより駆動される振動子を有し、第一、第二のゲート信号を受けた時、前記モータを駆動させ、前記振動子を振動させることを特徴とした上記(1)記載のものである。
(3)本発明の外部音報知装置は、制御手段が、ゲート回路と、水晶発振子と、カウンタ回路を有し、外部音の発生期間中、前記ゲート回路は前記水晶発振子からの出力パルスを前記カウンタ回路に供給し、前記カウンタ回路は前記出力パルスが所定数以上になった時、第二のゲート信号を出力することを特徴とした上記(1)または(2)記載のものである。
本発明の外部音報知装置は、音声信号を聴取中の状態で、マイクロホンで検出された外部音が所定値以上でかつ、所定時間以上継続する時のみ、外部音が報知されたことを知らせるので、イヤホンなどに装着した場合、音楽などの音声信号の聴取を中断されることなく、外部音の存在を知ることができる。従って、継続して音声信号を楽しみながらでも、不慮の事故、火災の発生を防ぐことができる。また、本発明の外部音報知装置は、外部音報知を、モータと、このモータにより駆動される振動子用いているので、外部音発生を振動で感じることができ、全く音声信号の聴取に悪影響を与えず、外部音を知ることができる。更に、本発明の外部音報知装置は、水晶発振子と、カウンタ回路を用いて、外部音が所定時間継続することを検知しているので、短時間に発生する外部ノイズを除去することが可能になり、誤動作の少ない外部音報知装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係る外部音の検知・報知装置を示す回路図である。同図において、1は外部音を検知するマイクロホン、2は増幅器、3はマイクロホン1の出力からノイズを除去する帯域制限フィルタ、4は基準値を発生させる音量基準発生回路、5は帯域制限フィルタ3の出力が音量基準発生回路4の出力基準値を超えた場合、出力を発生する信号レベル比較器、6はゲート回路、7はマイクロホン1の出力が存在する期間中、パルス出力を発生するパルス発生回路、8はゲート回路、9は水晶発信器、10は水晶発信器9の出力に対応した方形パルス列を発生する制御回路、11は制御回路10のパルス出力期間中、パルス発生回路7の出力の数を計測するカウンタ回路、12はカウンタ回路11が所定値以上のパルスを計測した時に、ゲート信号を出力する制御回路、13はゲート回路5出力によりオン・オフ制御されるスイッチ、14はVcc電源により駆動されるモータ、15はモータを駆動する制御回路、16はモータ14により駆動される振動子である。
以下、具体的な動作説明をする。
図1は本発明に係る外部音の検知・報知装置を示す回路図である。同図において、1は外部音を検知するマイクロホン、2は増幅器、3はマイクロホン1の出力からノイズを除去する帯域制限フィルタ、4は基準値を発生させる音量基準発生回路、5は帯域制限フィルタ3の出力が音量基準発生回路4の出力基準値を超えた場合、出力を発生する信号レベル比較器、6はゲート回路、7はマイクロホン1の出力が存在する期間中、パルス出力を発生するパルス発生回路、8はゲート回路、9は水晶発信器、10は水晶発信器9の出力に対応した方形パルス列を発生する制御回路、11は制御回路10のパルス出力期間中、パルス発生回路7の出力の数を計測するカウンタ回路、12はカウンタ回路11が所定値以上のパルスを計測した時に、ゲート信号を出力する制御回路、13はゲート回路5出力によりオン・オフ制御されるスイッチ、14はVcc電源により駆動されるモータ、15はモータを駆動する制御回路、16はモータ14により駆動される振動子である。
以下、具体的な動作説明をする。
まず、外部音が自動車のクラクションである場合、300〜600Hzの2以上の複合音である。また、外部音が火災警報器の警報音である場合、平成9年6月30日消防庁告示第9号により自動火災報知設備の地区音響装置の基準が定められている。それによると、警報音の公称音圧は、音響により警報を発生する音響装置にあって90db以上、音声により警報を発する音響装置にあっては92db以上とされている。火災警報は第一警報音、音声、第二警報音の反復であり、第一警報音は周波数740Hzと494Hzの2音の反復とし、第二警報音は周波数300〜2kHzで掃引する音としている。
これらの外部音はマイクロホン1にて、検知される。マイクロホン1からの微小な電圧信号を増幅器2で増幅する。帯域制限フィルタとしてはクラクションと警報音との両方に対応できる様に、中心周波数494Hzのタイプを用いる。通過帯域以外の音はノイズとして減衰され、特定の外部音による信号のみを通過させる。この、帯域制限フィルタ3を通して得られる信号の大きさと、音量基準発生回路4より得られる信号の大きさを、信号レベル比較器5で比較し、外部音が一定の大きさ以上の場合だけ出力する。
一方、増幅器2で増幅された信号が発生している間、パルス発生回路7からパルス信号が出力される。水晶発振器9および制御回路10はゲート回路8を開く基準時間を発生する部分である。パルス発生回路7で出力されたパルス信号は、この基準時間の間のみゲート回路8を通過する。ゲート回路8を通過したパルス信号はカウンタ回路11でカウントし、カウンタ回路11が所定値以上のパルスを計測したとき、制御回路12によりゲート信号をゲート回路6に出力する。これにより、信号レベル比較器5の出力は、外部音が一定時間継続して発生している場合だけ、ゲート回路6を通過する。ゲート回路6を通過した出力によりスイッチ13はオンとなり、モータ14が駆動し、振動子16が振動することにより使用者に特定の外部音の存在を報知する。
以上説明した本発明の外部音放置装置を外部機器からの音声信号を再生するイヤホンなどに装着すると、取聴している音声信号を遮断することなく、外部音があったことを報知・警報することができる。
本発明は、イヤホンなどに一体化させた時、聴取中の音楽などの音を遮断させることなく、より高い精度で周囲の外部音に注意を向けることの出来る外部音報知装置として利用することができる。
1---マイクロホン
2---増幅器
3---帯域制限フィルタ
4---音量基準発生回路
5---信号レベル比較器
6---ゲート回路
7---パルス発生回路
8---ゲート回路
9---水晶発信器
10---制御回路
11---カウンタ回路
12---制御回路
13---スイッチ
14---モータ
15---制御回路
16---振動子
2---増幅器
3---帯域制限フィルタ
4---音量基準発生回路
5---信号レベル比較器
6---ゲート回路
7---パルス発生回路
8---ゲート回路
9---水晶発信器
10---制御回路
11---カウンタ回路
12---制御回路
13---スイッチ
14---モータ
15---制御回路
16---振動子
Claims (3)
- 周囲の外部音を検出するマイクロホンと、前記マイクロホン出力が所定値以上の時、第一のゲート信号を出力する比較手段と、前記マイクロホン出力が所定時間以上継続する時、第二のゲート信号を出力する制御手段と、前期第一、第二のゲート信号を受けた時、外部音が報知されたことを報知する外部音報知手段を有することを特徴とする外部音報知装置。
- 外部音報知手段が、モータと、前記モータにより駆動される振動子を有し、第一、第二のゲート信号を受けた時、前記モータを駆動させ、前記振動子を振動させることを特徴とした請求項1記載の外部音報知装置。
- 制御手段が、ゲート回路と、水晶発振子と、カウンタ回路を有し、外部音の発生期間中、前記ゲート回路は前記水晶発振子からの出力パルスを前記カウンタ回路に供給し、前記カウンタ回路は前記出力パルスが所定数以上になった時、第二のゲート信号を出力することを特徴とした請求項1または請求項2記載の外部音報知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011021955A JP2012165066A (ja) | 2011-02-03 | 2011-02-03 | 外部音報知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011021955A JP2012165066A (ja) | 2011-02-03 | 2011-02-03 | 外部音報知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012165066A true JP2012165066A (ja) | 2012-08-30 |
Family
ID=46844067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011021955A Withdrawn JP2012165066A (ja) | 2011-02-03 | 2011-02-03 | 外部音報知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012165066A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10144997B2 (en) | 2013-01-30 | 2018-12-04 | Kobe Steel, Ltd. | 7xxx series aluminum alloy member excellent in stress corrosion cracking resistance and method for manufacturing the same |
CN110227258A (zh) * | 2013-06-07 | 2019-09-13 | 索尼电脑娱乐公司 | 在头戴式显示器上转变游戏过程 |
-
2011
- 2011-02-03 JP JP2011021955A patent/JP2012165066A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10144997B2 (en) | 2013-01-30 | 2018-12-04 | Kobe Steel, Ltd. | 7xxx series aluminum alloy member excellent in stress corrosion cracking resistance and method for manufacturing the same |
CN110227258A (zh) * | 2013-06-07 | 2019-09-13 | 索尼电脑娱乐公司 | 在头戴式显示器上转变游戏过程 |
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