JP2012073434A - 立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置、並びに、立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置 - Google Patents

立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置、並びに、立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】立体視表示に用いられる立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置において、2つの光出力部の光出力の違いや2つの光信号の伝搬光路の違いから生じる観察者への負荷をより軽減することを可能とする。
【解決手段】右目用光信号46Rを出力する右目用光出力部40Rと左目用光信号46Lを出力する左目用光出力部40Lとを有する立体視ディスプレイ9Aの調整において、右目用光信号46Rの輝度を測定する第1の測定を実施し、左目用光信号46Lの輝度を測定する第2の測定を実施し、第1の測定および第2の測定によって、互いに対応する第1の代表輝度値および第2の代表輝度値をそれぞれ取得し、第1の代表輝度値と第2の代表輝度値との差が所定の範囲になるように出力部の出力を調整する。
【選択図】図4B

Description

本発明は、被写体が撮像された互いに視差のある右目用画像および左目用画像から構成される立体視画像を立体視可能に表示する際に用いられる立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置、並びに、立体視画像を立体視可能に表示する立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置に関するものである。
従来、互いに視差のある右目用画像および左目用画像から構成される2枚1組の画像(立体視画像またはステレオ画像という)に基づいて、立体視できることが知られている。このような立体視画像は、同一の被写体を異なる方向から撮影して取得された互いに視差のある複数の画像に基づいて生成される。また、立体視は、互いに視差のある2つの画像が脳内で合成された結果、観察者が当該立体視画像を3次元画像として認識することができる現象である。したがって、脳内での合成を円滑に進めるために、立体視画像を構成する2つの画像が、互いに明るさおよび色等の点において調和のとれたものであることが重要である。
このような立体視画像の生成は、デジタルカメラやテレビなどの分野だけでなく、放射線画像撮影システムや内視鏡システムの分野においても利用されている。
例えばこのような放射線画像撮影システムは、被検者に対して互いに異なる方向から放射線を照射し、その被検者を透過した放射線を放射線画像検出器によりそれぞれ検出して互いに視差のある複数の放射線画像を取得し、これらの放射線画像に基づいて立体視画像を生成する。そして、このように立体視画像を生成することによって奥行感のある放射線画像を観察することができ、より診断に適した放射線画像を観察することができる。
また、例えばこのような立体視内視鏡システムは、特許文献1に示すように、2眼式の観察光学系および撮像素子を内蔵した立体視内視鏡を用いて、観察部位の互いに視差のある左右の像を撮像し、この立体視内視鏡からの左右の像の映像信号により立体視画像を生成する。
観察者は、立体視ディスプレイを用いて上記のように生成された立体視画像を観察することで、当該立体視画像を3次元画像として認識することができる。
このような立体視ディスプレイの構成としては、たとえば、2つの画面を用いて2つの画像をそれぞれ表示し、これらをハーフミラーや偏光グラスなどを用いることで、一方の画像は観察者の右目に視認させ、他方の画像は観察者の左目に視認させる構成が挙げられる。また、2つの画像を所定の視差量だけずらして重ね合わせて表示し、偏光グラスを通して重ね合わせた画像を観察者に観察させる構成とすることもできる。また、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、特殊な3D液晶に空間分割して2つの画像を表示し、観察者に観察させる構成とすることもできる。さらに、ヘッドマウントディスプレイのように、左右の目それぞれに専用の小型ディスプレイを用意し、これらの小型ディスプレイに左右の画像をそれぞれ表示し、観察者に観察させる構成とすることもできる。
特開平10−221637号公報
しかしながら、2つの画面を用いて2つの画像をそれぞれ表示して立体視を行う場合、観察者に実際に観察される2つの画像それぞれの輝度が異なることにより、良好な立体視ができないという問題が生じうる。具体的には、上記のような場合に、観察者が被写体を3次元的に認識できるまでに時間を要したり、観察者が立体視を行う上で疲労感を感じたり、観察者が自然な状態の被写体を認識することができなかったりするという問題が生じうる。これは、2つの画面の光出力が互いに異なることや、立体視ディスプレイ中の伝搬光路が異なることによりそれぞれの画像信号のエネルギー損失量が異なることに起因する。したがって、左右のそれぞれの目で実際に観察される画像の明るさが互いに異なる結果となり、観察者の脳内で合成される2つの画像の調和が崩されるためと考えられる。
なお、上記のような問題は、画像を表示する画面を備えた機器に限られる問題ではない。つまり、スクリーンに画像を投影するためのプロジェクタ等を含めた、画像の光信号を出力する光出力部を2つ用いて立体視表示する際の共通の問題である。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、立体視表示に用いられる立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置において、2つの光出力部の光出力の違いや2つの光信号の伝搬光路の違いから生じる観察者への負荷をより軽減することを可能とする立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、立体視画像を立体視表示する立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置において、2つの光出力部の光出力の違いや2つの光信号の伝搬光路の違いから生じる観察者への負荷をより軽減することを可能とする立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る立体視ディスプレイの調整方法は、
右目用画像を表示するための右目用光信号を出力する右目用光出力部と左目用画像を表示するための左目用光信号を出力する左目用光出力部とを有し、互いに視差のある右目用画像および左目用画像を立体視可能に表示する立体視ディスプレイの調整方法において、
右目用光信号の輝度を測定する第1の測定を実施し、
左目用光信号の輝度を測定する第2の測定を実施し、
第1の測定および第2の測定によって、互いに対応する第1の代表輝度値および第2の代表輝度値をそれぞれ取得し、
第1の測定によって得られた第1の代表輝度値と第2の測定によって得られた第2の代表輝度値との差が所定の範囲になるように、右目用光出力部および/または左目用光出力部の出力を調整することを特徴とするものである。
本明細書において、「立体視ディスプレイ」とは、観察者が立体視によって3次元画像を認識できるように、互いに視差のある2つの画像信号を出力するディスプレイ装置、または偏光グラス等を含めたディスプレイシステムを意味する。
「右目用画像(或いは左目用画像)を表示するための右目用光信号(或いは左目用光信号)を出力する右目用光出力部(或いは左目用画像)」とは、観察者に右目用画像(或いは左目用画像)を観察させるために右目用画像(或いは左目用画像)の光信号を出力する機器を意味し、例えば画像を表示する画面を備えた機器やスクリーンに画像を投影するためのプロジェクタを含む意味である。
「立体視可能に表示する」或いは「立体視表示する」とは、立体視画像の構成画像を左右に並べて表示したり、立体視画像の構成画像をそれぞれ異なる偏光状態でハーフミラー上に重ね、偏光グラス等を通して表示したり、立体視画像の構成画像をレンチキュラーディスプレイで表示したり等、立体視画像の表示側において立体視に必要な要件をすべて満たして、立体視画像の構成画像を表示することを意味する。
「右目用光信号(或いは左目用光信号)の輝度」とは、出力された右目用光信号(或いは左目用光信号)の全体的な明るさを意味する。
「互いに対応する」とは、第1の代表輝度値および第2の代表輝度値が、互いに対比の対象となりうるように同様の取得条件によって取得されたという関係にあることを意味する。
「代表輝度値」とは、右目用光信号(或いは左目用光信号)の輝度を数値化した際に、その輝度の傾向を代表して表す輝度値を意味する。
そして、本発明に係る立体視ディスプレイの調整方法において、輝度測定用の1つ以上の基準画像をそれぞれ表示するための1つ以上の右目用光信号を出力させながら第1の測定を実施し、上記1つ以上の基準画像をそれぞれ表示するための1つ以上の左目用光信号を出力させながら第2の測定を実施することが好ましい。
本明細書において、「基準画像」とは、右目用光信号および左目用光信号のそれぞれの輝度を測定する際に、測定条件を等しくするために表示される所定画像を意味する。
そして、上記の場合、第1の測定において、基準画像として黒色画像を表示するための右目用光信号を出力させながら第1の輝度値を測定し、基準画像として白色画像を表示するための右目用光信号を出力させながら第2の輝度値を測定し、第1の輝度値から第2の輝度値までの輝度範囲から第1の代表輝度値を抽出し、第2の測定において、基準画像として黒色画像を表示するための左目用光信号を出力させながら第3の輝度値を測定し、基準画像として白色画像を表示するための左目用光信号を出力させながら第4の輝度値を測定し、第3の輝度値から第4の輝度値までの輝度範囲から第2の代表輝度値を抽出することが好ましい。この場合、第1の代表輝度値として、第1の輝度値、第2の輝度値またはこれらの平均値を抽出し、第2の代表輝度値として、第3の輝度値、第4の輝度値またはこれらの平均値を抽出することが好ましい。
或いは、本発明に係る立体視ディスプレイの調整方法において、第1の代表輝度値として、1つ以上の基準画像が表示されている所定期間における右目用光信号の輝度の平均値を抽出し、第2の代表輝度値として、1つ以上の基準画像が表示されている所定期間における左目用光信号の輝度の平均値を抽出することが好ましい。
そして、本発明に係る立体視ディスプレイの調整方法において、左目用光信号を出力していない状態で第1の測定を実施し、右目用光信号を出力していない状態で第2の測定を実施することが好ましい。
そして、立体視ディスプレイは、偏光フィルタ方式を利用したディスプレイ、レンチキュラーディスプレイまたはヘッドマウントディスプレイとすることができる。
さらに、本発明に係る立体視ディスプレイの調整装置は、
右目用画像を表示するための右目用光信号を出力する右目用光出力部と左目用画像を表示するための左目用光信号を出力する左目用光出力部とを有する立体視ディスプレイであって、互いに視差のある右目用画像および左目用画像を立体視可能に表示する立体視ディスプレイの調整装置において、
右目用光信号の輝度を測定する第1の測定を実施し、左目用光信号の輝度を測定する第2の測定を実施し、第1の測定および第2の測定によって、互いに対応する第1の代表輝度値および第2の代表輝度値をそれぞれ取得する測定手段と、
第1の測定によって得られた第1の代表輝度値と第2の測定によって得られた第2の代表輝度値との差が所定の範囲になるように、右目用光出力部および/または左目用光出力部の出力を調整する調整手段とを備えることを特徴とするものである。
そして、本発明に係る立体視ディスプレイの調整装置において、測定手段は、輝度測定用の1つ以上の基準画像をそれぞれ表示するための1つ以上の右目用光信号を出力させながら第1の測定を実施し、上記1つ以上の基準画像をそれぞれ表示するための1つ以上の左目用光信号を出力させながら第2の測定を実施するものであることが好ましい。
そして、本発明に係る立体視ディスプレイの調整装置において、測定手段は、第1の測定において、基準画像として黒色画像を表示するための右目用光信号を出力させながら第1の輝度値を測定し、基準画像として白色画像を表示するための右目用光信号を出力させながら第2の輝度値を測定し、第1の輝度値から第2の輝度値までの輝度範囲から第1の代表輝度値を抽出し、第2の測定において、基準画像として黒色画像を表示するための左目用光信号を出力させながら第3の輝度値を測定し、基準画像として白色画像を表示するための左目用光信号を出力させながら第4の輝度値を測定し、第3の輝度値から第4の輝度値までの輝度範囲から第2の代表輝度値を抽出するものであることが好ましい。
或いは、本発明に係る立体視ディスプレイの調整装置において、測定手段は、第1の代表輝度値として、1つ以上の基準画像が表示されている所定期間における右目用光信号の輝度の平均値を抽出し、第2の代表輝度値として、上記1つ以上の基準画像が表示されている所定期間における左目用光信号の輝度の平均値を抽出するものであることが好ましい。
さらに、本発明に係る立体視画像表示方法は、立体視ディスプレイを用いて、互いに視差のある右目用画像および左目用画像から構成される立体視画像を立体視可能に表示する立体視画像表示方法において、上記に記載の立体視ディスプレイの調整方法によって、立体視ディスプレイを調整し、その後、立体視ディスプレイに立体視画像を立体視可能に表示することを特徴とするものである。
さらに、本発明に係る立体視画像表示装置は、立体視ディスプレイと、互いに視差のある右目用画像および左目用画像から構成される立体視画像を立体視ディスプレイに立体視可能に表示する表示制御部とを備えた立体視画像表示装置において、
立体視ディスプレイを調整する上記に記載の立体視ディスプレイの調整装置を備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置によれば、右目用画像を表示するための右目用光信号を出力する右目用光出力部と左目用画像を表示するための左目用光信号を出力する左目用光出力部とを有する立体視ディスプレイの調整において、右目用光信号の輝度を測定する第1の測定を実施し、左目用光信号の輝度を測定する第2の測定を実施し、第1の測定および第2の測定によって、互いに対応する第1の代表輝度値および第2の代表輝度値をそれぞれ取得し、第1の測定によって得られた第1の代表輝度値と第2の測定によって得られた第2の代表輝度値との差が所定の範囲になるように、右目用光出力部および/または左目用光出力部の出力を調整するから、観察者に実際に観察される2つの光信号のそれぞれの輝度を等しくするように調整することができる。これより、立体視表示に用いられる立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置において、2つの光出力部の光出力の違いや2つの光信号の伝搬光路の違いから生じる観察者への負荷をより軽減することが可能となる。
また、本発明に係る立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置によれば、本発明に係る立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置を利用しているため、観察者に実際に観察される2つの光信号のそれぞれの輝度を等しくするように調整し、立体視画像を立体視表示することができる。これより、立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置において、2つの光出力部の光出力の違いや2つの光信号の伝搬光路の違いから生じる観察者への負荷をより軽減することが可能となる。
本発明の立体視画像表示方法および立体視画像表示装置の一実施形態を用いた乳房画像撮影表示システムの概略構成図である。 図1に示す乳房画像撮影表示システムのアーム部を示す概略断面図である。 図1に示す乳房画像撮影表示システムのコンピュータ内部の概略構成を示すブロック図である。 本発明が適用された偏光フィルム方式ディスプレイシステムの構成を示す概略図である。 本発明の調整方法を適用して偏光フィルム方式ディスプレイシステムの輝度調整を行う一工程を説明する図である。 本発明の調整方法を適用して偏光フィルム方式ディスプレイシステムの輝度調整を行う一工程を説明する図である。 本発明が適用されたレンチキュラーディスプレイシステムの構成を示す概略図である。 本発明の調整方法を適用してレンチキュラーディスプレイシステムの輝度調整を行う一工程を説明する図である。 本発明の調整方法を適用してレンチキュラーディスプレイシステムの輝度調整を行う一工程を説明する図である。 本発明が適用されたプロジェクタ投影方式ディスプレイシステムの構成を示す概略図である。 本発明の調整方法を適用してプロジェクタ投影方式ディスプレイシステムの輝度調整を行う一工程を説明する図である。 本発明の調整方法を適用してプロジェクタ投影方式ディスプレイシステムの輝度調整を行う一工程を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明するが、本発明はこれに限られるものではない。なお、視認しやすくするため、図面中の各構成要素の縮尺等は実際のものとは適宜異ならせてある。
「立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置、並びに、立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置の第1の実施形態」
本発明の立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置、並びに、立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置の第1の実施形態について説明する。なお、本実施形態では例として、本発明の立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置、並びに、立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置を乳房画像撮影表示システムに適用した場合について説明する。
本実施形態の乳房画像撮影表示システム1は、図1に示すように、乳房画像撮影装置10と、乳房画像撮影装置10に接続されたコンピュータ8と、コンピュータ8に接続された立体視ディスプレイ9および入力部7とを備えている。
この乳房画像撮影装置10は、図1に示すように、基台11と、基台11に対し上下方向(Z方向)に移動可能でかつ回転可能な回転軸12と、回転軸12により基台11と連結されたアーム部13とを備えている。なお図2には、図1の右方向(y軸正方向)から見たアーム部13の正面形状を示している。
アーム部13はアルファベットのCのような形状をしており、その一端には撮影台14が、その他端には撮影台14と対向するように放射線照射部16が取り付けられている。アーム部13の回転および上下方向の移動は、基台11に組み込まれたアームコントローラ31によって制御される。
撮影台14の内部には、フラットパネルディテクタ等の放射線画像検出器15と、この放射線画像検出器15からの電荷信号の読み出しを制御する検出器コントローラ33とが設けられている。また撮影台14の内部には、放射線画像検出器15から読み出された電荷信号を電圧信号に変換するチャージアンプや、チャージアンプから出力された電圧信号をサンプリングする相関2重サンプリング回路や、電圧信号をデジタル信号に変換するAD変換部などが設けられた回路基板等も設置されているが、それらの詳しい説明は省略する。
この撮影台14はアーム部13に対して回転可能に構成されており、それにより、基台11に対してアーム部13が回転軸12を中心に回転したときでも、撮影台14が基台11に対して一定の向きに維持されるようになっている。
放射線画像検出器15は、放射線画像の記録と読出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線画像検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線画像検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチをオン・オフされることによって放射線画像信号が読み出される、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
放射線照射部16には放射線源17と、放射線源コントローラ32とが配設されている。放射線源コントローラ32は、放射線源17から放射線を照射するタイミングと、放射線源17における放射線発生条件(管電流時間積)を制御するものである。
アーム部13の中央部には、撮影台14の上方に配置されて乳房Mを押さえつけて圧迫する圧迫板18と、その圧迫板18を支持する支持部20と、支持部20を上下方向(Z方向)に移動させる移動機構19とが設けられている。圧迫板18の位置、圧迫圧は、圧迫板コントローラ34により制御される。
乳房画像撮影装置10の動作を制御するコンピュータ8は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイスなどを備えており、これらのハードウェアによって、図3に示すような制御部8a、放射線画像記憶部8b、表示制御部8cが構成されている。
制御部8aは、各種のコントローラ31〜34に対して所定の制御信号を出力し、システム全体の制御を行うものである。具体的な制御方法については後で詳述する。
放射線画像記憶部8bは、放射線画像検出器15によって取得された放射線画像信号を記憶するものである。
表示制御部8cは、放射線画像記憶部8bに記憶された放射線画像信号を読み出し、その放射線画像信号に基づいて、右目用の放射線画像および左目用の放射線画像から構成される立体視画像を生成する。そして、表示制御部8cは、生成された乳房Mの立体視画像を立体視ディスプレイ9に立体視可能に表示(立体視表示)させる。
入力部7は、たとえば、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスから構成されるものであり、撮影者による撮影条件などの入力や撮影開始指示の入力などを受け付けるものである。
立体視ディスプレイ9は、コンピュータ8に記憶された2つの放射線画像信号を用いて立体視画像を立体視表示するように構成されたものである。立体視画像を立体視表示する構成としては、たとえば、2つの画面を用いて2つの放射線画像信号に基づく放射線画像をそれぞれ表示させて、これらをハーフミラーや偏光グラスなどを用いることで一方の放射線画像は観察者の右目に視認させ、他方の放射線画像は観察者の左目に視認させる構成を挙げることができる。また、2つの画像を所定の視差量だけずらして重ね合わせて表示し、偏光グラスを通して重ね合わせた画像を観察者に観察させる構成とすることもできる。また、パララックスバリア方式およびレンチキュラー方式のように、特殊な3D液晶に空間分割して2つの画像を表示し、観察者に観察させる構成とすることもできる。さらに、ヘッドマウントディスプレイのように、左右の目それぞれに専用の小型ディスプレイを用意し、これらの小型ディスプレイに左右の画像をそれぞれ表示し、観察者に観察させる構成とすることもできる。
本実施形態では立体視ディスプレイ9として、具体的にハーフミラーや偏光グラスを用いた偏光フィルム方式のディスプレイシステム9Aを採用した場合について説明する。
図4Aは、本実施形態の偏光フィルム方式ディスプレイシステム9Aの構成を示す概略図である。偏光フィルム方式ディスプレイシステム9Aは、右目用画像を表示するための右目用光信号46Rを出力する右目用光出力部40Rと、左目用画像を表示するための左目用光信号46Lを出力する左目用光出力部40Lと、これらの光出力部の出力を調整する調整部41と、ハーフミラー42と、偏光グラス43と、輝度計49(図示省略)とを備える。上記調整部41および上記輝度計49が本実施形態における立体視ディスプレイの調整装置を構成する。
右目用光出力部40Rおよび左目用光出力部40Lは、互いに独立して出力制御が可能な光出力部であり、光信号の出力方向が互いに直交するように配置されている。また、右目用光出力部40Rおよび左目用光出力部40Lは例えば液晶パネルであり、その表面には、互いに直交する偏光方向を有する偏光フィルタ(図示省略)がそれぞれ設けられている。これより、右目用光出力部40Rからは、横方向P1(図における紙面内左右方向。以下同じ。)に偏光された光信号が出力される。一方、左目用光出力部40Lからは、縦方向P2(図における紙面垂直方向。ただし、便宜上矢印は紙面内上下方向に表してある。以下同じ。)に偏光された光信号が出力される。
調整部41は、本願発明における調整手段として機能するものであり、例えば右目用光出力部40Rおよび左目用光出力部40Lのバックライトを制御して出力を調整する。調整部41は、後述する輝度計49による測定結果等を記憶するため例えばメモリを備える。
ハーフミラー42は、右目用光出力部40Rからの右目用光信号46Rおよび左目用光出力部40Lからの左目用光信号46Lが交差する位置に設けられている。さらに、ハーフミラー42は、右目用光信号46Rを透過せしめ、左目用光信号46Lを偏光グラス43方向に反射するよう構成されている。したがって、右目用光信号46Rおよび左目用光信号46Lの合成信号46が上記ハーフミラー42上で形成される。
偏光グラス43は、横方向P1に偏光した右目用光信号46Rを透過せしめる偏光フィルタ43Rと、縦方向P2に偏光した左目用光信号46Lを透過せしめる偏光フィルタ43Lとを備えている。偏光グラス43は、観察者Eがグラスをかけると、偏光フィルタ43Rは右目に、偏光フィルタ43Lは左目に対向するように構成されている。観察者Eは、この偏光グラス43を通して上記合成信号46を観察する。この際、偏光フィルタ43Rは横方向P1に偏光した右目用光信号46Rのみを透過せしめ、偏光フィルタ43Lは縦方向P2に偏光した左目用光信号46Lのみを透過せしめるため、観察者Eの右目によって右目用光信号46Rのみが受光され、左目によって左目用光信号46Lのみが受光される。これにより、観察者Eは、互いに視差のある2つの画像を左右の目それぞれで認識することができて、立体視を行うことができる。
輝度計49は、本願発明における測定手段として機能するものであり、光出力部から出力された光信号の輝度を測定するものである。輝度を測定する場合には、輝度計49は、通常は偏光グラス43を透過した光信号を検出する、つまり偏光フィルム方式ディスプレイシステム9Aから出力された光信号を検出するように配置される。しかし、輝度計49の配置はこれに限られない。例えば、透過する2つの光信号それぞれの輝度の差に与える偏光グラス43の影響が小さい場合には、ハーフミラー42と偏光グラス43との間を伝搬する光信号を検出するように、輝度計49を配置することができる。また、透過や反射する2つの光信号それぞれの輝度の差に与えるハーフミラー42の影響も小さい場合には、右目用光出力部40Rまたは左目用光出力部40Lとハーフミラー42との間を伝搬する光信号を検出するように、輝度計49を配置することもできる。すなわち、輝度計49は、通常はディスプレイシステム9Aから出力された光信号を検出するように配置されるが、必要に応じて偏光フィルム方式ディスプレイシステム9A内を伝搬する光信号を検出するように配置される。
<撮影処理>
次に、この乳房画像撮影装置10における撮影処理について説明する。まず、図1に示すように撮影台14の上に乳房Mが配置され、圧迫板18により乳房Mが所定の圧力で圧迫される。なおこの時点でアーム部13は、撮影台14に垂直な方向を向く初期位置、すなわち図2に実線で示す位置に設定されている。
次に入力部7により、被検者毎の種々の撮影条件が入力されるとともに、立体視画像として放射線画像を撮影するか、もしくは通常2次元画像として放射線画像を撮影するかを指示する入力がなされる。前者の撮影を行う指示入力があった場合、制御部8aは、予め設定された撮影角度θ(放射線検出面法線に対して放射線照射軸がなす角度の大きさ:図2参照)を内部メモリから読み出し、その撮影角度θの情報をアームコントローラ31に出力する。
なお本実施形態においては、この撮影角度θの情報としてθ=2°が予め記憶されているものとする。しかしこれに限らず、撮影角度θには2°〜5°程度のその他の角度が適用されてもよい。また本実施形態では、アーム部13が回転軸12を中心に回転するように構成され、そしてこの回転軸12は放射線画像検出器15と略同じ高さ位置に配設されている。そのため、図2に示されるように相異なる回転位置にある放射線源17の放射線照射軸は、互いに放射線画像検出器15の近辺で交差する状態となるが、これに限らず、被写体である乳房Mの中においてそれらの放射線照射軸が交差するような状態にアーム部13を回転させるようにしても構わない。
次にアームコントローラ31は、制御部8aから出力された上記撮影角度θの情報を受け、この撮影角度θの情報に基づいて、アーム部13を前記初期位置から+θ回転させる制御信号を出力する。そこで、この制御信号に応じてアーム部13が+2°回転する。
続いて制御部8aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して、放射線の照射と放射線画像信号の読出しを行うよう制御信号を出力する。そこで、この制御信号に応じて放射線源17から放射線が射出され、乳房を+2°方向から撮影した放射線画像信号が放射線画像検出器15によって検出される。次いで検出器コントローラ33によって放射線画像検出器15から放射線画像信号が読み出される。その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、その放射線画像信号がコンピュータ8の放射線画像記憶部8bに記憶される。
次にアームコントローラ31は、アーム部13を一旦初期位置に戻した後、アーム部13をその初期位置から−θ回転させる制御信号を出力する。それにより、アーム部13が初期位置から−2°回転する。
続いて制御部8aは、放射線源コントローラ32および検出器コントローラ33に対して、放射線の照射と放射線画像信号の読出しを行うよう制御信号を出力する。そこで、この制御信号に応じて放射線源17から放射線が射出され、乳房を−2°方向から撮影した放射線画像信号が放射線画像検出器15によって検出される。次いで検出器コントローラ33によって放射線画像検出器15から放射線画像信号が読み出される。その放射線画像信号に対して所定の信号処理が施された後、その放射線画像信号がコンピュータ8の放射線画像記憶部8bに記憶される。
このようにして、互いに視差のある2つの放射線画像が得られる。
なお本実施形態においては、立体視画像を構成する2つの放射線画像を、図2に示すX−Z面内で放射線照射方向を変えることによって撮影しているが、その他の方向に放射線照射方向を変えて複数の放射線画像を撮影してもよい。すなわち、例えば図2に示すY−Z面(図2の紙面に対して垂直な面)内で放射線照射方向を変えることによって複数の放射線画像を撮影してもよい。
<表示処理>
次に、この乳房画像撮影表示システム1における表示処理について説明する。
本実施形態では、上述した撮影によって放射線画像記憶部8bに記憶された2つの放射線画像信号に基づいて、被検者の乳房Mの立体視画像が偏光フィルム方式ディスプレイシステム9Aに表示される場合について説明する。つまり、この立体視画像は、上述の2回の撮影によって得られた2つの放射線画像によって構成される。より具体的には、例えば、1回目の撮影によって得られた放射線画像を立体視画像の右目用画像として利用し、2回目の撮影によって得られた放射線画像を立体視画像の左目用画像として利用する。
まず、観察者は、偏光フィルム方式ディスプレイシステム9Aによって立体視を行う前に、偏光フィルム方式ディスプレイシステム9Aの2つの光出力部から出力される光信号の輝度調整を行う。2つの光出力部の光出力の違いや2つの光信号の伝搬光路の違いから生じる観察者への負荷をより軽減するためである。
このような輝度調整の具体的な方法は、本実施形態の立体視ディスプレイの調整装置を用いて、以下の手順により行われる。
(1.右目用光信号の代表輝度値の取得)
まず、右目用光信号の輝度を測定する第1の測定を実施する。図4Bに示すように、例えば第1の測定は、右目用光出力部40Rに基準画像を表示しかつ左目用光出力部40Lを駆動させない(光出力を停止した)状態で、右目用光信号46Rの輝度を輝度計49によって測定することにより実施される。このように左目用光出力部40Lの光出力が停止した状態で第1の測定を行った場合、右目用光信号46Rの輝度特性のみを正確に測定することができる。より具体的には第1の測定では、基準画像として黒色画像を表示するための右目用光信号46Rを出力させながら第1の輝度値が測定され、基準画像として白色画像を表示するための右目用光信号46Rを出力させながら第2の輝度値が測定され、第1の輝度値から第2の輝度値までの輝度範囲から第1の代表輝度値が抽出される。輝度計49によって測定された結果は、調整部41に出力されて例えば調整部41内のメモリに記憶される。そして、調整部41において、上記第1の輝度値および上記第2の輝度値の平均値が算出されて、この平均値が右目用光信号46R(第1)の代表輝度値として設定される。そして、この代表輝度値も調整部41に記憶される。
本実施形態では輝度計49は、偏光フィルム方式ディスプレイシステム9Aに表示される右目用画像の光信号、つまり観察者Eに実際に観察される右目用光信号46Rを検出するために、偏光グラス43の偏光フィルタ43Rを透過した右目用光信号46Rを検出するように配置される。これにより、右目用光出力部40Rの性能としての出力の大きさや、立体視ディスプレイの伝搬中に生じる右目用光信号46Rのエネルギー損失量等を総合的に加味した輝度の測定が可能となる。
(2.左目用光信号の代表輝度値の取得)
次に、左目用光信号の輝度を測定する第2の測定を実施する。図4Cに示すように、例えば第2の測定は、左目用光出力部40Lに基準画像を表示しかつ右目用光出力部40Rを駆動させない(光出力を停止した)状態で、左目用光信号46Lの輝度を輝度計49によって測定することにより実施される。このように右目用光出力部40Rの光出力が停止した状態で第2の測定を行った場合、左目用光信号46Lの輝度特性のみを正確に測定することができる。より具体的には第2の測定では、基準画像として黒色画像を表示するための左目用光信号46Lを出力させながら第3の輝度値が測定され、基準画像として白色画像を表示するための左目用光信号46Lを出力させながら第4の輝度値が測定され、第3の輝度値から第4の輝度値までの輝度範囲から第2の代表輝度値が抽出される。輝度計49によって測定された結果は、調整部41に出力されて例えば調整部41内のメモリに記憶される。そして、調整部41において、上記第3の輝度値および上記第4の輝度値の平均値が算出されて、この平均値が左目用光信号46L(第2)の代表輝度値として設定される。そして、この代表輝度値も調整部41に記憶される。
輝度計49は、輝度測定の条件を揃えて第1の代表輝度値に対応する第2の代表輝度値を取得する必要があるため、第2の測定においても第1の測定時と同様の位置に配置する。ただし、第2の測定では輝度計49は、偏光グラス43の偏光フィルタ43Lを透過した左目用光信号46Lを検出するように配置される。
上記のようにして、第1の測定および上記第2の測定によって、互いに対応する第1の代表輝度値および第2の代表輝度値がそれぞれ取得される。なお、上記の1および2の工程において、光信号の黒色画像および白色画像を表示させて代表輝度値の測定を行ったが、代表輝度値を求めるためには必ずしも黒色画像および白色画像である必要はない。つまり、両光出力部に基準画像として任意の色の画像を表示して光信号の輝度を測定し、得られた輝度をそれぞれ代表輝度値としてもよい。このような場合、代表輝度値として、1つ以上の基準画像が表示されている所定期間における光信号の輝度の平均値を抽出することもできる。また、基準画像としては、単色の静止画に限らず、複数の色が含まれていたり、図形や記号等が含まれていたり、動画であったりしてもよい。
(3.代表輝度値に基づいた輝度調整)
そして、調整部41によって、上記のようにして得られた右目用光信号46Rの代表輝度値と左目用光信号46Lの代表輝度値との差が所定の範囲になるように、偏光フィルム方式ディスプレイシステム9A中の右目用光出力部40Rおよび左目用光出力部40Lの出力が調整される。具体的には、調整部41が、右目用光信号46Rの代表輝度値および左目用光信号46Lの代表輝度値の大小を比較し、大きい方を小さい方に合わせながらその差が所定の範囲になるように、右目用光出力部40Rおよび/または左目用光出力部40Lの出力を調整する。例えば、代表輝度値の大きい方の光出力部に対して出力を定数倍する等により輝度を調整することができる。そして、本実施形態において、上記所定の範囲とは、小さい方の代表輝度値の30%以下であることが好ましい。上記差が小さい方の代表輝度値の40%以上であると、プルフリッヒ効果により歪が生じ、奥行き間が不安定になる。
上記のような手順により輝度調整が終了したら、観察者は、乳房Mの立体視画像の表示指示を入力部7によって入力する。その表示指示に応じ、表示制御部8cによって放射線画像記憶部8bから被検者の2つの放射線画像信号が読み出される。そして、表示制御部8cは、2つの放射線画像信号に基づいて生成される右目用放射線画像および左目用放射線画像から構成される立体視画像を立体視ディスプレイ9に立体視表示する。観察者は、輝度調整された光信号に基づいて立体視を行うことができるため、良好な立体視を行うことができる。
「第2の実施形態」
本発明の立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置、並びに、立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、図1中の立体視ディスプレイ9がレンチキュラーディスプレイシステムである点で第1の実施形態と異なる。したがって、第1の実施形態と同様のその他の要素についての詳細は必要のない限り省略する。
本実施形態では立体視ディスプレイ9として、具体的にレンチキュラーディスプレイシステム9Bを採用した場合について説明する。
図5Aは、本実施形態のレンチキュラーディスプレイシステム9Bの構成を示す概略図である。レンチキュラーディスプレイシステム9Bは、レンチキュラーパネル54と、調整部51と、輝度計59とを備える。上記調整部51および上記輝度計59が本実施形態における立体視ディスプレイの調整装置を構成する。
レンチキュラーパネル54は、液晶パネル50、およびこの液晶パネル50の前面に貼り付けられたレンチキュラーレンズ52から構成されている。
液晶パネル50は、右目用画像を表示するための右目用光信号56Rを出力する右目用光出力部50Rと、左目用画像を表示するための左目用光信号56Lを出力する左目用光出力部50Lとから構成される。液晶パネル50は、右目用光出力部50Rを構成する複数の画素ラインおよび左目用光出力部50Lを構成する複数の画素ラインが縦縞状に交互に配列した構造を有する。つまり、奇数番目の複数の画素ライン全体で右目用光出力部50Rが構成され、偶数番目の複数の画素ライン全体で左目用光出力部50Lが構成されている。
右目用光出力部50Rおよび左目用光出力部50Lは、互いに独立して出力制御が可能な光出力部である。
レンチキュラーレンズ52は、複数の細長いシリンドリカルレンズ(蒲鉾状レンズ)により構成され、一本のシリンドリカルレンズは、右目用光出力部50Rの一本の画素ラインおよびこれに隣接する左目用光出力部50Lの一本の画素ラインに対応して貼り付けられている。このレンチキュラーレンズ52により、右目用光出力部50Rから出力された右目用光信号56Rが観察者の右目に、左目用光出力部50Lから出力された左目用光信号56Lが観察者の左目に受光されるようになる。
調整部51は、本願発明における調整手段として機能するものであり、例えば右目用光出力部50Rおよび左目用光出力部50Lのバックライトを制御して出力を調整する。調整部51は、後述する輝度計59による測定結果等を記憶するため例えばメモリを備える。
輝度計59は、本願発明における測定手段として機能するものであり、光出力部から出力された光信号の輝度を測定するものである。輝度を測定する場合には、輝度計59は、レンチキュラーパネル54の正面に配置される。
本実施形態における輝度調整の具体的な方法は、本実施形態の立体視ディスプレイの調整装置を用いて、以下の手順により行われる。
(1.右目用光信号の代表輝度値の取得)
まず、右目用光信号の輝度を測定する第1の測定を実施する。図5Bに示すように、例えば第1の測定は、右目用光出力部50Rに基準画像を表示しかつ左目用光出力部50Lを駆動させない(光出力を停止した)状態で、右目用光信号56Rの輝度を輝度計59によって測定することにより実施される。このように左目用光出力部50Lの光出力が停止した状態で第1の測定を行った場合、右目用光信号56Rの輝度特性のみを正確に測定することができる。より具体的には第1の測定では、基準画像として黒色画像を表示するための右目用光信号56Rを出力させながら第1の輝度値が測定され、基準画像として白色画像を表示するための右目用光信号56Rを出力させながら第2の輝度値が測定され、第1の輝度値から第2の輝度値までの輝度範囲から第1の代表輝度値が抽出される。輝度計59によって測定された結果は、調整部51に出力されて例えば調整部51内のメモリに記憶される。そして、調整部51において、上記第1の輝度値および上記第2の輝度値の平均値が算出されて、この平均値が右目用光信号56R(第1)の代表輝度値として設定される。そして、この代表輝度値も調整部51に記憶される。
(2.左目用光信号の代表輝度値の取得)
次に、左目用光信号の輝度を測定する第2の測定を実施する。図5Cに示すように、例えば第2の測定は、左目用光出力部50Lに基準画像を表示しかつ右目用光出力部50Rを駆動させない(光出力を停止した)状態で、左目用光信号56Lの輝度を輝度計59によって測定することにより実施される。このように右目用光出力部50Rの光出力が停止した状態で第2の測定を行った場合、左目用光信号56Lの輝度特性のみを正確に測定することができる。より具体的には第2の測定では、基準画像として黒色画像を表示するための左目用光信号56Lを出力させながら第3の輝度値が測定され、基準画像として白色画像を表示するための左目用光信号56Lを出力させながら第4の輝度値が測定され、第3の輝度値から第4の輝度値までの輝度範囲から第2の代表輝度値が抽出される。輝度計59によって測定された結果は、調整部51に出力されて例えば調整部51内のメモリに記憶される。そして、調整部51において、上記第3の輝度値および上記第4の輝度値の平均値が算出されて、この平均値が左目用光信号56L(第2)の代表輝度値として設定される。そして、この代表輝度値も調整部51に記憶される。
上記のようにして、第1の測定および上記第2の測定によって、互いに対応する第1の代表輝度値および第2の代表輝度値がそれぞれ取得される。
(3.代表輝度値に基づいた輝度調整)
そして、調整部51によって、上記のようにして得られた右目用光信号56Rの代表輝度値と左目用光信号56Lの代表輝度値との差が所定の範囲になるように、レンチキュラーディスプレイシステム9B中の右目用光出力部50Rおよび左目用光出力部50Lの出力が調整される。具体的には、調整部51が、右目用光信号56Rの代表輝度値および左目用光信号56Lの代表輝度値の大小を比較し、大きい方を小さい方に合わせながらその差が所定の範囲になるように、右目用光出力部50Rおよび/または左目用光出力部50Lの出力を調整する。例えば、代表輝度値の大きい方の光出力部に対して出力を定数倍する等により輝度を調整することができる。そして、本実施形態において、上記所定の範囲とは、小さい方の代表輝度値の30%以下であることが好ましい。上記差が小さい方の代表輝度値の40%以上であると、プルフリッヒ効果により歪が生じ、奥行き間が不安定になる。
上記のような手順により輝度調整が終了したら、観察者は、乳房Mの立体視画像の表示指示を入力部7によって入力する。その表示指示に応じ、表示制御部8cによって放射線画像記憶部8bから被検者の2つの放射線画像信号が読み出される。そして、表示制御部8cは、2つの放射線画像信号に基づいて生成される右目用放射線画像および左目用放射線画像から構成される立体視画像を立体視ディスプレイ9に立体視表示する。観察者は、輝度調整された光信号に基づいて立体視を行うことができるため、良好な立体視を行うことができる。
「第3の実施形態」
本発明の立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置、並びに、立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、図1中の立体視ディスプレイ9がプロジェクタ投影方式ディスプレイシステムである点で第1の実施形態と異なる。したがって、第1の実施形態と同様のその他の要素についての詳細は必要のない限り省略する。
本実施形態では立体視ディスプレイ9として、具体的にプロジェクタ投影方式ディスプレイシステム9Cを採用した場合について説明する。
図6Aは、本実施形態のプロジェクタ投影方式ディスプレイシステム9Cの構成を示す概略図である。プロジェクタ投影方式ディスプレイシステム9Cは、右目用画像を表示するための右目用光信号66Rを出力する右目用光出力部60Rと、左目用画像を表示するための左目用光信号66Lを出力する左目用光出力部60Lと、これらの光出力部の出力を調整する調整部61と、右目用光信号66Rおよび左目用光信号66Lを投影するスクリーン62と、右目用光信号66Rを偏光する偏光フィルタ64Rと、左目用光信号66Lを偏光する偏光フィルタ64Lと、偏光グラス63と、輝度計69とを備える。上記調整部61および上記輝度計69が本実施形態における立体視ディスプレイの調整装置を構成する。
右目用光出力部60Rおよび左目用光出力部60Lは、互いに独立して出力制御が可能なプロジェクタである。右目用光出力部60Rおよび左目用光出力部60Lは、右目用光信号66Rおよび左目用光信号66Lをスクリーン62上に投影するよう配置されている。
調整部61は、本願発明における調整手段として機能するものであり、例えば右目用光出力部50Rおよび左目用光出力部50Lのバックライトを制御して出力を調整する。調整部51は、後述する輝度計59による測定結果等を記憶するため例えばメモリを備える。
偏光フィルタ64Rおよび偏光フィルタ64Lは、それぞれ右目用光出力部60Rおよび左目用光出力部60Lの正面に配置されており、それぞれ右目用光信号66Rおよび左目用光信号66Lを偏光する。これより、右目用光出力部60Rから出力された右目用光信号66Rは、横方向P1に偏光される。一方、左目用光出力部60Lから出力された左目用光信号66Lは、縦方向P2に偏光される。
スクリーン62は、正面投影の場合、投影偏光面を維持するため、金属粉を塗布したシルバースクリーンが使用される。当該スクリーン上に右目用光信号66Rおよび左目用光信号66Lが投影されることにより合成信号66が形成される。
偏光グラス63は、横方向P1に偏光した右目用光信号66Rを透過せしめる偏光フィルタ63Rと、縦方向P2に偏光した左目用光信号66Lを透過せしめる偏光フィルタ63Lとを備えている。観察者Eは、この偏光グラス63を通して上記合成信号66を観察する。この際、偏光フィルタ63Rは横方向P1に偏光した右目用光信号66Rのみを透過せしめ、偏光フィルタ63Lは縦方向P2に偏光した左目用光信号66Lのみを透過せしめるため、観察者Eの右目によって右目用光信号66Rのみが受光され、左目によって左目用光信号66Lのみが受光される。これにより、観察者Eは、互いに視差のある2つの画像を左右の目それぞれで認識することができて、立体視を行うことができる。
輝度計69は、本願発明における測定手段として機能するものであり、光出力部から出力された光信号の輝度を測定するものである。輝度を測定する場合には、輝度計69は、通常偏光グラス63を透過した光信号を検出する、つまりプロジェクタ投影方式ディスプレイシステム9Cから出力された光信号を検出するように配置される。しかし、第1の実施形態の場合と同様の理由により、輝度計69の配置はこれに限られない。
本実施形態における輝度調整の具体的な方法は、本実施形態の立体視ディスプレイの調整装置を用いて、以下の手順により行われる。
(1.右目用光信号の代表輝度値の取得)
まず、右目用光信号の輝度を測定する第1の測定を実施する。図6Bに示すように、例えば第1の測定は、右目用光出力部60Rに基準画像を表示しかつ左目用光出力部60Lを駆動させない(光出力を停止した)状態で、右目用光信号66Rの輝度を輝度計69によって測定することにより実施される。このように左目用光出力部60Lの光出力が停止した状態で第1の測定を行った場合、右目用光信号66Rの輝度特性のみを正確に測定することができる。より具体的には第1の測定では、基準画像として黒色画像を表示するための右目用光信号66Rを出力させながら第1の輝度値が測定され、基準画像として白色画像を表示するための右目用光信号66Rを出力させながら第2の輝度値が測定され、第1の輝度値から第2の輝度値までの輝度範囲から第1の代表輝度値が抽出される。輝度計69によって測定された結果は、調整部61に出力されて例えば調整部61内のメモリに記憶される。そして、調整部61において、上記第1の輝度値および上記第2の輝度値の平均値が算出されて、この平均値が右目用光信号66R(第1)の代表輝度値として設定される。そして、この代表輝度値も調整部61に記憶される。
(2.左目用光信号の代表輝度値の取得)
次に、左目用光信号の輝度を測定する第2の測定を実施する。図6Cに示すように、例えば第2の測定は、左目用光出力部60Lに基準画像を表示しかつ右目用光出力部60Rを駆動させない(光出力を停止した)状態で、左目用光信号66Lの輝度を輝度計69によって測定することにより実施される。このように右目用光出力部60Rの光出力が停止した状態で第2の測定を行った場合、左目用光信号66Lの輝度特性のみを正確に測定することができる。より具体的には第2の測定では、基準画像として黒色画像を表示するための左目用光信号66Lを出力させながら第3の輝度値が測定され、基準画像として白色画像を表示するための左目用光信号66Lを出力させながら第4の輝度値が測定され、第3の輝度値から第4の輝度値までの輝度範囲から第2の代表輝度値が抽出される。輝度計69によって測定された結果は、調整部61に出力されて例えば調整部61内のメモリに記憶される。そして、調整部61において、上記第3の輝度値および上記第4の輝度値の平均値が算出されて、この平均値が左目用光信号66L(第2)の代表輝度値として設定される。そして、この代表輝度値も調整部61に記憶される。
上記のようにして、第1の測定および上記第2の測定によって、互いに対応する第1の代表輝度値および第2の代表輝度値がそれぞれ取得される。
(3.代表輝度値に基づいた輝度調整)
そして、調整部61によって、上記のようにして得られた右目用光信号66Rの代表輝度値と左目用光信号66Lの代表輝度値との差が所定の範囲になるように、プロジェクタ投影方式ディスプレイシステム9C中の右目用光出力部60Rおよび左目用光出力部60Lの出力が調整される。具体的には、調整部61が、右目用光信号66Rの代表輝度値および左目用光信号66Lの代表輝度値の大小を比較し、大きい方を小さい方に合わせながらその差が所定の範囲になるように、右目用光出力部60Rおよび/または左目用光出力部60Lの出力を調整する。例えば、代表輝度値の大きい方の光出力部に対して出力を定数倍する等により輝度を調整することができる。そして、本実施形態において、上記所定の範囲とは、小さい方の代表輝度値の30%以下であることが好ましい。上記差が小さい方の代表輝度値の40%以上であると、プルフリッヒ効果により歪が生じ、奥行き間が不安定になる。
上記のような手順により輝度調整が終了したら、観察者は、乳房Mの立体視画像の表示指示を入力部7によって入力する。その表示指示に応じ、表示制御部8cによって放射線画像記憶部8bから被検者の2つの放射線画像信号が読み出される。そして、表示制御部8cは、2つの放射線画像信号に基づいて生成される右目用放射線画像および左目用放射線画像から構成される立体視画像を立体視ディスプレイ9に立体視表示する。観察者は、輝度調整された光信号に基づいて立体視を行うことができるため、良好な立体視を行うことができる。
<設計変更>
本発明の立体視ディスプレイの調整方法およびそれに用いられる調整装置、並びに、立体視画像表示方法およびそれに用いられる表示装置は、上記第1から第3の実施形態で説明した形態の他、パララックスバリア方式の立体視ディスプレイやヘッドマウントディスプレイのような立体視ディスプレイにも適用することができる。
また、上記の各実施形態では右目用光出力部および/または左目用光出力部の出力を調整することを説明したが、より具体的には、右目用光出力部および/または左目用光出力部が備えているLUT(Look Up Table)に格納されたデータを調整してもよいし、右目用光出力部および/または左目用光出力部に入力される画像データを調整してもよい。
上記の実施形態では、本発明の立体視画像表示方法および立体視画像表示装置を乳房画像撮影表示システムに適用した場合について説明したが、当然ながら本発明はこれに限られるものではない。例えば、立体視画像表示方法を利用したその他の医療診断装置、デジタルカメラおよびディスプレイ装置等にも適用することができる。
1 乳房画像撮影表示システム
7 入力部
8 コンピュータ
8a 制御部
8b 放射線画像記憶部
8c 表示制御部
9 立体視ディスプレイ
9A ディスプレイシステム
9B レンチキュラーディスプレイシステム
9C プロジェクタ投影方式ディスプレイシステム
10 乳房画像撮影装置
13 アーム部
14 撮影台
15 放射線画像検出器
40L 左目用光出力部
40R 右目用光出力部
41 調整部
43 偏光グラス
49 輝度計
50 液晶パネル
50L 左目用光出力部
50R 右目用光出力部
51 調整部
59 輝度計
60L 左目用光出力部
60R 右目用光出力部
61 調整部
62 スクリーン
63 偏光グラス
69 輝度計
M 乳房
P1 横方向偏光
P2 縦方向偏光
θ 撮影角度

Claims (13)

  1. 右目用画像を表示するための右目用光信号を出力する右目用光出力部と左目用画像を表示するための左目用光信号を出力する左目用光出力部とを有し、互いに視差のある前記右目用画像および前記左目用画像を立体視可能に表示する立体視ディスプレイの調整方法において、
    前記右目用光信号の輝度を測定する第1の測定を実施し、
    前記左目用光信号の輝度を測定する第2の測定を実施し、
    前記第1の測定および前記第2の測定によって、互いに対応する第1の代表輝度値および第2の代表輝度値をそれぞれ取得し、
    前記第1の測定によって得られた前記第1の代表輝度値と前記第2の測定によって得られた前記第2の代表輝度値との差が所定の範囲になるように、前記右目用光出力部および/または前記左目用光出力部の出力を調整することを特徴とする立体視ディスプレイの調整方法。
  2. 輝度測定用の1つ以上の基準画像をそれぞれ表示するための1つ以上の前記右目用光信号を出力させながら前記第1の測定を実施し、
    前記1つ以上の基準画像をそれぞれ表示するための1つ以上の前記左目用光信号を出力させながら前記第2の測定を実施することを特徴とする請求項1に記載の立体視ディスプレイの調整方法。
  3. 前記第1の測定において、前記基準画像として黒色画像を表示するための前記右目用光信号を出力させながら第1の輝度値を測定し、前記基準画像として白色画像を表示するための前記右目用光信号を出力させながら第2の輝度値を測定し、
    前記第1の輝度値から前記第2の輝度値までの輝度範囲から前記第1の代表輝度値を抽出し、
    前記第2の測定において、前記基準画像として黒色画像を表示するための前記左目用光信号を出力させながら第3の輝度値を測定し、前記基準画像として白色画像を表示するための前記左目用光信号を出力させながら第4の輝度値を測定し、
    前記第3の輝度値から前記第4の輝度値までの輝度範囲から前記第2の代表輝度値を抽出することを特徴とする請求項2に記載の立体視ディスプレイの調整方法。
  4. 前記第1の代表輝度値として、前記第1の輝度値、前記第2の輝度値またはこれらの平均値を抽出し、
    前記第2の代表輝度値として、前記第3の輝度値、前記第4の輝度値またはこれらの平均値を抽出することを特徴とする請求項3に記載の立体視ディスプレイの調整方法。
  5. 前記第1の代表輝度値として、前記1つ以上の基準画像が表示されている所定期間における前記右目用光信号の輝度の平均値を抽出し、
    前記第2の代表輝度値として、前記1つ以上の基準画像が表示されている所定期間における前記左目用光信号の輝度の平均値を抽出することを特徴とする請求項2に記載の立体視ディスプレイの調整方法。
  6. 前記左目用光信号を出力していない状態で前記第1の測定を実施し、前記右目用光信号を出力していない状態で前記第2の測定を実施することを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の立体視ディスプレイの調整方法。
  7. 前記立体視ディスプレイが、偏光フィルタ方式を利用したディスプレイ、レンチキュラーディスプレイまたはヘッドマウントディスプレイであることを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の立体視ディスプレイの調整方法。
  8. 右目用画像を表示するための右目用光信号を出力する右目用光出力部と左目用画像を表示するための左目用光信号を出力する左目用光出力部とを有する立体視ディスプレイであって、互いに視差のある前記右目用画像および前記左目用画像を立体視可能に表示する立体視ディスプレイの調整装置において、
    前記右目用光信号の輝度を測定する第1の測定を実施し、前記左目用光信号の輝度を測定する第2の測定を実施し、前記第1の測定および前記第2の測定によって、互いに対応する第1の代表輝度値および第2の代表輝度値をそれぞれ取得する測定手段と、
    前記第1の測定によって得られた前記第1の代表輝度値と前記第2の測定によって得られた前記第2の代表輝度値との差が所定の範囲になるように、前記右目用光出力部および/または前記左目用光出力部の出力を調整する調整手段とを備えることを特徴とする立体視ディスプレイの調整装置。
  9. 前記測定手段が、輝度測定用の1つ以上の基準画像をそれぞれ表示するための1つ以上の前記右目用光信号を出力させながら前記第1の測定を実施し、前記1つ以上の基準画像をそれぞれ表示するための1つ以上の前記左目用光信号を出力させながら前記第2の測定を実施するものであることを特徴とする請求項8に記載の立体視ディスプレイの調整装置。
  10. 前記測定手段が、
    前記第1の測定において、前記基準画像として黒色画像を表示するための前記右目用光信号を出力させながら第1の輝度値を測定し、前記基準画像として白色画像を表示するための前記右目用光信号を出力させながら第2の輝度値を測定し、
    前記第1の輝度値から前記第2の輝度値までの輝度範囲から前記第1の代表輝度値を抽出し、
    前記第2の測定において、前記基準画像として黒色画像を表示するための前記左目用光信号を出力させながら第3の輝度値を測定し、前記基準画像として白色画像を表示するための前記左目用光信号を出力させながら第4の輝度値を測定し、
    前記第3の輝度値から前記第4の輝度値までの輝度範囲から前記第2の代表輝度値を抽出するものであることを特徴とする請求項9に記載の立体視ディスプレイの調整装置。
  11. 前記測定手段が、
    前記第1の代表輝度値として、前記1つ以上の基準画像が表示されている所定期間における前記右目用光信号の輝度の平均値を抽出し、
    前記第2の代表輝度値として、前記1つ以上の基準画像が表示されている所定期間における前記左目用光信号の輝度の平均値を抽出するものであることを特徴とする請求項9に記載の立体視ディスプレイの調整装置。
  12. 前記立体視ディスプレイを用いて、互いに視差のある前記右目用画像および前記左目用画像から構成される立体視画像を立体視可能に表示する立体視画像表示方法において、
    請求項1から7いずれかに記載の立体視ディスプレイの調整方法によって、前記立体視ディスプレイを調整し、
    その後、前記立体視ディスプレイに前記立体視画像を立体視可能に表示することを特徴とする立体視画像表示方法。
  13. 前記立体視ディスプレイと、互いに視差のある前記右目用画像および前記左目用画像から構成される立体視画像を前記立体視ディスプレイに立体視可能に表示する表示制御部とを備えた立体視画像表示装置において、
    前記立体視ディスプレイを調整する請求項8から11いずれかに記載の立体視ディスプレイの調整装置を備えたことを特徴とする立体視画像表示装置。
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