JP2012073357A - 映像投写用スクリーンおよび表示装置 - Google Patents

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Eiji Yokoyama
英二 横山
Manabu Okagaki
覚 岡垣
Jun Kondo
潤 近藤
Kuniko Kojima
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Abstract

【課題】 シンチレーションを低減するため、従来のスクリーンは、光拡散粒子の移動に必要な電界を発生する透明基板を2枚用いていた。このため、透明基板での光損失が大きく、スクリーンに投写された画像が暗くなるという問題があった。
【解決手段】 映像投写用スクリーンは、分散媒(35)および光拡散粒子(36)を有する微小カプセル(34)を複数に有する光拡散層(40)と、前記光拡散層(40)に入射する画像光(R)の入射側または出射側のどちらか1つの面に配置され前記微小カプセル(34)の境界位置に配置された少なくとも2つ以上の電極(37,38)を有する基板(31)とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は例えば投写型表示装置等で用いられる、映像投写用スクリーンと、それを用いた表示装置に関する。
プロジェクタテレビなどの投写型表示装置は、画像投写部から出射した画像光をスクリーンに投写することでスクリーン上に画像を表示する。しかし、スクリーン上の光拡散層で散乱した光線が視聴者などの鑑賞者側で干渉すると、鑑賞者にはスクリーン全体がぎらついて見える。この光線の干渉に伴う輝度むらはシンチレーションと呼ばれ、画質を劣化させるという問題があった。なお、出射とは、ある方向に向けて光を発することである。また、画像光とは、画像情報を有する光のことである。
このシンチレーションを低減するために、液晶微小粒子の拡散特性を時間的に変化させる方法が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示されたスクリーンは、液晶微小粒子を分散した光散乱部を有している。この光散乱部は、スクリーンに設けられた高分子マトリックス中に形成されている。高分子マトリックスは第1の電界を発生する透明基板と第2の電界を発生する透明基板との間に挟まれている。これら2つの電界を発生する透明基板間に交流電圧を印加すると、2つの基板間に挟まれた領域に交流電界が発生する。この交流電界の影響により、液晶微小粒子が光散乱部の中で動く。スクリーンに入射した光線は、光散乱部を通過する際に散乱波を形成する。液晶微小粒子の相対位置が変化することで、散乱波の分布や位相が、時間的に変化して、シンチレーションを低減ないし除去する。
特開2006−221069号公報(段落0013、0024、0025、図2)
しかしながら、電界を発生する基板は完全な透明では無い。なぜなら、電界を発生する基板は、透明な基板の上に電極を設けるため、基板のみの場合と比べて光の透過率が低下するためである。このため、透明基板を2枚積層する構成は、透過型スクリーンの明るさが損なわれるという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものである。1枚の電界を発生する基板でシンチレーションを効果的に低減するスクリーンの提供を目的とする。
この発明に係る映像投写用スクリーンは、分散媒および光拡散粒子を有する領域を複数に有する光拡散層と、前記光拡散層に入射する光線の入射側または出射側のどちらか1つの面に配置され前記領域の境界位置に配置された少なくとも2つ以上の電極を有する基板とを備えることを特徴とする。
映像投写用スクリーン。
この発明は、光の効率を向上してシンチレーションを低減する映像投写用スクリーンを提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成図である。 実施の形態1に係る光拡散素子の構成を示す図である。 実施の形態1に係る光拡散素子の基板に形成された電極の構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る光拡散素子の基板に形成された電極の構成を示す平面図である。 実施の形態1に係る光拡散素子の印加電圧の波形を示す図である。 実施の形態1に係る光拡散素子の電界を示す模式図である。 実施の形態1に係る光拡散素子の電界を示す模式図である。 光拡散素子の拡散粒子の移動方向を示す図である。 光拡散素子の拡散粒子の移動方向を示す図である。 実施の形態2に係る光拡散素子の構成を示す図である。 実施の形態2に係る光拡散素子の基板に形成された電極の構成を示す斜視図である。 実施の形態2に係る光拡散素子の電界を示す模式図である。 実施の形態2に係る光拡散素子の構成を示す図である。 実施の形態2に係る光拡散素子の基板に形成された電極の構成を示す斜視図である。 実施の形態2に係る光拡散素子の構成を示す図である。 実施の形態2に係る光拡散素子の基板に形成された電極の構成を示す斜視図である。 実施の形態2に係る光拡散素子の構成を示す図である。 実施の形態2に係る光拡散素子の基板に形成された電極の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る反射型スクリーンの投写装置および鑑賞者との関係を示した模式図である。 実施の形態3に係る光拡散素子の構成を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る表示装置100の構成図である。図2は、光拡散素子3の構成を示す部分的な構成図である。図3は、基板31の片方の面上に形成された電極の構成を示す模式的な斜視図である。図4は、基板31の片方の面上に形成された電極の構成を示す模式的な平面図である。図5は第1の電極37および第2の電極38への印加電圧の波形を示す図である。図6は、基板31の上に発生する電界の様子を示す模式図である。図7は、基板31の上に発生する電界の様子を示す模式図である。
図1に示すように、表示装置100は、画像投写部10およびスクリーン20を有している。スクリーン20は、フレネルレンズ1、レンチキュラーレンズ2および光拡散素子3を有している。フレネルレンズ1は、画像投写部10から投写された広がった光を略平行光とする機能を有する。レンチキュラーレンズ2は、フレネルレンズ1から出射した光を拡散させて視野角を広げる機能を有する。光拡散素子3は、レンチキュラーレンズ2から出射した光を拡散させる機能を有する。
画像投写部10から投写された画像光は、フレネルレンズ1およびレンチキュラーレンズ2を透過した後、光拡散素子3を透過する。鑑賞者30は、光拡散素子3で散乱した画像光をスクリーン20の上に表示された画像として観察する。画像光とは、画像情報を有する光のことである。
図2に示すように、光拡散素子3は、光拡散層40および基板31を有している。光拡散層40は、支持シート32、接着剤33および微小カプセル34を有している。複数の微小カプセル34は、互いに隣接して支持シート32の面上に配置され、接着材33で固定されている。この微小カプセル34は、光拡散層40を区分する領域の役割を持っている。接着材33は、微小カプセル34の厚みの分だけ支持シート32に塗布されている。つまり、接着材33の厚みは微小カプセル34の直径Dとほぼ同じである。画像光Rは、光拡散層40側から基板31側に透過する。
図3に示すように、基板31は、支持部39および電極37,38を有している。電極37,38は、支持部39の光拡散層40と対向する面に形成されている。電極37は第1の電極で、電極38は第2の電極である。電極37および電極38は、光透過性のある透明電極である。この透明電極は、光学的には不透明であっても、人間の眼の空間分解能に対し十分微細で、透明とみなせる程度に細い電極であっても良い。電源50は電極37および電極38に電圧を印加する。
電極37および電極38は同一の櫛型の形状をしている。電極37a,37b,37cと電極38a,38b,38cとは、各々交互に等間隔で配置されている。電極37a,37b,37cと電極38a,38b,38cとの長さ方向は、スクリーン20の横方向または縦方向に一致している。電極37,38は、それぞれ電源50に接続されており、電極37の印加電圧と電源38との印加電圧は相対的に異なる値である。
電極37は電極37a、電極37b、電極37cおよび電極37dから構成されている。電極37a、電極37bおよび電極37cは、互いに平行に配置されている。電極37dは電極37a,37b,37cと略直角に配置されている。つまり、電極37は櫛型の形状をしている。電極37dが柄の部分に相当する。電極37a,37b,37cの一端部は電極37dの側面と通電可能に結合している。
電極38は電極38a、電極38b、電極38cおよび電極38dから構成されている。電極38a、電極38bおよび電極38cは、互いに平行に配置されている。電極38dは電極38a,38b,38cと略直角に配置されている。つまり、電極38は櫛型の形状をしている。電極38dが柄の部分に相当する。電極38a,38b,38cの一端部は電極38dの側面と通電可能に結合している。
電極37dと電極38dとは平行に配置されている。電極38aと電極38bとの間には電極37aが配置され、電極38bと電極38cとの間には電極37bが配置されている。つまり、電極37a,37b,37cと電極38a,38b,38cとが交互に配置されている。
なお、電極37a,37b,37cと電極38a,38b,38cとの数は、説明の簡単のためそれぞれ3つとしているが、これに限らず、より多くのセグメント電極を用いることができる。
電極37,38は、材料として例えばインジウム(In2O3)やITO(酸化インジウムにスズを添加した化合物)、あるいは酸化スズ(SnO)などを使用できる。これらの材料は、透明電極の材料として使用されている。また、電極37,38は、材料として人間の眼の空間分解能より細い線幅を持った金属線を使用できる。例えば金、銀および銅などの抵抗値が低く柔らかい金属である。線幅Wdは、例えば40ミクロン以下のものが考えられる。金属線の電極を選択した場合、光の透過性を確保するために、線幅は可能な限り細く設定することが好ましい。
基板31の支持部39の材料として、例えばガラス、プラスチックまたはPETフィルム(Polyethylene Terephthalate)などを使用することができる。この支持部39の光の透過率は、理想的には100%であることが望ましい。つまり、支持部39は完全に透明であることが望ましい。しかし、支持部39の実際の光の透過率は、100%未満の値をとる。また、基板31は電極37,38を有するため、その光の透過率は一層低下する。
仮に基板31の光の透過率が90%(=0.9)とする。特許文献1に示す方式では、基盤31が2枚積層した構成となるため、光の透過率は81%(=0.9×0.9)となる。このため、スクリーンに投写された画像は暗くなる。なお、基板31を2枚積層した場合、スクリーンの光の透過率は基板31の1枚あたりの光の透過率を積算した値となる。
実施の形態1に係るスクリーン20は、基板31を1枚しか使用しない。そのため、スクリーン20は、従来技術と比較して、基板31の数を2枚から1枚に減らすことができる。スクリーン20の光の透過率は、1枚の基板31の光の損失量の分だけ向上する。前述の例では、光の透過率を81%から90%に向上できる。また、透明電極が形成された基板31は高価である。高価な基板31を2枚から1枚に減らしたため、スクリーン20のコストを低減できる。
微小カプセル34には、分散媒35と光拡散粒子36が含まれている。分散媒35は、光拡散粒子36を分散させる機能を有する。光拡散粒子36は帯電している。外部から微小カプセル34に電界が印加されると、光拡散粒子36は、この電界に沿った方向に力を受ける。このため、光拡散粒子36は、電界の方向に移動する。この拡散粒子36の移動により、シンチレーションパターンは刻々と変化する。この結果、シンチレーションは減少する。
微小カプセル34の直径Dと電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの電極の間の距離Aとは略同一の値となっている。支持シート32に塗布された接着剤33の厚みは、微小カプセル34の直径Dと略等しい値である。
この構成は、支持シート32の片面に接着剤33を塗布することで実現できる。接着剤33には、微小カプセル34が混ぜられている。この製造方法は、例えばインクジェットなどを用いてインクを均一に塗布する技術を利用すれば容易に実現できる。また、このような製造方法を用いれば、短時間で簡易に支持シート32の面上に微小カプセル34を塗布することができる。このため、光拡散層40は容易に、また品質も安定して生産できる。
微小カプセル34は略球形である。微小カプセル34中に、分散媒35と略球形の光拡散粒子36とが含まれている。微小カプセル34の外膜は、例えばゼラチン、ゼラチン、アラビアゴムの混合物、ウレタン樹脂、メラミン樹脂および尿素-ホルマリン樹脂など透明な材料で構成される。
分散媒35は、分散媒35中で拡散粒子36が移動しやすい粘性を有する。また、光拡散粒子36の密度は、分散媒35中で拡散粒子36が移動しやすい値に設定されている。光拡散粒子36は同符号に帯電している。このため、各光拡散粒子36は反発し、分散媒35の中で一か所に凝集することは無い。同符号に帯電した光拡散粒子36は、光拡散層40に電界が印加された際も、一か所に集まることなく、より均一に分散して移動する。
光拡散粒子36の大きさは、0.5ミクロン程度から10ミクロン程度が望ましい。一般に、微小粒子にレーザビームを照射すると、その粒子からは前後、上下、左右と様々な方向に光が発せられる。この光は回折散乱光と呼ばれている。回折散乱光の強さは、光が発せられる方向に一定の光強度分布のパターンを描く。光強度分布のパターンは、粒子の大きさによって様々な形に変化する。粒子径が小さくなるにつれて、側方の光や後方の光が強くなる。側方とは上下左右の方向である。後方とはレーザビームの進行と逆向きの方向である。つまり、光のパタ−ンはまるでマユや瓢箪のような形になってあらゆる方向に広がっていく。
光拡散粒子36の直径が0.5ミクロンより小さい場合、散乱光の強度分布の内の後方に散乱する割合が無視できない。つまり、スクリーン20を透過する光量が減り、光の利用効率が低下して表示する画面が暗くなる。一方、直径が10ミクロン以上の場合、光拡散粒子36の分散媒35から受ける抵抗が大きくなり、微小カプセル34の内部での光拡散粒子36の動きが低下する。そのため、シンチレーションを低減する効果が十分得られない可能性がある。また、微小カプセル34の直径が大きくなると、光拡散層40の厚みが大きくなるため、光の透過率が低下して解像度も低下する。
これらのことから、微小カプセル34の直径Dは200ミクロン程度以下が望ましい。光拡散粒子36が微小カプセル34の内部でランダムに移動すれば、光拡散粒子36の移動量が200ミクロン程度であってもシンチレーションの低減効果を得ることができる。これにより、光拡散粒子36の移動に必要なエネルギを抑え、スクリーン全体の拡散粒子36の分布むらを抑えてシンチレーションを低減するスクリーンを得ることができる。
図4に示すように、電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの間の距離を距離Aと定義する。また、電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの幅をWdと定義する。図3では、電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの長さが短く表現されている。実際は、電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの長さはスクリーン20の表示部分の横方向あるいは縦方向の長さ以上の値となる。一方距離Aは、後述の理由から微小カプセル34の直径程度の値となる。つまり、距離Aは、数百ミクロンオーダの値となる。したがって、実際の電極のパターンは距離Aに対し電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの長さは大きくなる。
電極37a,37b,37cの間隔は距離Aの2倍の値となる。また、電極38a,38b,38cの間隔は距離Aの2倍の値となる。電極37a,37b,37cおよび電極38a,38b,38cをこのような構成にすると、電極37a,37b,37cと電極38a,38b,38cとを交互で平行に配置することができる。なお図3、図4では、電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの形状を直線形状としたが、電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの幅Wdが等しい幅であれば曲線や三角波形状などの他の形状であっても構わない。
図5に、電極37および電極38に印加される電圧のパターンの一例を示す。図5(A)は、電極37に印加される電圧の時間的変化を示している。縦軸は電圧で横軸は時間である。図5(B)は、電極38に印加される電圧の時間的変化を示している。縦軸は電圧で横軸は時間である。
本実施の形態1では、電源50は電極37および電極38に印加する電圧を時間的に変化させる。電極37および電極38に印加される電圧は各々異なった波形をしている。例えば、図5(A)および図5(B)に示すように、時刻Tでは、電極37に電圧Vが印加され、電極38に電圧Vが印加されている。電圧Vは電圧Vより低い電圧である。また、時刻Tでは、電極37に電圧Vが印加され、電極38に電圧Vが印加されている。つまり、電極37と電極38の電位は周期的に逆転するように印加されている。図5の例では、電気回路の電源50が片電源の場合の例で、電圧Vは接地(GND)レベルである。両電源の系では電圧Vはマイナス電圧として設定できる。
図6は、時刻Tにおいて電極37および電極38が発生する基板31上の電界の状態を示している。電極37には電圧Vが印加され、電極38には電圧Vが印加されている。電圧Vは電圧Vよりも大きいため、電極37a,37b,37cから電極38a,38b,38cに向かって電界が発生する。
電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの側面の方向から見ると、電界は電極37a,37b,37cから放射状に放出され、電極38a,38b,38cから放射状に吸収される。印加電圧が相対的に高い電極37a,37b,37cが電界の噴出し口である。印加電圧が相対的に低い電極38a,38b,38cが電界の吸い込み口である。
図6に示すように、電界は、基板31上の電極37,38が形成された面の法線方向の所定の領域に発生する。所定の領域とは、基板31の面上から距離Hまでの領域である。図6において、この電界が作用する領域を破線で示している。この領域内で、電界は電極37a,37b,37cと電極38a,38b,38cを結ぶ直線形状または曲線形状となる。光拡散層40の光拡散粒子36は、この電界が作用する領域の電界を利用して移動する。従って、距離Hの値は、光拡散層40の厚さDより大きい値を取ることが望ましい。
図6の上方に、参考として光拡散層40を示す。距離Hの値は、距離Aの値に依存する。距離Aの値が大きければ距離Hの値は大きくなる。逆に距離Aの値が小さければ距離Hの値は小さくなる。効果的に微小カプセル34に電界をかけるには、微小カプセル34の両端に電極37a,37b,37c,38a,38b,38cを配置することが有効である。なぜなら、距離Aを微小カプセル34の直径Dより短く設定すると、電界が基板31の表面近くに集中して、微小カプセル34の全体に及ばないからである。つまり、距離Aの値を微小カプセル34の直径Dとほぼ等しく設定した場合、光拡散層40は基板31の電界が作用する領域に配置される。このため、光拡散素子3は効率的に光拡散粒子36を移動させることができる。従って、距離Aの値は光拡散層40の厚さDとほぼ等しい値に設定することが望ましい。
図7は、時刻Tにおいて電極37および電極38が発生する基板31上の電界の状態を示している。図7は、図6に対し電極37と電極38に印加される電圧が逆に設定されている。電極37には電圧Vが印加され、電極38には電圧Vが印加される。電圧Vは電圧Vよりも大きいため、電極38a,38b,38cから電極37a,37b,37cに向かって電界が発生する。
電極37a,37b,37c,38a,38b,38cの側面の方向から見ると、電界は電極38a,38b,38cから放射状に放出され、電極37a,37b,37cから放射状に吸収される。印加電圧が相対的に高い電極38a,38b,38cが電界の噴出し口である。印加電圧が相対的に低い電極37a,37b,37cが電界の吸い込み口である。
図5に示した印加電圧のパターンに従って、電極37と電極38とに電圧を印加すれば、電界の方向は、光拡散層40の面に対して垂直方向以外の方向となる。電界は、周期的に逆向きに発生する。このため、光拡散粒子36は微小カプセル34の中を電界の方向に往復する移動をする。光拡散層40に入射した光は、光の進行方向に角度をもって移動する光拡散粒子36により散乱される。シンチレーションは、光の干渉により生じる。光拡散粒子36の移動により、光の散乱状態も変化するため、シンチレーションのパターンも時間的に変化する。これにより、シンチレーションは低減する。
ここで、光拡散層40の入射面に対し斜めまたは水平に発生する電界の効果について説明する。特許文献1に開示されているように、光拡散層40の入射面側と出射面側とに電界を発生する透明な基板31を配置する。この場合、電界は光拡散素子3の入射面の法線方向に発生する。この電界を垂直電界と呼ぶ。この電界により、光拡散粒子36は微小カプセル34の中を光拡散素子3の入射面の法線方向に移動する。
図8は、光拡散層40に垂直電界を印加した場合の光の入射方向R、鑑賞者30の視線の方向Sおよび光拡散粒子36の移動方向Mの関係を示している。光拡散粒子36は、光の入射方向Rおよび鑑賞者30の視線の方向Sと平行に移動する。この場合、光の散乱位置が鑑賞者30の視線の方向Sに移動するだけである。そして、その光の散乱位置の移動距離は、微小カプセル34の直径D以下である。上述のように、直径Dは200ミクロン程度である。光の散乱位置が鑑賞者30の視線の方向Sに200ミクロン程度移動しても、光の散乱方向の変化は小さい。このため、シンチレーションのパターンの変化は小さい。
一方、本実施の形態1に係る光拡散素子3は、基板31を1枚用いる構成である。このため、光拡散層40にかかる電界は、を光拡散層40の入射面に対し斜めまたは水平に発生する。
図9は、光拡散層40に対して斜めに印加された電界の場合の光の入射方向R、鑑賞者30の視線の方向Sおよび光拡散粒子36の移動方向Mの関係を示している。この電界を斜め電界と呼ぶ。光拡散粒子36は、光の入射方向および鑑賞者30の視線Sの方向に対して斜めに移動する。つまり、光拡散層40の入射面に対して垂直に移動する成分以外に、光拡散粒子36は光拡散層40の入射面に対して平行に移動する成分を有する。光拡散層40の入射面に対して平行方向を面内方向と呼ぶ。この場合、光の散乱位置が鑑賞者30の視線の方向Sに対して垂直に移動するので、光の散乱方向の変化は大きい。つまり、シンチレーションのパターンが面内方向に移動するため、シンチレーションのパターンの変化は大きくなる。
以上より、光拡散層40に斜め電界を印加した場合の方が、垂直電界を印加した場合よりもシンチレーションのパターンが複雑に変化し、シンチレーションを大きく低減できる。また、水平電界は斜め電界に比べさらに効果的にシンチレーションの低減ができる。水平電界とは光拡散層40の面内方向の電界である。
電極37,38に印加する電圧を周期的に変化させる場合、印加電圧の駆動周波数は60Hz以上とするのが望ましい。なぜなら、人間の眼にシンチレーションのパターンの変化が認識できないようにするためである。しかし、光拡散粒子36の直径が小さく、光拡散粒子36の分散媒35からの抵抗が小さい場合には、印加電圧の変化に対して光拡散粒子36の移動が早い。つまり光拡散粒子36の応答特性が高くなる。このような場合は、印加電圧の駆動周波数を60Hz以下とすることも可能である。なお、印加電圧の変化は、同じ極性内での変化と異なる極性間での変化とを含む。異なる極性間での変化とは、印加電圧の正負の符号を切り替えることである。
一方、印加電圧の駆動周波数は、光拡散粒子36の移動速度からも規定される。駆動周波数の二分の一の周期の間に光拡散粒子36が微小カプセル34の直径よりも短い距離を移動するように、駆動周波数は規定される。なぜなら、光拡散粒子36の移動速度に比べて駆動周期が長いと、多くの光拡散粒子36が微小カプセル34の壁面付近で滞留し、移動している光拡散粒子36の数が減るからである。光拡散粒子36の移動速度を考慮して駆動周波数を規定することで、相当数の光拡散粒子36が、常に微小カプセル34の中を移動して、シンチレーションのパターンを常に変化させることができる。
実施の形態1に係る光拡散素子3は、電界を発生させる透明基板31を、従来の2枚から1枚に低減している。このことにより、基板31を透過する光の損失量を半減して、明るい画像を表示するスクリーン20を得ることができる。基板31が1枚となることで、光拡散素子3の構成が簡易となり、組立て性が向上する。また、部品点数の削減によりスクリーン20のコストを低減できる。さらに、発生する電界が鑑賞者30の視線と異なる方向であるため効果的にシンチレーションを低減できる。
実施の形態2.
実施の形態1に係るスクリーン20は、電界を発生させる透明な基板31を1枚備えている。これにより、基板31で発生する光損失を低減し、明るい画像を表示するスクリーン20を得ることが可能となった。本発明の実施の形態2に係るスクリーン21は、光拡散層40を、基板231の発生する電界強度の大きい領域に設置している。強い電界が光拡散層40にかかるので、光拡散粒子36はより効率的に移動できる。このため、スクリーン21は電源50の印加電圧を低減し消費電力を小さくすることができる。
図10、図13、図15、図17は、実施の形態2に係る光拡散素子3の部分的な構成図である。図11、図14、図16、図18は、基板231a,231b,231c,231dの片方の面上に形成された電極の構成を示す模式的な斜視図である。図12は、基板231aの上に発生する電界の様子を示す模式図である。実施の形態1で説明したスクリーン20の構成要素と同様の構成要素には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図10に、実施の形態2に係る、光拡散素子3の部分的な構成図を示す。図10において、基板231a以外の部品は、実施の形態1の図2に示す構成と同様である。画像光Rは、光拡散層40側から基板231a側に透過する。画像光Rの透過方向は、図13、図15および図17でも同様である。
基板231aは、電極37aと電極38aとの間、電極37aと電極38bとの間、電極37bと電極38bとの間、電極37bと電極38cとの間、電極37cと電極38cとの間に半円筒状の凹部206aを有する。図10に示すように、凹部の深さは、凹部の最も低い部分から電極37,38の厚みの中心位置までの距離がD/2となるように設定することが望ましい。このようにすれば、微小カプセル34の中心の位置と電極37,38の中心の位置とが同一の高さとなる。
図10に示す凹部206a、図13に示す凹部206bおよび図17に示す凹部206dは、微小カプセル34の底部が凹部206a,206b,206dの底部に接している。このため、距離D/2は凹部の最も低い部分から電極37,38の厚みの中心位置までの距離となる。しかし、図15に示す凹部206cは、微小カプセル34の底部が凹部206cの底部に接していない。このため、距離D/2は微小カプセル34の最も低い部分から電極37,38の厚みの中心位置までの距離となる。
図11は、基板231aの片方の面上に形成された電極37,38の構成を示す模式的な斜視図である。電極37,38は、基板231aの面上に形成され、その形状と配置は図3で示した電極37,38と同様である。ただし、図3と異なり電極37は図11中奥側であり、電極38は図11中手前側である。これは、図14、図16、図18でも同様である。
図3で示した基板31と異なる点は、電極37と電極38との間に凹部206aが形成されている点である。凹部206aの円筒形状の曲率は、微小カプセル34の曲率と同一か若干大きくすることが望ましい。なぜなら、微小カプセル34を混ぜた接着剤33を基板231aに塗布した際、微小カプセル34が凹部206aに一列に並んで配置されるからである。
図12は、基板231aの上に発生する電界の様子を示す模式図である。電極37,38が発生する電界の強度は、電極37,38が最も近接した領域で最も強くなる。電極37,38は、基板231aの面上に配置されている。したがって、電極37,38が配置されている基板231aの面上が最も電界が強い領域となる。
実施の形態1に係る基板31は、平面形状であるため、発生する電界のうち光拡散層40側の半分の電界を利用している。この構成では、発生する電界のうち最も強度の高い領域は、微小カプセル34が基板31に接している部分である。
実施の形態2に係る基板231aは、凹部206aを設けているため、微小カプセル34の中心を電界強度の最も強い領域に配置することができる。つまり、図12に示す直線状の電界は微小カプセル34の中心を通っている。これにより、低い印加電圧で光拡散粒子36を移動させることができるため、消費電力を低減することができる。
また、実施の形態2に係る光拡散素子203aでは、発生する電界の方向は、斜め電界の成分が小さく、面内方向の電界の成分が大きい。この電界により、シンチレーションのパターンの変化は大きくなる。
以上より、光拡散素子203aは、少ない電力でもシンチレーションのパターンが大きく変化するため、シンチレーションを効率的に低減できる。
なお、基板231の凹部206の形状は、半円筒状のみならず、様々な形状でも同様の効果を得ることができる。例えば、図13および図14に示す凹部206bは断面が四角形状の溝である。図15および図16に示す凹部206cは断面が三角形状の溝である。図17および図18に示す凹部206dは断面が台形状の溝である。なお、基板231は基板231a,231b,231c,231dに示す凹部206を有する基板を示している。また、凹部206は、凹部206a,206b,206c,206dに示す各種の溝形状を示している。ただし、凹部206は、凹部206a,206b,206c,206dの形状に限るものでは無く、微小カプセル34を配置することができれば、他の形状でも構わない。
実施の形態2に係る光拡散素子203は、基板231に凹部206を設けて、電界強度の高い領域に光拡散層40を配置している。これにより、光拡散素子203は少ない電力で効果的に光拡散粒子36を動かすことができる。また、発生する電界の方向は鑑賞者30の視線の方向Sに対して垂直方向の成分が大きい。このため、スクリーン21は光拡散粒子36の少ない移動量で効率的にシンチレーションを低減できる。
実施の形態3.
映像投写用スクリーンには、プロジェクションテレビなどで使用される透過型のスクリーン以外に、プロジェクタなどで使用される反射型のスクリーンがある。本実施の形態3に係るスクリーン22は、反射型のスクリーンである。なお、実施の形態1で説明したスクリーン20の構成要素と同様の構成要素には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図19は反射型のスクリーン22を用いた場合の、画像投写部10、スクリーン22および鑑賞者30の関係を示した模式図である。透過型のスクリーンと異なり、反射型のスクリーンはフレネルレンズ1およびレンチキュラーレンズ2は用いない。そのため、スクリーン22は光拡散素子303のみの構成となる。なお、画像投写部10はプロジェクタである。プロジェクタと反射型のスクリーン22を併せて表示装置102としている。
反射型のスクリーン22は、基板31の電極37,38が配置された面を反射面とすることで作製できる。図20は、光拡散素子303の部分的な構成図である。基板331の支持部339の光拡散層40側には光を反射する反射部70が設けられている。光拡散層40側から光拡散素子303に入射する画像光Rは、反射部70で反射して、光拡散層40側に進む。光拡散層40側は、鑑賞者30の方向である。
従来の電極を有する透明基板を2枚用いるスクリーンの場合、画像光は画像投写部10側の透明基板を2回透過する。一方、本実施の形態1に係るスクリーン22の場合、画像光は基板331を透過しないため、従来のスクリーンに比べて光の透過率は向上する。また、光拡散層40を2回透過するため、透過型のスクリーン20,21と比較して、シンチレーションを効率的に低減できる。
透過型のスクリーン20,21は、スクリーン20,21を透過する光の透過率が向上する。また、反射型のスクリーン22は、光拡散層40を透過する光の透過率が向上する。このように、スクリーン20,21,22の中を光が透過する際の透過率を光の効率と呼ぶ。スクリーン20,21,22は光の効率が向上するため、明るい画像を表示できる。
なお、上述の各実施の形態においては、「平行」や「垂直」などの部品間の位置関係もしくは部品の形状を示す用語を用いている場合がある。また、略正方形、略90度および略平行など「略」または「ほぼ」などの用語をつけた表現を用いている場合がある。これらは、製造上の公差や組立て上のばらつきなどを考慮した範囲を含むことを表している。このため、請求の範囲に例え「略」を記載しない場合であっても製造上の公差や組立て上のばらつきなどを考慮した範囲を含むものである。また、請求の範囲に「略」を記載した場合は製造上の公差や組立て上のばらつきなどを考慮した範囲を含むことを示している。
1 フレネルレンズ、 2 レンチキュラーレンズ、 3,203a,203b,203c,203d,303 光拡散素子、 10 画像投写部、 20,21,22 スクリーン、 30 鑑賞者、 31,231a,231b,231c,231d,331 基板、 32 支持シート、 33 接着剤、 34 微小カプセル、 35 分散媒、 36 光拡散粒子、 37,37a、37b、37c,37d,38,38a、38b、38c,38d 電極、 39,239a,239b,239c,239d,339 支持部、 40 光拡散層、 50 電源、 206a,206b,206c,206d 凹部、 70 反射部、 100,101,102 表示装置、 A 電極間の距離、 H 電界領域の距離、 D 微小カプセルの直径、 V,V 電圧、 T,T 時刻、 S 視線の方向、 R 光線の方向、 M 光拡散粒子の移動方向、 R 画像光。

Claims (8)

  1. 分散媒および光拡散粒子を有する領域を複数に有する光拡散層と、
    前記光拡散層に入射する光線の入射側または出射側のどちらか1つの面に配置され前記領域の境界位置に配置された少なくとも2つ以上の電極を有する基板と
    を備える映像投写用スクリーン。
  2. 前記基板は隣接する前記電極の間に凹部を有し、前記電極は前記光拡散層の厚み方向の略中央に位置することを特徴とする請求項1に記載の映像投写用スクリーン。
  3. 前記電極は対向して交互に配置された第1の電極および第2の電極で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の映像投写用スクリーン。
  4. 前記第1の電極および前記第2の電極に印加される電圧は、互いに180度位相がずれた周期的であることを特徴とする請求項3に記載の映像投写用スクリーン。
  5. 前記第1の電極および前記第2の電極に印加される電圧は、交互に印加されることを特徴とする請求項3に記載の映像投写用スクリーン。
  6. 前記電極に印加される電圧は、前記光拡散粒子の領域内での平均移動距離が隣接する前記第1の電極と前記第2の電極との距離の半分以下となるように印加されることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の映像投写用スクリーン。
  7. 前記領域は、微小カプセルであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の映像投写用スクリーン。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の映像投写用スクリーンを備える表示装置。
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