JP2012073274A - 変形性関節症のタンパク質プロフィール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、変形性関節症(OA)に臨床的関連性をもつタンパク質発現プロフィールの同定および使用に関する。特に、本発明は、その発現がOAおよびOA進行と相関するマーカータンパク質の本体を提供する。OAの研究および/または診断において、OAの進行の程度の決定において、ならびに処置養生法の選択および/またはモニタニリングにおいてこれらのタンパク質発現プロフィールを用いるための方法およびキットが記載される。本発明はまた、これらタンパク質またはこれらタンパク質をコードする核酸分子の発現を調節する薬物のスクリーニング、特に疾患改変OA薬剤の開発に関する。
【選択図】なし
Description
本発明は、2005年6月17日に出願され、そして「変形性関節症のタンパク質プロフィール」と題する仮出願番号第60/692,040号の優先権を主張している。この仮出願は、その全体が参考として本明細書中に援用される。
筋骨格疾患は、世界中で数百万人の人々に影響し、そしてこの形態は、2020年までには50を超える母集団の予測される倍化に起因して迅速に増加することが予期されている(非特許文献1)。筋骨格疾患は、莫大な健康管理支出および経済的生産性の損失を生じ、そしてそれ故、社会に対して巨大な影響力を有する。米国単独で、筋骨格疾患は、1995年には、2140億ドルの費用を有すると推定された(非特許文献2)。この千年紀の初期には、米国は、2000〜2010年は、平均余命が増加するとき、世界の健康に対して有し得る、増加する影響力の整形外科疾患を強調し、そしてこれら疾患の理解を進め、そして改良され、費用効果的な処置を開発する目的とともに研究努力を促進することを試みる「骨および関節の10年間」を宣言した(http://www.boneandjointdecade.org)。多くのタイプの筋骨格疾患が存在するが、変形性関節症は、世界中で医師によって遭遇される最も共通した慢性の筋骨格疾患障害の1つである。
目下のところ、OAに対する治癒はなく、そして変形性関節症治療は、痛みの軽減、ならびに関節機能の改善および維持を取り扱う。さらに、最近のCOX−2インヒビターの使用中止の意味で、医師は、OAの治療の彼らの選択がなお制限されている。OAに対する疾患改善薬物の需要が、この流行し、かつ衰弱させる障害の根深い社会的および経済的影響の認識が広く広がったので、相当に増加した。しかし、このような薬物の臨床試験は、単純なX線を用いて観察された関節スペースにおける変化の評価に依存している(非特許文献16)。関節軟骨損失によって引き起こされる変化は小さいので(1〜2mm/年)、検出可能な十分な変化が起こる前、そしてそれ故、薬物の効き目が評価され得る前に、最小限1年が必要である。
本発明は、変形性関節症に臨床的関連性をもつタンパク質発現プロフィールの使用に関する。特に、本発明は、タンパク質の本体を提供し、その発現が、OAと、およびこの疾患の進行の異なる相と相関付けられる。これらのタンパク質の発現プロフィールは、OAの診断およびステージ分けに適用され得る。診断の現存する方法と比較して、本明細書中に開示されるタンパク質プロフィールは、OAおよびOA進行のより確固とした特徴を構成し、そして適切な治療養生法の選択のためのより信頼性ある基礎を提供する。本発明はまた、これらの生物マーカーを標的にする薬物、特に、OAの処置のための新たな治療薬の開発のためのスクリーニングに関する。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
被験体における変形性関節症を診断するための方法であって:
該被験体から得られた生物学的サンプルを提供する工程;
該生物学的サンプルにおいて、図1〜図7に列挙されたタンパク質からなる群から選択される複数のポリペプチド、そのアナログおよびフラグメントの発現のレベルを決定する工程であって、試験タンパク質発現プロフィールを得る工程;
該試験タンパク質発現プロフィールを、コントロールタンパク質発現プロフィールと比較する工程であって、ここで、該試験タンパク質発現プロフィールと、該コントロールタンパク質発現プロフィールとの差異が、該被験体における変形性関節症の存在、不在またはステージの指標である工程;および
該比較に基き、該被験体に対する診断を提供する工程、を包含する、方法。
(項目2)
前記生物学的サンプルが、血液のサンプル、尿のサンプル、関節流体のサンプル、唾液のサンプルまたは滑液のサンプルである、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記生物学的サンプルが、滑液のサンプルである、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記被験体が、ヒトである、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記被験体が、変形性関節症を有すると疑われる、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記決定する工程が、図7(A)中に列挙されるタンパク質から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルを決定することを含み、そしてここで、前記試験タンパク質発現プロフィールと前記コントロールタンパク質発現プロフィールとの差異が、変形性関節症の存在の指標である、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記決定する工程が、図7(B)中に列挙されるタンパク質から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルを決定することを含み、そしてここで、前記試験タンパク質発現プロフィールと前記コントロールタンパク質発現プロフィールとの差異が、変形性関節症の存在の指標である、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記変形性関節症のステージが、初期変形性関節症または末期変形性関節症である、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記コントロールタンパク質発現プロフィールが、正常タンパク質発現プロフィールである、項目1に記載の方法。
(項目10)
前記差異が、図1および図2に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルにおける増加であり、そして該差異が、前記被験体における変形性関節症の存在の指標である、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記差異が、図4および図5に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルにおける減少であり、そして該差異が、前記被験体における変形性関節症の存在の指標である、項目9に記載の方法。
(項目12)
前記差異が、図1に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルにおける増加であり、そして該差異が、前記被験体における初期変形性関節症の存在の指標である、項目9に記載の方法。
(項目13)
前記差異が、図2に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルにおける増加であり、そして該差異が、前記被験体における末期変形性関節症の存在の指標である、項目9に記載の方法。
(項目14)
前記差異が、図4に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルにおける減少であり、そして該差異が、前記被験体における初期変形性関節症の存在の指標である、項目9に記載の方法。
(項目15)
前記差異が、図5に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルにおける減少であり、そして該差異が、前記被験体における後期変形性関節症の存在の指標である、項目9に記載の方法。
(項目16)
前記コントロールタンパク質発現プロフィールが、初期OAタンパク質発現プロフィールである、項目1に記載の方法。
(項目17)
前記差異が、図3に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルにおける増加であり、そして該差異が、前記被験体における後期変形性関節症の存在の指標である、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記差異が、図6に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択される1つ以上のポリペプチドの発現のレベルにおける減少であり、そして該差異が、後期変形性関節症の存在の指標である、項目16に記載の方法。
(項目19)
前記複数のポリペプチドの発現のレベルを決定する工程が、前記生物学的サンプルを、前記ポリペプチドの少なくとも1つに特異的な少なくとも1つの抗体に曝すことを包含する、項目1に記載の方法。
(項目20)
図1〜図7に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含む、核酸分子。
(項目21)
項目20に記載のポリヌクレオチド配列の全部または一部とハイブリダイズする、核酸分子。
(項目22)
被験体における変形性関節症を診断するための、項目20または項目21に記載の1つ以上の核酸分子の使用。
(項目23)
被験体における変形性関節症をステージ分けするための、項目20または項目21に記載の1つ以上の核酸分子の使用。
(項目24)
図1〜図7に提示されるタンパク質、そのアナログ、およびそのフラグメントからなる群から選択される複数のポリペプチドの発現レベル情報を含む、OA発現プロフィールマップ。
(項目25)
前記OA発現プロフィールマップが、正常個体、変形性関節症をもつ個体、初期変形性関節症をもつ個体、または後期変形性関節症をもつ個体から得られる生物学的サンプルの発現レベル情報を含む、項目24に記載のOA発現プロフィールマップ。
(項目26)
前記生物学的サンプルが、血液のサンプル、尿のサンプル、関節流体のサンプル、唾液のサンプル、および滑液のサンプルからなる群から選択される、項目25に記載のOA発現プロフィールマップ。
(項目27)
前記生物学的サンプルが、滑液のサンプルである、項目25に記載のOA発現プロフィールマップ。
(項目28)
被験体における変形性関節症を診断および/またはステージ分けするためのキットであって、以下:
図1〜図7に提示されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択されるポリペプチド、および
図1〜図7に提示されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含む核酸分子;からなる群から選択される少なくとも1つの生物マーカーの発現レベルを特異的に検出する少なくとも1つの試薬;ならびに
被験体において変形性関節症を診断およびステージ分けするために該キットを用いるための指示書、を備える、キット。
(項目29)
前記少なくとも1つの試薬が、少なくとも1つのポリペプチドに特異的に結合する抗体を含む、項目28に記載のキット。
(項目30)
前記少なくとも1つの試薬が、少なくとも1つのポリペプチドをコードするポリヌクオチド配列に相補的な核酸プローブを含む、項目28に記載のキット。
(項目31)
前記核酸プローブが、cDNAまたはオリゴヌクレオチドである、項目30に記載のキット。
(項目32)
前記核酸プローブが、基質表面上に固定化される、項目31に記載のキット。
(項目33)
前記指示書が、インビトロ診断製品における使用のための米国食品医薬品局によって要求される指示書を含む、項目28に記載のキット。
(項目34)
抽出緩衝液/試薬およびプロトコール、増幅緩衝液/試薬およびプロトコール、ハイブリダイゼーション緩衝液/試薬およびプロトコール、免疫検出緩衝液/試薬およびプロトコール、および標識緩衝液/試薬およびプロトコールの1つ以上をさらに含む、項目28に記載のキット。
(項目35)
少なくとも1つの項目25に記載のOA発現プロフィールマップをさらに含む、項目28に記載のキット。
(項目36)
システム中のOA生物マーカーの発現を調節する化合物を同定するための方法であって:
図1〜図7に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択されるポリペプチド、および
図1〜図7に列挙されたタンパク質、そのアナログおよびフラグメントからなる群から選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含む核酸分子:からなる群から選択される生物マーカーの発現のレベルを、該システムを該候補化合物に曝す前後に決定する工程;
該複数のレベルを比較する工程;および
該複数のレベルが異なる場合に、該OA生物マーカーの発現を調節する化合物として該候補化合物を同定する工程、を包含する、方法。
(項目37)
前記システムが、細胞、生物学的流体、生物学的組織、または動物である、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記候補化合物が:変形性関節症における減少した発現によって特徴付けられる生物マーカーの発現を増大する、変形性関節症における増加した発現によって特徴付けられる生物マーカーの発現を減少する、初期変形性関節症における減少した発現によって特徴付けられる生物マーカーの発現を増大する、初期変形性関節症における減少した発現によって特徴付けられる生物マーカーの発現を減少する、後期変形性関節症における減少した発現によって特徴付けられる生物マーカーの発現を増大する、および後期変形性関節症における増加した発現によって特徴付けられる生物マーカーの発現を減少することの1以上を実施する、項目37に記載の方法。
(項目39)
項目38に記載の方法によって同定される、OA治療薬。
(項目40)
項目38に記載の方法によって識別されるOA治療薬の少なくとも1つの有効量、および薬学的に受容可能なキャリアを含む、薬学的組成物。
(項目41)
被験体における変形性関節症を処置する方法であって、該被験体に、項目38に記載のOA治療薬の少なくとも1つの有効量を投与する工程を包含する、方法。
明細書全体を通じて、以下の段落で規定されるいくつかの用語が採用される。
用語「被験体」、「個体」および「患者」は、本明細書では交換可能に用いられる。それらは、変形性関節症を罹患し得るヒトまたは別の哺乳動物(例えば、霊長類、イヌ、ネコ、ヤギ、ウマ、ブタ、マウス、ラット、ウサギなど)をいうが、この疾患を有していても良いし、有さなくてもよい。多くの実施形態では、この被験体はヒトである。
上記で述べたように、本発明は、OAの診断およびステージ分けのための改良されたシステムおよび戦略に関する。特に、本発明は、その発現がOAおよびOA進行に相関することが見出された生物マーカーの本体を提供する。
1つの局面では、本発明は、OAの指標であるタンパク質のセットの本体を提供する。実験のセクションで詳述されるように、これらのタンパク質は、高スループットプロテオミクス技法を用いて同定された。
当業者によって認識され得るように、その発現がOAと相関し、そしてこの疾患の異なるステージ間を区別し得る生物マーカーのセットは、未知の生物学的サンプルを同定/研究するために用いられ得る。従って、本発明は、OAを有すると疑われる被験体から得られる生物学的サンプルを特徴付けるため、被験体中のOAを診断するため、および被験体中のOAの進行を評価するための方法を提供する。このような方法では、被験体から得られた生物学的サンプルについて決定された生物マーカーの発現レベルが、1つ以上のコントロールサンプル中のレベルに比較される。これらコントロールサンプルは、健常個体(または健常個体の群)から、OAを罹患した個体(または個体の群)から、および/またはこの疾患の特定ステージ(例えば、初期OAまたは末期OA)に罹患した個体(または個体の群)から得られ得る。上記で述べたように、目的の生物マーカーのコントロール発現レベルは、好ましくは、有意な数の個体から決定され、そして平均値または中間値が得られる。特定の好ましい実施形態では、調査される生物学的サンプルについて決定された発現レベルは、上記に記載のように、OAについての少なくとも1つの発現プロフィールマップと比較される。
本発明の方法は、任意のタイプの生物学的サンプルの研究に適用され得、1つ以上の本発明の生物マーカーがアッセイされることを可能にする。適切な生物学的サンプルの例は、制限されないで、尿、血液、関節流体、唾液、および滑液を含む。診断の本発明の方法の実施において用いられる生物学的サンプルは、被験体から収集された新鮮または凍結サンプル、既知の診断、処置および/または結果歴をもつ保管サンプルであり得る。生物学的サンプルは、例えば、被験体から血液を抜くこと、または微細ニードル吸引またはニードル生検を用いることによるような、任意の非侵襲的手段によって収集され得る。あるいは、生物学的サンプルは、例えば、外科的生検を含む侵襲的方法によって収集され得る。
View、CA)、Chemicon International,Inc.(Temecula、CA)、Calbiochem(San Diego、CA)、Pierce Biotechnology(Rockford、IL)、およびInvitrogen Corp.(Carlsbad、CA)から市販され入手可能である。従われるべきプロトコールを詳細に記載するUser Guideが、通常、これらのキットのすべてに含まれる。感度、処理時間およびコストは、キット毎に異なり得る。当業者は、特定の状況に最も適切なキット(単数または複数)を容易に選択し得る。タンパク質抽出物が得られた後、この抽出物中のタンパク質濃度は、好ましくは、定量化され得るタンパク質の信号を可能にするためにコントロールサンプルのそれと同じである値に標準化される。このような標準化は、測光法または分光測定法またはゲル電気泳動を用いてなされ得る。
本発明の診断方法は、一般に、被験体から得た生物学的サンプル中の複数のポリペプチドの発現レベルの決定を含む。本発明の方法の実施におけるタンパク質発現レベルの決定は、任意の適切な方法によって実施され得る(例えば、E.HarlowおよびA.Lane、「Antibodies:A Laborarties Mannual」、1988、Cold Spring Harbor Laboratoy:Cold Spring Harbor、NYを参照のこと)。
上記で既に述べたように、本発明の診断方法は、本発明のタンパク質マーカーをコードするポリヌクレオチド配列を含む核酸分子のセットの発現レベルの決定を含み得る。本発明の方法の実施における核酸分子の発現レベルの決定は、制限されないで、Southern分析、Northern分析、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)(例えば、米国特許第4,683,195号;同第4,683,202号、および同第6,040,166号;「PCR Protocols:A Guide to Methods and Applications」、Innisら(編)、1990、Academic Press:New Yorkを参照のこと)、逆転写酵素PCR(RT−PCT)、係留PCR、競争PCR(例えば、米国特許第5,747,251号を参照のこと)、cDNA末端の迅速増幅(RACE)(例えば、「Gene Cloning and Analysis:Current Innovations、1997、99〜115頁を参照のこと」);リガーゼ連鎖反応(LCR)(例えば、EP 01 320 308を参照のこと)、一側方PCR(Oharaら、Proc.Natl.Acad.Sci.、1989、86:5673〜5677)、in situハイブリダイゼーション、Taqmanを基礎にしたアッセイ(Hollandら、Proc.Natl.Acad.Sci.、1991、88:7276〜7280)、鑑別ディスプレイ(例えば、Liangら、Nucl.Acid.Res.、1993、21:3269〜3275を参照のこと)およびその他のRNAフィンガープリンティング技法、核酸配列を基礎にした増幅(NASBA)およびその他の転写を基礎にした増幅システム(例えば、米国特許第5,409,818号および同第5,554,527号を参照のこと)、Qβレプリカーゼストランド置換増幅(SDA)、修復鎖反応(PCR)、ヌクレアーゼ保護アッセイ、サブトラクションを基礎にした方法、Rapid−ScanTMなどを含む任意の適切な方法によって実施され得る。
一旦、(上記のように)分析されている生物学的サンプルの目的の生物マーカーの発現レベルが決定されると、それらは、1つ以上のコントロールサンプル中の発現レベルまたはOAについての少なくとも1つの発現プロフィールマップと比較される。
本明細書中に記載された方法を用いて、熟練医師は、本発明の生物マーカーの発現レベルの決定を通じて患者に提供された診断および疾患ステージ分けを基に、各々の個々の患者に適合された処置を選択および処方し得る。特に、本発明は、医師に、初期OAを診断するための主観的でない手段を提供し、これは、介入がその最大の効果を有する可能性があるとき、痛みおよび長期間の無能力を潜在的に防ぎ、そして患者の生活の質を改善する初期の処置を可能にする。所定の患者のための適切な治療養生法の選択は、本発明の方法によって提供される診断/ステージ分けのみを基になされ得る。あいるは、医師はまた、OAを診断し、そしてその進行を評価するために現存する方法で用いられるその他の臨床的または病理学的パラメーターを考慮し得る。
別の局面では、本発明は、本発明の診断方法を実施するために有用な材料を含むキットを提供する。本明細書に記載される診断/ステージ分け手順は、診断試験所、実験試験所、または開業医によって実施され得る。本発明は、これらの異なるセッティングで用いられ得るキットを提供する。
上記で注記したように、その発現プロフィールが、変形性関節症および変形性関節症進行と相関する本発明の生物マーカーは、(例えば、これらの生物マーカーの発現を阻害するか、または増大する化合物または物質を検出するためのスクリーニングを用いる)新たな治療薬の同定のための魅力的な標的である。従って、本発明は、変形性関節症を処置するため、または変形性関節症進行を調節するために潜在的に有用な化合物の同定のための方法を提供する。
本発明のスクリーニング方法において、候補化合物は、試験サンプル中の生物マーカーの発現レベルが、コントロールサンプル中の同じ生物マーカーの発現レベルより低いか、またはより大きい場合、少なくとも1つの本発明の生物マーカーの発現のモジュレーターとして同定される。
本発明はまた薬学的組成物を提供し、これは、活性成分として、本明細書に開示される生物マーカーの少なくとも1つ、または生物マーカーの1つのセットの発現のモジュレーターとして本発明のスクリーニングアッセイによって同定された少なくとも1つの化合物の有効量を含む。この薬学的組成物は、当該技術分野で周知の方法を用いて処方され得る。このような組成物は、この活性成分(単数または複数)に加え、薬学的ビヒクルとして作用し、そして本明細書で「薬学的に受容可能なキャリア」と称される、少なくとも1つの薬学的に受容可能な液体、半流動体、または固体希釈剤、賦形剤または媒体を含む。
別の局面では、本発明は、変形性関節症の処置および/または予防のための方法を提供する。これらの方法は、OAを罹患している被験体に、少なくとも1つの本発明の生物マーカーの発現を調整する化合物の有効量を投与する工程を包含する。この化合物は、当該技術分野で公知であり得、上記少なくとも1つの生物マーカーの発現のモジュレーターととして作用する。あるいは、この化合物は、本発明によって提供されるスクリーニング方法によってOA治療薬として同定され得る。
(概説)
最近の研究は、血清、組織および滑液を含む複合体タンパク質流体のプロテオームを特徴付けるために質量分析法のパワーをまさに開発し始めた。しかし、この技術のOAおよびRAの研究への適用は、非常に限られている。本出願人によって提案されたプロジェクトは、少なくとも4つの患者集団:初期OAをもつ患者、末期ステージOA(または末期OA)をもつ患者、初期RAをもつ患者、および末期ステージRA(または末期RA)をもつ患者における肩および膝からの滑液のプロテオームを特徴付けるためにこの技法を採用する。これらの特徴付けは、OAおよびRAについて別個のタンパク質プロフィールを決定するため、およびこれら疾患の妥当な病因論的候補タンパク質を同定するための努力において、これら疾患状態の各々の間にこれら疾患に特異的な定量的タンパク質プロフィールを決定することを可能にする。
この研究のためのサンプルは、Brigham and Women’sおよびMassachusetts General Hospitalの両方で収集された。これら2つの病院における整形外科手術中の集約的実践は、これら疾患の経過の全体でRAおよびOA両方をもつ被験体を研究を研究するための多くの、そして広範な表出を可能にする。Partners Human Studies OfficeからのInternal Review Boardの認可を両方の病院でこの研究を行うために得た。
このパイロット研究は、4つの疾患群、すなわち:初期OA、初期RA、末期OAおよび末期RAの各々からの15人の研究被験体、および以下の基準の包含および排除に合致する健常ボランティアである20人の被験体に焦点をあてた。
患者(初期OA、初期RA、末期OA、末期RA;群あたり15)の60のサンプルサイズの膝および20の非関節炎コントロールは、90%の統計学的集合数(α=0.001、β=0.10)を提供し、複数比較および2−テイルのα−レベルのためのBonferroni手順(バージョン5.0、nQuery Advisor、Statistical Solutions、Boston、MA)で変動の分析(ANOVA)を用いて質量分析法から同定されたタンパク質に関する有意な群の差異を検出する。
この予備研究の第1の目的は、LC−MS/MSを用いて非関節炎の膝コントロールと比較したとき、初期および末期の原発性特発性のOAをもつ膝関節からのタンパク質プロィールを決定することであった。
方法
この研究のための実験デザインは、各々が初期および末期OAとそれぞれ診断された21人の患者の2つのコホートに対し、20人の健常被験体[OAなし]から、LC−MS/MSを用いて、膝滑液を鑑別タンパク質プロフィール付けすることを含む。この研究のためのすべてのサンプルは、我々の第三ケア委託センター内の患者から収集した。我々の施設のInternal Review Boardは、この研究のすべての局面を認可した。この研究に含めたすべての滑液サンプルは、膝関節からの獲得の後直ちに液体窒素中に急速凍結された。
XPプラスProteome Xワークステーション上で分析(run)する。各分析(2.5時間)には、各サンプルの半分が、C18媒体でパックされた75μm i.d.×18cmカラム上で分離された。各サンプルの間で、5 Angio mix peptides(Michrom BioResources)の標準で、カラム性能を確実にし、そして生じ得る可能の持ち越しを観察した。このLCQは、1つのMS走査および5つのMS/MS走査とともに、トップ5つの形態で稼動される。
サンプル間のプロテオミックプロフィール関係。62のすべての滑液サンプル間のプロティオミックプロフィール関係を調査した。各サンプルを、342のゲルで集中するタンパク質プロフィールとして表した。全体のデータセットは、342−タンパク質×62のヒトサンプルのマトリックスであり、エントリーとして面積ベースの測定をもつ。
現在、変形性関節症の初期検出のための臨床使用における生物マーカーはない。健常被験体および変形性関節症をもつ患者の膝からの滑液の現在の比較プロティオミック分析は、15の鑑別的に発現されたタンパク質生物マーカーの同定を得た。高感度および特異性の両方を所有する単一の生物マーカーはないが、群としての生物マーカーのパネルは、それぞれ、ほぼ100%の合わせた感度および特異性を示した。本発明者の知識では、この研究は、プロティオミクス分析を用いて同定された変形性関節症のための高感度および特異的候補生物マーカーの最初の成功した同定を示す。
本発明のその他の実施形態は、本明細書を考慮することから、または本明細書中に開示される本発明の実施から、当業者に明らかである。明細書および実施例は、例示のみとして考慮されることが意図され、本発明の真の範囲は、添付の請求の範囲によって示される。
Claims (1)
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