JP2012073008A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本実施形態は、多元冷凍サイクルを備えた冷凍サイクル装置において、低温側冷凍サイクルの膨張装置に流入する冷媒を過冷却状態にしながら、COPの高い冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】低温側冷凍サイクルRbは、低温側圧縮機5、上記カスケード熱交換器4の2次側流路4b、補助熱交換器6の1次側流路6a、低温側膨張装置7及び蒸発器8を、冷媒配管Pにより順次接続して構成されている。低温側冷凍サイクルRbは、一端9aが上記カスケード熱交換器4の2次側流路4bと上記低温側膨張装置7の間である、カスケード熱交換器4の2次側流路4bと上記補助熱交換器6間の冷媒配管Pに接続され、他端9bが低温側圧縮機5の圧縮行程中の中間圧の圧縮室に接続されたバイパス回路9を備えている。また、上記バイパス回路9は、途中に補助膨張装置10と上記補助熱交換器6の2次側流路6bを備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】低温側冷凍サイクルRbは、低温側圧縮機5、上記カスケード熱交換器4の2次側流路4b、補助熱交換器6の1次側流路6a、低温側膨張装置7及び蒸発器8を、冷媒配管Pにより順次接続して構成されている。低温側冷凍サイクルRbは、一端9aが上記カスケード熱交換器4の2次側流路4bと上記低温側膨張装置7の間である、カスケード熱交換器4の2次側流路4bと上記補助熱交換器6間の冷媒配管Pに接続され、他端9bが低温側圧縮機5の圧縮行程中の中間圧の圧縮室に接続されたバイパス回路9を備えている。また、上記バイパス回路9は、途中に補助膨張装置10と上記補助熱交換器6の2次側流路6bを備えている。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施態様は、多元冷凍サイクルを備えた冷凍サイクル装置に関する。
冷凍サイクルの冷媒の凝縮温度を上昇させて、水または温水と熱交換させ、高温の温水を得る場合には、複数の冷凍サイクルを有し、上記各冷凍サイクルの冷媒をカスケード熱交換器によって熱交換させる多元冷凍サイクルを備えた冷凍サイクル装置が使用される。
一般に、上記冷凍サイクル装置においては、低温側冷凍サイクルの膨張装置に流入する冷媒を過冷却(液相)状態にして、膨張装置の大型化を防止するとともに、膨張装置の応答性を向上している。
上記カスケード熱交換器によって低温側冷凍サイクルの冷媒を過冷却状態にするためには、低温側冷凍サイクルの冷媒の凝縮温度を高くし、高温側冷凍サイクルの冷媒の蒸発温度との温度差を大きくする必要があった。そのため、低温側冷凍サイクルの圧縮機の吐出圧力が高くなり、圧縮機の圧縮仕事量が大きくなるため、COP(成績係数)が低くなるという不具合があった。
本実施形態は上記事情にもとづきなされたものであり、複数の冷凍サイクルを有し、上記各冷凍サイクルの冷媒をカスケード熱交換器によって熱交換させる多元冷凍サイクルを備えた冷凍サイクル装置において、低温側冷凍サイクルの膨張装置に流入する冷媒を過冷却状態にしながら、COPの高い冷凍サイクル装置を提供する。
本実施形態の冷凍サイクル装置は、複数の冷凍サイクルを有し、上記各冷凍サイクルの冷媒をカスケード熱交換器によって熱交換させる多元冷凍サイクルを備える。
上記複数の冷凍サイクルのうち、最も高温側の冷凍サイクルを除く冷凍サイクルの少なくとも1つは、上記カスケード熱交換器と膨張装置の間に補助熱交換器を備えるとともに、一端が上記カスケード熱交換器と膨張装置の間の冷媒配管に接続され、他端が圧縮機の圧縮室に接続されたバイパス回路を備える。
上記バイパス回路は途中に補助膨張装置と上記補助熱交換器とを備える。
上記複数の冷凍サイクルのうち、最も高温側の冷凍サイクルを除く冷凍サイクルの少なくとも1つは、上記カスケード熱交換器と膨張装置の間に補助熱交換器を備えるとともに、一端が上記カスケード熱交換器と膨張装置の間の冷媒配管に接続され、他端が圧縮機の圧縮室に接続されたバイパス回路を備える。
上記バイパス回路は途中に補助膨張装置と上記補助熱交換器とを備える。
以下、本実施形態を図面にもとづいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成図である。この冷凍サイクル装置100は、高温側冷凍サイクルRaと、低温側冷凍サイクルRbからなる二元冷凍サイクルを備える。
上記高温側冷凍サイクルRaから説明すると、高温側冷凍サイクルRaは、高温側圧縮機1、凝縮器2、高温側膨張装置3及びカスケード熱交換器4の1次側流路4aを、冷媒配管Pにより順次接続して構成されている。
また、上記低温側冷凍サイクルRbは、低温側圧縮機5、上記カスケード熱交換器4の2次側流路4b、補助熱交換器6の1次側流路6a、低温側膨張装置7及び蒸発器8を、冷媒配管Pにより順次接続して構成されている。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成図である。この冷凍サイクル装置100は、高温側冷凍サイクルRaと、低温側冷凍サイクルRbからなる二元冷凍サイクルを備える。
上記高温側冷凍サイクルRaから説明すると、高温側冷凍サイクルRaは、高温側圧縮機1、凝縮器2、高温側膨張装置3及びカスケード熱交換器4の1次側流路4aを、冷媒配管Pにより順次接続して構成されている。
また、上記低温側冷凍サイクルRbは、低温側圧縮機5、上記カスケード熱交換器4の2次側流路4b、補助熱交換器6の1次側流路6a、低温側膨張装置7及び蒸発器8を、冷媒配管Pにより順次接続して構成されている。
さらに、上記低温側冷凍サイクルRbは、一端9aが上記カスケード熱交換器4の2次側流路4bと上記低温側膨張装置7の間である、カスケード熱交換器4の2次側流路4bと上記補助熱交換器6間の冷媒配管Pに接続され、他端9bが低温側圧縮機5の圧縮行程中の中間圧の圧縮室に接続されたバイパス回路9を備えている。また、上記バイパス回路9は、途中に補助膨張装置10と上記補助熱交換器6の2次側流路6bを備えている。
次に、上記第1の実施形態に係る冷凍サイクル装置100の作用について説明する。
冷凍サイクル装置100の運転時に、高温側冷凍サイクルRaにおいては、高温側圧縮機1で圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒が、冷媒配管Pを介して凝縮器2に流入する。上記凝縮器2に流入した冷媒は、この凝縮器2の冷媒と熱交換可能に配設された図示しない温水回路の水または温水と熱交換(凝縮熱を放出)して、水または温水を加温するとともに、凝縮する。
冷凍サイクル装置100の運転時に、高温側冷凍サイクルRaにおいては、高温側圧縮機1で圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒が、冷媒配管Pを介して凝縮器2に流入する。上記凝縮器2に流入した冷媒は、この凝縮器2の冷媒と熱交換可能に配設された図示しない温水回路の水または温水と熱交換(凝縮熱を放出)して、水または温水を加温するとともに、凝縮する。
凝縮器2で凝縮され過冷却状態となった冷媒は、さらに高温側膨張装置3で減圧され、気液二相状態となって、カスケード熱交換器4の1次側流路4aに流入する。カスケード熱交換器4の1次側流路4aに流入した冷媒は、ここで、カスケード熱交換器4の2次側流路4bを流れる低温側冷凍サイクルRbの冷媒と熱交換し、加熱されて蒸発する。カスケード熱交換器4の1次側流路4aで蒸発した冷媒は、高温側圧縮機1に吸込まれる。
また、低温側冷凍サイクルRbにおいては、低温側圧縮機5で圧縮され、吐出された高温高圧のガス冷媒が、冷媒配管Pを介して上記カスケード熱交換器4の2次側流路4bに流入する。カスケード熱交換器4の2次側流路4bに流入した冷媒は、カスケード熱交換器4の1次側流路4aを流れる高温側冷凍サイクルRaの冷媒と熱交換し、冷却されて凝縮する。
カスケード熱交換器4の2次側流路4bで凝縮した冷媒の多くは、冷媒配管Pを介して上記補助熱交換器6の1次側流路6aに流入するとともに、カスケード熱交換器4の2次側流路4bで凝縮した冷媒の一部は、バイパス回路9の一端9aから、バイパス回路9に流入する。
バイパス回路9に流入した冷媒は、補助膨張装置10により、低温側圧縮機1の吐出圧力と吸込み圧力の中間の圧力に減圧されて、上記補助熱交換器6の2次側流路6bに流入する。
補助熱交換器6では、1次側流路6aの冷媒と2次側流路6bの冷媒が熱交換し、1次側流路6aの冷媒は冷却されて過冷却状態になるとともに、2次側流路6bの冷媒は、加熱されて蒸発する。
過冷却状態になった1次側流路6aの冷媒は、さらに、低温側膨張装置7で減圧されて気液二相状態になり、上記蒸発器8に流入して蒸発する。蒸発器8で蒸発した冷媒は、低温側圧縮機5に吸込まれる。
また、上記補助熱交換器6の2次側流路6bで蒸発した中間圧の冷媒は、低温側圧縮機5の圧縮行程中の中間圧の圧縮室に注入される。
カスケード熱交換器4の2次側流路4bで凝縮した冷媒の多くは、冷媒配管Pを介して上記補助熱交換器6の1次側流路6aに流入するとともに、カスケード熱交換器4の2次側流路4bで凝縮した冷媒の一部は、バイパス回路9の一端9aから、バイパス回路9に流入する。
バイパス回路9に流入した冷媒は、補助膨張装置10により、低温側圧縮機1の吐出圧力と吸込み圧力の中間の圧力に減圧されて、上記補助熱交換器6の2次側流路6bに流入する。
補助熱交換器6では、1次側流路6aの冷媒と2次側流路6bの冷媒が熱交換し、1次側流路6aの冷媒は冷却されて過冷却状態になるとともに、2次側流路6bの冷媒は、加熱されて蒸発する。
過冷却状態になった1次側流路6aの冷媒は、さらに、低温側膨張装置7で減圧されて気液二相状態になり、上記蒸発器8に流入して蒸発する。蒸発器8で蒸発した冷媒は、低温側圧縮機5に吸込まれる。
また、上記補助熱交換器6の2次側流路6bで蒸発した中間圧の冷媒は、低温側圧縮機5の圧縮行程中の中間圧の圧縮室に注入される。
図2は、図1に示した冷凍サイクル装置のp−h線図(冷媒の圧力とエンタルピとの関係を示す線図)、図3は、図1に示した冷凍サイクル装置のt−h線図(冷媒の温度とエンタルピとの関係を示す線図)である。
図2及び図3において、aは高温側圧縮機1の吸込み部、bは凝縮器2の入口部、cは高温側膨張装置3の入口部、dはカスケード熱交換器4の1次側流路4aの入口部の冷媒の状態を表している。
図2及び図3において、aは高温側圧縮機1の吸込み部、bは凝縮器2の入口部、cは高温側膨張装置3の入口部、dはカスケード熱交換器4の1次側流路4aの入口部の冷媒の状態を表している。
また、eは低温側圧縮機5の入口部、fはカスケード熱交換器4の2次側流路4bの入口部、gはカスケード熱交換器4の2次側流路4bの出口部(バイパス回路9の補助膨張装置10の入口部、補助熱交換器6の1次側流路6aの入口部でもある)、hは低温側膨張装置7の入口部、iは蒸発器8の入口部、jは補助熱交換器6の2次側流路6bの入口部、kは上記補助熱交換器6の2次側流路6bで蒸発した中間圧の冷媒が注入される低温側圧縮機5の圧縮行程中の中間圧の圧縮室の冷媒の状態を表している。
また、Pcはカスケード熱交換器4の2次側流路4bの冷媒の凝縮圧力、Peはカスケード熱交換器4の1次側流路4aの冷媒の蒸発圧力、Tcはカスケード熱交換器4の2次側流路4bの冷媒の凝縮温度、Teはカスケード熱交換器4の1次側流路4aの冷媒の蒸発温度を表している。
また、Pcはカスケード熱交換器4の2次側流路4bの冷媒の凝縮圧力、Peはカスケード熱交換器4の1次側流路4aの冷媒の蒸発圧力、Tcはカスケード熱交換器4の2次側流路4bの冷媒の凝縮温度、Teはカスケード熱交換器4の1次側流路4aの冷媒の蒸発温度を表している。
図2から明らかなように、補助熱交換器6の1次側流路6aの冷媒は、2次側流路6bの冷媒の蒸発潜熱(図2のΔh´)によって冷却され(図2のΔh)、過冷却される。したがって、カスケード熱交換器4の2次側流路4bで冷媒が過冷却状態にならなくとも、低温側膨張装置7の入口部の冷媒を過冷却状態にできる。換言すれば、カスケード熱交換器4の2次側流路4bで冷媒を過冷却状態にする必要がない。
そのため、低温側冷凍サイクルRbのカスケード熱交換器4の2次側流路4bの凝縮温度Tcと、高温側冷凍サイクルRaのカスケード熱交換器4の1次側流路4aの蒸発温度Teとの温度差(Tc−Te)を小さくすることができ、カスケード熱交換器4の2次側流路4bの凝縮温度Tc及び凝縮圧力Pcを低くすることができる。
そのため、低温側冷凍サイクルRbのカスケード熱交換器4の2次側流路4bの凝縮温度Tcと、高温側冷凍サイクルRaのカスケード熱交換器4の1次側流路4aの蒸発温度Teとの温度差(Tc−Te)を小さくすることができ、カスケード熱交換器4の2次側流路4bの凝縮温度Tc及び凝縮圧力Pcを低くすることができる。
したがって、低温側冷凍サイクルRbの低温側圧縮機5の吐出圧力を低くすることができ、低温側圧縮機5の圧縮仕事量を減少してCOP(成績係数)を高くすることができる。
また、低温側冷凍サイクルRbの低温側膨張装置7の入口部の冷媒を過冷却状態にできるため、蒸発器8の入口と出口間の冷媒のエンタルピ差を大きくすることができ、冷媒のエンタルピ差が大きくなる分、蒸発器8の冷媒循環量を減少して、所定の冷凍能力を確保することができる。
そのため、蒸発器8の冷媒循環量を減少に伴い、蒸発器8の流路の圧力損失が低減し、その分、蒸発器8の出口の圧力を高くでき、低温側圧縮機5の吸込み圧力を高くすることができる。これら、蒸発器8の冷媒循環量の減少に伴う低温側圧縮機5の吸込み冷媒量の減少と、吸込み圧力の上昇により、低温側圧縮機5の圧縮仕事量を減少することができ、COP(成績係数)を高くすることができる。
また、低温側冷凍サイクルRbの低温側膨張装置7の入口部の冷媒を過冷却状態にできるため、蒸発器8の入口と出口間の冷媒のエンタルピ差を大きくすることができ、冷媒のエンタルピ差が大きくなる分、蒸発器8の冷媒循環量を減少して、所定の冷凍能力を確保することができる。
そのため、蒸発器8の冷媒循環量を減少に伴い、蒸発器8の流路の圧力損失が低減し、その分、蒸発器8の出口の圧力を高くでき、低温側圧縮機5の吸込み圧力を高くすることができる。これら、蒸発器8の冷媒循環量の減少に伴う低温側圧縮機5の吸込み冷媒量の減少と、吸込み圧力の上昇により、低温側圧縮機5の圧縮仕事量を減少することができ、COP(成績係数)を高くすることができる。
なお、低温側圧縮機5の圧縮行程中の圧縮室に、上記補助熱交換器6の2次側流路6bで蒸発した中間圧の冷媒が注入されるため、低温側圧縮機5から吐出される冷媒量は減少しない。したがって、カスケード熱交換器4の2次側流路4bの冷媒循環量は減少しないため、カスケード熱交換器4の1次側流路4aを流れる冷媒との熱交換量が低下することはない。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成図である。
第2の実施形態に係る冷凍サイクル装置200は、上記第1の実施形態の冷凍サイクル装置100に対して、バイパス回路9の一端の接続位置が相違し、他の構成は、上記第1の実施形態の冷凍サイクル装置100と同一である。したがって、同一構成部品には同一符号を付して新たな説明は省略する。
図4は、第2の実施形態に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクル構成図である。
第2の実施形態に係る冷凍サイクル装置200は、上記第1の実施形態の冷凍サイクル装置100に対して、バイパス回路9の一端の接続位置が相違し、他の構成は、上記第1の実施形態の冷凍サイクル装置100と同一である。したがって、同一構成部品には同一符号を付して新たな説明は省略する。
第2の実施形態に係る冷凍サイクル装置200は、バイパス回路9の一端9aが、カスケード熱交換器4の2次側流路4bと低温側膨張装置7の間である、補助熱交換器の1次側流路6aと低温側膨張装置7間の冷媒配管Pに接続されている。
この第2の実施形態に係る冷凍サイクル装置200は、上記第1の実施形態に係る冷凍サイクル装置100と同一の作用効果を奏するともに、さらに、補助膨張装置10の入口部の冷媒を過冷却(液相)状態にすることができる。したがって、補助膨張装置10の大型化を防止することができるとともに、補助膨張装置10の応答性を向上することができる。
この第2の実施形態に係る冷凍サイクル装置200は、上記第1の実施形態に係る冷凍サイクル装置100と同一の作用効果を奏するともに、さらに、補助膨張装置10の入口部の冷媒を過冷却(液相)状態にすることができる。したがって、補助膨張装置10の大型化を防止することができるとともに、補助膨張装置10の応答性を向上することができる。
なお、上記第1の実施形態及び第2の実施形態においては、2元冷凍サイクルを備えた冷凍サイクル装置について説明したが、3元以上の冷凍サイクル備えた冷凍サイクル装置にも同様に適用することができる。
この場合、補助熱交換器及びバイパス回路は、複数の冷凍サイクルのうち、最も高温側の冷凍サイクルを除く冷凍サイクルの少なくとも1つは、または、最も高温側の冷凍サイクルを除く冷凍サイクルの全てに設ければよい。
この場合、補助熱交換器及びバイパス回路は、複数の冷凍サイクルのうち、最も高温側の冷凍サイクルを除く冷凍サイクルの少なくとも1つは、または、最も高温側の冷凍サイクルを除く冷凍サイクルの全てに設ければよい。
以上、本実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、実施形態の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Ra…高温側冷凍サイクル、Rb…低温側冷凍サイクル、1…高温側圧縮機、2…凝縮器、3…高温側膨張装置、4…カスケード熱交換器、5…低温側圧縮機、6…補助熱交換器、7…低温側膨張装置、8…蒸発器、9…バイパス回路、9a…バイパス回路の一端、9a…バイパス回路の他端、10…補助膨張装置。
Claims (2)
- 複数の冷凍サイクルを有し、上記各冷凍サイクルの冷媒をカスケード熱交換器によって熱交換させる多元冷凍サイクルを備えた冷凍サイクル装置において、
上記複数の冷凍サイクルのうち、最も高温側の冷凍サイクルを除く冷凍サイクルの少なくとも1つは、上記カスケード熱交換器と膨張装置の間に補助熱交換器を備えるとともに、一端が上記カスケード熱交換器と膨張装置の間の冷媒配管に接続され、他端が圧縮機の圧縮室に接続されたバイパス回路を備え、上記バイパス回路は途中に補助膨張装置と上記補助熱交換器とを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
- 上記バイパス回路の一端は、上記補助熱交換器と上記膨張装置の間の冷媒配管に接続されていることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
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2010
- 2010-09-30 JP JP2010220165A patent/JP2012073008A/ja active Pending
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