JP2012072803A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキパッドの摩擦熱をこもりにくくできるディスクブレーキの提供。
【解決手段】ディスク12の一面側で車両の非回転部に固定される固定部を有するマウンティングブラケット13に、ディスク12の軸方向にディスク12の他面側まで延出するピン部材15が設けられ、ピン部材15に支持されるブレーキパッド22と、マウンティングブラケット13との間に、ブレーキパッド22の制動時の摩擦熱をマウンティングブラケット13に直接伝達する熱伝達部材85が介装されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制動を行なうためのディスクブレーキに関する。
車両の制動を行なうためのディスクブレーキは、車輪とともに回転するディスクへキャリパによりブレーキパッドを接触させ、その摩擦抵抗により制動を行うようになっている。このようなディスクブレーキにおいて、キャリパを支持するマウンティングブラケットにピン部材を設け、このピン部材でブレーキパッドを支持する構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−323347号公報
ブレーキパッドにおいては制動時に摩擦熱が発生することになるが、上記のようにピン部材にブレーキパッドを支持する構造であると、これらピン部材とブレーキパッドとの接触面積が比較的小さいことから、摩擦熱をマウンティングブラケットに伝達しにくく、摩擦熱がブレーキパッドにこもりやすい。
本発明は、ブレーキパッドの摩擦熱をこもりにくくできるディスクブレーキの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ピン部材に支持されるブレーキパッドと、マウンティングブラケットとの間に、前記ブレーキパッドの熱を前記マウンティングブラケットに直接伝達する熱伝達部材を介装した。
本発明によれば、ブレーキパッドの摩擦熱をこもりにくくすることができる。
本発明に係る第1実施形態のディスクブレーキを示す平面図である。 本発明に係る第1実施形態のディスクブレーキを示す正面図である。 本発明に係る第1実施形態のディスクブレーキを示す側面図である。 本発明に係る第1実施形態のディスクブレーキを示す図1のA−A断面矢視図である。 本発明に係る第1実施形態のディスクブレーキを示す図1のB−B断面矢視図である。 本発明に係る第1実施形態のディスクブレーキを示す図1のC−C部分断面矢視図である。 本発明に係る第1実施形態のディスクブレーキの熱伝達部材を示す斜視図である。 本発明に係る第1実施形態のディスクブレーキの熱伝達部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は一側から見た側面図、(c)は正面図、(d)は逆側から見た側面図である。 本発明に係る第2実施形態のディスクブレーキの要部を示す部分平面図である。 本発明に係る第2実施形態のディスクブレーキの変形例の要部を示す部分平面図である。
「第1実施形態」
本発明に係る第1実施形態のディスクブレーキを図1〜図8を参照して以下に説明する。
第1実施形態のディスクブレーキは、自動二輪車用のディスクブレーキである。図1〜図3に示すように、このディスクブレーキ11は、制動対象である車両の図示略の車輪とともに回転するディスク12と、ディスク12の一面側であるアウタ側(車輪とは反対側)に配置されて車両の非回転部に固定される金属製のマウンティングブラケット13と、ディスク12の軸方向に沿ってマウンティングブラケット13に固定された金属製のガイドピン14および金属製のメインピン(ピン部材)15と、ガイドピン14およびメインピン15でマウンティングブラケット13に対し摺動可能に支持されるピンスライド型のキャリパ16とを有している。なお、図1,図2,図4,図5においては、車両の前進制動時のディスクの回転方向を矢印Rで示しており、この回転方向における入口側をディスク回入側、出口側をディスク回出側として以下説明を行う。
第1実施形態のディスクブレーキ11は、図4に示すように、マウンティングブラケット13とキャリパ16に固定された金属製のパッドピン20とに摺動可能に支持されてディスク12の一面側であるアウタ側に配置されるブレーキパッド21と、図5に示すように、メインピン15とパッドピン20とに摺動可能に支持されてディスク12の他面側であるインナ側(車輪側)に配置されるブレーキパッド(他面側ブレーキパッド)22と、キャリパ16に係止され、一対のブレーキパッド21,22をディスク径方向内側かつディスク回出側に付勢する図4および図5に示すパッドスプリング23と、図4に示すマウンティングブラケット13に取り付けられてアウタ側のブレーキパッド21を案内するパッドガイド24と、ガイドピン14を覆う図3に示すゴム製のブーツ25と、メインピン15を覆うゴム製のブーツ26とを有している。
マウンティングブラケット13は、金属製の板材から板金により形成されるもので、図4に示すように、ディスク回転方向に延在するベース部31と、ベース部31のディスク回出側の端部からディスク径方向外方である上方に延出する延出部32とを有している。ベース部31には、ディスク回転方向中間位置に取付穴33が、ディスク回出側つまり延出部32側の端部に取付穴34が、それぞれディスク軸方向に貫通して形成されている。マウンティングブラケット13は、取付穴33の周囲の固定部35と取付穴34の周囲の固定部36とが、取付穴33,34にそれぞれ挿通される図示略の取付ボルトで車両の非回転部に固定される。
マウンティングブラケット13には、ベース部31のディスク回入側の端部にガイドピン取付穴40が、延出部32のディスク径方向外側つまり上側の端部にメインピン取付穴41が、それぞれディスク軸方向に貫通して形成されている。ディスク回入側のガイドピン取付穴40には、ディスク軸方向に沿ってディスク12とは反対側(アウタ側)のみに突出するように上記したガイドピン14が固定されている。ディスク回出側のメインピン取付穴41には、ディスク軸方向に沿ってディスク12側(インナ側)およびディスク12とは反対側(アウタ側)に突出するように、上記したメインピン15が固定されている。なお、メインピン15はディスク12の径方向外側に配置されており、図1に示すように、ディスク12の一面側であるアウタ側(図1の下側)から、ディスク12の他面側であるインナ側(図1の上側)までディスク12を超えて延出している。
図4に示すように、マウンティングブラケット13には、ベース部31のディスク径方向外側におけるガイドピン取付穴40よりも若干ディスク回出側に、ベース部31からディスク径方向外方に向けて突出するガイド突部44が形成されている。また、延出部32のベース部31側のディスク回入側には、延出部32からディスク回入側に突出するガイド突部45が形成されている。このガイド突部45に上記したパッドガイド24が取り付けられている。
キャリパ16は、ディスク12を跨いだ状態でマウンティングブラケット13のガイドピン14およびメインピン15に摺動可能に取り付けられるキャリパボディ48と、キャリパボディ48にディスク回転方向に並んで摺動可能に設けられる図2に示す二つのピストン50,51と、キャリパボディ48に取り付けられる上記したパッドピン20とを有している。
キャリパボディ48は、鋳造により一体成形されるもので、図1に示すように、マウンティングブラケット13のアウタ側に配置されるシリンダ部52と、シリンダ部52のディスク径方向外側からディスク12の径方向外側を超えるようにインナ側に延出するブリッジ部53と、ブリッジ部53のインナ側の端部からシリンダ部52に対向するようにディスク12の径方向内側に延出する爪部54とを有している。
シリンダ部52には、ディスク回入側のガイドピン14を摺動可能に嵌合させる図2に示す摺動案内穴57と、ディスク回出側のメインピン15を摺動可能に嵌合させる図6に示す摺動案内穴58とが形成されている。また、シリンダ部52には、爪部54側に開口する図2に示すボア60,61がディスク軸方向に沿って形成されており、これらボア60,61内にピストン50,51が嵌合される。なお、シリンダ部52には、ボア60,61それぞれに連通するエア抜き用のブリーダプラグ62,63が取り付けられている。
このようなキャリパ16は、図3に示すように、インナ側のブレーキパッド22のディスク12とは反対側に爪部54が配置され、アウタ側のブレーキパッド21のディスク12とは反対側にシリンダ部52が配置されることになる。そして、シリンダ部52内に導入されたブレーキ液圧によって図2に示すピストン50,51が爪部54側に前進すると、ピストン50,51がアウタ側のブレーキパッド21をディスク12に押圧することになる。一方、その反力でガイドピン14およびメインピン15を摺動して爪部54がインナ側のブレーキパッド22をディスク12に押圧することになる。これにより、ディスク12の両面に設けられる一対のブレーキパッド21,22をディスク12に接触させ、その摩擦抵抗により、ディスク12つまり車輪を制動する。
図4に示すように、アウタ側(ピストン側)のブレーキパッド21は、ディスク12に接触して摩擦抵抗を発生させる摩擦材66と、この摩擦材66を保持する金属製の板状の裏金67とを有している。
裏金67は、摩擦材66が固着される主板部68と、この主板部68のディスク径方向外側からディスク回入側に突出する端部突出部69と、主板部68のディスク径方向内側のディスク回転方向中間位置からディスク径方向内方に突出する内側突出部70と、主板部83からディスク回出側に突出する端部突出部71とを有している。端部突出部71にはパッドピン20を挿通させる横長形状のパッドピン穴72がディスク軸方向に貫通して形成されている。
このアウタ側のブレーキパッド21は、パッドピン穴72がパッドピン20に支持されるとともに、端部突出部69のディスク径方向内側の平坦面69aが、マウンティングブラケット13のガイド突部45に取り付けられたパッドガイド24のディスク径方向外側に面接触し、平坦面69aに続く主板部68のディスク回出側の平坦面68aが、マウンティングブラケット13のガイド突部45に取り付けられたパッドガイド24のディスク回入側に面接触する。さらに、内側突出部70は、マウンティングブラケット13のガイド突部44のディスク回出側の平坦面44aに面接触可能となっている。アウタ側のブレーキパッド21は、これらパッドピン20、パッドガイド24およびガイド突部44でディスク軸方向の摺動が案内される。
図5に示すように、インナ側(爪部側)のブレーキパッド22は、ディスク12に接触して摩擦抵抗を発生させる摩擦材75と、この摩擦材75を保持する金属製の板状の裏金76とを有している。
裏金76は、摩擦材75が固着される主板部77と、この主板部73からディスク回入側に突出する端部突出部78と、この主板部73からディスク回出側に突出する端部突出部79とを有している。
ディスク回入側の端部突出部78には、パッドピン20を挿通させる横長形状のパッドピン穴80がディスク軸方向に貫通して形成されており、ディスク回出側の端部突出部79にはメインピン15を挿通させる略矩形状のメインピン穴81がディスク軸方向に貫通して形成されている。メインピン15は円柱状をなし、メインピン穴81が略矩形状をなしているため、メインピン15はメインピン穴81に対して線接触する。
ディスク回出側の端部突出部79には、ディスク回出側に平坦面79aが形成されており、ディスク径方向外側にも平坦面79bが形成されている。ディスク回出側の平坦面79aは、ディスク径方向に沿って摩擦材75の中心を通る線に沿い且つディスク12の軸線方向に沿っている。ディスク径方向外側の平坦面79bは、ディスク径方向に沿って摩擦材75の中心を通る線に直交する方向に沿い且つディスク12の軸線方向に沿っている。インナ側のブレーキパッド22は、メインピン15およびパッドピン20に摺動可能に支持されている。
そして、第1実施形態においては、一対のブレーキパッド21,22のうちディスク12の他面側であるインナ側に配置されてメインピン15に支持されるブレーキパッド22と、マウンティングブラケット13との間に、ブレーキパッド22の熱をマウンティングブラケット13に直接伝達する熱伝達部材85が介装されている。
熱伝達部材85は熱伝導性の高い胴あるいはアルミニウム等の金属からなるもので、板材をプレス成形で打ち抜き、曲げ加工することにより一体成形される。
熱伝達部材85は、図7および図8に示すように、中央に貫通孔86が形成された円板状の基板部87と、基板部87の円周方向の90°異なる位置から基板部87の軸方向に延出する一対の延出板部88,89とを有している。一対の延出板部88,89は、それぞれ基板部87と同一平面にあって基板部87から径方向外方に突出する突出板部90と、突出板部90の基板部87とは反対側の端部から基板部87の軸方向に沿って延出する中間板部91と、中間板部91の突出板部90とは反対側の端部から先端側ほど基板部87の中心軸に近づくように傾斜して延出する傾斜板部92と、傾斜板部92の中間板部91とは反対側の端部から基板部87の軸方向に沿って延出する平板状の先端板部93とを有している。
そして、このような熱伝達部材85が、図6に示すようにメインピン15を貫通孔86に挿通させた状態でマウンティングブラケット13に面接触で当接するように取り付けられている。具体的に、メインピン15は、ブレーキパッド22のメインピン穴81に挿通されるパッドガイドピン部96と、パッドガイドピン部96よりも大径でマウンティングブラケット13のメインピン取付穴41に嵌合固定される嵌合軸部97と、嵌合軸部97よりも小径でキャリパボディ48の摺動案内穴58に嵌合されるキャリパガイドピン部98とを有している。
そして、熱伝達部材85は、貫通孔86にメインピン15のキャリパガイドピン部98を挿通させて嵌合軸部97およびマウンティングブラケット13に当接する位置に位置することになり、キャリパガイドピン部98に嵌合されてブーツ26の一端を係止する係止リング99と、嵌合軸部97およびマウンティングブラケット13とに、基板部87が挟持されることになる。これにより、熱伝達部材85は、基板部87が嵌合軸部97およびマウンティングブラケット13に面接触した状態でメインピン15に固定される。
このようにしてメインピン15に固定された状態で、熱伝達部材85は、図5に示すように、一方の延出板部88の先端板部93がブレーキパッド22の端部突出部79の平坦面79aに移動可能に面接触し、他方の延出板部89の先端板部93が端部突出部79の平坦面79bに移動可能に面接触する。この状態で、熱伝達部材85は、ブレーキパッド22の制動トルクを受けるメインピン15の近傍のディスク径方向外側およびディスク回出側に接触し、ブレーキパッド22の移動を許容しつつ接触する。よって、このとき、熱伝達部材85は、ブレーキパッド22の摺動を妨げることがない程度のバネ性を有してブレーキパッド22に接触する。
以上に述べた第1実施形態によれば、ディスク12のマウンティングブラケット13とは反対側に配置されてメインピン15に支持されるブレーキパッド22と、マウンティングブラケット13との間には、ブレーキパッド22の熱をマウンティングブラケット13に直接伝達する熱伝達部材85が介装されている。このため、熱伝達部材85がブレーキパッド22の熱を効率良くマウンティングブラケット13へ、さらにはマウンティングブラケット13から車体側へ伝達する。したがって、キャリパ16の熱容量(質量)を増加すること等なくても、ブレーキパッド22の摩擦熱をこもりにくくすることができる。その結果、ブレーキパッド22のフェードやブレーキパッド22の早期摩耗を抑制できる。
つまり、ブレーキパッド22は、その裏金76が略角穴状のメインピン穴81においてメインピン15に接触するため、この接触部分の接触面積は少なく、この接触部分だけでは制動時の摩擦熱がメインピン15、ひいてはマウンティングブラケット13や車体側へも伝わりにくいが、ブレーキパッド22の熱をその裏金76とマウンティングブラケット13とに接触する熱伝達部材85を介して効率良くマウンティングブラケット13へ伝達することができる。
しかも、熱伝達部材85が、一方の延出板部88の平板状の先端板部93が端部突出部78の平坦面79aに面接触し、他方の延出板部89の平板状の先端板部93が端部突出部78の平坦面79bに面接触するため、裏金76からの熱を効率良く熱伝達部材85に伝達することができる。したがって、ブレーキパッド22の摩擦熱を確実にこもりにくくすることができる。
他方で、マウンティングブラケット13と同側に配置されるブレーキパッド21は、端部突出部69の平坦面69aおよびこの平坦面69aに続く主板部68の平坦面68aがマウンティングブラケット13のガイド突部45に取り付けられたパッドガイド24に面接触するため、ブレーキパッド21の熱をその裏金71からパッドガイド24を介してマウンティングブラケット13に効率良く伝達することができる。よって、両方のブレーキパッド21,22間の温度差を小さくできる。
加えて、既存製品に熱伝達部材85を追加するだけで効果が得られるため、低コストで上記した効果が得られる。
なお、ブレーキパッド22と熱伝達部材85との接触部分にシリコングリス等のグリスを使用することにより、熱伝達性向上とブレーキパッド22の摺動性向上とを図ることができる。
「第2実施形態」
次に、本発明に係る第2実施形態を主に図9に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第2実施形態においては、ブレーキパッド22の裏金76のディスク12とは反対側に面接触する接触板101と、マウンティングブラケット13のディスク12とは反対側に面接触する接触板102と、これら接触板101,102を近接離間可能に繋ぐヒンジ構造の連結部103とからなる熱伝達部材104が設けられている。連結部103は、二枚の連結板105,106と、接触板101と連結板105とを回動可能に連結する回動軸107と、接触板102と連結板106とを回動可能に連結する回動軸108と、連結板105,106同士を回動可能に連結する回動軸109とからなっている。この熱伝達部材108も、熱伝導性の高い胴あるいはアルミニウム等の金属からなっている。
このような第2実施形態によれば、メインピン15に支持されるブレーキパッド22の裏金76に面接触し、マウンティングブラケット13に面接触して、ブレーキパッド22の熱をマウンティングブラケット13に直接伝達する熱伝達部材104がブレーキパッド22とマウンティングブラケット13との間に介装されている。このため、熱伝達部材104がブレーキパッド22の熱を効率良くマウンティングブラケット13へ、さらにはマウンティングブラケット13から車体側へ伝達する。したがって、キャリパ16の熱容量(質量)を増加すること等なくても、ブレーキパッド22の摩擦熱をこもりにくくすることができる。
なお、第2実施形態において、熱伝達部材104の接触板101,102をヒンジ構造の連結部103ではなく、図10に示すように、熱伝導率が高い可撓性のヒートパイプ111で連結したり、熱伝導率が高い可撓性の細線の束(ヨリ線等)で連結するようにしても良い。
11 ディスクブレーキ
12 ディスク
13 マウンティングブラケット
15 メインピン(ピン部材)
16 キャリパ
21 ブレーキパッド(一方のブレーキパッド)
22 ブレーキパッド(他面側ブレーキパッド)
35,36 固定部
85,104 熱伝達部材

Claims (1)

  1. ディスクの一面側で車両の非回転部に固定される固定部を有するマウンティングブラケットと、
    該マウンティングブラケットに設けられ前記ディスクの軸方向に前記ディスクの他面側まで延出するピン部材と、
    車両の車輪とともに回転するディスクの両面に設けられる一対のブレーキパッドと、
    前記マウンティングブラケットに摺動可能に設けられ、前記一対のブレーキパッドを前記ディスクに押圧可能なキャリパと、を有するディスクブレーキにおいて、
    前記一対のブレーキパッドのうち前記ディスクの前記他面側に配置され前記ピン部材に支持される他面側ブレーキパッドと、前記マウンティングブラケットとの間には、前記他面側ブレーキパッドの熱を前記マウンティングブラケットに直接伝達する熱伝達部材が介装されていることを特徴とするディスクブレーキ。
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