JP2012071836A - 車両用空調装置及びそれを搭載した鉄道車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内送風機が吹き出した空気が衝突することにより発生する振動を抑止し、車体に伝播する振動を低減する車両用空調装置及びそれを搭載した鉄道車両を提供する。
【解決手段】車両用空調装置10は、車体20の屋根上に搭載され、車内25に空気を吹き出すための室内送風機11a及び室内送風機11bと、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出された空気の流れる方向を変える案内板16a及び案内板16bとを備え、案内板16a及び案内板16bを室内送風機11a及び室内送風機11bの下側に配置したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されて客室内の空調を行なう車両用空調装置及びそれを搭載した鉄道車両に関し、特に車体に伝播する振動を低減する車両用空調装置及びそれを搭載した鉄道車両に関するものである。
従来から、電車等の車両に搭載されて客室内の空調を行なう車両用空調装置が種々提案されている。このような車両用空調装置の多くは、車体の天井部に複数個の室内熱交換器を配置し、この室内熱交換器の間に室内送風機を配置するようになっている。そして、それらの室内熱交換器で冷却された空気を室内送風機で吸入し、吸入した空気を室内送風機の真下に設けられている空調ダクトから吹き出して客室内の空調を行なうのが一般的である。
そのようなものとして、「車両の屋根に配設された空間ユニット、この空間ユニットの室内側熱交換器と熱交換され冷却された冷風または加熱された温風を複数本の車両天井ダクトを介し車両室内へ吐出し車両室内を空調するものにおいて、上記複数本の車両天井ダクトのそれぞれに対向して配設され上記冷風または温風を上記複数本の車両天井ダクトに分配する複数個の室内側ファンを設けた車両用空調装置」が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この車両用空調装置は、複数本の車両天井ダクトに冷風または温風を分配し、各車両用ダクトへの冷風または温風を複雑な調節を要することなく当分に配風することができ、かつ室内ファンの静圧が下げられ室内ファンの高さを低くすることをできるようにしたものである。なお、この車両用空調装置は、シールパッキンを介して車両の屋根に装着されるようになっている。
また、「車両屋根に配設されて、車室内の空気の熱交換を行なう室内熱交換器と、この室内熱交換器にて熱交換した空気を冷風または温風として送出する室内ファンと、この室内ファンにより送出された冷風または温風を、車両の長手方向に分配して車室内へ吐出させる配風ダクトとを備えた車両用空調装置において、上記室内ファンを、上記配風ダクトに対向配置するとともに、この配風ダクトの長手方向に平行となる室内ファンモータの軸に取り付けた車両用空調装置」が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
この車両用空調装置は、室内熱交換器にて熱交換した空気を冷風または温風として送出するファンを、この冷風または温風を車室内に導くための配風ダクトに対向配置するとともに、この配風ダクトの長手方向に平行となる室内ファンモータの軸に取り付けて、車両用空調装置の本体の車両屋根上における占有空間、特に高さを小さく抑えながら、十分な冷風または温風の送風量を得ることができ、本体直下のサーキュレーションファンの取り付けも、正規の円弧形状の車両限界定規の規制内にて、十分かつ安全に実施することをできるようにしたものである。
さらに、「空調装置の室内送風機を車体側の天井に取付け、冷却風を車体の長手方向に真直ぐ吹き出すようにする。これによれば、従来よりも羽根車の外径が小さい、小型の送風機を使用することができ、車内の騒音を低減させることができる。また、室内送風機の消費電力を小さくできる鉄道車両」が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。この鉄道車両は、室内送風機の吹出部の通風抵抗を低減して冷却風の流れを良くし、騒音の低い小型の送風機で車内に均一に配風できるようにして、車内の騒音と室内送風機の消費電力を低減するようにしたものである。
そして、「蒸発器の間に室内送風機を配置し、該蒸発器で冷却された空気を吸入して真下の空調ダクトに吹き出し、吹出部の風は空調ダクトの底面に一旦当たった後、直角に曲がって車体長手方向に流れていくことによって、この直角曲がりによる通風抵抗を小さくする目的で空調ダクト側に案内板を設けるようにした車両用空調装置」が提案されている(たとえば、非特許文献1参照)。この車両用空調装置は、吹出部の風が空調ダクトの底面に当たった後、直角に曲がって車両長手方向に流れていくようになっているものである。
これらのような車両用空調装置は、この直角曲がりによる通風抵抗を小さくする目的で車両側に設置された空調ダクト側に案内板を設けるようにするのが一般的であった。また、防振ゴムを介して車両用空調装置を車体に取り付けて、車両用空調装置で発生する振動を車両に伝播させないようすることも一般的に行われていた。さらに、車両と車両用空調装置との接合部には、シールパッキンが設置され、循環空気の流路を気密にすることも通常行われていた。
特開昭62−125912号公報(第5−7頁、第1図) 特開平3−217316号公報(第5−7頁、第1図) 特開2002−347617号公報(第5−7頁、第1図)
「冷凍空調便覧III巻空気調和偏」、2001年1月1日(第229頁−第238頁報)
上記の空調装置を備えた鉄道車両や車両用空調装置では、車両用空調装置を構成する室内送風機の空気吹き出し口から吹き出された空気は、一旦急拡大し、車両に設置されている空調ダクトに設けられた案内板に当たり、流れる方向を変えて、車両の長手方向に設置された空調ダクトに流れるようになっている。つまり、室内送風機の空気吹き出し口から吹き出された空気が、車両の空調ダクトに設けられた案内板に当たる際に、案内板が振動し、空調ダクトが設置された車体の天井などが振動してしまうという問題があった。
その問題を解決するためには、室内送風機の空気吹き出し口から吹き出された空気が衝突する部分、たとえば案内板や天井板、床板等の振動に対する強度を強化し、それらの部分を振動させないようにする必要があった。つまり、車体に振動を伝播させないためには、吹き出された空気が衝突する部分の強度を強化し、それらの部分と吹き出された空気が衝突する際に発生する振動を抑制しなければならなかった。
また、案内板は、車体の空調ダクトに設置されるため、車両用空調装置を構成する室内送風機の空気吹き出し口と相互に干渉しないように、所定の隙間を設ける必要があった。そのため、室内送風機の空気吹き出し口から吹き出された空気は、一旦急拡大した後、案内板で流れる方向を変えることから、通風抵抗が大きくなってしまうという問題があった。この問題は、空気の流れを悪くし、空気が空調ダクトの末端まで配風されないという不具合に発展する場合もあった。
このような場合は、室内送風機の送風圧力を高くすることで、空気が空調ダクトの末端まで配風されるようにしなければならない。しかしながら、送風圧力を高くするには、羽根車の外径を大きくするか、ファンモータの回転数を高くする必要があり、室内送風機の騒音が増大することになり、車内の騒音が大きくなってしまう問題もあった。また、近年は、乗客からの低騒音化に対する要求レベルも非常に高くなっているということも考慮する必要がある。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたもので、室内送風機が吹き出した空気が衝突することにより発生する振動を抑止し、車体に伝播する振動を低減する車両用空調装置及びそれを搭載した鉄道車両を提供するものである。また、本発明は、室内送風機の吹き出し部の通風抵抗を低減して空気の流れを良くできるために、小型の室内送風機で車内に配風でき、車内の騒音とモータの消費電力との双方を低減する車両用空調装置及びそれを搭載した鉄道車両を提供するものである。
本発明に係る車両用空調装置は、車両に搭載される車両用空調装置であって、車両の長手方向に回転軸が設けられた遠心ファンと、遠心ファンを内蔵し、遠心ファンが送風する空気が吹き出される吹出口が形成された底板を有する本体と、吹出口に配置された案内板とを備え、案内板は、本体に設けられており、吹出口から吹き出された空気の流れる方向を車両の長手方向に変えることを特徴とする。
本発明に係る鉄道車両は、上記の車両用空調装置を搭載したことを特徴とする。
本発明に係る車両用空調装置は、車両に搭載される車両用空調装置であって、車両の長手方向に回転軸が設けられた遠心ファンと、遠心ファンを内蔵し、遠心ファンが送風する空気が吹き出される吹出口が形成された底板を有する本体と、吹出口に配置された案内板とを備え、案内板は、本体に設けられており、吹出口から吹き出された空気の流れる方向を車両の長手方向に変えるので、室内送風機から吹き出された空気が案内板に衝突した際に発生した振動が車体に直接伝播することを防止することができる。つまり、車両用空調装置に案内板が取り付けられているので、案内板で発生する振動は車両用空調装置に伝播し、車体には直接伝播しないのである。
本発明に係る鉄道車両は、上記の車両用空調装置を搭載したので、車体に伝播する振動を低減することができる。したがって、車内に乗車している乗客に与える不快感を低減することができ、快適な車内環境を維持することができる。
実施の形態1に係る車両用空調装置の概略構成を示す縦断面図である。 車両用空調装置を車体の屋根上に搭載した状態を示す主要側面図である。 車両用空調装置の冷凍サイクル構成を示す平面図である。 車両用空調装置を搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。 実施の形態2に係る車両用空調装置を搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。 従来の車両用空調装置を搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。 従来の一般的な案内板を使用した場合における流体の解析モデル形状及び解析結果を示す説明図である。 実施の形態2に係る案内板を使用した場合における流体の解析モデル形状及び解析結果を示す説明図である。 実施の形態3に係る車両用空調装置を搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。 実施の形態4に係る車両用空調装置を搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。 実施の形態5に係る車両用空調装置を車体の床下に取り付けた状態を示す主要側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両用空調装置10の概略構成を示す縦断面図である。図1に基づいて、車両用空調装置10の構成について説明する。この車両用空調装置10は、側面側が防振ゴム30を介して車体20(車両)の屋根上に搭載されるようになっている。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
この車両用空調装置10は、底面に底板19が形成されており、内部に室内送風機11と、室内熱交換器12aと、室内熱交換器12bとが搭載されている。室内送風機11は、空気を取り込み、その空気を吹き出すためのものである。室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bは、室内送風機11が取り込んだ空気を熱交換して、その空気を冷風または温風とするものである(図3参照)。なお、底板19は、室内送風機11から吹き出される空気の出口に対応する部分が開口されており、空気が車体20側に流れるようになっている。
また、底板19の開口されている部分の下側には、案内板16が設置されている。つまり、車両用空調装置10に案内板16を設けているのである。この案内板16は、室内送風機11から吹き出される空気の流れる方向を変えるものである。つまり、室内送風機11から吹き出された空気は、この案内板16に衝突し、流れる方向が変えられて車体20の長手方向(前後方向)に流れるようになっている。なお、室内送風機11は、空気を取り込み、吹き出せるものであればよく、特に種類を限定するものではない。たとえば、シロッコファンやターボファン、パドルファン等の遠心ファンを室内送風機11に使用するとよい。
車体20の車両天井部26には、室内送風機11から吹き出される空気の風路を形成するためのダクト22が設けられている。このダクト22の両側面側には、客室等の車内25に空気を吹き出すためのグリル23が形成されている。また、車両天井部26の両側面側には、フィルター装置21が設置されている。このフィルター装置21は、室内送風機11が車内25から空気を吸い込む際に、その空気を濾過し粉塵や埃等を除去するためのものである。
車両用空調装置10を車体20に取り付けると、車両用空調装置10の底板19と屋根27との間に隙間が形成されることがある。そこで、底板19と屋根27との間にシールパッキン40を設けて、雨水の浸入を防止するようになっている。また、ダクト22を流れる空気の漏れを防止するためのシールパッキン41が底板19と車両天井部26との間に設けられている。つまり、シールパッキン41は、グリル23から車内25に吹き出す空気のロス(損失)を低減させているのである。
図2は、車両用空調装置10を車体20の屋根上に取り付けた状態を示す主要側面図である。図2に基づいて、室内送風機11から吹き出された空気の流れについて説明する。この車両用空調装置10は、室内送風機11で車内25から空気を取り込み、その空気を室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bで冷風または温風に変換して吹き出すようになっている。ここでは、室内送風機11a及び室内送風機11bの2つが搭載されている場合を例に示している。
室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出された空気は、まず、車両用空調装置10に設置されている案内板16a及び案内板16bに衝突する。案内板16aは、室内送風機11aに対して設置されており、案内板16bは、室内送風機11bに対して設置されている場合を例に示している。ここでは、1両の車体20に対して2つの案内板(案内板16a及び案内板16b)が設置されている場合を示している。また、案内板16a及び案内板16bは、車体20の長手方向に対して、逆向きとなるように設置されている。
次に、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出された空気は、案内板16a及び案内板16bに衝突し、ダクト22内で車体20の両長手方向に向きを変えて、車体20の前後に向かって流れる。そして、ダクト22内を流れている空気は、ダクト22に形成されているグリル23から車内25に吹き出される。このようにして、車内25の冷房または暖房を行なうようになっている。なお、ここでは、車両用空調装置10は、車体20の長手方向のほぼ中央位置に搭載され、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出される空気の距離が同等となっている場合を例に示している。
図3は、車両用空調装置10の冷凍サイクル構成を示す平面図である。図3に基づいて、車両用空調装置10の基本的な回路構成について説明する。この車両用空調装置10には、室内送風機11a、室内送風機11b、室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bの他に、圧縮機13a及び圧縮機13b、凝縮器14a及び凝縮器14b、室外送風機15が搭載されている。ここでは、圧縮機及び凝縮器が2つ搭載されている場合を例に説明するものとする。
車両用空調装置10は、2つの冷凍サイクル(圧縮機13aと、凝縮器14aと、室内熱交換器12aとで1つの冷凍サイクルを形成し、圧縮機13bと、凝縮器14bと、室内熱交換器12bとで1つの冷凍サイクルを形成している)を搭載している。そして、一方の冷凍サイクルで作成される冷風または温風を室内送風機11aから吹き出し、他方の冷凍サイクルで作成される冷風または温風を室内送風機11bから吹き出すようになっている。なお、2つの冷凍サイクルは、図示省略の冷媒配管で順次接続されているものとする。また、室外送風機15は、2つの冷凍サイクルの双方で共用するようになっている。
圧縮機13a及び圧縮機13bは、冷凍サイクルを循環する冷媒を圧縮して高温高圧の状態にするものである。凝縮器14a及び凝縮器14bは、圧縮機13a及び圧縮機13bから吐出された冷媒と外気との熱交換によって、その冷媒を凝縮液化するものである。室外送風機15は、凝縮器14a及び凝縮器14bに供給する外気を取り込むものである。室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bは、凝縮器14a及び凝縮器14bで熱交換された冷媒と車内25の空気とを熱交換し、その冷媒を蒸発ガス化するものである。
ここで、冷房運転時における冷媒の流れについて説明する。まず、圧縮機13a及び圧縮機13bで高温・高圧にされた冷媒は、圧縮機13a及び圧縮機13bから吐出して凝縮器14a及び凝縮器14bに流入する。凝縮器14a及び凝縮器14bに流入した冷媒は、室外送風機15が取り込んだ外気との熱交換を行なって凝縮液化する。すなわち、冷媒は放熱して外気とほぼ同温の液体に変化するのである。そして、凝縮液化した冷媒は、室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bに流入する。
室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bに流入した冷媒は、図示省略の膨張弁等で減圧されて、低圧二相状態の冷媒に変化する。そして、室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bで車内25の空気と熱交換して蒸発ガス化する。すなわち、車内25の空気から吸熱して(外気を冷却)、気体に変化するのである。蒸発ガス化した冷媒は、室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bから出て、圧縮機13a及び圧縮機13aに再度吸入される。
次に、暖房運転時における冷媒の流れについて説明する。暖房運転時では、冷媒の流れが逆になるために、凝縮器14a及び凝縮器14bの機能と、室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bの機能とが入れ替わることになる。まず、圧縮機13a及び圧縮機13bで高温・高圧にされた冷媒は、圧縮機13a及び圧縮機13bから吐出して室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bに流入する。室内熱交換器12a及び室内熱交換器12bに流入した冷媒は、室内熱交換器12a及び室内熱交換器12b等で車内25の空気と熱交換して凝縮液化する。すなわち、冷媒は放熱して(外気の暖め)、液体に変化するのである。
そして、図示省略の膨張弁等で減圧されて、低圧二相状態の冷媒に変化する。その後、この冷媒は、凝縮器14a及び凝縮器14bに流入し、凝縮器14a及び凝縮器14bで室外送風機15が取り込んだ外気と熱交換して蒸発ガス化する。すなわち、外気から吸熱して気体に変化するのである。凝縮器14a及び凝縮器1bから出た蒸発ガス化した冷媒は、圧縮機13a及び圧縮機13bに再度吸入される。
なお、ここでは、車両用空調装置10に圧縮機、凝縮器、室内熱交換器及び室内送風機を2つ搭載した場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、車両用空調装置10に各機器を1つ設けてもよく、3つ以上設けてもよい。また、室外送風機15は、2つの凝縮器で共用する場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、各凝縮器に対応する数の室外送風機を設けてもよい。
さらに、圧縮機13a及び圧縮機13bは、同じ容量でなくてもよい。たとえば、車両用空調装置10が搭載される場所(搭載される屋根27の位置)に応じて各圧縮機の容量を決定するとよい。ここでは、車両用空調装置10が屋根27のほぼ中央位置に設置されているので、同じ容量の圧縮機が使用されている場合を例に示しているが、これに限定するものではない。たとえば、車両用空調装置10が車体20の後方側に設置されるのであれば、圧縮機13aを圧縮機13bよりも容量の大きいもので構成するとよい。なお、圧縮機13a及び圧縮機13bを、容量制御可能なインバータ圧縮機で構成してもよく、一定速で運転を行なう定速圧縮機で構成してもよい。
冷凍サイクルに使用できる冷媒には、非共沸混合冷媒や擬似共沸混合冷媒、単一冷媒等がある。非共沸混合冷媒には、HFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒であるR407C(R32/R125/R134a)等がある。この非共沸混合冷媒は、沸点が異なる冷媒の混合物であるので、液相冷媒と気相冷媒との組成比率が異なるという特性を有している。擬似共沸混合冷媒には、HFC冷媒であるR410A(R32/R125)やR404A(R125/R143a/R134a)等がある。この擬似共沸混合冷媒は、非共沸混合冷媒と同様の特性の他、R22の約1.6倍の動作圧力という特性を有している。
また、単一冷媒には、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)冷媒であるR22やHFC冷媒であるR134a等がある。この単一冷媒は、混合物ではないので、取扱いが容易であるという特性を有している。その他、自然冷媒である二酸化炭素やプロパン、イソブタン、アンモニア等を使用することもできる。なお、R22はクロロジフルオロメタン、R32はジフルオロメタン、R125はペンタフルオロエタン、R134aは1,1,1,2−テトラフルオロエタン、R143aは1,1,1−トリフルオロエタンをそれぞれ示している。
図4は、車両用空調装置10を搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。図4に基づいて、車両用空調装置10の風路構成と、この車両用空調装置10を搭載した場合の空気の流れとを説明する。図2で説明したように、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出された空気は、まず、案内板16a及び案内板16bに衝突する。次に、案内板16a及び案内板16bに衝突した空気は、流れる方向を車体20の長手方向に変えられて、ダクト22内を流れるようになっている。
この案内板16a及び案内板16bは、車両用空調装置10の底板19の下側に設けられている。そのために、案内板16a及び案内板16bに空気が衝突することによって発生する振動は車両用空調装置10本体に伝播することになる。したがって、案内板16a及び案内板16bで発生した振動が直接車体20側に伝播することがないのである。また、車両用空調装置10は、防振ゴム30を介して車体20の屋根27の上側に取り付けられるので、車両用空調装置10に伝播した振動は、この防振ゴム30で減衰されるようになっている。したがって、車体20側に伝播する振動を低減することが可能になっているのである。
すなわち、案内板16a及び案内板16bを車両用空調装置10に設置することによって、案内板16a及び案内板16bで発生する振動を直接車体20側に伝達させないようにすると共に、防振ゴム30を介して車両用空調装置10を車体20に取り付けることによって、車両用空調装置10で発生する振動を減衰し、車体20側に伝達される振動を更に低減しているのである。したがって、案内板16a及び案内板16bで発生した振動を、車体20側に直接伝達しないこと、防振ゴム30で更に振動を減衰することとによって2重に低減しているのである。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る車両用空調装置10aを搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。図5に基づいて、車両用空調装置10aを搭載した場合の空気の流れについて説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。この実施の形態2では、案内板16c及び案内板16dの形状を、実施の形態1で示した案内板16a及び案内板16bの形状とは異なったものとしている。
案内板16c及び案内板16dは、案内板16a及び案内板16bと同様に、車両用空調装置10aの底板19の下側に設けられている。この案内板16c及び案内板16dは、図5に示すように、曲面形状を有するように形成されている。したがって、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出された空気を急拡大させないことが可能になる。つまり、案内板16c及び案内板16dには、空気が急拡大することなく衝突し、曲がり静圧損失を低減することができるので、通風抵抗も低減することができるのである。
このようにして、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出される空気をダクト22に送るので、その空気が案内板16c及び案内板16dに衝突する際に発生する振動を更に低減することができる。また、車両用空調装置10aは、実施の形態1と同様に、防振ゴム30を介して、車体20に取り付けられるので、車体20側に伝播する振動を更に低減することができる。さらに、案内板16c及び案内板16dは、静圧損失を低減できるので、車体20の長手方向の端部にまで空気が行き渡ることになる。
ここで、通風抵抗について従来の案内板と比較することにより説明する。図6は、従来の車両用空調装置100を搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。図7は、従来の一般的な案内板160a及び案内板160bを使用した場合における流体(空気)の解析モデル形状及び解析結果を示す説明図である。図8は、実施の形態2に係る案内板16c及び案内板16dを使用した場合における流体(空気)の解析モデル形状及び解析結果を示す説明図である。なお、図7では、室内送風機110a及び案内板160aを代表で示しており、図8では、室内送風機11a及び案内板16cを代表で示している。
図6に示すように、この案内板160a及び案内板160bは、車両用空調装置100ではなく、ダクト220に設置されている。なお、車両用空調装置100は、防振ゴム300を介して、車体200に取り付けられるようになっている。つまり、室内送風機110a及び室内送風機110bから吹き出された空気は、案内板160a及び案内板160bに衝突した後、案内板160a及び案内板160bで流れる方向を変えられてダクト220内を流れるようになっている。
したがって、案内板160a及び案内板160bに空気が衝突することにより発生する振動は、直接車体200側に伝播することになっていた。また、車両用空調装置100は、防振ゴム300を介して取り付けられているものの、防振ゴム300は、車両用空調装置100またはダクト220のいずれかで発生した振動がそのうちのいずれかに伝播するのを減衰するものである。つまり、防振ゴム300では、ダクト220で発生した振動が車両用空調装置100に伝播するのを低減することはできるが、ダクト220で発生した振動そのものを低減するものではないので、大きな振動が車体200全体に伝播することになっていた。
図7(a)は、従来の一般的な案内板160a及び案内板160bを使用した場合の流体(空気)の解析モデル形状を示しており、図7(b)は、そのときの解析結果を示している。図7(a)及び図7(b)は、室内送風機110a及び室内送風機110bの空気吹き出し口からダクト220の空気出口までに同じ風量の空気の静圧差を求めたときの解析モデル形状及び解析結果を例に示している。なお、図7(a)に示すように、ダクト220の空気出口における静圧を一定(P=0)にして計測している。
図7(a)に示すように、従来の一般的な案内板160a及び案内板160bを使用した場合のダクト220の形状は、室内送風機110a及び室内送風機110bの空気吹き出し口からダクト220の空気出口までにかけて傾斜面を有している。図7(b)は、このダクト220内の静圧を計測し、等圧線で表した解析結果である。この解析結果から、案内板160a及び案内板160bを使用した場合の室内送風機110a及び室内送風機110bの空気吹き出し口断面の平均静圧を求めると67Pa(パスカル)であった。
図8(a)は、実施の形態2に係る案内板16c及び案内板16dを使用した場合の流体(空気)の解析モデル形状を示しており、図8(b)は、そのときの解析結果を示している。図8(a)及び図8(b)は、図7(a)及び図7(b)と同様に、室内送風機11a及び室内送風機11bの空気吹き出し口からダクトの空気出口までに同じ風量の空気の静圧差を求めたときの解析モデル形状及び解析結果を例に示している。なお、図8(a)に示すように、ダクト22の空気出口における静圧を一定(P=0)にして計測している。
図8(a)に示すように、実施の形態に係る案内板16c及び案内板16dを使用した場合のダクト22の形状は、室内送風機11a及び室内送風機11bの空気吹き出し口からダクト22の空気出口までにかけて一定の高さを有している。つまり、従来の案内板160a及び案内板160cと異なり、案内板16c及び案内板16dは、曲面形状で形成されており、空気の流れる方向を変えるための角度が形成されておらず、空気の流れる方向を緩やかに変えることができるのである。図8(b)は、このダクト22内の静圧を計測し、等圧線で表した解析結果である。この解析結果から、案内板16c及び案内板16dを使用した場合の室内送風機11a及び室内送風機11bの空気吹き出し口断面の平均静圧を求めると53Pa(パスカル)であった。
図7及び図8の解析結果に基づいて、従来の一般的な案内板160a及び案内板160bを使用した場合の通風抵抗と、実施の形態2に係る案内板16c及び案内板16dを使用した場合の通風抵抗とを比較すると、前者の平均静圧が67Paであるのに対し、後者の平均静圧が53Paである。この67Paを100%とすると、53Paは79%になることがわかる。つまり、この結果から静圧損失が約21%低減されているということが確認できた。
以上のように、実施の形態2に係る車両用空調装置10aは、室内送風機11a及び室内送風機11bの空気吹き出し部に曲面形状の案内板16c及び案内板16dを設置したので、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出した空気が急拡大することなく案内板16c及び案内板16dに衝突し、曲がり静圧損失を低減できる。このため、ダクト22内における通風抵抗も低減することができる。
したがって、車両用空調装置10aでは、ダクト22内に吹き出す空気に大きな風量を要求しないので、室内送風機11a及び室内送風機11bの小型化を図ることができる。すなわち、車両用空調装置10aは、実施の形態1に係る車両用空調装置10が有する効果に加えて、室内送風機11a及び室内送風機11bを小型化できるので、案内板16c及び案内板16dに空気が衝突することで発生する振動を低減することができると共に、室内送風機11a及び室内送風機11bからの騒音も低減することができるのである。また、車両用空調装置10aでは、ダクト22内に吹き出す空気に大きな風量を要求しないので、車内の騒音の低減化を実現すると共に、室内送風機11a及び室内送風機11bを駆動するモータの消費電力も低減することができる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3に係る車両用空調装置10bを搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。図9に基づいて、車両用空調装置10bに設置する案内板16e及び案内板16fについて説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、車両用空調装置10bを搭載した場合の空気の流れは、実施の形態1と同様である。
この実施の形態3では、制振性能または吸音性能を有する材料で車両用空調装置10bに設置する案内板16e及び案内板16fを構成した場合を示している。制振性能を有する材料で案内板16e及び案内板16fを構成すると、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出された空気が案内板16e及び案内板16fに衝突する際に発生する振動を機械的に抑制することができる。すなわち、空気が案内板16e及び案内板16fの衝突する際に発生する振動そのものを、案内板16e及び案内板16fによって軽減することができるのである。
したがって、車両用空調装置10bは、案内板16e及び案内板16fで発生する振動そのもの自体を軽減できるので、案内板16e及び案内板16fから車両用空調装置10bに伝達される振動を軽減することができる。また、車両用空調装置10bに軽減されて伝達された振動を防振ゴム30で更に減衰することができるので、車体20側に伝播する振動も更に低減することができる。
吸音性能を有する材料で案内板16e及び案内板16fを構成すると、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出された空気が案内板16e及び案内板16fに衝突する際に発生する騒音と、室内送風機11a及び室内送風機11bで発生する騒音とを機械的に吸音することができる。すなわち、車内25に伝わってしまう騒音を軽減することができるのである。なお、案内板16e及び案内板16fを制振性能及び吸音性能の双方を併せ持つ材料で構成するとよい。また、このような材料で実施の形態1に係る案内板16a及び案内板16b、実施の形態2に係る案内板16c及び案内板16dを構成してもよい。
実施の形態4.
図10は、本発明の実施の形態4に係る車両用空調装置10cを搭載した状態を拡大して示す詳細側面図である。図10に基づいて、車両用空調装置10cの構成について説明する。なお、実施の形態4では実施の形態1〜実施の形態3との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜実施の形態3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、車両用空調装置10cを搭載した場合の空気の流れは、実施の形態1と同様である。
この車両用空調装置10cは、室内送風機11a及び室内送風機11bが防振ゴム31及び防振ゴム32を介して車両用空調装置10c本体に設置されるようになっている。そして、その室内送風機11a及び室内送風機11bに案内板16g及び案内板16hを取り付けるようになっている。つまり、実施の形態1〜実施の形態3では、各案内板を車両用空調装置に直接設置した場合を例に示したが、実施の形態4では、各案内板を車両用空調装置10cに直接設置するのではなく、室内送風機11a及び室内送風機11bに設置し間接的に車両用空調装置10cに設置している。
このような構成にすれば、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出された空気が案内板16g及び案内板16hに衝突する際に発生する振動は、まず、室内送風機11a及び室内送風機11bに伝達されることになる。そして、室内送風機11a及び室内送風機11bに伝達された振動は、防振ゴム31及び防振ゴム32で減衰されてから車両用空調装置10c本体に伝達され、車両用空調装置10cに伝達された振動は、防振ゴム30で減衰されてから車体20側に伝達されることになる。
したがって、案内板16g及び案内板16hを室内送風機11a及び室内送風機11bに設置することによって、案内板16g及び案内板16hで発生する振動を直接車両用空調装置10cに伝達させないようにすると共に、室内送風機11a及び室内送風機11bを防振ゴム31及び防振ゴム32を介して車両用空調装置10cに取り付けることによって、車両用空調装置10cに伝達される振動を減衰し、車両用空調装置10cに伝達される振動を更に低減しているのである。
そして、車両用空調装置10cは防振ゴム30を介して車体20に取り付けられているので、車両用空調装置10cに減衰されて伝達された振動を更に減衰し、車体20側に伝達される振動を更に低減しているのである。したがって、案内板16g及び案内板16hで発生した振動を、直接車両用空調装置10cに直接伝達しないこと、防振ゴム30〜防振ゴム32で更に振動を減衰することとによって3重に低減しているのである。
実施の形態5.
図11は、本発明の実施の形態5に係る車両用空調装置10dを車体20の床下に取り付けた状態を示す主要側面図である。図11に基づいて、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出された空気の流れについて説明する。なお、実施の形態5では実施の形態1〜実施の形態4との相違点を中心に説明し、実施の形態1〜実施の形態4と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
実施の形態5に係る車両用空調装置10dは、図11に示すように、車体20の床下に取り付けられている。また、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出される空気の風路を形成するためのダクト22aは、車体20の車両天井部26ではなく、床側に設けられている。つまり、室内送風機11a及び室内送風機11bから吹き出される冷風または温風は、床側に設けられたダクト22aを通って、車体20の下側から車内25に吹き出されるようになっている。
この車両用空調装置10dに設置される案内板16i及び案内板16jは、車両用空調装置10dの上側に設けられている。そのため、案内板16i及び案内板16jに空気が衝突することによって発生する振動は車両用空調装置10d本体に伝播することになる。したがって、案内板16i及び案内板16jで発生した振動が直接車体20側に伝播することがないのである。つまり、車体20の床下で発生する振動を直接車体20側に伝達させないようにしているのである。また、車両用空調装置10dは、防振ゴム30を介して車体20の床下に取り付けられるので、車両用空調装置10dに伝播した振動は、この防振ゴム30で減衰されるようになっている。したがって、車体20側に伝播する振動を低減することが可能になっているのである。
すなわち、案内板16i及び案内板16jを車両用空調装置10dに設置することによって、案内板16i及び案内板16jで発生する振動を直接車体20側に伝達させないようにすると共に、防振ゴム30を介して車両用空調装置10dを車体20に取り付けることによって、車両用空調装置10dで発生する振動を減衰し、車体20側に伝達される振動を更に低減しているのである。したがって、案内板16i及び案内板16jで発生した振動を、車体20側に直接伝達しないこと、防振ゴム30で更に振動を減衰することとによって2重に低減しているのである。
なお、実施の形態1〜実施の形態4で示した車両用空調装置を実施の形態5のように車体20の床下に取り付けるようにしてもよい。また、実施の形態1〜実施の形態4で示した各案内板を実施の形態5に係る案内板16i及び案内板16jに適用してもよい。さらに、各実施の形態では、車両1台に対して1つ車両用空調装置が搭載されている場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、車両1台に対して複数個の車両用空調装置を搭載してもよい。
10 車両用空調装置、10a 車両用空調装置、10b 車両用空調装置、10c 車両用空調装置、10d 車両用空調装置、11 室内送風機、11a 室内送風機、11b 室内送風機、12 室内熱交換器、12a 室内熱交換器、12b 室内熱交換器、13a 圧縮機、13b 圧縮機、14a 凝縮器、14b 凝縮器、15 室外送風機、16 案内板、16a 案内板、16b 案内板、16c 案内板、16d 案内板、16e 案内板、16f 案内板、16g 案内板、16h 案内板、16i 案内板、16j 案内板、19 底板、20 車体、21 フィルター装置、22 ダクト、23 グリル、25 車内、26 車両天井部、27 屋根、30 防振ゴム、31 防振ゴム、32 防振ゴム、40 シールパッキン、41 シールパッキン、100 車両用空調装置、110a 室内送風機、110b 室内送風機、160a 案内板、160b 案内板、200 車体、220 ダクト、300 防振ゴム。

Claims (8)

  1. 車両に搭載される車両用空調装置であって、
    前記車両の長手方向に回転軸が設けられた遠心ファンと、
    前記遠心ファンを内蔵し、前記遠心ファンが送風する空気が吹き出される吹出口が形成された底板を有する本体と、
    前記吹出口に配置された案内板とを備え、
    前記案内板は、前記本体に設けられており、前記吹出口から吹き出された空気の流れる方向を前記車両の長手方向に変えることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記回転軸を回転させる1台のモータに前記遠心ファンが複数台設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記車両用空調装置は、前記車両の屋根に搭載され、
    前記案内板は、前記吹出口の下側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記車両用空調装置は、前記車両の床下に搭載され、
    前記案内板は、前記吹出口の上側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  5. 前記案内板を局面形状にしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用空調装置。
  6. 前記案内板を制振性能を有する材料で形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用空調装置。
  7. 前記案内板を吸音性能を有する材料で形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両用空調装置。
  8. 前記請求項1〜7のいずれかに記載の車両用空調装置を搭載したことを特徴とする鉄道車両。
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