JP2012071472A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置稼動中に受ける振動の影響を抑制して、メディアに高品質な画像を記録することができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】ラインヘッド16は、天井フレーム34に沿って移動可能なキャリッジ30に搭載される。印刷時、キャリッジ30は、天井フレーム34に備えられたキャリッジロック装置110によって天井フレーム34に固定される。また、ラインヘッド16は、ラインヘッドロック機構120により本体フレーム20に固定される。これにより、用紙12の搬送に伴って発生する駆動振動と、その駆動振動によって発生するラインヘッド16の振動を同期させることができ、着弾精度が低下するのを防止することができる。この結果、用紙12に高品質な画像を記録することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット記録装置に係り、特に一定位置に固定された記録ヘッドから液滴を吐出させてメディアに画像を記録するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置における画像の記録方式として、記録ヘッドがメディアの搬送方向と直交する方向に往復移動しながら画像を記録するシリアル方式と、記録ヘッドが移動せずに固定されて画像を記録するライン方式が知られている。
ライン方式は、記録ヘッドを移動させる必要がなく、シングルパスで画像を記録することができるため、画像を高速に記録することができるという利点がある。
その一方でライン方式は、メディアの搬送手段に対して記録ヘッドが高精度に位置決めされて設置されていないと、メディアに画像がずれて記録されてしまうという欠点がある。
また、一般に記録ヘッドの位置決めには、ピンとピン孔が用いられるが、ピンとピン孔との間に隙間が生じていると、印刷中に受ける装置の振動によってメディアと記録ヘッドとの間の位置関係にズレが生じ、液滴の着弾精度が低下するという問題がある。
特許文献1では、記録ヘッドが固定して設置された記録ヘッドユニットをメディアの搬送ユニットに対してピンとピン孔で位置決めするとともに、ピン孔に挿入されたピンをコレクトチャックで把持することにより、記録ヘッドユニットを搬送ユニットに一体的に固定することが提案されている。
特開2009−292044号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、記録ヘッドが記録ヘッドユニットに固定して設置されるため、メディアの厚さ等に応じた記録ヘッドの高さ調整を行うことができないという欠点がある。一方、記録ヘッドを記録ヘッドユニットに対して昇降可能に設け、記録ヘッドの高さ調整ができるようにすると、記録ヘッドが記録ヘッドユニットに拘束されず、印刷中に振動を受けて、液滴の着弾精度が低下するという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、装置稼動中に受ける振動の影響を抑制して、メディアに高品質な画像を記録することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、搬送手段によって搬送されるメディアに対して一定位置に固定された記録ヘッドから液滴を吐出させて前記メディアに画像を記録するインクジェット記録装置において、本体フレームと、前記本体フレームに移動可能に設けられたキャリッジと、前記キャリッジを前記本体フレームに固定する固定手段と、前記キャリッジに設けられ、前記記録ヘッドが載置される載置台と、前記キャリッジに設けられ、前記載置台を昇降させる昇降手段と、前記記録ヘッドの一方の側部に設けられる第1係合部と、前記記録ヘッドの他方の側部に設けられる第2係合部と、前記キャリッジ又は前記載置台に設けられ、前記載置台に前記記録ヘッドが載置されると、前記第1係合部に対向して配置される第1被係合部と、前記本体フレームに設けられ、前記キャリッジを前記固定手段で固定した状態で前記載置台を所定の退避位置から下降させると、前記載置台に載置された前記記録ヘッドの前記第2係合部に係合して、前記記録ヘッドを前記載置台上で前記第1被係合部に向けて押し動かし、前記記録ヘッドを前記第1被係合部に押し付けて拘束する第2被係合部と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、記録ヘッドはキャリッジに搭載される。キャリッジは本体フレームに移動可能に設けられており、固定手段によって本体フレームに固定される。記録ヘッドは、キャリッジに備えられた載置台に載置されてキャリッジに搭載される。載置台に載置された記録ヘッドは、キャリッジが本体フレームに固定された状態で載置台が下降すると、その一方側の側部に設けられた第2係合部が、本体フレームに備えられた第2被係合部に係合して押し動かされ、その他方側に設けられた第1係合部が、キャリッジ又は載置台に設けられた第1被係合部に押し付けられて拘束される。これにより、キャリッジと記録ヘッドとを本体フレームに一体化することができ、振動による着弾精度の低下を抑止することができる。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記搬送手段が、前記本体フレームに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、搬送手段が本体フレームに取り付けられる。これにより、搬送手段に伝わる振動と記録ヘッドに伝わる振動を同期させることができ、振動による着弾精度の低下を更に効果的に抑止することができる。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、前記搬送手段が、前記メディアを周面に保持して回転することにより、前記メディアを所定の搬送経路に沿って搬送するドラムであり、該ドラムの回転軸が前記本体フレームに回転自在に支持されることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、搬送手段がドラム搬送手段で構成され、ドラムの回転軸が本体フレームに回転自在に支持される。
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、前記キャリッジには、前記載置台が前記ドラムの周面に沿って一定の間隔で複数配置され、複数の前記記録ヘッドを搭載できることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、キャリッジに複数の載置台が備えられ、複数の記録ヘッド(たとえば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、K(クロ)の記録ヘッド)を搭載することができる。そして、各記録ヘッドは、ドラムの周面に沿って一定の間隔で配置される。
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、前記第1係合部と前記第1被係合部のいずれか一方が弾性体で構成され、他方が平板で構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、第1係合部と第1被係合部のいずれか一方が弾性体(たとえば、バネ)で構成され、他方が平板で構成される。これにより、記録ヘッドを下降させる動作で無理な負荷を掛けることなく、スムーズに記録ヘッドを固定(拘束)することができる。
請求項6に係る発明は、前記目的を達成するために、前記固定手段が、電磁石と、該電磁石を励磁すると、該電磁石に磁着される被固定部材とで構成され、一方が前記本体フレームに設けられ、他方が前記キャリッジに設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、固定手段が、電磁石と、その電磁石に磁着される被固定部材とで構成され、一方が本体フレームに設けられ、他方がキャリッジに設けられる。これにより、簡単にキャリッジをロック/アンロックすることができる。
請求項7に係る発明は、前記目的を達成するために、前記第2係合部と前記第2被係合部のいずれか一方がローラで構成され、他方がカムで構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、第2係合部と第2被係合部のいずれか一方がローラで構成され、他方がカムで構成される。これにより、記録ヘッドを下降させる動作でスムーズに記録ヘッドを固定(拘束)することができる。
請求項8に係る発明は、前記目的を達成するために、前記第2係合部又は前記第2被係合部は、平坦部と傾斜部とからなるクサビ状のカムであることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、第2係合部又は第2被係合部が、平坦部と傾斜部とからなるクサビ状のカムで構成される。これにより、記録ヘッドを徐々に押し動かすことができ、よりスムーズに記録ヘッドを固定(拘束)することができる。
請求項9に係る発明は、前記目的を達成するために、前記載置台は、前記記録ヘッドの載置面にコロを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、載置台の載置面にコロが備えられる。これにより、記録ヘッドをスムーズに押し動かすことができる。
請求項10に係る発明は、前記目的を達成するために、前記キャリッジが、前記本体フレームに架設されたガイドレールにガイドされて、所定の画像記録位置と所定の待機位置との間を移動可能に設けられることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、キャリッジが、本体フレームに架設されたガイドレールにガイドされて、所定の画像記録位置と所定の待機位置との間を移動可能に設けられる。
請求項11に係る発明は、前記目的を達成するために、前記待機位置に前記記録ヘッドをメンテナンスするメンテナンス手段を備えることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置を提供する。
本発明によれば、待機位置に記録ヘッドをメンテナンスするメンテナンス手段が備えられる。
本発明によれば、装置稼動中に受ける振動の影響を抑制して、メディアに高品質な画像を記録することができる。
インクジェット記録装置の描画部の概略構成図 描画部の側面図 描画部の平面図 載置台の構成を示す断面図 キャリッジに設けられた載置台の構成を示す正面図 図5の6−6矢視図 図5の7−7矢視図 図5の8−8矢視図 図5の9−9矢視図 ラインヘッドロック機構の作用の説明図
以下、添付図面に従って本発明に係るインクジェット記録装置の好ましい実施の形態について詳説する。
[構成]
図1は、本発明が適用されたインクジェット記録装置の描画部の概略構成図である。
本実施の形態のインクジェット記録装置は、いわゆるラインプリンタであり、ラインヘッドを用いて枚葉紙(以下「用紙」という)にシングルパスで印刷する。
図1に示すように、描画部10において、用紙12は、描画ドラム14によってドラム搬送される。そして、この描画ドラム14によってドラム搬送される用紙12に対して、4台のラインヘッド16C、16M、16Y、16KからC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、K(クロ)の各インク滴が吐出されて、記録面にカラー画像が描画される。
図2及び図3に示すように、描画ドラム14は、インクジェット記録装置の本体フレーム20に設置される。本体フレーム20には、この描画ドラム14を支持する一対の軸受22が設置される。描画ドラム14は、その回転軸18の両端部を軸受22に支持されて、本体フレーム20に回転自在に設置される。
軸受22に軸支された描画ドラム14の回転軸18には、描画ドラム駆動モータ(図示せず)が回転伝達機構(図示せず)を介して連結される。描画ドラム14は、この描画ドラム駆動モータに駆動されて回転する。
描画ドラム14の周面には、グリッパ24が設けられる。用紙12は、このグリッパ24によって先端部を把持されて搬送される。なお、本例の描画ドラム14では、180度の間隔で周面の2箇所にグリッパ24が設けられ、1回転で2枚の用紙12が搬送できるように構成されている。
また、用紙12は、描画ドラム14の周面に吸着保持されて搬送される。描画ドラム14の周面には、図示しない吸着穴が所定のパターンで多数形成されており、この吸着穴からエアが吸引されることにより、用紙12が描画ドラム14の周面に吸着保持される。なお、用紙12を吸着保持する構成は、これに限らず、たとえば、静電吸着により、用紙12を吸着保持する構成とすることもできる。
描画部10に給紙される用紙12は、描画ドラム14の前段に配置された渡しドラム26によって描画ドラム14に受け渡される。一方、描画後の用紙12は、描画ドラム14の後段に配置された渡しドラム28に受け渡される。
たとえば、水性インクを用いて画像を描画する場合、描画部10の前段には、所定の処理液(インク中の色材を凝集させる機能を有する液体)を塗布・乾燥する前処理部が設けられる。そして、この処理液が塗布された用紙12が描画部10に給紙される。
また、描画部10の後段には、用紙12を乾燥させる乾燥部、用紙12に描画された画像を定着させる定着部、描画された画像を読み取る読み取り部、用紙12を回収する回収部等が設けられる。
4台のラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、描画ドラム14の回転軸18を中心とした同心円上に一定の間隔をもって放射状に配置される。各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kからは、描画ドラム14の外周面に向けて垂直にインク滴が吐出される。用紙12は、このラインヘッド16C、16M、16Y、16Kから吐出されたインク滴が記録面に打滴されることにより、記録面にカラー画像が描画される。この4台のラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、キャリッジ30に搭載され、用紙12に描画するための描画位置(図2、3の実線の位置)と、所定のメンテナンスを行うためのメンテナンス位置(図2、3の破線の位置)との間を可能に設けられる。
図2及び図3に示すように、キャリッジ30は、移動可能なキャリッジ本体32と、キャリッジ本体32に設けられた左右一対の側板36L、36Rと、キャリッジ本体32を移動させるキャリッジ駆動機構38とで構成される(図3は、便宜上、キャリッジ本体と側板のみを図示し、載置台等は省略)。
キャリッジ本体32は、矩形の枠状に形成され、その下部四隅に車輪40が取り付けられて、移動可能に設けられる。このキャリッジ本体32は、本体フレーム20に架設された天井フレーム34に搭載される。
天井フレーム34は、矩形の枠状に形成され、図示しないボルトで本体フレーム20に固定される。本体フレーム20に固定された天井フレーム34は、描画ドラム14の上方に水平に設置される。
天井フレーム34の上面には、一対のレール42が敷設される。レール42は、所定幅、所定深さ溝として天井フレーム34の上面に形成され、描画ドラム14の回転軸18と平行に形成される。キャリッジ本体32に設けられた車輪40は、このレール42に嵌められる。これにより、キャリッジ本体32の移動方向が規制される。この結果、キャリッジ本体32は、同一直線上を水平に移動する。すなわち、描画ドラム14の回転軸18と平行に水平移動する。
キャリッジ駆動機構38は、レール42と平行に配設されたネジ棒44と、ネジ棒44を回転駆動するキャリッジ駆動モータ46と、ネジ棒44に螺合されるとともに、キャリッジ本体32に連結される連結部材48とで構成される。
ネジ棒44は、天井フレーム34の片側の側部に配設される。天井フレーム34の片側の側部には、このネジ棒44の両端部を回転自在に支持する軸受部50が設けられる。ネジ棒44は、この軸受部50に両端部を軸支されることにより、レール42と平行に配設され、かつ、回転自在に支持される。
キャリッジ駆動モータ46は、天井フレーム34の片側の側部にブラケット52を介して取り付けられる。このキャリッジ駆動モータ46の出力軸には、ネジ棒44の一端が連結される。ネジ棒44は、このキャリッジ駆動モータ46に駆動されて回転する。
連結部材48は、図示しないネジ穴が形成されている。連結部材48は、このネジ穴を介してネジ棒44に螺合される。この連結部材48は、図示しないボルトでキャリッジ本体32に固定される。
以上のように構成されるキャリッジ駆動機構38は、キャリッジ駆動モータ46を駆動してネジ棒44を回転させると、連結部材48がネジ棒44に沿って移動する。この結果、キャリッジ本体32がレール42に沿って水平に移動する。
左右一対の側板36L、36Rは、平板状に形成され、キャリッジ本体32の下部につり下げられる形で取り付けられる。キャリッジ本体32に取り付けられた一対の側板36L、36Rは、描画ドラム14の回転軸18に対して直交して配置されるとともに、一定の間隔をもって互いに対向して配置される。この一対の側板36L、36Rには、ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kを取り付けるための左右一対の載置台60L、60Rがラインヘッド16C、16M、16Y、16Kごとに設けられる。
図4は、載置台の構成を示す断面図である。なお、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kの構造は同じであり、また、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kが取り付けられる載置台60L、60Rの構造も同じなので、ここでは、ラインヘッド16として、その載置台60L、60Rへの取付構造について説明する。
ラインヘッド16は、直方体のブロック状に形成されており、その幅方向(用紙の搬送方向と直交する方向であり、ここでは左右方向とする。)の両端にフランジ部62L、62Rを有している。フランジ部62L、62Rは、矩形の平板状の突片として、ラインヘッド16の本体部の左右両側面から水平(ノズル面と平行)に張り出して形成されている。載置台60L、60Rは、このフランジ部62L、62Rが載置されることにより、ラインヘッド16が取り付けられる。
一方の載置台60Lは、主として、スライド部60LAと、載置部60LBとで構成される。
スライド部60LAは、矩形の平板状に形成される。このスライド部60LAは、側板36Lと平行に配置され、後述するスライド支持機構によって側板36Lに沿ってスライド可能に設けられる。
載置部60LBは、水平部60LB1と垂直部60LB2とからなり、全体としてL字状に形成される。
水平部60LB1は、矩形の平板状に形成され、スライド部60LAの下端部に一体的に形成される。この水平部60LB1は、スライド部60LAの内側面に対して直交して配置されるとともに、描画ドラム14の回転軸18と平行に配置される。フランジ部62Lは、この水平部60LB1の上に下面部が載置される。
水平部60LB1には、先端部分に一対のコロ64Lが配置される。コロ64Lは、描画ドラム14の回転軸18と直交する方向に並列して配置され、描画ドラム14の回転軸18と直交する軸の周りを回動自在に支持される。フランジ部62Lは、このコロ64Lの上に下面部が載置される。
垂直部60LB2は、矩形の平板状に形成され、スライド部60LAの下端部に一体的に形成される。この垂直部60LB2は、スライド部60LAの内側面に対して直交するようにして、水平部60LB1の片側(傾斜して配置されるラインヘッド16の傾斜方向の下側)に配置され、水平部60LB1に対して直交して配置される。水平部60LB1に載置されたフランジ部62Lは、この垂直部60LB2によって、傾斜方向下側に位置する側面が支持される。
他方の載置台60Rも同様の構成である。すなわち、主として、スライド部60RAと、載置部60RBとで構成される。そして、載置部60RBは、水平部60RB1と垂直部60RB2とで構成され、水平部60RB1には、先端部分に一対のコロ64Rが配置される。
ラインヘッド16は、左右のフランジ部62L、62Rの下面を左右の載置台60L、60Rの水平部60LB1、60RB1の上に載置して、キャリッジ30に搭載する。
ここで、上記のように、水平部60LB1、60RB1には、コロ64L、64Rが設けられており、フランジ部62L、62Rは、このコロ64L、64Rの上に載置される。この結果、載置台60L、60Rに載置されたラインヘッド16は、幅方向(描画ドラム14の回転軸18と平行な方向)に移動可能に支持される。
一方の載置台60Rのスライド部60RAの内側面には、板バネ66が配置される。この板バネ66は、ラインヘッド16を固定するときに必要な部材であり、一方の載置台60Rに載置されたラインヘッド16のフランジ部62Rの側面に当接し、他方の載置台60Lに向けて付勢する。なお、この板バネ66の作用については、のちに詳述する。
上記のように載置台60L、60Rは、そのスライド部60LA、60RAが、スライド支持機構76L、76Rによって、側板36L、36Rに沿って移動可能に設けられる。
図5は、キャリッジに設けられた載置台の構成を示す正面図である。また、図6〜9は、それぞれ図5の6−6矢視図、7−7矢視図、8−8矢視図、9−9矢視図である。
スライド支持機構76L、76Rは、ガイドレール78L、78Rと、そのガイドレール78L、78R上をスライドする1組のスライダ80La、80Lb、80Ra、80Rbと、スライダ80La、80Lb、80Ra、80Rbに取り付けられた取付板82L、82Rとで構成される。
ガイドレール78L、78Rは、側板36L、36Rの内側に取り付けられ、描画ドラム14の中心を通る直線に沿って配設されている(描画ドラム14の法線に沿って配設される。)。
スライダ80La、80Lb、80Ra、80Rbは、このガイドレール78L、78Rの上をスライド移動自在に設けられる。したがって、スライダ80La、80Lb、80Ra、80Rbは、描画ドラム14の中心を通る直線に沿ってスライドする。
取付板82L、82Rは、矩形の板状に形成されており、図示しないボルトによってスライダ80La、80Lb、80Ra、80Rbに固定される。スライダ80La、80Lb、80Ra、80Rbに取り付けられた取付板82L、82Rは、描画ドラム14の回転軸18に対して垂直に配設される。そして、スライダ80La、80Lb、80Ra、80Rbによって、描画ドラム14の中心を通る直線に沿ってスライドする。載置台60L、60Rは、この取付板82L、82Rに取り付けられる。すなわち、そのスライド部60LA、60RAを図示しないボルトで固定されて、取付板82L、82Rに取り付けられる。
取付板82L、82Rに取り付けられた載置台60L、60Rは、描画ドラム14の中心を通る直線に沿ってスライド自在に支持され、描画ドラム14の外周面に対して垂直に昇降可能に支持される。そして、このように昇降可能に支持された載置台60L、60Rは、昇降駆動機構84によって昇降駆動される。
昇降駆動機構84は、主として、パルスモータ86と、そのパルスモータ86によって回転駆動される回転駆動軸88と、回転駆動軸88に取り付けられた左右一対の偏心カム90L、90Rと、各取付板82L、82Rに取り付けられるとともに、各偏心カム90L、90Rに当接された左右一対の従動カム92L、92Rとで構成される。
パルスモータ86は、一方の側板36Lの外側面にブラケット94を介して取り付けられ、その出力軸86aは、描画ドラム14の回転軸18に対して垂直に設けられる。
回転駆動軸88は、左右の側板36L、36Rを跨いで設置され、描画ドラム14の回転軸18と平行に配設される。この回転駆動軸88は、左右の側板36L、36Rに設けられた軸受96L、96Rに回転自在に支持される。
パルスモータ86の回転は、ウォームギア98を介して回転駆動軸88に伝達される。パルスモータ86の出力軸86aには、このウォームギア98を構成するウォーム98aが取り付けられる。一方、回転駆動軸88には、このウォーム98aに噛み合うウォームホイール98bが取り付けられる。これにより、パルスモータ86の回転が回転駆動軸88に伝達される。
左右一対の偏心カム90L、90Rは、円盤状に形成され、その回転中心を偏心させて、回転駆動軸88に取り付けられる。この偏心カム90L、90Rは、それぞれ側板36L、36Rの外側に配置され、描画ドラム14の回転軸18に対して垂直に配置される。
従動カム92L、92Rは、円盤状に形成され、その周面が偏心カム90L、90Rの周面に当接するようにして、偏心カム90L、90Rの上に載置される。この従動カム92L、92Rは、描画ドラム14の回転軸18と平行に配設された支軸92La、92Raに回転自在に支持される。
支軸92La、92Raは、側板36L、36Rに形成された長穴99L、99Rを通して、描画ドラム14の回転軸18と平行に配設される。そして、その基端部が取付板82L、82Rに一体成形された軸支持部82La、82Lbに固定される。
長穴99L、99Rは、ガイドレール78L、78Rと平行に形成される。これにより、従動カム92L、92Rが、ガイドレール78L、78Rに沿って移動可能に設けられる。
以上のように構成された昇降駆動機構84によれば、パルスモータ86を駆動して、回転駆動軸88を回転させると、左右一対の偏心カム90L、90Rが回転する。これにより、従動カム92L、92Rが、描画ドラム14の外周面に対して垂直に昇降移動する。そして、この従動カム92L、92Rが昇降移動することにより、この従動カム92L、92Rに連結された取付板82L、82Rが昇降移動し、この結果、載置台60L、60Rが、描画ドラム14の外周面に対して垂直に昇降移動する。
以上のように、キャリッジ30に備えられた載置台60L、60Rは、描画ドラム14の外周面に対して昇降可能に設けられる。ラインヘッド16は、左右のフランジ部62L、62Rをこの載置台60L、60Rに載置することにより、キャリッジ30に搭載される。
キャリッジ30に搭載されたラインヘッド16は、キャリッジ30をレール42に沿って移動させることにより、描画位置とメンテナンス位置(待機位置)との間を移動する。
ここで、描画位置は、描画ドラム14の設置位置に設定され、メンテナンス位置は、メンテナンスユニット100の設置位置に設定される。
描画位置に移動すると、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、描画ドラム14の周囲に配置される。
一方、メンテナンス位置に移動すると、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、メンテナンスユニット100の上方に配置される。このメンテナンスユニット100は、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kのメンテナンスを行うユニットであり、廃液トレイ、キャップ等が備えられる。
なお、移動に際して、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、所定の移動位置まで上昇し、この移動位置に位置した状態で移動する。すなわち、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kが載置された載置台60L、60Rが、所定の退避位置まで上昇し、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kを退避させた状態で移動する。
描画位置に移動した各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、その後、移動位置から所定量下降して、描画可能な位置にセットされる。
また、メンテナンス位置に移動した各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kも、必要に応じて移動位置から下降し、メンテナンス可能な位置にセットされる。
ところで、このように各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kがキャリッジ30に着脱可能に設けられ、また、キャリッジ30も移動自在に設けられていると、本体フレーム20に振動が発生した際、その振動が各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kに伝達されて、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kが振動する。この結果、打滴精度が低下し、印刷品質が低下する。
そこで、本実施の形態のインクジェット記録装置には、ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kのロック機構が設けられ、振動の発生が防止される。
このロック機構は、図5に示すように、キャリッジ30を本体フレーム20にロックするキャリッジロック装置110と、本体フレーム20にロックされたキャリッジ30に対して各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kをロックするラインヘッドロック機構120とで構成される。
キャリッジロック装置110は、天井フレーム34に設置される電磁石112と、キャリッジ30に設置される磁性体ブラケット114とで構成される。
電磁石112は、電磁石取付板116を介して天井フレーム34に設置される。電磁石取付板116は、矩形の平板状に形成され、天井フレーム34の上面部に垂直に立設されるとともに、レール42に対して直交して配置される。電磁石112は、この電磁石取付板116に一定の間隔をもって複数設置される(本例では4台)。
電磁石112の先端には、キャッチプレート118が取り付けられる。キャッチプレート118は、磁性体で構成され、矩形の平板状に形成される。
磁性体ブラケット114は、磁性体で構成され、矩形の平板状に形成される。この磁性体ブラケット114は、図示しないボルトでキャリッジ本体32の端面に取り付けられる。キャリッジ本体32に取り付けられた磁性体ブラケット114は、キャッチプレート118と対向して配置される。
以上のように構成されるキャリッジロック装置110によれば、キャリッジ30が描画位置に移動すると、磁性体ブラケット114がキャッチプレート118に当接する。この状態で電磁石112をONすると、磁性体ブラケット114がキャッチプレート118に磁着され、キャリッジ30が天井フレーム34に一体的に固定される。天井フレーム34は、本体フレーム20に固定されているので、結果的にキャリッジ30は本体フレーム20に固定される。
ラインヘッドロック機構120は、本体フレーム20に取り付けられる押圧ローラ122と、各ラインヘッド16(16C、16M、16Y、16K)に取り付けられるカム124とで構成される。
押圧ローラ122は、各ラインヘッド16に対応して設置され、本体フレーム20に軸受126を介して取り付けられる。本体フレーム20に取り付けられた押圧ローラ122は、対応するラインヘッド16のノズル面と平行な軸の周りを回転自在に支持される。また、この押圧ローラ122は、一方の載置台60Rに設置された板バネ66と対向して配置される。
カム124は、傾斜部124Aと平坦部124Bとからなる、クサビ状に形成される。このカム124は、各ラインヘッド16の幅方向の一端(押圧ローラ122側の一端)に取り付けられる。各ラインヘッド16に取り付けられたカム124は、ノズル面から下方に向けて突出して配置されるとともに、ノズル面に対して直交して配置される。また、各ラインヘッド16を載置台60L、60Rに載置した際、その傾斜部124Aが、押圧ローラ122の外周面に当接するように配置される。
以上のように構成されるラインヘッドロック機構120によれば、各ラインヘッド16を載置台60L、60Rに載置すると、各ラインヘッド16に設けられたカム124の傾斜部124Aが、押圧ローラ122の外周に当接する。この状態で載置台60L、60Rを下降させると、押圧ローラ122によってカム124が押圧され、ラインヘッド16が描画ドラム14の回転軸18に沿って押圧ローラ122から離れる方向に移動する。
ここで、ラインヘッド16が押圧ローラ122に押されて移動する方向にある載置台60Rには、板バネ66が設置されており、ラインヘッド16は、この板バネ66によって押圧ローラ122の方向に向けて付勢される。
この結果、ラインヘッド16は、板バネ66と押圧ローラ122とで挟持され、キャリッジ30に一体的に固定(拘束)される。
なお、板バネ66による付勢力が強すぎると(バネ定数が高すぎると)、キャリッジロック装置110によるキャリッジ30の固定が解除されてしまうので、板バネ66は、電磁石112によるキャリッジ30の保持力よりも小さい力で付勢するようにバネ定数が設定される。
また、押圧ローラ122は、ラインヘッド16が所定量下降すると、カム124の平坦部124Bに乗り上げ、それ以上下降しても、ラインヘッド16を移動させないように構成される。これにより、常に幅方向の位置を常に一定に保つことができる。
[作用]
以上のように構成される本実施の形態のインクジェット記録装置の作用は次のとおりである。
上記のように、各ラインヘッド16(16C、16M、16Y、16K)は、キャリッジ30に搭載される。キャリッジ30への取り付けは、次のように行われる。
まず、載置台60L、60Rを所定の待機位置に移動させ、この状態でキャリッジ30をメンテナンス位置に移動させる。
次に、各ラインヘッド16を載置台60L、60Rに載置する。すなわち、各ラインヘッド16の幅方向の両端に形成されたフランジ部62L、62Lを載置台60L、60Rの載置部60LB、60LAの上に載置する。これにより、各ラインヘッド16がキャリッジ30に搭載される。
なお、載置台60L、60Rの載置部60LB、60RBには、コロ64L、64Rが備えられているため(図4参照)、載置台60L、60Rの上に載置された各ラインヘッド16は、幅方向(描画ドラム14の回転軸18の方向)に移動可能に支持される。
各ラインヘッド16がキャリッジ30に搭載されると、次に、キャリッジ30が描画位置に移動する。キャリッジ30が描画位置に移動すると、各ラインヘッド16が描画ドラム14の周囲に配置される。
また、キャリッジ30が描画位置に移動すると、キャリッジ30に備えられた磁性体ブラケット114が、天井フレーム34に設けられたキャッチプレート118に当接する。この状態で電磁石112がONされ、磁性体ブラケット114がキャッチプレート118に磁着される。これにより、キャリッジ30が天井フレーム34に固定される。
電磁石112によってキャリッジ30がロックされると、次に、載置台60L、60Rを昇降させるパルスモータ86が駆動され、載置台60L、60Rが描画ドラム14に向かって下降する。これにより、ラインヘッド16が描画ドラム14に向かって下降する。
ラインヘッド16が描画ドラム14に向かって下降すると、図10に示すように、押圧ローラ122によってカム124が押圧される。
ここで、上記のように、各ラインヘッド16は、載置台60L、60Rに備えられたコロ64L、64Rによって幅方向(描画ドラム14の回転軸18の方向)に移動可能に支持されているため、カム124が押圧ローラ122によって押されると、描画ドラム14の回転軸18の方向に沿って押圧ローラ122から離れる方向に移動する。
一方、押圧ローラ122と反対側にある載置台60Rには、板バネ66が設置されているため、ラインヘッド16が押圧ローラ122から離れる方向に移動すると、この板バネ66によって押圧ローラ122の方向に向けて付勢される。この結果、ラインヘッド16は、板バネ66と押圧ローラ122とで挟持され、キャリッジ30に一体的に固定される。
ラインヘッド16は、下降量が調整されてスローディスタンスが調整され、所定のスローディスタンスとなったところで下降が停止される。これにより、印刷が可能になる。
この後、印刷が開始され、連続的に給紙される用紙12に対して印刷処理が行われる。
この際、描画ドラム14には駆動による振動が発生し、その振動が本体フレーム20にも伝播するが、本実施の形態のインクジェット記録装置では、各ラインヘッド16が本体フレーム20に固定されるため、用紙搬送による駆動振動と各ラインヘッド16に伝播する振動とを同期させることができる。この結果、着弾精度が低下するのを防止でき(2〜3μm以下)、高品質な画像を描画することができる。
また、各ラインヘッド16は、所定位置に下降させる動作で本体フレーム20に固定するので、簡単な構造で正確に位置決めして固定することができる。
なお、本実施の形態では、用紙をドラム搬送するインクジェット記録装置に本発明を適用した場合を例に説明したが、用紙の搬送手段は、これに限定されるものではない。たとえば、ベルト搬送するインクジェット記録装置やローラ搬送するインクジェット記録装置にも同様に適用することができる。
10…インクジェットの描画部、12…用紙、14…描画ドラム、16(16C、16M、16Y、16K)…ラインヘッド、18…回転軸、20…本体フレーム、22…軸受、24…グリッパ、26…渡しドラム、28…渡しドラム、30…キャリッジ、32…キャリッジ本体、34…天井フレーム、36L、36R…側板、38…キャリッジ駆動機構、40…車輪、42…レール、44…ネジ棒、46…キャリッジ駆動モータ、48…連結部材、50…軸受部、52…ブラケット、60L、60R…載置台、60LA、60RA…スライド部、60LB、60RB…載置部、60LB1、60RB1…水平部、60LB2、60RB2…垂直部、62L、62R…フランジ部、64L、64R…コロ、66…板バネ、76L、76R…スライド支持機構、78L、78R…ガイドレール、80La、80Lb、80Ra、80Rb…スライダ、82L、82R…取付板、84…昇降駆動機構、86…パルスモータ、86a…出力軸、88…回転駆動軸、90L、90R…偏芯カム、92L、92R…従動カム、92La、92Ra…支軸、94…ブラケット、96L、96R…軸受、98…ウォームギア、98a…ウォーム、98b…ウォームホイール、99L、99R…長穴、100…メンテナンスユニット、110…キャリッジロック装置、112…電磁石、114…磁性体ブラケット、116…電磁石取付板、118…キャッチプレート、120…ラインヘッドロック機構、122…押圧ローラ、124…カム、124A…傾斜部、124B…平坦部、126…軸受

Claims (11)

  1. 搬送手段によって搬送されるメディアに対して一定位置に固定された記録ヘッドから液滴を吐出させて前記メディアに画像を記録するインクジェット記録装置において、
    本体フレームと、
    前記本体フレームに移動可能に設けられたキャリッジと、
    前記キャリッジを前記本体フレームに固定する固定手段と、
    前記キャリッジに設けられ、前記記録ヘッドが載置される載置台と、
    前記キャリッジに設けられ、前記載置台を昇降させる昇降手段と、
    前記記録ヘッドの一方の側部に設けられる第1係合部と、
    前記記録ヘッドの他方の側部に設けられる第2係合部と、
    前記キャリッジ又は前記載置台に設けられ、前記載置台に前記記録ヘッドが載置されると、前記第1係合部に対向して配置される第1被係合部と、
    前記本体フレームに設けられ、前記キャリッジを前記固定手段で固定した状態で前記載置台を所定の退避位置から下降させると、前記載置台に載置された前記記録ヘッドの前記第2係合部に係合して、前記記録ヘッドを前記載置台上で前記第1被係合部に向けて押し動かし、前記記録ヘッドを前記第1被係合部に押し付けて拘束する第2被係合部と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記搬送手段が、前記本体フレームに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記搬送手段が、前記メディアを周面に保持して回転することにより、前記メディアを所定の搬送経路に沿って搬送するドラムであり、該ドラムの回転軸が前記本体フレームに回転自在に支持されることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記キャリッジには、前記載置台が前記ドラムの周面に沿って一定の間隔で複数配置され、複数の前記記録ヘッドを搭載できることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第1係合部と前記第1被係合部のいずれか一方が弾性体で構成され、他方が平板で構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記固定手段が、電磁石と、該電磁石を励磁すると、該電磁石に磁着される被固定部材とで構成され、一方が前記本体フレームに設けられ、他方が前記キャリッジに設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第2係合部と前記第2被係合部のいずれか一方がローラで構成され、他方がカムで構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記第2係合部又は前記第2被係合部は、平坦部と傾斜部とからなるクサビ状のカムであることを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記載置台は、前記記録ヘッドの載置面にコロを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記キャリッジが、前記本体フレームに架設されたガイドレールにガイドされて、所定の画像記録位置と所定の待機位置との間を移動可能に設けられることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記待機位置に前記記録ヘッドをメンテナンスするメンテナンス手段を備えることを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
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