JP2012071023A - 内視鏡の吸引ボタン - Google Patents

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Abstract

【課題】大径の弁部を有し、かつシリンダに容易に組み込み可能なプランジャを備える吸引ボタンを提供する。
【解決手段】弁ガイド部材24に直管管路41と弁受け部42とを設ける。弁機構部25aの第1先端部50aに一対の爪部52を設け、第1後端部50bに錐形弁部51を設ける。押圧操作部25bの第2先端部54aに頭部55を設け、第2後端部54bに爪係合穴56を設ける。弁機構部25aの一対の爪部52を後端側シリンダ開口46から直管管路41内に挿入する。一対の爪部52を、先端側シリンダ開口35側に位置する押圧操作部25bの爪係合穴56に係合させて、弁機構部25aと押圧操作部25bとを連結させる。錐形弁部51が弁受け部42の管路内を通過することなく、連結プランジャ25が弁ガイド部材24に組み込まれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡挿入部の先端に開口した吸引口からの体液等の吸引を制御する内視鏡の吸引ボタンに関する。
一般に内視鏡の挿入部内には、その先端面の吸引口に通じる吸引通路が設けられている。この吸引通路は操作部に設けられた吸引ボタンに接続している。このような吸引通路としては、鉗子等の処置具の挿通や洗浄水などの噴射に使用される鉗子チャネルがよく利用されており、この鉗子チャネルの途中から分岐した吸引通路が吸引ボタンに接続している。
吸引ボタンには、吸引通路の他に、吸引ポンプ等の負圧源に通じる負圧源通路が接続している。吸引ボタンは、術者の押圧操作により吸引通路と負圧源通路とを連通して吸引口から吸引を行わせ、この押圧操作が解除されたときに吸引通路と負圧源通路との連通を遮断して吸引口からの吸引を停止させる(特許文献1ないし5参照)。
このような吸引ボタンには、図15(A),(B)に示すように、内視鏡の操作部に設けられ、先端が操作部外で開口し後端が吸引通路100に接続したシリンダ101と、シリンダ101の管路102に移動自在に収容されたプランジャ103と、シリンダ101及びプランジャ103を連結するキャップ104とで構成されているものがよく知られている。
シリンダ101は、弾性を有する樹脂材料で形成されており、その管路102内には略錐形状の管路を有する弁受け部105が設けられている。また、管路102内のシリンダ開口106と弁受け部105との間には、負圧源通路107に通じる接続口108が開口している。
プランジャ103は、シリンダ開口106から突出した先端部110aを有する本体軸部110と、本体軸部110の後端部に設けられ、弁受け部105の管路の内壁に沿う略錐形状の弁部111とが一体形成されてなる。このプランジャ103は、シリンダ開口106側から管路102内へ弁部111及び後端部を挿入することにより、シリンダ101に組み込まれる。このとき、弁部111の最大径は弁受け部105の管路の最小径より大きいので、弁部111が弁受け部105を通過するときに、本体軸部110をシリンダ開口106内に押し込む力を一時的に強める。これにより、弁受け部105の管路が弾性変形して拡径することで弁部111の通過が可能となり、この弁部111の通過後に弁受け部105が元の形状に復元することで、プランジャ103の組み込み作業が完了する。
キャップ104は、ゴム等の弾性材料で形成されており、先端部110aの先端とシリンダ101の先端とを連結して、この先端部110aをシリンダ開口106から突出する方向に常時付勢する。また、キャップ104の側面には、大気に通じる通気穴112が開口している。
上記構成の吸引ボタンでは、図15(A)に示すように先端部110aが押圧操作されていない場合、弁部111が弁受け部105に当接することで吸引通路100と負圧源通路107との連通が遮断される。このとき負圧源通路107は、プランジャ103と管路102との隙間、シリンダ開口106、及び通気穴112などを介して大気と連通する。これは吸引ポンプが常時作動しているので、負圧源通路107が大気と連通しないと、吸引ポンプのポンプ圧が増加しこれに伴い吸引ポンプに掛かる負荷が増加するためである。このため、負圧源通路107を大気と連通させることで吸引ポンプの負荷の増加が抑えられる。
一方、図15(B)に示すように、押圧操作により先端部110aがシリンダ開口106内に所定量だけ押し込まれると、弁部111が弁受け部105から離れることにより、吸引通路100と負圧源通路107とが連通する。また、これと同時に、先端部110aに嵌着されたOリング113がシリンダ開口106に圧接されてシリンダ開口106を塞ぐことにより、負圧源通路107と大気との連通が遮断される。これにより、吸引ポンプの吸引によって負圧源通路107に通じる各管路内の負圧吸引力が増加して、吸引口からの吸引が開始される。
特開2007−185276号公報 特開平5−161599号公報 特開平6−070880号公報 特開平11−318908号公報 特開昭62−189041号公報
上記構成の吸引ボタンでは、先端部110aが押圧操作されていない吸引OFF時に、弁部111を弁受け部105に当接させることで吸引通路100と負圧源通路107との連通を遮断している。この際に、弁部111の大きさが小さいと、弁受け部105の形状の誤差や、プランジャ103のがたつきなどが発生したときに、上記遮断が不十分となり、吸引口から吸引された吸引物が管路102内に漏れるおそれがある。このため、弁部111を大きくすることが好ましい。しかしながら、弁部111を大きくすると、プランジャ103をシリンダ101に組み込む際に、この弁部111が弁受け部105の管路内を通過できなくなり、組み込みを行えないおそれが生じる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、大径の弁部を有しかつシリンダに容易に組み込み可能なプランジャを備える内視鏡の吸引ボタンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、内視鏡の操作部に設けられるとともに、内視鏡挿入部の先端に開口した吸引口に通じる吸引通路と、負圧源に接続した負圧源通路とが接続されており、前記負圧源通路と前記吸引通路との連通/遮断を切り替える内視鏡の吸引ボタンにおいて、前記操作部に設けられたシリンダであって、その一端が前記吸引通路に通じる第1シリンダ開口で開放され、その他端が前記操作部外に通じる第2シリンダ開口で開放されるとともに、シリンダ管路内に前記負圧源通路に通じる接続口が開口しているシリンダと、前記第1シリンダ開口から前記シリンダ管路内に挿入された第1先端部を有する本体軸部、及び前記本体軸部の第1後端部に設けられた弁部を有する弁機構部と、前記第2シリンダ開口から少なくとも一部が突出しており、前記弁機構部と同軸に延びた押圧操作部であって、前記第1先端部と連結する第2後端部、及び押圧操作を受ける第2先端部を有する押圧操作部とからなる連結プランジャとを備え、前記連結プランジャは、前記押圧操作部の非押圧操作時には前記弁部により前記負圧源通路と前記吸引通路との連通を遮断する遮断状態になり、前記押圧操作部の押圧操作時には前記弁部による遮断を解除して前記負圧源通路と前記吸引通路とを連通する連通状態になることを特徴とする。
前記第1先端部の先端に形成され、その軸方向前方に長く延びた爪部と、前記第2後端部に形成され、前記爪部が係合する爪係合穴と、を備えることが好ましい。
前記第2後端部は、前記連結プランジャが前記遮断状態のときに前記第2シリンダ開口上に位置するとともに、前記第2先端部の先端と前記シリンダの前記一端とにそれぞれ連結され、前記押圧操作部の外周を囲むキャップであって、その側面に大気に連通する通気穴が開口しているキャップと、前記第2後端部の側面に形成され、前記爪係合穴に係合した前記爪部の先端を露出させる開口窓と、前記開口窓が前記通気穴に略対向するように、前記連結プランジャと前記キャップとの間の回転を規制する回転規制手段とを備えることが好ましい。
前記負圧源通路は、前記連結プランジャが前記遮断状態のときに、前記接続口、前記シリンダ管路、前記第2シリンダ開口、及び前記通気穴を介して大気と連通することが好ましい。また、前記キャップは、弾性材料で形成されており、前記連結プランジャを前記遮断状態で維持することが好ましい。
前記爪部は、前記押圧操作部の軸方向長さ以上の長さを有する一対の爪部であり、前記爪係合穴は、前記押圧操作部にその軸方向に貫通するように形成されるとともに、前記第2先端部の先端面に開口した一対の開口を有し、前記一対の開口の縁に前記一対の爪部の先端がそれぞれ引っ掛けられていることが好ましい。
前記一対の爪部の先端は、前記一対の開口の互いに隣接する側の開口縁とは反対側の開口縁に引っ掛けられており、前記一対の開口から突出している前記一対の爪部の先端がつまみ操作されたときに、前記一対の爪部と前記爪係合穴との係合が解除されることが好ましい。
前記シリンダ管路の前記接続口よりも前記第1シリンダ開口側の部分には、前記他端側から前記一端側に向かうに従い次第に径が狭くなる錐形管路が含まれているととともに、
前記弁部は、前記錐形管路の径よりも大きい径でかつ前記錐形管路の内壁に沿う略錐形状を有しており、前記遮断状態時には前記錐形管路の内壁に当接するとともに、前記連通状態時には前記錐形管路の内壁から離れることが好ましい。また、前記負圧源は吸引ポンプであることが好ましい。
本発明の内視鏡の吸引ボタンは、第1シリンダ開口からシリンダ管路内に挿入された弁機構部を、第2シリンダ開口側に設けられた押圧操作部と連結することによって、連結プランジャをシリンダに組み込んでいるので、この組み込み時にシリンダ管路内に弁部を通す必要が無くなる。その結果、弁部の大きさをシリンダ管路の内径よりも十分に大きくした場合でもプランジャの組み込みを容易に行うことができる。また、弁機構部と押圧操作部との連結を解除することにより、両者を分離して洗浄消毒処理を施すことができる。さらに、洗浄消毒処理後の連結プランジャの組み込みをユーザが容易に実行することができる。
内視鏡の吸引機構の概略図である。 吸引OFF時の吸引ボタンの断面図である。 吸引ON時の吸引ボタンの断面図である。 弁ガイド部材の斜視図である。 (A),(B)ともに連結プランジャの斜視図である。 (A)はキャップの斜視図であり、(B)はキャップの断面図である。 連結プランジャの組み込み手順を説明するための説明である。 連結プランジャの連結部分を目視で確認可能した構成を説明するための説明図である。 吸引OFF時の吸引ボタンの断面を拡大した拡大図である。 吸引ON時の吸引ボタンの断面を拡大した拡大図である。 第2実施形態の吸引ボタンの断面図であり、吸引OFF時の状態を示すものである。 第2実施形態の吸引ボタンの断面図であり、吸引ON時の状態を示すものである。 (A),(B)ともに第2実施形態のプランジャの斜視図である。 (A),(B)は第2実施形態の連結プランジャの分解手順を説明するための説明図である。 従来の吸引ボタンの断面図であり、(A)が吸引OFF時、(B)が吸引ON時を示している。
[第1実施形態]
図1に示すように、内視鏡10は、例えば気管に挿入する気管支鏡であり、気管内に挿入される挿入部11と、挿入部11の後端部分に連設された操作部12と、図示しないプロセッサ装置や光源装置などに接続されるユニバーサルコード13とを備えている。
挿入部11には、鉗子等の処置具を挿入するための鉗子チャネル14が設けられている。この鉗子チャネル14の一端は、挿入部11の先端面に設けられた吸引/鉗子口(以下、単に吸引口という)15に接続し、他端は操作部12に設けられた鉗子入口16に接続している。この鉗子入口16は、処置具を挿入するとき以外は鉗子栓(図示せず)により閉塞されている。なお、鉗子入口16にシリンジ(図示せず)を接続し、このシリンジから生理食塩水等の洗浄水を注入した場合には、この洗浄水は鉗子チャネル14を通って吸引口15から噴出する。
また、挿入部の先端には、吸引口15の他に、観察窓や照明窓(図示せず)が設けられている。観察窓の奥には固体撮像素子(図示せず)などが取り付けられている。照明窓の奥には光ファイバケーブル(図示せず)が配置されている。固体撮像素子の信号線や光ファイバケーブルは、挿入部11やユニーバルコード13などを経て、上述のプロセッサ装置、光源装置にそれぞれ接続される。
鉗子チャネル14は、吸引口15から血液等の体液や体内汚物等の固形物などを吸引するための経路として用いられる。操作部12内には、鉗子チャネル14から分岐した吸引通路17が設けられている。この吸引通路17は、操作部12に設けられた吸引ボタン18に接続している。
吸引ボタン18は、吸引通路17の他に操作部12外において、吸引ポンプ(負圧源)20に通じる負圧源通路21に接続している。吸引ボタン18は、押圧操作またはその押圧操作の解除により、吸引通路17と負圧源通路21との連通/遮断を切り替える。吸引ポンプ20は、内視鏡検査中は吸引を常時行う。
吸引OFF時の状態を示す図2、及び吸引ON時の状態を示す図3において、吸引ボタン18は、大別して操作部12に固定された弁ガイド部材(シリンダ)24と、この弁ガイド部材24内に収容されたプランジャ25と、弁ガイド部材24及びプランジャ25を連結するキャップ26とで構成される。なお、以下の説明では、図中上方側を先端側、図中下方側を後端側という。
操作部12の筐体28には略管状の弁ケーシング27が固定されており、弁ガイド部材24を操作部12に連結する。弁ケーシング27は、その先端部が筐体28の外側に突出し、その後端部が筐体28の内側に突出した状態で筐体28に固定されている。弁ケーシング27内には、その軸方向に長く延びた管路31が形成されている。弁ケーシング27の後端部には、吸引通路17に接続する吸引接続口32が設けられており、この吸引接続口32を介して管路31と吸引通路17とが連通する。また、管路31の先端側の開口には弁ガイド部材24が連結される。
弁ガイド部材24は、その後端部が弁ケーシング27の先端側の開口に嵌合して連結されており、管路31と同心の管路を有している。弁ガイド部材24の先端部には、連結プランジャ25の先端部を突出させるための先端側シリンダ開口(第2シリンダ開口)35が開口している。
図4に示すように、シリンダ先端の端面(以下、シリンダ端面という)24a上でかつ先端側シリンダ開口35の周縁部には、キャップ26と連結する円筒部37が設けられている。この円筒部37の先端の外周面にはフランジ38が形成されている。フランジ38には、その一部を平面状に切り欠かくことにより、キャップ26との回転止めに用いられるキャップ回転止め面38aが形成されている。また、フランジ38の底面と、円筒部37の外周面と、シリンダ端面24aとにより、キャップ26が連結する略環状のシリンダ用キャップ取付溝39(図2及び図3参照)が形成されている。
図2及び図3に戻って、弁ガイド部材24内には、管路31と同軸に延びかつ先端が先端側シリンダ開口35として開放されている直管状の直管管路41と、この直管管路41の後端に接続した管状の弁受け部42とが形成されている。
弁ガイド部材24における直管管路41の側方に位置する部分には、負圧源通路21に接続する接続パイプ44が設けられている。この接続パイプ44は、直管管路41に対して略直交する方向に長く延びており、負圧源通路21の一部を構成している。直管管路41の内壁には、接続パイプ44に通じる接続口45が開口している。
弁受け部42は、その後端が後端側シリンダ開口(第1シリンダ開口)46として開放されている。この弁受け部42には、後端側シリンダ開口46から先端側シリンダ開口35に向かう方向に沿って、第1錐形管路47と第2錐形管路48とが形成されている。第1錐形管路47は、本発明の錐形管路に相当するものであり、先端側シリンダ開口35に向かうのに従って次第に径が狭くなる。第2錐形管路48は、先端側シリンダ開口35に向かうに従って次第に径が広くなる形状を有しており、第1錐形管路47の先端と直管管路41の後端とを接続する。
図2と図3と図5(A),(B)において、連結プランジャ25は、弁ガイド部材24にその軸方向に移動自在に収容されており、押圧操作または押圧解除により吸引通路17と負圧源通路21との連通/遮断を切り替える。
連結プランジャ25は、弁機構部25aと押圧操作部25bとを連結してなる。弁機構部25aは、本体軸部50と、略錐形状の弁部(以下、単に錐形弁部という)51とを備えている。
本体軸部50は、後端側シリンダ開口46から第1及び第2錐形管路47,48、直管管路41内に挿入され、その第1先端部50aが吸引OFF時には先端側シリンダ開口35の近傍まで達している。この第1先端部50aの先端には、その軸方向前方に向けて長く延びた一対の爪部52が設けられている。
一対の爪部52は、吸引OFF時には先端側シリンダ開口35から突出する。この一対の爪部52の先端部には、それぞれ互いに対向する面とは反対側の面に係合爪52aが形成されている。
錐形弁部51は、本体軸部50の第1後端部50bに設けられている。錐形弁部51は、第1錐形管路47の内壁に沿う形状を有しており、その最大径が第1錐形管路47の内径よりも大きくなるように形成されている。
押圧操作部25bは、先端側シリンダ開口35上に突出した状態で、弁機構部25aと同軸に延びている。押圧操作部25bの第2先端部54aの先端には、吸引ON時に術者からの押圧操作を受け付ける略円板状の頭部55が設けられている。
押圧操作部25bの第2後端部54bには、その軸方向に長く延び、かつ一対の爪部52が係合する爪係合穴56が形成されている。この爪係合穴56の内径は、一対の係合爪52aの間隔よりも小さく形成されている。また、第2後端部54bの側面には、爪係合穴56に通じる一対の開口窓58が形成されている。各開口窓58は、180度ピッチ間隔で形成されており、その縁にはそれぞれ一対の爪部52の係合爪52aが引っ掛けられる。これにより、一対の爪部52が爪係合穴56に係合して、弁機構部25aと押圧操作部25bとが連結される。
また、第2先端部54aと第2後端部54bとの間には、ストッパ部60(図5参照)が設けられている。ストッパ部60は、先端側シリンダ開口35から遠ざかるのに従い次第に拡径する錐形状を有している。このストッパ部60は、押圧操作部25bが先端側シリンダ開口35内に押し込まれたときに、先端側シリンダ開口35に当接してさらなる押し込みを規制する。
上記構成の連結プランジャ25は、頭部55に対する押圧操作がなされていないときに、錐形弁部51が第1錐形管路47の内壁に当接して後端側シリンダ開口46を閉塞することにより、吸引通路17と負圧源通路21との連通を遮断する遮断状態になる(図2参照)。また、連結プランジャ25は、頭部55に対する押圧操作により押圧操作部25bが先端側シリンダ開口35内に所定量押し込まれたときに、錐形弁部51が第1錐形管路47の内壁から離れて後端側シリンダ開口46を開放することで、吸引通路17と負圧源通路21とを連通する連通状態になる(図3参照)。なお、ここでいう所定量とは、例えば、ストッパ部60が先端側シリンダ開口35に当接してさらなる押し込みが規制されるまでの押し込み量である。
本体軸部50の外周面には、その軸方向に長く延びた吸引物通路61が形成されている。吸引物通路61の長さは、連結プランジャ25が連通状態に切り替えられたときに、通路先端部61aが接続口45の略前方に位置し、かつ通路後端部61bが弁受け部42よりも管路31側に位置するような長さに調整されている。
頭部55には、その外周部の一部を切り欠くことにより、キャップ26との回転止めに用いられるキャップ回転止め溝62(図5参照)が形成されている。また、頭部55とストッパ部60との間には、キャップ26を連結するための略環状のプランジャ用キャップ取付溝63(図2及び図3参照)が形成されている。
図2及び図3において、キャップ26は、ゴムなどの弾性材料で形成されている。キャップ26は、頭部55に連結される略円板状の蓋部65と、蓋部65と押圧操作部25bと円筒部37とを囲む略筒形状を有し、円筒部37に連結されるスカート部66とが一体形成されてなる。
図6(A)に示すように、蓋部65の上面には、頭部55が嵌合する嵌合穴67が形成されている。この嵌合穴67の内周壁には、頭部55のキャップ回転止め溝62に係合する回転止め用突起68が設けられている。これにより、連結プランジャ25とキャップ26との間が回転規制される。
嵌合穴67の底部の中心には、押圧操作部25bの一部が貫通する貫通穴69が形成されている。この貫通穴69を構成する環状の内壁部70は、上述のプランジャ用キャップ取付溝63に嵌合する。これにより、連結プランジャ25と蓋部65とが連結する。
図6(B)に示すように、スカート部66は、その先端部が蓋部65の外周と一体化している。また、スカート部66の後端部には、円筒部37が嵌合する嵌合穴72を有する略環状の底部73が設けられている。底部73の内周壁には、上述のシリンダ用キャップ取付溝39に嵌合する溝嵌合部73aと、円筒部37の上端面の外周部分を覆い、溝嵌合部73aとの間でフランジ38を挟持する環状凸部73bとが形成されている。これにより、円筒部37が嵌合穴72に嵌合した状態で底部73と連結される。また、スカート部66には、180度ピッチ間隔で大気と連通する一対の通気穴75が形成されている。
底部73の内周壁の一部には、フランジ38のキャップ回転止め面38aに当接する略平面状のガイド部材回転止め面73cが形成されている。これにより、弁ガイド部材24とキャップ26とが回転規制される。さらに、このキャップ26を介して、弁ガイド部材24と連結プランジャ25とが間接的に回転規制される。これら両者の間接的な回転規制により、連通状態時の連結プランジャ25の通路先端部61aを接続口45に略対向させることができる。また、これと同時に、押圧操作部25bの開口窓58を通気穴75に略対向させることができる。
蓋部65の底面上でかつ環状凸部73bの略上方に位置する部分には、押圧操作部25bの外周を囲むように略環状の環状リブ77が設けられている。環状リブ77は、キャップ26と同様にゴムなどの弾性材料からなり、キャップ26と一体に形成される。この環状リブ77は、押圧操作部25bに近づくのに従い次第に蓋部65の底面から遠ざかるような略凹錐形状を有している。
図2及び図3に戻って、キャップ26は、連結プランジャ25を図中上方向に向けて付勢することで、この連結プランジャ25を遮断状態で維持する。蓋部65は、頭部55に対する押圧操作により押圧操作部25bが先端側シリンダ開口35内に押し込まれたときに、円筒部37に向けて移動する。
スカート部66は、押圧操作による蓋部65の移動に伴い、蓋部65とシリンダ端面24aとの間で圧縮されて、連結プランジャ25の径方向に拡径するとともにその軸方向に収縮(以下、適宜弾性変形という)する。弾性変形したスカート部66は、頭部55に対する押圧操作が解除されたときに弾性復元力により元の形状に復元する。
環状リブ77は、通気穴75と先端側シリンダ開口35との連通/連通遮断の切り替えを行う。環状リブ77は、連結プランジャ25が遮断状態のときは環状凸部73bとの間に空間を形成することで、先端側シリンダ開口35を通気穴75と連通させる。また、環状リブ77は、連結プランジャ25が連通状態のときは環状凸部73bの上面に圧接することで通気穴75と先端側シリンダ開口35との連通を遮断する。
次に、図7を用いて上記構成の吸引ボタン18における連結プランジャ25の組み込み方法について具体的に説明する。最初に、弁機構部25aの第1先端部50a及び一対の爪部52を後端側シリンダ開口46から第1及び第2錐形管路47,48、直管管路41内に挿入する。この弁機構部25aの挿入は、一対の爪部52が先端側シリンダ開口35から突出するまで継続する。
一対の爪部52が先端側シリンダ開口35から突出した後、先端側シリンダ開口35側に配置した押圧操作部25bの爪係合穴56に一対の爪部52を挿入する。この際には、一対の爪部52の係合爪52aと押圧操作部25bの開口窓58との位置を合わせてから、一対の爪部52を爪係合穴56内に挿入する。一対の爪部52は、爪係合穴56に挿入されたとき互いに近づく方向に弾性変形した状態となり、引き続き爪係合穴56の奥に挿入されて係合爪52aが開口窓58に達したときに元の状態に復元する。これにより、係合爪52aが開口窓58の縁に引っ掛かることで一対の爪部52が爪係合穴56に係合して、弁機構部25aと押圧操作部25bとが連結する。こうして、連結プランジャ25が弁ガイド部材24に組み込まれる。
このように本発明では、2分割構造の連結プランジャ25を弁ガイド部材24に組み込む際に、弁機構部25aを後端側シリンダ開口46側から弁ガイド部材24内に挿入するので、第1錐形管路47内に錐形弁部51を通す必要がなくなる。その結果、錐形弁部51の径d1を第1錐形管路47の内径d2よりも十分に大きくした場合でも連結プランジャ25を弁ガイド部材24に容易に組み込むことができる。また、弁機構部25aと押圧操作部25bとの連結を解除することにより、両者を分離して洗浄消毒処理を施すことができる。さらに、洗浄消毒処理後の連結プランジャ25の組み込みをユーザが容易に実行することができる。
なお、上記説明では、弁機構部25aを弁ガイド部材24内に挿入してから押圧操作部25bを弁機構部25aに連結する場合について説明を行ったが、先に押圧操作部25bの第2後端部54bを先端側シリンダ開口35内に挿入してから、弁機構部25aを押圧操作部25bに連結してもよい。
連結プランジャ25を弁ガイド部材24に組み込んだ後、キャップ26が連結プランジャ25と弁ガイド部材24とにそれぞれ連結される。これにより、連結プランジャ25が遮断状態で維持される。
この際に図8に示すように、押圧操作部25bの開口窓58がキャップ26の通気穴75と略対向するように、キャップ26を介して連結プランジャ25と弁ガイド部材24とが間接的に回転規制されている。このため、通気穴75及び開口窓58を通して、一対の爪部52が爪係合穴56に係合していることを目視で確認することができる。
次に、上記構成の吸引ボタン18の作用について説明を行う。内視鏡検査時には、吸引ポンプ20による吸引が常時行われる。吸引OFF時には、図9に示すようにキャップ26により連結プランジャ25が遮断状態で維持されるので、錐形弁部51が第1錐形管路47の内壁に押し付けられた状態となる。
この際に、錐形弁部51の外周壁は第1錐形管路47の内壁にフィットする形状であるので、錐形弁部51は第1錐形管路47の内壁に隙間なく密着する。さらに、上述したように、錐形弁部51の径d1を第1錐形管路47の内径d2よりも十分に大きくすることができるので、弁受け部42や第1錐形管路47の形状の誤差や、連結プランジャ25のがたつきなどが発生した場合でも、後端側シリンダ開口46を確実に塞ぐことができる。このため、吸引口15から各種体液や固形物(以下、吸引物という)が吸引されて直管管路41内などに漏れることが防止される。また、遮断状態時に、錐形弁部51が直管管路41内に入り込むことが防止される。
このように吸引通路17と負圧源通路21との連通が完全に遮断(図中、2点鎖線で表示)されるので、吸引口15からの吸引が停止した状態となる。また、このときに環状リブ77が環状凸部73bの図中上方に離れており、両者の間には空間が形成されているので、先端側シリンダ開口35は通気穴75を介して大気と連通する。このため、接続口45、直管管路41と連結プランジャ25との隙間、先端側シリンダ開口35と連結プランジャ25との隙間、及び通気穴75を介して、負圧源通路21が大気と連通する(図中、実線で表示)。その結果、吸引ポンプ20に負荷がかかることが防止される。
吸引を行う場合には、図10に示すように、頭部55に対する押圧操作により押圧操作部25bが先端側シリンダ開口35内に押し込まれる。これにより、キャップ26の蓋部65が円筒部37に向けて移動するとともに、スカート部66が弾性変形する。この蓋部65の移動の途中で環状リブ77が環状凸部73bの上面に接触し、さらに押圧操作が継続すると、環状リブ77が環状凸部73bに圧接される。この押圧操作は、ストッパ部60が先端側シリンダ開口35に当接するまで継続する。
ストッパ部60が先端側シリンダ開口35に当接すると、連結プランジャ25が遮断状態から連通状態に切り替わり、錐形弁部51が第1錐形管路47の内壁から後端側シリンダ開口46の前方(図中下方)に離れることで、後端側シリンダ開口46が開放される。これにより、吸引通路17と負圧源通路21とが連通する。また、環状リブ77が環状凸部73bに圧接することで、先端側シリンダ開口35と通気穴75との連通が遮断されるため、負圧源通路21と大気との連通が遮断される(図中、2点鎖線で表示)。
このように吸引通路17と負圧源通路21とが連通するとともに、負圧源通路21と大気との連通が遮断されることで、負圧源通路21内及びこれに通じる各管路内の負圧吸引力が増加して、吸引口15から吸引物が吸引される。吸引物は、吸引通路17、吸引接続口32、及び管路31を経た後、図中の実線で示すように、直管管路41及び吸引物通路61、接続口45、負圧源通路21を通って内視鏡10の外部に排出される。
吸引を停止する場合には、頭部55に対する押圧操作を解除することにより、上述の図9で説明したように、吸引通路17と負圧源通路21との連通が遮断されるとともに、負圧源通路21が大気と連通して、吸引口15からの吸引が停止される。以下、吸引を行う場合には押圧操作により連結プランジャ25を連通状態に切り替え、逆に吸引を停止する場合には押圧操作を解除して連結プランジャ25を遮断状態に切り替える。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態の吸引ボタン80について説明を行う。上記第1実施形態の吸引ボタン18では、弁機構部25aの一対の爪部52の先端が押圧操作部25bの内部に納まっているが、吸引ボタン80では一対の爪部の先端が押圧操作部外に露出している。
吸引OFF時の状態を示す図11、及び吸引ON時の状態を示す図12において、吸引ボタン80は、連結プランジャ81の構造が異なる点を除けば、基本的には第1実施形態の吸引ボタン18と同じ構成である。なお、吸引ボタン18と機能・構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
連結プランジャ81は、弁機構部81aと押圧操作部81bとを連結してなる。図13(A)、(B)に示すように、弁機構部81aは、第1実施形態の弁機構部25aと同様に、本体軸部50と錐形弁部51と吸引物通路61とを有しているが、第1先端部50aには第1実施形態とは異なる一対の爪部82が設けられている。
一対の爪部82は、その長さが押圧操作部81bの軸方向長さとほぼ同じ長さに形成されている。この一対の爪部82の先端部には、それぞれ互いに対向する面とは反対側の面に係合爪82aが形成されている。
押圧操作部81bには、その軸方向に貫通する爪係合穴83が形成されている。また、押圧操作部81bの頭部55の表面には、その外周部を除く部分を切り欠いて形成した凹部85が形成されている。この凹部85の底面上には、爪係合穴83の開口縁の一部を切り欠くことにより、係合爪82aが引っ掛けられる切り欠き部86が形成されている。また、凹部85内には、爪係合穴83の開口を2分割する分割板87が形成されている。
図11及び図12に戻って、上記構成の連結プランジャ81を弁ガイド部材24に組み込む手順は第1実施形態と同じであり、弁機構部81aを後端側シリンダ開口46側から弁ガイド部材24内に挿入した後、一対の爪部82を押圧操作部81bの爪係合穴83内に挿入する。これにより、一対の爪部82の係合爪82aが切り欠き部86に引っ掛かることで、一対の爪部82が爪係合穴83に係合して、弁機構部81aと押圧操作部81bとが連結する。第1実施形態と同様に錐形弁部51が第1錐形管路47内を通過しないので、錐形弁部51の径を第1錐形管路47の内径よりも十分に大きくすることができ、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、一対の爪部82が爪係合穴83に係合した際に、一対の爪部82の先端部が頭部55上に露呈する。このため、図14(A)中の矢印で示すように、一対の爪部82の先端部をつまみ操作することで、図14(B)に示すように、一対の爪部82と爪係合穴83との係合を解除して、押圧操作部81bから弁機構部81aを分離させることができる。これにより、吸引ボタン80の分解・洗浄消毒処理を容易に行うことができ、さらに第1実施形態と同様に洗浄消毒処理後の連結プランジャ81の組み込みを容易に行うことができる。
なお、吸引ボタン80の作用は、上記第1実施形態で説明した吸引ボタン18の作用と基本的に同じであるので、ここでは説明を省略する。また、第2実施形態では、一対の爪部82の長さが押圧操作部81bの軸方向長さとほぼ同じ長さに形成されているが、一対の爪部82の長さが押圧操作部81bの軸方向長さよりも長く形成されていてもよい。
上記各実施形態では、弁機構部25a,81aに設けた一対の爪部52,82を、押圧操作部25b,81bに設けた爪係合穴56,83に係合することで、弁機構部25a,81aと押圧操作部25b,81bとをそれぞれ連結しているが、弁機構部と押圧操作部との連結構造は特に限定されず、任意の連結構造を用いることができる。
上記実施形態では、キャップ26のスカート部66の弾性復元力により、連結プランジャ25を遮断状態で維持しているが、例えば、蓋部65と弁ガイド部材24の先端との間にコイルバネ等を装着して、このコイルバネの付勢力により連結プランジャ25を遮断状態で維持してもよい。
上記実施形態では、錐形弁部51を有する連結プランジャ25と、直管管路41及び弁受け部42を有する弁ガイド部材24とを備えた吸引ボタンを例に挙げて説明を行ったが、弁部や弁ガイド部材の管路の形状は特に限定されず、各種形状の弁部を有する連結プランジャや各種形状の弁ガイド部材を備える吸引ボタンに本発明を適用することができる。
上記各実施形態では、先端側シリンダ開口35の付近で弁機構部25a,81aと押圧操作部25b,81bとがそれぞれ連結しているが、弁機構部と押圧操作部との軸方向長さを適宜変更して両者が先端側シリンダ開口35の上方あるいは直管管路41内で連結していてもよい。
上記実施形態では、気管に挿入する内視鏡10に設けられた吸引ボタン18を例に挙げて説明を行ったが、例えば大腸に挿入される大腸内視鏡等の各種内視鏡に設けられている吸引ON/OFF切替用の吸引ボタンにも本発明を適用することができる。
10 内視鏡
17 吸引通路
18,80 吸引ボタン
21 負圧源通路
24 弁ガイド部材
25,81 連結プランジャ
25a,81a 弁機構部
25b,81b 押圧操作部
26 キャップ
45 接続口
52,82 一対の爪部
56,83 爪係合穴
58 開口窓
75 通気穴

Claims (9)

  1. 内視鏡の操作部に設けられるとともに、内視鏡挿入部の先端に開口した吸引口に通じる吸引通路と、負圧源に接続した負圧源通路とが接続されており、前記負圧源通路と前記吸引通路との連通/遮断を切り替える内視鏡の吸引ボタンにおいて、
    前記操作部に設けられたシリンダであって、その一端が前記吸引通路に通じる第1シリンダ開口で開放され、その他端が前記操作部外に通じる第2シリンダ開口で開放されるとともに、シリンダ管路内に前記負圧源通路に通じる接続口が開口しているシリンダと、
    前記第1シリンダ開口から前記シリンダ管路内に挿入された第1先端部を有する本体軸部、及び前記本体軸部の第1後端部に設けられた弁部を有する弁機構部と、前記第2シリンダ開口から少なくとも一部が突出しており、前記弁機構部と同軸に延びた押圧操作部であって、前記第1先端部と連結する第2後端部、及び押圧操作を受ける第2先端部を有する押圧操作部とからなる連結プランジャとを備え、
    前記連結プランジャは、前記押圧操作部の非押圧操作時には前記弁部により前記負圧源通路と前記吸引通路との連通を遮断する遮断状態になり、前記押圧操作部の押圧操作時には前記弁部による遮断を解除して前記負圧源通路と前記吸引通路とを連通する連通状態になることを特徴とする内視鏡の吸引ボタン。
  2. 前記第1先端部の先端に形成され、その軸方向前方に長く延びた爪部と、
    前記第2後端部に形成され、前記爪部が係合する爪係合穴と、を備えることを特徴とする請求項1記載の内視鏡の吸引ボタン。
  3. 前記第2後端部は、前記連結プランジャが前記遮断状態のときに前記第2シリンダ開口上に位置するとともに、
    前記第2先端部の先端と前記シリンダの前記一端とにそれぞれ連結され、前記押圧操作部の外周を囲むキャップであって、その側面に大気に連通する通気穴が開口しているキャップと、
    前記第2後端部の側面に形成され、前記爪係合穴に係合した前記爪部の先端を露出させる開口窓と、
    前記開口窓が前記通気穴に略対向するように、前記連結プランジャと前記キャップとの間の回転を規制する回転規制手段とを備えることを特徴とする請求項2記載の内視鏡の吸引ボタン。
  4. 前記負圧源通路は、前記連結プランジャが前記遮断状態のときに、前記接続口、前記シリンダ管路、前記第2シリンダ開口、及び前記通気穴を介して大気と連通することを特徴とする請求項3記載の内視鏡の吸引ボタン。
  5. 前記キャップは、弾性材料で形成されており、前記連結プランジャを前記遮断状態で維持することを特徴とする請求項3または4記載の吸引ボタン。
  6. 前記爪部は、前記押圧操作部の軸方向長さ以上の長さを有する一対の爪部であり、
    前記爪係合穴は、前記押圧操作部にその軸方向に貫通するように形成されるとともに、前記第2先端部の先端面に開口した一対の開口を有し、前記一対の開口の縁に前記一対の爪部の先端がそれぞれ引っ掛けられていることを特徴とする請求項1記載の内視鏡の吸引ボタン。
  7. 前記一対の爪部の先端は、前記一対の開口の互いに隣接する側の開口縁とは反対側の開口縁に引っ掛けられており、
    前記一対の開口から突出している前記一対の爪部の先端がつまみ操作されたときに、前記一対の爪部と前記爪係合穴との係合が解除されることを特徴とする請求項6記載の内視鏡の吸引ボタン。
  8. 前記シリンダ管路の前記接続口よりも前記第1シリンダ開口側の部分には、前記他端側から前記一端側に向かうに従い次第に径が狭くなる錐形管路が含まれているととともに、
    前記弁部は、前記錐形管路の径よりも大きい径でかつ前記錐形管路の内壁に沿う略錐形状を有しており、前記遮断状態時には前記錐形管路の内壁に当接するとともに、前記連通状態時には前記錐形管路の内壁から離れることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項記載の内視鏡の吸引ボタン。
  9. 前記負圧源は吸引ポンプであることを特徴とする請求項1ないし8いずれか1項記載の吸引ボタン。
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