JP2012070928A - 傘及びバンド部材延長具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電車等の車内において、手摺り棒に安全且つ確実に固定することが可能な傘を提供する。
【解決手段】本発明に係る傘1は、開閉可能な傘本体2と、該傘本体2に一端部が取り付けられて閉じた状態の傘本体2の周囲を巻回されるバンド部材3と、を具備し、バンド部材3が、傘本体2の側の内側面に設けられた第1凹部34と、傘本体2とは逆側の外側面に設けられて第1凹部34に係止可能な第1凸部32と、第1凹部34より先端側に設けられてその長手方向に伸縮可能な伸縮部36と、その内側面であって伸縮部36より先端側に設けられた第2凹部35と、その外側面であって第1凸部32と伸縮部36との間に設けられた第2凸部33と、を備えるものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、電車等の車内において、安全且つ確実に固定することが可能な傘に関するものである。
図10に示すように、電車の車内において傘80を手から離して置く場合、U字形状を有する把持部81を、座席82の近傍に設けられた手摺り棒83等に引っ掛けるのが一般的である。この手摺り棒83のうち、座席82の両脇に上下方向に延びるように設けられた手摺り棒83Aは、その下端部が、座席82の両脇に設けられた側板84に対し、床面85から比較的高い位置で接続されている。従って、傘80の把持部81を当該接続箇所に引っ掛けた場合、傘80を真っ直ぐに起立した状態で保持することができ、周囲の乗客にとって邪魔にならない。
ところで、電車の車内で着席時に両手が使えるようにする手段として、鞄に取り付けた傘固定バンドを用い、傘を起立した状態で鞄に固定する方法が従来用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
実開平6−7520号公報
しかし、最近の電車には、図10に示すように、座席82の両脇だけでなく、座席82の車両進行方向中間部にも手摺り棒83Bが設けられるものが多い。そして、このような手摺り棒83Bは、その下端部が、座席82を下方から支持する基台86に対し、床面85から比較的低い位置で接続されている。従って、傘80の把持部81を当該接続箇所に引っ掛けると、傘80が横倒しになって通路87にはみ出した状態になる。これにより、座席82の前に立っている乗客や通路87を歩いている乗客にとって、通路87にはみ出した傘が邪魔且つ危険な存在になるという問題がある。
また、従来の傘固定バンドでは、鞄を持っている時であって、且つ、着席した状態でしか使用することができず、鞄を持っていない時や、立っている状態では使用することができないという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、電車等の車内において、手摺り棒に安全且つ確実に固定することが可能な傘を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。すなわち、本発明に係る傘は、開閉可能な傘本体と、該傘本体に一端部が取り付けられて閉じた状態の前記傘本体の周囲を巻回されるバンド部材と、を具備する傘において、前記バンド部材が、前記傘本体の側の内側面に設けられた第1係止部と、前記傘本体とは逆側の外側面に設けられて前記第1係止部に係止可能な第1被係止部と、前記第1係止部より先端側に設けられてその長手方向に伸縮可能な伸縮部と、その内側面であって前記伸縮部より先端側に設けられた第2係止部と、その外側面であって前記第1係止部と前記伸縮部との間に設けられた第2被係止部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、閉じた状態の傘の周囲にバンド部材を巻回させ、その第1係止部と第1被係止部とを係止させる。これにより、傘を閉じた状態で保持することができる。更に、第1係止部より先端側に設けられた伸縮部を適宜伸張させながら、電車等の車内に設けられた手摺り棒の周囲にバンド部材を巻回させ、その第2係止部と第2被係止部とを係止させる。これにより、手摺り棒の太さによらず、傘を手摺り棒に対して確実に固定することができる。
また、本発明に係る傘は、前記バンド部材の内側面であって前記第1係止部より先端側に、電車等の車内に設けられた手摺り棒との間に滑りが発生することを防止し得る摩擦部材が設けられたことを特徴とする。
このような構成によれば、摩擦部材と手摺り棒との間に生じる摩擦力によって、バンド部材と手摺り棒との間に滑りが発生しないので、傘を手摺り棒に対してより確実に固定することができる。
また、本発明に係る傘は、前記バンド部材が、前記傘本体の長手方向に沿って複数個設けられたことを特徴とする。
このような構成によれば、傘本体の複数個所においてバンド部材を手摺り棒の周囲に巻回させることにより、傘を手摺り棒に対してより確実に固定することができる。
また、本発明に係る傘は、前記傘本体の先端部に、床面に吸着可能な吸盤が設けられたことを特徴とする。
このような構成によれば、吸盤を電車の床面に吸着させることにより、傘本体の先端部が床面に沿って滑らないため、傘を手摺り棒に対してより確実に固定することができる。
また、本発明に係るバンド部材延長具は、開閉可能な傘本体に一端部が取り付けられ、前記傘本体の側の内側面に設けられた第1係止部と、前記傘本体とは逆側の外側面に設けられて前記第1係止部に係止可能な第1被係止部と、を有するバンド部材を延長するためのバンド部材延長具であって、一方の面に設けられて前記第1係止部に係止可能な第2被係止部と、該第2被係止部より先端側に設けられてその長手方向に伸縮可能な伸縮部と、他方の面に設けられて前記第1被係止部に係止可能な第2係止部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、第2被係止部を第1係止部に係止させることにより、既製品の傘のバンド部材に対し、バンド部材延長具を取り付けることができる。そして、伸縮部を適宜伸張させながら、電車等の車内に設けられた手摺り棒の周囲にバンド部材延長具を巻回させ、第2係止部を第1被係止部に係止させる。これにより、手摺り棒の太さによらず、傘を手摺り棒に対して確実に固定することができる。
本発明に係る傘によれば、電車の車内において、傘を手摺り棒に対して安全且つ確実に固定することができる。
本発明の第1実施形態に係る傘を示す概略斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る傘を示す概略断面図である。 電車の車内における傘の使用状態を示す概略断面図である。 電車の車内における傘の使用状態を示す概略斜視図である。 傘を通常使用する場合の使用状態を示す図であって、傘本体を閉じた状態を示す概略断面図である。 傘を通常使用する場合の使用状態を示す図であって、傘本体を開いた状態を示す概略斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る傘を示す概略斜視図である。 本発明に係るバンド部材延長具を示す概略平面図である。 バンド部材延長具の取り付け状態を示す概略断面図である。 電車の車内における傘の従来の固定方法を示す概略斜視図。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る傘の構成について説明する。図1及び図2は、第1実施形態に係る傘1を示す図であって、図1は概略斜視図、図2は概略断面図である。
傘1は、図1及び図2に示すように、長手形状を有する傘本体2と、この傘本体2に一端が取り付けられたバンド部材3と、を備えている。
傘本体2は、図1及び図2に示すように、主骨211の周囲に複数の副骨212が設けられてなる骨組み21と、互いに隣接する副骨212の間に張り渡された複数の傘布22と、主骨211の一端側に設けられて使用者が把持する把持部23と、を具備している。このように構成される傘本体2は、晴天時等であって傘1を使用しない時には、各副骨212を主骨211の軸方向に沿わせるようにして、閉じた状態とされる。一方、傘本体2は、雨天時等であって傘1を使用する時は、各副骨212を主骨211の径方向に広げるようにして、開いた状態とされる。
尚、傘本体2の各部構成、すなわち副骨212の本数や長さ、傘布22の枚数や形状、把持部23の形状等は、本実施形態に限定されず適宜設計変更が可能である。例えば、傘本体2を、いわゆる折り畳み傘、すなわち主骨211が伸縮自在であって副骨212がその長手方向中間部で曲折可能な構成としてもよい。
バンド部材3は、図1及び図2に示すように、傘本体2に一端部が取り付けられた本体部31と、この本体部31の外側面すなわち傘本体2とは逆側の面に設けられた第1凸部32(第1被係止部)及び第2凸部33(第2被係止部)と、本体部31の内側面すなわち傘本体2の側の面に設けられた第1凹部34(第1係止部)及び第2凹部35(第2係止部)と、本体部31の長手方向中間部に設けられた伸縮部36と、を有している。そして、このバンド部材3の全長は、その伸縮部36を伸縮させないようにして、閉じた状態の傘本体2の周囲を1周巻回させた時に、その先端が第2凸部33に達しない程度の長さである。
本体部31は、伸縮性のない布等からなるものであり、図1に示すように、細長い略矩形形状に形成されている。このように構成される本体部31は、図に詳細は示さないが、その内側面の長手方向一端部が、傘本体2を構成する傘布22の表面に対し、接着剤等によって固定されている。尚、本体部31の材質や形状等は、本実施形態に限定されず適宜設計変更が可能である。尚、この本体部31についても長手方向に伸縮可能な部材で構成してもよい。
第1凸部32は、第1凹部34と協働して、傘本体2を閉じた状態で保持するためのものである。この第1凸部32は、図2に示すように、本体部31に取り付けるための基片321と、この基片321から突出して設けられた突片322と、を有している。このように構成される第1凸部32は、本体部31の外側面における、傘本体2への取り付け側の端部より若干先端側の位置に、その基片321が固定されている。
第2凸部33は、第2凹部35と協働して、後述する電車の車内に設けられた手摺り棒に対して傘1を固定するためのものである。この第2凸部33も、図2に示すように、本体部31に取り付けるための基片331と、この基片331から突出して設けられた突片332と、を有している。このように構成される第2凸部33は、本体部31の外側面における、第1凸部32より所定距離だけ先端側の位置に、その基片331が固定されている。
第1凹部34は、第1凸部32と協働して、傘本体2を閉じた状態で保持するためのものである。この第1凹部34は、図2に示すように、本体部31に取り付けるための基片341と、この基片341に形成された第1凸部32の突片322に略嵌合する形状の嵌合溝342と、を有している。このように構成される第1凹部34は、本体部31の内側面における先端側の位置に、より詳細には閉じた状態の傘本体2の周囲を1周巻回した時に第1凸部32に対応する位置に、その基片341が固定されている。
第2凹部35は、第2凸部33と協働して、後述する電車の車内に設けられた手摺り棒に対して傘1を固定するためのものである。この第2凹部35も、図2に示すように、本体部31に取り付けるための基片351と、この基片351に形成された第2凸部33の突片332と略嵌合する形状の嵌合溝352と、を有している。このように構成される第2凹部35は、本体部31の内側面における長手方向先端部に、その基片351が固定されている。
尚、第1凸部32と第1凹部34とが互いに係止可能であれば、その断面形状は任意の形状にすることができる。同様に、第2凸部33と第2凹部35に関しても、互いに係止可能であれば、任意の断面形状にすることができる。
また、本実施形態では、本発明に係る第1係止部を第1凹部34として構成する一方、第1被係止部を第1凸部32として構成した。しかし、これとは逆に、本発明に係る第1係止部を第1凸部32として構成し、第1被係止部を第1凹部34として構成してもよい。同様に、本実施形態とは逆に、本発明に係る第2係止部を第2凸部33として構成し、第2被係止部を第2凹部35として構成してもよい。
伸縮部36は、バンド部材3の長さを任意に調整可能にするためのものである。この伸縮部36は、長手方向に伸縮可能な弾性部材361と、この弾性部材361の内側面に設けられた摩擦部材362と、を有している。
ここで、弾性部材361は、例えばゴム等からなり、図1及び図2に示すように、第1凹部34先端側であって第2凹部35より基端側の領域に設けられている。尚、本実施形態では伸縮部36より先端側に本体部31を更に設けたが、必ずしも本体部31を設ける必要はなく、バンド部材3の先端まで達するように伸縮部36を設けてもよい。
また、摩擦部材362は、手摺り棒との間に滑りが発生しないよう、大きな摩擦を生じさせるものである。この摩擦部材362としては、手摺り棒が例えばステンレス製である場合には、ステンレスとの間に大きな摩擦を生じる樹脂等の部材を用いればよい。尚、手摺り棒の材質に応じて、摩擦部材362の材質は適宜変更が可能である。
次に、第1実施形態に係る傘1の使用状態、及びその作用効果について説明する。まず、図3及び図4は、電車の車内における傘1の使用状態を示す図であって、図3は概略断面図、図4は概略斜視図である。
第1実施形態に係る傘1を使用する場合、使用者は、まず傘本体2を閉じた状態とする。そして、閉じた傘本体2の周囲にバンド部材3を巻回させ、その内側面に設けられた第1凹部34の嵌合溝342を、その外側面に設けられた第1凸部32の突片322に嵌合させる。これにより、第1凹部34と第1凸部32との係止によって、傘本体2は閉じた状態で保持される。
次に、使用者は、バンド部材3を使用して、傘本体2を手摺り棒に固定する。すなわち、使用者は、図4に示すように、電車の車内において座席82の車両進行方向中間部に設けられた手摺り棒37の周囲に、バンド部材3の伸縮部36を、適宜伸張させながら巻回させる。そして、バンド部材3の内側面における先端部に設けられた第2凹部35を、バンド部材3の外側面に設けられた第2凸部33に嵌合させる。従って、図3及び図4に示すように、傘本体2を手摺り棒37に対して沿わせるような状態で固定することができる。これにより、傘1が起立した状態で手摺り棒37に固定されるので、傘1が通路38にはみ出すことがなく、座席39の前に立っている乗客や通路38を歩いている乗客にとって傘1が邪魔にならない。
また、伸縮部36を伸張させた状態で手摺り棒37の周囲に巻回させたので、この伸縮部36が縮小しようとする力によって、手摺り棒37が傘1に押し付けられる。これにより、傘本体2を手摺り棒37に対してより確実に固定することができる。
更に、電車によって手摺り棒37の太さが異なっても、伸縮部36の伸張度合いを変化させることにより、第2凹部35を第2凸部33に嵌合させることができる。これにより、手摺り棒37の太さによらず、傘本体2を手摺り棒37に対して確実に固定することができる。
また、前述のように伸縮部36の内側に摩擦部材362を設けたので、伸縮部36と手摺り棒37との間には大きな摩擦力が生じ、バンド部材3と手摺り棒37との間に滑りが生じにくい。これにより、傘本体2を手摺り棒37に対してより確実に固定することができる。
尚、本願明細書では、座席39の車両進行方向中間部に設けられた手摺り棒37に対して傘1を固定する場合を例に説明したが、電車の車内に設けられた任意の手摺り棒37に対し、傘1を固定することができる。
また、傘1の固定場所としては、電車の車内以外に、例えばバスやトラックや乗用車の車内や、飛行機の機内等、任意の乗り物の内部に設けられた手摺り棒に対して固定することができる。
次に、図5及び図6は、第1実施形態に係る傘1を、手摺り棒37に固定することなく通常使用する場合の使用状態を示す図であって、図5は傘本体2を閉じた状態を示す概略断面図、図6は傘本体2を開いた状態を示す概略斜視図である。
傘1を閉じた状態で通常使用する場合、図5に示すように、使用者は、傘1を手摺り棒37に固定する場合と同様に、まず傘本体2を閉じた状態とした後、傘本体2の周囲にバンド部材3を巻回させ、第1凹部34を第1凸部32に係止させる。これにより、傘本体2は閉じた状態で保持される。
そして、使用者は、図5に示すように、第1凹部34より先端側に設けられた伸縮部36を若干伸張させることにより、本体部31の内側面における先端部に設けられた第2凹部35を、本体部31の外側面に設けられた第2凸部33に係止させる。これにより、バンド部材3の先端部が移動不能に固定されるので、伸縮部36及び第2凹部35がブラブラと揺れることによって使用感が悪くなることを防止することができる。
また、伸張状態にある伸縮部36が縮小しようとする力によって、伸縮部36は本体部31の表面に密着した状態となる。従って、伸縮部36及び第2凹部35がブラブラと揺れることによって使用感が悪くなることを、一層防止することができる。
一方、傘1を開いた状態で通常使用する場合、使用者は、図6に示すように傘1を開いた状態において、バンド部材3をその長手方向中間部で捻ることにより、図2に示す第2凹部35を第2凸部33に係止させる。これにより、バンド部材3が傘本体2への取り付け位置から垂れ下がる長さが短くなるので、バンド部材3がブラブラと揺れることによる使用感の悪化を低減させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る傘40の構成に付いて説明する。図7は、第2実施形態に係る傘40を示す概略斜視図である。本実施形態の傘40は、第1実施形態の傘1と比較すると、傘本体2の長手方向に沿ってバンド部材3が2つ設けられている点、及び傘本体2の先端に床面に吸着可能な吸盤41が設けられている点で異なっている。尚、図7では、第1実施形態と同じ構成については図1と同じ符号を付し、その説明を省略する。
このような構成によれば、傘本体2を2箇所で手摺り棒37に固定することにより、第1実施形態のように傘本体2を1箇所で手摺り棒37に固定する場合と比較すると、傘40を手摺り棒37に対してより確実に固定することができる。尚、各バンド部材3の使用方法は第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。また、バンド部材3の数は2個に限られず、傘本体2の長手方向に沿って所望の複数個だけバンド部材3を設けることが可能である。
また、図に詳細は示さないが、傘40を手摺り棒37に固定した状態において、傘本体2の先端に設けた吸盤41を電車の床面42に吸着させると、傘本体2の先端が床面42に沿って滑らないため、傘40を安定した状態で手摺り棒37に固定することができる。尚、この吸盤41を第1実施形態の傘1に適用することも可能である。
次に、本発明に係るバンド部材延長具50の構成に付いて説明する。バンド部材延長具50は、既製品の傘60に設けられたバンド部材61に取り付けて使用するものである。ここで、図8は、バンド部材延長具50を示す概略平面図である。また、図9は、バンド部材延長具50を既製品の傘60へ取り付けた状態を示す概略断面図である。
バンド部材延長具50は、伸縮性のない布等からなる本体部51と、この本体部51の表面に設けられた第2凸部52(第2被係止部)と、本体部51の裏面に設けられた第2凹部53(第2係止部)と、本体部51の長手方向中間部に設けられた伸縮部54と、を有している。尚、本実施形態では、本体部51の一部を伸縮部54として構成したが、本体部51の全体を伸縮部54として構成してもよい。
第2凸部52は、既製品の傘60に設けられたバンド部材61に対してバンド部材延長具50を取り付けるためのものである。この第2凸部52は、図8に示すように、本体部51に取り付けるための基片521と、この基片521から突出して設けられた突片522と、を有している。ここで、突片522は、図9に示すように、既製品の傘60のバンド部材61に設けられた第1凹部62に略嵌合する形状に形成されている。このように構成される第2凸部52は、図8に実線で示すように、本体部51の表面における長手方向一端部に、その基片521が固定されている。
第2凹部53は、バンド部材延長具50の先端部を、既製品の傘60のバンド部材61に対して固定するためのものである。この第2凹部53は、図8に示すように、本体部51に取り付けるための基片531と、この基片531に形成された嵌合溝532と、を有している。ここで、嵌合溝532は、図9に示すように、既製品の傘60のバンド部材61に設けられた第1凸部63に略嵌合する形状に形成されている。このように構成される第2凹部53は、図8に点線で示すように、本体部51の裏面における長手方向他端部に、その基片531が固定されている。
伸縮部54は、第1実施形態の傘1の伸縮部36と同様に、長手方向に伸縮可能な弾性部材541と、この弾性部材541の内側面に設けられた摩擦部材542と、を有している。ここで、弾性部材541及び摩擦部材542の材質や機能等に関しては、第1実施形態の傘1の伸縮部36と同じであるため、ここでは説明を省略する。
このように構成されるバンド部材延長具50を使用する場合、その第2凸部52を第1凹部62に係止させることにより、その長手方向一端部を、既製品の傘60のバンド部材61に取り付ける。そして、図に詳細は示さないが、伸縮部54を適宜伸張させながら、電車の車内に設けられた手摺り棒37の周囲にバンド部材延長具50を巻回させる。そして、第2凹部53を第1凸部63に嵌合させることにより、バンド部材延長具50の長手方向他端部を、既製品の傘60のバンド部材61に固定する。これにより、第1実施形態の傘1と同様に、既製品の傘60を手摺り棒37に対して確実に固定することができる。尚、伸縮部54を設けたことによる作用効果については、第1実施形態の傘1と同様である。
尚、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ、或いは動作手順等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
1 傘
2 傘本体
21 骨組み
211 主骨
212 副骨
22 傘布
23 把持部
3 バンド部材
31 本体部
32 第1凸部
321 基片
322 突片
33 第2凸部
331 基片
332 突片
34 第1凹部
341 基片
342 嵌合溝
35 第2凹部
351 基片
352 嵌合溝
36 伸縮部
361 弾性部材
362 摩擦部材
37 手摺り棒
38 通路
39 座席
40 傘
41 吸盤
42 床面
50 バンド部材延長具
51 本体部
52 第2凸部
521 基片
522 突片
53 第2凹部
531 基片
532 嵌合溝
54 伸縮部
541 弾性部材
542 摩擦部材
60 傘
61 バンド部材
62 第1凹部
63 第1凸部
80 傘
81 把持部
82 座席
83 手摺り棒
83A 手摺り棒
83B 手摺り棒
84 側板
85 床面
86 基台
87 通路

Claims (5)

  1. 開閉可能な傘本体と、該傘本体に一端部が取り付けられて閉じた状態の前記傘本体の周囲を巻回されるバンド部材と、を具備する傘において、
    前記バンド部材が、前記傘本体の側の内側面に設けられた第1係止部と、前記傘本体とは逆側の外側面に設けられて前記第1係止部に係止可能な第1被係止部と、前記第1係止部より先端側に設けられてその長手方向に伸縮可能な伸縮部と、その内側面であって前記伸縮部より先端側に設けられた第2係止部と、その外側面であって前記第1係止部と前記伸縮部との間に設けられた第2被係止部と、を備えることを特徴とする傘。
  2. 前記バンド部材の内側面であって前記第1係止部より先端側に、電車の車内に設けられた手摺り棒との間に滑りが発生することを防止し得る摩擦部材が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の傘。
  3. 前記バンド部材が、前記傘本体の長手方向に沿って複数個設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の傘。
  4. 前記傘本体の先端部に、床面に吸着可能な吸盤が設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の傘。
  5. 開閉可能な傘本体に一端部が取り付けられ、前記傘本体の側の内側面に設けられた第1係止部と、前記傘本体とは逆側の外側面に設けられて前記第1係止部に係止可能な第1被係止部と、を有するバンド部材を延長するためのバンド部材延長具であって、
    一方の面に設けられて前記第1係止部に係止可能な第2被係止部と、該第2被係止部より先端側に設けられてその長手方向に伸縮可能な伸縮部と、他方の面に設けられて前記第1被係止部に係止可能な第2係止部と、を備えることを特徴とするバンド部材延長具。
JP2010217795A 2010-09-28 2010-09-28 傘及びバンド部材延長具 Expired - Fee Related JP5550509B2 (ja)

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