JP2012070238A - 現場情報通信システム、現場情報通信方法 - Google Patents

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優介 篠原
Tetsuya Tsubokura
徹哉 坪倉
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【課題】現場情報通信システム、現場情報通信方法を提供する。
【解決手段】作業現場に導入された第1の端末12と、指令センタに設置された第2の端末32との双方向通信回線46によりデータの送受信を行なう現場情報通信システム10であって、前記作業現場の静止画26a若しくは動画を撮影して前記第1の端末12に出力するカメラ部14と、前記第2の端末32が受信した前記静止画26a若しくは前記動画に重ねる文字42a・図形42bを描画する描画データ42を生成して前記第2の端末32に出力する描画生成部40と、前記カメラ部14から入力された前記静止画26a若しくは前記動画を表示するとともに、前記第1の端末12が受信した前記描画データ42を入力して前記文字42a・図形42bを前記静止画26a若しくは前記動画に重ねて表示可能な表示部16と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、指令センタにいる設計者と遠隔地の作業現場にいる作業者との意思伝達を行なうための現場情報通信システム、及び現場情報通信方法に関する。
エネルギープラント施工現場において、施工図どおりに施工できない場合、作業者は設計者と現場状況のやり取りを行い、設計変更を行なう必要がある。
例えば、原子力発電所に代表される原子力施設の建屋の壁面には埋金が施工図にしたがって埋設され、この埋金に固定する形で配管などのサポート材が取り付けられる。埋金の埋設は、壁面のコンクリートが凝固する前に壁面の所定位置に埋金を埋め込み、コンクリートを凝固させることにより埋金を壁面の所定位置に固定させている。そのため埋金の壁面における設計上の位置と実際の位置とにズレが発生することがあり、そのズレの状況に応じてサポート材の設計変更が行なわれることがある。よって、設計図とズレの量や周囲の状況など、設計変更に必要となる現場の状況を正確に設計者に伝達する必要がある。
特許文献1においては、コントロールセンタ側に設置される熟練者用のサーバ装置と、遠隔作業地側に設置され、通信網を介して前記サーバ装置に接続される非熟練者用のクライアント装置と、前記クライアント装置を構成し、前記非熟練者に視覚的な指示を与えることが可能なコミュニケーション端末と、を有し、前記サーバ装置は、前記コミュニケーション端末を遠隔操作するための操作装置を備えた構成が開示されている。
特許文献2においては、互いにデータの送受信が可能な一対の端末の間で画像情報、文字情報、音声情報、追加情報等を共有する構成が開示されている。上記いずれの従来技術においても、設計者はモニターにより現場の静止画及び動画を見ることが可能である。
特開2000−125024号公報 特開2007−116527号公報
しかし、特許文献1においては、設計者が視覚的に示した図形等を用いた視覚的指示を作業者に伝達することはできない。また特許文献2においては追加情報を用いて視覚的指示を与えることは可能であるが、視覚的指示と静止画若しくは動画とが分離しているため、視覚的指示と画像との対比が不正確となり、視覚的指示の内容を作業者に正確に伝達することが困難である。
そこで本発明は上記問題点に着目し、指令センタの設計者から遠隔地の作業現場の作業者への視覚的指示を正確に行なうための現場情報通信システム、現場情報通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る現場情報通信システムは、第1には、作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信システムであって、前記作業現場の静止画若しくは動画を撮影して前記第1の端末に出力するカメラ部と、前記第2の端末が受信した前記静止画若しくは前記動画に重ねる文字・図形を描画する描画データを生成して前記第2の端末に出力する描画生成部と、前記カメラ部から入力された前記静止画若しくは前記動画を表示するとともに、前記第1の端末が受信した前記描画データを入力して前記文字・図形を前記静止画若しくは前記動画に重ねて表示可能な表示部と、を有することを特徴とする。
上記構成により、静止画若しくは動画に文字・図形を重ねて表示されるので、作業者は画像と文字・図形が有する視覚的指示との関係を容易に理解することができるので、設計者から作業者への指示を正確に行い、作業効率を高めることが可能な現場情報通信システムとなる。また現場の画像に文字や図形を書き込む画面を形成することになるので、現場の画像と文字・図形を書き込む画面との切替作業を回避して、作業者と設計者とが、円滑に現場内の情報を共有することが可能な現場情報通信システムとなる。
第2には、作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信システムであって、前記作業現場の動画を生成するため、前記作業現場の静止画データを遂次的に生成して、前記第1の端末に遂次的に出力するカメラ部と、前記静止画データに対応する前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータを遂次的に生成するカメラデータ生成部と、前記カメラ部から遂次的に入力される前記静止画データから抽出静止画を描画する抽出静止画データを生成し、前記カメラデータ生成部から遂次的に入力される前記カメラデータから前記抽出静止画データに対応する抽出カメラデータを生成して前記第1の端末に出力する静止画生成部と、前記第2の端末が受信した前記抽出静止画データに係る前記抽出静止画に重なる図形を描画する第1の描画データを生成して前記第2の端末に出力する描画生成部と、前記抽出カメラデータ及び前記第1の端末が受信した前記第1の描画データを入力し、前記カメラデータ生成部から入力される前記カメラデータと前記抽出カメラデータとの差分に基づいて前記第1の描画データをアフィン変換し、変換後の図形を描画する第2の描画データを遂次的に生成する演算部と、前記静止画データを遂次的に入力することにより前記動画を表示するとともに、前記第2の描画データを遂次的に入力することにより、前記動画に前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示可能な表示部と、を有することを特徴とする。
上記構成により、撮影位置・焦点距離・方位を変化させても視覚的指示を行なう図形と動画中の被写体との相対位置が変化しないので、作業者が図形による視覚的指示をより正確に理解可能な現場情報通信システムとなる。さらに作業者が生成した抽出静止画に基づいて、抽出静止画に重ねて表示する図形が形成されることになるので、作業者が視覚的指示を容易に理解することが可能な現場情報通信システムとなる。
第3には、作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信システムであって、前記作業現場の動画を生成するため、前記作業現場の静止画データを遂次的に生成して、前記第1の端末に遂次的に出力するカメラ部と、前記静止画データに対応する前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータを遂次的に生成して、前記第1の端末に遂次的に出力するカメラデータ生成部と、前記第2の端末が遂次的に受信した前記静止画データから抽出静止画を描画する抽出静止画データを生成するとともに、前記第2の端末が遂次的に受信した前記カメラデータから前記抽出静止画データに対応する抽出カメラデータを生成して前記第2の端末に出力する静止画生成部と、前記抽出静止画データの前記抽出静止画に重なる図形を描画する第1の描画データを生成して前記第2の端末に出力する描画生成部と、前記第1の端末が受信した前記第1の描画データ及び前記抽出カメラデータを入力し、前記カメラデータ生成部から入力される前記カメラデータと前記抽出カメラデータとの差分に基づいて前記第1の描画データをアフィン変換し、変換後の図形を描画する第2の描画データを遂次的に生成する演算部と、前記静止画データを遂次的に入力することにより前記動画を表示するとともに、前記第2の描画データを遂次的に入力することにより、前記動画に前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示可能な表示部と、を有することを特徴とする。
上記構成により、撮影位置・焦点距離・方位を変化させても視覚的指示を行なう図形と動画中の被写体との相対位置が変化しないので、作業者が図形による視覚的指示をより正確に理解可能な現場情報通信システムとなる。さらに設計者が生成した抽出静止画に基づいて、抽出静止画に重ねて表示する図形が形成されることになるので、設計者が視覚的指示を与えるための図形を被写体に対して正確に描画することが可能な現場情報通信システムとなる。
第4には、前記カメラデータは、前記静止画データの画像の焦点位置を示す焦点位置データを有し、前記第2の描画データの平面座標の平行移動量は、前記焦点位置データに基づいて算出されたことを特徴とする。
上記構成により、撮影位置・焦点距離・方位を変化させても視覚的指示を行なう図形は、動画中の被写体との相対位置のみならず大小関係も変化しないことになるので、表示部は、第2の描画データに係る図形があたかも現場の被写体とともに物体として存在するかのように表示することができる。特に焦点位置データに係る焦点位置を被写体に設定し、第2の描画データの平面座標の法線方向の平行移動量を上述の焦点位置の量と同じに設定した場合は、第2の描画データに係る図形が被写体上に直接描かれたように表示することができる。したがって、作業者が図形による視覚的指示をより正確に理解可能な現場情報通信システムとなる。
第5には、前記第2の端末は、前記抽出静止画データを前記第1の端末に送信可能とされ、前記表示部は、前記抽出静止画データの前記抽出静止画に前記第1の描画データの図形を重ねて表示可能とすることを特徴とする。
上記構成により、作業者は、第1の描画データの正面図と、第2の描画データ、すなわち撮影位置の移動等により移動・変形した第1の描画データを同時に見ることができるので、設計者からの視覚的指示を見落とすことなく正確に理解することが可能な現場情報通信システムとなる。
第6には、前記演算部は、前記第2の描画データを前記第1の端末に出力可能とされ、前記第2の端末は、前記静止画データを遂次的に入力することにより前記動画を表示するとともに、前記第2の端末が受信した前記第2の描画データを遂次的に入力することにより、前記動画に前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示可能な第2の表示部を有することを特徴とする。
上記構成により、設計者は、第2の描画データ、すなわち撮影位置の移動等により移動・変形した第1の描画データを同時に見ることができるので、作業者の居場所の理解が容易となる現場情報通信システムとなる。
第7には、前記第2の表示部は、前記抽出静止画データの前記抽出静止画に前記第1の描画データの図形を重ねた状態で前記動画とともに表示可能とし、前記動画または前記静止画のいずれか一方を拡大・縮小して表示可能とすることを特徴とする。
上記構成により、設計者は、第1の描画データを効率よく生成することが可能となる。
第8には、前記第1の端末は、前記第1の描画データに重ねて表示可能な文字を描く文字データを前記第2の端末に出力可能であることを特徴とする。
上記構成により、設計者から送信させる視覚的指示に対して視覚的な返答を行なうことが可能となるので、作業効率を向上させることができる。
第9には、前記第1の端末は、携行可能であるとともに、前記カメラ部及び前記表示部は、前記第1の端末と一体に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、作業者は表示部の画像を見ながら現場の被写体を見ることができるので作業効率を向上させることができる。
一方、本発明に係る現場情報通信方法は、第1には、作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信方法であって、前記作業現場の静止画若しくは動画を撮影して前記第1の端末に出力し、前記第2の端末が受信した前記静止画若しくは前記動画に重ねる文字・図形を描画する描画データを生成して前記第2の端末に出力し、前記静止画若しくは前記動画を表示するとともに、前記第1の端末が受信した前記描画データにより前記文字・図形を前記静止画若しくは前記動画に重ねて表示させることを特徴とする。
上記方法により、静止画若しくは動画に文字・図形を重ねて表示されるので、作業者は画像と文字・図形が有する視覚的指示との関係を容易に理解することができるので、設計者から作業者への指示を正確に行い、作業効率を高めることが可能となる。また現場の画像に文字や図形を書き込む画面を形成することになるので、現場の画像と文字・図形を書き込む画面との切替作業を回避して、作業者と設計者とが、円滑に現場内の情報を供給することが可能となる。
第2には、作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信方法であって、前記作業現場の動画を生成するため、前記作業現場の静止画データを遂次的に生成して、前記第1の端末に遂次的に出力し、前記静止画データに対応する撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータを遂次的に生成し、前記カメラ部から遂次的に入力される前記静止画データから抽出静止画を描画する抽出静止画データを生成して前記第1の端末に出力し、前記カメラデータ生成部から遂次的に入力される前記カメラデータから前記抽出静止画データに対応する抽出カメラデータを生成して前記第1の端末に出力し、前記第2の端末が受信する前記抽出静止画データの前記抽出静止画に重なる図形を描画する第1の描画データを生成して前記第2の端末に出力し、前記カメラデータ生成部から入力された前記カメラデータと前記抽出カメラデータとの差分に基づいて、前記第1の端末が受信した前記第1の描画データを遂次的にアフィン変換して変換後の図形を描画する第2の描画データを遂次的に生成し、遂次的に生成された前記静止画データにより前記動画を表示するとともに、遂次的に生成された前記第2の描画データにより前記動画に撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示することを特徴とする。
上記方法により、撮影位置・焦点距離・方位を変化させても視覚的指示を行なう図形と動画中の被写体との相対位置が変化しないので、作業者が図形による視覚的指示をより正確に理解可能な現場情報通信システムとなる。さらに作業者が生成した抽出静止画に基づいて、抽出静止画に重ねて表示する図形が形成されることになるので、作業者が視覚的指示を容易に理解することが可能となる。
第3には、作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信方法であって、前記作業現場の動画を生成するため、前記作業現場の静止画データを遂次的に生成して前記第1の端末に遂次的に出力し、前記静止画データに対応する撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータを遂次的に生成して前記第1の端末に遂次的に出力し、前記第2の端末が遂次的に受信した前記静止画データから抽出静止画を描画する抽出静止画データを生成して前記第2の端末に出力し、前記抽出静止画データの画像に重なる図形を描画する第1の描画データを生成して前記第2の端末に出力し、前記カメラデータと前記第1の端末が受信した前記抽出カメラデータとの差分に基づいて前記第1の端末が受信した前記第1の描画データをアフィン変換して変換後の図形を描画する第2の描画データを遂次的に生成し、遂次的に生成される前記静止画データにより前記動画を表示するとともに、遂次的に生成された前記第2の描画データにより前記動画に撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示させることを特徴とする。
上記方法により、撮影位置・焦点距離・方位を変化させても視覚的指示を行なう図形と画像中の被写体との相対位置が変化しないので、作業者が図形による視覚的指示をより正確に理解可能な現場情報通信システムとなる。さらに設計者が生成した抽出静止画に基づいて、抽出静止画に重ねて表示する図形が形成されることになるので、設計者が視覚的指示を与えるための図形を被写体に対して正確に描画することが可能となる。
第4には、前記カメラデータに、前記静止画データの画像の焦点位置を示す焦点位置データを包含させ、前記焦点位置データに基づいて前記第2の描画データの平面座標の平行移動量を算出することを特徴とする。
上記方法により、撮影位置・焦点距離・方位を変化させても視覚的指示を行なう図形は、動画中の被写体との相対位置のみならず大小関係も変化しないことになるので、表示部は、第2の描画データに係る図形があたかも現場の被写体とともに物体として存在するかのように表示することができる。特に焦点位置データに係る焦点位置を被写体に設定し、第2の描画データの平面座標の法線方向の平行移動量を上述の焦点位置の量と同じに設定した場合は、第2の描画データに係る図形が被写体上に直接描かれたように表示することができる。したがって、作業者が図形による視覚的指示をより正確に理解可能となる。
本発明に係る現場情報通信システム、及び現場情報通信方法によれば、静止画若しくは動画に文字・図形を重ねて表示されるので、作業者は画像と文字・図形が有する視覚的指示との関係を容易に理解することができるので、設計者から作業者への指示を正確に行い、作業効率を高めることが可能となる。また現場の画像に文字や図形を書き込む画面を形成することになるので、現場の画像と文字・図形を書き込む画面との切替作業を回避して、作業者と設計者とが、円滑に現場内の情報を供給することが可能となる
本実施形態の現場情報通信システムの適用対象を示す図である。 第1実施形態の現場情報通信システムのブロック図である。 第2実施形態の現場情報通信システムのブロック図である。 第3実施形態の現場情報通信システムのブロック図である。 設計者が用いる第2の端末の第2の表示部に現れる画面の例を示す図である。 設計者が用いる第2の端末の第2の表示部に現れる画面の例を示す図である。 設計者が用いる第2の端末の第2の表示部に現れる画面の例を示す図である。 設計者が用いる第2の端末の第2の表示部に現れる画面の例を示す図である。 作業者が用いる第1の端末の表示部に現れる画面の例について示す図である。 設計者が用いる第2の端末の第2の表示部に現れる画面の例を示す図である。 設計者が図形を描画した根拠となる抽出静止画の撮影位置と現在の動画の撮影位置が異なる場合の図形の変化を示す図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1に本実施形態の現場情報通信システムの適用対象を示す。図1に示すように、本実施形態の現場情報通信システム10は、遠隔地の作業現場に従事する作業者と、指令センタに駐在する設計者とのコミュニケーションツールとして用いられる。作業者は後述の第1の端末12となるモバイルパソコンを所持しており、一方、設計者は後述の第2の端末32となる据付型のパソコン等を扱い、モバイルパソコンとパソコンはインターネット等の双方向通信回線46により接続された状態となっている。モバイルパソコンには、作業現場を撮影する後述のカメラ部14となるデジタルカメラ、モバイルパソコンの向き計測する加速度センサー106(第2、第3実施形態)及び方位センサー108(第2、第3実施形態)が内蔵されている。またモバイルパソコンには、作業者と設計者との音声会話が可能なヘッドセット30(ヘッドフォン、マイク)が接続される。一方、設計者が用いるパソコンは、モバイルパソコンにより撮影された静止画または動画を見ることができるとともに、後述のように静止画上もしくは動画上に描いた文字・図形の情報をモバイルパソコンに送信して、作業者と設計者とが画像、文字・図形を共有させることができる。
図2に第1実施形態の現場情報通信システムのブロック図を示す。第1実施形態の現場情報通信システム10は、遠隔地の作業現場に導入された第1の端末12と、指令センタに設置された第2の端末32との双方向通信回線46によりデータの送受信を行なう現場情報通信システム10である。そして現場情報通信システム10は、前記作業現場の静止画26a若しくは動画を撮影して前記第1の端末12に出力するカメラ部14と、前記第2の端末32が受信した前記静止画26a若しくは前記動画に重ねる文字42a・図形42bを描画する描画データ42を生成して前記第2の端末32に出力する描画生成部40とを有する。
さらに前記カメラ部14から入力された前記静止画26a若しくは前記動画を表示するとともに、前記第1の端末12が受信した前記描画データ42を入力して前記文字42a・図形42bを前記静止画26a若しくは前記動画に重ねて表示可能な表示部16と、を有する。
第1の端末12は、例えば上述のモバイルパソコンであり、作業者が作業現場において携行するものである。第2の端末32は例えば指令センタに設置された上述の据付型のパソコンであり、設計者が用いるものである。また第1の端末12、第2の端末32は、それぞれ端末に接続する構成要素からデータを取得し、或いは構成要素にデータを出力することができる。さらに第1の端末12及び第2の端末32は、インターネット、無線等の双方向通信回線46(図2参照)を用いて接続され、各端末に入力されたデータの送受信が可能な構成を有している。よって各端末にはヘッドセット30、44(ヘッドフォン、マイク)が接続され、作業者と設計者との間で音声通話が可能となっている。
第1の端末12は、カメラ部14、表示部16、記憶部20と一体で形成されるとともに、タグリーダ22と接続される。このように第1の端末12、カメラ部14、表示部16を一体に形成することにより作業者は表示部16の画像を見ながら現場の被写体を見ることができるので作業効率を向上させることができる。第1の端末12においては、第1の端末12側で生成されたエリア番号データ24、静止画データ26が入力される。また第2の端末32から描画データ42が送信される。そして第1の端末12は静止画データ26、後述の描画データ42、文字データ28、エリア番号データ24を表示部16に出力する。
タグリーダ22は、作業者がタグ上のコードをスキャン操作する等により、エリア番号データ24に変換し、第1の端末12に出力するものである。ここで、第1の端末12が導入される作業現場には、作業エリアごとに割り当てられたエリア番号のコードが内蔵されたタグが貼り付けられている。よって作業者は、タグに書き込まれたコードをタグリーダ22により読み取り、第1の端末12に出力する。これにより第1の端末12は、第2の端末32にエリア番号データ24を送信することができる。
カメラ部14は、第1の端末12からの指令、またはカメラ部14に付属するシャッター等により静止画26aを撮影し、静止画データ26を第1の端末12に出力する。なおカメラ部14は第1の端末12と一体に形成されているが、第1の端末12と別体でもよく、またカメラ部14は1つのエリアに複数台導入・設置してもよい。さらにカメラ部14は静止画26aでなく動画を第1の端末12に出力してもよい。
表示部16は、第1の端末12を構成するディスプレイであって、静止画データ26に係る静止画26a、エリア番号データ24に係るエリア番号24a、後述の描画データ42に係る文字42a・図形42b、文字データ28に係る文字28aを表示する。
第1外部入力部18はまた第1の端末12に接続されたマウス、キーボード、表示部16と一体化したタッチパネル等により構成されている。
また第1の端末12は、描画データ42にかかる文字42a・図形42bに重なる位置、または文字42a・図形42bから所定間隔離れた位置に文字28aを描く文字データ28を第1外部入力部18により生成し、表示部16に出力するとともに第2の端末32に送信する。
そして第1の端末12は、第1外部入力部18を用い、表示部16に表示された静止画26a、及び静止画26aに重ねて表示する後述の文字42a・図形42b、そして文字データ28に係る文字28aの表示・非表示の選択を行なうことができる。
また、第1の端末12に入力されたエリア番号データ24及び静止画データ26は、双方向通信回線46により第2の端末32に送信される。さらに静止画データ26、文字データ28、後述の描画データ42はエリア番号データ24に対応して記憶部20に記憶される。
ここで、記憶部20にエリア番号データ24に対応する静止画データ26、文字データ28、後述の第1の描画データ42が記憶された場合、タグリーダ22から同一番号のエリア番号データ24が入力されると、第1の端末12はエリア番号データ24に係る静止画データ26、文字データ28、後述の描画データ42を記憶部20から読み出して表示部16に静止画26aと後述の描画データ42に係る文字42a・図形42b、文字データ28にかかる文字28a、エリア番号24aを表示させるとともに、第2の端末32にエリア番号データ24を送信するものとする。
第2の端末32は、第2の表示部34、記憶部38と一体に形成されている。第2の端末32においては、第1の端末12からエリア番号データ24、静止画データ26、文字データ28を受信する。また第2の端末32側で生成された描画データ42が入力される。そして静止画データ26、描画データ42、文字データ28、エリア番号データ24を第2の表示部34に出力する。
第2の表示部34は、第2の端末32を構成するディスプレイであって、静止画データに係る静止画、エリア番号データ24に係るエリア番号24a、後述の描画データ42に係る文字42a・図形42b、生成中の描画データ42にかかる文字42a・図形42b、文字データ28に係る文字28aを表示する。
また第2外部入力部36は、第2の端末32に接続するマウス、キーボード、第2の表示部34に一体化したタッチパネル等で形成されている。よって第2の端末32は第2外部入力部36により第2の表示部34において静止画26a、及び後述の文字42a、図形42b、生成中の文字42a及び図形42b、文字データ28に係る文字28aの表示・非表示の選択を行なうことができる。
描画生成部40は、第2の端末32にインストールされたアプリケーションであって、第2の表示部34に表示された静止画26aに対応した文字42aや図形42bを描画することができる。描画生成部40は第2の端末32に付属する第2外部入力部36を用い、表示された静止画26a上に文字42aや図形42bを描画することができ、描画された文字42a、図形42bは描画データ42として生成され、第2の端末32に出力されるとともに、第1の端末12に送信される。この描画データ42は、例えば静止画データ26と同一の平面座標を用い、所定の間隔で並べられたドットと、ドットごとに与えられた色情報により構成されている。さらに色情報が与えられないドット(文字42a、図形42bが描画されない部分)については無色とする。また描画データ42において、第2外部入力部36(キー操作)により文字コードを入力することにより、平面座標の所定位置において文字コードにかかる文字42aが描画されるように構成されている。これにより、静止画26a上に重ねて文字42a、図形42bを表示することができる。
第2の端末32に接続された記憶部38は、第2の端末32によりエリア番号データ24に対応して静止画データ26、後述の描画データ42、文字データ28を記憶することができる。また記憶部38にはエリア番号ごとの設計図48aが描かれた設計図データ48が記憶されている。
ここで、記憶部38にエリア番号データ24に対応する静止画データ26、文字データ28、後述の描画データ42が記憶された場合、第1の端末12から同一のエリア番号データ24が送信されると、第2の端末32はその同一のエリア番号24に係る静止画データ26、描画データ42、文字データ28、設計図データ48を記憶部38から読み出して第2の表示部34に静止画26aと描画データ42に係る文字42a・図形42b、文字データ28に係る文字28a、設計図48a、エリア番号24aを表示させるものとする。
第1実施形態の現場情報通信システム10の動作としては、まず作業者がカメラ部14により現場の静止画26aを撮影することにより静止画データ26を第1の端末12に出力する。また作業者がタグ上のコードをタグリーダ22によりスキャンすることにより、エリア番号データ24を生成し第1の端末12に出力する。そして第1の端末12は第2の端末32に静止画データ26及びエリア番号データ24を送信するとともに、静止画データ26をエリア番号データ24に対応させて記憶部20に記憶する。
次に、第2の端末32は第1の端末12から受信した静止画データ26により、第2の表示部34に静止画26aを表示させるとともに、静止画データ26をエリア番号データ24に対応させて記憶部38に記憶させる。さらに第2の端末32は記憶部38からエリア番号データ24に対応する設計図データ48を読み出し第2の表示部34に設計図48aを表示させる。
そして、第2の端末32は描画生成部40を起動させ、第2外部入力部36を用いて静止画26aに対応する文字42a、図形42bとなる描画データ42を生成し、第2の端末32に出力する。これにより第2の端末32は第1の端末12に描画データ42を送信し、描画データ42に係る文字42a、図形42bを第2の表示部34にするとともに、描画データ42をエリア番号データ24に対応させて記憶部38に記憶する。よって第2の表示部34は描画データ42に係る文字42a、図形42bを静止画26aに重ねて表示することになる。一方、第1の端末12は描画データ42を受信すると、描画データ42を表示部16に出力するとともに描画データ42をエリア番号データ24に対応させて記憶部20に記憶する。よって表示部16は描画データ42に係る文字42a、図形42bを静止画26a上に重ねて表示することになる。
これにより表示部16においては静止画26a、エリア番号24aが表示されるとともに、静止画26a上に重ねて文字42a、図形42bが表示されることになる。また第2の表示部34においては静止画26a、設計図48a、エリア番号24aが表示されるとともに、静止画26a上に重ねて文字42a、図形42bが表示されることになる。
また作業者が描画データ42にかかる文字42a、図形42bにかかる視覚的指示に対して文字28aにより返答する場合には、第1の端末12に接続する第1外部入力部18のキー操作等により文字入力して文字データ28を生成し、記憶部20にエリア番号データ24に対応して記憶するとともに、第2の端末32に送信する。そして第2の端末32は、受信した文字データ28を第2の表示部34に出力し、描画データ42に係る図形42b上、もしくは所定位置に文字データ28にかかる文字28aを表示させる。
また一旦、第1の端末12及び第2の端末32を立ち下げ、再び両者を立ち上げた場合の動作について説明する。まず、タグリーダ22によりエリア番号データ24が第1の端末12に入力されると、第1の端末12は第2の端末32にエリア番号データ24を送信するとともに、エリア番号データ24に対応した静止画データ26、描画データ42、文字データ28を記憶部20から読み出し、表示部16に静止画データ26、描画データ42、文字データ28、エリア番号データ24を出力する。
一方、第2の端末32は第1の端末12から受信したエリア番号データ24に対応する静止画データ26、描画データ42、文字データ28、設計図データ48を読み出し、第2の表示部34に静止画データ26、描画データ42、設計図データ48、文字データ28、エリア番号データ24を出力する。これにより表示部16には、静止画16a、描画データ42に係る文字42a・図形42b、文字データ28に係る文字28aが再現され、第2の表示部34には静止画26a、描画データ42に係る文字42a・図形42b、文字データ28に係る文字28a、設計図48aが再現される。
したがって第1実施形態の現場情報通信システム10によれば、静止画26a若しくは動画に文字42a(文字28a)、図形42bを重ねて表示されるので、作業者は画像(静止画26a)と文字42a・図形42bが有する視覚的指示との関係を容易に理解することができ、設計者から作業者への指示を正確に行い、作業効率を高めることが可能な現場情報通信システム10となる。また現場の画像(静止画26a)に文字42a(文字28a)や図形42bを書き込む画面を形成することになるので、現場の画像(静止画26a)と文字42a(文字28a)・図形42bを書き込む画面との切替作業を回避して、作業者と設計者とが、円滑に現場内の情報を共有することが可能な現場情報通信システム10となる。
第2実施形態に係る現場情報通信システムを図3に示す、第2実施形態に係る現場情報通信システムは、遠隔地の作業現場に導入された第1の端末102と、指令センタに設置された第2の端末142との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信システム100である。そして現場情報通信システム100は、前記作業現場の動画を生成するため、前記作業現場の静止画データ126を遂次的に生成して、前記第1の端末102に遂次的に出力するカメラ部104と、前記静止画データ126に対応する前記カメラ部104の撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータ136を遂次的に生成するカメラデータ生成部118を有する。
また、前記カメラ部104から遂次的に入力される前記静止画データ126から抽出静止画138aを描画する抽出静止画データ138を生成し、前記カメラデータ生成部118から遂次的に入力される前記カメラデータ136から前記抽出静止画データ138に対応する抽出カメラデータ140を生成して前記第1の端末102に出力する静止画生成部120を有する。
そして、前記第2の端末142が受信した前記抽出静止画データ138に係る前記抽出静止画138aに重なる図形(第1の図形152a)を描画する第1の描画データ152を生成して前記第2の端末142に出力する描画生成部150を有する。
さらに、前記抽出カメラデータ140及び前記第1の端末102が受信した前記第1の描画データ152を入力し、前記カメラデータ生成部118から入力される前記カメラデータ136と前記抽出カメラデータ140との差分に基づいて前記第1の描画データ152をアフィン変換し、変換後の図形(第2の図形154a)を描画する第2の描画データ154を遂次的に生成する演算部122を有する。
そして、前記静止画データ126を遂次的に入力することにより前記動画を表示するとともに、前記第2の描画データ154を遂次的に入力することにより、前記動画に前記カメラ部104の撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形(第2の図形154a)を重ねて表示可能な表示部112と、を有する。
第1の端末102、第2の端末142は、第1実施形態と同様に双方向通信回線156により接続されている。
第1の端末102において、カメラ部104、加速度センサー106、方位センサー108、表示部112等は第1の端末102と一体に形成されている。また、カメラデータ生成部118、静止画生成部120、演算部122は、例えば第1の端末102にアプリケーションとして内蔵されている。そして第1の端末102においては、第1の端末102側で生成されたエリア番号データ124、静止画データ126(動画)、抽出静止画データ138、抽出カメラデータ140、第1の描画データ152が入力される。また第2の端末142から第1の描画データ152が送信されるとともに演算部122に出力する。さらに静止画データ126(動画)、抽出静止画データ138、第1の描画データ152、演算部122から出力された第2の描画データ154を表示部112に出力し、静止画データ126(動画)、第2の描画データ154、エリア番号データ124を第2の端末142に出力する。
また第1の端末102は抽出静止画データ138、抽出カメラデータ140、第1の描画データ152をエリア番号データ124に対応させて記憶部116に記憶する。第1実施形態と同様に第1の端末102は文字データ28を生成可能であるが、説明を省略する。そして第1の端末102は、上述同様にエリア番号データ124が入力されると、そのエリア番号データ124を第2の端末142に送信するととともに、エリア番号データ124に対応する抽出静止画データ138、抽出カメラデータ140、第1の描画データ152を記憶部116から読み出す。
そして、抽出カメラデータ140及び第1の描画データ152を演算部に出力するとともに、静止画データ126(動画)、抽出静止画データ138、第1の描画データ152、演算部122から出力された第2の描画データ154を表示部112に出力する。さらに第1の端末102は第2の描画データ154及び静止画データ126(動画)を第2の端末142に送信する。
カメラ部104は、第1の端末102の起動及び第1の端末102からの指令等により作業現場を撮影した静止画データ126を遂次的に生成して第1の端末102に出力することにより、表示部112及び第2の表示部144において動画126aを表示させるものである。またカメラ部104は遂次的に生成する静止画データ126に対応して焦点距離データ128、焦点位置データ130を遂次的に生成してカメラデータ生成部118に出力する。
カメラデータ生成部118は、加速度センサー106から入力される仰角データ132、方位センサー108(加速度センサー)から入力される水平方位データ134からカメラ部104の方位を示すデータを生成し、さらにカメラ部104から焦点距離データ128、焦点位置データ130を入力し、これらのデータをもとにカメラ部104の撮影位置、方位、焦点距離、焦点位置を示すカメラデータ136を生成して第1の端末102及び演算部122に出力する。ここで、加速度センサー106、方位センサー108により互いに直交する3つの軸方向の加速度が検出可能となっており、これを積分することにより撮影位置、方位を特定することができる。なお撮影位置及び方位のデータの絶対値は任意となるが、実際の撮影位置及び方位の変化に対応して変化する。
静止画生成部120は、カメラ部104から遂次的に静止画データ126(動画)が入力される。そしてキー操作等により動画の1コマを構成し、抽出静止画138aを描画する抽出静止画データ138を生成する。よって、抽出静止画データ138は遂次的に入力される静止画データ126のうちの一つを選択したものである。また静止画生成部120は、カメラデータ生成部118から遂次的にカメラデータ136を入力する。そしてカメラデータ136から抽出静止画データ138に対応する抽出カメラデータ140を生成する。抽出カメラデータ140は、抽出静止画データ138に係る抽出静止画138aが撮影された時刻と同時刻に生成された焦点距離データ128及び焦点位置データ130、加速度センサー106で同時刻に生成された仰角データ132、方位センサー108で同時刻に生成された水平方位データ134、に基づいて生成されたデータである。そして静止画生成部120は抽出静止画データ138、抽出カメラデータ140を第1の端末102に出力する。
表示部112は、第1の端末102を構成するディスプレイであって、静止画データ126に係る動画126a、動画126a上に重ねて表示される第1の描画データ152に係る文字152b及び第1の図形152a、動画126a上に重ねて表示される第2の描画データ154に係る第2の図形154a、抽出静止画データ138に係る抽出静止画138a、抽出静止画138aに重ねて表示される第1の描画データ152にかかる文字152b及び第1の図形152a、エリア番号データ124に係るエリア番号124aを表示する。
第1外部入力部114は、第1の端末102に接続されたマウス、キーボード、表示部112と一体化したタッチパネル等により構成され、動画126a、抽出静止画138a、の並列表示またはいずれか一方の拡大表示、文字152b、第1の図形152a、第2の図形154aの表示・非表示の選択を行なうことができる。
なお、第2の描画データ154に用いられた現在のカメラデータ136と、第1の描画データ152のもとになる抽出静止画データ138に対応する抽出カメラデータ140の値が一致する場合は、第1の図形152aと第2の図形154aを同時に表示した場合、両者は位置・形状ともに同一となり完全に重なって表示される。
第2の端末142において、第2の表示部144、記憶部148は第2の端末142と一体に形成されている。また、描画生成部150は、例えば第2の端末142にアプリケーションとして内蔵されている。そして第2の端末142においては、第1の端末102側で生成されたエリア番号データ124、静止画データ126(動画)が入力される。また第2の端末142から第1の描画データ152を送信するとともに記憶部148にエリア番号データ124に対応して記憶する。さらに静止画データ126(動画)、抽出静止画データ138、第1の描画データ152、第2の描画データ154、エリア番号データ124を第2の表示部144に出力する。
第2の端末142に接続された記憶部148は、第2の端末142によりエリア番号データ124に対応して抽出静止画データ138、第1の描画データ152を記憶することができる。また記憶部148にはエリア番号ごとの設計図158aが描かれた設計図データ158が記憶されている。よって第2の端末142は、第1の端末102からエリア番号データ124が入力されるとエリア番号データ124に対応する設計図データ158を読み出し、第2の表示部144に出力する。
描画生成部150は、第2の表示部144に表示された抽出静止画138aに対応した文字152bや図形(第1の図形152a)を描画することができる。描画生成部150は第2の端末142に付属する第2外部入力部146を用い、表示された抽出静止画138a上に文字152bや第1の図形152aを描画することができ、描画された文字152b、第1の図形152aは、第1の描画データ152として生成され、第2の端末142に出力されるとともに、第1の端末102に送信される。
また、描画生成部150で生成される第1の描画データ152の平面座標は静止画データ126(動画)の平面座標と同一のものを用いる。これにより静止画データ126(動画)が形成する動画126a上に第1の描画データ152に係る文字152b、第1の図形152a(点群の図形)、及び後述の第2の描画データ154に係る第2の図形154a(点群の図形)を重ねて表示することができる。
さらに描画生成部150は、第1の描画データ152として立体図形(第2の図形154a)を描画することができる。この場合上述の平面座標に、平面座標の法線に沿った座標軸を加えた立体座標に立体図形を描画することになる。この法線方向の座標軸は、対応する静止画データ126(動画)を撮影した際のカメラの光軸と一致する。
第2の表示部144は、第2の端末142を構成するディスプレイであって、静止画データ126に係る動画126a、動画126a上に重ねて表示される第1の描画データに係る文字及び第1の図形152a、動画126a上に重ねて表示される第2の描画データ154に係る第2の図形154a、抽出静止画データ138に係る抽出静止画138a、抽出静止画138aに重ねて表示される第1の描画データ152に係る文字152b及び第1の図形152a、抽出静止画138aに重ねて表示される生成中の第1の描画データ152に係る文字152b及び第1の図形152a、エリア番号データ124に係るエリア番号124aを表示する。
第2外部入力部146は、第2の端末142に接続されたマウス、キーボード、第2の表示部144と一体化したタッチパネル等により構成され、動画126a、抽出静止画138a、の並列表示またはいずれか一方の拡大表示、文字152b、第1の図形152a、第2の図形154aの表示・非表示の選択を行なうことができる。
第1の端末102に配設された演算部122は、カメラデータ生成部118から入力されるカメラデータ136(現在のカメラデータ)と第1の端末102を介して入力される抽出カメラデータ140(抽出静止画138aを撮影時のカメラデータ)との差分を用いて、第1の端末102を介して入力された第1の描画データ152をアフィン変換(後述)して第2の描画データ154を生成するものである。第2の描画データ154は、文字152bや図形(第2の図形154a)を、平面座標を用いて平面的に描画し、または立体図形(第2の図形154a)を立体座標を用いて立体的に描画するものである。
ここで、第2の描画データ154に係る第2の図形154aのアフィン変換について説明する(図11(a)参照)。まずカメラ部104の撮影位置を原点(0,0,0)とし、抽出静止画データ138に係る焦点位置を(f,0,0)とし、この焦点位置を中心として第2の図形154a(平面図形、立体図形)を描画する。そして、カメラ部104をx軸方向(水平方向)にa、y軸方向(x軸に垂直な水平方向)にb平行移動し、z軸(x軸、y軸に垂直な鉛直方向の軸)回りにθ回転した方向にカメラの光軸を向けた場合の第2の図形154aの中心位置の座標(x,y,z)は、
Figure 2012070238
により表すことができる。ここで、カメラの光軸が(f,0,0)に交わる場合は、
Figure 2012070238
となる。また第2の図形154aは、第2の図形154aの輪郭(表面)を現す部分を座標とする点群により表されるから、点群の座標を(x,y,z)とすると、第2の図形154aの変換後の座標(x′、y′、z′)は、
Figure 2012070238
となる。そしてカメラの位置と図形を描いた座標位置(焦点位置)との距離により第2の図形154aの大きさは変化し、図形の拡大率・縮小率(Q)は以下のようになる。
Figure 2012070238
よって、数式4からわかるように、Qは一定ではなく点群の位置に応じて変化する。したがって、カメラの位置を変えると第2の図形154aの形状が変化することがわかる。なおカメラの焦点距離を変化させるとQは焦点距離に応じて拡大・縮小される。
したがって、カメラ部104の位置・方向・焦点距離が変化した場合、表示部112(第2の表示部144)で表示される動画126a上の被写体の位置・形状・大きさが変化する。一方、第2の描画データ154に係る第2の図形154aは、カメラ部の位置・方向・焦点距離に対応して画面上の位置を変化させることになるので、カメラ部104の光学配置の変化に伴う被写体の位置・形状・大きさの変化に対応して変化させることができる。
さらに第2の描画データ154は、焦点位置データ130に基づいて平面座標の法線方向の平行移動の量の情報、すなわち表示部112(第2の表示部144)の表示画面からの仮想的な奥行きの情報が付加される。本実施形態においては、例えば焦点位置データ130の値を、表示画面を基準とした仮想的な奥行きの距離として用いる。これにより、表示部112(第2の表示部144)における被写体の位置・形状・大きさが変化した場合、第2の描画データ154に係る第2の図形154aも被写体の位置・形状・大きさに対応して変化させるとともに、その変化量が、カメラ部104が焦点を合わせた被写体と一致することになる。したがって表示部112(第2の表示部144)において動画126a中の被写体上に直接図形(第2の図形154a)を描いたように表示することができる。なお、第2の描画データ154は、焦点位置データ130を用いずに、カメラデータ136に基づいて生成することも可能である。この場合、カメラ位置の情報は、カメラデータ136が包含する加速度センサー106や方位センサー108が検出する加速度に基づき、演算部122により算出することになる。
このように、撮影位置・焦点距離・方位を変化させても視覚的指示を行なう図形154aは、動画126a中の被写体との相対位置のみならず大小関係も変化しないことになるので、表示部112(第2の表示部144)は、第2の描画データ154に係る図形(第2の図形154a)があたかも現場の被写体とともに物体として存在するかのように表示することができる。特に焦点位置データ130に係る焦点位置を被写体に設定し、第2の描画データ154の平面座標の法線方向の平行移動量を上述の焦点位置の量と同じに設定した場合は、第2の描画データ154に係る図形(第2の図形154a)が被写体上に直接描かれたように表示することができる。したがって、作業者が図形(第2の図形154a)による視覚的指示をより正確に理解可能な現場情報通信システム100となる。
第2実施形態の現場情報通信システム100の動作としては、まず作業者がカメラ部104により現場の動画126aを撮影する。このとき静止画データ126(動画126a)、焦点距離データ128、焦点位置データ130を遂次的に生成し、第1の端末102及び静止画生成部120に静止画データ126を遂次的に出力し、カメラデータ生成部118に焦点距離データ128、焦点位置データ130を遂次的に出力する。このとき第1の端末102は静止画データ126(動画126a)を表示部112に出力して表示部112に動画126aを表示させるとともに、第2の端末142に静止画データ126(動画126a)を遂次的に送信する。
そしてカメラデータ生成部118は、遂次的に入力される焦点距離データ128、焦点位置データ130、仰角データ132、水平方位データ134によりカメラデータ136を遂次的に生成し、演算部122及び静止画生成部120に遂次的に出力する。そして静止画生成部120は作業者のシャッター操作等により静止画データ126(動画126a)から抽出静止画138aを描画する抽出静止画データ138と、前記抽出静止画データ138に対応する抽出カメラデータ140を生成し第1の端末102に出力する。これにより第1の端末102は抽出カメラデータ140を演算部122に出力するとともに、抽出静止画データ138を第2の端末142に送信する。
また、作業者は、タグ上のコードをタグリーダ110によりスキャンしてエリア番号データ124を生成し第1の端末102に出力する。これにより第1の端末102はエリア番号データ124を第2の端末142に出力する。そして、第1の端末102は抽出静止画データ138、エリア番号データ124を表示部112に出力し、表示部112に表示された動画126aに加えて抽出静止画138a、エリア番号124aを表示させる。また第1の端末102は抽出静止画データ138、抽出カメラデータ140をエリア番号データ124に対応させて記憶部116に記憶する。
一方、第2の端末142は、第1の端末102から受信した静止画データ126(動画126a)、抽出静止画データ138、エリア番号データ124を第2の表示部144に出力し、第2の表示部144に動画126a、抽出静止画138a、エリア番号124aを表示させる。さらに第2の端末142はエリア番号データ124に対応する設計図データ158を記憶部148から読み出し第2の表示部144に出力し、第2の表示部144に設計図158aを表示させる。
そして、第2の端末142は描画生成部150を起動させ、第2外部入力部146を用いて抽出静止画138aに対応する文字152b、第1の図形152aとなる第1の描画データ152を生成し、第2の端末142に出力する。
これにより第2の端末142は第1の描画データ152に係る文字152b、第1の図形152aを第2の表示部144に出力するとともに、第1の描画データ152をエリア番号データ124に対応させて記憶部148に記憶する。よって第2の表示部144は第1の描画データ152に係る文字152b、第1の図形152aを抽出静止画138aに重ねて表示することになる。さらに第2の端末142は、第1の端末102に第1の描画データ152を送信する。
一方、第1の端末102は第1の描画データ152を受信すると、第1の描画データ152を表示部112に出力するとともに第1の描画データ152をエリア番号データ124に対応させて記憶部116に記憶する。よって表示部112は第1の描画データ152に係る文字152b、第1の図形152aを抽出静止画138a上に重ねて表示することになる。さらに第1の端末102は第1の描画データ152を演算部122に出力する。
次に演算部122は、入力された第1の描画データ152、カメラデータ136、抽出カメラデータ140を用いて第2の描画データ154を遂次的に算出し第1の端末102に遂次的に出力する。これにより第1の端末102は第2の描画データ154を表示部112に出力して、第2の描画データ154に係る第2の図形154aを動画126aに重ねて表示させ、さらに第2の端末142に第2の描画データ154を遂次的に送信する。
そして第2の端末142は、第2の描画データ154を遂次的に受信すると、第2の表示部144に第2の描画データ154を遂次的に出力し、第2の表示部144に第2の描画データ154に係る第2の図形154aを動画126aに重ねて表示させる。
これにより表示部112においては動画126a、抽出静止画138a、エリア番号124aが表示されるとともに、動画126a上に重ねて文字152b、第1の図形152a、第2の図形154aが表示され、抽出静止画138a上に重ねて文字152b、第1の図形152aが表示されることになる。また第2の表示部144においては動画126a、抽出静止画138a、設計図158a、エリア番号124aが表示されるとともに、動画126a上に重ねて文字152b、第1の図形152a、第2の図形154aが表示され、抽出静止画138a上に重ねて文字152b、第1の図形152aが表示されることになる。
また一旦、第1の端末102及び第2の端末142を立ち下げ、再び両者を立ち上げた場合の動作について説明する。まず第1の端末102を立ち上げてカメラ部104から静止画データ126(動画)を出力させる。そして、タグリーダ110によりエリア番号データ124が第1の端末102に入力されると、第1の端末102は第2の端末142にエリア番号データ124を送信する。そしてエリア番号データ124に対応した抽出静止画データ138、抽出カメラデータ140、第1の描画データ152を記憶部116から読み出し、表示部112に静止画データ126(動画126a)、抽出静止画データ138、第1の描画データ152、エリア番号データ124を出力する。
一方、第2の端末142は第1の端末102から受信したエリア番号データ124に対応する抽出静止画データ138、第1の描画データ152、設計図データ158を読み出し、第2の表示部144に、静止画データ126(動画126a)、抽出静止画データ138、第1の描画データ152、設計図データ158、エリア番号データ124を出力する。
次に第1の端末102は演算部122にカメラデータ136、抽出カメラデータ140、第1の描画データ152を入力して第2の描画データ154を生成し、第1の端末102に出力させる。第1の端末102は第2の描画データ154を表示部112に出力するとともに第2の端末142に送信する。そして第2の端末142は第1の端末102から受信した第2の描画データ154を第2の表示部144に出力する。これにより表示部112には、動画126a、抽出静止画138a、文字152b、第1の図形152a、第2の図形154a、エリア番号124aが再現され、第2の表示部144には、動画126a、抽出静止画138a、文字152b、第1の図形152a、第2の図形154a、設計図158a、エリア番号124aが再現される。
したがって第2実施形態に係る現場情報通信システム100によれば、撮影位置・焦点距離・方位を変化させても視覚的指示を行なう図形(第2の図形154a)と動画126a中の被写体との相対位置が変化しないので、作業者が図形(第2の図形154a)による視覚的指示をより正確に理解可能な現場情報通信システム100となる。さらに作業者が生成した抽出静止画138aに基づいて、抽出静止画138aに重ねて表示する図形(第1の図形152a)が形成されることになるので、作業者が視覚的指示を容易に理解することが可能な現場情報通信システム100となる。
第3実施形態に係る現場情報通信システムを図4に示す。第3実施形態に係る現場情報通信システム200は、遠隔地の作業現場に導入された第1の端末102と、指令センタに設置された第2の端末142との双方向通信回線156によりデータの送受信を行なうものである。現場情報通信システム200は前記作業現場の動画126aを生成するため、前記作業現場の静止画データ126を遂次的に生成して、前記第1の端末102に遂次的に出力するカメラ部104と、前記静止画データ126に対応する前記カメラ部104の撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータ136を遂次的に生成して、前記第1の端末102に遂次的に出力するカメラデータ生成部118を有する。
また、前記第2の端末142が遂次的に受信した前記静止画データ126から抽出静止画204aを描画する抽出静止画データ204を生成するとともに、前記第2の端末142が遂次的に受信した前記カメラデータ136から前記抽出静止画データ204に対応する抽出カメラデータ206を生成して前記第2の端末142に出力する静止画生成部202を有する。
さらに、前記抽出静止画データ204の前記抽出静止画204aに重なる図形(第1の図形152a)を描画する第1の描画データ152を生成して前記第2の端末142に出力する描画生成部150を有する。
そして、前記第1の端末102が受信した前記第1の描画データ152及び前記抽出カメラデータ206を入力し、前記カメラデータ生成部118から入力される前記カメラデータ136と前記抽出カメラデータ206との差分に基づいて前記第1の描画データ152をアフィン変換し、変換後の図形(第2の図形154a)を描画する第2の描画データ154を遂次的に生成する演算部122を有する。
また、前記静止画データ126を遂次的に入力することにより前記動画126aを表示するとともに、前記第2の描画データ154を遂次的に入力することにより、前記動画126aに前記カメラ部104の撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形(第2の図形154a)を重ねて表示可能な表示部112と、を有する。
第3実施形態は、第2実施形態の静止画生成部120が第2の端末142側に移動したものであるので、共通する構成要素には同一の番号を付するとともに、必要な場合を除き共通する構成要素の説明を省略する。
一方、動作においては、設計者が、すなわち第2の端末142に接続された静止画生成部202が抽出静止画データ204、抽出カメラデータ206を生成することになる。よって以下の点で第2実施形態とは異なる。すなわち、第1の端末102は静止画データ126(動画126a)のみならずカメラデータ136を第2の端末142に遂次的に送信する。そして設計者、すなわち第2の端末142は抽出静止画データ204、抽出カメラデータ206を生成して第1の端末102に送信するとともに、第2の表示部144に抽出静止画データ204を出力する。そして、第1の端末102は受信した抽出静止画データ204を表示部112に出力して表示部112に抽出静止画204aを表示させるとともに、受信した抽出カメラデータ206を演算部122に出力する。
上述のように、第3実施形態に係る現場情報通信システム200においては、静止画生成部202が第2の端末142側に存在する。すなわち、第2実施形態に係る抽出静止画データ204、抽出カメラデータ206の生成を、設計者がいる第2の端末142側で行なう。これにより、設計者が生成した抽出静止画204aに基づいて、抽出静止画204aに重ねて表示する図形(第1の図形152a)が形成されることになるので、設計者が視覚的指示を与えるための図形(第1の図形152a)を被写体に対して正確に描画することが可能な現場情報通信システム200となる。
図5、図6、図7、図8、図10に設計者が用いる第2の端末の第2の表示部に現れる画面の例、図9に作業者が用いる第1の端末の表示部に現れる画面の例について示す。ここでは、従来技術で述べたように、例えば原子力発電所に代表される原子力施設の建屋の壁面に埋設された埋金に固定する配管などのサポート材の取り付けに際し不具合が発生した場合を例にして説明する。
まず作業者は第1の端末12(102)を用いて不具合の発生したエリアの静止画26a(動画126a)とエリア番号データ24(124)を第2の端末32(142)に送信する。すると図5に示すように第2の端末32(142)の第2の表示部34(144)には静止画26a(動画126a)とエリア番号24a(124a)が表示される。またカメラ部14(104)が複数存在する場合には、例えば画面下方に各カメラ部から撮影された画像がサムネイル式に表示される。
例えば設計者が不具合発生箇所の寸法を知りたい場合、図5に示すように画面上の寸法書き込みボタンを第2外部入力部36(146)(マウスやタッチパネル等)によりクリックし、図6に示すように描画生成部40(150)は第2外部入力部36(146)により寸法を知りたい部分の始点と終点位置においてクリックする。そして図7に示すように描画生成部40(150)は始点と終点を結ぶ矢印を形成する。
このとき矢印の色情報を第2外部入力部36(146)により任意に選択して描画データ42(第1の描画データ152)を生成する。なお、矢印の初期設定の色(例えば白色)と背景の画面の色との見分けが困難である場合には背景の平均値の色の補色となる色情報、または背景において最も多い色の補色となる色情報を自動的に生成するにしてもよい。さらに図8に示すように矢印の周囲の一定範囲208の色情報の平均値の色の補色となる色情報、または一定範囲208において最も多い色の補色となる色情報を矢印の色情報として入力するようにしてもよい。
こうして生成された描画データ42(第1の描画データ152)は、図9に示すように、第1の端末12(102)に送信させ、第1の端末12(102)において静止画26a(動画126a)に描画データ42(第1の描画データ152)に係る図形42b(第1の図形152a)となる矢印が現れる。そして作業者は実際に測定した寸法の値を、キー操作、タッチパネル操作等により記入する。これが文字データ28として第2の端末32(142)に送信される。すると図10に示すように描画データ42(第1の描画データ152)の図形42b(第1の図形152a)矢印に対する所定位置に第1の端末12(102)で打ちこまれた値が表示される。なお、画面に表示されたエリア番号24a(124a)に係るエリア番号データ24(124)、静止画26a(抽出静止画138a)に係る静止画データ26(静止画データ126)、矢印等の図形42b(第1の図形152a)に係る描画データ42(第1の描画データ152)は、例えば画面右下の上書登録をクリックすることにより記憶部38(116)に記憶される。
図11に設計者が図形を描画した根拠となる抽出静止画の撮影位置、撮影方向と現在の動画の撮影位置、撮影方向が異なる場合の図形の変化を示す。図11(a)は撮影現場の平面図、図11(b)は第1の端末及び第2の端末における抽出静止画と図形、図11(c)は、抽出静止画の撮影位置が異なる場合の第1の端末及び第2の端末における動画と図形を示す。
抽出静止画を撮影時の作業者の位置と、現在の動画を撮影時の作業者の位置及び方向が図11(a)のように異なっているものとする。すると図11(b)に示すように設計者は抽出静止画に映された被写体210の所定位置に重なるように図形(第1の図形152a)を描画することになる。この抽出静止画(被写体210)と図形(第1の図形152a)は第1の端末102及び第2の端末142において見ることができる。その後作業者が抽出静止画の撮影位置から移動して動画を撮影した場合、図11(c)に示すように被写体210に異なる方向から近づくと、被写体210は大きくなるとともに見た形状が変形するが、図形(第2の図形154a)は同一の拡大率で拡大されるとともに、その形状もカメラの角度変化に伴って変化するので、動画上で図形(第2の図形154a)があたかも被写体210上に直接書き込まれたように表示することができる。
なお本実施形態において、第1実施形態における図形42bと、第2実施形態、第3実施形態に係る第1の図形152aは同一のものである。また第2実施形態、第3実施形態を相互に組み合わせた構成、すなわち静止画生成部120、202を第1の端末102側、第2の端末142側それぞれ設け、それぞれの静止画生成部120、202で互いに識別可能な抽出静止画データ138、204を生成し、その抽出静止画データ138、204にそれぞれ対応した第1の描画データ152、第2の描画データ154を生成することも可能である。
指令センタの設計者から遠隔地の作業現場の作業者への視覚的指示を正確に行なうための現場情報通信システム、現場情報通信方法として利用できる。
10………現場情報通信システム、12………第1の端末、14………カメラ部、16………表示部、18………第1外部入力部、20………記憶部、22………タグリーダ、24………エリア番号データ、24a………エリア番号、26………静止画データ、26a………静止画、28………文字データ、28a………文字、30………ヘッドセット、32………第2の端末、34………第2の表示部、36………第2外部入力部、38………記憶部、40………描画生成部、42………描画データ、42a………文字、42b………図形、44………ヘッドセット、46………双方向通信回線、48………設計図データ、48a………設計図、100………現場情報通信システム、102………第1の端末、104………カメラ部、106………加速度センサー、108………方位センサー、110………タグリーダ、112………表示部、114………第1外部入力部、116………記憶部、118………カメラデータ生成部、120………静止画生成部、122………演算部、124………エリア番号データ、126………静止画データ、126a………動画、128………焦点距離データ、130………焦点位置データ、132………仰角データ、134………水平方位データ、136………カメラデータ、138………抽出静止画データ、138a………抽出静止画、140………抽出カメラデータ、142………第2の端末、144………第2の表示部、146………第2外部入力部、148………記憶部、150………描画生成部、152………第1の描画データ、152a………第1の図形、152b………文字、154………第2の描画データ、154a………第2の図形、156………双方向通信回線、158………設計図データ、158a………設計図、200………現場情報通信システム、202………静止画生成部、204………抽出静止画データ、204a………抽出静止画、206………抽出カメラデータ、208………一定範囲、210………被写体。

Claims (13)

  1. 作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との 双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信システムであって、
    前記作業現場の静止画若しくは動画を撮影して前記第1の端末に出力するカメラ部と、
    前記第2の端末が受信した前記静止画若しくは前記動画に重ねる文字・図形を描画する描画データを生成して前記第2の端末に出力する描画生成部と、
    前記カメラ部から入力された前記静止画若しくは前記動画を表示するとともに、前記第1の端末が受信した前記描画データを入力して前記文字・図形を前記静止画若しくは前記動画に重ねて表示可能な表示部と、を有することを特徴とする現場情報通信システム。
  2. 作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信システムであって、
    前記作業現場の動画を生成するため、前記作業現場の静止画データを遂次的に生成して、前記第1の端末に遂次的に出力するカメラ部と、
    前記静止画データに対応する前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータを遂次的に生成するカメラデータ生成部と、
    前記カメラ部から遂次的に入力される前記静止画データから抽出静止画を描画する抽出静止画データを生成し、前記カメラデータ生成部から遂次的に入力される前記カメラデータから前記抽出静止画データに対応する抽出カメラデータを生成して前記第1の端末に出力する静止画生成部と、
    前記第2の端末が受信した前記抽出静止画データに係る前記抽出静止画に重なる図形を描画する第1の描画データを生成して前記第2の端末に出力する描画生成部と、
    前記抽出カメラデータ及び前記第1の端末が受信した前記第1の描画データを入力し、前記カメラデータ生成部から入力される前記カメラデータと前記抽出カメラデータとの差分に基づいて前記第1の描画データをアフィン変換し、変換後の図形を描画する第2の描画データを遂次的に生成する演算部と、
    前記静止画データを遂次的に入力することにより前記動画を表示するとともに、前記第2の描画データを遂次的に入力することにより、前記動画に前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示可能な表示部と、を有することを特徴とする現場情報通信システム。
  3. 作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信システムであって、
    前記作業現場の動画を生成するため、前記作業現場の静止画データを遂次的に生成して、前記第1の端末に遂次的に出力するカメラ部と、
    前記静止画データに対応する前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータを遂次的に生成して、前記第1の端末に遂次的に出力するカメラデータ生成部と、
    前記第2の端末が遂次的に受信した前記静止画データから抽出静止画を描画する抽出静止画データを生成するとともに、前記第2の端末が遂次的に受信した前記カメラデータから前記抽出静止画データに対応する抽出カメラデータを生成して前記第2の端末に出力する静止画生成部と、
    前記抽出静止画データの前記抽出静止画に重なる図形を描画する第1の描画データを生成して前記第2の端末に出力する描画生成部と、
    前記第1の端末が受信した前記第1の描画データ及び前記抽出カメラデータを入力し、 前記カメラデータ生成部から入力される前記カメラデータと前記抽出カメラデータとの差分に基づいて前記第1の描画データをアフィン変換し、変換後の図形を描画する第2の描画データを遂次的に生成する演算部と、
    前記静止画データを遂次的に入力することにより前記動画を表示するとともに、前記第2の描画データを遂次的に入力することにより、前記動画に前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示可能な表示部と、を有することを特徴とする現場情報通信システム。
  4. 前記カメラデータは、
    前記静止画データの画像の焦点位置を示す焦点位置データを有し、
    前記第2の描画データの平面座標の法線方向の平行移動量は、
    前記焦点位置データに基づいて算出されたことを特徴とする請求項2または3に記載の現場情報通信システム。
  5. 前記第2の端末は、
    前記抽出静止画データを前記第1の端末に送信可能とされ、
    前記表示部は、
    前記抽出静止画データの前記抽出静止画に前記第1の描画データの図形を重ねて表示可能とすることを特徴とする請求項3または4に記載の現場情報通信システム。
  6. 前記演算部は、
    前記第2の描画データを前記第1の端末に出力可能とされ、
    前記第2の端末は、
    前記静止画データを遂次的に入力することにより前記動画を表示するとともに、前記第2の端末が受信した前記第2の描画データを遂次的に入力することにより、前記動画に前記カメラ部の撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示可能な第2の表示部を有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の現場情報通信システム。
  7. 前記第2の表示部は、前記抽出静止画データの前記抽出静止画に前記第1の描画データの図形を重ねた状態で前記動画とともに表示可能とし、前記動画または前記静止画のいずれか一方を拡大・縮小して表示可能とすることを特徴とする請求項6に記載の現場情報通信システム。
  8. 前記第1の端末は、前記第1の描画データに重ねて表示可能な文字を描く文字データを前記第2の端末に出力可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現場情報通信システム。
  9. 前記第1の端末は、携行可能であるとともに、
    前記カメラ部及び前記表示部は、前記第1の端末と一体に形成されたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の現場情報通信システム。
  10. 作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信方法であって、
    前記作業現場の静止画若しくは動画を撮影して前記第1の端末に出力し、
    前記第2の端末が受信した前記静止画若しくは前記動画に重ねる文字・図形を描画する描画データを生成して前記第2の端末に出力し、
    前記静止画若しくは前記動画を表示するとともに、前記第1の端末が受信した前記描画データにより前記文字・図形を前記静止画若しくは前記動画に重ねて表示させることを特徴とする現場情報通信方法。
  11. 作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信方法であって、
    前記作業現場の動画を生成するため、前記作業現場の静止画データを遂次的に生成して、前記第1の端末に遂次的に出力し、
    前記静止画データに対応する撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータを遂次的に生成し、
    前記カメラ部から遂次的に入力される前記静止画データから抽出静止画を描画する抽出静止画データを生成して前記第1の端末に出力し、
    前記カメラデータ生成部から遂次的に入力される前記カメラデータから前記抽出静止画データに対応する抽出カメラデータを生成して前記第1の端末に出力し、
    前記第2の端末が受信する前記抽出静止画データの前記抽出静止画に重なる図形を描画する第1の描画データを生成して前記第2の端末に出力し、
    前記カメラデータ生成部から入力された前記カメラデータと前記抽出カメラデータとの差分に基づいて、前記第1の端末が受信した前記第1の描画データを遂次的にアフィン変換して変換後の図形を描画する第2の描画データを遂次的に生成し、
    遂次的に生成された前記静止画データにより前記動画を表示するとともに、遂次的に生成された前記第2の描画データにより前記動画に撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示することを特徴とする現場情報通信方法。
  12. 作業現場に導入された第1の端末と、指令センタに設置された第2の端末との双方向通信回線によりデータの送受信を行なう現場情報通信方法であって、
    前記作業現場の動画を生成するため、前記作業現場の静止画データを遂次的に生成して前記第1の端末に遂次的に出力し、
    前記静止画データに対応する撮影位置・焦点距離・方位を示すカメラデータを遂次的に生成して前記第1の端末に遂次的に出力し、
    前記第2の端末が遂次的に受信した前記静止画データから抽出静止画を描画する抽出静止画データを生成して前記第2の端末に出力し、
    前記抽出静止画データの画像に重なる図形を描画する第1の描画データを生成して前記第2の端末に出力し、
    前記カメラデータと前記第1の端末が受信した前記抽出カメラデータとの差分に基づいて前記第1の端末が受信した前記第1の描画データをアフィン変換して変換後の図形を描画する第2の描画データを遂次的に生成し、
    遂次的に生成される前記静止画データにより前記動画を表示するとともに、遂次的に生成された前記第2の描画データにより前記動画に撮影位置・焦点距離・方位の変化に対応して移動・変形する図形を重ねて表示させることを特徴とする現場情報通信方法。
  13. 前記カメラデータに、前記静止画データの画像の焦点位置を示す焦点位置データを包含させ、
    前記焦点位置データに基づいて前記第2の描画データの平面座標の平行移動量を算出することを特徴とする請求項11または12に記載の現場情報通信方法。
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