JP2012067685A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定子の上部空間に滞留した冷凍機油を圧縮機構部に流すことにより、圧縮機構部の摺動部の異常磨耗を防ぎ、かつ密閉型圧縮機からの冷凍機油の吐出の急増を防ぐ。
【解決手段】密閉容器1に固定子9の上部空間と下部空間をつなぐバイパス管10を設けることにより、冷凍機油がバイパス管10を通り固定子9の下部空間に流れることにより、圧縮機構部に冷凍機油が供給される。また固定子9の上部空間の冷凍機油の滞留を抑え、密閉型圧縮機からの冷凍機油の吐出の急増を防ぐことができる。
【選択図】図1
【解決手段】密閉容器1に固定子9の上部空間と下部空間をつなぐバイパス管10を設けることにより、冷凍機油がバイパス管10を通り固定子9の下部空間に流れることにより、圧縮機構部に冷凍機油が供給される。また固定子9の上部空間の冷凍機油の滞留を抑え、密閉型圧縮機からの冷凍機油の吐出の急増を防ぐことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は空気調和機の室外機等に設けられる密閉型圧縮機に関するものである。
一般に、空気調和機や冷凍機等に用いられる圧縮機として、密閉型圧縮機が知られている。図2は従来の密閉型圧縮機を示すものである。図2に示すように、密閉容器1の中に固定子9と回転子8からなる電動機部およびこの電動機部と連結される圧縮機構部および冷凍機油2を備え、前記圧縮機構部は円筒状のシリンダ4と、シリンダ4の両端面に圧縮室を構成する主軸受3と副軸受5と、前記圧縮室の内部空間で公転運動するピストン7と、ピストン7に公転運動を与える前記回転子8と結合しているシャフト6から構成されている。また、前記密閉容器に前記シリンダから吐出されたガスを案内するバイパス管を取り付けたものもある(例えば、特許文献1参照)。
従来の構成の密閉型圧縮機においては、特にガスの流量が大きい運転条件において冷凍機油が固定子の上部空間に滞留し、冷凍機油が圧縮機構部に十分に供給されず摺動部の異常磨耗に至るという課題がある。また固定子の上部空間に滞留した冷凍機油がそのまま密閉型圧縮機から吐出するため、冷凍サイクルの能力低下につながるという課題もある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、固定子の上部空間に滞留した冷凍機油を圧縮機構部に流すことにより、圧縮機構部の摺動部の異常磨耗を防ぎ、かつ密閉型圧縮機からの冷凍機油の吐出の急増を防ぐことを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、密閉容器に固定子の上部空間と下部空間をつなぐバイパス管を設けている。
これによって、固定子の上部空間に滞留した冷凍機油をバイパス管を経て圧縮機構部に流すことができ、圧縮機構部へ冷凍機油が供給され、かつ固定子上部空間の冷凍機油の滞留を防ぐことができる。
以上のように本発明によれば、密閉型圧縮機において圧縮機構部の摺動部の異常磨耗を防ぎ、かつ密閉型圧縮機からの冷凍機油の吐出の急増を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における圧縮機の概略図を示すものである。密閉容器1の中には電動機部とその下側に圧縮機構部と冷凍機油2が収納されている。電動機部は固定子9と回転子8から構成されている。圧縮機構部はシリンダ4と前記シリンダ4の両端面に圧縮室を構成する主軸受3と副軸受5と前記圧縮室の内部空間で公転運動するピストン7と前記ピストン7に公転運動を与える前記回転子8と結合しているシャフト6から構成されている。さらに、密閉容器1には固定子9の上部空間と下部空間をつなぐバイパス管10を備えている。
図1は、本発明の実施の形態1における圧縮機の概略図を示すものである。密閉容器1の中には電動機部とその下側に圧縮機構部と冷凍機油2が収納されている。電動機部は固定子9と回転子8から構成されている。圧縮機構部はシリンダ4と前記シリンダ4の両端面に圧縮室を構成する主軸受3と副軸受5と前記圧縮室の内部空間で公転運動するピストン7と前記ピストン7に公転運動を与える前記回転子8と結合しているシャフト6から構成されている。さらに、密閉容器1には固定子9の上部空間と下部空間をつなぐバイパス管10を備えている。
以上のように構成された密閉型圧縮機については、固定子9の上部空間の冷凍機油がバイパス管10を通り固定子9の下部空間に流れることにより、圧縮機構部に冷凍機油が供給される。また固定子9の上部空間の冷凍機油の滞留を防ぐことができる。
また、本実施の形態のバイパス管の固定子上部空間側を、固定子端面直近に配置することにより、固定子上部の冷凍機油の滞留をより抑えることができる。
また、本実施の形態のバイパス管を複数本設けることにより、固定子上部の冷凍機油の滞留をより抑えることができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、圧縮機構摺動部の異常磨耗を防ぎ、かつ密閉型圧縮機からの冷凍機油の吐出の急増を防ぐことが可能となるので、冷蔵庫、除湿機、乾燥機等のヒートポンプ応用機器の用途にも適用できる。
1 密閉容器
2 冷凍機油
3 主軸受
4 シリンダ
5 副軸受
6 シャフト
7 ピストン
8 回転子
9 固定子
10 バイパス管
2 冷凍機油
3 主軸受
4 シリンダ
5 副軸受
6 シャフト
7 ピストン
8 回転子
9 固定子
10 バイパス管
Claims (3)
- 密閉容器内に固定子と回転子からなる電動機部およびこの電動機部と連結される圧縮機構部および冷凍機油を備え、前記圧縮機構部は円筒状のシリンダと、シリンダの両端面に圧縮室を構成する主軸受と副軸受と、前記圧縮室の内部空間で公転運動するピストンと、ピストンに公転運動を与える前記回転子と結合しているシャフトを構成要素に持つ密閉型圧縮機で、前記密閉容器に固定子の上部空間と下部空間をつなぐバイパス管を設けたことを特徴とする密閉型圧縮機。
- 前記バイパス管は、固定子上部空間側の配置を固定子端面直近にすることを特徴とした、請求項1に記載の密閉型圧縮機。
- 前記密閉容器に前記バイパス管を複数本設けることを特徴とした、請求項1に記載の密閉型圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010213487A JP2012067685A (ja) | 2010-09-24 | 2010-09-24 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010213487A JP2012067685A (ja) | 2010-09-24 | 2010-09-24 | 密閉型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012067685A true JP2012067685A (ja) | 2012-04-05 |
Family
ID=46165232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010213487A Pending JP2012067685A (ja) | 2010-09-24 | 2010-09-24 | 密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012067685A (ja) |
-
2010
- 2010-09-24 JP JP2010213487A patent/JP2012067685A/ja active Pending
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