JP2012066783A - 制御装置及び移動体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外力に応じて走行する移動体であって、車体が回転する際の角速度を検出する角速度センサによって検出された角速度に応じて、前記移動体の駆動部の動作を制御する制御器を備える。さらには、前記移動体の移動速度を演算する速度演算器と、前記速度演算器によって演算された前記移動速度に応じて、前記制御器における制御の係数を変更する制御係数変更器と、をさらに備え、前記制御器は、前記制御係数変更器によって変更された係数に基づいて前記駆動部の動作を制御しても良い。
【選択図】図7
Description
上記事情に鑑み、本発明は、外力に応じて走行する移動体において、操舵桿グリップの回転とは異なる方法で旋回動作を実現することを可能とする技術を提供することを目的としている。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、手押し電動ハンディカートの斜視図である。図2は、手押し電動ハンディカートの背面図である。なお、以下の説明において、説明を簡単にするために、使用者の進行方向前方を単に前方、進行方向後方を単に後方、進行方向を向いて右側を単に右側、進行方向を向いて左側を単に左側、鉛直方向上側を単に上側、地面側を単に下側などとして説明する場合がある。
車体フレーム2は中空状のパイプにより形成されたものであって、操舵桿4の下部から下方に向かって二又状に分岐して延出する二又フレーム6を有している。二又フレーム6の間には、所定のスペースが形成される。
また、各二又フレーム6の先端には、それぞれ上方に向かって折り返すようにU字状に形成されたU字フレーム7が連設されている。各U字フレーム7は、上下方向に延出する一対の直線フレーム10a,10bと、これら直線フレーム10a,10bの下端同士を連設する円弧フレーム11とにより構成されている。
また、出力軸9の先端には車輪3が取り付けられており、出力軸9が車輪3の車軸として機能するようになっている。さらに、モータケース12の下部には、水抜き孔13が形成されており、モータケース12内に侵入した雨水が速やかに排水される。
また、乗り上げ補助装置22は、使用者Uが手押し電動ハンディカート1から手を離した状態で、この手押し電動ハンディカート1の操舵桿4が鉛直方向に沿った姿勢のスタンド状態を安定維持する役割も有している。
ここで、手押し電動ハンディカート1は、補助輪24、および車輪3が接地している状態で、前出フレーム14が略水平方向に沿うように、かつ操舵桿4が略垂直方向に沿うように構成されている。
操舵桿4は、中空状の基部パイプ71と、基部パイプ71内に挿入され、この基部パイプ71に対してスライド自在に設けられた中空状の上部パイプ72とを有している。そして、基部パイプ71の下部に、二又フレーム6の上端が接続されている。また、基部パイプ71には、籠取付用ブラケット29が取り付けられている。
この螺旋配索部30により、上部パイプ72の進退移動による操舵桿4の長さの変化を吸収し、ハーネス20bに無理な引張応力や圧縮応力がかかるのを阻止できる。このように構成された操舵桿4における上部パイプ72の上端に、ハンドル部5が取り付けられている。
図3は、ハンドル部の内部構造を示す斜視図である。図4は、ハンドル部の内部構造であって、起歪体を取り外した状態の斜視図である。
図3、図4に示すように、ハンドル部5は、操舵桿4から後方に向かって屈曲延出するようにL字状に形成された筐体35を有している。筐体35は、右側(図3、図4における紙面手前側)に開口部35aを有する箱状に形成されており、この開口部35aを閉塞するように不図示のカバーが取り付けられるようになっている。
また、筐体35は、操舵桿4の上部パイプ72の上方に配置されているブラケット収納部36とブラケット収納部36の上端に一体成形され、後方(図3、図4における左方)に向かって延出された把持部37とにより構成されている。
ブラケット38は、上部パイプ72の上端に設けられたコネクタ39を避けるように、上部パイプ72に外嵌可能に形成されている。
モード切替スイッチ41は、手押し電動ハンディカート1の走行モードを切り替えるためのスイッチである。走行モードとしては、例えば、車輪3を常時一定速度で駆動させる「常時駆動モード」や、操舵桿4の傾きに基づいて使用者Uの歩行速度を算出し、この歩行速度に応じて車輪3の回転速度を可変させる「通常モード」や、使用者Uの歩行速度が「通常モード」を使用する使用者Uよりも比較的遅い場合に使用する「低速モード」等などが挙げられる。
スイッチレバー44は、手押し電動ハンディカート1を起動させるためのものであって、筐体35の把持部37の下方から延出するように設けられている。そして、使用者Uがスイッチレバー44を押し上げるとトグルスイッチ42がオンするようになっている。トグルスイッチ42のオン信号は、コントローラボックス17に収納されている制御基板58に出力され、減速機付電動モータ8の駆動制御が行われる。
ベース本体45aは、把持部37に形成されているベースプレート収納部37aに収納されている。ベース本体45aには、前端側に起歪体47を固定するための2つの固定ピン48が突設されていると共に、後端側に起歪体47の変位を規制するストッパ49が突設されている。
一方、可動部54は円柱状に形成されており、左右両側に2方取り部54aが形成されている。また、可動部54には、2方取り部54aを貫通するように案内ピン56が設けられている。案内ピン56は、可動部54の2方取り部54aから突出した状態になっている。
筐体35は、起歪体47の可動部54に支持されている一方、筐体35のブラケット収納部36には、下端に開口部36aが形成されている。このため、使用者Uは、把持部37を把持した状態で、ブラケット収納部36の開口部36aと操舵桿4の上部パイプ72との間に生じるガタ分だけ筐体35を上下方向に傾倒させたり、筐体35を右回りや左回りに捻ったりすることができる。このとき、起歪体47に生じる歪みが、歪みゲージ55によって検出される。
また、筐体35の可動部収納部37bには、起歪体47の可動部54から突出している案内ピン56に対応する位置に、この案内ピン56を受け入れ可能な溝57が形成されている。この溝57は、僅かに上下方向に長く形成されており、案内ピン56に対する筐体35の右回り方向や左回りの方向の変位を吸収できるようになっている。すなわち、溝57によって、筐体35の右回りや左回りの捻り動作による起歪体47の捩れ変形を防止できる。
次に、手押し電動ハンディカート1の動作について説明する。
まず、手押し電動ハンディカート1を使用するにあたって、使用者Uは、操舵桿4よりも後方に立つ(図1参照)。手押し電動ハンディカート1には、乗り上げ補助装置22が設けられているので、使用者Uが手押し電動ハンディカート1から手を離した状態であってもスタンド状態が安定維持される。
このように、手押し電動ハンディカート1は、下部側の重心と上部側の重心とが互いに操舵桿4を挟んで反対側に位置した状態になっている。このため、手押し電動ハンディカート1全体の重心は、操舵桿4よりも著しく前方に位置しておらず、使用者Uが容易に操舵桿4を手前に押し倒し、容易に補助輪24を地面から浮き上がらせることができる。
手押し電動ハンディカート1が走行姿勢を採り、直進走行させる場合、ハンドル部5の把持部37を強く握り締め、スイッチレバー44を押し上げると、トグルスイッチ42がオンする。トグルスイッチ42のオン信号は、コントローラボックス17に収納されている制御基板58に出力され、2つの減速機付電動モータ8を手押し電動ハンディカート1が前進するように駆動させる。
一方、手押し電動ハンディカート1の走行速度が使用者Uの歩行速度よりも遅くなると、手押し電動ハンディカート1が使用者U側に向かってくることになる。すると、ハンドル部5が操舵桿4側に向かって押圧されて傾倒し、ハンドル部5内に設けられている起歪体47の可動部54が、固定部53よりも奥に向かって、つまり、下方に向かって歪み変形する。
ここで、手押し電動ハンディカート1の走行モードを、使用者Uの歩行速度に応じて車輪3の回転速度を可変させる「通常モード」や「低速モード」に設定している場合、歪みゲージ55による検出信号に基づいて、減速機付電動モータ8の駆動制御が行われる。
手押し電動ハンディカート1を停止させた状態にあっては、減速機付電動モータ8のセルフロック機能がブレーキとして機能する。このため、外力(人力)によって手押し電動ハンディカート1が動いてしまうことを防止できるので、手押し電動ハンディカート1を使用者Uの杖として機能させることもできる。
次に、手押し電動ハンディカート1が走行姿勢を採り、旋回走行させる場合について説明する。
手押し電動ハンディカート1を右旋回させるときは、ハンドル部5の把持部37を把持した状態で、使用者Uが手押し電動ハンディカート1を旋回させたい方向に向かって傾ける。すると、この傾きがコントローラボックス17に設けられているジャイロセンサ59によって検出される。そして、ジャイロセンサ59による検出信号が制御基板58に出力され、左右の減速機付電動モータ8が各々駆動制御される。
一方、手押し電動ハンディカート1を左方に向かって傾けた場合、左側に配置された減速機付電動モータ8の回転速度よりも右側に配置された減速機付電動モータ8の回転速度が速くなる。これにより、手押し電動ハンディカート1が左旋回する。
そして、ジャイロセンサ59によって手押し電動ハンディカート1の左右方向への傾きが検出されない場合、左右の減速機付電動モータ8の回転速度差がなくなり、手押し電動ハンディカート1が直進走行する。なお、このような旋回走行時の制御基板58の動作については、より詳細に後述する。
図5は、以下の説明において用いる力及び回転の符号が示す方向を表す図である。ヨー角速度については、時計周りに向いた回転方向が+(正)の符号で表され、反時計周りに向いた回転方向が−(負)の符号で表される。車輪3の回転方向については、前進する方向へ向いた回転方向が+(正)の符号で表され、後退する方向へ向いた回転方向が−(負)の符号で表される。操作力については、操舵桿4に沿って下方向へ向いた力が+(正)の符号で表され、操舵桿4に沿って上方向へ向いた力が−(負)の符号で表される。ピッチ角速度については、前方へ車体が傾く方向が+(正)で表され、後方へ車体が傾く方向が−(負)で表される。
図6は、減速器付電動モータ8の構成を表す概略ブロック図である。減速器付電動モータ8は、モータ制御部500、車輪駆動モータ505、モータ位置検出回路506、回転速度演算器507、減速器508を備える。また、モータ制御部500は、加減算器501、モータPI制御器502、モータ駆動回路503、モータ電流センサ504を備える。また、減速器付電動モータ8は、制御基板58からモータ指令電流値を受ける。また、減速器付電動モータ8は、制御基板58に対しモータ回転速度を出力する。
モータ制御部500には、モータ指令電流値が入力される。加減算器501は、モータ制御部500に入力されたモータ指令電流値と、モータ電流センサ504から出力される計測値と、の差分を電流偏差信号として生成する。加減算器501は、電流偏差信号をモータPI制御器502に出力する。
車輪駆動モータ505は、モータ駆動回路503から供給される電力によって駆動し、車輪3が回転するための駆動力を、減速器508を介して車輪3に供給する。モータ位置検出回路506は、車輪駆動モータ505の回転位置を検出する。回転速度演算器507は、モータ位置検出回路506によって検出される回転位置に基づいて、車輪駆動モータ505の回転速度(モータ回転速度)を演算する。回転速度演算器507は、演算したモータ回転速度を制御基板58へ出力する。
以下、制御基板58の構成及び動作について説明する。なお、制御基板58には、第一実施形態〜第三実施形態があるため、各実施形態に係る制御基板58(58a〜58c)について説明する。
図7は、制御基板58の第一実施形態である制御基板58aの構成を表す概略ブロック図である。制御基板58aは、モータ指令電流値制御部101、第一ローパスフィルタ102、前進速度演算器103、ゲインスケジューラ104、第一PI制御器105、加減算器106、加減算器107を備える。制御基板58aは、歪みゲージ55から操作力信号を受け、ジャイロセンサ59からヨー角速度信号を受ける。また、制御基板58aは、右側の減速器付電動モータ8Rに対し右モータ指令電流値を出力し、左側の減速器付電動モータ8Lに対し左モータ指令電流値を出力する。
前進速度演算器103は、右車輪3Rを駆動する減速器付電動モータ8Rと、左車輪3Lを駆動する減速器付電動モータ8Lとから、それぞれのモータの回転速度を受ける。そして、前進速度演算器103は、各モータの回転速度に基づいて、手押し電動ハンディカート1の前方への速度(前進速度)を算出する。前進速度演算器103は、算出した前進速度をゲインスケジューラ104へ出力する。なお、手押し電動ハンディカート1が後退している場合には、−(負)の値を持った前進速度が算出される。
第一PI制御器105は、ヨー角速度信号が+(正)である場合には、手押し電動ハンディカート1が右方向(時計回りの方向)に旋回するように、第一電流指令値を算出する。一方、第一PI制御器105は、ヨー角速度信号が−(負)である場合には、手押し電動ハンディカート1が左方向(反時計回りの方向)に旋回するように、第一電流指令値を算出する。
さらに具体的には、第一PI制御器105は、以下に示す式1にしたがって第一電流指令値を算出する。式1において、rはヨー角速度を表し、uは前進速度を表し、KRP(u)及びKRI(u)は、制御係数によって決定されるゲインを表し、i1は第一電流指令値を表す。
加減算器107は、左暫定電流指令値に第一電流指令値を加算し、加算結果を左モータ指令電流値として左減速器付電動モータ8Lに出力する。
また、このように構成された第一実施形態の制御基板58aによれば、手押し電動ハンディカート1の速度が、左右の各車輪駆動モータ505の回転速度に基づいて、前進速度演算器103によって演算される。ゲインスケジューラ104が、演算された前進速度に応じて、第一PI制御器105の係数を変更する。第一PI制御器105が、ジャイロセンサ59によって検出されたヨー角速度信号に基づいて、ゲインスケジューラ104によって変更された係数を用いて、第一電流指令値を算出する。加減算器106が、右暫定電流指令値から第一電流指令値を減算することによって右モータ指令電流値を出力し、加減算器107が、左暫定電流指令値に第一指令電流値を加算することによって左モータ指令電流値を出力する。そして、右減速器付電動モータ8Rが右モータ指令電流値に基づいて駆動し、左減速器付電動モータ8Lが左モータ指令電流値に基づいて駆動する。そのため、手押し電動ハンディカート1の速度が低い場合には、右減速器付電動モータ8Rと左減速器付電動モータ8Lとの回転速度の差が大きくなる。したがって、使用者Uは、低速時であっても容易に所望の方向へ旋回を行うことが可能となる。このように、低速時に旋回を行うことが困難であったという従来の問題点を解決できる。さらに、手押し電動ハンディカート1の速度が高い場合には、右減速器付電動モータ8Rと左減速器付電動モータ8Lとの回転速度の差が小さくなる。したがって、使用者Uは、高速時であっても、車体のぐらつきが小さくなり、安定して所望の方向へ旋回を行うことや直進を行うことが可能となる。このように、高速時、特に高速で直進を行っている際に、走行が不安定になってしまうという従来の問題点を解決できる。
図8は、制御基板58の第二実施形態である制御基板58bの構成を表す概略ブロック図である。制御基板58bは、第二ローパスフィルタ201、操作力目標値記憶部202、加減算器203、第二PI制御器204、第三ローパスフィルタ205、第三PI制御器206、加減算器207を備える。制御基板58bは、歪みゲージ55から操作力信号を受け、ジャイロセンサ59からピッチ角速度信号を受ける。また、制御基板58bは、右側の減速器付電動モータ8Rに対し右モータ指令電流値を出力し、左側の減速器付電動モータ8Lに対し左モータ指令電流値を出力する。
操作力目標値記憶部202は、操作力信号の目標値(操作力目標値)を記憶しており、操作力目標値を加減算器203に出力する。
加減算器203は、操作力信号から操作力目標値を減算することによって操作力偏差信号を生成する。そして、加減算器203は、生成された操作力偏差信号を第二PI制御器204に出力する。
より具体的には、第二PI制御器204は、以下に示す式2にしたがって第二電流指令値を算出する。式2において、Fは操作力信号を表し、Frefは操作力目標値を表し、eFは操作力偏差信号を表し、KFP及びKFIは第二PI制御器204に予め設定されているゲインを表し、i2は第二電流指令値を表す。
第三PI制御器206は、第三ローパスフィルタ205を通過したピッチ角速度信号に応じて、第三電流指令値を算出する。第三PI制御器206は、ピッチ角速度信号の絶対値が大きいほど大きな第三電流指令値を生成し、ピッチ角速度信号の絶対値が小さいほど小さな第三電流指令値を生成する。また、第三PI制御器206は、ピッチ角速度信号が+(正)である場合には、+(正)の駆動信号を生成し、ピッチ角速度信号が−(負)の値である場合には、−(負)の第三電流指令値を生成する。
さらに具体的には、第三PI制御器206は、以下に示す式3にしたがって第三電流指令値を算出する。式3において、qはピッチ角速度信号を表し、KQP及びKQIは第三PI制御器206に予め設定されているゲインを表し、i3は第三電流指令値を表す。
図9は、制御基板58の第三実施形態である制御基板58cの構成を表す概略ブロック図である。制御基板58cは、モータ指令電流値制御部101、第一ローパスフィルタ102、前進速度演算器103、ゲインスケジューラ104、第一PI制御器105、加減算器106、加減算器107、第二ローパスフィルタ201、操作力目標値記憶部202、加減算器203、第二PI制御器204、第三ローパスフィルタ205、第三PI制御器206、加減算器207を備える。制御基板58cは、歪みゲージ55から操作力信号を受け、ジャイロセンサ59からヨー角速度信号及びピッチ角速度信号を受ける。また、制御基板58cは、右側の減速器付電動モータ8Rに対し右モータ指令電流値を出力し、左側の減速器付電動モータ8Lに対し左モータ指令電流値を出力する。
このように構成された第三実施形態の制御基板58cによれば、第一実施形態の制御基板58aによる作用及び効果と、第二実施形態の制御基板58bによる作用及び効果とを実現させることが可能となる。
例えば、上述の実施形態では、起歪体47の薄肉部51a,52aに対応する位置に歪みゲージ55を貼付し、この歪みゲージ55によって起歪体47の歪み変形を検出することにより、手押し電動ハンディカート1の走行制御を行う場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、歪みゲージ55に代わって起歪体47の歪み変形を検出可能なセンサを用いてもよい。
また、上述の実施形態における手押し電動ハンディカート1は、使用者が自身の後方で引っ張って歩くように使用されても良い。
また、上述の実施形態における手押し電動ハンディカート1は、本発明における移動体の一実施例にすぎない。すなわち、上述した第一実施形態〜第三実施形態のいずれかにおける制御基板58(58a〜58c)を搭載し、制御基板58に対して必要な入力(ヨー角速度信号、ピッチ角速度信号、操作力信号)を行い、外力に応じた制御基板58による制御にしたがって走行する移動体であれば、どのような移動体であっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
Claims (5)
- 外力に応じて走行する移動体の車体が回転する際の角速度を検出する角速度センサによって検出された角速度に応じて、前記移動体の駆動部の動作を制御する制御器を備える制御装置。
- 前記移動体の移動速度を演算する速度演算器と、
前記速度演算器によって演算された前記移動速度に応じて、前記制御器における制御の係数を変更する制御係数変更器と、
をさらに備え、
前記制御器は、前記制御係数変更器によって変更された係数に基づいて前記駆動部の動作を制御する、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記角速度センサは、鉛直方向に伸びる軸を中心とした回転における角速度を検出し、
前記制御器は、前記角速度に応じて、前記移動体の旋回動作を制御する
請求項1又は2に記載の制御装置。 - 前記角速度センサは、鉛直方向に伸びる軸及び進行方向に水平に伸びる軸に直交した軸を中心とした回転における角速度を検出し、
前記制御器は、前記角速度に応じて、前記移動体の前記進行方向への速度を制御する
請求項1に記載の制御装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の制御装置と、
前記制御装置による制御に応じて駆動する駆動部と、
車体フレームと、
を備える移動体。
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