JP2012065920A - 注射器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】注射針の無い注射器であって、注射目的物質を封入する封入部と、封入部に封入された注射目的物質に対して加圧する加圧部と、加圧部によって加圧された注射目的物質が注射対象領域に対して射出されるように流路を画定する流路部と、を備える。そして、前記流路部は、前記注射目的物質を前記注射器の外部に向かって射出するノズル流路を形成するノズル部材と、前記ノズル部材を着脱可能に保持する部材であって、該ノズル部材を保持した状態で前記注射器の本体に対して固定され、且つ前記加圧部によって加圧された前記注射目的物質を該ノズル部材に導く導入流路が該注射器の本体との間に形成される保持部材と、を有する。
【選択図】図1D
Description
に注射する注射器であって、前記注射目的物質を封入する封入部と、前記封入部に封入された前記注射目的物質に対して加圧する加圧部と、前記加圧部によって加圧された前記注射目的物質が前記生体の注射対象領域に対して射出されるように流路を画定する流路部と、を備える。そして、前記流路部は、前記注射目的物質を前記注射器の外部に向かって射出するノズル流路を形成するノズル部材と、前記ノズル部材を着脱可能に保持する部材であって、該ノズル部材を保持した状態で前記注射器の本体に対して固定され、且つ前記加圧部によって加圧された前記注射目的物質を該ノズル部材に導く導入流路が該注射器の本体との間に形成される保持部材と、を有する。
ノズル部材の支持がより強固な状態となる。なお、ノズル部材および保持部材の材料としては、注射目的物質に対する化学的な反応性等を考慮して、金属材料や樹脂材料等から適切な材料を選択することができる。
バックフローとの摩擦によって失われ、射出エネルギーがバックフローによって失われ、注射対象領域を削る能力を失った時、即ちバックフローの抵抗のエネルギーとつりあった時に穴深さの進行が停止することになる。
前記点火薬の燃焼によって発生する燃焼生成物が流入し、該燃焼生成物によって燃焼し所定ガスを生成するガス発生剤が収容された燃焼室と、を備え、前記燃焼室内の圧力が、前記封入部に封入された前記注射目的物質に対して加圧されるように構成されてもよい。そして、この場合、前記加圧部は、前記点火装置での前記点火薬の燃焼によって発生する圧力上昇を、前記第一加圧モードにおける前記第一ピーク圧力までの加圧推移とし、前記ガス発生剤から発生する前記所定ガスによる圧力上昇を、前記第二加圧モードにおける前記第二ピーク圧力までの加圧推移とする。
よって適宜調整される。ここで、成型ステップでの成型品では、成型されたノズル部材以外にも樹脂用流路内の樹脂も硬化し、ノズル部材と一体になって成型されている。そして当該成型品において、射出成型の工程でノズル部材に相当する部分に樹脂用流路を経由して流れこもうとしていた樹脂によって形成された部分、すなわち上記ノズル部材から樹脂用流路側へと延びる部分の一部を、ノズル部材側に残すようにして、最終的なノズル部材を形成する。すなわち、ノズル部材の本体に対して、いわゆるバリに当る樹脂用流路側へと延びる部分の一部を残すことで、最終的なノズル部材を形成する。そして、このノズル部材側に残された部分は、上述までの突起部として機能させることが可能となる。これにより、注射器本体に保持部材を取り付けたときに、安定的に支持されるノズル部材を容易に製造することが可能となる。
カリウムを含む火薬(APP)、アルミニウムと酸化ビスマスを含む火薬(ABO)、アルミニウムと酸化モリブデンを含む火薬(AMO)、アルミニウムと酸化銅を含む火薬(ACO)、アルミニウムと酸化鉄を含む火薬(AFO)、もしくはこれらの火薬のうちの複数の組合せからなる火薬が挙げられる。これらの火薬は、点火直後の燃焼時には高温高圧のプラズマを発生させるが、常温となり燃焼性生物が凝縮すると気体成分を含まないために発生圧力が急激に低下する特性を示す。この特性は、本発明に係る注射器1での、注射液に対する加圧モードの形成に好適に貢献する特性であるが、この点については後述する。なお、後述する加圧モードが実現可能な限りにおいては、これら以外の火薬を点火薬として用いても構わない。
流路11が形成されている。これにより、解放された注射液MLは、流路11を経てノズル4から注射対象物へ射出されることになる。また、凹部10が封止部材8を収容する深さを有することで、注射液MLの射出が封止部材8によって阻害されることを回避できる。
ん一方を金属で、他方を樹脂で形成してもよい。
る。また、真皮はヒト体内(皮下組織・筋肉組織)と表皮とを連絡する層であり、繊維芽細胞やコラーゲン細胞を含んで構成される。そのため、いわゆるコラーゲンやエラスチン不足によるシワの発生や脱毛等については、この真皮の状態が大きく関与する。
P=1/8・πρD2u3 ・・・(式1)
P:射出注射液のエネルギー
ρ:注射液の密度、D:ノズル4の直径、u:注射液の射出速度
射出注射液のエネルギーが大きくなるほど深くなると考えられる。ここで、式1を見ると、射出注射液のエネルギーPは、注射液の射出速度uの3乗と注射液の密度の積に比例することから、ピーク圧力P1maxが大きくなるほど射出注射液のエネルギーPは大きくなり、また第一加圧モードが実行される微小時間Δtが短くなるほど該エネルギーPは小さくなる。したがって、このエネルギーPを調整することで、注射液が皮膚内で到達できる注射深さを調整することが可能となる。図5(a)においては、ヒトの皮膚構造体において表皮の層部分に注射液が到達している状況を概略的に示しているが、エネルギー量を調整することで第一加圧モードにおける注射深さをより深く、あるいはより浅くすることができる。
注射量)に応じて決定される。二度目の圧力ピークP2max2経過後は、注射液に加えられる圧力は徐々に下降していくが、ノズル4から射出される注射液が無くなった時点で、圧力がゼロとなり、第二加圧モードが終了する。また、第二加圧モードは皮膚構造体の所望の深さに注射液を拡散させることが目的であるから、第二加圧モードにおいて注射器1から射出される注射液量は第一加圧モードにおいて射出される注射液量よりも多いのが好ましい。これは、上記のとおり第一加圧モードは微小時間Δt内に行われることから、十分に実現可能である。
であっても構わない。
<実験条件>
(注射器1について)
イニシエータ20の点火薬22にはZPP(ジルコニウム・過塩素酸カリウム)混合物を87mg使用し、ガス発生剤30には、シングルベース発射薬を下記の表1に示す量使用した。なお、ノズル4の直径は0.1mmであって、3個のノズル4が同心円状に配置されている。
また、シングルベース発射薬の成分比は、以下の通りである。
ニトロセルロース:98.1重量%
ジフェニルアミン:0.8重量%
硫酸カリウム :1.1重量%
黒鉛(外割) :微量
(注射対象について)
本実施例では、ブタの腹の皮膚部分を注射対象物とした。具体的には、ブタを殺処分後、皮膚部分を剥ぎ取り、4℃の生理的食塩水中で6日保存したものと(冷蔵保存)、−70℃で冷凍保存した後に解凍したものを準備した。
(注射液について)
注射後の注射液の拡散状況を把握しやすくするために、着色した水溶液(メチレンブルー)を使用した。
次に、以下に上記実験条件に従った実験結果を示す。図6Aは、実験3での注射結果におけるブタの皮膚の表面の図およびその断面図(AA断面)である。また、図6Bは、実験4での注射結果におけるブタの皮膚の表面の図およびその断面図(BB断面)である。さらに、図6Cは、実験1〜実験4のそれぞれにおける、注射液に加えられた圧力推移を示すグラフである。そして、下記表2は、その圧力推移における所定の圧力値およびその圧力までの到達時間をそれぞれまとめたものである。なお、注射液に加えられる圧力の測定は、電歪素子(ピエゾ素子)を用いて、1秒間に10万回の検出頻度で、即ち、0.01ミリ秒毎に行われた。また、下記表2に示す第一ピーク圧力は、イニシエータ20が作動した直後に検出された最大圧力を採用した。待機圧力には、イニシエータ20が作動してからガス発生剤30が完全に着火するまでの間に、圧力が第一ピーク圧力から下降した区間で記録された最低圧力から前後の0.05msのデータ(すなわち、前後の各5点のデータ)を含めたデータの平均値を採用した。そして、第二ピーク圧力は、待機圧力への到達後に現れた最大圧力を採用した。また、表2中の各到達時間は、イニシエータ20に着火電流を流した時点を起点として各圧力に到達するまでの時間を意味する。
状態で拡散している。仮にこの注射液がワクチンであれば、それを効果的な抗原抗体反応が期待できる領域に集中的に送り込み、拡散させることができることになる。なお図示されていない実験1、2においても、図6Aに示した実験3と同様に、注射液の効果的な拡散が確認できた。
図7A〜図7Cに、注射器1に採用可能なノズル4のその他の実施形態を示す。図7Aに示すノズル4においては、先端部42に対して外径が大きいベース部41の外周面に、テーパ角θのテーパ面が形成されている。また、図7Bに示すノズル4においては、ベース部41に対して外径が小さい先端部42の外周面に、テーパ角θのテーパ面が形成されている。また、図7Cに示すノズル4においては、その外表面において、ベース部41と先端部42との間に、ノズル4の中心軸に直角の方向に対してテーパ角θのテーパ面を有するテーパ部47が形成されている。これらの構成のようにノズル4の外表面にテーパ面を設けることで、ノズル4と保持部材5との間のシール性が高まるため、注射液が漏れ出すリスクを低減させることが可能となる。同様に、このテーパ面により、保持部材5によるノズル4の支持がより安定的となり、またノズル4を保持部材5に嵌め込むときにテーパ面がガイドとなって嵌め込みがしやすくなる。なお、図7A〜図7Cには、ノズル4におけるテーパ面のみが図示されているが、これらのノズル4に対応するホルダー5においても、ノズル4とのシール性等を考慮して同様のテーパ面が形成される。また、ノズル4におけるテーパー面はベース部41および先端部42に形成された場合を示したが、両方に形成されていてもよくまた、ベース部41と先端部42の区別なく、導入部43側端部から射出部45側端部にかけてテーパー面を有しているものでもかまわない。
図8A〜図8Cに注射器1に採用可能なノズル4のその他の実施形態を示す。図8Aに示すノズル4のベース部41側の端面には、突起部48が設けられている。すなわち、ノズル4をホルダー5に嵌め込んだときに、注射器本体2側に突出するように突起部48がノズル4の端面に設けられている。この突起部48の大きさは微小であり、突起部48が何らかと接触することで、該突起部48の一部、特に先端が変形し得るものである。
本体1に取り付けられたときの状態が示されている。このように突起部48は、取り付けられた状態において、注射器本体2の端面に接触している。より詳細には、ホルダー用キャップ13による締結力でホルダー5が注射器本体2側に押しつけられたときに、突起部48も同様に注射器本体2に押しつけられ、突起部48の先端が一部変形した状態となっている。このような構成を採用することで、ホルダー5が注射器本体2に取り付けられた状態では、ノズル4が突起部48を介して、ホルダー5と注射器本体2との間に強固に支持されている。そのため、ノズル4とホルダー5とのシール性はもちろんのこと、ノズル4のがたつきを抑制することも可能である。このように突起部48によってノズル4のがたつきが抑制されるため、ホルダー5が注射器本体2に取り付けられた状態(図8Bに示す状態)において、ノズル4の先端部分(射出部45)が、ホルダー5の外表面(図8Bにおけるホルダー5の下端面)から内側に収まっている必要は必ずしもない。かえってノズル4の先端部分が飛び出していることで、ノズル4をがたつきなく支持した状態で、且つノズル4の射出口46を注射対象領域に密着させることができ、以てより確実な注射対象領域内での注射液の拡散を実現し得る。
によって必ず生じる、いわゆるバリの部分を突起部48として利用することで、突起部48を有するノズル4を製造する方法である。この方法によれば、射出成型用の金型60の構造をよりシンプルなものとすることができる。
図11A、図11Bに注射器1に採用可能なノズル4のその他の実施形態を示す。図11Aに示すノズル4のベース部41側の端面には、リブ状につながった1個の半円弧形状の突起部481が設けられている。また、図11Bに示すノズル4のベース部41側の端面には、リブ状につながった3個の円弧形状の突起部482が設けられている。このように突起部をリブ状に形成しても、上記のようにノズル4の強固な支持を実現することができる。なお、これらの突起部の配置は、注射液がノズル4の導入部43に導かれるのを阻害しない位置とするのが好ましい。
本発明に係る注射器1によれば、上述した注射液を皮膚構造体に注射する場合以外にも、例えば、再生医療の分野において、注射対象となる細胞や足場組織・スキャフォールドに培養細胞、幹細胞等を播種することが可能となる。例えば、特開2008−206477号公報に示すように、移植される部位及び再細胞化の目的に応じて当業者が適宜決定し得る細胞、例えば、内皮細胞、内皮前駆細胞、骨髄細胞、前骨芽細胞、軟骨細胞、繊維芽細胞、皮膚細胞、筋肉細胞、肝臓細胞、腎臓細胞、腸管細胞、幹細胞、その他再生医療の分野で考慮されるあらゆる細胞を、注射器1により注射することが可能である。より具体的には、上記播種すべき細胞を含む液(細胞懸濁液)を封止部材7、8により貫通孔14に収容し、それに対して、上述した第一加圧モードと第二加圧モードによる圧力推移を介して加圧することで、移植される部位に所定の細胞を注射、移植する。
2・・・・注射器本体
4・・・・ノズル
5・・・・ホルダー
6・・・・ピストン
7、8・・・・封止部材
9・・・・燃焼室
10・・・・凹部
11・・・・流路
20・・・・イニシエータ
22・・・・点火薬
30・・・・ガス発生剤
41・・・・ベース部
42・・・・先端部
48、481、482・・・・突起部
51・・・・第一穴部
52・・・・第二穴部
60・・・・金型
61、62・・・・樹脂用流路
63・・・・本体用凹部
Claims (12)
- 注射針を介することなく、注射目的物質を生体の注射対象領域に注射する注射器であって、
前記注射目的物質を封入する封入部と、
前記封入部に封入された前記注射目的物質に対して加圧する加圧部と、
前記加圧部によって加圧された前記注射目的物質が前記生体の注射対象領域に対して射出されるように流路を画定する流路部と、を備え、
前記流路部は、
前記注射目的物質を前記注射器の外部に向かって射出するノズル流路を形成するノズル部材と、
前記ノズル部材を着脱可能に保持する部材であって、該ノズル部材を保持した状態で前記注射器の本体に対して固定され、且つ前記加圧部によって加圧された前記注射目的物質を該ノズル部材に導く導入流路が該注射器の本体との間に形成される保持部材と、
を有する、注射器。 - 前記加圧部によって加圧された前記注射目的物質が前記ノズル流路に流れ込んだときに、加圧された該注射目的物質を介して圧力がかかる前記ノズル部材が該保持部材によって支持されるように構成される、
請求項1に記載の注射器。 - 前記ノズル部材は、ベース部と、前記ベース部より外径が小さい先端部の少なくとも二つを有し、
前記ノズル流路は、前記ベース部から前記先端部に向かって前記注射目的物質が流入可能となるように該ベース部と該先端部にわたって形成される、
請求項2に記載の注射器。 - 前記ノズル部材は、その軸方向に沿って外径が徐々に小さくなるテーパ部を有し、
前記ノズル流路は、前記ノズル部材の軸方向に沿って、前記テーパ部においてその外径が小さくなる方向に前記注射目的物質が流入可能となるように該ノズル部材内に形成される、
請求項2に記載の注射器。 - 前記ノズル部材と前記保持部材は、前記加圧部によって加圧された前記注射目的物質からの圧力に対して強度の異なる材料からそれぞれ形成される、
請求項3又は請求項4に記載の注射器。 - 前記ノズル部材は、その表面に突出する突起部を有し、
前記ノズル部材が前記保持部材に保持された状態では、前記突起部が該保持部材の外側に向けて突出した状態となり、
前記保持部材が前記注射器の本体に対して固定されるとき、前記突起部が該注射器の本体側に向かって延出し、該突起部を介して該ノズル部材が該注射器の本体と該保持部材との間に支持される、
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の注射器。 - 前記突起部は、前記導入流路を経て前記ノズル流路に流れ込む前記注射目的物質に対して非干渉となる、前記ノズル部材の端面上の位置に設けられる、
請求項6に記載の注射器。 - 前記加圧部は、
前記注射対象領域の表面を貫通させるために前記加圧部における前記注射目的物質への圧力を第一ピーク圧力まで上昇させた後に、該注射目的物質への圧力を待機圧力まで下降させる第一加圧モードと、
前記待機圧力にある前記注射目的物質に対して加圧を行い、該注射目的物質への圧力を第二ピーク圧力まで上昇させて、所定の注射量の前記注射目的物質の注射を行う第二加圧モードと、
を有する、請求項1から請求項7の何れか一項に記載の注射器。 - 前記注射器は、更に、
点火薬を含む点火装置と、
前記点火薬の燃焼によって発生する燃焼生成物が流入し、該燃焼生成物によって燃焼し所定ガスを生成するガス発生剤が収容された燃焼室と、を備え、
前記燃焼室内の圧力が、前記封入部に封入された前記注射目的物質に対して加圧されるように構成され、
前記加圧部は、
前記点火装置での前記点火薬の燃焼によって発生する圧力上昇を、前記第一加圧モードにおける前記第一ピーク圧力までの加圧推移とし、
前記ガス発生剤から発生する前記所定ガスによる圧力上昇を、前記第二加圧モードにおける前記第二ピーク圧力までの加圧推移とする、
請求項8に記載の注射器。 - 前記第一加圧モードでの前記燃焼生成物が前記燃焼室内で凝縮することによる圧力降下を、前記第一ピーク圧力から前記待機圧力への降圧推移とする、
請求項9に記載の注射器。 - 前記点火薬は、ジルコニウムと過塩素酸カリウムを含む火薬、水素化チタンと過塩素酸カリウムを含む火薬、チタンと過塩素酸カリウムを含む火薬、アルミニウムと過塩素酸カリウムを含む火薬、アルミニウムと酸化ビスマスを含む火薬、アルミニウムと酸化モリブデンを含む火薬、アルミニウムと酸化銅を含む火薬、アルミニウムと酸化鉄を含む火薬のうち何れか一つの火薬、又はこれらのうち複数の組み合わせからなる火薬である、
請求項9又は請求項10に記載の注射器。 - 注射針を介することなく注射目的物質を生体の注射対象領域に注射する注射器において、該注射目的物質が前記生体の注射対象領域に対して射出されるように流路を画定する流路部を製造する方法であって、
前記注射目的物質を前記注射器の外部に向かって射出するノズル流路を形成するノズル部材用の金型において、該ノズル部材成型用樹脂を、前記金型のうち該ノズル部材の端面側に相当する部分から樹脂用流路を経て流し込み該ノズル部材を射出成型するステップと、
前記金型において成型された成型品を、前記ノズル部材から前記樹脂用流路側へと延びる樹脂部分の一部を、該ノズル部材側に残した状態で、該ノズル部材とするステップと、
を含む無針注射器の流路部製造方法。
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