JP2012065734A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技状態として、第1遊技状態と、遊技者にとって有利となる第2遊技状態とを有する。第1遊技状態の規定遊技回数間(32ゲーム)は、予め定められたシナリオに従って進行する演出を出力する。シナリオに対し、規定遊技回数の遊技ごとに、第2遊技状態への移行の期待度を示す複数の演出レベル(L、H、SH等)を定めたロング演出パターンを複数種類設ける。第1遊技状態への移行時にいずれか1つのロング演出パターンを選択する。第1遊技状態の遊技中における役抽選結果に基づいてロング演出パターンを変更することに決定したときは、次遊技以降に他のロング演出パターンに変更する。
【選択図】図11
Description
請求項1の発明は、役の抽選を行う役抽選手段(61)と、遊技中における演出の出力を制御する演出制御手段(70)とを備え、遊技状態として、第1遊技状態(RT5遊技)と、遊技者にとって有利となる第2遊技状態(RT4遊技(Ex.タイム)又はRT2遊技(Ex.チャンス))とを有し、前記第1遊技状態において予め定められた規定遊技回数(32ゲーム)を消化したときは、(非RT遊技に移行した後)前記第2遊技状態を経由しないで再度前記第1遊技状態に戻るか、又は前記第2遊技状態を経由させて前記第1遊技状態に移行させるように制御する遊技状態制御手段(69)を備え、前記演出制御手段は、前記第1遊技状態の前記規定遊技回数間は、予め定められたシナリオに従って進行する演出を出力するように制御し、前記シナリオに対し、前記規定遊技回数の遊技ごとに、前記第2遊技状態を経由できるか否かの期待度を示す複数の演出レベルのうちいずれか1つの演出レベルを定めた演出パターン(ロング演出パターン001〜100)を、複数種類設けたデータテーブルと、前記第1遊技状態に移行させるときに、前記第1遊技状態の終了後に前記第2遊技状態を経由させることが既に確定しているか否かに基づいて、前記データテーブルのいずれか1つの前記演出パターンを選択するとともに、前記第1遊技状態の遊技中における前記役抽選手段による役抽選結果に基づいて前記演出パターンを変更するか否かを決定し、変更することに決定したときは次遊技以降に他の前記演出パターンに変更するように制御する演出パターン選択手段(演出制御手段70)とを備え、前記演出制御手段は、遊技ごとに、前記役抽選手段による役抽選結果と、選択されている前記演出パターンの当該遊技の前記演出レベルとに対応する演出を出力するように制御することを特徴とする。
本発明においては、第1遊技状態の遊技回数を規定遊技回数に設定するとともに、予め定められたシナリオに従って演出を進行する。
また、第1遊技状態への移行時に、いずれかの演出パターンが選択される。演出パターンには、各遊技ごとに、第2遊技状態を経由できるか否かの期待度を示す演出レベルが定められている。
さらに、第1遊技状態の遊技中における役抽選結果によっては、演出パターンが変更される。演出パターンが変更されると、次遊技以降に他の演出パターンに変更される。
図1は、本実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10は、遊技の進行を制御する遊技制御手段60と、演出の出力を制御する演出制御手段70とを備える。
遊技制御手段60は、役の抽選、リール31の駆動制御、入賞時の払出し等を制御する。遊技制御手段60は、メイン制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラム等を記憶しておくROM、CPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
また、メイン制御基板とサブ制御基板は、別体で構成されるとともに、メイン制御基板からサブ制御基板に対し、演出の出力に必要な情報を送信可能なように両者が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。本実施形態でのベットスイッチ40は、3枚(max)投入専用のスイッチであり、遊技者は、いずれの遊技状態においても、常に3枚のメダルを投入して遊技を行うようになっている。
なお、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
さらにまた、(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
なお、図2に示すように、本実施形態では、「赤7」と、この「赤7」に類似する図柄として「橙7」を設けている。
ここで、「有効ライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させる図柄組合せラインであり、かつ、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。本実施形態では、図3に示すように、水平方向上段の有効ラインL1、水平方向中段の有効ラインL2、斜め右下がり一直線の有効ラインL3、斜め右上がり一直線の有効ラインL4から構成されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイやドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や、後述するAT遊技中におけるストップスイッチ42の押し順等を表示するものである。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する(その役が入賞する)と、その役に対応する枚数のメダルの払出し又は自動投入が行われる(ただし、特別役を除く。)。
なお、本明細書では、説明の便宜上、いずれかの役に対応する図柄の組合せがいずれかの有効ラインに停止したことを、「その役が“入賞”した」と称する。
特別役(1BB、RB、SB)が入賞すると、それぞれ、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技(1BB遊技、RB遊技、SB遊技)に移行する。特別遊技は、出玉率が1を超えるように設定されていることで、遊技者にとって有利な遊技である。
同様に、本実施形態のRBは、RBA、及びRBBの2種類を有する。これらは図柄の組合せが異なるように設定されているとともに、別個の当選フラグ63aを有している。なお、RBA又はRBBのいずれが入賞した場合であっても、RB遊技に移行する。
さらに、小役3は、小役3A〜小役3Dの4種類を備えている。これら小役3A〜小役3Dは、それぞれ個別の当選フラグ63aを備える。
さらに、リプレイA、リプレイB、リプレイF、リプレイGに対応する図柄の組合せは、それぞれ1種類であるのに対し、リプレイC、リプレイD、及びリプレイEに対応する図柄の組合せは、それぞれ4種類設けられている。
これに対し、中リール31の停止時に、中段に「ベル」の図柄が停止したときは、図3中、有効ラインL2、L3及びL4の3本に小役3Aに対応する図柄の組合せが停止したこととなるので、4枚×3=12枚のメダルが払い出される。
持ち越される役としては、特別役のうち、1BB及びRBが挙げられる。1BB又はRBに当選したときは、リール31の停止時に、1BB又はRBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止するまでの遊技において、1BB又はRBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
なお、非RT遊技よりもリプレイの当選確率が高く設定された遊技状態を「RT遊技」と称する場合もある。
さらにまた、リプレイにおいて「重複A群」とあるのは、リプレイAと他のリプレイ(リプレイB〜リプレイG)とが重複当選する場合を示している。同様に、「重複B群」とあるのは、リプレイBと他のリプレイ(リプレイA、及びリプレイC〜リプレイG)とが重複当選する場合を示している。
なお、上述したように、RT1遊技は、内部中遊技である。また、後述するように、RT2遊技は、本実施形態の「Ex.(エキストラ)チャンス」に相当する。さらにまた、RT3遊技は、1BB遊技及びRB遊技の終了後に移行する遊技状態である。さらに、非RT遊技は、Ex.チャンス中である場合がある。
なお、後述するように、RT4遊技は、本実施形態の「Ex.(エキストラ)タイム」に相当する。また、RT6遊技はRB遊技又はSB遊技に相当し、RT7遊技は1BB遊技に相当する。なお、いわゆる「通常時」に相当するのは、本実施形態では、RT5遊技及び非RT遊技である。
さらに、小役3Aの単独当選は、役抽選テーブル62G(RT6遊技(RB遊技))及び役抽選テーブル62H(RT7遊技(1BB遊技))でのみ設けられている。
その他の遊技状態では、小役3Aは、単独当選せず、小役3B〜小役3Dの少なくとも1つと重複当選する。
さらにまた、役抽選テーブル62Bでは、リプレイの当選確率の合算値は1/6.0に設定されている。さらに、重複A群及び重複B群は、役抽選テーブル62Aと同様である。
さらに、図6中、役抽選テーブル62E〜62Hでは、役抽選テーブル62Dと同様に、リプレイAの単独当選のみが設けられ、重複A群及び重複B群は設けられていない。
さらに、役抽選テーブル62G及び62Hは、それぞれRB遊技中及び1BB遊技中に用いられるものであるので、特別役(単独当選及び小役との重複当選)については抽選されない。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、当選役に対応するように、1BBA〜1BBC、RBA及びRBB、SB、小役1A及び小役1B、小役2、小役3A〜小役3D、リプレイA〜リプレイGの各当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。
これに対し、1BB及びRBの当選は持ち越されるので、当該遊技で1BB又はRBに当選し、1BB又はRBに係る当選フラグ63aが一旦オンになったときは、その1BB又はRBが入賞するまでオンの状態が維持され、1BB又はRBが入賞した時点でオフにされる。
1BBAテーブルは、1BBAの当選フラグ63aのみがオンであるとき、すなわち当該遊技で1BBAに単独当選したとき、又は当該遊技以前に1BBAに当選し、かつ当該遊技で非当選であることを条件として用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、1BBA以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
さらに、小役3Aテーブルでは、中リール31の停止時に、中段に「ベル」の図柄を停止させるように停止位置が定められている。これにより、小役3Aに対応する図柄の組合せである「any」−「ベル」−「any」は、左及び右リール31の停止位置にかからず、3本の有効ラインL2〜L4に停止することとなる。よって、メダル払出し枚数は12枚となる。
なお、小役3B〜小役3Dは、小役3Aとの重複当選させるために設けられた制御役としての役割を有するものであり、小役3Aと他の小役3との重複当選時に、小役3B〜小役3Dに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止することはない。ただし、例えば内部中遊技に限り、特別役当選確定演出の1つとして、これらの図柄の組合せを有効ラインに停止可能であるときは、停止させるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、リプレイD又はリプレイEの少なくとも一方の図柄を、常にいずれかの有効ラインに停止させることができるように、リール31の図柄が配列されている。左リール31については、「RP」の図柄を常に有効ラインに停止させることができる。また、中リール31については、「赤7」、「BAR」、「スイカ」又は「白チェリー」のいずれか1つを常に有効ラインに停止させることができる。さらにまた、右リール31については、「スイカ」又は「白チェリー」のいずれか1つを常に有効ラインに停止させることができる。
このことは、以下のリプレイ重複当選テーブルB2〜B6についても同様である。
したがって、リール制御手段64は、中リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに、「赤7」、「BAR」、「スイカ」、「白チェリー」のうちいずれか1つを停止させることができる。したがって、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、所望の有効ラインにリプレイCに対応する図柄の組合せを停止させることができる。
したがって、リール制御手段64は、右リール31の停止時に、いずれかの有効ラインに、「スイカ」又は「白チェリー」のうちいずれか1つを停止させることができる。したがって、リール31がどの瞬間に位置するときにストップスイッチ42が操作されても、リール制御手段64は、所望の有効ラインにリプレイD又はリプレイEに対応する図柄の組合せを停止させることができる。
例えば1BBAの内部中の遊技において小役1Bに単独当選したときは、まず、小役1Bに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることを優先し、小役1Bに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、次に、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように制御する。さらに、1BBAに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように制御する。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、例えばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、停止図柄判断手段66は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブル65を用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
また、小役3Aは、1本の有効ラインL1に停止するとき(中リール31の停止時に上段に「ベル」の図柄が停止したとき)と、3本の有効ラインL2、L3及びL4に同時に停止するとき(中リール31の停止時に中段に「ベル」の図柄が停止したとき)とを有する。前者の場合には、払出し枚数は、4枚×1(有効ライン数)=4枚であるが、後者の場合には、払出し枚数は、4枚×3(有効ライン数)=12枚となる。
1BBA〜1BBCのいずれかに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、1BBの入賞となり、特別遊技制御手段68は、次遊技から1BB遊技を開始するように制御する。
1BB遊技では、上述した役抽選テーブル62Hを用いて役の抽選が行われる。これにより、1BB遊技では、小役3Aの単独当選確率が高くなる。
このため、特別遊技制御手段68は、1BB遊技では、メダル払出し枚数をカウントし続け、カウント値が上記値になったと判断したときは、当該遊技をもって1BB遊技を終了するように制御する。なお、1BB遊技の終了後は、RT3遊技に移行する。
RB遊技では、上述した役抽選テーブル62Gを用いて役の抽選が行われる。これにより、RB遊技では、小役3Aの単独当選、又は小役3Aと他の小役3との重複当選確率が高くなる。
このため、特別遊技制御手段68は、RB遊技では、メダル払出し枚数をカウントし続け、カウント値が上記値になったと判断したときは、当該遊技をもってRB遊技を終了するように制御する。なお、RB遊技の終了後は、RT3遊技に移行する。
SB遊技では、上述した役抽選テーブル62Gを用いて役の抽選が行われる。そして、1遊技(当該遊技)終了時に、SB遊技を終了するように制御する。なお、SB遊技の終了後は、SB入賞前の遊技状態に戻る。例えばRT3遊技中にSBが入賞したときは、次遊技でSB遊技が行われ、このSB遊技の終了後はRT3遊技に戻る。
なお、本実施形態では、非RT遊技とRT5遊技の滞在率が最も高くなっている。すなわち、いわゆる通常遊技中は、非RT遊技とRT5遊技との間を行き来する確率が最も高くなるように設定されている。また、非RT遊技では、RT5遊技に移行する確率が最も高く設定されている。さらに、非RT遊技から仮にRT5遊技以外の遊技状態に移行したとしても、すぐにRT5遊技に戻る確率が高くなるように設定されている。
先ず、RT5遊技を基準にして説明する。RT5遊技の遊技回数は、予め定められた規定遊技回数(本実施形態では32ゲーム)に設定されている。RT5遊技で32ゲームを消化すると、非RT遊技に移行する。非RT遊技は、リプレイB、リプレイC、リプレイD又はリプレイEが入賞するまで継続される。
また、リプレイB群のいずれかの当選となったときは、図9に示すように、リプレイCの入賞率は1/6、リプレイD又はリプレイEの入賞率は1/6、リプレイBの入賞率は4/6である。
これに対し、非RT遊技においてリプレイCが入賞したときはRT4遊技(Ex.タイム)に移行し、リプレイD又はリプレイEが入賞したときはRT2遊技(Ex.チャンス)に移行する。
ただし、非RT遊技中は、図5に示したように、リプレイの重複B群のいずれかの当選となる場合よりも重複A群のいずれかの当選となる確率の方が高く設定されている。このため、非RT遊技からRT2遊技やRT4遊技に移行することは稀であり、ほとんどの場合は、リプレイBが入賞してRT5遊技に移行する。
したがって、従来では、AT遊技とは、ある一定期間の遊技を指す場合が多いが、本実施形形態では、1遊技でも上記のような押し順が報知される遊技はAT遊技と称する。
非AT遊技では、小役3Aと他の小役3との重複当選時に、12枚の払出しとなるストップスイッチ42の押し順がわからないので、1/6の確率で12枚の払出しとなるが、5/6の確率で4枚の払出しとなる。
RT5遊技又は非RT遊技では、Ex.タイムへの移行権利について抽選される。RT5遊技又は非RT遊技において、リプレイAが3ゲーム連続で入賞したとき、又は小役1A若しくは小役2に当選したときに、上記の移行権利の抽選が行われる。
なお、リプレイAが3ゲーム連続で入賞する場合には、RT5遊技と非RT遊技とをまたぐ場合もある。
さらに、RT5遊技の32ゲーム中、残り4遊技目までは、RT5遊技の残り3ゲームで実行されるスーパーEx.タイムについての抽選が行われる。
また、RT5遊技の残り3遊技目以降や非RT遊技をまたいでリプレイAが3ゲーム連続で入賞したときは、例えば90%の確率でEx.タイムへの移行権利に当選するように抽選を行う。
さらに、RT5遊技の残り3遊技目以降や非RT遊技中に、小役1Aに当選したときは40%の確率でEx.タイムへの移行権利に当選し、小役2に当選したときは10%の確率でEx.タイムへの移行権利に当選するように抽選を行う。
図1において、演出制御手段70は、上述したランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段70は、遊技ごとに、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、ソフトウェア乱数を用いた抽選によって演出を選択し、出力する。
演出には、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。
そして、本実施形態では、押し順報知の対象役として、上述した小役3Aと他の小役3との重複当選時、リプレイの重複A群又は重複B群のいずれかの当選時が挙げられる。
そして、本実施形態では、押し順報知手段71は、非RT遊技においてEx.タイム(RT4遊技)への移行権利を有するときには、リプレイの重複A群の当選時にはリプレイAを入賞させるための押し順を報知し、リプレイの重複B群の当選時にはリプレイCを入賞させるための押し順を報知する。
さらに、RT2遊技のEx.チャンス中は、リプレイの重複A群の当選時にはリプレイAを入賞させるための押し順を報知し、小役3Aと他の小役3との重複当選時には、12枚の払出しとなる押し順を報知する。
なお、演出レベルは、上記3種類に限らず、5種類、10種類、・・と何種類設けてもよい。
さらに、図11に示すように、RT5遊技の32ゲーム間は、ステージ1〜ステージ4に分けられている。ステージ1及びステージ2における最初の遊技の「ST」は、各ステージのスタート時の通常演出を意味する。また、ステージ4の「L5」、「L4」、・・・は、それぞれRT5遊技のラスト5ゲームでの演出、ラスト4ゲームでの演出、・・・を意味する。
また、「R」は、複数遊技にわたる連続演出に突入することを意味する。さらにまた、パターン050〜052の最後の3ゲームでの「SE」は、スーパーEx.タイム実行時の演出を意味する。
本実施形態では、RT5遊技の遊技回数(32ゲーム)を演出回数と対応させている。そして、RT5遊技の32ゲームで1シナリオが完結するように演出が定められている。
1)Ex.タイム(RT4遊技)への移行権利の獲得時
2)Ex.チャンスへの移行権利の獲得時
3)スーパーEx.タイムを実行することに決定されたとき
4)リプレイAに3遊技連続で入賞したとき
に、ロング演出パターンの再抽選を行う。特に、上記の1)〜3)は、遊技者にとって有利な遊技状態への移行が確定するので、これに伴い、より期待度の高い演出が出力されやすいロング演出パターンを抽選で選択するように制御する。例えば、パターン001〜パターン100のうち、番号の大きいロング演出パターン(図11中、より下のロング演出パターン)であるほど、より期待度の高い演出が出力されやすいパターンに設定しておく場合には、抽選により、それまで選択していたロング演出パターンよりも番号の大きいロング演出パターンを選択する。
なお、「より期待度の高い演出が出力されやすいパターン」とは、「H」や「SH」が他のパターンよりも多く連続したり、総数が多く配置されている場合をいう。
1)最初から最後まで期待度の低い演出が多いパターン
2)最初から最後まで期待度の高い演出が多いパターン
3)最初は期待度の低い演出が多いが、徐々に期待度の高い演出が多くなるパターン
4)最初は期待度の高い演出が多いが、徐々に期待度の低い演出が多くなるパターン
5)最初と最後は期待度の低い演出が多いが、中間(ステージ2等)では期待度の高い演出が多くなるパターン
6)最初と最後は期待度の高い演出が多いが、中間(ステージ2等)では期待度の低い演出が多くなるパターン
等、種々の流れを事前に持つことができる。
また、RT5遊技中の当選役等に応じて、途中から演出の流れを変えることができる。
ショート演出パターンは、RT5遊技中において、
1)小役1A当選時(単独当選又は特別役との重複当選の双方を含む)
2)小役1B当選時、
3)小役2当選時(単独当選又は特別役との重複当選の双方を含む)
に選択される。特に、小役1A又は小役2は、単独当選の他、特別役と重複当選する場合があるので、いずれの場合においても、演出で煽りを入れるために演出を選択する。ショート演出パターンの抽選は、当該遊技の全リール31停止時(あるいは停止後)に行われ、次遊技から選択されたショート演出パターンが用いられる。
図12において、「特別役非当選時」は、特別役の非内部中において小役1A又は小役1Bの単独当選時の選択確率を示している。図12に示すように、パターン001が1/500の確率で選択され、パターン002が1/500の確率で選択され、・・・のように定められている。
さらに、「特別役当選時又は内部中」は、当該遊技で特別役と小役1A若しくは小役1Bに重複当選したとき、又は前遊技までに特別役の内部中となっている場合において当該遊技で小役1A若しくは小役2に単独当選したときの選択確率を定めている。
図12のショート演出パターンは、小役1Aの当選時等に、ソフトウエア乱数を用いた抽選によって選択される。なお、小役1A当選時等であっても、ショート演出パターンの抽選で非当選となる(ショート演出パターンが選択されない)場合もある。
例えば図11中、ロング演出パターンとしてパターン001が選択されている場合において、RT5遊技の開始から2遊技目(残り31遊技目)で小役1Aに当選し、当該遊技の全リール31停止時にショート演出パターンのパターン005が選択されたとする。この場合、2遊技目の演出はパターン001で定められた演出レベルの演出が出力されるが、次遊技の3遊技目(残り30遊技目)、4遊技目(残り29遊技目)、及び5遊技目(残り28遊技目)は、ショート演出パターンの005の演出レベルの演出が出力される。
これに対し、3遊技目からショート演出パターンのパターン005が選択されたときは、図12に示すように、3遊技目の演出レベルは「L」、4遊技目の演出レベルは「H」、5遊技目の演出レベルは「H」となる。
また、ショート演出パターンに対応する演出の出力中(3ゲーム間)であっても、ロング演出パターンの再抽選は行われており、この3ゲーム間において再抽選に当選したときは、ショート演出パターンに係る3ゲームの終了後、再抽選で選択されたロング演出パターンの該当する遊技目に戻る。これに対し、3ゲーム間において再抽選が行われなかったときは、ショート演出パターンに移行する前のロング演出パターンの該当する遊技目に戻る。
さらに、例えばショート演出パターンに基づく遊技中に、非RT遊技からRT5遊技に移行した場合には、それ以前に、RT5遊技に戻ったときのロング演出パターンを予め決定しておく。そして、ショート演出パターンに基づく遊技の終了後に、既に決定していたロング演出パターンの該当遊技目に戻るように制御する。
なお、ロング演出パターンとショート演出パターンとでシナリオ自体に変更はなく、各遊技での演出の演出レベルが変更されるだけである。
以上のようにして、ロング演出パターンの途中で、3ゲーム間、ショート演出パターンに差し替えることで、RT5遊技中のどの遊技目からでも演出の期待度を変化させることができる。
図13は、ロング演出パターンにおいて、非内部中であり、かつ当該遊技の演出レベルが「SH」である場合のデータテーブルである。したがって、図13で示したデータテーブル以外に、「L」用、「H」用が設けられている。さらに、図13は、非内部中のものであるが、内部中用も別個に設けられている。
なお、ロング演出パターンとは別個にショート演出パターン用のデータテーブルを設けてもよいが、本実施形態では図13のものを共用化している。
図13において、例えば当該遊技の当選役がリプレイAであるときは、演出番号「04」〜「06」のいずれか1つが選択される。そして、演出制御手段70は、選択した演出番号に基づいて、当該遊技の(当選役に対応する)演出を出力するように制御する。
(1)本実施形態では、ショート演出パターンを選択して3ゲーム間、演出レベルを差し替えるようにしたが、このようにすることなく、ロング演出パターンの変更のみで対応するようにしてもよい。また、ショート演出パターンの「3ゲーム」は例示であり、1〜2ゲーム、又は4ゲーム以上であってもよい。
(2)本実施形態で示したEx.タイムやEx.チャンスは例示であり、RT5遊技において、遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの抽選を行い、この抽選に当選したときは、(RT5遊技とは異なる)有利な遊技状態に移行するようにするだけもよい。
また、リプレイAが連続入賞するに従って得られる恩恵を大きくしても良い。たとえば、4連でEx.チャンス確定、5連以上で付与されるEx.チャンスのゲーム数が通常よりも多く選ばれていく等である。
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
60 遊技制御手段
61 役抽選手段
62(62A〜62H) 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
64a 押し順検出手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
69 遊技状態制御手段
70 演出制御手段
71 押し順報知手段
L1〜L4 有効ライン(図柄組合せライン)
Claims (4)
- 役の抽選を行う役抽選手段と、
遊技中における演出の出力を制御する演出制御手段と
を備え、
遊技状態として、第1遊技状態と、遊技者にとって有利となる第2遊技状態とを有し、
前記第1遊技状態において予め定められた規定遊技回数を消化したときは、前記第2遊技状態を経由しないで再度前記第1遊技状態に戻るか、又は前記第2遊技状態を経由させて前記第1遊技状態に移行させるように制御する遊技状態制御手段を備え、
前記演出制御手段は、
前記第1遊技状態の前記規定遊技回数間は、予め定められたシナリオに従って進行する演出を出力するように制御し、
前記シナリオに対し、前記規定遊技回数の遊技ごとに、前記第2遊技状態を経由できるか否かの期待度を示す複数の演出レベルのうちいずれか1つの演出レベルを定めた演出パターンを、複数種類設けたデータテーブルと、
前記第1遊技状態に移行させるときに、前記第1遊技状態の終了後に前記第2遊技状態を経由させることが既に確定しているか否かに基づいて、前記データテーブルのいずれか1つの前記演出パターンを選択するとともに、前記第1遊技状態の遊技中における前記役抽選手段による役抽選結果に基づいて前記演出パターンを変更するか否かを決定し、変更することに決定したときは次遊技以降に他の前記演出パターンに変更するように制御する演出パターン選択手段と
を備え、
前記演出制御手段は、遊技ごとに、前記役抽選手段による役抽選結果と、選択されている前記演出パターンの当該遊技の前記演出レベルとに対応する演出を出力するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
連続する複数の遊技回数Nにわたる前記演出レベルを前記演出パターンとは別個に定めた特定演出パターンを、複数種類設けた特定データテーブルを備え、
前記演出パターン選択手段は、前記第1遊技状態において前記役抽選手段による役の抽選で特定の抽選結果となったことを条件として、いずれか1つの前記特定演出パターンを選択し、
前記演出制御手段は、
前記規定遊技回数のうち第「M+1」遊技目から前記特定演出パターンを用いるときは、第「M+1」遊技目から第「M+N」遊技目までは、それぞれ、前記特定演出パターンの第1遊技目から第N遊技目の前記演出レベルに対応する演出を出力するように制御し、
第「M+N+1」遊技目以降は、それぞれ、前記演出パターンの第「M+N+1」遊技目以降の前記演出レベルに対応する演出を出力するように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記遊技状態制御手段は、
前記第1遊技状態において前記規定遊技回数を消化したときは第3遊技状態に移行させ、その後、前記第2遊技状態を経由させないか又は前記第2遊技状態を経由させて前記第1遊技状態に移行させるように制御する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記遊技状態制御手段は、前記第1遊技状態において、前記役抽選手段による役抽選結果に基づいて、前記第2遊技状態を経由させるか否かを決定する
ことを特徴とするスロットマシン。
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