JP2012065399A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧検出のみの簡単なフィードフォワード制御により、電源入力電流の高力率化、及びリアクトルの小型化を図ることができる電力変換装置を実現する。
【解決手段】多相の交流電源2を整流する整流回路3と、整流回路3の出力に接続した昇圧チョッパ回路4と、昇圧チョッパ回路4の出力に接続した平滑コンデンサ5から構成される電力変換装置1において、整流回路3の出力電圧を検出する第1電圧検出器10と、平滑コンデンサの端子電圧を検出する第2電圧検出器11と、第1電圧検出器10の検出電圧と第2電圧検出器11の検出電圧との比に基づき昇圧チョッパ回路4のスイッチ8の導通期間を制御することにより、昇圧チョッパ回路4のスイッチ8の両端電圧の平均値を整流回路の出力電圧と同じ電圧にする制御回路12とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、多相交流電源を直流電源に変換する電力変換装置に関するものである。
電圧型インバータの直流電源として、三相全波整流方式のコンバータを用いた場合、このコンバータにパルス状の電源電流が流れるため、電力系統に障害を及ぼすとともに、電源の力率が0.6〜0.7と小さいという問題があった。
この問題を解決するため、電力変換装置を単一の三相整流回路と単一の昇圧チョッパ回路から構成し、昇圧チョッパ回路の直流出力電圧を検出し、これが一定となるように電圧制御を行うとともに、リアクトルの電流を検出し、これが指令値と一致するように電流制御を行う電力変換装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2869498号(5頁 実施例第1から3段落、図1)
従来の電力変換装置では、電圧制御系と電流制御系が必要であり、制御構成が複雑であるとの問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、電圧検出のみの簡単なフィードフォワード制御により、電源入力電流の高力率化、及びリアクトルの小型化を図ることを目的とする。
この発明に係る電圧変換装置は、多相の交流電源を整流する整流回路と、整流回路の出力に接続したリアクトル、スイッチおよびダイオードで構成した昇圧チョッパ回路と、昇圧チョッパ回路の出力に接続した平滑コンデンサから構成される電力変換装置において、整流回路の出力電圧を検出する第1電圧検出器と、平滑コンデンサの端子電圧を検出する第2電圧検出器と、第1電圧検出器の検出電圧と第2電圧検出器の検出電圧との比に基づき昇圧チョッパ回路のスイッチの導通期間を制御することにより、昇圧チョッパ回路のスイッチの両端電圧の平均値を整流回路の出力電圧と同じ電圧にする制御回路とを備えた。
この発明に係る電力変換装置は、交流電源を整流する整流回路と昇圧チョッパ回路と平滑コンデンサから構成され、整流回路の出力電圧を検出する第1電圧検出器と、平滑コンデンサの端子電圧を検出する第2電圧検出器と、第1および第2電圧検出器の検出電圧の比に基づき昇圧チョッパ回路のスイッチの導通期間を制御して昇圧チョッパ回路のスイッチの両端電圧の平均値を整流回路の出力電圧と同じ電圧にする制御回路とを備えたので、電圧検出のみの簡単なフィードフォワード制御により、電源入力電流の高力率化、及びリアクトルの小型化を図ることができる。
この発明の実施の形態1の電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態1の制御回路の構成図である。 この発明の実施の形態1の制御回路の各部の信号波形図である。 この発明の実施の形態1の三相交流電源の電圧、電流波形図である。 この発明の実施の形態2の電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態2の制御回路の構成図である。 この発明の実施の形態2の制御回路の各部の信号波形図である。 この発明の実施の形態2の昇圧チョッパ回路の動作説明図である。 この発明の実施の形態2の三相交流電源の電圧、電流およびリアクトルの電流波形例である。 この発明の実施の形態3の電力変換装置の構成図である。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態1について、図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係る構成図である。
この発明の実施の形態1に係る電力変換装置1の構成を図1に基づいて説明する。
電力変換装置1は、ダイオードブリッジである三相交流整流回路3、昇圧チョッパ回路4および平滑コンデンサ5、さらに第1電圧検出器10、第2電圧検出器11および制御回路12から構成されている。三相交流電源2が、電力変換装置1の入力として三相交流整流回路3の入力端子に接続され、電力変換装置1の負荷としての抵抗6が平滑コンデンサ5の端子に接続されている。
昇圧チョッパ回路4は、リアクトル7、スイッチ8およびダイオード9から構成され、三相交流整流回路3の出力電荷をリアクトル7で蓄積し、リアクトル7に蓄積された電荷の充放電をスイッチ8のスイッチングによって制御し、昇圧された直流電力はダイオード9を介して平滑コンデンサに出力される。
第1電圧検出器10は、三相交流整流回路3の出力直流電圧を検出し、第2電圧検出器11は、昇圧チョッパ回路4の出力電圧すなわち平滑コンデンサ5の端子電圧を検出する。
制御回路12は、後で説明するように図2の回路構成からなり、第1電圧検出器10と第2電圧検出器12で検出した電圧信号に基づいて、例えば10kHzの高周波を用いてPWM(パルス幅変調制御)信号を生成してスイッチ8をオンオフ制御すなわちスイッチ8の導通期間を制御する。
制御回路12の構成図である図2に基づき、制御回路12の構成を説明する。
制御回路12は、乗算器13、三角波の搬送波を発生するキャリア信号発生器14、比較器15およびNOT回路16から構成される。
比較器15の+側入力には、第1電圧検出器の出力電圧が入力される。乗算器13には、第2電圧検出器の出力電圧とキャリア信号発生器14の搬送波信号が入力される。乗算器13の出力は、比較器15の−側入力に入力される。比較器15の出力信号は、NOT回路16で信号が反転されて、昇圧チョッパ回路のスイッチ8にゲート信号として出力される。
次に、電力変換装置1の動作について、図1から図4に基づいて説明する。
ここで、図3は制御回路12の各部の信号波形図、図4は三相交流電源2の電圧、電流波形図である。
まず、電力変換装置1の動作すなわち制御回路12の制御動作の概要を説明する。三相交流整流回路3の出力電圧V1とスイッチ8の両端電圧V2の平均値が等しくなるようにスイッチ8をオンオフ制御する。具体的には三相交流整流回路3の出力電圧V1と平滑コンデンサ5の端子電圧V3を検出し、スイッチ8の両端電圧V2の平均値がV1となるように、(1)式の比率でスイッチ8をオン制御する。これによりリアクトル7の両端に印加される平均電圧はゼロとなり、直流電流のみが流れ交流成分としてのリプル電流は流れなくなる。
1−V1/V3 (1)
ここで、図2から図4に基づいて動作を詳細に説明する。
図3の(a)は、比較器15の2つの入力信号を表しており、変調信号としての三相交流整流回路3の出力電圧V1とキャリア信号発生器14が発生する三角波の搬送信号に平滑コンデンサ5の端子電圧V3を乗じて、搬送波の波高値をV3とした信号である。
図3の(b)は、比較器15の出力信号であり、V1≧波高値V3の鋸波の期間は「1」、V1<波高値V3の鋸波の期間は「0」である。図3の(c)は、NOT回路16の出力信号であり、比較器15の出力信号に対して、反転している。
図3の(d)は、スイッチ8の両端電圧V2を表している。スイッチ8をオンするとV2がゼロ、オフすると平滑コンデンサの端子電圧V3がスイッチ8の両端子間に発生する。
上記(1)式に基づき、制御回路12で、スイッチ8のゲートへ出力するPWM制御信号を発生することにより、スイッチ8の両端電圧V2の平均電圧を三相交流整流回路3の出力電圧V1に一致させることができる。
スイッチ8の両端電圧V2の平均電圧が三相交流整流回路3の出力電圧V1となった状態においては、リアクトル7の両端に印加される平均電圧はゼロとなり、直流電流のみ流れ交流成分としてのリプル電流が流れなくなる。
なお、リアクトル7の両端に印加される平均電圧はゼロであるが、図3の(d)からわかるように、スイッチ8の両端にはキャリア信号発生器14のキャリア周波数に依存する高周波電圧が発生している。このため、リプル電流が発生するが、適切なリアクタンスのリアクトル7を選定することで、リアクトル7を流れるリプル電流成分を無視できる値に抑制することができる。
図4は、この状態における三相交流電源2の電圧、電流の波形である。
リアクトル7の両端電圧の平均値は理想的にはゼロとなり、直流電流のみが流れる。またリアクトル7に流れる直流電流は、ダイオード整流動作により、三相交流電源2の各相に振り分けられることになり、結果として120度の通電期間を持つ電流波形が得られる。
ただし、図4では、三相の内の一相分のみを表しており、他の相の電圧、電流波形は、それぞれ120度ずれた波形となる。
このように実施の形態1によれば、電力変換装置1のスイッチ8の制御に用いる情報は三相交流整流回路3の出力電圧V1と平滑コンデンサ5の端子電圧V3のみであり、電流の情報は不要であることから、電力変換装置を簡単なフィードフォワード制御回路構成で実現し、かつ三相交流電源2における高調波電流を低減し、入力電流の高力率化、及びリアクトルの小型化を図れるという効果がある。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2に係る構成図である。図において、図1と同一あるいは相当部分には同一符号を付している。
本実施の形態2は、実施の形態1の電力変換装置1の機能を備えながら、電力変換装置の出力電圧を可変としたものである。
この発明の実施の形態2に係る電力変換装置21の構成を、図5に基づいて説明する。
電力変換装置21は、三相交流整流回路3、昇圧チョッパ回路4および平滑コンデンサ5、さらに第1電圧検出器10および制御回路32から構成されている。三相交流電源2が、電力変換装置21の入力として三相交流整流回路3の入力端子に接続され、電力変換装置21の負荷としての抵抗26が平滑コンデンサ5の端子に接続されている。
第1電圧検出器10は、三相交流整流回路3の出力直流電圧を検出する。
制御回路32は、後で説明するように図6の回路構成からなり、第1電圧検出器10が検出した電圧信号と設定された目標電圧信号に基づいて、PWM(パルス幅変調制御)信号を生成してスイッチ8をオンオフ制御すなわちスイッチ8の導通期間を制御する。
制御回路32の構成図である図6に基づき、制御回路32の構成を説明する。
制御回路32は、乗算器33、キャリア信号発生器34、比較器35、NOT回路36および電圧設定器37から構成される。
比較器35の+側入力には、第1電圧検出器の出力電圧が入力される。乗算器33には、電圧設定器37の出力電圧とキャリア信号発生器34の搬送波信号が入力される。乗算器33の出力は、比較器35の−側入力に入力される。比較器35の出力信号は、NOT回路36で信号が反転されて、昇圧チョッパ回路のスイッチ8にゲート信号として出力される。
次に、電力変換装置21の動作について、図6から図8に基づいて説明する。
ここで、図7は制御回路32の各部の信号波形図、図8は昇圧チョッパ回路4の動作説明図である。
まず、電力変換装置21の動作すなわち制御回路32の制御動作の概要を説明する。電力変換装置21の出力電圧すなわち平滑コンデンサ5の端子電圧が、目標の設定電圧になるようにするとともに、三相交流整流回路3の出力電圧V1とスイッチ8の両端電圧V2の平均値が自律的に等しくなるようにスイッチ8をオンオフ制御する。具体的には、電圧設定器37で目標の出力電圧V3’を設定するとともに、三相交流整流回路3の出力電圧V1を検出し、スイッチ8の両端電圧V2の平均値が自律的にV1となるように(2)式の比率でスイッチ8をオン制御する。これによりリアクトル7の両端に印加される平均電圧はゼロとなり、直流電流のみが流れ交流成分としてのリプル電流は流れなくなる。
1−V1/V3’ (2)
ここで、図6、7に基づいて動作を詳細に説明する。
図7の(a)は、比較器35の2つの入力信号を表しており、変調波としての三相交流整流回路3の出力電圧V1とキャリア信号発生器14が発生する三角波の搬送波に電圧設定器37で設定されたV3’を乗じて、搬送波の波高値をV3’とした信号である。
図7の(b)は、比較器35の出力信号であり、V1≧波高値のV3’の鋸波の期間は「1」、V1<波高値のV3’の鋸波の期間は「0」である。図7の(c)は、NOT回路36の出力信号であり、比較器35の出力信号に対して反転している。
図7の(d)は、スイッチ8の両端電圧V2を表している。スイッチ8をオンするとV2がゼロ、オフすると平滑コンデンサ5の端子電圧であるV3がスイッチ8の両端子間に発生する。
上記(2)式に基づき、制御回路32で、スイッチ8のゲートへ出力するPWM制御信号を発生することにより、スイッチ8の両端電圧V2の平均電圧を自律的に三相交流整流回路3の出力電圧V1とすることができる。
スイッチ8の両端電圧V2の平均電圧が自律的に三相交流整流回路3の出力電圧V1となった状態においては、リアクトル7の両端に印加される平均電圧はゼロとなり、直流電流のみ流れ交流成分としてのリプル電流が流れなくなる。
なお、リアクトル7の両端に印加される平均電圧はゼロであるが、図7の(d)からわかるように、スイッチ8の両端にはキャリア信号発生器34のキャリア周波数に依存する高周波電圧が発生している。このため、リプル電流が発生するが、適切なリアクタンスのリアクトル7を選定することで、リアクトル7を流れるリプル電流成分を無視できる値に抑制することができる。
電力変換装置21の出力電圧を変化させる動作を、図8に基づいて具体的に説明する。
例えば目標電圧V3’が350Vのときに実際の電力変換装置21の出力電圧V3が300Vであったと仮定すると、図5、6で説明したPWM制御で得られるスイッチ8の両端電圧V2の平均値は三相交流整流回路3の出力電圧V1よりも小さい値となる。この様子を図8(a)に示す。V2の平均電圧は300/350×V1となり、この結果リアクトルの7の両端に図中の±の向きに直流電圧が発生する。これにより、三相交流電源3からリアクトル7に電流が流れ込み、結果として平滑コンデンサ5を充電して、電力変換装置21の出力電圧V3を上昇させる。
一方、目標電圧V3’が実際の電力変換装置21の出力電圧V3よりも小さいと仮定する。ここでは目標電圧V3’が350Vのときに実際の電力変換装置21の出力電圧V3が400Vであった(V3’=350V、V3=400V)と仮定すると、PWM制御で得られるスイッチ8の両端電圧V2の平均値は三相交流整流回路3の出力電圧V1よりも大きい値となる。この様子を図8(b)に示す。V2の平均電圧は400/350×V1となり、この結果リアクトル7の両端に図中の±の向きに直流電圧が発生する。これにより、三相交流電源3からリアクトル7に流れる電流が抑制され、抵抗26によるコンデンサの放電動作により、電力変換装置21の出力電圧V3が低下する。
なお目標電圧V3’と実際の電力変換装置21の出力電圧V3が350Vで等しい(V3’=V3=350V)と仮定すると実際の電力変換装置21の出力電圧V3が350Vでと、PWM制御で得られるスイッチ8の両端電圧V2の平均値は三相交流整流回路3の出力電圧V1と同じ値となる。この様子を図8(c)に示す。V2の平均電圧はV1と等しくなり、この結果リアクトル7の両端に発生する直流電圧はゼロとなる。これにより、三相交流電源3からリアクトル7に流れる電流が保持されると共に、V3の電圧も350Vで安定する。
以上のとおり、電圧設定器37で設定した搬送波の高さV3’に従って電力変換装置21の出力電圧V3が追従することがわかる。
次に、負荷としての抵抗26が消費する電力量が少ない場合の動作について説明する。
抵抗26の消費電力が少なければ、スイッチ8をオフのままとしても三相交流電源2における高調波電流は少ない。この様子を図9に示す。図9の(a)は三相交流電源2の電圧、電流の波形であり、図9の(b)はリアクトル7に流れる電流波形である。
スイッチ8はオフとしているため、スイッチ8には電流は流れないが、抵抗26で消費される電力を供給するための電流がリアクトルに流れる(図9(b))。また、これに対応する電流が、三相交流電源2に流れる(図9(a))。
負荷の消費電力を検出する回路を追加して、制御回路32にこの信号をフィードバックすることにより、負荷の消費電力が少ない場合は、スイッチ8のオフ比率を増加あるいはオフのままとする制御を行うことができる。これによりスイッチ8の不要な動作を抑制し、スイッチングロスを低減することができ、電力変換装置21が発生するロスを抑制することができるという効果がある。
このように実施の形態2によれば、電力変換装置21のスイッチ8の制御に必要な情報は、三相交流整流回路3の出力電圧V1のみで電流の情報は用いずに、出力電圧を可変できる電力変換装置を簡単なフィードフォワード制御回路構成で実現し、かつ三相交流電源2における高調波電流を低減し、入力電流の高力率化、及びリアクトルの小型化を図れるという効果がある。
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3に係る構成図である。図において、図1と同一あるいは相当部分には同一符号を付している。
本実施の形態3は、実施の形態2の電力変換装置の負荷をインバータ46とモータ47のセットとしたものである。
電力変換装置41のスイッチ8のスイッチングによる高周波振動電流がスイッチ8やダイオード9に流れて、これらがEMIノイズの発生源になりうる。このため、本実施の形態3では、電力変換装置41を構成するリアクトル7、スイッチ8、ダイオード9、平滑コンデンサ5およびインバータ10と三相交流整流回路3を1つの筐体50に実装している。
この場合、特にEMIノイズの発生源になりうるスイッチ8、ダイオード9、平滑コンデンサ5およびインバータ10のみを1つの筐体に実装してもよい。
これにより、EMIノイズを筐体の中に封じ込め、外部への伝播を抑制することができるという効果がある。また一体化した筐体となることから、製品納め時の部品間の配線作業が省略できるという効果がある。
実施の形態4.
上記実施の形態1から3で説明した電力変換装置においては、スイッチ8がターンオンする毎にダイオード9に逆電圧が印加される。そこでダイオード9に逆電圧が印加されるときの逆回復電流が少なくなるショットキーバリアダイオードを適用する。また高耐圧なダイオードを必要とする電力変換装置では、ワイドバンドギャップによるダイオードを適用する。
これによりダイオードの逆回復に伴うスイッチングロスを低減し、電力変換装置のロスを抑制することができるという効果がある。またスイッチ8をワイドバンドギャップの半導体で構成してもよい。ワイドバンドギャップ化によりスイッチ8のスイッチングが速くなり、搬送波の周波数を更に高くすることによりリアクトル7を小型化できるという効果がある。ワイドバンドギャップ半導体としては、例えば、炭化珪素、窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドがある。
ワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチやダイオードは、耐熱性が高く、許容電流密度も高いためスイッチやダイオードの小型化が可能であり、電力変換装置の小型化が可能となる。
また耐熱性も高いため、ヒートシンクの放熱フィンの小型化が可能であり、さらに電力損失が低いため、スイッチやダイオードの高効率化が可能であるため、電力変換装置の一層の小型化が可能となる。
実施の形態5.
上記実施の形態1から3で説明した電力変換装置においては、図4に示すように三相交流電源2の高調波電流が低減され、リアクトル7に流れる電流は直流電流のみとなるため、平滑コンデンサ5による平滑動作が容易となる。すなわち平滑コンデンサ5の静電容量を低減することができるため、平滑コンデンサ5を電解コンデンサ以外のフィルムコンデンサ、セラミックコンデンサを適用することができる。これにより電解コンデンサの寿命に関わる温度依存性を排除することができ、電力変換装置の信頼性が向上できるという効果がある。
1,21,41 電力変換装置、2 三相交流電源、3 三相交流整流回路、
4 昇圧チョッパ回路、5 平滑コンデンサ、6,26 抵抗、7 リアクトル、
8 スイッチ、9 ダイオード、10 第1電圧検出器、11 第2電圧検出器、
12,32 制御回路、13,33 乗算器、14,34 キャリア信号発生器、
15,35 比較器、16,36 NOT回路、46 インバータ、47 モータ、
50 筺体。

Claims (5)

  1. 多相の交流電源を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力に接続したリアクトル、スイッチおよびダイオードで構成した昇圧チョッパ回路と、
    前記昇圧チョッパ回路の出力に接続した平滑コンデンサから構成される電力変換装置において、
    前記整流回路の出力電圧を検出する第1電圧検出器と、
    前記平滑コンデンサの端子電圧を検出する第2電圧検出器と、
    前記第1電圧検出器の検出電圧と前記第2電圧検出器の検出電圧との比に基づき前記昇圧チョッパ回路のスイッチの導通期間を制御することにより、前記昇圧チョッパ回路のスイッチの両端電圧の平均値を前記整流回路の出力電圧と同じ電圧にする制御回路とを備えた電力変換装置。
  2. 多相の交流電源を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力に接続したリアクトル、スイッチおよびダイオードで構成した昇圧チョッパ回路と、
    前記昇圧チョッパ回路の出力に接続した平滑コンデンサから構成される電力変換装置において、
    前記整流回路の出力電圧を検出する第1電圧検出器と、
    前記電力変換装置の出力電圧を設定する電圧設定器と、
    前記第1電圧検出器の検出電圧と前記電圧設定器の設定電圧との比に基づき前記昇圧チョッパ回路のスイッチの導通期間を制御することにより、電力変換装置の出力電圧を前記設定電圧にするとともに前記昇圧チョッパ回路のスイッチの両端電圧の平均値を前記整流回路の出力電圧と同じ電圧にする制御回路とを備えた電力変換装置。
  3. 前記昇圧チョッパ回路のスイッチおよび/またはダイオードがワイドバンドギャップ半導体である請求項1または2記載の電力変換装置。
  4. 前記平滑コンデンサは、フィルムコンデンサまたはセラミックコンデンサである請求項1または2記載の電力変換装置。
  5. 前記電力変換装置の負荷はインバータとモータからなり、前記整流回路、前記昇圧チョッパ回路、前記平滑コンデンサ、前記電圧検出器、前記制御回路および前記インバータが1つの筺体に実装される請求項1または2記載の電力変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023073871A1 (ja) 2021-10-28 2023-05-04 三菱電機株式会社 電力変換装置、モータ駆動装置、及び冷凍サイクル適用機器

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