JP2012065225A - 車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両 - Google Patents

車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2012065225A
JP2012065225A JP2010208907A JP2010208907A JP2012065225A JP 2012065225 A JP2012065225 A JP 2012065225A JP 2010208907 A JP2010208907 A JP 2010208907A JP 2010208907 A JP2010208907 A JP 2010208907A JP 2012065225 A JP2012065225 A JP 2012065225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
vehicle
unit
projection plane
overhead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010208907A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Mochizuki
亮 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010208907A priority Critical patent/JP2012065225A/ja
Publication of JP2012065225A publication Critical patent/JP2012065225A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】車両に取り付けられたカメラの撮影画像を俯瞰画像に変換・合成して表示する際に、運転者が車両後方にある立体障害物までの距離を直感的に把握することが可能な車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両を提供する。
【解決手段】本発明の車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両は、投影面決定部111が、測距情報取得部110が取得した距離情報に基づいて、少なくとも地面を表す平面と自車両後方の立体的な障害物の位置における高さ方向の軸および車幅方向の軸から構成される平面を投影面に決定し、俯瞰画像生成部113が、投影面決定部111が決定した地面を表す平面と自車両後方の平面を投影面として画像取得部112が撮影した画像を俯瞰画像に変換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されたカメラによって撮影された車両後方の画像を視点変換し、この変換画像を運転者等に提供する車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両に関する。
車両周囲の確認のため、車両に搭載されたカメラで撮影した画像を視点変換処理することにより、路面上の物体を運転者の視点や上方からの視点で見た画像である俯瞰画像へと変換して、この俯瞰画像をモニタに表示する周辺監視装置が知られている。
例えば、特許文献1では、異なる位置に取り付けられた複数のカメラで撮影された複数の画像に対して、仮想的にカメラ視点を車上に設定して地面へ投影することで俯瞰画像を生成し、この地面を投影面とした複数の俯瞰画像を1つの画像に合成することで車上から自車両の周囲を見下ろした合成画像を生成している。
このような周辺監視装置では、視点変換した合成画像により車両全体を見渡すことが可能であるため、運転者には直感的に受け入れやすい。
特開2005−167309号公報
しかしながら、上述の方法で生成した合成画像は、地面に投影した画像であるため、実際のカメラの設置位置より高いところにある物体は合成画像に入らず、消失するという問題が発生する。このため、例えばカメラより高い位置にある木の枝等は合成画像では確認できず、後退運転時に接触事故を起こす危険性が考えられる。
そこで本発明では、車両に取り付けられたカメラの撮影画像を俯瞰画像に変換・合成して表示する際に、運転者が車両後方にある立体障害物までの距離を直感的に把握することが可能な車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両を提供することを目的とする。
本発明は、投影面決定部が、測距情報取得部が取得した距離情報に基づいて、少なくとも地面を表す平面と自車両後方の立体的な障害物の位置における高さ方向の軸および車幅方向の軸から構成される平面を投影面に決定し、俯瞰画像生成部が、投影面決定部が決定した地面を表す平面と自車両後方の平面を投影面として画像取得部が撮影した画像を俯瞰画像に変換することを特徴とする。
本発明によれば、車両に取り付けられたカメラの撮影画像を俯瞰画像に変換・合成して表示する際に、運転者が車両後方にある立体障害物までの距離を直感的に把握することができる。
本発明の実施形態における周辺監視装置の全体構成を示すブロック図 車体へのカメラおよびソナーセンサの取付け例を示す図 俯瞰画像を生成するための投影面決定方法を示す図 撮像画像の投影変換方法を示す図 マッピングテーブルを使った俯瞰画像の生成方法を示す図 俯瞰画像に車両の進行予測軌跡線を重畳した表示画像の例を示す図 同図1の要部である車載用画像処理装置による画像処理を示すフローチャート図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る周辺監視装置の全体構成を示すブロック図である。図2は、車体へのカメラおよびソナーセンサの取付け例を示す図である。
図1に示すように、周辺監視装置は、車載用画像処理装置100と、カメラ101と、ソナーセンサ102と、測距センサモジュール103と、車両情報取得部104と、ディスプレイ105とを備える。
車載用画像処理装置100は、ECU(Electoric Control Unit)でカメラ101と、ソナーセンサ102と、測距センサモジュール103と、車両情報取得部104と、ディスプレイ105と接続する。車載用画像処理装置100は、カメラ101と、ソナーセンサ102と、測距センサモジュール103と、車両情報取得部104から入力された情報に基づいて画像処理を行い、この処理結果をディスプレイ105に出力する。
カメラ101は、CCD、CMOSデバイス等の固体撮像素子、および、魚眼レンズなどの広視野角のレンズを有するカラーまたはモノクロの撮像装置で構成される。本実施形態では図2に示すようにこのカメラ100は車両後端の中心に設置される。カメラ101は撮像画像を車載用画像処理装置100に出力する。
ソナーセンサ102は、第1〜第4ソナーセンサ201〜204の4つのセンサで構成される。ソナーセンサ102は車両が進行した際に接触・衝突する可能性のある領域をカバー可能な位置に設置される。本実施形態では図2に示すように第1〜第4ソナーセンサ201〜204は車両後端に設置される。第1〜第4ソナーセンサ201〜204は、超音波信号を発信し、その反射信号を受信することで距離を測定するセンサデバイスである。第1〜第4ソナーセンサ201〜204は、およそ0.1mから2.0mくらいまでの範囲を、1〜10cm単位の精度で測定可能である。ソナーセンサ102は、検出結果を測距センサモジュール103に出力する。
測距センサモジュール103は、ソナーセンサ102が出力する検出信号を受け、予め定められた車両進行領域の中に進行の妨げとなる障害物が存在する場合、その障害物までの距離を測定する。測距センサモジュール103は、この測距情報を車載用画像処理装置100に出力する。
車両情報取得部104は、CANなどを介して車両の運転や制御状態に関する情報を取得するインタフェース装置である。本実施形態では、車速、シフトの位置、ステアリングの舵角など、車両の進行予測に必要な情報を取得する。車両情報取得部104は、この取得した車両情報を車載用画像処理装置100に出力する。
ディスプレイ105は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示デバイスで
構成される。本実施形態では、ディジタルまたはアナログ映像信号を受けて表示できるデバイスであれば何でも良い。ディスプレイ105は、車載用画像処理装置100から入力された処理結果を表示する。
次に、車載用画像処理装置100の内部構成について説明する。
車載用画像処理装置100は、CPUやRAMで構成され、測距情報取得部110と、投影面決定部111と、画像取得部112と、俯瞰画像生成部113と、表示画像合成部114とを有する。
測距情報取得部110は、測距センサモジュール103および投影面決定部111と接続する。測距情報取得部110は、測距センサモジュール103から自車両周辺に存在する障害物についての距離情報を取得する。特に、自車両後方の空間に存在する立体的な障害物の情報を取得する。測距情報取得部110は、この取得した距離情報を投影面決定部111に出力する。
投影面決定部111は、測距情報取得部110から入力された障害物までの距離情報に基づいて、自車両の後端を基準にどの位置に立体物が存在するかを推定し、俯瞰画像を生成する際に必要となる投影面を決定する。特に、投影面決定部111は、少なくとも地面と略一致する平面と、自車両後方の立体的な障害物の位置における高さ方向の軸および車幅方向の軸から構成される平面を投影面として決定する。この投影面決定方法については後述する。
画像取得部112は、カメラ101と接続し、カメラ101が撮像した自車両後方の撮像画像を取得する。
俯瞰画像生成部113は、投影面決定部111および画像取得部112と接続する。俯瞰画像生成部113は、投影面決定部111が決定した投影面に基づいて、画像取得部102から入力された撮像画像を仮想視点から見た俯瞰画像へ投影変換するためのマッピングテーブルを生成する。俯瞰画像生成部113は、この生成したマッピングテーブルに基づいて画像取得部102から入力された撮像画像を仮想視点から見た俯瞰画像に変換する。なお、マッピングテーブルは、ROM、またはRAMに格納されている。これにより、合成画像の生成処理を高速に行うことができる。画像取得部102から入力された撮像画像と、投影面決定部111が決定した投影面に基づいて変換された俯瞰画像との関係については後述する。
表示画像合成部114は、車両情報取得部104と、測距情報取得部110と、俯瞰画像生成部113と接続する。表示画像合成部114は、俯瞰画像生成部113から入力された俯瞰画像に、車両情報取得部104から入力された自車両を示すイラストや自車両の状態情報、進路軌跡線、測距情報取得部110から入力された立体物の測距結果などの情報をグラフィカルな付加画像として重畳した表示画像を合成する。例えば、表示画像合成部114は、自車両後方の空間に存在する立体的な障害物の画像を重畳する。表示画像合成部114は、この合成した表示画像をディスプレイ105に出力する。
次に、投影面決定部111による投影面決定方法について説明する。
図3は、俯瞰画像を生成するための投影面決定方法を示す図である。
図3に示すように、投影面決定部111は、自車両300と立体障害物310、320、330との距離に応じて投影面を決定する。
ここで、仮想カメラ301は、実際のカメラ画像をどの位置から見た画像に投影変換するかを決めるものである。仮想カメラ301は、撮像位置と撮像方向を表す所定の情報を有する。仮想カメラ301の撮像位置は後述する仮想カメラ固定位置303に設定される。仮想カメラ301の撮像方向は撮像位置から自車両300の後端中心を撮像する向きに設定されている。
また、固定距離302は、自車両300の助手席側の側方から後述する側方投影面324、334までの直線距離であり、予め定められた固定値が用いられる。
自車両後方に存在する立体障害物310、320、330は自車両300からそれぞれ距離が異なる位置にある障害物である。仮想カメラ固定位置303は、自車両300の後端線上で運転席側の側方からおよそ1m離れた位置に予め設定される。最大測定距離311は、第1〜第4ソナーセンサ201〜204が測定できる最大距離である。測定距離321、331は第1〜第4ソナーセンサ201〜204が測定した立体障害物320、330までの直線距離である。
地面投影面312、322、332は自車両300から立体障害物310、320、330までの間に存在する地面を表す平面である。地面投影面312、322、332と実際の地面とは略一致する。後方投影面323、333は地面に垂直で、自車両300の後端に略対向する平面で構成される。また、後方投影面323、333は、それぞれ車体後端から測定距離321、331だけ離れた位置に設けられる。側方投影面324、334は地面に垂直で、自車両300の側面と略対向する平面で構成される。また、側方投影面324、334は、それぞれ車体側面から固定距離302だけ外側の位置に存在する平面である。
図3に示すように、自車両300の後方に存在する立体障害物310が、第1〜第4ソナーセンサ201〜204の測定範囲外に存在する場合、投影面決定部111は、障害物までの距離測定は不可能であるが、最大測定距離311までは障害物が存在しないと判定する。このとき、投影面決定部111は、俯瞰画像を生成するための投影面が地面投影面312であると決定する。地面投影面312は、自車両200から最大測定距離311までの間の平面として設定される。
一方、図3に示すように、自車両300の後方に存在する立体障害物320が、第1〜第4ソナーセンサ201〜204の測定範囲内に存在する場合、投影面決定部111は、障害物までの測定距離321の情報を取得することができる。このとき、投影面決定部111は、俯瞰画像を生成するための投影面が地面投影面322、後方投影面323、側方投影面324であると決定する。
同様に、図3に示すように、自車両300の後方に存在する立体障害物330が、第1〜第4ソナーセンサ201〜204の測定範囲内に存在する場合、投影面決定部111は、障害物までの測定距離331の情報を取得することができる。このとき、投影面決定部111は、俯瞰画像を生成するための投影面が地面投影面332、後方投影面333、側方投影面334であると決定する。
なお、図3では、投影面決定部111は、障害物を検知していない場合は地面投影面312を投影面として決定し、障害物を検知している場合は地面投影面322、後方投影面323、側方投影面324の3つの投影面を決定したが、障害物を検知している場合は少なくとも地面投影面322と後方投影面323の2つの投影面を決定すればよい。
また、図3では、投影面決定部111は、側方投影面324、334を固定距離302で決定したが、第4ソナーセンサ204で車両側方の障害物を検出した場合は、その障害物までの距離を固定距離302の代わりに用いて側方投影面324、334を設定しても良い。
さらに、図3では、投影面決定部111は、仮想カメラ301の位置を仮想カメラ固定位置303として予め設定しているが、第1ソナーセンサ201で車両側方の障害物を検出した場合は、その障害物までの距離を用いて仮想カメラ固定位置303を設定しても良い。
次に、カメラ101によって撮像された撮像画像と、投影面決定部111が決定した投影面に基づいて変換された俯瞰画像との関係について説明する。
図4は、撮像画像の投影変換方法を示す図である。
図4に示すように、俯瞰画像生成部113は、投影面決定部111が投影面として決定した地面投影面322、後方投影面323、側方投影面324に基づいて、撮像画像411から俯瞰画像421を生成する。
立体物402は第1〜第4ソナーセンサ201〜204によって検出された実際に存在する立体障害物である。後方境界線403は地面投影面322と後方投影面323との境界線を表し、立体境界線404は後方投影面323と側方投影面324との境界線を表し、
側方境界線405は地面投影面322と側方投影面324との境界線を表す。
撮像画像411は、自車両300後端に取り付けられたカメラ101で撮像した画像である。撮像された立体物412は撮像画像411に写し出された立体物402に対応する。俯瞰画像421は仮想カメラ301の視点から撮像画像411を投影変換した画像である。投影された立体物422は撮像された立体物412に対応する。換言すると、投影された立体物422は俯瞰画像421に投影された立体物402に対応する。同様に俯瞰画像上の後方境界線423は後方境界線403を俯瞰画像421に投影した境界線であり、俯瞰画像上の立体境界線424は立体境界線404を俯瞰画像421に投影した境界線であり、俯瞰画像上の側方境界線425は側方境界線405を俯瞰画像421に投影した境界線である。
図4に示すように、画像取得部112は、カメラ101が車両後方を撮像することで立体情報が失われた撮像画像411を記録する。したがって、画像取得部112に記憶される立体物402は撮像画像411内では平面情報しか持たなくなる。続いて、投影面決定部111は、測距情報取得部110が取得した第1〜第4ソナーセンサ201〜204による立体物402についての検出情報に基づいて、立体物402の位置に後方投影面323を設定する。これによって撮像画像411において平面情報で表された立体物412に対して、立体情報を復元することが可能である。俯瞰画像421は、立体物が存在すると仮定して設定された地面投影面322、後方投影面323、および側方投影面324に俯瞰画像生成部113が撮像画像411を投影し、仮想カメラ301からの視点で再サンプリングすることで生成される。俯瞰画像生成部113は、この原理に基づき、撮像画像411を俯瞰画像421に変換する対応関係をマッピングテーブルとして保存する。
なお、俯瞰画像421は地面投影面322、後方投影面323、および側方投影面324を用いて生成していることを明示的に示すため、この投影面同士の境界にあたる後方境界線403、立体境界線404、および側方境界線405を俯瞰画像上の後方境界線423、俯瞰画像上の立体境界線424、および俯瞰画像上の側方境界線425として、俯瞰画像421に表示しても良い。
次に、俯瞰画像生成部113がマッピングテーブルを参照して撮像画像から俯瞰画像を生成する方法について説明する。
図5はマッピングテーブルを使った俯瞰画像の生成方法を示す図である。図5に示すように、マッピングテーブル501は俯瞰画像421の座標と撮像画像411の座標が1対1で対応づけられたテーブルである。俯瞰画像421のある座標521に対応する撮像画像411の画素座標511を知りたい場合、俯瞰画像生成部113は、マッピングテーブル501の俯瞰画像座標一覧の中から画素座標521を探し、対応する撮像画像411の座標511を獲得する。このように、俯瞰画像生成部113は、マッピングテーブル501に基づいて撮像画像411の画素座標を取得し、この画素座標を用いて仮想カメラ301からの俯瞰画像421に変換する。
次に、表示画像合成部114による画像合成処理について説明する。
図6は俯瞰画像に車両の進行予測軌跡線を重畳表示した表示画像の例を示す図である。図6に示すように、表示画像合成部114は、俯瞰画像421から実際にドライバーに提示する範囲を矩形領域で切り出して表示画像600、610を生成する。
表示画像600は、自車両後方の位置から車幅方向を見る仮想カメラ301による視点変換画像である。車両イラスト601は仮想カメラ301による視点で自車両を俯瞰した場合の投影イメージである。表示画像合成部114は、車両後方の仮想カメラ301の位置、およびその撮影方向によって車両イラスト601を表示画像600のどの位置に重畳するか決定する。表示画像合成部114は、車両情報取得部104から取得した舵角情報に基づき、自車両の進路および障害物までの距離指標を示す予測軌跡線602を表示画像600に重畳する。予測軌跡線602は、表示画像600中の地面領域604上に表示される。表示画像合成部114は、仮想カメラ301から見た予測軌跡線602を舵角ごとに予め用意しておき、舵角が変更される度に重畳する軌跡線を切り替える。検出マーカ603は第1〜第4ソナーセンサ201〜204で検出した後方障害物605の位置を強調表示するための透過マーカである。表示画像合成部114は、マーカ位置にある後方障害物605が消えてしまわないように検出マーカ603をブレンド合成する。
なお、表示画像合成部114は、予測軌跡線602が後方障害物605に到達する場合、境界を超える部分を非表示とする。
検出マーカ603は、表示画像600中の後方投影面、すなわち後方障害物605の位置に重畳される。車両イラスト601は、地面領域604、表示画像600中の側方投影面を示す側方領域606に重畳される。
表示画像610は、自車両上方の位置から下方を見る仮想カメラによる視点変換画像である。車両イラスト611は、この仮想カメラによる視点で自車両を俯瞰した場合の投影イメージである。表示画像合成部114は、車両情報取得部104から取得した舵角情報に基づき、自車両の進路示す予測軌跡線612を表示画像610に重畳する。表示画像合成部114は、予測軌跡線612を舵角ごとに予め用意しておき、舵角が変更される度に重畳する軌跡線を切り替える。予測軌跡線612は、表示画像610中の地面投影面を示す地面領域614に重畳される。予測軌跡線612は、表示画像600中の後方投影面位置に存在する後方障害物615と重なった場合、この後方障害物615の位置までを表示する。車両イラスト611は、地面領域614に重畳される。
表示画像合成部114は、例えば、予測軌跡線612が後方障害物615に重なるまで
は、表示画像610をディスプレイ105に出力し、予測軌跡線612が後方障害物615に重なった場合、表示画像600をディスプレイ105に出力する。これにより、後方の障害物が自車両に近接していない段階では、上方視点の俯瞰画像により自車両の後方と側方の両方を平面的に確認でき、後方の障害物が自車両に近接している段階では、側方視点の俯瞰画像により自車両の後方を立体的に確認することができる。したがって、自車両後方の障害物についてある高さにおいて自車両に向かって突出した部分があっても、障害物が自車両に近接した段階でその突出部分をユーザが直感的に把握することができる。また、障害物が自車両に近接していない段階では、自車両の周囲をユーザが直感的に把握することができる。これらによって、ユーザは、自車両の周囲の把握と、自車両後方の障害物の立体的な把握との両立を図ることができる。
なお、上記説明では、表示画像合成部114は、予測軌跡線612が後方障害物615に重なったときに側方視点の視点変換画像と上方視点の俯瞰画像の切り替えを行ったが、別な方法によって切り替えを行ってもよい。例えば、図示しないスイッチやボタン等の入力部の操作によって切り替えてもよいし、一定時間経過後に自動的に切り替えてもよい。
また、表示画像合成部114は、俯瞰画像中の障害物までの距離を数値として表示してもよい。
次に、このように構成された車載用画像処理装置100の画像処理動作について説明する。
図7は、車載用画像処理装置100による画像処理を示すフローチャート図である。
まず、ステップS001に示すように、測距情報取得部110は、測距センサモジュール103から第1〜第4ソナーセンサ201〜204による検出情報(距離情報)を取得し、ステップS002の処理が行われる。
次に、ステップS002に示すように、投影面決定部111は、測距情報取得部110が取得した検出結果に基づき、障害物の検出があったかどうかを判定する。
投影面決定部111が、車両の後進方向に障害物を検出したと判定した場合(ステップS002でYESの場合)、ステップS003に示すように、投影面決定部111は、測距情報取得部110が取得した1つ前のフレームの検出情報と、現在の検出情報との差を比較する。投影面決定部111が検出結果に変化がないと判定した場合、ステップS007の処理が行われる。一方、投影面決定部111が検出結果に変化があると判定した場合、ステップS004の処理が行われる。
ステップS003でYESの場合、ステップS004に示すように、投影面決定部111は、測距情報取得部110が取得した障害物までの距離情報に基づき、自車両後方の立体的な障害物の位置における高さ方向の軸および車幅方向の軸から構成される平面を後方投影面に、この後方投影面の高さ方向の辺を共有し、車長方向に延びる平面を側方投影面に、後方投影面と側方投影面とから定められる地面に略一致する地面投影面に決定する。
次に、ステップS005に示すように、俯瞰画像生成部113は、投影面決定部111が決定した投影面を用いて、画像取得部112から取得した撮像画像を仮想視点から見た俯瞰画像に変換するためのマッピングテーブルを作成する。
次に、ステップS006に示すように、俯瞰画像生成部113は、ステップS005で作成したマッピングテーブルに基づいて、測距情報取得部110が取得した自車両後方の
障害物の検出位置が俯瞰画像のどの座標に該当するのか求める。
一方、ステップS003でNOの場合、ステップS007に示すように、俯瞰画像生成部113は、1つ前のフレームで使用したマッピングテーブルを選択する。
また、ステップS002でNOの場合、ステップS008に示すように、俯瞰画像生成部113は、デフォルトのマッピングテーブルを選択する。
ステップS006、ステップS007、ステップS008のいずれかの処理がなされた場合、ステップS009に示すように、俯瞰画像生成部113は、撮像画像と俯瞰画像との対応関係が記述されたマッピングテーブルを参照しながら、撮像画像を俯瞰画像へ変換する。
次に、ステップS010に示すように、表示画像合成部114は、俯瞰画像生成部113が生成した俯瞰画像に自車両のイラストなど、付加情報を追加することで実際にドライバーに提示する表示画像を作成する。ステップS002で障害物が検出されていた場合、その検出された障害物が俯瞰画像のどの座標に表示されているのかがステップS006で計算されているので、表示画像合成部114は、俯瞰画像のその座標に障害物を検出したことを示す警告用のマーカを重畳する。
次に、ステップS011に示すように、表示画像合成部114は、車両情報取得部104から取得した舵角情報に基づいて予測軌跡線を表示画像上に重畳描画する。表示画像合成部114は、予め各舵角に対応する座標情報を記憶しており、入力された舵角情報に基づいて表示画像上の対応する座標に予測軌跡線を描画する。また、表示画像合成部114は、描画する俯瞰画像中の座標位置が地面を投影面として示された地面領域である場合のみ重畳描画する。
以上のように、車載用画像処理装置100は、ステップS001からステップS011までの処理を1フレームの処理として、30フレーム/秒の間隔で実現する。これにより、一般的な動画に対しても本発明に係る画像処理を実現することができる。
このような動作により、本発明によれば、駐車場などでの後退運転時に、自車両の進行方向に存在する障害物までの距離を直感的に把握しやすく、かつユーザの必要性に応じた立体物の死角がない画像提示が可能な車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両を提供することができる。
以上のように、本発明は、車両に搭載され、撮影された車両後方画像を合成し、その合成画像を運転者等に提供する車載用画像処理装置として有用である。
100 車載用画像処理装置
101 カメラ
102 ソナーセンサ
103 測距センサモジュール
104 車両情報取得部
105 ディスプレイ
110 測距情報取得部
111 投影面決定部
112 画像取得部
113 俯瞰画像生成部
114 表示画像合成部

Claims (8)

  1. 自車両後方の撮影画像を取得する画像取得部と、
    自車両後方の空間に存在する立体的な障害物までの距離情報を取得する測距情報取得部と、
    前記測距情報取得部が取得した距離情報に基づいて、俯瞰画像の投影面を決定する投影面決定部と、
    前記投影面決定部が決定した投影面の情報に基づいて、前記画像取得部が撮影した画像を俯瞰画像に変換する俯瞰画像生成部と、
    前記俯瞰画像生成部が変換した俯瞰画像に付加画像を重畳した表示画像を合成して表示手段に出力する表示画像合成部とを備え、
    前記投影面決定部は、前記測距情報取得部が取得した距離情報に基づいて、少なくとも地面を表す平面と自車両後方の立体的な障害物の位置における高さ方向の軸および車幅方向の軸から構成される平面を投影面に決定し、
    前記俯瞰画像生成部は、前記投影面決定部が決定した地面を表す平面と自車両後方の平面を投影面として前記画像取得部が撮影した画像を俯瞰画像に変換することを特徴とする車載用画像処理装置。
  2. 前記表示画像合成部は、前記俯瞰画像生成部が変換した俯瞰画像に、自車両の画像、および、自車両後方の空間に存在する立体的な障害物の画像を重畳して表示画像を合成することを特徴とする請求項1に記載の車載用画像処理装置。
  3. 自車両後方を撮像する撮像部と、
    自車両後方の空間に存在する立体的な障害物までの距離を計測する測距部と、
    前記測距部が測定した距離情報に基づいて、俯瞰画像の投影面を決定する投影面決定部と、
    前記投影面決定部が決定した投影面の情報に基づいて、前記撮像部が撮影した画像を俯瞰画像に変換する俯瞰画像生成部と、
    前記俯瞰画像生成部が変換した俯瞰画像に付加画像を重畳した表示画像を合成する表示画像合成部と、
    前記表示画像合成部が合成した表示画像を表示する表示部とを備え、
    前記投影面決定部は、前記測距部が計測した距離情報に基づいて、少なくとも地面を表す平面と自車両後方の立体的な障害物の位置における高さ方向の軸および車幅方向の軸から構成される平面を投影面に決定し、
    前記俯瞰画像生成部は、前記投影面決定部が決定した地面を表す平面と自車両後方の平面を投影面として前記画像取得部が撮影した画像を俯瞰画像に変換することを特徴とする周辺監視装置。
  4. 前記表示画像合成部は、前記俯瞰画像生成部が変換した俯瞰画像に、自車両の画像、および、自車両後方の空間に存在する立体的な障害物の画像を重畳して表示画像を合成することを特徴とする請求項3に記載の周辺監視装置。
  5. 前記撮像部が撮像した撮像画像を取得して前記俯瞰画像生成部に出力する画像取得部と、
    前記測距部が測定した距離情報を取得して前記投影面決定部および表示画像合成部に出力する測距情報取得部と、前記俯瞰画像生成部に重畳する付加画像の設定に用いられる自車両情報を取得する車両情報取得部をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の周辺監視装置。
  6. 車体後部に取り付けられて後方を撮像する撮像部と、
    車体後部に取り付けられて後方の空間に存在する立体的な障害物までの距離を計測する測距部と、
    車内に取り付けられて前記撮像部から入力された撮像画像と前記測距部から入力された距離情報に基づいて画像処理を行う車載用画像処理装置と、
    車内に取り付けられて前記車載用画像処理装置によって処理された画像を表示する表示装置とを備え、
    前記車載用画像処理装置は、
    前記撮像部から撮影画像を取得する画像取得部と、
    前記測距部から距離情報を取得する測距情報取得部と、
    前記測距情報取得部が測定した距離情報に基づいて、俯瞰画像の投影面を決定する投影面決定部と、
    前記投影面決定部が決定した投影面の情報に基づいて、前記画像取得部が取得した画像を俯瞰画像に変換する俯瞰画像生成部と、
    前記俯瞰画像生成部が変換した俯瞰画像に付加画像を重畳した表示画像を合成して前記表示装置に出力する表示画像合成部とを有し、
    前記投影面決定部は、前記測距情報取得部が取得した距離情報に基づいて、少なくとも地面を表す平面と後方の立体的な障害物の位置における高さ方向の軸および車幅方向の軸から構成される平面を投影面に決定し、
    前記俯瞰画像生成部は、前記投影面決定部が決定した地面を表す平面と自車両後方の平面を投影面として前記画像取得部が撮影した画像を俯瞰画像に変換することを特徴とする車両。
  7. 前記表示画像合成部は、前記俯瞰画像生成部が変換した俯瞰画像に、自車両の画像、および、自車両後方の空間に存在する立体的な障害物の画像を重畳して表示画像を合成することを特徴とする請求項6に記載の車両。
  8. 車内に取り付けられて車両情報を取得し、この取得した車両情報を前記車載用画像処理装置に出力する車両情報取得部をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の車両。
JP2010208907A 2010-09-17 2010-09-17 車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両 Pending JP2012065225A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010208907A JP2012065225A (ja) 2010-09-17 2010-09-17 車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010208907A JP2012065225A (ja) 2010-09-17 2010-09-17 車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012065225A true JP2012065225A (ja) 2012-03-29

Family

ID=46060470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010208907A Pending JP2012065225A (ja) 2010-09-17 2010-09-17 車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012065225A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150141805A (ko) * 2014-06-10 2015-12-21 엘지전자 주식회사 차량용 어라운드뷰 제공 장치 및 이를 구비한 차량
WO2016035272A1 (ja) * 2014-09-04 2016-03-10 株式会社デンソー 運転支援装置
JP2017043230A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社Jvcケンウッド 車両用表示装置および車両用表示方法
TWI573713B (zh) * 2014-05-07 2017-03-11 林讚煌 行車距離提示裝置及其方法
JP2018109875A (ja) * 2017-01-04 2018-07-12 株式会社デンソーテン 画像処理装置および画像処理方法
US10752259B2 (en) 2018-10-08 2020-08-25 Mando Corporation Back warning apparatus, and method and control system therefor

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000007373A1 (fr) * 1998-07-31 2000-02-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et appareil d'affichage d'images
JP2009253460A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Denso Corp 駐車支援装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000007373A1 (fr) * 1998-07-31 2000-02-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede et appareil d'affichage d'images
JP2009253460A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Denso Corp 駐車支援装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI573713B (zh) * 2014-05-07 2017-03-11 林讚煌 行車距離提示裝置及其方法
KR20150141805A (ko) * 2014-06-10 2015-12-21 엘지전자 주식회사 차량용 어라운드뷰 제공 장치 및 이를 구비한 차량
KR101587147B1 (ko) * 2014-06-10 2016-01-20 엘지전자 주식회사 차량용 어라운드뷰 제공 장치 및 이를 구비한 차량
WO2016035272A1 (ja) * 2014-09-04 2016-03-10 株式会社デンソー 運転支援装置
JP2016052867A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 株式会社デンソー 運転支援装置
JP2017043230A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社Jvcケンウッド 車両用表示装置および車両用表示方法
JP2018109875A (ja) * 2017-01-04 2018-07-12 株式会社デンソーテン 画像処理装置および画像処理方法
US10752259B2 (en) 2018-10-08 2020-08-25 Mando Corporation Back warning apparatus, and method and control system therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6014442B2 (ja) 画像生成装置、画像表示システム、および、画像生成方法
US9007462B2 (en) Driving assist apparatus, driving assist system, and driving assist camera unit
JP4969269B2 (ja) 画像処理装置
JP5454934B2 (ja) 運転支援装置
JP5379913B2 (ja) 駐車支援装置、駐車支援システム、および駐車支援カメラユニット
WO2013047012A1 (ja) 車両周辺監視装置
JP5341789B2 (ja) パラメータ取得装置、パラメータ取得システム、パラメータ取得方法、及び、プログラム
JP5412979B2 (ja) 周辺表示装置
US10467789B2 (en) Image processing device for vehicle
JP4985250B2 (ja) 駐車支援装置
JP2013535753A (ja) 表示装置に画像を表示する方法、および運転者支援システム
JP2005242606A (ja) 画像生成装置、画像生成プログラム、及び画像生成方法
JP5776995B2 (ja) 車両用周辺監視装置
JP2012065225A (ja) 車載用画像処理装置、周辺監視装置、および、車両
US9162621B2 (en) Parking support apparatus
JP2012040883A (ja) 車両周囲画像生成装置
JP2016063390A (ja) 画像処理装置、及び画像表示システム
JP2013005233A (ja) 車両周辺監視装置
JP2011049735A (ja) 車両周辺画像提供装置
JP2006054662A (ja) 運転支援装置
JP2012001126A (ja) 車両用周辺監視装置
KR101511610B1 (ko) 초음파 센서를 이용한 avm 시스템 및 어라운드뷰 이미지 제공 방법
JP7121120B2 (ja) 車両制御装置
JP5691339B2 (ja) 運転支援装置
JP2011077806A (ja) 車両周辺監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130912

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20131015

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140108

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140909