JP2012065188A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読み取り対象ページを開いて読み取り面に押し付けるととじ部が浮いてしまう、または原稿が傷んでしまう本原稿の場合にも、専用の読取装置を必要とせず、原稿を劣化させずに本原稿を正確かつ容易に読み取れるようにする。
【解決手段】読み取り面における原稿領域について、読み取り面における第1の基準位置の側から走行体を移動させて読み取りを行う第1の読み取り制御と、読み取り面における第1の基準位置と副走査方向に対向する側から走行体を移動させて読み取りを行う第2の読み取り制御と、を切り替える制御を行う。この第2の読み取り制御では、読み取り面における第1の基準位置と副走査方向に対向する側の辺の所定位置に第2の基準位置が配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、読み取り面(いわゆる原稿台)に載置された原稿の画像読み取りを行う機能を備えた画像読取装置に関する。
スキャナ、あるいは画像処理複合機において原稿の読み取りを行う場合、平面の読み取り(コンタクト)ガラスの基準位置に合わせて載置された原稿を先端から後端までキャリッジ(走行体)で走査し、読み取りを行う方法が一般的である。
ここで、製本あるいはホチキス止めされた本(ブック)原稿を読み取る場合、平面状の読み取りガラスに原稿を密着させるのが難しく、端部や閉じ部が正しく読み取れない場合がある。また原稿を開いて押し付けるため、原稿が劣化してしまう場合もある。
これらの問題に対して、平面状の読み取りガラスに密着できない領域の読み取りデータを補正する技術が知られている。
また、原稿台に載置された原稿を予備走査により読み取った読み取りデータから原稿の位置を検出し、原稿がブック用基準位置にセットされていることが認識されると、ブックモードに自動的に設定し、右ページと左ページとをそれぞれスキャンして別々にプリントするものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、本原稿を上向きに開いて上部から読み取りを行う読取装置として、ページめくり動作によって本原稿の右ページ部分が減少していくのに応じて、最上位ページが均一平面になるように、本原稿台が下方からバネ性を持って本原稿を上方のページめくり・読み取りユニットに押し当てるものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上述した従来のスキャナ、あるいは画像処理複合機での、平面状の読み取りガラスに密着できない領域の読み取りデータを補正する方法は、補正に限界があるためできるだけ原稿を読み取り面に押し付けたほうが正しい読み取りデータが得られる。しかし原稿を開いて押し付けることで原稿が傷んでしまうためトレードオフの関係となる。また劣化が許されない原稿には適用できない。
また、上述した特許文献1におけるブックモードは、読み取り面に押し広げられた本原稿の右ページ位置と左ページ位置とを別々にスキャンするものであり、端部や閉じ部を正しく読み取れない問題や、原稿を開いて押し付けるために原稿が劣化してしまう問題を解決することについてまで考慮されたものではなかった。
また、上述した特許文献2のものは、上部から読み取りを行う専用の読取装置を用いるものであり、コストや大きさの点で有利な、読み取り面に上から原稿を載置する一般的な画像読取装置に適用することについてまで考慮されたものではなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、読み取り対象ページを開いて読み取り面に押し付けるととじ部が浮いてしまう、または原稿が傷んでしまう本原稿の場合にも、専用の読取装置を必要とせず、原稿を劣化させずに本原稿を正確かつ容易に読み取ることができる画像読取装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明に係る画像読取装置は、画情報を電子化する電子化部を備えた走行体を副走査方向に移動させることで、読み取り面における原稿領域の画情報を基準位置から読み取って電子化する読み取り手段と、読み取り手段による読み取り動作の制御を行う読み取り制御手段と、を備え、上記の読み取り制御手段は、原稿領域について、読み取り面における第1の基準位置の側から走行体を移動させて読み取りを行う第1の読み取り制御と、読み取り面における第1の基準位置と副走査方向に対向する側から走行体を移動させて読み取りを行う第2の読み取り制御と、を切り替える制御を行い、上記の第2の読み取り制御では、読み取り面における第1の基準位置と副走査方向に対向する側に第2の基準位置が設定されることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、読み取り対象ページを開いて読み取り面に押し付けるととじ部が浮いてしまう、または原稿が傷んでしまう本原稿の場合にも、専用の読取装置を必要とせず、原稿を劣化させずに本原稿を正確かつ容易に読み取ることができる。
本発明と従来の比較を概略的に示す図である。 本発明の各実施形態におけるハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第1の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第2の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第3の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第4の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第5の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第6の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第7の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第8の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第9の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第9の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第10の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第10の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第11の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第11の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第12の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第12の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第13の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第13の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第14の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第15の実施形態を概略的に説明する図である。 本発明の第15の実施形態の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第16の実施形態の動作例を示すフローチャートである。
次に、本発明に係る画像読取装置を、スキャナ機能を有する画像処理複合機に適用した一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、本実施形態の概略について説明する。
本実施形態は、図1に示すように、本原稿の読み取りを行う場合、ユーザが本原稿を開いて全面を読み取りガラスに密着させる従来の読み取り方法に替えて、片側ページを読み取りガラスに密着させ、もう一方のページを読取装置の側面に押し当てて読み取る動作を想定する。このため、原稿の基準位置をホームポジションと対向する読み取りガラスの端に変更して読み取りを行うモードを追加したことを特徴としている。
このように、本発明の各実施形態では、通常読み取り時の原稿の基準位置(第1の基準位置)と対向する読み取りガラスの端を新たな基準位置(第2の基準位置)とし、変更された新たな基準位置と原稿サイズに基づいて算出した新たな原稿領域を読み取り対象とする、本原稿用の読み取りモード(ブック読みモード)を備える。このブック読みモードに設定することで、本原稿を直角に開いて片面を読み取りガラスに密着し、もう一方の面を読取装置の側面に押し当てながら読み取りを行うことが容易にできる。
このため、読み取り対象ページを開いて読み取りガラスに押し付けるととじ部が浮いてしまう、または原稿が傷んでしまう本原稿の場合に、専用の読取装置を用いることなく、原稿を劣化させずに本原稿を正確かつ容易に読み取ることができる。
従来のスキャナ、あるいは画像処理複合機において本原稿の読み取りを行う場合、読み取り対象ページを開いて読み取りガラスに押し付ける必要があった。この場合とじ部が読み取りガラスから浮いてしまう原稿の場合はとじ部周辺の読み取り画像が正しく読み取れず、一方浮きを抑えるためにとじ部を読み取りガラスに押し付けると原稿が傷んでしまうことが避けられなかった。また硬い紙を使用した本などで、そもそも180°に開くことのできないものは読み取りを行うこと自体が難しかった。
本発明の実施形態では原稿を180°に開いて全面を平面状の読み取りガラスに押し付けるのではなく、90°に開いて読取装置の所定側面(ユーザから見て走行体が左から右に走査することで読み取りを行う図1の構成の場合、右側面)に押し当てた場合を想定し、原稿の基準位置を、読み取りガラス縁端部における通常の基準位置に対して副走査方向に対向する側の辺に設定して読み取りを行う「ブック読みモード」を追加している。このため、とじ部周辺を正しく読み取ることができると共に、本原稿が傷まない読み取りが可能となる。
本のとじ部周辺が正しく読み取れる理由としては、読み取りガラスに密着する際に本原稿を開く角度が小さくなり、とじ部の浮きを抑えられることが挙げられる。なお読取装置側面に読み取りガラス外部のフレーム部分が存在する場合、その部分は読み取り不可領域となる。
本原稿が傷まない理由としては、180°まで開くと傷んでしまう本であっても、90°に開いて傷むことは通常ないことが挙げられる。すなわち、本を読むためには一般に90°以上開く必要があり、90°の開閉による劣化は問題にならないと考えられる。
なお従来のスキャナ、あるいは画像処理複合機を用いてユーザが上述した90°に開く読み取り方法を行う場合、読み取り基準位置を読み取りガラスにおける対角線の反対側とする位置で読み取りを行うこととなるため、無駄な領域を読み取ってしまう問題がある。
例えば読み取り面がA4サイズにも関わらず、読み取りガラスの全面(例えばA3サイズ)を読み取ってしまい実用的でない。またエリア指定読み取り機能がある場合でも、ユーザは読み取り面のサイズ(例えばA4)を指定して読み取ることができず、読み取りガラス全面のサイズ(例えばA3)から読み取り面のサイズを引いた距離を計算して指定する必要があり、非常に手間がかかってしまう。このため、本発明の各実施形態による「原稿を劣化させずに本原稿を正確かつ容易に読み取る」ことまでは実現できていなかった。
また、従来のスキャナ、あるいは画像処理複合機で、ユーザから見て右側にホームポジションを配置し、走行体を右から左へ移動して読み取りを行う読取装置も存在する。しかし通常はホームポジション付近にDF(自動原稿送り装置)を用いた読み取りガラス面やモータ装置などが配置されるため、左右が逆になるのみで、前述の課題は同様に発生する。このため、こうした左右逆の構成である場合も、本発明の各実施形態を左右逆にして適用することで解決することができる。
次に、本発明の各実施形態におけるハードウェア構成について、図2を参照して説明する。本発明の各実施形態におけるシステム構成は、図2の構成1〜構成5のいずれかの構成であることが好ましい。
オペレーションパネルは、ユーザやサービスマンの各種の操作入力を受け付ける入力部として機能する。
画像読み取り手段は、原稿の反射光を電子化し、読み取り画像データを生成する機能部である。この画像読み取り手段は、画像読み取りのためのランプと、レンズと、レンズにより結像された画情報を電子化するCCD(電子化部)等を備えたキャリッジを副走査方向に移動させることで、平面状の読み取りガラス面に載置された原稿の画情報を電子化して読み取る。読み取り対象となる原稿領域は、読み取りの基準位置からの所定範囲として装置により算出またはユーザにより指定される。
CPUは、プログラムに基づいて各種演算を行う。
メモリは、演算結果や読み取り画像データ等を蓄積しておく機能部である。
原稿サイズセンサは、読み取りガラス上の原稿のサイズを検知する機能部である。
側面ガイドは、読み取りガラスが設けられた面の側面に設置されて原稿の2辺を支え、原稿サイズを検知する機能部である。
画像蓄積手段は、HDD(ハードディスクドライブ)等、読み取り画像データ等を蓄積しておく機能部である。
圧板開閉センサは、圧板の開閉を検知する機能部である。
〔第1の実施形態〕
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。図3と図4は、第1の実施形態について説明する図である。
図3は通常読み取りモード(第1の読み取り制御)とブック読みモード(第2の読み取り制御)の場合の読み取り領域の例を表している。なお通常読み取りモードの場合は本原稿の左右ページを一度に読み取ることも可能だが、図3では比較のため1ページ目(ユーザが読む際に右側となる面)のみ読み取る場合を想定している。
また図3の例では、ブック読み用の基準位置(第2の基準位置)はユーザから見て右手前の位置としているが、読み取りガラス面上における、通常読み取りモードにおける基準位置(第1の基準位置)と副走査方向に対向する側の辺の所定位置であればこの位置に限定されず、例えばユーザから見て右奥位置であってもよい。ただし、右奥位置は厚さのある原稿の場合に圧板の根元に接触するため、右手前位置がより好ましい。
次に、第1の実施形態による動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。
以下、システムとは、本発明の原稿読み取り方法を実現するソフトウェア(画像読み取り手段に含まれる)に基づいてCPU等が処理を行うことで各種機能を実現する構成を示す。
ステップS1−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、上述したブック読みモードをオペレーションパネルにより選択または選択しない。
ステップS1−2で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS1−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS1−4で、システムはブック読みモードが選択されているか判断し、選択されている場合はステップS1−5へ、選択されていない場合はステップS1−6へ進む。
ステップS1−5で、システムはステップS1−2で決定した原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置(図3参照)に合わせた領域を読み取り領域に設定し、原稿の読み取りを行う。
ステップS1−6で、システムはステップS1−2で決定した原稿サイズの一端を通常の基準位置(図3参照)に合わせた領域を読み取り領域に設定し、原稿の読み取りを行う。
上述したステップS1−5における原稿の読み取り方法としては、通常の読み取り方法と同様に走行体のホームポジション(図3では左端)でランプを点灯し、走行体をホームポジションから読み取りガラスの端(図3では右端)に移動して読み取りを行い、ランプ消灯後に走行体をホームポジションまで戻す読み取り方法が考えられる。しかしこの場合、原稿がない領域でランプが点灯しているため、ユーザが眩しく感じてしまう可能性がある。
このため、走行体を読み取りガラスの端(図3では右端)に移動した後でランプを点灯し、走行体をホームポジションに戻しながら読み取りを行い、原稿のない領域ではランプを消灯する読み取り方法とすることがより好ましい。
以上のように、上述した第1の実施形態における画像処理複合機は、読み取りガラス上の指定した原稿領域を読み取って電子化する読み取り手段(ランプ/CCD/キャリッジ等)と、読み取った電子データを格納する手段(メモリ)と、前記読み取り手段を制御するソフトウェアおよびソフトウェア実行手段(プログラム、CPU等)とを備え、前記指定した原稿領域について、前記読み取りガラス上の基準位置から読み取りを行う読み取り方法と前記読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法とを切り替えるように制御する。
このため、上述した第1の実施形態によれば、ユーザによるオペレーションパネルへの操作入力に基づいて、通常読み取りモードでの読み取りと、本実施形態によるブック読みモードでの読み取りとを切り替えることができる。
このため、本実施形態によるブック読みモードを用いることで、読み取り対象ページを開いて読み取りガラスに押し付けるととじ部が浮いてしまう、または原稿が傷んでしまう本原稿の場合に、専用の読取装置を用いることなく、原稿を劣化させずに本原稿を正確かつ容易に読み取ることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、図5に例示するような専用の割り当てキーや圧板の開閉動作などにより読み取り動作を開始する制御をさらに行うようにしたものである。
図5と図6は、第2の実施形態について説明する図である。
図5は、本実施形態による、読み取りガラス上の基準位置の側に設けられた専用の割り当てキー(入力ボタン)の配置例を示す図である。また、読み取りガラス面を閉状態で被装して原稿を読み取りガラス面に押圧する圧板の開閉動作を示す。
次に、第2の実施形態による動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
ステップS2−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードを選択する。
ステップS2−2で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS2−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキー、またはブック読みモード時のみスタートキー同等の機能を持つ割り当てキーや特定動作(例えば圧板を開閉する動作)により読み取り開始を指示する。
ステップS2−4で、システムはステップS2−2で決定した原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置に合わせた領域を読み取り領域に設定し、原稿の読み取りを行う。
原稿の読み取りを開始するスタートキーは、通常ユーザから見て右手側に配置される(右利きのユーザが多いため)。しかし本実施形態のブック読みモードを用いて本原稿を読み取る場合、ユーザから見て左側に走行体のホームポジションがある読取装置の場合は、原稿を読取装置の右側面に押し当てるため、ユーザの右手が塞がってしまう。
このため、上述した第2の実施形態によれば、ユーザは本原稿のために右手が塞がった状態であっても、左手で左側に配置された専用のスタートキーを押すだけで本実施形態によるブック読みモードでの読み取り開始操作を行うことができる。
このため、ブック読みモードによる読み取り開始動作について、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラス上の原稿のサイズを検知する原稿サイズセンサ(原稿サイズ検知手段)を備え、原稿サイズセンサの検知結果から原稿のサイズを判定し、その検知結果から読み取りガラス上の基準位置から読み取りを行う読み取り方法と読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法のいずれかを選択する制御をさらに行うようにしたものである。
Figure 2012065188
図7と図8と表1は、第3の実施形態について説明する図である。
図7および表1は、原稿サイズセンサの配置と検知箇所による原稿サイズ、原稿位置の判定方法を現している。図7ではブック読み用の基準位置に原稿が置かれた場合にサイズを検知するための原稿サイズセンサX2、Y2を追加しているが、通常読み取り用の原稿サイズセンサ(X1、Y1)のみを用いて原稿位置の判定を行い、ブック読みモードの場合はユーザが原稿サイズを指定する必要がある構成としてもよい。
次に、第3の実施形態による動作について、図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップS3−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットする。
ステップS3−2で、システムは原稿サイズセンサの検知結果と原稿種類判定表を用いて、原稿サイズと原稿位置(通常/ブック読み取り)を決定する。
ステップS3−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS3−4で、システムはステップS3−2で決定した原稿位置が所定のブック読み取り位置の範囲内の場合はステップS3−5へ、通常読み取り位置の場合はステップS3−6へ進む。
ステップS3−5で、システムは原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置に合わせた領域を読み取り領域に設定し、原稿の読み取りを行う。
ステップS3−6で、システムは原稿サイズの一端を通常の基準位置に合わせた領域を読み取り領域に設定し、原稿の読み取りを行う。
以上のように、上述した第3の実施形態によれば、ユーザがブック読みモードを選択する手順を省略することができ、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
この第4の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、読み取りガラスの全面を読み取った読み取りデータを解析し、黒ベタデータの部分を判定する判定手段と、黒ベタデータを除外した読み取りデータから原稿領域を判定する原稿領域判定手段と、を備え、走行体を読み取りガラスの端からホームポジションに戻しながら読み取りを行う制御をさらに行うようにしたものである。
図9と図10は、第4の実施形態について説明する図である。
図9は第4の実施形態で読み取りデータから原稿サイズを判定する動作を説明する図である。本実施形態におけるブック読みモードではブック読み用の基準位置から読み取りを行うため、原稿のサイズに関わらず走行体をホームポジションから読み取りガラスの右端まで往復させる必要がある。そのため往路で読み取った画像を解析することで、読み取り画像や読み取り時間を悪化させずに原稿領域が求められ、ブック読みモードで使用するための原稿サイズセンサを省略することができる。また本原稿は不定形サイズの場合が多いが、この場合もユーザの入力なしで適切な原稿領域を設定できる。
次に、第4の実施形態による動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。
ステップS4−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードを選択する。
ステップS4−2で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS4−3で、システムは読み取りガラスの全面を読み取り、読み取りデータを解析して黒ベタ領域を除外し、原稿領域を決定する。ここで走行体はホームポジションに戻さず、読み取りガラスの端で停止する。
黒ベタ領域の判断としては、例えば読み取り画素値が0〜255(白)で表される場合、閾値Aを40として閾値以下(カラーの場合はRGB全てが閾値以下)の画素を黒ベタとする方法が考えられる。また黒ベタに囲まれた孤立点も黒ベタとする方法なども考えられる。
この閾値Aは、圧板が開いていても読み取られてしまう平均的な画素値に基づいて予め定められるものであり、機器に依存する値である。
黒ベタ領域を除外した読み取り画素のうち、ブック読み用の基準位置から主走査方向に最も遠い画素の座標をXとし、ブック読み用の基準位置から副走査方向に最も遠い画素の座標をYとすると、原稿領域はX×Yで表される。
ステップS4−4で、システムは決定した原稿領域に対し、走行体を読み取りガラスの端からホームポジションに戻しながら読み取りを行う。
以上のように、上述した第4の実施形態によれば、ブック読みモードで使用するための原稿サイズセンサを省略することができ、また不定形原稿であっても自動的に正しい原稿領域を設定することができる。このため、コスト削減ができると共に、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第5の実施形態〕
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
この第5の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラスの全面を読み取る場合の走行体のランプ光量と、走行体を読み取りガラスの端からホームポジションに戻しながら読み取る場合の走行体のランプ光量とを、図11に例示するように、異なる光量に切り替える制御をさらに行うようにしたものである。
図11と図12は、第5の実施形態について説明する図である。
第5の実施形態による動作について、図12のフローチャートを参照して説明する。
ステップS5−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードを選択する。
ステップS5−2で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS5−3で、システムは走行体のランプを光量Aで点灯して読み取りガラスの全面を読み取り、読み取りデータを解析して黒ベタ領域を除外し、原稿領域を決定する。ここで走行体はホームポジションに戻さず、読み取りガラスの端で停止する。
黒ベタ領域の判断としては、例えば読み取り画素値が0〜255(白)で表される場合、閾値Bを40として閾値以下(カラーの場合はRGB全てが閾値以下)の画素を黒ベタとする方法が考えられる。また黒ベタに囲まれた孤立点も黒ベタとする方法なども考えられる。
この閾値Bは、圧板が開いていても読み取られてしまう平均的な画素値に基づいて予め定められるものであり、機器に依存する値である。
黒ベタ領域を除外した読み取り画素のうち、ブック読み用の基準位置から主走査方向に最も遠い画素の座標をXとし、ブック読み用の基準位置から副走査方向に最も遠い画素の座標をYとすると、原稿領域はX×Yで表される。
ステップS5−4で、システムは決定した原稿領域に対し、走行体のランプを光量Bで点灯し、読み取りガラスの端からホームポジションに戻しながら読み取りを行う。
上述した第4の実施形態では原稿領域を決定するための往路の読み取り時に、復路の読み取り時と同じ光量でランプを点灯する。ここで本原稿の読み取り時は圧板が開いているため、原稿のない領域ではランプの光がユーザの目に入ってしまい、ユーザが眩しさを感じてしまう。しかし原稿領域を決定するための読み取りの場合、読み取り画像に画質は求められないためランプ光量を減らして読み取りを行っても原稿領域を決定することができる。
以上のように、上述した第5の実施形態によれば、上述した第4の実施形態よりも、ユーザが眩しさを感じることを抑えて読み取りを行うことができる。
〔第6の実施形態〕
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
この第6の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラスの側面に設置した原稿の2辺に押し当てて支えるガイドを備え、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、ガイドの調整位置から原稿領域を判定する原稿領域判定制御をさらに行うようにしたものである。
図13と図14は、第6の実施形態について説明する図である。
図13は、第6の実施形態により、側面に設けられたガイドで原稿サイズを検知する構成を説明する図である。
第6の実施形態による動作について、図14のフローチャートを参照して説明する。
ステップS6−1で、ユーザが読み取りガラス上に本原稿をセットし、ブック読みモードを選択する。
ステップS6−2で、ユーザが側面ガイドを操作し、本原稿の読み取り対象でない面を支えるように幅と高さを調整する。
ステップS6−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS6−4で、システムは側面ガイドの調整位置から原稿サイズを決定する。原稿サイズは、図13の例を参照すると、以下の式で決定される。
主走査サイズ : X0−(X1+X2)
副走査サイズ : Y
ステップS6−5で、システムは決定した原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置に合わせた領域を読み取り領域に設定し、原稿の読み取りを行う。
以上のように、上述した第6の実施形態によれば、ブック読みモードで使用するための原稿サイズセンサを省略することができる。また本原稿が読み取りガラスからずり落ちることを防ぐことができるため、読み取り中に本原稿をユーザが手で押さえ続ける必要をなくすことができる。こうして、コスト削減ができると共に、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第7の実施形態〕
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
この第7の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、読み取りデータを180°回転するデータ回転手段と、データ回転手段の使用の有無を選択する選択手段と、をさらに備えるようにしたものである。
図15と図16は、第7の実施形態について説明する図である。
データ回転手段の使用の有無を選択するモード選択/解除ボタンは、例えば図15に示すように配置される。
次に、第7の実施形態による動作について、図16のフローチャートを参照して説明する。
ステップS7−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットしてブック読みモードを選択し、さらに左ページモードを選択または選択しない。
ここで左ページモードとは、読み取り動作後に読み取り画像を180°回転するモードを示している。本実施形態のブック読みモードで、ユーザが本を開いた時にユーザから見て左側に位置するページを読み取る場合、右ページの場合と本の天地を逆にして読み取りを行う必要がある。そのため読み取り画像が右ページと左ページで向きが180°ずれてしまい、左ページモードはこれを修正するために使用する。
ステップS7−2で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS7−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS7−4で、システムはステップS7−2で決定した原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置に合わせた領域を読み取り領域に設定し、原稿の読み取りを行う。
ステップS7−5で、システムは左ページモードが選択されているか判断し、選択されている場合はステップS7−6へ、選択されていない場合はステップS7−7へ進む。
ステップS7−6で、システムは読み取りデータを180°回転して蓄積または出力する。
ステップS7−7で、システムは読み取りデータを蓄積または出力する。
以上のように、上述した第7の実施形態によれば、ユーザが本原稿における左ページの読み取りを行う場合に左ページモードを選択することで、右ページの読み取りデータと左ページの読み取りデータの向きを容易にそろえることができる。このため、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第8の実施形態〕
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。
この第8の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に読み取り枚数を記憶する記憶手段をさらに備え、その読み取り枚数が偶数の場合は読み取りデータを180°回転するデータ回転手段を使用し、読み取り枚数が奇数の場合は読み取りデータを180°回転するデータ回転手段を使用しない切替制御をさらに行うようにしたものである。
第8の実施形態による動作について、図17のフローチャートを参照して説明する。
ステップS8−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードと偶数ページモードを選択する。
ここで偶数ページモードとは、ブック読みモードかつ偶数ページモード時の読み取りページ数が偶数の場合に、読み取り画像を180°回転するモードを示している。すなわち読み取り画像1枚ごとに左ページモードを選択した場合の動作と同様になる。
ステップS8−2で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS8−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS8−4で、システムはステップS8−2で決定した原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置に合わせた領域を読み取り領域に設定して原稿の読み取りを行い、ブック読みモードでの読み取り枚数をメモリに蓄積する。
ステップS8−5で、システムはブック読みモードでの読み取り枚数をメモリからロードし、前記読み取り枚数が偶数の場合はステップS8−6へ、奇数の場合はステップS8−7へ進む。
ステップS8−6で、システムは読み取りデータを180°回転して蓄積または出力する。
ステップS8−7で、システムは読み取りデータを蓄積または出力する。
ステップS8−9で、ユーザが原稿の読み取りを全て終了した場合はフローを終了し、終了していない場合はステップS8−2へ進む。
メモリに蓄積される読み取り枚数は、ユーザによりブック読みモードと偶数ページモードが選択された時点で0クリアされる。またステップS8−9で原稿の読み取りを全て終了した場合も0クリアされる。原稿の読み取りを全て終了したと判断する方法として、例えばユーザがブック読みモードまたは偶数ページモードを解除した場合、あるいは最後に原稿の読み取りを行ってから一定時間が経過した場合、あるいは圧板が閉じられた場合(本原稿は圧板が開いていないと読み取れないため)などが考えられる。
以上のように、上述した第8の実施形態によれば、ユーザが本原稿を順にスキャナ読み取りすることにより、右ページと左ページを交互に読み取っていく場合に、上述した第7の実施形態のように1枚ごとに左ページモードを選択/解除する必要がなく、右ページの読み取りデータと左ページの読み取りデータの向きを容易にそろえることができる。このため、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第9の実施形態〕
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。
この第9の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、1枚目の読み取りデータをメモリ上に蓄積し、2枚目の読み取りデータを180°回転してメモリ上に蓄積し、さらに1枚目の読み取りデータの副走査方向終端と2枚目の読み取りデータの副走査方向先端を連結する制御をさらに行うようにしたものである。
図18と図19は、第9の実施形態について説明する図である。
図18に、第9の実施形態によるブック読みモードで見開きページモードが選択された場合の、偶数枚目の読み取りデータの180°回転制御、および奇数枚目と偶数枚目の読み取りデータの連結制御例を示す。
次に、第9の実施形態による動作について、図19のフローチャートを参照して説明する。
ステップS9−1で、ユーザが読み取りガラス上に本原稿の右(左)ページをセットし、ブック読みモードと見開きページモードを選択する。
ここで見開きページモードとは、ブック読みモードかつ見開きページモード時の2枚目の読み取り画像を180°回転し、さらに1枚目の読み取り画像と副走査方向に連結するモードを示している。
ステップS9−2で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS9−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS9−4で、システムはステップS9−2で決定した原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置に合わせた領域を読み取り領域に設定して原稿の読み取りを行い、読み取ったデータ(A)をメモリ上に蓄積する。
ステップS9−5で、ユーザが読み取りガラス上に本原稿の左(右)ページをセットする。
ステップS9−6で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS9−7で、システムはステップS9−2で決定した原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置に合わせた領域を読み取り領域に設定して原稿の読み取りを行い、読み取ったデータ(B)をメモリ上に蓄積する。
ステップS9−8で、システムは読み取りデータBを180°回転し、読み取りデータAの副走査方向端に連結して蓄積または出力する。
以上のように1枚目を読み取ったデータ(A)と2枚目を読み取ったデータ(B)とに対する処理を、以降、奇数枚目を読み取ったデータ(A)と偶数枚目を読み取ったデータ(B)とに対して同様に行う。
読み取りデータA、Bを蓄積するメモリは、例えば外部接続した大容量記憶装置(HDD)などであってもよい。
以上のように、上述した第9の実施形態によれば、ユーザが本原稿の見開き左右ページを1枚の読み取りデータとして蓄積または出力することを容易に行うことができ、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第10の実施形態〕
次に、本発明の第10の実施形態について説明する。
この第10の実施形態は、上述した第1の実施形態について、ユーザが原稿のページ番号位置を選択するためのページ番号位置選択手段と、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に読み取りデータを解析し、そのページ番号位置に相当する読み取りデータの領域に数値画像があるか判定する数値画像判定手段と、をさらに備え、数値画像判定手段の判定結果に基づいて読み取りデータを180°回転する読み取りデータ制御をさらに行うようにしたものである。
図20と図21と表2は、第10の実施形態について説明する図である。
図20は、第10の実施形態でのブック読みモードにより、ページ番号位置から左ページモードを自動選択する動作を説明する図である。表2は、この自動選択における回転判定条件例を示す。
Figure 2012065188
次に、第10の実施形態による動作について、図21のフローチャートを参照して説明する。
ステップS10−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードを選択する。
ステップS10−2で、ユーザがオペレーションパネルにより原稿のページ番号位置を選択する。例えばユーザから見て原稿の左上/上/右上/左下/下/右下を指定する方法が考えられる。
ステップS10−3で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS10−4で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS10−5で、システムはステップS10−3で決定した原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置に合わせた領域を読み取り領域に設定し、原稿の読み取りを行う。
ステップS10−6で、システムは読み取りデータを解析し、指定可能なページ番号位置にそれぞれ数値画像があるか判断し、表2の判定表を用いて180°回転の有無を判定する。
数値画像があるか判断する方法としては、例えばあらかじめ用意した0〜9の数字画像とパターンマッチングを行う方法などが考えられる。あるいは1枚目の読み取り時はユーザの指定したページ番号位置に必ずページ番号があるため、1枚目のページ番号位置の画像を保存しておき、それを用いて画像の類似度を求める方法なども考えられる。
ステップS10−7で、システムはステップS10−6の判定結果が180°回転ありの場合はステップS10−8へ、180°回転なしの場合はステップS10−9へ進む。
ステップS10−8で、システムは読み取りデータを180°回転して蓄積または出力する。
ステップS10−9で、システムは読み取りデータを蓄積または出力する。
以上のように、上述した第10の実施形態によれば、ユーザが本原稿を順に読み取る場合など原稿によって向きを揃えるために180°回転する必要がある場合に、ユーザがその都度180°回転を指定する手間をなくすことができる。このため、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第11の実施形態〕
次に、本発明の第11の実施形態について説明する。
この第11の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、指定した原稿領域の主走査方向を最大にした領域を読み取った読み取りデータを解析し、黒ベタデータの部分を判定する判定手段をさらに備え、黒ベタデータの判定結果に基づいて読み取りデータを180°回転する読み取りデータ制御をさらに行うようにしたものである。
図22と図23と表3は、第11の実施形態について説明する図である。
図22は、本実施形態としてのブック読みモードで、原稿位置から左ページモードを自動選択する判定例を示す図である。表3は、その自動選択における回転判定条件例を示す。
Figure 2012065188
次に、第11の実施形態による動作について、図23のフローチャートを参照して説明する。
ステップS11−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードを選択する。
ステップS11−2で、システムはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS11−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS11−4で、システムはステップS11−2で決定した原稿サイズの一端をブック読み用の基準位置に合わせた領域について、主走査サイズを最大に変更した領域を読み取り領域に設定し、原稿の読み取りを行う。
ステップS11−5で、システムは読み取りデータを解析し、ブック読み用の右ページ基準位置とブック読み用の左ページ基準位置の周辺画素値を取得して黒ベタ領域かどうか判定し、表3の判定表を用いて180°回転の有無を判定する。
周辺画素値を取得する範囲は、例えば基準位置から主走査方向にX、副走査方向にYの矩形領域とすることが考えられる。また黒ベタ領域かどうかの判定は、第4の実施形態同様に閾値を用いて判定する方法などが考えられる。
ステップS11−6で、システムはステップS11−5の判定結果が180°回転ありの場合はステップS11−7へ、180°回転なしの場合はステップS11−8へ進む。
ステップS11−7で、システムは読み取りデータを180°回転して蓄積または出力する。
ステップS11−8で、システムは読み取りデータを蓄積または出力する。
ステップS11−2でユーザが設定した結果に基づいて原稿サイズを決定しているが、第4の実施形態の動作と組み合わせることでシステムが自動的に原稿サイズを判定することも考えられる。
以上のように、上述した第11の実施形態によれば、ユーザが本原稿を読み取る場合に右ページと左ページで向きを揃えるため180°回転する必要がある場合に、原稿の載置位置を変更するだけで180°回転を指定できる。このため、オペレーションパネルによる操作の手間をなくすことができ、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第12の実施形態〕
次に、本発明の第12の実施形態について説明する。
この第12の実施形態は、上述した第6の実施形態について、ガイドの調整位置に基づいて読み取りデータを180°回転する読み取りデータ制御をさらに行うようにしたものである。
図24と図25は、第12の実施形態について説明する図である。
図24は、本実施形態によるブック読みモードで、側面ガイド位置から左ページモードを自動選択する判定例を示す図である。
次に、第12の実施形態による動作について、図25のフローチャートを参照して説明する。
ステップS12−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードを選択する。
ステップS12−2で、ユーザが側面ガイドを操作し、本原稿の読み取り対象でない面(右ページを読み取る場合は左ページ面、左ページを読み取り場合は右ページ面)を側面ガイドで支えるように調整する。
この時、ユーザは、図24に示すように、右ページを読み取る場合は原稿を右ページ基準位置(ユーザから見て手前側)に、左ページを読み取る場合は原稿を左ページ基準位置(ユーザから見て奥側)に配置し、側面ガイドを調整する。
ステップS12−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS12−4で、システムは側面ガイドの調整位置から原稿サイズ、および180°回転の有無を判定する。
原稿サイズは、図24を参照して、以下の式で決定される。
主走査サイズ : X0−(X1+X2)
副走査サイズ : Y
180°回転の有無は以下の条件で判定される。
180°回転あり : X2が設定可能な最小値(側面ガイドの構成による)、かつX1が設定可能な最小値以外の場合
180°回転なし : それ以外の場合
ステップS12−5で、システムはステップS12−4の判定結果が180°回転ありの場合はステップS12−6へ、180°回転なしの場合はステップS12−8へ進む。
ステップS12−6で、システムはブック読み用の左ページ基準位置からステップS12−4で決定した原稿サイズ領域を読み取る。
ステップS12−7で、システムは読み取りデータを180°回転して蓄積または出力する。
ステップS12−8で、システムはブック読み用の右ページ基準位置からステップS12−4で決定した原稿サイズ領域を読み取る。
ステップS12−9で、システムは読み取りデータを蓄積または出力する。
なお、上述した実施形態で、右ページ基準位置と左ページ基準位置は逆に配置してもよい。
以上のように、上述した第12の実施形態によれば、ブック読みモードで使用するための原稿サイズセンサを省略することができ、また本原稿が読み取りガラスからずり落ちることを防げるため、読み取り中に本原稿を手で押さえ続ける必要がなくなり、さらに基準位置に合わせて読み取りガイドを調整するだけで180°回転を指定できるため、オペレーションパネルによる操作の手間をなくすことができる。このように、コスト削減ができると共に、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第13の実施形態〕
次に、本発明の第13の実施形態について説明する。
この第13の実施形態は、上述した第7の実施形態について、読み取りデータを読み取り枚数と180°回転の有無の情報と共に蓄積するデータ蓄積手段をさらに備え、蓄積した読み取りデータを、読み取り枚数と180°回転の有無の情報に基づいて並び替える制御をさらに行うようにしたものである。
図26と図27は、第13の実施形態について説明する図である。
図26は、本実施形態によるブック読みモードのため、片側ページ連続読み取りモードの選択/解除を行うための割り当てキーがさらに設けられた例を示す図である。
次に、第13の実施形態による動作について、図27のフローチャートを参照して説明する。
ステップS13−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードと片側ページ連続読み取りモードを選択する。
ステップS13−2で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS13−3で、ユーザがオペレーションパネル上のキーなどにより左側ページ/右側ページを選択、または選択しない。
ステップS13−4で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS13−5で、システムはブック読み用の基準位置から換算した原稿サイズ領域を読み取る。
ステップS13−6で、システムは左側ページが選択されている場合はステップS13−7へ、右側ページが選択されている場合はステップS13−8へ進む。
ステップS13−7で、システムは読み取りデータを180°回転して蓄積し、左ページn枚目であるというページ情報をメモリに蓄積する。メモリに蓄積されるn枚目の値は、左ページ読み取りごとに1ずつ増加される。
ステップS13−8で、システムは読み取りデータを蓄積し、右ページm枚目であるというページ情報をメモリに蓄積する。メモリに蓄積されるm枚目の値は、右ページ読み取りごとに1ずつ増加される。
ステップS13−9で、システムはユーザがブック読みモードまたは片側ページ連続読み取りモードを解除しているか確認し、解除している場合はステップS13−10へ、解除していない場合はステップS13−2へ進む。
ステップS13−10で、システムはメモリからロードしたページ情報に基づいて蓄積した読み取りデータを並び替え、右側ページのm枚目と左側ページのn枚目が連続する(右ページと左ページが交互になる)ようにソートを行う。
ステップS13−3で、ユーザが一度も左側ページ/右側ページを選択していない場合はデフォルト設定(例えば右ページ)が適用される。またユーザはブック読みモードまたは片側ページ連続読み取りモードを任意のタイミングで解除することができ、この場合システムは読み取り動作中などを除きすぐにステップS13−10へ遷移する。
以上のように、上述した第13の実施形態によれば、ユーザが本原稿を順に読み取る場合に、右ページを連続して読み取った後、左ページを連続して読み取るといった、左右の何れか一方のページだけを連続して読み取った後で他方のページだけを連続して読み取ることが可能になり、1ページごとに原稿を上下反転させる手間を省くことができる。すなわち、右ページと左ページを読み取る場合では、ユーザから見た原稿の天地が逆になるため、右ページと左ページとを交互に読み取る場合、1ページごとに原稿を上下反転させる必要があるが、この手間を省くことができる。このため、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第14の実施形態〕
次に、本発明の第14の実施形態について説明する。
この第14の実施形態は、上述した第1の実施形態について、圧板の開閉を検知する手段をさらに備え、圧板の開閉を検知する手段による検知結果に基づいて、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法を無効にする制御をさらに行うようにしたものである。
第14の実施形態による動作について、図28のフローチャートを参照して説明する。
ステップS14−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードを選択する、または選択しない。
ステップS14−2で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS14−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS14−4で、システムはブック読みモードが選択されているか確認し、選択されている場合はステップS14−5へ、選択されていない場合はステップS14−7へ進む。
ステップS14−5で、システムは圧板が開いているか確認し、開いている場合はステップS14−6へ、開いていない場合はステップS14−7へ進む。
ステップS14−6で、システムはブック読み用の基準位置から換算した原稿サイズ領域を読み取る。
ステップS14−7で、システムは通常の基準位置から換算した原稿サイズ領域を読み取る。
ステップS14−5で、圧板が開いているか確認する方法として圧板開閉センサを用いる方法などがある。
以上のように、上述した第14の実施形態によれば、本原稿の読み取りを行う場合は必ず圧板が開いている(閉じ部など厚みがあるため閉じられない)ため、圧板が閉じている場合にユーザが誤ってブック読みモードを選択した、あるいは解除を忘れた場合であっても、ユーザの意図しない領域を読み取ってしまうことを防ぐことができる。このため、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
〔第15の実施形態〕
次に、本発明の第15の実施形態について説明する。
この第15の実施形態は、上述した第1の実施形態について、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、読み取りガラス上の指定した原稿領域を読み取って電子化する読み取り手段の走行体を通常と異なる基準位置に移動する制御方法と、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、読み取り動作の終了時に走行体を通常と異なる基準位置に移動する制御方法と、読み取りガラス上の基準位置から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、走行体を通常の基準位置に移動する制御方法とを、さらに用いるようにしたものである。
図29と図30は、第15の実施形態について説明する図である。
図29は、本実施形態によるブック読みモードでホームポジションを変更する動作例を説明する図である。
次に、第15の実施形態による動作について、図30のフローチャートを参照して説明する。
ステップS15−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードを選択する。
ステップS15−2で、システムは走行体を、図29に示すホームポジションAからホームポジションBに移動する。
ステップS15−3で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS15−4で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS15−5で、システムはブック読み用の基準位置から換算した原稿サイズ領域を読み取り、走行体をホームポジションBに戻す。
ステップS15−6で、システムはブック読みモードが解除されているか確認し、解除されている場合はステップS15−7へ、解除されていない場合はステップS15−3へ進む。
ステップS15−7で、システムは走行体をホームポジションBからホームポジションAに移動する。
以上のように、上述した第15の実施形態によれば、ブック読みモード中に走行体が原稿に近いホームポジションBを基準として読み取りを行うため、原稿の読み取り動作に必要な時間を少なくすることができる。
〔第16の実施形態〕
次に、本発明の第16の実施形態について説明する。
この第16の実施形態は、上述した第1の実施形態について、圧板の開閉を検知する手段をさらに備え、読み取りガラス上の基準位置と対向する読み取りガラスの端から読み取りを行う読み取り方法が選択された場合に、読み取り枚数を記憶する制御方法と、圧板の開閉を検知する手段による検知結果と記憶した読み取り枚数に基づいて、読み取りガラス上の基準位置から読み取りを行う読み取り方法を選択する制御方法と、をさらに用いるようにしたものである。
第16の実施形態による動作について、図31のフローチャートを参照して説明する。
ステップS16−1で、ユーザが読み取りガラス上に原稿をセットし、ブック読みモードを選択する。
ステップS16−2で、システムは原稿サイズセンサの検知結果、またはユーザがオペレーションパネルから設定した結果に基づき、原稿サイズを決定する。
ステップS16−3で、ユーザがオペレーションパネル上のスタートキーにより読み取り開始を指示する。
ステップS16−4で、システムはブック読み用の基準位置から換算した原稿サイズ領域を読み取り、ブック読みモードでの読み取り枚数をメモリに蓄積する。
ステップS16−5で、ユーザが圧板を閉じる。
ステップS16−6で、システムは圧板が閉じられたことを確認し、ブック読みモードでの読み取り枚数をメモリからロードし、読み取り枚数が1枚以上の場合はステップS16−7へ、0枚の場合はステップS16−8へ進む。
ステップS16−7で、システムはメモリ上のブック読みモードでの読み取り枚数をクリアし、ブック読みモードを解除して通常の読み取りモードに変更する。
ステップS16−8で、システムはブック読みモードのままユーザの読み取り開始指示を待つ。
以上のように、上述した第16の実施形態によれば、圧板を閉じることで本原稿の読み取りが終了したと判断し自動的にブック読みモードを解除することで、ユーザがブック読みモードを解除することを忘れて、次原稿の読み取り時にユーザの意図しない領域を読み取ってしまうことを防ぐことができる。このため、ユーザの使用における利便性を向上することができる。
なお、上述した各実施形態は本発明の好適な実施形態であり、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々変形して実施することが可能である。
また、上述した実施形態に係る画像処理複合機は、画像読み取り機能を有する装置であれば、MFP(Multi Function Printer)、コピー機等、各種のものであってよい。
特開平11−69096号公報 特許第3670692号公報

Claims (5)

  1. 画情報を電子化する電子化部を備えた走行体を副走査方向に移動させることで、読み取り面における原稿領域の画情報を基準位置から読み取って電子化する読み取り手段と、
    前記読み取り手段による読み取り動作の制御を行う読み取り制御手段と、を備え、
    前記読み取り制御手段は、
    前記原稿領域について、前記読み取り面における第1の基準位置の側から前記走行体を移動させて読み取りを行う第1の読み取り制御と、
    前記読み取り面における前記第1の基準位置と副走査方向に対向する側から前記走行体を移動させて読み取りを行う第2の読み取り制御と、を切り替える制御を行い、
    前記第2の読み取り制御では、前記読み取り面における前記第1の基準位置と副走査方向に対向する側に第2の基準位置が設定されることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記第2の読み取り制御が選択された場合に、前記読み取り手段により読み取られた読み取りデータを180°回転するデータ回転手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記第2の読み取り制御が選択された場合に、前記読み取り手段による読み取り枚数を記憶する枚数記憶手段を備え、
    前記読み取り制御手段は、
    前記読み取り枚数が偶数の場合、前記データ回転手段を用いて前記読み取りデータを180°回転させ、
    前記読み取り枚数が奇数の場合、前記データ回転手段を用いない制御を行うことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記読み取り手段の前記読み取り面を閉状態で被装する圧板の開閉状態を検知する開閉検知手段を備え、
    前記読み取り制御手段は、前記第2の読み取り制御が選択されている場合、前記開閉検知手段による検知結果、または、前記読み取り面における前記第1の基準位置の側に設けられた入力部からの入力結果に基づいて読み取り動作を開始することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記読み取り面における原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知手段を備え、
    前記読み取り制御手段は、前記原稿サイズ検知手段により検知された原稿サイズに基づいて、前記第1の読み取り制御とするか前記第2の読み取り制御とするかを切り替えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像読取装置。
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JP2016187108A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 原稿読取装置、及び、原稿読取方法
JP2016213538A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 ブラザー工業株式会社 画像読取装置
JP2018056783A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法及び画像読取プログラム
JP2019016830A (ja) * 2017-07-03 2019-01-31 株式会社デンソーウェーブ 光学的情報読取装置
US11010573B2 (en) 2017-07-03 2021-05-18 Denso Wave Incorporated Optical information reader

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