JP2012064859A - 温灸器 - Google Patents

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Atsushi Kojima
淳 小島
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Abstract

【課題】
部品点数が少なく、小型であっても十分な温熱効果があり、取り扱い容易な温熱灸を提案することにある。
【解決手段】
ケースと、ケースの内部に設けられた正特性サーミスタと、正特性サーミスタに電流を供給する乾電池と、を有する温灸器であって、正特性サーミスタの一方端面は、ケースの先端部に直接接合されており、ケースは乾電池と接続されるための第1の金属端子が引き出されており、正特性サーミスタの他方端面は、乾電池と接続されるための第2の金属端子が引き出されるとともに、正特性サーミスタの他方端面と乾電池との間に、保温部材を設けることを特徴とする。特に、正特性サーミスタの室温25℃における抵抗率が10Ω・cm以下であり、乾電池が1.5V以下であることが好ましい。

Description

本考案は、温灸器、特に正特性サーミスタを用いて人体を加温する温灸器に関する。
従来、灸はもぐさ等を利用して患者の皮膚上の患部に刺激を与えて患者の健康増進等が行われてきた。しかしながら、灸はもぐさが燃焼する不快な匂いが生じたり、取り扱いに多少の経験を要するため、誰でも容易に利用することは困難であった。
そこで、特許文献1のような、1つの乾電池と、乾電池から供給される電流によって発熱する正特性サーミスタと、正特性サーミスタの発熱によって赤外線を放射する素子とを供えた温灸器が知られている。これらの温灸器はツボを刺激するだけでなく、熱を患部に押し当てることにより、マッサージとして利用されることも知られている。
特開平7−383号公報
しかしながら、上記温熱灸では、正特性サーミスタは遠赤外線を放出するための放射熱源として利用されているにすぎず、赤外線を放射する素子では十分な熱が伝わらない。また部品点数が多くなるため、大型化してしまうという課題がある。また、乾電池の消費電力も大きい。
本発明は、部品点数が少なく、小型であっても十分な温熱効果があり、消費電力が小さく、取り扱い容易な温熱灸を提案することにある。
本発明の温灸器は、ケースと、ケースの内部に設けられた正特性サーミスタと、
正特性サーミスタに電流を供給する乾電池と、を有する温灸器であって、正特性サーミスタの一方端面は、ケースの先端部に直接接合されており、ケースは前記乾電池と接続されるための第1の金属端子が引き出されており、正特性サーミスタの他方端面は、乾電池と接続されるための第2の金属端子が引き出されるとともに、正特性サーミスタの他方端面と乾電池との間に、保温部材を設けることを特徴とする。
また、本発明の温灸器は、ケースと、ケースの内部に設けられた正特性サーミスタと、正特性サーミスタに電流を供給する乾電池と、を有する温灸器であって、
ケースの先端に、閉端部及び側壁部を有し、閉端部が前記ケースから突出し、側壁部が前記ケースの内部に位置するように設けられたキャップ部が形成されており、キャップ部の閉端部に正特性サーミスタの一方端面が直接接合されており、
キャップ部が乾電池と接続されるための第1の金属端子が引き出されており、
正特性サーミスタの他方端面は、乾電池と接続されるための第2の金属端子が引き出されるとともに、キャップ部の内部であって、正特性サーミスタの他方端面と乾電池との間に、保温部材が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の温灸器は、正特性サーミスタの室温25℃における抵抗率が10Ω・cm以下であり、乾電池が1.5V以下であることが好ましい。
本発明の温灸器では、正特性サーミスタの一方端面がケースの先端部にはんだ付けにより直接接合されているので、正特性サーミスタで生じた熱が効率よくケースに伝達される。これにより、赤外線を放射する素子を用いずとも、十分に熱を効率よく伝達することができる。その結果、部品点数が少なく、小型であっても十分な温熱効果がある。また、正特性サーミスタの他方端面側であって、乾電池と接続されるための金属端子を除いた領域に保温部材が充填されているため、正特性サーミスタの保温性を向上させることができる。これにより、十分な温熱効果が得られると共に、電力の消費を少なくし、乾電池の寿命を延ばすことができる。
また、本発明の温灸器では、閉端部及び側壁部を有し、閉端部がケースから突出し、側壁部がケースの内部に位置するように設けられたキャップ部が形成されており、キャップ部の閉端部の内部に正特性サーミスタの一方端面が直接接合するように構成した場合、熱源である正特性サーミスタがケースの先端よりも突出していることになる。したがって、人体の患部に押し当てたときに、先端の温度をより実感することができる。また、ケースよりも直径の小さいキャップ部の開口端部が保温部材で封止されているので、より狭い空間にて正特性サーミスタを熱的に分離することができるため、より保温性を高くすることができる。したがって、よろい十分な温熱効果が得られると共に、電力の消費をより少なくし、乾電池の寿命をさらに延ばすことができる。
また、本発明の温灸器は、正特性サーミスタの室温25℃における抵抗率が10Ω・cm以下である場合、乾電池が1.5V以下とすることで、約80℃の熱を発現することができ、実用的なサイズで、部品点数が少なく、小型であっても十分な温熱効果があり、取り扱い容易な温灸器が得られる。
本発明に係る温灸器の側面外観図である。 本発明に係る温灸器の側面断面図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による温灸器1の側面外観図であり、図2は本発明に係る温灸器の側面断面図である。
温灸器1は、ケース2と、ケース2の先端部から突出しているキャップ部3と、正特性サーミスタ4と、乾電池5とを有する。ケース2は、人体の患部に押しあてられるケース蓋部2aと、乾電池5を収納するケース本体2bとからなる。ケース蓋部2aに正特性サーミスタ4が収納される。また、ケース本体2bには乾電池5が収容されており、乾電池5をオン−オフするためのスイッチ9が設けられている。
ケース2は例えば樹脂、金属等からなるがこれに限るものではない。また、ケース蓋部2aとケース本体部2bとは必ずしも同じ材質から形成される必要はなく、ケース蓋部2aは金属を用い、ケース本体部2bは樹脂等を用いてもよい。
正特性サーミスタ4は、チタン酸バリウム系の半導体セラミック材料からなる正特性サーミスタ素子と、その両主面に形成されたNiからなる電極とを有する。該正特性サーミスタ4の直径は0.8cm、厚みは0.2cmであり、室温25℃における抵抗率が10Ω・cm以下のものが好ましい。このような抵抗率を有するものを用いることによって、1.5Vの乾電池5を1つだけ利用したとしても、80℃付近の発熱を実現することができ、十分な温熱効果が得られる。
上記は以下の知見に基づく。正特性サーミスタ4は厚みが薄いほど熱容量が下がり、人体の患部に押し当てたときにすぐに温度が低下してしまう。このため、ある程度の厚みが必要になる。しかし、正特性サーミスタ4の厚みが厚いほど、正特性サーミスタ4の抵抗は高くなり、低い電圧で発熱しなくなる。そこで、本発明者らは、正特性サーミスタ4として、室温25℃における抵抗率が10Ω・cm以下であれば正特性サーミスタ4が厚くても低い抵抗を維持することができ、1.5Vの乾電池5を1つだけ利用したとしても、十分な厚みを有する正特性サーミスタ4を80℃付近の発熱が実現できることを見出した。なお、正特性サーミスタ4として単板型のものを用いたが、チップ型または積層型であってもよい。
ケース蓋部2aの先端部には、キャップ部3が設けられている。キャップ部3は金属からなり、一端が閉じられた閉端部3aとその周囲を囲む円筒状の側壁部3bとからなる。キャップ部3は、その閉端部3aがケース蓋部2aから突出し、側壁部3bがケース蓋部2aの内部に位置するようにケース蓋部2aの先端にはめ込まれている。また、閉端部3aの直径は正特性サーミスタ4が嵌まるサイズに設定されており、ケース2の直径よりも小さい。キャップ部3の閉端部3aであって、キャップ部3の内側に、正特性サーミスタ4の一方端面の電極がはんだ付けにより直接接合されている。また、キャップ部3の側壁部3bには、第1の金属端子7がはんだ付けにより直接接合されている。キャップ部3が金属であるため、キャップ部3の側壁部3bに給電されれば、正特性サーミスタ4の一方端面の電極に給電されることになる
一方、正特性サーミスタ4の他方端面に存在する電極には、乾電池5と接続される第2の金属端子(リード線)8がはんだ付けにより接合され、引き出されている。キャップ部4の材質としては、例えば真鍮、銅等を用いることができるが、これに限るものではない。例えば、閉端部3aの直径は10mm、側壁部3bの長さは15mmに設定され、キャップ部3の突出量は2mm以上が好ましい。2mmよりも小さい場合、正特性サーミスタ4が接触していない非発熱部分が患部に接触してしまい、患部周辺の温度を平均化すると温度が下がってしまう。なお、図1では、キャップ部3の閉端部3aは平坦形状としたが、熱をピンポイントで押し当てたい場合には閉端部3aに丸みを設けて半球状としてもよい。
正特性サーミスタ4の他方端部側であって、キャップ部3の側壁部3bの開口端部側に保温部材6が充填され、開口端部が封止されている。言いかえると、正特性サーミスタ4の他方端部と乾電池5との間であって、第1の金属端子7及び第2の金属端子8を除く領域に、保温部材6が形成され封止されている。保温部材6としては、例えばエポキシ樹脂、シリコン樹脂等の絶縁性樹脂を用いることができるが、これに限るものではない。該保温部材6が形成されているため、正特性サーミスタ4から生じた熱がケース2の内部に放熱されることを防止することができる。すなわち、正特性サーミスタ4の保温性を向上させることができるので、十分な温熱効果が得られると共に、電力の消費を少なくし、乾電池5の寿命を延ばすことができる。
乾電池5はケース本体2b側に収容され、その正極が正特性サーミスタ4の他方端面から引き出された第2の金属端子(リード線)8と接続されている。なお、図1では、第2の金属端子8の正特性サーミスタ4が接続されている端部とは反対側の端部に接続板が設けられており、乾電池5の正極と十分な接触が取れるように構成されている。また、乾電池5の負極がケース本体2bの一端部に形成されたスプリングに保持され、該スプリングはキャップ部3の側壁部3bに接続された第1の金属端子7に接続されている。第1の金属端子7及び第2の金属端子8はいずれもスイッチ9に接続されており、スイッチ9のオン−オフにより給電を調整することができる。乾電池5としては1.5V(単3)の乾電池1つで十分に対応できるが、種々の用途に応じて適宜変更することができる。
以上の構成において、スイッチ9をオンすることにより乾電池5から電流が正特性サーミスタ4に給電され、正特性サーミスタ4が発熱する。そして発熱した熱がキャップ部3の閉端部3aに伝達される。該閉端部3aを人体の患部に押し当てることにより温灸効果を得ることができる。キャップ部3が金属であり、キャップ部3の閉端部3aが、ケース蓋部2aの先端から突出している場合、先端の温度をより実感することができる。
なお、図1及び図2においては、ケース蓋部2aにキャップ部3が設けられた事例をもとに説明したが、必ずしもキャップ部3を設けなくてもよい。この場合、ケース蓋部2aは金属で形成され、正特性サーミスタ4はケース蓋部2aに直接はんだ付けにより接合されることになる。そして、ケース蓋部2aに第1の金属端子7が接続されることになる。また、この場合、正特性サーミスタ4と乾電池5との間に保温部材6が位置することによって、熱的に分断された構造となる。
また、本発明にかかる温灸器1は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
1 温灸器
2 ケース
3 キャップ部
4 正特性サーミスタ
5 乾電池
6 保温部材
7 第1の金属端子
8 第2の金属端子
9 スイッチ

Claims (3)

  1. ケースと、
    前記ケースの内部に設けられた正特性サーミスタと、
    前記正特性サーミスタに電流を供給する乾電池と、
    を有する温灸器であって、
    前記正特性サーミスタの一方端面は、前記ケースの先端部に直接接合されており、
    前記ケースは前記乾電池と接続されるための第1の金属端子が引き出されており、
    前記正特性サーミスタの他方端面は、前記乾電池と接続されるための第2の金属端子が引き出されるとともに、前記正特性サーミスタの他方端面と前記乾電池との間に、保温部材を設けることを特徴とする温灸器。
  2. ケースと、
    前記ケースの内部に設けられた正特性サーミスタと、
    前記正特性サーミスタに電流を供給する乾電池と、
    を有する温灸器であって、
    前記ケースの先端に、閉端部及び側壁部を有し、前記閉端部が前記ケースから突出し、前記側壁部が前記ケースの内部に位置するように設けられたキャップ部が形成されており、
    前記キャップ部の閉端部に前記正特性サーミスタの一方端面が直接接合されており、
    前記キャップ部が前記乾電池と接続されるための第1の金属端子が引き出されており、
    前記正特性サーミスタの他方端面は、前記乾電池と接続されるための第2の金属端子が引き出されるとともに、
    前記キャップ部の内部であって、前記正特性サーミスタの他方端面と前記乾電池との間に、保温部材が設けられていることを特徴とする温灸器。
  3. 前記正特性サーミスタの室温25℃における抵抗率が10Ω・cm以下であり、前記乾電池が1.5V以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の温灸器。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55151334U (ja) * 1979-04-18 1980-10-31
JPH0966092A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Bunzo Kourakata 虫さされ等による患部の治療具
WO2009098905A1 (ja) * 2008-02-08 2009-08-13 Zaidanhojin Shinsangyosozokenkyukiko 燔(はん)鍼治療器

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