JP2012064330A - 口金付ランプおよび照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】固体発光素子の放熱部における設計の自由度を高めることが可能な口金付ランプおよび照明器具を提供する。
【解決手段】口金付ランプ10は、本体11、発光部12、カバー部材13および口金部材14を有し、本体11は、放熱部11dを外周部に形成した熱伝導性部材からなる。発光部12は、固体発光素子12aを有し本体の一端部側に配設されて固体発光素子から発生する熱を本体の放熱部を介して放熱する。カバー部材13は、本体の放熱部を覆うように本体の外周部に配設される。口金部材14は、本体の他端部側に設けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、発光ダイオード等の固体発光素子を光源とした口金付ランプおよび照明器具に関する。
近年、フィラメント電球に代わって、寿命が長く、また消費電力の少ない固体発光素子である発光ダイオードを光源とした電球形LEDランプ等の口金付ランプが、各種照明器具の光源として採用されるようになっている。この種の発光ダイオードを光源とする口金付ランプは、長寿命化や発光効率を向上させる等のために、点灯時に発生する熱を効果的に放熱させる必要があり、一般的にはアルミニウム製の本体に形成した放熱フィンから外部に放熱させている。
特開2010−056059号公報
しかしながら、本体に形成する放熱フィンは、ランプ取り付け時における器具への接触や着脱時等に手で握られることなどから、機械的衝撃に耐えるために機械的強度が必要となる。このため、本体の放熱部は、熱伝導性の良好なアルミニウム板やアルミダイカスト等で構成せざるを得ず、設計の自由度がない問題が生じている。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、固体発光素子の放熱部における設計の自由度を高めることが可能な口金付ランプおよび照明器具を提供しようとするものである。
本発明の実施形態における口金付ランプは、本体、発光部、カバー部材および口金部材を有し、本体は、放熱部を外周部に形成した熱伝導性部材からなる。発光部は、固体発光素子を有し本体の一端部側に配設されて固体発光素子から発生する熱を本体の放熱部を介して放熱する。カバー部材は、本体の放熱部を覆うように本体の外周部に配設される。口金部材は、本体の他端部側に設けられる。
本実施形態によれば、固体発光素子の放熱部における設計の自由度を高めることが可能な口金付ランプおよび照明器具を提供することができる。
本発明の第1の実施形態である口金付ランプを光軸x−xに沿って切断した縦断面図。 同じく口金付ランプをグローブ、本体部、カバー部材に分離して示す斜視図。 同じく口金付ランプの変形例を、一部を切り欠いて示す正面図で、(a)は第1の変形例を示す正面図、(b)は第2の変形例を示す正面図、(c)は第3の変形例を示す正面図。 同じく本実施形態の口金付ランプを装着した照明器具を天井に設置した状態を概略的に示す断面図。 同じく口金付ランプの第4の変形例を示す、図1に相当する縦断面図。 同じく口金付ランプの変形例を示し、(a)は第5の変形例の正面図、(b)は第6の変形例の正面図。
以下、本発明に係る口金付ランプおよび照明器具の実施形態について説明する。
実施形態1
図1〜図3に示すように、本実施形態は、一般白熱電球に代替が可能な電球形の口金付ランプ10を構成するもので、放熱部を外周部に形成した熱伝導性部材からなる本体11と、固体発光素子を有し本体の一端部側に配設されて固体発光素子から発生する熱を本体の放熱部を介して放熱する発光部12と、本体の放熱部を覆うように本体の外周部に配設されたカバー部材13と、本体の他端部側に設けられる口金部材14で構成する。
本体11は、熱伝導性の良好な金属、本実施形態ではアルミニウムで構成された横断面形状が略円形で、一端部側に径の大きな開口部11aを他端部側に径の小さな開口部11bを有する中空円筒体の外郭部材をなすように構成する。また、外周部は光軸x−x方向に沿って一端部側から他端部側に向かい順次直径が小さくなる略円錐状のテーパー面をなすように形成し、外観が一般白熱電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状に構成する。
外周部には一端部側から他端部側に向かい放射状に突出する放熱部、本実施形態では、多数の放熱フィン11dを一体に形成する。この放熱フィンの多数の先端部分がなす仮想形状は、本体の外周部と同様に、一端部側から他端部側に向かい順次直径が小さくなる略円錐状のテーパー面をなすように形成し、外観が一般白熱電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状になるように構成する。これら構成の本体11は、例えば、鋳造、鍛造または切削加工等で加工される。
上記に構成された本体11の一端部側の開口部11aには、円形の凹部が形成されるように表面が平滑な平面状をなす基板支持部11eが一体に形成され、内部には絶縁ケース11fが嵌めこまれ、この絶縁ケース内に後述する点灯装置15が収納されると共に、絶縁ケースの端部に口金部材14が嵌合される。
発光部12は、図2に示すように、固体発光素子12aを面状に配設した発光モジュール12bと、発光モジュールを配設する基板12cからなる。固体発光素子12aは、本実施形態では発光ダイオード(以下「LED」と称す)で構成し、同一性能を有する青色LEDチップからなる高輝度・高出力の複数個のLEDからなる。発光モジュール12bは、各LED12aを配線基板12b1に実装することにより構成される。
配線基板12b1は、長方形をなし熱伝導性が良好な部材、本実施形態では、アルミニウムからなる基板上に絶縁層を形成した薄い平板で構成され、その一面側(表面側)の中央部分に内周面が略円形をなす土手部を形成し、この凹部にCOB技術を使用して複数のLED12a(青色LEDチップ)が略マトリックス状に実装される。さらに、黄色蛍光体を分散・混合した封止部材が塗布または充填されLED12aが円形で面状をなすように配設された発光モジュール12bが構成される。この発光モジュールは、上述した青色LEDチップから放射される青色光を透過させると共に、青色光によって黄色蛍光体を励起して黄色光に変換し、透過した青色光と黄色光が混光して白色の光を放射する。
上記に構成された発光モジュール12bは、基板12cに配設されて発光部12を構成する。基板12cは、放熱部材を兼ねるもので、熱伝導性の良好な部材、本実施形態では、比較的に肉厚の円形の板状をなすアルミニウムで構成する。基板12cの一面側(表面側)の中央部に発光モジュール12bをネジ等の固定手段によって密着させて固定し、LED12aから発生する熱を、配線基板12b1から基板12cに伝達させるように構成する。なお、配線基板12b1は、基板12cと一体に形成してもよく、この場合には、熱伝導性がより良好になって一層放熱性がよくなる。これにより、固体発光素子であるLED12aが円形の面状をなすように配設された発光部12が構成される。なお、図2に示すように、基板12cの外周部には、基板を貫通する電線挿通部12c1が形成され、LED12aへ給電するための電線17が挿通されLEDに結線されたコネクタ12c2に接続される。
上記に構成された発光部12は、本体11の開口部11aに配設される。すなわち、基板12cの裏面側を平滑な凹部からなる基板支持部11eに対して密着させてネジ等の固定手段により支持し、配線基板12b1から基板12cに伝達されたLED12aの熱を、さらに本体11に伝達させて外部に放熱させるようにする。なお、基板12cは、本体11と一体に形成してもよく、この場合には、熱伝導性がより良好になって一層放熱性がよくなる。これにより、発光部12は、本体11の一端部側に配設されLED12aから発生する熱を、本体11の放熱部である放熱フィン11dを介して放熱するように構成される。また、図1に示すように、発光部12の光軸x−xに対して本体11の中心軸線が略合致し、全体として平面視で略円形の発光面を有する光源体が構成される。
カバー部材13は、本体11の放熱部である放熱フィン11dを覆うように本体11の外周部に配設される。カバー部材13は、熱伝導性の良好な部材、本実施形態では、薄い板状をなすアルミニウムで、一端部側に径の大きな開口部13aを他端部側に径の小さい開口部13bを、さらに径を小さくした支持部13cを一体に形成し、外周面に複数の通気口13dを形成する。カバー部材13の全体の形状は、本体11の外周部と同様に、一端部側から他端部側に向かい順次直径が小さくなる略円錐状のテーパー面をなす「すり鉢状」に形成し、外観が一般白熱電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状になるように構成する(図2)。そして、すり鉢の内面側が、略円錐状のテーパー面をなすように形成された各放熱フィン11dの先端部に対してテーパー結合によって密着するように本体11の外周部に嵌合させる。
また、通気口13dは、水平方向、換言すれば、放熱フィン11dの長手方向に略直交する方向に長くなった長孔で構成され、放熱フィン11dの長手方向の上中下の部分に対向するように、上中下に1個ずつ計3個形成する。この3個の通気口13dは、カバー部材13の外周面に等間隔に、本実施形態では、水平方向に光軸を中心として90°の角度で略等間隔に4箇所に形成される。通気口は全体で12個が形成される。なお、カバー部材13の外表面は、白色の塗装を施すようにしてもよい。
口金部材14は、図1に示すように、エジソンタイプのE26形で、ねじ山を備えた導電性を有する金属、本実施形態では銅板からなる筒状のシェル部14aと、このシェル部の下端の頂部に絶縁部14bを介して設けられたアイレット部14cを備えている。シェル部14aの開口部が本体11に設けられた絶縁ケース11fの口金取付部11f1の外周部に嵌め込まれ、カシメや接着等の手段によって固着され、アルミニウムからなる本体11と口金部材14との電気絶縁がなされる。そして、上述したカバー部材13の径を小さくした支持部13cが口金部材14の取付部分の外周に嵌合され、カシメやスポット溶接、接着剤等の手段によって固定される。
点灯装置15は、図1に示すように、各LED12aの点灯回路を構成する回路部品15aと、回路部品を実装した円板状の回路基板15bからなる。点灯回路は、交流電圧100Vを24V程度の直流電圧に変換して各LED12aに定電流の直流電流を供給するように構成される。回路基板15bは、円板状のガラスエポキシ材からなり片面または両面に電子部品が実装され、本体11内に設けられる絶縁ケース11f内に、回路基板15bを横方向にして支持される。そして、回路基板の出力端子には電線17が接続され、回路基板15bの入力端子には口金部材14に接続される入力線(図示せず)が接続される。電線17は、図2に示すように、点灯装置15の出力をLED12aに給電するための電線で、基板12cの電線挿通部12c1を介してLEDに結線されたコネクタ12c2に接続される。
なお、点灯装置15は、上記のように、本体11内に内蔵させて、一般白熱電球とそのまま代替ができるように構成することが好適であるが、コンパクト形蛍光ランプのように点灯装置はランプを装着する器具側に別置きにして設け、ランプ本体には内蔵させないように構成してもよい。
グローブ16は、例えば、厚さが薄いガラスや合成樹脂などの材質で構成され、透明または光拡散性を有する乳白色などの半透明、本実施形態では乳白色のポリカーボネート製で、一端部に開口16aを有する一般白熱電球のボール部分のシルエットに近似させた滑らかな略半球体をなす面に形成する。そして、開口16aを、発光部12を覆うようにして本体11の基板支持部11e内に嵌め込まれて接着剤等で固定される。これにより、本体11の傾斜する外周部が、グローブ16の曲面状の外周面に一体的に略連続した外観形状になり、ランプ全体が一般白熱電球のシルエットに近似させた外観形状をなす電球形の口金付ランプ10が構成される。
次に、上記に構成された口金付ランプ10の作動につき説明する。口金付ランプ10に口金部材14を介して電源を供給し点灯させると、円形の面状をなす発光部12から光が放射され、グローブ16によって光が拡散されて一般白熱電球に近似した配光をもった照明が行われる。
同時に、口金付ランプ10が点灯されると、LED12aの温度が上昇し熱が発生する。その熱は、アルミニウムからなる配線基板12b1から、同様にアルミニウムからなる基板12cに伝達され、さらに基板12cが固着されたアルミニウムからなる本体11の放熱フィン11dに伝達される。放熱フィンに伝達された熱は、カバー部材13の外周部に形成された一方の通気口13dから吸い込まれた外気と熱交換されて他方の通気口13dから外部に放熱される。
この際、通気口13dは、放熱フィン11dの長手方向に略直交する方向に長くなった長孔で構成され、放熱フィン11dの長手方向の上中下の部分に対向するように、上中下に3個ずつを形成しているので、通気口13dと放熱フィン11dの長手方向に延在する細い溝による煙突効果によって、外気は一方の通気口から次々と吸い込まれ、熱くなった放熱フィン11dの長手方向に沿って接触して熱交換がされ、熱交換された空気が次々と他方の通気口13dから外部に放出される。さらに、通気口13dは、カバー部材13の外周面に90°の角度で略等間隔に4箇所、合計で12個が形成されているので、口金付ランプ10をどのような向きに装着しても、電球の周囲全体から外気を取り込むことが可能になり、この熱交換作用が、本体11の外周部の略全周で同時に行われ効果的な放熱が行われる。さらに、カバー部材13は、すり鉢の内面側が各放熱フィン11dの先端部に対してテーパー結合によって密着するように嵌合されているので、熱を放熱フィン11dからアルミニウム製のカバー部材にも伝達させることができ、一層効果的な放熱が行われる。
さらに、カバー部材13は、外観が一般白熱電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状に構成されているので、図1中に矢印Aで示すように、外気がネック部の湾曲した傾斜に沿いガイドされて通気口13dに吸い込まれることから、より多くの外気を放熱フィン11dに導入することができ一層効果的な放熱が行われる。これらの効果的な放熱作用によりLED12の温度上昇が抑制される。これは、点灯中において常に継続した熱交換が行われ継続的な放熱が行われる。これにより、LEDの長寿命化や発光効率の向上を図ることが可能となる。
さらに、放熱フィン11dの長手方向に延在する細い溝が、カバー部材13によって覆われることから、ゴミや塵埃が付着することが防止され、清掃の手間を省くことが可能になる。また、放熱のため熱くなる放熱フィン11dをカバー部材13で覆うことができるので、消灯直後等に手で触っても熱くなく、電球の取り扱いをし易くすることも可能となる。
また、本実施形態において、カバー部材13は、剛性を有するアルミニウム板で構成し、放熱フィン11dを覆うように配設したので、放熱フィン11dを機械的衝撃から保護することができる。このため、放熱フィンとしては、自らの形状を維持できる程度の強度をもった肉厚のものでよく、放熱部における設計の自由度を高めることが可能となる。
例えば、図3(a)に示すように、本体11を細い支柱となし、紙片のように薄くした放熱フィン11dを支柱に一体に形成したり、若しくは別体の薄い放熱フィン11dを溶接等の手段によって固着するようにして放熱部を構成することができる。また、図3(b)に示すように、細く長い線状をなす放熱ピン11dを、支柱11に一体に形成したり、若しくは別体の放熱ピン11dを溶接等の手段によって固着するようにして放熱部を構成することができる。さらに、図3(c)に示すように、ランダムに通気経路を有するポーラスな例えばスポンジ状のアルミニウム、ステンレス、銅等の金属からなる放熱面積が大きい放熱フィン11dを構成し、これを支柱11に溶接等の手段によって固着するようにして放熱部を構成することも可能になり、放熱部における設計の自由度を格段に高めることが可能になる。また、カバー部材13としても、機械的衝撃に耐えることのみを目的とし、その材質や肉厚を自由に選定することができ、さらに設計の自由度を高めることが可能になる。
同時に、図3に示すような、これら構成の放熱部は、放熱面積をより多くすることができ、より効果的な放熱を行うことが可能になる。また、本体11を細い支柱となし、放熱部11dを薄い金属、細い線状やスポンジ状となすことができ、電球の軽量化を図ることが可能になる。同時にアルミダイカスト等が不要になってコスト的にも有利となる。
なお、上記の図3に示す各口金ランプ10において、点灯装置15は、口金部材14に内蔵させて構成するとよい。また点灯装置の出力とLED12aを接続するための電線17は、支柱11の内部を貫通する孔に挿通して、コネクタ12c2に接続するように構成する。
次に、上記のように構成された電球形の口金付ランプ10を光源とした照明器具の構成を説明する。図4に示すように、20は店舗等の天井面Xに埋め込み設置され、E26形の口金を有する一般白熱電球を光源としたダウンライト式の既存の照明器具で、下面に開口部21aを有する金属製の箱状をなした器具本体21と、開口部に嵌合される金属製の反射体22と、一般白熱電球のE26形の口金をねじ込むことが可能なソケット23で構成されている。反射体22は、例えばステンレス等の金属板で構成し、反射体22の上面板の中央部にソケット23が設置される。
上記に構成された一般白熱電球用の既存の照明器具20において、省エネや長寿命化などのために一般白熱電球に替えて、上述したLEDを光源とする電球形の口金付ランプ10を装着する。電球形の口金付ランプは、口金部材14をE26形に構成してあるので、上記照明器具20の一般白熱電球用のソケット23にそのまま差し込むことができる。
また、口金付ランプ10は、外観が一般白熱電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状に構成されているので、ネック部がソケット周辺の反射体22等に当たることなくスムーズに差し込むことができ、電球形の口金付ランプ10における既存照明器具への適合率が向上する。これにより、既存のダウンライトを、LEDを光源とした電球形の口金付ランプ10が設置された省エネ形のダウンライトに簡単に変えることができる。勿論、既存器具のみでなく、新規構成の照明器具も同様にして構成することができる。
次に、上記に構成された口金付ランプ10を光源としたダウンライト20の作動につき説明する。上記に構成されたダウンライトに電源を投入すると、ソケット23から口金付ランプ10に対し、口金部材14を介して商用電源が供給され、点灯装置15が動作して24Vの直流電圧が出力される。この直流電圧は点灯装置15から各LED12aに印加され、定電流の直流電流が供給されて全てのLEDが同時に点灯して白色の光が放射される。
各LED12aから放射された白色の光は、グローブ16によって光が拡散されて一般白熱電球に近似した配光をもった照明が行われる。これは、一般白熱電球と近似した配光特性を得ることができることで、照明器具20内に配置されたソケット23近傍の反射体22への光の照射量が増大し、一般白熱電球用として構成された反射体22の光学設計通りの器具特性を略得ることが可能となり、一般白熱電球に近似した配光特性をもった照明を行うことができる。
同時に、電球形の口金付ランプ10が点灯されると、LED12aの温度が上昇し熱が発生するが、上述のように放熱フィン11dおよびカバー部材13によって効果的に放熱され、LEDの発光効率の低下を抑制することができ、長期にわたり明るさが低下することない長寿命の照明器具を提供することが可能となる。
また、放熱フィン11dは、カバー部材13によって覆われているので、長期の使用にわたっても、放熱フィンにゴミや塵埃等が付着することなく、清掃の手間を省くことができる。また、消灯直後に電球に触れても、カバー部材13の温度は比較的低温になっており取り扱いがし易くなる。
以上、本実施形態において、カバー部材は、アルミニウムで構成したが、銅(Cu)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)の少なくとも一種を含む金属で形成してもよい。この他に、窒化アルミニウム(AlN)、シリコーンカーバイト(SiC)などの工業材料で構成してもよい。さらに、耐熱性を有するPBT等の合成樹脂、透明なアクリル樹脂、半透明のポリカーボネート樹脂で構成したものであってもよい。さらには、高熱伝導樹脂で構成してもよい。これら合成樹脂によりカバー部材を構成することにより、カバー部材外表面の温度をさらに低下することができ、一層取り扱いのし易い電球を構成することが可能になるとともに、一層コスト的に有利な口金付電球を提供することが可能になる。なお、上述したカバー部材13の外表面は、メタリックシルバー色や白色に塗装を施すようにしてもよい。
また、カバー部材13は、すり鉢の内面側が各放熱フィン11dの先端部に対してテーパー結合によって密着するように嵌合させたが、図5に示すように、放熱フィン11dとの間に、小さい間隔aを有するようにして配設するようにしてもよい。これによれば、放熱フィンとカバー部材によって形成される空間部の容積を多くすることができ、より多くの外気を取り込むことが可能となり、効果的な放熱作用を行うことができる。また、放熱フィン11dを離間させることができるため、カバー部材外表面の温度をさらに低下することができ、一層取り扱いのし易い電球を構成することが可能になる。
また、カバー部材13の通気口13dは、放熱フィン11dの長手方向に略直交する方向に長くなった長孔で構成したが、図6(a)に示すように、放熱フィン11dの長手方向に略平行する長孔で構成してもよい。さらに、図6(b)に示すように、放熱フィン11dの長手方向に対し傾斜する長孔で構成してもよい。また、これらの通気口13dは、長孔ではなく丸孔からなる小孔を連続させて形成するようにしてもよい。また、本体11の放熱フィン11dは、本体11の一端部側から他端部側に向かい放射状に突出するように形成したが、水平方向に鍔状に突出する放熱フィンであってもよく、これらの鉛直方向の放熱フィンまたは水平方向の放熱フィンと、上記図6(a)、(b)に示される通気口や丸孔からなる小孔等とを適宜組み合わせることにより各種・多様な放熱機構を構成するようにしてもよい。また、通気口13dは、上中下に3個設けたが、少なくとも上下に1個ずつ、計2個の通気口があれば、煙突効果によって一方の通気口から外気が吸い込まれて熱交換を行い、熱くなった空気を他方の通気口から放出させることができる。
また、カバー部材13は、通気口13dを形成したが、通気口を設けずに構成してもよい。この場合、カバー部材13を各放熱フィン11dの先端部に対してテーパー結合によって密着させ、放熱フィン11dの熱をアルミニウム製のカバー部材13に伝導させることによって放熱させる。さらに、カバー部材13の内面と放熱フィン11dとの間に、熱伝導性の良好なシリコーン樹脂等からなる接着剤等の充填剤を充填してもよい。これによれば、外表面に通気口がなくなることから、一層一般白熱電球に近似した外観に構成することができ、商品性を一層高めることが可能になる。同時に、放熱フィンに塵埃等が付着することを確実に防止することが可能になる。
また、カバー部材13は、口金部材14の取付部分に固定するように構成したが、ねじ込み等の手段によって、本体11に対して着脱ができるように構成してもよい。これによれば、長期の使用にわたり、万一塵埃等が通気口から放熱フィン内に侵入し汚れた場合に、簡単に取り外して掃除をすることが可能になる。以上、変形例を示す図3、図5、図6には、図1〜図2と同一部分に同一の符合を付し、詳細な説明は省略した。
また、本実施形態において、口金付ランプ10は、一般白熱電球の形状に近似させた電球形(A形またはPS形)、レフ形(R形)、ボール形(G形)、円筒形(T形)などに構成してもよい。また一般白熱電球の形状に近似させた口金付ランプに限らず、その他各種の外観形状、用途をなす口金付ランプに適用することができる。
また、固体発光素子12aは、発光ダイオードに限らず、有機ELまたは半導体レーザなどを発光源とした固体発光素子が許容される。固体発光素子は複数個で構成されていることが好ましいが、照明の用途に応じて必要な個数は選択され、例えば、4個程度の素子群を構成し、この群1個、若しくは複数の群をなすように構成してもよい。さらには1個の固体発光素子で構成されるものであってもよい。固体発光素子は、COB技術を用いて構成されたものが好ましいが、SMD形で構成されたものであってもよい。固体発光素子は、白色で発光するように構成することが好ましいが、使用される照明器具の用途に応じ、赤色、青色、緑色等でも、さらには各種の色を組み合わせて構成してもよい。
基板12cおよび配線基板12b1は、熱伝導性の良好なアルミニウムで構成したが、銅、ステンレス等の金属で構成したものであってもよい。さらには、例えば、エポキシ樹脂等の合成樹脂やガラスエポキシ材、紙フェノール材等の非金属性の部材で構成されてもよい。さらにセラミックスで構成されたものであってもよい。また、LED12aを面状に配設した発光部12の形状は、点または面モジュールを構成するために円形、四角形、六角形などの多角形状、さらには楕円形状等をなすものであってもよく、目的とする配光特性を得るための全ての形状が許容される。
本体11は、熱伝導性の良好なアルミニウムで構成したが、銅(Cu)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)の少なくとも一種を含む金属で形成してもよい。この他に、窒化アルミニウム(AlN)、シリコーンカーバイト(SiC)などの工業材料で構成しても、さらに高熱伝導樹脂等の合成樹脂で構成してもよい。
点灯装置15は、固体発光素子12aを調光するための調光機能や調色機能を有するものであってもよい。点灯装置は本体11内に全てが収容され配設されたものでも、口金部材14に一部が収容されるものであってもよい。
口金部材14は、一般白熱電球が取付けられるソケットに装着可能な全ての口金が許容されるが、一般的に最も普及しているエジソンタイプのE26形やE17形等の口金が好適である。また、材質は口金全体が金属で構成されたものでも、電気的接続部分を銅板等の金属で構成し、それ以外の部分を合成樹脂で構成した樹脂製の口金であっても、さらには、ピン形の端子を有する口金でも、L字形の端子を有する口金でもよく、特定の口金には限定されない。
また、本実施形態において、照明器具は天井埋込形、直付形、吊下形、さらには壁面取付形等が許容され、器具本体に制光体としてグローブ、セード、反射体などが取付けられるものであっても光源となる口金付ランプが露出するものであってもよい。また、器具本体に1個の口金付ランプを取り付けたものに限らず、複数個が配設されるものであってもよい。さらに、オフィス等、施設・業務用の大型の照明器具などを構成してもよい。以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、例えば、GX53形の口金を備える光源やコンパクト形蛍光ランプに代替が可能なLEDを光源とする口金付ランプを構成するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
10 口金付ランプ
11 本体
11d 放熱部
12 発光部
12a 固体発光素子
13 カバー部材
13d 通気口
14 口金部材
20 照明器具
21 器具本体
23 ソケット

Claims (3)

  1. 放熱部を外周部に形成した熱伝導性部材からなる本体と;
    固体発光素子を有し、本体の一端部側に配設されて固体発光素子から発生する熱を、本体の放熱部を介して放熱する発光部と;
    本体の放熱部を覆うように本体の外周部に配設されたカバー部材と;
    本体の他端部側に設けられる口金部材と;
    を具備していることを特徴とする口金付ランプ。
  2. 前記カバー部材は、本体の放熱部に連通する通気口を形成したことを特徴とする請求項1に記載の口金付ランプ。
  3. ソケットが設けられた器具本体と;
    器具本体のソケットに装着される請求項1または2に記載の口金付ランプと;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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