JP2012062471A - 偏光板用接着剤及びこれを含む偏光板 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤の低粘度を維持しつつ、接着力及び耐水性に優れた低粘度偏光板用接着剤、及び該接着剤を含む偏光板、さらに該偏光板を含む光学素子を提供する。
【解決手段】親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー30〜90重量部、ラジカル重合開始剤1〜10重量部、カチオン硬化型樹脂1〜20重量部、及びカチオン性光重合開始剤0.1〜5重量部を含む偏光板用接着剤組成物であり、親水性基は、ヒドロキシ基(−OH)である偏光板用接着剤組成物。
【選択図】図1

Description

本発明は、偏光子と保護フィルム又は補償フィルムを付着させるための偏光板用非水系接着剤組成物及びそれを利用して付着することで製造された偏光板に関する。
液晶表示装置は、消費電力が低く、低電圧で動作し、軽量で薄型である等の特徴を生かして、各種表示用デバイスに用いられている。この液晶表示装置は、液晶セル、偏光板、位相差フィルム、集光シート、拡散フィルム、導光板、光反射シート等、多くの材料で構成されている。そこで、構成フィルムの枚数を削減したりフィルム又はシートの厚さを低減することで、生産性や軽量化、明度の向上等を目標にした改良が活発に行われている。
偏光板は、通常、二色性染料又はヨードで染色されたポリビニルアルコール(Polyvinyl alcohol,以下、「PVA」という)系樹脂からなる偏光子の一面又は両面にポリビニルアルコール系の材料を水に溶かして使用する水系接着剤によって、保護フィルムを積層した構造で使用されてきたが、フィルムと水系接着剤との低い接着力により、コロナ処理又はプライマー処理が行われる煩わしさがあった。
上記保護フィルムは、トリアセチルセルロース(TAC,triacetyl cellulose)、ポリエチレンテレフタラート(PET,polyethylene terephthalate)、シクロオレフィンポリマー(COP,cycloolefin polymer)、アクリルフィルム、及びこれらの組み合わせからなることができる。
上記偏光子と保護フィルムを付着させるのに使用できる接着剤としては、アクリル接着剤、ポリウレタン系樹脂溶液とポリイソシアネート樹脂溶液を混合したドライラミネート用接着剤、スチレンブタジエンゴム系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリビニルアルコール系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ポリエステル系アイオノマー(ionomer)型ウレタン樹脂とグリシジルオキシ基を有する化合物を含有する接着剤、熱硬化型接着剤等が知られており、特に、ポリビニルアルコール系樹脂の水溶液からなる水系接着剤を使用する場合が大部分である。
しかし、上記保護フィルムがアクリル系フィルムである場合は、素材の特性上、上記水系接着剤との接着力が弱いため、再加工性や裁断性に問題が発生することがある。このため、上記保護フィルムにプライマーをコートした後、水系接着剤と接着したり、コロナ放電を行って水に対する濡れ性(wetting)を増加させるといった煩わしさが伴う。
一方、基材による接着力の不良だけでなく、PVA素子の両面において、一面と他面が他の基材を保護フィルムとして用いる場合、水系接着剤の乾燥工程による偏光板のカール(curl)の発生及び初期光学物性の低下等の問題が生じることから、これらを解決するために非水系接着剤が開発された。
一般的に、非水系接着剤の場合、最終接着層の厚さが水系接着剤に比べて厚い傾向がある。よって、粘度を最小限に抑えて接着層の厚さを減少させることが好ましい。このとき、非水系接着剤の低粘度を維持するためにオリゴマー含量を低くして親水性モノマーを使用すると耐水性が弱くなり、耐水性を改善するために多官能モノマー又は疎水性モノマーを追加すると接着力が低下する場合が一般的である。耐水性を強化させるための他の方法として、耐水性の良いイソシアネート系化合物を添加してもよいが、この場合、親水性モノマーと反応して液安定性の問題が発生することがある。
したがって、多様な基材、例えば、TAC、アクリル、COP、PET等に使用できる接着剤組成物として、接着力に優れるとともに、低粘度で耐水性及び硬化度が向上した非水系偏光板用接着剤、及びそれを利用して付着された偏光板の開発が望まれている。
本発明の一側面は、接着剤の低粘度を維持しつつ、接着力及び耐水性に優れた低粘度偏光板用接着剤を提供することにある。
本発明のさらに他の側面は、上記のような接着剤を含む偏光板を提供することにある。
本発明のさらに他の側面は、上記のような偏光板を含む光学素子を提供することにある。
本発明の一見地によると、親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー、ラジカル重合開始剤、カチオン硬化型樹脂、及びカチオン性光重合開始剤を含む偏光板用接着剤組成物が提供される。
本発明の他の見地によると、偏光子と、上記偏光子の一面又は両面に付着される高分子フィルムと、上記偏光子と上記高分子フィルムを付着させるための接着層からなり、上記接着層は、親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー、ラジカル重合開始剤、カチオン硬化型樹脂、及びカチオン性光重合開始剤とを含む接着剤組成物からなる偏光板が提供される。
本発明のさらに他の見地によると、上記のような偏光板を含む光学素子が提供される。
上記親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー30〜90重量部、ラジカル重合開始剤1〜10重量部、カチオン硬化型樹脂1〜20重量部、及びカチオン性光重合開始剤0.1〜5重量部を含むことが好ましい。
上記親水性基はヒドロキシ基(−OH)であることが好ましい。
上記カチオン硬化型樹脂はエポキシ樹脂であることが好ましい。
上記親水性基を有するアクリル系モノマーは、ヒドロキシエチルアクリレート(Hydroxyethyl acrylate,HEA)、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択されたものが好ましい。
上記偏光板用接着剤組成物は、総接着剤組成物100重量部に対して30〜50重量部の単官能疎水性モノマーをさらに含むことが好ましい。
上記単官能疎水性モノマーは、イソボニルアクリレート(IBOA)、ベンジル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、イソデシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ポリエチレングリコールメタアクリレート、オクチル/デシルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート(PEA)、ノニルフェノールエトキシレートアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、及びエトキシエトキシエチルアクリレートからなる群から選択される少なくとも1つのモノマーを含むことが好ましい。
上記単官能疎水性モノマーは、フェノキシエチルアクリレート(Penoxyethyl acrylate,PEA)及びイソボニルアクリレート(Isobornyl acrylate,IBOA)であることが好ましい。
上記偏光板用接着剤組成物は、偏光板用接着剤組成物100重量部に対してヒドロキシエチルアクリレート30〜90重量部、フェノキシエチルアクリレート20〜30重量部、イソボニルアクリレート10〜20重量部、エポキシ樹脂1〜20重量部、カチオン性光重合開始剤0.1〜5重量部、及びラジカル重合開始剤1〜10重量部を含むことが好ましい。
上記偏光板用接着剤組成物は、25℃で5cP〜20cPの粘度を有することが好ましい。
上記偏光板用接着剤組成物は、ウレタンアクリレートを0超過5以下の重量部でさらに含むことが好ましい。
上記高分子フィルムは、アクリル系フィルム、PETフィルム、アクリル系プライマー処理されたPETフィルム、TACフィルム、COPフィルム、ポリカーボネートフィルム、及びポリノルボルネン(PNB)系フィルムからなる群から選択された少なくとも1つであることが好ましい。
上記アクリル系フィルムは、アルキル(メタ)アクリレート系単位及びスチレン系単位を含む共重合体、及び主鎖にカーボネート部を有する芳香族系樹脂を含むフィルムと、アルキル(メタ)アクリレート系単位、スチレン系単位、少なくとも1つのカルボニル基で置換された3〜6元素ヘテロ環単位及びビニルシアン化物単位を含むフィルムと、又はヒドロキシ基含有部を有する鎖及び芳香族部を有する芳香族系単位及び1種以上のスチレン系誘導体を含むスチレン系単位を含むフィルムとであることができる。
本発明の偏光板用接着剤組成物によれば、低粘度を維持しつつ、接着力及び耐水性かつ光学物性に優れた偏光板用接着剤組成物、及びそれを利用して付着された偏光板を製造することができる。
本発明の接着剤組成物により形成された接着剤層3を介して付着された偏光子1及び保護フィルム又は視野角補償フィルム2aを図示したものである。 本発明の接着剤組成物を含む偏光板Pが両面に配置された液晶セルCを図示したものである。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明は、親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー、ラジカル重合開始剤、カチオン硬化型樹脂、及びカチオン性光重合開始剤を含む偏光板用接着剤組成物に関するもので、さらに詳細には、上記親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー30〜90重量部、ラジカル重合開始剤1〜10重量部、カチオン硬化型樹脂1〜20重量部、及びカチオン性光重合開始剤0.1〜5重量部を含むことが好ましく、より好ましくは上記親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー30〜50重量部、ラジカル重合開始剤5〜10重量部、カチオン硬化型樹脂1〜10重量部、及びカチオン性光重合開始剤1〜5重量部を含み、この場合、低粘度でかつフィルムと偏光子間の接着力及び耐水性に優れる。本明細書における上記「重量部」は、各成分の重量を比率で表したものである。
親水性基を有するアクリル系モノマーが30未満である場合には接着力が低下するという問題があり、90重量部を超える場合には偏光板の耐水性及び接着力が低下するという問題があり、カチオン硬化型樹脂が1未満である場合には耐水・耐久信頼性の改善効果が低下し、20重量部を超える場合には相溶性及び粘度上昇の問題があり、ラジカル重合開始剤が1未満である場合にはカチオン重合成分の含量が増加し、硬化速度が低下するという問題があり、10重量部を超える場合には相溶性及び光学耐久性の問題があり、カチオン性光重合開始剤が0.1未満である場合には耐水改善効果が低下し、5重量部を超える場合にはコストは高くなるが、効能改善はあまり見られない。
本発明の接着剤組成物は、親水性基を含有するアクリル系モノマーからなる群から選択された1種以上のモノマーを主成分とし、上記のようなモノマーの親水性により低下した耐水性を高くするためにエポキシ樹脂及びカチオン性光重合開始剤を添加した組成の光硬化型偏光板用接着剤である。
上記アクリル系モノマーの親水性基は、ヒドロキシ基(−OH)又はカルボキシ基(−COOH)等であってもよく、好ましくはヒドロキシ基(−OH)である。
上記親水性基を有するモノマーの具体的な例としては、ヒドロキシエチルアクリレート(Hydroxyethyl acrylate,HEA)、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択され得るが、これに制限されず、当該技術分野で周知の親水基を含有するモノマーを含む。
上記カチオン硬化型樹脂はエポキシ樹脂であることが好ましく、上記エポキシ樹脂は重量平均分子量(Mw)が5万以下であることが好ましい。エポキシ樹脂の重量平均分子量が5万を超えると粘度が高くなる恐れがある。
上記エポキシ樹脂は、分子内に少なくとも1個のエポキシ基を有するものであれば特に制限されず、例えば、ノボラック型エポキシ化合物、ビスフェノール型エポキシ化合物、脂環式エポキシ化合物、脂肪族エポキシ化合物、グリシジルアミン系エポキシ化合物、ハロゲン化エポキシ化合物等が挙げられ、本発明ではノボラック型エポキシ樹脂が好ましい。
カチオン性光重合開始剤は、活性エネルギー線の照射によりカチオン(cation)種やルイス酸を生じる化合物として、例えば、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードアルミニウム塩や芳香族スルホニウム塩等のオニウム塩、鉄−アレン錯体等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。カチオン開始剤の効率によって光増感剤を使用してもよい。
さらに、本発明の偏光板用接着剤組成物の開始剤に対する相溶性を増加させ、基材に対する接着性を増加させるためには、単官能疎水性モノマーを添加することが好ましく、上記単官能疎水性モノマーとしては、例えば、イソボニルアクリレート(IBOA)、ベンジル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、イソデシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ポリエチレングリコールメタアクリレート、オクチル/デシルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート(PEA)、ノニルフェノールエトキシレートアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、及びエトキシエトキシエチルアクリレート等が挙げられ、単官能疎水性モノマーであれば特に制限されないが、フェノキシエチルアクリレート(Penoxyethyl acrylate,PEA)及びイソボニルアクリレート(Isobornyl acrylate,IBOA)を混用して使用することがより好ましい。
上記単官能疎水性モノマーは、総接着剤組成物100重量部に対して5〜50の重量部で含まれてもよく、例えば、フェノキシエチルアクリレート(Phenoxyethyl acrylate,PEA)及びイソボニルアクリレート(Isobornyl acrylate,IBOA)を含む場合にはそれぞれ総接着剤組成物100重量部に対してフェノキシエチルアクリレート20〜30重量部、イソボニルアクリレート10〜20重量部で含まれてもよく、フェノキシエチルアクリレートが20未満である場合には疎水性基材との接着に問題があり、30重量部を超える場合にはPVAとの付着力が低下し偏光板の接着力に問題があり、イソボニルアクリレートが10未満である場合には添加の効果があまり見られず、20重量部を超える場合には、かえって接着力が低下するという問題があり、フェノキシエチルアクリレート(Phenoxyethyl acrylate,PEA)及びイソボニルアクリレート(Isobornyl acrylate,IBOA)が上記範囲内の重量部で含まれる場合は本発明の接着剤組成物の接着力が向上することができる。
本発明は、光硬化型接着剤組成物に該当するもので、このような光硬化型接着剤は、溶剤が添加されない場合には固形分が100%であるため最終接着層の厚さが水系接着剤に比べて非常に厚くなる。そのため、粘度を最小限に抑えて接着層の厚さを減少させることが好ましく、本発明による上記偏光板用接着剤組成物は、25℃で5cP〜20cPの粘度を有することが好ましく、10cP内外の粘度を有することがより好ましい。
本発明による接着剤組成物は、低粘度で、親水性基を有するアクリルモノマーを主成分とし、エポキシとカチオン性光重合開始剤を添加して接着力と耐水性を向上させることができる。カチオン重合開始剤は、可視光線、紫外線、X線、電子線等の活性エネルギー線の照射、或いは、加熱によってカチオン又はルイス酸を発生し、エポキシ基の重合反応を開始する。
上記偏光板用接着剤組成物は、必要に応じて、光増感剤、酸化防止剤、オリゴマー及び付着増進剤をさらに含むことができ、ウレタンアクリレートを0超過5以下の重量部でさらに含むことが好ましい。ウレタンアクリレートが追加されると、内部応力を緩和させ接着力を増加させる効果が得られる。
一方、偏光子を保護するための偏光子保護フィルムには、一般的にUV遮断剤が含まれ、この場合、365nm以下の紫外線はほとんどUV遮断剤により吸収されるため、上記光重合開始剤は365nm以上の範囲で光を吸収する長波長開始剤を用いることが好ましい。具体的には、例えば、α−ヒドロキシケトン、フェニルグリオキシレート、ベンジルジメチルケタール、α−アミノケトン、モノアシルホスフィン、ビスアシルホスフィン、及びこれらの混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
上記接着剤組成物により形成される接着層の厚さは0超過10μm以下であることが好ましいが、これに制限されるものではなく、厚さが10μmを超える場合には、接着剤コストの上昇、接着層物性に対する耐久特性及び外観の変形が生じ得る。
図1は、本発明の接着剤組成物による接着剤層3を介して付着された偏光子1及び透明保護フィルム又は視野角保護フィルム2aを例示的に図示したものである。
本発明の接着剤組成物は、親水性基を有するアクリルモノマーにより親水性を付与するとともに、低粘度にすべく高粘度のオリゴマーの含量を低くし、エポキシ樹脂及びカチオン性光重合開始剤を少量加えることで硬化度を上昇させ耐水性を向上させることができる。
本発明によると、偏光子と、上記偏光子の一面又は両面に付着される高分子フィルムと、上記偏光子と上記高分子フィルムを付着させるための接着層と、を含み、上記接着層は、親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー、ラジカル重合開始剤、カチオン硬化型樹脂、及びカチオン性光重合開始剤を含む接着剤組成物からなる偏光板が提供される。本発明の偏光板の製造に使用できる接着剤組成物は上述の通りである。
本発明の偏光板の製造に使用できる上記高分子フィルムは、アクリル系フィルム、PETフィルム、アクリル系プライマー処理されたPETフィルム、TACフィルム、COPフィルム、ポリカーボネートフィルム、及びポリノルボルネン(PNB)系フィルムからなる群から選択された少なくとも1つであることができるが、これに制限されず、当該技術分野で周知の高分子フィルムを使用することができる。
上記アクリル系フィルムは、アルキル(メタ)アクリレート系単位及びスチレン系単位を含む共重合体、及び主鎖にカーボネート部を有する芳香族系樹脂を含むフィルムであるか、又はアルキル(メタ)アクリレート系単位、スチレン系単位、少なくとも1つのカルボニル基で置換された3〜6元素ヘテロ環単位及びビニルシアン化物単位を含むフィルムであるか、又は、ヒドロキシ基含有部を有する鎖、芳香族部を有する芳香族系単位及び1種以上のスチレン系誘導体を含むスチレン系単位を含むフィルムであることができる。
上記ヒドロキシ基含有部を有する鎖及び芳香族部を有する芳香族系単位及び1種以上のスチレン系誘導体を含むスチレン系単位を含むフィルムは、延伸の有無に関係なく、面内位相差(Rin)及び厚さ方向位相差(Rth)の絶対値が10nm以下のフィルムであることができる。
本発明による偏光板において、上記偏光子としては、ヨード又は二色性染料を含むポリビニルアルコール(PVA)からなるフィルムを使用することができる。上記偏光子はPVAフィルムにヨード又は二色性染料を染着させて製造できるが、その製造方法は特に限定されない。本明細書において、偏光子は保護フィルムを含まない状態を意味し、偏光板は保護フィルムを含む状態を意味する。
本発明による偏光板は、上述した偏光子、高分子フィルムとして偏光子保護フィルム又は視野角補償フィルム及び本発明による接着剤組成物を用い、当該技術分野で周知の方法で製造することができる。例えば、本発明による偏光板は、偏光子又は偏光子保護フィルム又は補償フィルムの少なくとも一面に本発明の接着剤組成物を塗布し、偏光子及び偏光子保護フィルム又は補償フィルムをラミネート等に通過させて製造できるが、これらに限定されるものではない。
また、本発明によると、上記偏光板を含む光学素子を含む。例えば、本発明の光学素子は、図2に示すような液晶表示装置であってもよく、液晶セル及び該液晶セルの両面にそれぞれ備えられた第1偏光板及び第2偏光板を含む液晶表示装置であって、上記第1偏光板及び上記第2偏光板のうち少なくとも1つが本発明による偏光板であることを特徴とする。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。しかし、以下の実施例は本発明を例示するためのものであって、下記実施例によって本発明の範囲が限定されるものではない。
<製造例1:偏光子保護フィルムの製造>
ポリ(N−シクロヘキシルマレイミド−co−メチルメタクリレート)、スチレン−無水マレイン酸共重合体樹脂及びフェノキシ系樹脂を100:2.5:5の重量比で均一に混合した樹脂組成物を原料ホッパー(hopper)から押出機までを窒素置換した24φの押出機に供給し、250℃で溶融して原料ペレット(pellet)を製造した。
フェノキシ系樹脂としてはInChemRez(r)社のPKFE(Mw=60,000、Mn=16,000、Tg=95℃)を用い、スチレン−無水マレイン酸共重合体樹脂にはスチレン85重量%、無水マレイン酸ヒドラジド15重量%のDylark 332を用い、ポリ(N−シクロヘキシルマレイミド−co−メチルメタクリレート)樹脂は、NMR分析を行った結果、N−シクロヘキシルマレイミドの含量が6.5重量%であった。
得られた原料ペレットを真空乾燥し、260℃で押出機で溶融、コートハンガータイプのT−ダイ(T−die)に通過させ、クロムメッキキャスティングロール及び乾燥ロール等を経て、厚さ150μmのフィルムを製造した。上記フィルムをパイロット延伸装備を使用し、125℃でMD方向にロールの速度差を利用して下記表1に記載した比率で延伸した後、TD方向に125℃でテンターを用いて下記表1に記載した比率で延伸してフィルムを製造した。上記フィルムの面方向位相差値及び厚さ方向位相差値を下記表1に示した。
Figure 2012062471
<実施例1>
(1)接着剤の製造
モノマーとして、2−HEA(2−Hydroxyethyl acrylate)55%、PEA(Phenoxyethyl acrylate)20%、IBOA(Isobornyl acrylate)15%、ラジカル開始剤として、TPO(Darocure TPO)4%、カチオン性重合開始剤として、IHT−PI43(50% Mixed triarylsulfonium hexafluorophosphate salt及び50% Propylene carbonate)1%、エポキシ樹脂として、Novolac epoxy(Mw:3000)(Poly[(phenyl glycidyl ether)−co−formaldehyde])5%を混合して偏光板用接着剤組成物を製造した。
(2)偏光板の製造
上記1で製造された接着剤を、製造例1で製造された厚さ60umのPMMAフィルム(基材1)とTAC(基材2)が両面に覆われたPVA素子の表裏面上にスポイドで液を塗布した後、ラミネート(12m/min)を通過させる。その後、貼り合わされた偏光板をUV照射装置(Metal halide lamp)のベルト上に200mJ/cmの紫外線を照射する。
<実施例2>
モノマーとして、2−HEA50重量%、PEA20重量%、及びIBOA15重量%、ラジカル開始剤としてTPO(Darocure TPO)4重量%、カチオン性重合開始剤として、IHT−PI43 1重量%、エポキシ樹脂として、Novolac epoxy(Mw)5重量%及び重量平均分子量(Mw)10万の2官能ウレタンアクリレートオリゴマー5重量%を含む接着剤を使用した以外は、上記実施例1と同様にして偏光板を製造した。
<実施例3>
モノマーとして、2−HEA50重量%、PEA20重量%、及びIBOA15重量%、ラジカル開始剤としてTPO(Darocure TPO)4重量%、カチオン性重合開始剤としてヨード塩3重量%、エポキシ樹脂として、Novolac epoxy(Mw)5重量%及びチオキサントン(Kayacure DTEX−S)2重量%を含む接着剤を使用し、TACが両面に覆われたPVA素子の表裏面上にスポイドで液を塗布した以外は上記実施例1と同様にして偏光板を製造した。
<実施例4>
モノマーとして、2−HEA50重量%、PEA20重量%、及びIBOA15重量%、ラジカル開始剤としてTPO(Darocure TPO)4重量%、カチオン硬化型樹脂としてグリシジルメタアセチレート5重量%、カチオン性重合開始剤として、IHT−PI43 1重量%、及び重量平均分子量(Mw)10万の2官能ウレタンアクリレートオリゴマー5重量%を含む接着剤を使用した以外は、上記実施例1と同様にして偏光板を製造した。
<実施例5>
モノマーとして、2−HEA(2−Hydroxyethyl acrylate)90重量%、ラジカル開始剤としてCGI 819 4重量%、カチオン性光重合開始剤としてIHT−PI43 1重量%、エポキシ樹脂としてグリシジルメタクリレート(Glycidylmethacrylate)(シグマ アルドリッチ)5重量%を含む接着剤を使用した以外は、上記実施例1と同様にして偏光板を製造した。
<比較例1>
モノマーとして、2−HEA50重量%、PEA20重量%、及びIBOA15重量%、ラジカル開始剤としてTPO(Darocure TPO)5重量%及び重量平均分子量(Mw)10万の2官能ウレタンアクリレートオリゴマー5重量%及びヘキサンジオールジアクリレート5重量%を含む接着剤を使用した以外は、上記実施例1と同様にして偏光板を製造した。
<比較例2>
モノマーとして、2−HEA35重量%、PEA20重量%、及びIBOA15重量%、ラジカル開始剤としてTPO(Darocure TPO)5重量%及び重量平均分子量(Mw)10万の2官能ウレタンアクリレートオリゴマー5重量%及びヘキサンジオールジアクリレート20重量%を含む接着剤を使用し、TACが両面に覆われたPVA素子の表裏面上にスポイドで液を塗布した以外は上記実施例1と同様にして偏光板を製造した。
<比較例3>
モノマーとして、2−HEA50重量%、PEA20重量%、及びIBOA15重量%、ラジカル開始剤としてTPO(Darocure TPO)5重量%及び重量平均分子量(Mw)10万の2官能ウレタンアクリレートオリゴマー5重量%及び2−イソシアネートエチルアクリレート5重量%を含む接着剤を使用した以外は、上記実施例1と同様にして偏光板を製造した。
<比較例4>
モノマーとして、2−HEA35重量%、PEA20重量%、及びIBOA15重量%、ラジカル開始剤としてTPO(Darocure TPO)5重量%及び重量平均分子量(Mw)10万の2官能ウレタンアクリレートオリゴマー5重量%及びトリメチルプロピルトリアクリレート3官能アクリレート20重量%を含む接着剤を使用した以外は、上記実施例1と同様にして偏光板を製造した。
<試験例1:偏光板の剥離力の評価>
上記実施例及び比較例で製作した偏光板に対して偏光子と偏光板保護フィルムの剥離力を測定した。剥離試験は幅20mm、長さ100mmの偏光板を用い、速度300m/min、90℃において剥離時の剥離力を測定した。その結果を下記表2に示した。
<試験例2:粘度の測定>
上記実施例及び比較例で製造された接着剤の粘度を25℃で測定し、粘度の測定にはViscometer TV−22(TOKI SANGYO)を使用した。その結果を下記表2に示した。
<試験例3:耐水性の評価>
60℃の恒温槽に製造された偏光板をガラスラミネーション(glass lamination)した後、浸漬する。8時間経過後、偏光板端部が脱色されたか否かを判断する(変更なし:OK、脱色時:NG)。
その結果を下記表2に示した。
Figure 2012062471
上記表2に示されたように、本発明による偏光板用接着剤組成物を用いた偏光板の場合、低粘度で、接着力及び耐水性に優れていることが確認された。
上記剥離力は、2N以上であることが好ましい。
一方、それ以外のものは、保存日数に関係なく同一の物性を示したが、比較例3の場合は、時間の経過とともに液安定性が減少し、耐水性が低下することが確認された。
1:偏光子
2a:保護フィルム又は補償フィルム
2b:保護フィルム
3:接着剤層
P:偏光板
C:液晶セル(cell)

Claims (27)

  1. 親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー、ラジカル重合開始剤、カチオン硬化型樹脂、及びカチオン性光重合開始剤を含む偏光板用接着剤組成物。
  2. 前記親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー30〜90重量部、ラジカル重合開始剤1〜10重量部、カチオン硬化型樹脂1〜20重量部、及びカチオン性光重合開始剤0.1〜5重量部を含む請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
  3. 前記親水性基は、ヒドロキシ基(−OH)であることを特徴とする請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
  4. 前記カチオン硬化型樹脂は、エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
  5. 前記親水性基を有するアクリル系モノマーは、ヒドロキシエチルアクリレート(Hydroxyethyl acrylate,HEA)、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択されたことを特徴とする請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
  6. 前記偏光板用接着剤組成物は、総接着剤組成物100重量部に対して30〜50重量部の単官能疎水性モノマーをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
  7. 前記単官能疎水性モノマーは、イソボニルアクリレート(IBOA)、ベンジル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、イソデシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ポリエチレングリコールメタアクリレート、オクチル/デシルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート(PEA)、ノニルフェノールエトキシレートアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、及びエトキシエトキシエチルアクリレートからなる群から選択される少なくとも1つのモノマーを含むことを特徴とする請求項6に記載の偏光板用接着剤組成物。
  8. 前記単官能疎水性モノマーは、フェノキシエチルアクリレート(Penoxyethyl acrylate,PEA)及びイソボニルアクリレート(Isobornyl acrylate,IBOA)であることを特徴とする請求項6に記載の偏光板用接着剤組成物。
  9. 前記偏光板用接着剤組成物は、偏光板用接着剤組成物100重量部に対してヒドロキシエチルアクリレート30〜90重量部、フェノキシエチルアクリレート20〜30重量部、イソボニルアクリレート10〜20重量部、エポキシ樹脂1〜20重量部、カチオン性光重合開始剤0.1〜5重量部、及びラジカル重合開始剤1〜10重量部を含むことを特徴とする請求項8に記載の偏光板用接着剤組成物。
  10. 前記偏光板用接着剤組成物は、25℃で5cP〜20cPの粘度を有することを特徴とする請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
  11. 前記偏光板用接着剤組成物は、ウレタンアクリレートを0超過5以下の重量部でさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の偏光板用接着剤組成物。
  12. 偏光子と、
    前記偏光子の一面又は両面に付着される高分子フィルムと、
    前記偏光子と前記高分子フィルムを付着させるための接着層とを含み、
    前記接着層は、親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー、ラジカル重合開始剤、カチオン硬化型樹脂、及びカチオン性光重合開始剤を含む接着剤組成物からなる偏光板。
  13. 前記接着剤組成物は、親水性基を有する1種以上のアクリル系モノマー30〜90重量部、ラジカル重合開始剤1〜10重量部、カチオン硬化型樹脂1〜20重量部、及びカチオン性光重合開始剤0.1〜5重量部を含むことを特徴とする請求項12に記載の偏光板。
  14. 前記親水性基は、ヒドロキシ基(−OH)であることを特徴とする請求項12に記載の偏光板。
  15. 前記カチオン硬化型樹脂は、エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項12に記載の偏光板。
  16. 前記親水性基を有するアクリル系モノマーは、ヒドロキシエチルアクリレート(Hydroxyethyl acrylate,HEA)、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選択されたことを特徴とする請求項12に記載の偏光板。
  17. 前記接着剤組成物は、総接着剤組成物100重量部に対して30〜50重量部の単官能疎水性モノマーをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の偏光板。
  18. 前記単官能疎水性モノマーは、イソボニルアクリレート(IBOA)、ベンジル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、イソデシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ポリエチレングリコールメタアクリレート、オクチル/デシルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート(PEA)、ノニルフェノールエトキシレートアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、及びエトキシエトキシエチルアクリレートからなる群から選択される少なくとも1つのモノマーを含むことを特徴とする請求項17に記載の偏光板。
  19. 前記単官能疎水性モノマーは、フェノキシエチルアクリレート(Penoxyethyl acrylate,PEA)及びイソボニルアクリレート(Isobornyl acrylate,IBOA)であることを特徴とする請求項17に記載の偏光板。
  20. 前記接着剤組成物は、接着剤組成物100重量部に対してヒドロキシエチルアクリレート30〜90重量部、フェノキシエチルアクリレート20〜30重量部、イソボニルアクリレート10〜20重量部、エポキシ樹脂1〜20重量部、カチオン性光重合開始剤0.1〜5重量部、及びラジカル重合開始剤1〜10重量部を含むことを特徴とする請求項19に記載の偏光板。
  21. 前記接着剤組成物は、25℃で5cP〜20cPの粘度を有することを特徴とする請求項12に記載の偏光板。
  22. 前記接着剤組成物は、ウレタンアクリレートを0超過5以下の重量部でさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の偏光板。
  23. 前記高分子フィルムは、アクリル系フィルム、PETフィルム、アクリル系プライマー処理されたPETフィルム、TACフィルム、COPフィルム、ポリカーボネートフィルム、及びポリノルボルネン(PNB)系フィルムからなる群から選択された少なくとも1つであることを特徴とする請求項12に記載の偏光板。
  24. 前記アクリル系フィルムは、アルキル(メタ)アクリレート系単位及びスチレン系単位を含む共重合体、及び主鎖にカーボネート部(moiety)を有する芳香族系樹脂を含むフィルムであることを特徴とする請求項23に記載の偏光板。
  25. 前記アクリル系フィルムは、アルキル(メタ)アクリレート系単位、スチレン系単位、少なくとも1つのカルボニル基で置換された3〜6元素ヘテロ環単位及びビニルシアン化物単位を含むフィルムであることを特徴とする請求項23に記載の偏光板。
  26. 前記アクリル系フィルムは、ヒドロキシ基含有部を有する鎖及び芳香族部を有する芳香族系単位及び1種以上のスチレン系誘導体を含むスチレン系単位を含むフィルムであることを特徴とする請求項23に記載の偏光板。
  27. 請求項12から26の何れか一項に記載の偏光板を含むことを特徴とする光学素子。
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