JP2012062107A - 飲料サーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料をスムーズに注出できる部品点数の少ない飲料サーバーを提供する。
【解決手段】飲料サーバー1は、上部に飲料ボトルAが装着可能な本体部10を有している。本体部10の底部には、外部に連通する開口部と、この開口部の周囲に設けたOリングからなる弁座部12と、この弁座部12の方向にばね43によって付勢された弁体40を有している。弁体40の弁座部側の下面は開口部側に向けて傾斜するテーパー面41が形成されており、本体部10から流出する飲料と本体部10へ入り込む空気とがぶつかる度合いを小さくしている。飲料の注出は、本体支持部20に設けた操作レバー23を押し下げることによって、弁体40に設けたロッド42を押し上げて行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲料サーバーに関し、特に、ペットボトルなどの飲料ボトル用の飲料サーバーに関する。
飲料用として、ペットボトルやガラス瓶などの種々の飲料ボトルに入った飲料が販売されている。この飲料ボトルから飲料を注出するためには、通常、キャップを外し、飲料ボトルを傾けなければならない。すなわち、毎回、キャップの開け閉めが必要となっている。
また、ペットボトル内の飲料を注出するときには、注出口の上部に空気が流れ込む隙間を確保した状態でボトルを傾ける必要があり、この間隙が適度な状態であれば、飲料を滑らかに注出することが可能である。しかし、この空気の流れ込む隙間が大きすぎると、飲料の流出量が少なくなるため注出時間が長くかかったり、反対に空気の流れ込む隙間がなくなると、液体の流出が不安定になり流出した液体が飛散したりすることがあった。このため、大型の飲料ボトルや流体の残量が多い場合に、老人や子供にとっては上手に飲料を注ぐことができなかった。この対策として、片手でも飲料ボトルから飲料を注出できる飲料サーバーが提案されている。
例えば、特許文献1には、図13に示すようなペットボトルを逆立ち状態にスタンドで保持して飲料を注出する飲料サーバーが開示されている。この飲料サーバーは、ペットボトル200の口部にねじ込まれたエルボ210を介してペットボトル200にコック220を接続し、スタンドに逆立ち状態で立たせたペットボトル200から飲料を注出するものである。
ペットボトル200にねじ込まれたエルボ210は、ペットボトル200の口部201との接続部の中心軸Cの延長線上に垂下して設けた軸部211と、軸部の上方に位置する当接部212とを有し、このエルボ210の軸部211をスタンド230に設けた縦穴231に上方から差し込むとともに、エルボの当接部212をスタンド230に設けた受座部132で受けることによって、ペットボトル200を支持している。
また、コック220には空気孔221が形成され、空気孔221と連通してペットボトル200内に空気を送り込む空気導入管222が取付けてある。この空気導入管222の先端部は空気導入管内に飲料が流入するのを防ぐ逆止弁223を有している。
このように、流体の流路と空気の流入経路とを分離する構造をとるのは、流下する液体と上昇する空気(気泡)との衝突により、注出が不安定となるのを防止する目的からである。
特開2009−120221号公報
特許文献1に開示された飲料サーバーは、ペットボトル等の飲料ボトルを簡便にセットすることができ、飲料ボトルの形状や大きさに係わらず垂直な逆立ち状態で安定して保持できる。しかしながら、空気導入管や逆止弁などの多くの部品を必要としているため、構造が複雑となる問題があった。また、飲料サーバー自体を洗浄する際にも手間がかかっていた。
本発明は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、飲料の注出時における飲料の脈動を防止して飲料をスムーズに注出でき、また、飲料ボトルの形状や大きさに係わらず飲料ボトルを簡便にセットすることができ、さらに、垂直な逆立ち状態で安定して保持することができる、部品点数が少ない飲料サーバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、上部に飲料ボトルが装着可能な本体部を有する飲料サーバーであって、前記本体部は、該本体部の底部に、外部に連通する開口部と、該開口部の周囲に設けた弁座と、該弁座の方向に付勢された弁体とを有し、該弁体の前記弁座側の下面が前記開口部側に向けて傾斜するテーパー面であることを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記本体部の底部に段差部が形成され、前記開口部が前記段差部の中央側に設けられるとともに、前記弁体の上部に形成した環状溝にOリングを配設し、該Oリングが前記段差部と密接可能となっていることを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記段差部の弁体側の角部にテーパー面が形成され、該テーパー面に前記Oリングが密接可能となっていることを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記本体部の底部に段差部が形成され、前記開口部が該段差部に設けられるとともに、前記弁座が前記段差部に配設したOリングからなることを特徴としたものである。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか1の発明において、前記弁体は先端が前記本体部の外部に延伸するロッドを備え、該ロッドの前記本体部外側に延伸した部分にばねを装着し、該ばねによって前記弁体を前記弁座側に付勢することを特徴としたものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記開口部が前記本体部の底部に複数設けられており、前記ロッドが前記開口部に囲まれた前記本体部の中心側に設けた軸孔に挿通されていることを特徴としたものである。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれか1の発明において、前記本体部は上部側が開口した円筒状の容器であって、該開口を覆う蓋体が前記本体部に着脱自在に固着され、前記蓋体に、前記飲料ボトルを装着可能な接続部が形成されていることを特徴としたものである。
請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記本体部の外周部に突起を設けるとともに、該突起を案内する案内溝を前記本体支持部の内周部に設けたことを特徴としたものである。
請求項9の発明は、請求項7または8の発明において、前記本体支持部の下部が漏斗状に形成され、前記本体支持部の最下部に複数の孔を有するパターンプレートが装着されていることを特徴としたものである。
請求項10の発明は、請求項7または8の発明において、前記本体支持部の下部が漏斗状に形成され、前記本体支持部の最下部に外に向かって内径が大きくなる複数の孔を形成したことを特徴したものである。
請求項11の発明は、請求項1から10のいずれか1の発明において、スタンドを備えた自立可能な本体支持部をさらに有し、前記本体部が前記本体支持部の上部に収容されていることを特徴としたものである。
請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記本体支持部に、前記弁体を押し上げる操作レバーが装着されていることを特徴としたものである。
本発明によれば、流体の流路と空気の流入経路とを分離することなく、飲料をスムーズに流出することができる。また、部品点数を少なくできるため、飲料サーバーを洗浄する際の負担を軽減することができる。さらに、種々の口径の飲料ボトルに対応させて飲料ボトルを簡便にセットすることができ、飲料ボトルを垂直な逆立ち状態で安定して保持することができる。
本発明による飲料サーバーの一実施例を説明するための断面図である。 図1に示す飲料サーバーの分解斜視図である。 図1に示す飲料サーバーの要部拡大図である。 図1に示す飲料サーバーの弁座と弁体の斜視図である。 図1に示す飲料サーバーの蓋体部の他の例を示す図である。 図1に示す飲料サーバーのレバー部の拡大図である。 本発明による飲料サーバーの弁体の作用を説明するための図である。 本発明による飲料サーバーの他の実施例を説明するための断面図である。 図8に示す飲料サーバーの分解斜視図である。 図8に示す飲料サーバーの弁座と弁体の斜視図である。 図8に示す飲料サーバーの弁座と弁体の断面図である。 図8に示す飲料サーバーの弁座の他の例を示す図である。 従来の飲料サーバーの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の飲料サーバーに係る好適な実施の形態について説明する。
(実施例1)
図1は、本発明による飲料サーバーの一実施例を説明するための断面図であり、図2はその分解斜視図である。また、図3はその要部拡大図である。
本実施例に係る飲料サーバー1は、飲料ボトルAからの飲料を貯めておく本体部10、スタンド50を有し本体部10を支持するための本体支持部20、本体部10の上部の開口を密閉し飲料ボトルAと結合可能な蓋体部30を有する。
本体部10は、上部が開口した円筒状の容器からなり、プラスチックなどから形成される。本体部10の底部には円筒状容器の内径より小さな径の段差部11を形成し、この段差部11に、外部と連通する複数(本実施例では2つ)の開口部13を形成している。また、この段差部11の開口部13の周囲に弾性ゴムからなるOリング12を配設することにより弁座を形成している。本実施例では段差部11に配設されたOリング12が本発明の弁座に相当する。また、本体部10の底部内側には弁体40が配置され、弁体40の中心には金属製のロッド42が固着されている。段差部11の中央にはロッド42が挿通可能な軸孔15が形成されている。
本発明では、弁座(Oリング)12と弁体40とが本体部10の内部18に貯められた飲料を外部に流出させるための弁として機能する。ここで、開口部13の数と大きさは、弁体40の上下動のストローク長と相まって、単位時間当たりに飲料サーバー1から注出する必要な流量の大きさによって定めることができる。また、開口部13を複数設ける場合は、本体部10の底部の残った部分が軸孔15の周辺を支える梁部14を形成することになる。
弁体40に設けられたロッド42は、本体部10の底部の軸孔15を貫通し、ロッド42の先端は本体部10の底部から突出する長さを有している。図4で示すように、ロッド42の先端部には環状溝45が形成されている。そして、本体40から延伸したロッド42にばね43を通した状態で、Eリング44をロッド42の環状溝45に装着することによって、ばね42を本体部10の底部外壁とEリング44との間に配設している。
ばね43は常に縮んだ状態にあり、本体部10に対して、Eリング44を下方に押している。このため、弁体40はロッド42を介して弁座(Oリング12)側に、すなわち弁座(Oリング12)側に押しつけられる方向に付勢されている。したがって、通常は、本体部10の内部18に貯まった飲料が、開口部13から外部に漏れ出すことはない。なお、ばね43と本体部10の底部外壁とが直接接触するのを避けるために、両者の間にワッシャーを介在させてもよい。
弁体40は、略円形状をしておりプラスチックなどから形成されるとともに、弁座(Oリング12)のOリングよりも大きな径を有する。ここで、弁体40の弁座(Oリング12)側の下面は、開口部13側、すなわち、中心部に向かって下方に突出するテーパー面41となるように形成されている。このテーパー面41は、後述するように、飲料の注出をスムーズに行うためのものである。また、テーパー面41の傾斜の大きさは、本体部10の底部に設けた段差部11の径や深さ、あるいは、弁座(Oリング12)のOリングのリング部の径を調整することによって変更することができる。
本体部10の上部の開口部分には、蓋体部30が着脱自在に装着されている。蓋体部30の中央部分には、上方に向けて突出する円筒状の接続部32が一体に設けられており、この接続部32に飲料ボトルAが装着可能となっている。また、蓋体部30の下部の外周にはねじ31が設けられており、本体部10の上部内周側に設けたねじ19と螺合することにより、蓋体部30を本体部10に装着した際に、飲料が外部に漏れないようにしている。
飲料ボトルAを飲料サーバー1に装着する際には、例えば、円筒状の接続部32を飲料ボトルAの口部Bに嵌めこむことによって両者を接続している。ここで、接続部32の外周部の複数箇所に環状溝を形成しておき、この環状溝内にOリング33を設けておくことで、飲料ボトルAを飲料サーバー1に装着した際に、飲料が接続部32の部分から外部に漏れ出さないようにしている。
なお、本実施例では、本体部10と蓋体部30とを取り外し可能となるように、別体に形成しているが、弁体40を外部から本体部10の内部18に装着可能であれば、必ずしも別体に形成する必要はない。例えば、本体部10と蓋体部30とが一体に形成されていてもよく、この場合は、飲料ボトルAは直接本体部10に装着することになる。
しかしながら、種々の飲料ボトルAが流通しており、その口部Bの大きさ(径)は飲料ボトルの種類によって異なる。そのため、複数種類の蓋体部30を用意しておき、飲料ボトルに応じて蓋体部30を取り換えることによって、種々の飲料ボトルに適用できるようにしておくことが望ましい。また、蓋体部30を本体部10と別体にして着脱自在とすることにより、本体部10の内部の清掃が容易に行えるようになる。
図5は、図1に示した飲料サーバーの蓋体部の他の例を示す図である。図5に示す蓋体部30’は、図1に示す蓋体部に比べて口部Bの大きな飲料ボトル用のものであり、蓋体部30’の外径が本体部10の内径にほぼ等しい大きさとなっている。また、飲料ボトルAと円筒状の接続部32との接続は、飲料ボトルAの口部Bのねじと蓋体部30のねじとを螺合することによって行っている。
ここで、図5に示した蓋体部30’において、接続部32の内周側のねじの他に、外周部に複数の環状溝を設け、この環状溝内にOリングを配設しておけば、更に開口Bの大きな飲料ボトルAを装着することが可能となる。そして、一つの蓋体部を準備することで、口径の異なる2種類の飲料ボトルに対応することが可能となる。
本実施例の飲料サーバーは、本体部10を本体支持部20に収容することによって、本体部10を支持している。本体支持部20は、上部の内周面がほぼ円筒状をしており、この円筒状部分28で本体部10を収容するようにしている。本体部10を本体支持部20に収容した際に、両者の密着性と水密性を保つために、本体部10の外周部に環状溝16を形成し、この環状溝16内にOリング17を配設している。なお、本実施例では、本体部10の外周側に環状溝16とOリング17を設けているが、本体支持部20の円筒状部分28の内周面側に環状溝とOリングを設けるようにしてもよい。
また、本体支持部20は、ステンレススチールなどの金属製のスタンド50を備えることにより、自立できるようになっている。本実施例の場合は、スタンド50の上部に設けた装着リング51に、本体支持部20の上縁部分を固着するようにしているが、スタンド50と本体支持部20との固着方法は種々の一般的方法を用いることができる。また、スタンド50の構造は本実施例で示したものに限らず、飲料ボトルAを装着した飲料サーバー1の重量を支えることができるものであれば、脚数の異なったものを含め、種々のスタンドを用いることが可能である。
本体支持部20は、本体部10を収容する円筒状部分28の下側に、下部に行くにしたがって径が小さくなる円錐状の漏斗状部21を有しており、漏斗状部21の最下部は外部に開口している。また、この漏斗状部21の最下部には、複数の小孔を設けた金属製のパターンプレート27を載置している。漏斗状部21は、本体部10から流出した飲料を、漏斗状部21によって形成される空間である飲料溜まり部26に一旦溜める機能を有している。そして、この飲料溜まり部26に一旦溜まった飲料は、パターンプレート27によって整流された状態で外部に注出されるようになっている。
また、本体支持部20は、スタンド50の他に、操作レバー23を有している。この操作レバー23は本体部10に設けた弁体40を外部から上下に操作するためのものである。操作レバー23は棒状の部材からなり、本体支持部20の漏斗状部21に設けた開口22を貫通して配設されている。操作レバー23の中央部は、図6に示すように、漏斗状部21の孔25に挿入固定したピン24によって軸支されている。
操作レバー23の本体支持部20側の先端は、弁体40に固着されたロッド42の先端部に下方から接触するように位置決めされている。そして、図3の実線で示すように、通常、弁体40はばね43に付勢されて弁座(Oリング12)に押しつけられているため、弁体40と弁座(Oリング12)とからなる弁は閉状態にある。ここで、外部から操作レバー23が押し下げられると、図3の二点鎖線で示すように、ピン24を中心に操作レバー23が回動し、ロッド42と弁体40とがばね43の弾力に抗して押し上げられる。このため、弁体40と弁座(Oリング12)からなる弁が開状態となり、飲料サーバー1から飲料を注出することができる。
図7は、本発明による飲料サーバーの弁体の作用を説明するための図である。ここで、弁体40と弁座(Oリング12)からなる弁が開状態になった場合の、弁を通過する流体と空気の動きについて説明する。弁体40が押し上げられ、弁体40が弁座(Oリング12)から離れると、本体部10の内部18にある飲料が矢印62で示すように、開口部13を通って下方に流れ出す。反対に、飲料ボトルAと本体部10とは外気に対して気密に保持されているため、矢印61で示すように、空気が開口部13を通して外部から本体部10の内部18に流れ込むことになる。
ここで、弁体40の下部がテーパー面ではなく平坦な水平面であれば、空気は弁体40の下部で泡60となるが、この泡60が本体部10の内部18にスムーズに入り込むことができず、流出する飲料と流入する空気とがぶつかる度合いが大きくなる。このため、飲料の流出が不安定となり、操作レバー23を押し下げている間の時間当たりの注出量が一定しないといった問題が生じる。
しかし、本発明では、弁体40の弁座側の下面を開口部13側、すなわち、中心部に向かって下方に突出するテーパー面41としているため、泡60はこのテーパー面41に沿って速やかに本体部10の内部18に流入することになる。これにより、流出する飲料と流入する空気とがぶつかる度合いが小さくなるため、スムーズに飲料を注出することが可能となる。そして、操作レバー23を押し下げた際の時間当たりの注出量をほぼ一定とすることができる。
次に、本発明の飲料サーバー1を使用する手順について説明する。まず、飲料が入った飲料ボトルAのキャップを外し、蓋体部30を装着した本体部10を、蓋体部30が下側になるようにして、飲料ボトルAの口部Bに接続部32を装着する。次に、本体部10を装着した飲料ボトルAを逆立ち状態にし、本体部10が下になるようにする。この際、飲料ボトルAに入っていた飲料が本体部10の内部18に流れ込んで、本体部10の内部18に飲料が満たされることになる。反対に、本体部10の内部18にあった空気が飲料ボトルA内に移ることになる。
ばね43の作用と、飲料ボトルA内および本体部10の内部18にある飲料の圧力とによって、弁体40は弁座(Oリング12)側に付勢されるため、本体部10に装着された飲料ボトルAを逆立ち状態にしても開口部13から飲料が外部に漏れることはない。次に、飲料ボトルAを逆さまにした状態で、本体部10を本体支持部20に嵌め込んで収容することにより、飲料サーバー1の使用準備が完了する。そして、利用者は操作レバー23を押し下げることによって、簡単に必要な量の飲料を注出することができる。
(実施例2)
図8は、本発明による飲料サーバーの他の実施例を説明するための断面図であり、図9はその分解斜視図である。
図8に示した飲料サーバーは、図1に示した飲料サーバーと比べて、(1)本体部と該本体部を収納する本体支持部の収納構造を変更した点、(2)パターンプレートを廃止し、本体収納部の最下部に複数の開口を設けた点、(3)弁座に設けたOリングを弁体側に設けた点、で相違している。
以下、相違する構成のみについて説明し、他の構成については実施例1として既に説明した飲料サーバーと同じであるのでその説明を省略する。なお、これ等の相違する構成をすべて備えた飲料サーバーを実施例2の飲料サーバーとして説明するが、これ等の相違する構成のうち少なくとも一つを備えた飲料サーバーであってもよいことは言うまでもない。
図1に示した飲料サーバーでは、本体部10を本体支持部20に収容した際に、両者の密着性と水密性を保つために、本体部10の外周部に環状溝16を形成し、この環状溝16内にOリング17を配設していた。しかし、本実施例の飲料サーバーでは、本体部10の外周部に複数、例えば3個の突起116を設けるとともに、本体支持部20の内周面側に、本体部10に設けた突起116を案内する案内溝117を形成している。
案内溝117は、本体支持部20の最上端部から斜め下方に延び、所定深さのところで更に水平方向に延びるように略L字形状に形成している。そして、本体部10の突起116を案内溝117の位置に合わせ、案内溝117に沿って突起116を挿入し、水平方向端部まで挿入することにより、本体部10を本体支持部20に収納できるようにしている。また、案内溝117の幅は最上端部の幅を大きくすることにより、本体部10の突起116を入れやすくしている。また、本体支持部20を透明な部材から構成しておけば、本体部10の着脱方法を外部から容易に知ることができる。
なお、スタンド50の装着リング51の内径が本体支持部20の円筒状部分28の径と同じ場合は、案内溝117に対応する部分の装着リング51に切り欠き51を設けておけばよい。そして、本実施例では、本体10を本体支持部に収納固定するために、突起116と案内溝117を用いているため、図1に示した飲料サーバーのようなOリングが不要となり、部品点数を少なくすることができる。
次に、図1で示した飲料サーバーでは、本体支持部20の漏斗状部21の最下部に、複数の小孔を設けた金属製のパターンプレート27を載置しているが、本実施例では、漏斗状部21の最下部に直接複数の小孔127を設けている。この小孔127は、外に向かってその内径が大きくなるようにテーパーを設けてあり、飲料が外部に流出しやすいようにしている。このように、パターンプレート27を不要としたため、パターンプレートが飲料の流れによって外れるといったことがなく、飲料サーバーの部品点数も削減することができる。
図10は、本実施例の弁座と弁体の斜視図であり、図11はその断面図である。図1で示した飲料サーバーでは、段差部11にOリング12を設けて弁座としていたが、本実施例では、Oリング112を弁体140側に設けている。そして、本実施例では段差部11、より詳しくは段差部11の内周側壁側が本発明の弁座に相当し、段差部11、詳しくは段差部11によって形成された内周壁部分が弁体140を受ける弁座として機能する。
本実施例の飲料サーバでは、弁体140の弁座側下面が中心側に向かって下方に突出するテーパー面41となるように形成されている点は、図1に示した飲料サーバーと同様であるが、このテーパー面41の上部には、Oリング112を装着するための環状溝142を形成している。この環状溝142は、この環状溝142の上下両側にそれぞれ設けた、径の大きな上側フランジ141とこの上側フランジ141よりも径の小さな下側フランジ143とから形成される。
そして、Oリング112を弁体140に装着した際に、Oリング112の最外周部が下側フランジ143よりも突出するようにすることにより、弁体140が弁座(段差部11)側に押しつけられた際に、Oリング112と弁座(段差部11)とが密接し、本体部10の内部18に貯まった飲料が、開口部13から外部に漏れ出すことがないようにしている。また、上側フランジ141の径を大きくしているのは、Oリング112が弁体140から外れにくくするためである。なお、弁体140の下部に設けたテーパー面41の作用については、図7を用いて説明した作用と同じであるので省略する。
図12は、弁座の他の例を示す図である。
図10で示す実施例では、段差部11が本発明の弁座に相当し、段差部11が弁体140を受ける弁座として機能するが、図12で示す実施例では、段差部11の弁体側の角部を面取りし、テーパー面111を形成している。そして、このテーパー面に弁体140のOリング112が接触するようにしている。このようにすることにより、弁体140が下方に移動した際に、Oリング112はテーパー面140よって中心に向かう力を受けるため、弁体140の軸42と軸孔15とに多少のガタつきがあったとしても、テーパー面140によって軸42が軸孔15の中心に位置するようになり、本体部10の内部18に貯まった飲料が漏れるのを着実に防止することができる。
1…飲料サーバー、10…本体部、11…段差部、12…Oリング、13…開口部、14…梁部、15…軸孔、16…環状溝、17…Oリング、18…内部、19…ねじ、20…本体支持部、21…漏斗状部、22…開口、23…操作レバー、24…ピン、25…孔、26…飲料溜まり部、27…パターンプレート、28…円筒状部分、30、30’…蓋体部、31…ねじ、32…接続部、33…Oリング、40…弁体、41…テーパー面、42…ロッド、43…ばね、44…Eリング、45…環状溝、50…スタンド、51…装着リング、52…切り欠き、112…弁体、116…突起、117…案内溝、127…小孔、140…弁体、141…上側フランジ、142…環状溝、143…下側フランジ、200…ペットボトル、201…口部、210…エルボ、211…軸部、212…当接部、220…コック、221…空気孔、222…空気導入管、223…逆止弁、230…スタンド、231…縦穴、232…受座部。

Claims (12)

  1. 上部に飲料ボトルが装着可能な本体部を有する飲料サーバーであって、前記本体部は、該本体部の底部に、外部に連通する開口部と、該開口部の周囲に設けた弁座と、該弁座の方向に付勢された弁体とを有し、該弁体の前記弁座側の下面が前記開口部側に向けて傾斜するテーパー面であることを特徴とする飲料サーバー。
  2. 前記本体部の底部に段差部が形成され、前記開口部が前記段差部の中央側に設けられるとともに、前記弁体の上部に形成した環状溝にOリングを配設し、該Oリングが前記段差部と密接可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の飲料サーバー。
  3. 前記段差部の弁体側の角部にテーパー面が形成され、該テーパー面に前記Oリングが密接可能となっていることを特徴とする請求項2に記載の飲料サーバー。
  4. 前記本体部の底部に段差部が形成され、前記開口部が該段差部に設けられるとともに、前記弁座が前記段差部に配設したOリングからなることを特徴とする請求項1に記載の飲料サーバー。
  5. 前記弁体は先端が前記本体部の外部に延伸するロッドを備え、該ロッドの前記本体部外側に延伸した部分にばねを装着し、該ばねによって前記弁体を前記弁座側に付勢することを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載の飲料サーバー。
  6. 前記開口部が前記本体部の底部に複数設けられており、前記ロッドが前記開口部に囲まれた前記本体部の中心側に設けた軸孔に挿通されていることを特徴とする請求項5に記載の飲料サーバー。
  7. 前記本体部は上部側が開口した円筒状の容器であって、該開口を覆う蓋体が前記本体部に着脱自在に固着され、前記蓋体に、前記飲料ボトルを装着可能な接続部が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1に記載の飲料サーバー。
  8. 前記本体部の外周部に突起を設けるとともに、該突起を案内する案内溝を前記本体支持部の内周部に設けたことを特徴とする請求項7に記載の飲料サーバー。
  9. 前記本体支持部の下部が漏斗状に形成され、前記本体支持部の最下部に複数の孔を有するパターンプレートが装着されていることを特徴とする請求項7または8に記載の飲料サーバー。
  10. 前記本体支持部の下部が漏斗状に形成され、前記本体支持部の最下部に外に向かって内径が大きくなる複数の孔を形成したことを特徴とする請求項7または8に記載の飲料サーバー。
  11. スタンドを備えた自立可能な本体支持部をさらに有し、前記本体部が前記本体支持部の上部に収容されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1に記載の飲料サーバー。
  12. 前記本体支持部に、前記弁体を押し上げる操作レバーが装着されていることを特徴とする請求項11に記載の飲料サーバー。
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