JP2012061797A - 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体に記録を行う記録部を含む複数の動作部を制御して、記録品質に影響を与えないように効率よく動作させる。
【解決手段】記録媒体に記録を行う記録部と、記録部と共通の電源ユニット120から電源供給を受けて、記録部とは独立して動作する動作部と、を備えた複合処理装置1は、CPU101により、記録部を制御して記録媒体に記録を行わせるとともに、動作部の動作を制御し、動作部の動作を待機状態にして所定の条件の成立を契機として待機状態を解除し、所定の動作を実行させることが可能であり、記録部の動作中に所定の条件が成立した場合には、動作部の待機状態を保持して所定の動作を保留させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体に記録を行う記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、複数の記録媒体に記録を行う記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の記録装置は、複数の感熱ロール紙にレシートとジャーナルとを印刷するものであり、各々の感熱ロール紙に個別に印刷する複数のサーマルヘッド及び複数のモーターを備えている。この記録装置は、複数のサーマルヘッドへの通電のタイミングをずらすことで、ピーク電流の抑制を図っている。
特開2003−127477号公報
特許文献1に開示された装置は、同一の情報に基づいてレシートとジャーナルとを並行して記録するため、サーマルヘッドへの通電のタイミングに加えて、モーターへの通電をきめ細かく制御することで、レシートとジャーナルを効率よく印刷する。
ところで、複数の記録媒体に記録を行う複数の動作部を、それぞれ独立して動作させる場合、特許文献1に開示されたような制御を行うことは容易ではない。例えば、ピーク電流を抑えるために複数の動作部に同時に通電させないよう制御を行うと、サーマルヘッドによる印刷中に、他の動作部を駆動するため印刷を停止することがある。この場合、停止の前後で感熱ロール紙とサーマルヘッドとの相対位置にずれが生じるため、停止位置に白い筋が発生してしまう。このように、記録品質を保持しながら複数の動作部を効率よく制御することは困難であった。
上述した課題を解消するため、本発明は、記録媒体に記録を行う記録部を含む複数の動作部を制御して、記録品質に影響を与えないように効率よく動作させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に記録を行う記録部と、前記記録部と共通の電源部から電源供給を受けて、前記記録部とは独立して動作する動作部と、前記記録部を制御して前記記録媒体に記録を行わせるとともに、前記動作部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記動作部の動作を待機状態にし、所定の条件の成立を契機として前記待機状態を解除して、所定の動作を実行させることが可能であり、前記記録部の動作中に、前記所定の条件が成立した場合には、前記動作部の待機状態を保持し、前記所定の動作を保留させることを特徴とする。
本発明によれば、共通の電源部から電源供給を受けて動作する記録部と動作部とを動作させる場合に、動作部を待機させて、所定の条件の成立を契機として動作させることが可能であり、この場合に所定の条件が成立しても記録部の動作中は動作部が動作しないよう保留させる。これにより、記録部とは独立して動作する動作部を、記録部の動作中に動作しないよう制限できる。このため、記録部と、記録部とは独立して動作する動作部とを効率よく制御して、記録部と動作部への供給電力のピークを抑え、かつ、記録動作の中断や記録中に記録部へ供給される電力の不足或いは低下を防止し、記録品質の低下を防止できる。
本発明は、上記記録装置において、前記制御部は、前記記録部の動作が終了した後に、保留していた前記動作部の所定の動作を開始させることを特徴とする。
本発明によれば、保留していた動作部の所定の動作が記録部の動作が終了した後に実行されるので、動作部の動作を一時的に保留させるだけで、供給電力のピークを抑え、かつ記録品質の低下を防止することができ、動作部の動作を確実に完了できる。
本発明は、上記記録装置において、前記記録部は、前記記録媒体としてのロール紙に記録するラインヘッドと、前記ロール紙を搬送する搬送部と、を備えて構成されることを特徴とする。
本発明によれば、記録動作の中断や記録中に記録部へ供給される電力の不足或いは低下によって記録品質の低下を招きやすい構成において、記録部とは独立して動作する動作部と記録部への供給電力のピークを抑え、かつ、記録品質の低下を防止できる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記動作部は、前記記録媒体とは別の媒体を処理するもので、前記媒体を排出する排出口に検出器を備えた媒体処理部であり、前記制御部は、前記媒体処理部により処理された前記媒体を、前記排出口から抜去可能な位置まで搬送させ、前記所定の条件は前記検出器が前記媒体が抜去されたことを検出することであり、前記媒体が抜去されたことを検出するまで待機状態とし、前記検出器が前記媒体が抜去されたことを検出すると、前記媒体処理部の待機状態を解除し、所定の状態に移行させる動作を実行し、前記記録部の動作中に前記媒体が抜去されたことを検出した場合は、前記媒体処理部を前記所定の状態に移行させる動作を保留し、前記記録部の動作が終了した後に、前記媒体処理部を前記所定の状態に移行させることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体とは別の媒体を処理する媒体処理部が、媒体を排出口まで搬送して抜去されるまで待機し、排出口の検出器によって媒体の抜去を検出した場合に待機状態を解除して、所定の動作を実行し、記録部の動作中には、検出器によって媒体の抜去を検出しても所定の状態への移行を保留する。これにより、媒体の抜去を契機として実行される動作を、記録部の動作中は保留するので、記録動作の中断や記録中に記録部へ供給される電力の不足或いは低下を確実に解消できる。また、媒体処理部が処理する媒体の抜去は、記録装置に対する事前の予約なく突然行われるものであるが、この突然の媒体の抜去に対応して、記録動作の中断等を防止でき、記録品質の低下を防止できる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記媒体処理部は前記媒体の搬送手段を備え、前記媒体処理部の所定の状態とは、前記搬送手段が前記媒体を挿入可能な状態であることを特徴とする。
本発明によれば、排出口の検出器によって媒体の抜去を検出した場合に、搬送手段が媒体を挿入可能な状態に移行させ、記録部の動作中には、検出器によって媒体の抜去を検出しても、搬送手段を媒体を挿入可能な状態に移行させずに保留する。これにより、記録動作の中断や記録中に記録部へ供給される電力の不足或いは低下を確実に解消できる。
また、本発明は、上記記録装置において、前記制御部は、前記所定の条件が成立したときに前記記録部による他の動作の予定がある場合には、前記動作部の所定の動作を保留させ、前記記録部が前記予定の他の動作を終了してから、前記動作部の所定の動作を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、記録部の実行中だけでなく、記録部による他の動作の予定がある場合に、動作部の動作を保留し、記録部が予定の動作を終了してから動作部を動作させるので、記録部への影響を確実に回避し、記録品質の低下をより確実に防止できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に記録を行う記録部と、前記記録部と共通の電源部から電源供給を受けて、前記記録部とは独立して動作する動作部と、を備えた記録装置を制御して、前記記録部を制御して前記記録媒体に記録を行わせるとともに、前記動作部の動作を制御し、前記動作部の動作を待機状態にし、所定の条件の成立を契機として前記待機状態を解除して、所定の動作を実行させることが可能であり、前記記録部の動作中に前記所定の条件が成立した場合には、前記動作部の待機状態を保持し、前記所定の動作を保留させることを特徴とする。
本発明の制御方法を実行することにより、記録装置が共通の電源部から電源供給を受けて動作する記録部と動作部とを動作させる場合に、動作部を待機させて、所定の条件の成立を契機として動作させることが可能であり、この場合に所定の条件が成立しても記録部の動作中は動作部が動作しないよう保留させる。これにより、記録部とは独立して動作する動作部を、記録部の動作中に動作しないよう制限できる。このため、記録部と、記録部とは独立して動作する動作部とを効率よく制御して、記録部と動作部への供給電力のピークを抑え、かつ、記録動作の中断や記録中に記録部へ供給される電力の不足或いは低下を防止し、記録品質の低下を防止できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に記録を行う記録部と、前記記録部と共通の電源部から電源供給を受けて、前記記録部とは独立して動作する動作部と、を備えた記録装置を制御する制御部が実行可能なプログラムであって、前記制御部が、前記記録部を制御して前記記録媒体に記録を行わせるとともに、前記動作部の動作を制御し、前記動作部の動作を待機状態にし、所定の条件の成立を契機として前記待機状態を解除して、所定の動作を実行させることが可能であり、前記記録部の動作中に前記所定の条件が成立した場合には、前記動作部の待機状態を保持し、前記所定の動作を保留させることを特徴とする。
本発明の制御方法を実行することにより、制御部は、共通の電源部から電源供給を受けて動作する記録部と動作部とを動作させる場合に、動作部を待機させて、所定の条件の成立を契機として動作させることが可能であり、この場合に所定の条件が成立しても記録部の動作中は動作部が動作しないよう保留させる。これにより、記録部とは独立して動作する動作部を、記録部の動作中に動作しないよう制限できる。このため、記録部と、記録部とは独立して動作する動作部とを効率よく制御して、記録部と動作部への供給電力のピークを抑え、かつ、記録動作の中断や記録中に記録部へ供給される電力の不足或いは低下を防止し、記録品質の低下を防止できる。
本発明によれば、記録部と動作部とを効率よく制御して、供給電力のピークを抑え、かつ、記録動作の中断や記録中に記録部へ供給される電力の不足或いは低下を防止し、記録品質の低下を防止できる。
本実施形態に係る複合処理装置を示す外観斜視図である。 複合処理装置の装置本体を示す概略側面図である。 媒体搬送路に設けられた各部材を示す模式図である。 複合処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 小切手処理に係る通常動作を示すフローチャートである。 ロール紙印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。 バリデーション印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。 取出し検出処理の例を示すフローチャートである。 取出し検出処理の別の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る記録装置としての複合処理装置を示す外観斜視図である。複合処理装置1は、小切手(媒体)Sに記録されている磁気インク文字(MICR(Magnetic Ink Character Recognition)文字ともいう)を読み取り、その内容に応じて小切手に印刷(記録)処理を行う。また、複合処理装置1は、感熱紙をロール形状に巻き回した感熱ロール紙(記録媒体)Rを内部に収容し、このロール紙に対して印刷(記録)処理を行う。
複合処理装置1は、図1に示すように、全体として直方体形状をした本体ケース2を備え、この本体ケース2の前面の左側寄りの部分には、小切手Sを挿入するための媒体挿入口3が装置幅方向に沿って所定幅で設けられている。本体ケース2の上面の装置前後方向の中央部分には、処理された小切手Sが排出される媒体排出口4が装置幅方向に沿って所定幅で設けられている。媒体挿入口3と媒体排出口4との間には、媒体挿入口3から装置後方に延びた後に上方に湾曲して延びる媒体搬送路5が形成されている。これら媒体挿入口3、媒体排出口4及び媒体搬送路5は、本体ケース2の左側面を開放して形成されており、当該媒体挿入口3、媒体排出口4及び媒体搬送路5よりも幅の広い小切手Sを搬送することが可能となっている。
本体ケース2の上面において、媒体排出口4よりも前側は前側カバー6によって被われており、前側カバー6の前端部分には複合処理装置1の各種操作を行う操作パネル7が設けられている。また、本体ケース2の上面には、媒体排出口4よりも後側に印刷処理されたロール紙Rが排出されるロール紙排出口8が装置幅方向に沿って所定幅で設けられている。本体ケース2の上面において、ロール紙排出口8よりも後側には開閉蓋9が設けられ、この開閉蓋9は、後端を中心として回動可能に本体ケース2に取り付けられている。開閉蓋9を開くと、ロール紙Rを収納するロール紙収容部10が露出し、ロール紙Rの交換を行うことができる。ロール紙Rは、長尺の感熱紙を芯管にロール状に巻きつけて構成されている。
図2は、複合処理装置1の装置本体を示す概略側面図である。図2は本体ケース2、前側カバー6および開閉蓋9などの外装部品を取り除いた状態を示している。複合処理装置1は、図2に示すように、装置本体11を備え、この装置本体11は、小切手Sに印刷処理を行うスリップ印刷部12と、ロール紙Rに印刷処理を行うロール紙印刷部13とを一体に備えて構成されている。
ロール紙印刷部13は、左右一対の左サイドフレーム14及び右サイドフレーム(不図示)と、これらサイドフレーム間に設けられてロール紙収容部10の床面、前面及び背面を形成するロール紙ホルダー(不図示)を備える。このロール紙ホルダーは、ロール紙Rを回転自在に保持し、ロール紙収容部10でロール紙Rが自由に転動することを確保している。
左右のサイドフレーム間には、ロール紙排出口8の近傍に、プラテンローラー15が回転自在に掛け渡されている。プラテンローラー15の前方には、当該プラテンローラー15に対向する位置にラインサーマルヘッド16が配置されており、このサーマルヘッド16は、プラテンローラー15との対向面に複数の発熱抵抗体を備えている。ロール紙収容部10に収納されたロール紙Rの先端部分は、プラテンローラー15とサーマルヘッド16とで挟持され、プラテンローラー15が回転することによりロール紙排出口8へと送られる。そして、プラテンローラー15とサーマルヘッド16との間を通過する際に、サーマルヘッド16が発熱することにより文字や画像がロール紙Rに記録される。左サイドフレーム14には、ロール紙搬送モーター17が配置され、このロール紙搬送モーター17の回転が中間ギア18を介してプラテンローラー15と同軸上に形成される駆動ギア19に伝達され、プラテンローラー15が回転する。
また、プラテンローラー15の上方には、可動刃20及びこの可動刃20を進退させるカッター駆動モーター24(図4参照)を内蔵したオートカッターユニット21が配置されており、このオートカッターユニット21の後方には、ロール紙排出口8を挟んで、固定刃22が設けられている。ロール紙Rの先端部分は、可動刃20と固定刃22との間を通ってロール紙排出口8に延びており、ロール紙Rを切断する際には、カッター駆動モーター24の駆動により可動刃20が固定刃22に向かって後方に遥動し、固定刃22と協働してロール紙Rを切断する。
さらに、左サイドフレーム14には、ロール紙収容部10内のロール紙Rの残量を検知するロール紙残量センサー23が設けられている。
スリップ印刷部12は、図2に示すように、ベースフレーム31と、このベースフレーム31に立設された左サイドフレーム32及び右サイドフレーム(不図示)とを有する本体フレーム33を備える。この本体フレーム33には下案内面35及び上案内面36を構成する上下一対の紙案内部材が設けられ、下案内面35と上案内面36との隙間が上述した媒体搬送路5として形成されている。この媒体搬送路5は、媒体挿入口3から装置後方に延びる水平搬送路部分5aと、この水平搬送路部分5aの後端から上方に湾曲する湾曲搬送路部分5bと、この湾曲搬送路部分5bの上端から上方に延びて媒体排出口4に連なる垂直搬送路部分5cとを備える。
水平搬送路部分5aと湾曲搬送路部分5bとの境界部分には、一対の第1搬送ローラー34が下案内面35及び上案内面36にそれぞれ対向配置され、垂直搬送路部分5cには、一対の第2搬送ローラー37が下案内面35及び上案内面36にそれぞれ対向配置されている。これら第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37は、それぞれスリップ搬送モーター38(図4)の駆動により回転して小切手Sを搬送する。この場合、第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37は、スリップ搬送モーター38とともに搬送手段を構成する。また、第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37は、それぞれ一方のローラー部材が他方のローラー部材に対して進退自在に構成されるとともに、当該一方のローラー部材に連結されるローラー開閉モーター39(図4)の駆動に応じた進退動作により媒体搬送路5を開閉する。また、ベースフレーム31上には、制御プログラムに基づいて複合処理装置1全体の動作を制御する制御基板40が配置されている。
図3は、媒体搬送路5に設けられた各部材を示す模式図である。
媒体搬送路5上には、媒体挿入口3側から順にBOF(Bottom of Form)センサー41、MICRヘッド42、第1搬送ローラー34、TOF(Top of Form)センサー43、整列手段44、バリデーションセンサー45、第1印刷ヘッド(記録ヘッド)46、MOP(Middle of Paper pass)センサー47、第2搬送ローラー37、第2印刷ヘッド(他の記録ヘッド)48、EJD(Slip Eject Detector)センサー49が設けられている。
BOFセンサー41、TOFセンサー43、バリデーションセンサー45、MOPセンサー47及びEJDセンサー49は、例えば透過型もしくは反射型のフォトセンサーで構成されており、媒体搬送路5の各位置で小切手Sの有無を非接触で検出するものである。
BOFセンサー41は、媒体挿入口3から挿入された小切手Sの後端を検出するものであり、媒体挿入口3近傍の下案内面35に設けられている。TOFセンサー43は、媒体挿入口3から挿入された小切手Sの先端を検出するものであり、第1搬送ローラー34よりも媒体排出口側近傍の上案内面36に設けられている。EJDセンサー49(検出器)は、スリップ印刷部12で処理された小切手Sが媒体排出口4(排出口)から排出されたことを検出するものであり、この媒体排出口4近傍に設けられている。MOPセンサー47は、媒体搬送路5を搬送される小切手Sの有無を検出するものであり、第2搬送ローラー37よりも媒体挿入口側近傍の上案内面36に設けられている。
本実施形態のスリップ印刷部12は、小切手Sを媒体排出口4から挿入して第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48により印刷を行い、印刷後に再び媒体排出口4から小切手Sを排出するバリデーション印刷を行うことが可能に構成されている。このため、媒体搬送路5の湾曲搬送路部分5bの上端には、媒体排出口4から挿入される小切手Sの先端が進入し、当該小切手Sを整列するための凹部50が形成されている。バリデーションセンサー45は、小切手Sの先端が凹部50に進入したことを検出するものであり、この凹部50に対向する位置に設けられている。
MICRヘッド42は、小切手Sの表面に記録された磁気インク文字の読取処理を行うためのものであり、媒体搬送路5の水平搬送路部分5aにおける上案内面36に設けられている。このMICRヘッド42にて読み取られたデータに基づいて小切手Sの有効・無効が判断される。整列手段44は、媒体挿入口3から挿入された小切手Sを一旦停止させるためのものであり、TOFセンサー43よりも媒体排出口側の近傍位置に設けられている。整列手段は、例えばソレノイド等のストッパー駆動部44aと、このストッパー駆動部44aの動作に応じて、媒体搬送路5内に進退するストッパー部材44bとを備え、このストッパー部材44bに小切手Sの先端が当接することで小切手Sが整列される。
第1印刷ヘッド46は、媒体搬送路5を搬送される小切手Sの裏面に、買い物客の認証番号、日付、使用金額等の店側として必要な裏書き事項を印刷するためのもので、インクリボンに記録ワイヤーを打ち当ててインクリボンのインクを付着させて印刷するシリアル・インパクト・ドット・マトリクス(SIDM)印刷ヘッドとして構成されている。この第1印刷ヘッド46は、媒体搬送路5の垂直搬送路部分5cの下端部に位置し、この垂直搬送路部分5cを挟んで当該第1印刷ヘッド46と対向する位置には本体フレーム33(図2)の幅方向に亘って第1プラテン51が設けられている。また、第1印刷ヘッド46は、垂直搬送路部分5cよりも装置後側に配置される第1キャリッジ52に搭載される。この第1キャリッジ52は、本体フレーム33(図2)のサイドフレーム間に略水平に掛け渡された第1キャリッジ軸53に摺動自在に設けられ、第1キャリッジ駆動モーター(駆動手段:図4)54の駆動により、第1キャリッジ軸53に沿って往復移動する。第1キャリッジ52は、タイミングベルト(不図示)を介して、第1キャリッジ駆動モーター54と連結されている。この第1キャリッジ駆動モーター54は、ステッピングモーターで構成されており、制御基板40の制御下、第1キャリッジ52を所望のステップに相当する距離だけ移動させることができる。
また、第1キャリッジ52の下部には、この第1キャリッジ52の位置検出を行う第1キャリッジセンサー(検出手段)55が設けられている。この第1キャリッジセンサー55は、透過型のフォトセンサーであり、第1キャリッジ52の往復移動に伴って、第1キャリッジ軸53と略平行に設けられた第1スケール56を走査する。この第1スケール56には、所定幅のスリットが複数形成されており、第1キャリッジセンサー55が第1スケール56を走査する際に、これらスリットを通過する光信号を取得することにより、第1キャリッジ52の変位量を検出して当該第1キャリッジ52(第1印刷ヘッド46)の位置検出を行う。なお、本実施形態では、第1キャリッジセンサー55には、第1キャリッジ駆動モーター54の駆動中にのみ電源が供給されるようになっており、第1キャリッジ駆動モーター54が停止した際には第1キャリッジセンサー55への電源供給が遮断されるため、待機電力の消費量が減少し、省エネルギー化を図ることができる。
第2印刷ヘッド48は、媒体搬送路5を搬送される小切手Sの表面に、支払い先、日付、金額等の表書き事項を印刷するためのもので、第1印刷ヘッド46と同様にSIDM印刷ヘッドとして構成されている。この第2印刷ヘッド48は、第1印刷ヘッド46よりも上方であって、垂直搬送路部分5cを挟んだ装置前側に配置されている。また、垂直搬送路部分5cを挟んで当該第2印刷ヘッド48と対向する位置には本体フレーム33(図2)の幅方向に亘って第2プラテン57が設けられている。第2印刷ヘッド48は、上記第1印刷ヘッド46と同様に、第2キャリッジ(他のキャリッジ)58に搭載され、この第2キャリッジ58は、第2キャリッジ駆動モーター(他の駆動手段:図4)59の駆動により、第2キャリッジ軸(他のキャリッジ軸)60に沿って往復移動する。また、第2キャリッジ58の下部には第2キャリッジセンサー(他の検出手段)61が設けられ、この第2キャリッジセンサー61は、第2キャリッジ58の往復移動に伴って、第2キャリッジ軸60と略平行に設けられた第2スケール(他のスケール)62を走査する。なお、第2キャリッジ駆動モーター59も第1キャリッジ駆動モーター54と同様にステッピングモーターとして構成されている。
また、本体フレーム33には、第1印刷ヘッド46と第1プラテン51との間、及び、第2印刷ヘッド48と第2プラテン57との間にそれぞれ繰り出されるインクリボンを収容した第1インクリボンカセット63(図2)及び第2インクリボンカセット64(図2)が着脱可能な状態で装着されている。
図4は、複合処理装置1の機能的構成を示すブロック図である。
この図4に示すように、複合処理装置1の制御系は、制御基板40に実装された制御部に、各種モーター等の駆動部及び各種センサーが接続された構成となっている。
制御基板40には、制御プログラムを実行して各部を制御するCPU101、CPU101によって実行されるプログラムや処理されるデータ等を一時的に格納するRAM103、CPU101によって実行される基本制御プログラムや、各種設定値を記憶するフラッシュROM105、複合処理装置1の外部装置としてのホストコンピューター200との間でコマンドやデータ等を送受信する通信インターフェイス107、A/Dコンバーター108を内蔵し、複合処理装置1の各種センサーの検出値をデジタルデータに変換してCPU101に出力するセンサー駆動回路109、複合処理装置1が備える印刷ヘッドを駆動するヘッド駆動回路111、及び、複合処理装置1が備える各モーターを駆動するモータードライバー113を備えて構成され、これらの各部は相互に通信可能に接続されている。なお、制御基板40が備える各機能部は各々が独立した半導体デバイスとして実装されていてもよいし、複数の機能部の機能がSOC(System-on-a-chip)等の形態で統合された構成としてもよく、具体的な実装形態は任意である。
制御基板40には、モータードライバー113の温度を検出する基板温度センサー115が実装されている。基板温度センサー115は、制御基板40においてモータードライバー113が実装された裏面またはモータードライバー113の近傍に配置されるサーミスターである。
さらに、CPU101には、ロール紙収容部10(図1)に収容されたロール紙Rの残量が所定以上あるか否かを検出するロール紙残量センサー23、開閉蓋9が開いたことを検出するカバー開閉センサー117、上述した第1キャリッジセンサー55及び第2キャリッジセンサー61が接続される。ロール紙残量センサー23は、ロール紙Rの外径が所定以上の場合にオンとなるスイッチ式のセンサーであり、カバー開閉センサー117は、開閉蓋9が開かれるとオンとなるスイッチ式のセンサーであり、それぞれオン/オフ状態に対応してHigh/Loの出力値を出力する。第1キャリッジセンサー55及び第2キャリッジセンサー61は、例えばフォトインターラプターとして構成され、受光部における受光量が内蔵するしきい値を超えるか否かにより出力値をHigh/Loに切り換える。
CPU101は、フラッシュROM105に記憶された基本制御プログラムを読み出して実行することにより、制御基板40に実装された各部を制御する。また、CPU101は、センサー駆動回路109を介して入力される各種センサーの検出値、及び、ロール紙残量センサー23、カバー開閉センサー117、第1キャリッジセンサー55、及び第2キャリッジセンサー61の出力値に基づいて、複合処理装置1の動作状態を監視し、ヘッド駆動回路111によって各ヘッドを駆動するとともに、モータードライバー113によって各モーターを動作させ、小切手Sの表面および裏面への印刷、MICR読み取り、ロール紙Rへの印刷等の動作を実行する。
RAM103は、CPU101の動作時にプログラムやデータ等を一時的に格納するワークエリアを形成する。また、RAM103には、通信インターフェイス107によりホストコンピューター200から受信したコマンドやデータを一時的に記憶する受信バッファー104が設けられる。CPU101は、受信バッファー104に格納されたコマンドを、受信順に読み出して実行する。
センサー駆動回路109は、BOFセンサー41、TOFセンサー43、バリデーションセンサー45、MOPセンサー47、EJDセンサー49、及び基板温度センサー115の各センサーに接続され、これら各センサーの出力値をデジタルデータに変換して、CPU101に出力する。また、センサー駆動回路109はMICRヘッド42に接続され、小切手Sに形成された磁気インク文字をMICRヘッド42によって読み取る動作中、MICRヘッド42の出力値をデジタルデータとしてCPU101に出力する。
さらに、センサー駆動回路109には、第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76、及びサーマルヘッド温度センサー77が接続されている。第1印刷ヘッド温度センサー75は第1印刷ヘッド46に搭載され、第2印刷ヘッド温度センサー76は第2印刷ヘッド48に搭載される。第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76は、記録ワイヤーを突出させるためのソレノイドの近傍に設置され、このソレノイド及びその近傍の温度を検出する。また、サーマルヘッド温度センサー77はサーマルヘッド16の発熱素子の近傍に設置され、この発熱素子の温度を検出する。これら第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76及びサーマルヘッド温度センサー77は、例えばサーミスターで構成され、センサー駆動回路109は、これら第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76及びサーマルヘッド温度センサー77の出力値をデジタルデータとしてCPU101に出力する。CPU101は、第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76及びサーマルヘッド温度センサー77の出力値に基づいて求められる温度をもとに、サーマルヘッド16、第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48を制御する。具体的には、CPU101は、サーマルヘッド16、第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48の温度があらかじめ設定されたしきい値を超えた場合に、そのヘッドの動作を強制的に一時停止させる。この場合、CPU101は、停止させたヘッドの温度が設定値より低くなった場合に動作を再開させる。
ヘッド駆動回路111は、CPU101の制御に従って、第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48の各々に対し、記録ワイヤーを突出させるソレノイドコイルに通電することで、小切手Sへの記録を実行させる。また、ヘッド駆動回路111は、CPU101の制御に従ってサーマルヘッド16が備える発熱素子(図示略)に通電して、ロール紙Rの記録面に熱を与えて記録を行う。
モータードライバー113は、ステッピングモーターとして構成されるロール紙搬送モーター17、カッター駆動モーター24、スリップ搬送モーター38、ローラー開閉モーター39、ストッパー駆動部44a、第1キャリッジ駆動モーター54、及び第2キャリッジ駆動モーター59の各モーターに対し、CPU101の制御に従って、駆動電源、及び、駆動パルスを出力する。モータードライバー113が各モーターに供給する駆動電源は、電源ユニット120(電源部)が各部に供給する24Vの直流電源である。電源ユニット120は、図4に示す複合処理装置1の各駆動部、すなわち各印刷ヘッド(第1印刷ヘッド46、第2印刷ヘッド48、サーマルヘッド16)、各モーター(カッター駆動モーター24、第1キャリッジ駆動モーター54、第2キャリッジ駆動モーター59、スリップ搬送モーター38、ロール紙搬送モーター17、ローラー開閉モーター39)、ストッパー駆動部44a、および、制御基板40に直流電源を供給する。また、複合処理装置1が備える各センサーに対しては、制御基板40を介して、或いは制御基板40に実装されたセンサー駆動回路109を介して、電源ユニット120からの電源が供給される。
電源ユニット120の出力電圧はセンサー駆動回路109に入力されており、センサー駆動回路109は電源ユニット120の電源電圧の電圧値をデジタルデータとしてCPU101に出力する。CPU101は、このデジタルデータに基づいて電源ユニット120の電圧が正常範囲内か否かを判別する。
このように、複合処理装置1は、小切手Sに対してMICR読み取り及び印刷を実行可能であり、ロール紙Rに対して印刷を実行可能である。このうち、制御基板40の制御によって小切手Sを処理するスリップ搬送モーター38、ローラー開閉モーター39、整列手段44、第1印刷ヘッド46、第2印刷ヘッド48、第1キャリッジ駆動モーター54、及び第2キャリッジ駆動モーター59の各動作部を、スリップ動作部(媒体処理部)とする。このスリップ動作部は、スリップ印刷部12を含んでいてもよい。また、ロール紙Rを処理するサーマルヘッド16、ロール紙搬送モーター17、及びカッター駆動モーター24の各動作部を、ロール紙動作部(記録部)とする。このロール紙動作部は、上記のロール紙印刷部13を含んでもよい。
続いて、複合処理装置1の動作について説明する。以下に説明する動作はCPU101がフラッシュROM105に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。
複合処理装置1は、電源投入後に待機状態に移行する。この待機状態では、ローラー開閉モーター39によって第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37を開位置に移動させて、媒体挿入口3に小切手Sを挿入可能とする。また、ストッパー駆動部44aによってストッパー部材44bを媒体搬送路5内に進出させる。この待機状態で小切手Sの挿入を検出すると、CPU101は図5に示すように小切手Sの処理を実行する。また、待機状態でロール紙Rの処理を指示するコマンドをホストコンピューター200から受信すると、CPU101は図6に示すようにロール紙Rの処理を実行する。また、CPU101は、待機状態において小切手Sが媒体排出口4から挿入されたことを検出すると、図7に示すようにバリデーション印刷を実行する。
図5は、複合処理装置1の動作を示すフローチャートであり、詳細には、小切手処理に係る通常動作を示す。
上記の待機状態において、CPU101は、媒体挿入口3からの小切手Sの挿入に対して待機する(ステップS11)。CPU101は、センサー駆動回路109から入力されるBOFセンサー41の出力値に基づいて、この小切手Sを検出すると(ステップS11;Yes)、モータードライバー113を制御し、ローラー開閉モーター39を駆動して第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37を閉位置に移動させて、これら第1搬送ローラー34によって小切手Sを挟持する(ステップS12)。CPU101は、ストッパー部材44bが媒体搬送路5に進出した状態で、スリップ搬送モーター38を動作させて第1搬送ローラー34を回転駆動し、小切手Sを往復搬送する動作を複数回行う(ステップS13)。この動作により、小切手Sはストッパー部材44bに突き当てられてその向きが整う。
ここで、CPU101はBOFセンサー41の出力値に基づいて小切手Sの有無を検出し(ステップS14)、小切手Sが検出されない場合は誤操作または小切手Sが引き抜かれたものと判定して本処理を終了する。
一方、BOFセンサー41により小切手Sを検出した場合(ステップS14;Yes)、CPU101は、ストッパー駆動部44aを駆動してストッパー部材44bを媒体搬送路5から退避させる(ステップS15)。続いてCPU101は、第1搬送ローラー34によって小切手Sを搬送し、この間のMICRヘッド42の出力値に基づき、小切手Sの磁気インク文字を読み取る(ステップS16)。CPU101は、ホストコンピューター200から受信したコマンドにより小切手Sの裏面への印刷が指示されると、小切手Sにおける印刷位置に合わせてスリップ搬送モーター38を正転させて媒体搬送路5の下流側へ搬送し、或いは、スリップ搬送モーター38を逆転させて小切手Sを上流側へ搬送することで、印刷位置まで小切手Sを搬送し(ステップS17)、第1印刷ヘッド46によって小切手Sに印刷する(ステップS18)。
CPU101は、ホストコンピューター200から受信したコマンドにより小切手Sの表面への印刷が指示されている場合、表面の印刷位置まで小切手Sを搬送する(ステップS19)。CPU101は、小切手Sにおける印刷位置に合わせてスリップ搬送モーター38を正転させて媒体搬送路5の下流側へ搬送し、或いは、スリップ搬送モーター38を逆転させて小切手Sを上流側へ搬送する。小切手Sが表面の印刷位置に達したところで、CPU101はヘッド駆動回路111を制御して、第2印刷ヘッド48によって小切手Sの表面に印刷する(ステップS20)。表面の印刷終了後、CPU101はスリップ搬送モーター38を駆動し、第2搬送ローラー37により小切手Sを媒体排出口4から排出する(ステップS21)。
ここで、小切手Sは媒体排出口4から突出した位置に達しているが、小切手Sの後端は媒体排出口4の内部にあり、EJDセンサー49によって小切手Sの存在が検出されている。CPU101は、オペレーターが小切手Sを取り出すまで待機する、取出し待機状態に移行する(ステップS22)。この取り出し待機状態に移行した複合処理装置1は、取出し検出処理(ステップS23)を実行する。この取出し検出処理では、小切手Sが取り出されてEJDセンサー49の検出値が切り替わるまで待機し、検出値が切り替わった場合に、次の小切手Sを挿入可能な待機状態に移行する。ステップS23の取出し検出処理は、図8を参照して後述する。
図6は、ロール紙印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。
CPU101は、ロール紙Rへの印刷を指示するコマンドを、ホストコンピューター200から受信した場合UステップS31)、図6の動作を開始し、受信したコマンドを受信バッファー104から読み出して、印刷コマンドか否かを判別する(ステップS32)。ここで、受信したコマンドが印刷コマンドであり、このコマンドに続いて印刷データを受信した場合(ステップS32;Yes)、CPU101は、ロール紙搬送モーター17を駆動してロール紙Rを搬送しながら、サーマルヘッド16に通電して、ロール紙Rの印刷面に熱を与えて印刷を行う(ステップS33)。印刷が完了すると、ロール紙Rの印刷終了位置がオートカッターユニット21の位置に達するまでロール紙Rを搬送し(ステップS34)、カッター駆動モーター24を駆動してロール紙Rを切断する(ステップS35)。
また、ホストコンピューター200から受信したコマンドが印刷コマンドでない場合、CPU101はロール紙搬送モーター17を動作させてロール紙Rを所定量搬送させ(ステップS36)、カッター駆動モーター24を駆動してロール紙Rをカットする(ステップS37)。
図7は、バリデーション印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。
このバリデーション印刷は、複合処理装置1が、ステップS11(図5)の待機状態である場合に実行可能となり、媒体排出口4から小切手Sが挿入されることで開始される。
CPU101は、待機状態において媒体排出口4から小切手Sが挿入されて、その先端が凹部50に達した場合に、バリデーションセンサー45の出力値の変化に基づいて小切手Sの挿入を検出する(ステップS41)。CPU101は、ホストコンピューター200から印刷コマンドを受信するまで待機し(ステップS42)、ホストコンピューター200から印刷コマンドを受信した場合には受信したコマンドに従って、小切手Sに対して第1印刷ヘッド46または第2印刷ヘッド48によってバリデーション印刷を行う(ステップS43)。印刷完了後、CPU101は、小切手Sがオペレーターによって抜去されるまで待機する。そして、バリデーションセンサー45及びEJDセンサー49の出力値の変化に基づいて小切手Sの抜去を検出すると、CPU101は、上述した待機状態に戻る。
図6に示す動作はホストコンピューター200からロール紙Rの処理に係るコマンドを受信した場合に実行され、図7に示す動作は媒体排出口4から小切手Sが挿入されたことをバリデーションセンサー45により検出した場合に実行される。
複合処理装置1は、図6のロール紙Rの動作を、ステップS22(図5)で取出し待機状態に移行した後に、実行可能である。取出し待機状態では小切手Sの一部が媒体排出口4から突出した状態で、ユーザーが小切手Sを抜去するのを待っている状態である。このため、取出し待機状態では、小切手Sの媒体搬送路5を使用する動作は行えないが、ロール紙Rを処理することは十分に可能である。このため、取出し待機状態においてホストコンピューター200からロール紙Rの処理を指示するコマンドを受信した場合は、図6に示す動作が開示される。
但し、複合処理装置1においては電源ユニット120の容量の制約により、小切手Sを処理するスリップ動作部と、ロール紙Rを処理するロール紙動作部との両方に、同時に電力を供給できない。スリップ動作部を構成するスリップ搬送モーター38、ローラー開閉モーター39、整列手段44、第1印刷ヘッド46、第2印刷ヘッド48、第1キャリッジ駆動モーター54、及び第2キャリッジ駆動モーター59の各動作部を動作させるためには、ロール紙動作部のサーマルヘッド16、ロール紙搬送モーター17、及びカッター駆動モーター24は停止させる必要がある。逆も同様であり、スリップ動作部とロール紙動作部は、一方の動作中に他方を動作させる場合は、先に動作している動作部を停止させることになる。
しかしながら、例えばロール紙Rに印刷中にサーマルヘッド16及びロール紙搬送モーター17を停止させ、その後印刷を再開すると、印刷を停止する前後でロール紙Rとサーマルヘッド16との相対位置がずれて、白い筋状の印刷不良が発生する。これは、多くの場合、ロール紙Rをサーマルヘッド16に密着させるプラテンローラー15の表面が弾性材料で構成されることが一因である。プラテンローラー15は、ロール紙Rとの間の摩擦を確保し、かつ、ロール紙Rを確実にサーマルヘッド16に密着させる必要があるので、その材料としては弾性材料が好適である。このため、白い筋状の印刷不良は、サーマルヘッド16の印刷を中断した場合に避けがたい不良である。
そこで、本実施形態の複合処理装置1は、ステップS22で取出し待機状態に移行してから、サーマルヘッド16を含むロール紙動作部が印刷を開始した場合、この印刷我終了するまでは小切手Sが抜去されてもスリップ動作部を動作させない構成となっている。この構成により、ロール紙動作部とスリップ動作部との同時動作を禁じてピーク電力を抑制することができ、取出し待機状態でもロール紙Rの印刷を実行可能とし、かつ、ロール紙Rの印刷不良を確実に回避できる。以下、この点について図8を参照して説明する。
図8は、取出し待機状態における取出し検出処理の例を示すフローチャートである。
この図8に示すように、取出し待機状態で、CPU101は、EJDセンサー49の出力値に基づいて小切手Sの抜去を検出したか否かを常時監視する(ステップS51)。そして、小切手Sの抜去を検出した場合(ステップS51;Yes)、CPU101は、ロール紙動作部がロール紙Rを処理している間か否か、すなわち図6の動作を実行中か否かを判別する(ステップS52)。ロール紙Rの処理中でなければ、CPU101は、ローラー開閉モーター39及びストッパー駆動部44aを駆動して(ステップS53)、ステップS11(図5)の待機状態に戻る。
一方、小切手Sの抜去を検出した後にロール紙Rが処理中であった場合、CPU101は、小切手Sを排出した後に行う動作、すなわちステップS53の動作を保留し(ステップS54)、スリップ処理部をロール紙動作部が停止するまで待機させる(ステップS55)。CPU101は、モータードライバー113の動作状態等に基づいてロール紙動作部の動作状態を監視し、ロール紙動作部が停止したと判別すると(ステップS55;Yes)、スリップ動作部の動作の保留を解除して(ステップS56)、ステップS53の動作を実行する。
また、CPU101は、受信バッファー104に格納されたコマンドに従ってロール紙動作部およびスリップ動作部を制御する。そこで、ロール紙動作部に係るコマンドの実行状態に基づいて、スリップ動作部の動作の保留/保留解除を制御してもよい。この場合の動作を図9に示す。
図9は取出し検出処理の別の例を示すフローチャートである。
CPU101は、取出し待機状態で、EJDセンサー49の出力値に基づいて小切手Sの抜去を検出したか否かを常時監視し(ステップS61)、小切手Sの抜去を検出した場合(ステップS61;Yes)、CPU101は、ロール紙動作部がロール紙Rを処理している間か否か、すなわち図6の動作を実行中か否かを判別する(ステップS62)。ここで、ロール紙Rが処理中であった場合(ステップS62;Yes)、CPU101は、小切手Sを排出した後に行う動作、すなわちステップS53の動作を保留し(ステップS63)、ロール紙動作部が実行しているコマンドを特定する(ステップS64)。具体的には、CPU101は、実行中のコマンドが、画像の印刷を指示するコマンドか、文字の印刷を指示するコマンドか、ロール紙Rの搬送を指示する搬送コマンドや行送りコマンドか、オートカッターユニット21によるロール紙Rのカットを指示するコマンドかを特定する。
そして、実行中のコマンドが画像印刷コマンドでない場合(ステップS65;No)、CPU101は、スリップ動作部の動作の保留を解除して(ステップS66)、ローラー開閉モーター39及びストッパー駆動部44aを駆動して(ステップS67)、ステップS11(図5)の待機状態に戻る。また、ロール紙動作部が画像印刷のコマンドを実行中である場合には(ステップS65;Yes)、CPU101はコマンドの実行が完了するまで待機し(ステップS68)、ステップS66に移行する。なお、ステップS68では、コマンドの実行が確実に完了すると思われる時間、CPU101が待機してもよい。
ロール紙Rの処理のうち、処理を停止させた場合に筋状の印刷不良を生じるのは、一続きの有色領域を印刷中の場合であり、具体的には、文字や画像の途中で印刷を停止した場合に限られる。文字は通常細線で構成されるため、文字の印刷中に筋状の印刷不良を生じても目立たず、印刷品質の低下とされることは少ない。これに対し、画像中に筋状の印刷不良が発生した場合には明らかに印刷品質の低下が感じられる。そこで、CPU101は、画像を印刷している間はスリップ動作部の動作を保留し、画像の印刷以外の動作を行っている間は、ロール紙動作部の停止中と同様、スリップ動作部を動作可能とする。これにより、動作の保留を早期に解除し、次の小切手Sを処理可能な状態に速やかに移行できる。
また、小切手Sの抜去を検出した際に、ロール紙Rの処理中でなかった場合(ステップS62;No)、CPU101は、受信バッファー104を参照し、ロール紙動作部が実行する次のコマンドが受信バッファー104に格納されているか否かを判別する(ステップS69)。CPU101はコマンドを受信順に実行するので、ステップS69では、受信バッファー104に格納されている次のコマンドが、ロール紙Rの処理に係るコマンドか否かを判別すればよい。
そして、ロール紙動作部が実行する次のコマンドがない場合(ステップS69;No)、CPU101はステップS66に移行する。一方、ロール紙動作部が実行する次のコマンドがある場合(ステップS69;Yes)、CPU101は、この次のコマンドが画像印刷を指示するコマンドか否かを判別する(ステップS70)。そして、画像印刷を指示するコマンドであった場合はステップS62に戻り、この画像印刷に対応してスリップ動作部の動作を保留する。また、ロール紙動作部が次に実行するコマンドが画像印刷を指示するコマンドでなかった場合には(ステップS70;No)、CPU101はステップS66に移行する。
このように、CPU101は、小切手Sが抜去された際に、ロール紙Rが実行する動作の予定がある場合には、小切手Sを処理するスリップ動作部の動作を保留させ、ロール紙動作部が予定の動作を終了して停止してから保留していた動作を実行させるので、ロール紙Rの印刷への影響を確実に回避し、印刷品質の低下をより確実に防止できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態に係る複合処理装置1によれば、印刷媒体としてのロール紙Rに印刷を行うロール紙動作部と、ロール紙動作部と共通の電源ユニット120から電源供給を受けて、ロール紙動作部とは独立して動作するスリップ動作部とを備え、CPU101の制御により、ロール紙動作部を制御してロール紙Rに印刷を行わせるとともに、スリップ動作部の動作を制御し、CPU101は、スリップ動作部の動作を待機状態にし、小切手Sの抜去を所定の条件とし、この条件の成立を契機として待機状態を解除して、動作を実行させることが可能であり、ロール紙動作部の動作中に所定の条件が成立した場合には、スリップ動作部の動作を待機状態を保持し、動作を保留させる。このため、ロール紙動作部とスリップ動作部とを動作させる場合に、スリップ動作部を動作させる条件が成立してもロール紙動作部の動作中はスリップ動作部が動作しないよう保留させる。これにより、ロール紙動作部とは独立して動作するスリップ動作部を、ロール紙動作部の動作中に動作しないよう制限できる。つまり、これらの動作部を効率よく制御して、電源ユニット120からの供給電力のピークを抑え、かつ、ロール紙Rの印刷の中断や印刷中にサーマルヘッド16へ供給される電力の不足或いは低下を防止し、印刷品質の低下を防止できる。また、電源ユニット120が電力を供給する容量を増大させなくてもロール紙Rと小切手Sの両方を処理できる。
また、CPU101は、ロール紙Rの処理が終了してロール紙動作部が停止した後に、保留していたスリップ動作部の動作を実行させるので、ロール紙Rの印刷終了後に、実行すべき動作が確実に実行される。このため、電源ユニット120からの供給電力のピークを抑え、かつ印刷品質の低下を防止することができる。
また、ロール紙動作部は、ロール紙Rに印刷するラインサーマルヘッド16と、ロール紙Rを搬送するプラテンローラー15とを備えている。そして、印刷中断や印刷中に供給される電力の不足或いは低下によって印刷品質の低下を招きやすい構成であるにも関わらず、本発明を適用することにより、電源ユニット120からの供給電力のピークを抑え、かつ、印刷品質の低下を防止できる。
さらに、スリップ動作部は、ロール紙Rとは別の媒体である小切手Sを処理するもので、小切手Sを排出する媒体排出口4にEJDセンサー49を備え、CPU101は、スリップ動作部により処理された小切手Sを、媒体排出口4から抜去可能な位置まで搬送させ、所定の条件は、EJDセンサー49が小切手Sが抜去されたことを検出することであり、小切手Sが抜去されたことを検出するまで待機状態とし、EJDセンサー49が小切手Sの抜去を検出すると、スリップ動作部の待機状態を解除し、初期状態に移行させる動作を実行する。これにより、小切手Sの抜去を契機として実行される動作を、ロール紙動作部の動作中は保留するので、印刷の中断や印刷中にロール紙動作部に供給される電力の不足或いは低下を確実に解消できる。スリップ動作部が処理する小切手Sの抜去は、複合処理装置1に対する事前の操作等の予約がなく突然行われるものであるが、この突然の小切手Sの抜去に対応して、印刷中断等を防止でき、印刷品質の低下を防止できる。
また、スリップ動作部は小切手Sを搬送する搬送手段としての第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37を備え、スリップ動作部の所定の状態とは、第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37が開かれ、小切手Sを挿入可能な状態である。排出口のEJDセンサー49によって小切手Sの抜去を検出した場合に、小切手Sを挿入可能な状態に移行させ、ロール紙動作部の動作中には、EJDセンサー49によって小切手Sの抜去を検出しても、第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37を開く動作を行わずに保留する。これにより、記録動作の中断や記録中にロール紙動作部へ供給される電力の不足或いは低下を確実に解消できる。
さらに、CPU101は、小切手Sが抜去されたときにロール紙動作部による他の動作の予定がある場合には、スリップ動作部の所定の動作を保留させ、ロール紙動作部が予定の他の動作を終了してから、スリップ動作部の所定の動作を実行させるので、ロール紙動作部への影響を確実に回避し、記録品質の低下をより確実に防止できる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、ロール紙Rを印刷するロール紙動作部および小切手Sに印刷するスリップ動作部を備えた構成として説明したが、本発明の動作部はこれに限定されるものではなく、例えば、小切手Sを光学的に読み取るスキャナーを動作部として設けてもよい。また、本実施形態では、スリップ印刷部12はドットインパクト式の印刷ヘッドを備える構成としたが、印刷ヘッドをキャリッジに搭載して駆動させるものであれば、インクジェット式の印刷ヘッドを備えるものにおいても適用可能である。さらに、本発明は、スタンドアロンの複合処理装置1に限らず、他の装置に組み込まれる各種プリンターにも適用可能である。また、上述の動作を行う複合処理装置1のCPU101に動作させるプログラムを、複合処理装置1内の記憶媒体や外部装置の記憶媒体に記憶させて、読み出して実行することもできる。
1…複合処理装置(記録装置)、4…媒体排出口(排出口)、15…プラテンローラー(搬送手段)、16…サーマルヘッド、17…ロール紙搬送モーター、24…カッター駆動モーター、38…スリップ搬送モーター、39…ローラー開閉モーター、44…整列手段、46…第1印刷ヘッド、48…第2印刷ヘッド、49…EJDセンサー(検出器)、54…第1キャリッジ駆動モーター、59…第2キャリッジ駆動モーター、101…CPU(制御部)、120…電源ユニット(電源部)、R…ロール紙(記録媒体)、S…小切手(媒体)。

Claims (8)

  1. 記録媒体に記録を行う記録部と、前記記録部と共通の電源部から電源供給を受けて、前記記録部とは独立して動作する動作部と、
    前記記録部を制御して前記記録媒体に記録を行わせるとともに、前記動作部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記動作部の動作を待機状態にし、所定の条件の成立を契機として前記待機状態を解除して、所定の動作を実行させることが可能であり、
    前記記録部の動作中に、前記所定の条件が成立した場合には、前記動作部の待機状態を保持し、前記所定の動作を保留させること、
    を特徴とする記録装置。
  2. 前記制御部は、前記記録部の動作が終了した後に、保留していた前記動作部の所定の動作を開始させることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記記録部は、前記記録媒体としてのロール紙に記録するラインヘッドと、前記ロール紙を搬送する搬送部と、を備えて構成されることを特徴とする請求項1または2記載の記録装置。
  4. 前記動作部は、前記記録媒体とは別の媒体を処理するもので、前記媒体を排出する排出口に検出器を備えた媒体処理部であり、
    前記制御部は、前記媒体処理部により処理された前記媒体を、前記排出口から抜去可能な位置まで搬送させ、前記所定の条件は前記検出器が前記媒体が抜去されたことを検出することであり、前記媒体が抜去されたことを検出するまで待機状態とし、前記検出器が前記媒体が抜去されたことを検出すると、前記媒体処理部の待機状態を解除し、所定の状態に移行させる動作を実行し、
    前記記録部の動作中に前記媒体が抜去されたことを検出した場合は、前記媒体処理部を前記所定の状態に移行させる動作を保留し、前記記録部の動作が終了した後に、前記媒体処理部を前記所定の状態に移行させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記媒体処理部は前記媒体の搬送手段を備え、
    前記媒体処理部の所定の状態とは、前記搬送手段が前記媒体を挿入可能な状態であることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記制御部は、前記所定の条件が成立したときに前記記録部による他の動作の予定がある場合には、前記動作部の所定の動作を保留させ、前記記録部が前記予定の他の動作を終了してから、前記動作部の所定の動作を実行させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の記録装置。
  7. 記録媒体に記録を行う記録部と、前記記録部と共通の電源部から電源供給を受けて、前記記録部とは独立して動作する動作部と、を備えた記録装置を制御して、
    前記記録部を制御して前記記録媒体に記録を行わせるとともに、前記動作部の動作を制御し、前記動作部の動作を待機状態にし、所定の条件の成立を契機として前記待機状態を解除して、所定の動作を実行させることが可能であり、前記記録部の動作中に前記所定の条件が成立した場合には、前記動作部の待機状態を保持し、前記所定の動作を保留させること、
    を特徴とする記録装置の制御方法。
  8. 記録媒体に記録を行う記録部と、前記記録部と共通の電源部から電源供給を受けて、前記記録部とは独立して動作する動作部と、を備えた記録装置を制御する制御部が実行可能なプログラムであって、
    前記制御部が、前記記録部を制御して前記記録媒体に記録を行わせるとともに、前記動作部の動作を制御し、前記動作部の動作を待機状態にし、所定の条件の成立を契機として前記待機状態を解除して、所定の動作を実行させることが可能であり、前記記録部の動作中に前記所定の条件が成立した場合には、前記動作部の待機状態を保持し、前記所定の動作を保留させること、
    を特徴とするプログラム。
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