JP2012061200A - 車椅子およびベッド - Google Patents

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Shohei Tsukada
将平 塚田
Yohei Kume
洋平 久米
Hideo Kawakami
日出生 河上
Toru Nakamura
徹 中村
Toshihide Ueda
敏秀 上田
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Abstract

【課題】本発明は、背もたれを椅子背ボトムと椅子背ガイド部とに分離できる構成でありながら、安全性の高い車椅子およびベッドを提供することを目的とする。
【解決手段】椅子背ボトム13aを含む複数のボトムを連結してなる椅子ボトム部13と、椅子背ボトム13aを支える椅子背ガイド部14aと、椅子背ガイド部14aを支持した椅子基台部20と、椅子背ガイド部14aに設置されたハンドル12と、ハンドル12に取り付けられた第1ロック部材16と、椅子背ボトム13aに取り付けられた第2ロック部材17と、を備え、ハンドル12が手押し状態にあると、第1ロック部材16と第2ロック部材17を係合し、ハンドル12が手押し状態にないと、第1ロック部材16と第2ロック部材17を分離する車椅子である。
【選択図】図1

Description

本発明は、一部を車椅子として分離できるベッドおよび、分離した車椅子に関する。
寝たきりの高齢者や病人(被介護者)の介護にあたり、車椅子とベッドの間の移乗は介護者にとって大きな負担となっている。そこで、負担軽減のため、一部を分離して車椅子へ変形させるベッドが存在する。
図8は、従来のベッドを示す斜視図であり、図9は、従来の車椅子で食事をするときの状態を示すベッドの斜視図である。
図8に示すように、ベッド1は、ベッド本体部2とフラット姿勢である車椅子4とからなる。そして、図9に示すように、車椅子4はベッド1より分離して、フラット姿勢より椅子姿勢に変形することができる。
被介護者をベッド1より車椅子4へ移乗させる場合、介護者は、椅子面部3に被介護者を移動させた後、車椅子4をベッド1より分離させる。そして、フラット姿勢から図8に示す椅子姿勢に車椅子4を変形させる。このようにして、ベッド1より車椅子4への被介護者の移乗が行われる。
ベッド1を用いることで、介護者が被介護者を抱きかかえてベッド1より車椅子4へ移乗させることがないため、介護者の負担が軽減される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−58709号公報
通常の車椅子には背面部より突出する手押しハンドルが存在するため、上記のようにベッドと合体させる場合、車椅子の手押しハンドルの収納機構が必要になる。しかしながら、一部を分離して車椅子へ変形させる従来のベッドでは、車椅子のハンドルについては考慮されておらず、車椅子を移動させることが困難である場合がある。
そこで、本発明は、車椅子と合体するベッドにおいて、車椅子にハンドルを設けたベッドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の車椅子は、ベッド本体部と合体して背上げ可能なベッドを形成する車椅子であって、椅子ボトム部を支える椅子ガイド部と、前記椅子ガイド部を支持する椅子基台部と、前記椅子ガイド部に設置されたハンドルと、前記車椅子に座る人の身長方向に対して垂直な方向と平行な方向とに前記ハンドルを回転させる回転部材と、を備えることを特徴とする。
上記により、本発明は、車椅子と合体するベッドにおいて、車椅子にハンドルを設けたベッドを提供することができる。
本発明の実施の形態1における車椅子を説明するための図であり、(a)車椅子の斜視図、(b)ハンドルを手押し状態とした背もたれの斜視図 本実施の形態1におけるハンドルをベッド合体状態とした背もたれの斜視図 本実施の形態1におけるフラット姿勢とした車椅子の側面図 本実施の形態1における合体前のベッドの斜視図 本実施の形態1におけるベッドの斜視図 本発明の実施の形態2における座位姿勢とした車椅子の背もたれの背面図 本発明の実施の形態3におけるフラット姿勢とした車椅子の背もたれの下面図 従来のベッドの斜視図 従来の車椅子で食事をする時の状態を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの主な構成要素を模式的に示している。
(実施の形態1)
図1(a)(b)は、本発明の実施の形態1における車椅子11を説明するための図で、図1(a)は車椅子11の斜視図であり、図1(b)はハンドル12を手押し状態とした、車椅子11の背もたれの斜視図である。
本実施の形態1の車椅子11は、椅子姿勢(図1(a)に示す)より椅子ボトム部13を水平面としたフラット姿勢(後述の図3参照)に変形した後、ベッド本体部42に合体してベッドの一部となる。このベッドは、一部を車椅子11として分離することのできるベッドでありながら、介護ベッドのように、ベッドの背もたれを上げた背上げ姿勢をとることができる。
本実施の形態1の車椅子11は、図1(a)(b)に示すように、椅子背ボトム13aを含む複数のボトムを連結してなる椅子ボトム部13と、椅子背ボトム13aを支える椅子背ガイド部14aと、椅子背ガイド部14aを支持した椅子基台部20と、椅子背ガイド部14aに固定される右ハンドル部12aと、椅子背ガイド部14aに軸支する左ハンドル部12bとを備える。さらに、車椅子11は、左ハンドル部12bに取り付けられた第1ロック部材16と、椅子背ボトム13aに取り付けられた第2ロック部材17と、第1ロック部材16に取り付けられた止め具18とを備える。
また、椅子ボトム部13は、屈曲自在に連結された椅子背ボトム13aと、椅子腰ボトム13bと、椅子膝ボトム13cと、椅子脚第1ボトム13dおよび椅子脚第2ボトム13eとから構成される。椅子腰ボトム13bは椅子基台部20に固定される。椅子膝ボトム13c、椅子脚第1ボトム13dおよび椅子脚第2ボトム13eは、椅子脚ガイド部14bに支えられる。そして、椅子脚ガイド部14bは、椅子背ガイド部14aとで椅子ガイド部を形成する。
また、前方キャスター(前方車輪)22、後方キャスター(後方車輪)25は椅子基台部20に固定される。
なお、図1(b)に示す椅子背ボトム13aの上に弾性を有するマット28を載せているが、図1(a)に示す椅子背ボトム13aには何も載せていない。これは、図1(a)で、椅子ボトム部13の各ボトムの構成を示すためである。マット28は、椅子ボトム部13にマジックテープ(登録商標)等で貼り付けられており、椅子ボトム部13の姿勢変形に合わせて、マット28の姿勢も変形する。
左ハンドル部12bが図1(b)の状態では、第1ロック部材16と第2ロック部材17が係合する。この時、第2ロック部材17はその先端が下方を向いた鉤形状をしており、第2ロック部材17の先端と椅子背ガイド部14aとの間に第1ロック部材16が挟まる。よって、椅子背ボトム13aと椅子背ガイド部14aとを固定して、椅子背ボトム13aは椅子背ガイド部14aより離れる方向へ力が加わっても、第2ロック部材17の先端が第1ロック部材16に引っかかり、椅子背ボトム13aを椅子背ガイド部14aに確実に固定することができる。これにより、例えば以下のような被介護者への危害を予防できる。
車椅子11を急ブレーキで停止させた際に、椅子ボトム部13が椅子ガイド部14aを離れて、被介護者を押してしまい、被介護者が車椅子11から落下する可能性がある。また、肘掛部15a、15b(15bは図3に示す)は、椅子背ボトム13aに連結している。車椅子11に乗った被介護者が、肘掛部15a、15bに力を加えると、椅子背ボトム13aには前方キャスター22の方向へ倒れる力が働く。特に、車椅子11を降りようとした際、肘掛部15a、15bに被介護者の体重が加わるため、肘掛部15a、15bに加わる力によって、椅子背ボトム13aが倒れ、被介護者が転倒する可能性もある。
本実施の形態1では、車椅子として利用する場合、必ず左ハンドル部12bを図1(b)の状態にするため、椅子背ボトム13aの椅子背ガイド部14aへの固定を忘れることがなくなる。そのため、安全性の高い車椅子11を提供することができる。
ここで、図1(b)のように、左ハンドル部12bが、介護者が車椅子11を後方より押すのに適した状態を、手押し状態とする。ここで、手押し状態とは、ハンドル12が車椅子11に座る被介護者の身長方向(矢印Eの方向)に垂直な方向に配置された状態を示す。すなわち、手押し状態とは、図1(b)に示すように、右ハンドル部12aおよび左ハンドル部12bが、それぞれ矢印Eに垂直な線上に並ぶように配置された状態である。なお、本実施の形態1の車椅子11は、図1(b)に示すように配置された状態に移動してから固定するための固定機構(止め具18)を備えているので、図1(b)の状態を保持することが可能である。手押し状態の時、右ハンドル部12aの右ハンドル握り部12c、左ハンドル部12bの左ハンドル握り部12dは、水平方向に並んでいる。さらに、人間の肩幅程度の間隔が開いている。そのため、手押し状態では、介護者は、右ハンドル握り部12c、左ハンドル握り部12dを握って車椅子11を押し易い状態にある。
左ハンドル部12bの図1(b)の状態での固定と回転機構19による自由回転の切り替えは、止め具18によって行われる。止め具18は、軸芯を有し、第1ロック部材16を貫通して椅子背ガイド部14aに係止する。よって、止め具18を椅子背ガイド部14aで係止している間、左ハンドル部12bは回動せず、図1(b)の状態を維持する。
車椅子11をベッドに合体させる際、止め具18を引張り、止め具18の軸芯が椅子背ガイド部14aに係止している状態を解除し、左ハンドル部12bを矢印Aの方向に回動させる。これにより第1ロック部材16が第2ロック部材17より分離し、椅子背ボトム13aと椅子背ガイド部14aとの固定が解除される。
ここで左ハンドル部12bが図1(b)の位置に固定されていない状態をベッド合体状態とする。ここで、ベッド合体状態とは、左右のハンドル12のうちの少なくとも一方が、車椅子11に座る被介護者の身長方向(矢印Eの方向)に平行な方向に配置された状態を示す。すなわち、ベッド合体状態とは、図2に示すように、少なくとも左ハンドル部12bが、矢印Eに平行な線上に配置された状態である。なお、本実施の形態1の車椅子11のハンドル12は、図2に示すように配置された状態に移動してから、図2の状態を保持することが可能である。また、ベッド合体状態とは、例えば、左ハンドル握り部12dと右ハンドル握り部12cとの高さが段違いになっている状態である。
図2は、本実施の形態1における左ハンドル部12bをベッド合体状態とした背もたれの斜視図である。図2に示すように、回転機構19によって回動軸31を中心として左ハンドル部12bを回動させると、左ハンドル握り部12dは、右ハンドル握り部12cの下方に移動する。ベッド合体状態のハンドル12の位置を一意に定めるために椅子背ガイド部14aに孔を設けた場合、左ハンドル部12bは椅子背ガイド部14aの背面に重なった状態で固定される。
以上の構成より、手押し状態とベッド合体状態の切り替えを簡単な構成で実現できる。
なお、ベッド合体状態の際のハンドル12の位置を一意に定めるために、図2に示すように左ハンドル部12bが手押し状態に対して反時計回りに90°回動した位置で止め具18が椅子背ガイド部14aに係止するように、椅子背ガイド部14aに孔を設けてもよい。
また、椅子背ガイド部14aが倒れるのに連動して、止め具18を椅子背ガイド部14aより離す方向へ引出す引出機構を、さらに備えてもよい。このような引出機構を備えた構成であると、車椅子11を椅子姿勢よりフラット姿勢に変形させる際、自動的に止め具18が外れるため、左ハンドル部12bの回動の固定がなくなり、フラット姿勢とした車椅子11の第1ロック部材16と第2ロック部材17との分離を容易に行うことができる。なお、引出機構の具体的な構成としては、止め具18の取っ手部に係止するカムを設置し、カムと椅子基台部20とをワイヤーで連結しておくこと等が考えられる。
次に、車椅子11をベッド本体部42に合体させて、ベッドを形成する手順を、図4を用いて説明する。
図4は、本実施の形態1における合体前のベッド41の斜視図である。
ベッド41は、車椅子11と、ベッド本体部42とを合体させてベッド形態となる。そして、ベッド本体部42は、ベッド背ボトム43aを含む複数のボトムを連結してなる床面部43と、ベッド背ボトム43aを支えるベッド面背ガイド部44aと、ベッド面背ガイド部44aが回動するように支持したベッド基台部45と、を有する。
まず、介護者は、図4に示すように、車椅子11をベッド本体部42の近くへ移動させる。そして、ハンドル12を手押し状態(図1(b)の状態)よりベッド合体状態(図2の状態)に変形させる。手押し状態からベッド合体状態へは、介護者が、止め具18を引っ張り、左ハンドル部12bを図1(b)の矢印Aの方向へ回動させて、状態の変形を行う。
この時、第1ロック部材16は、左ハンドル部12bと一体となり回動するために、第1ロック部材16は第2ロック部材17より分離する。よって、椅子背ボトム13aは、椅子背ガイド部14aより分離し、椅子腰ボトム13bに対して自由に屈曲する。
なお、肘掛部15a、15bは、椅子背ボトム13aに支持されている。車椅子11が椅子姿勢の場合、肘掛部15a、15bは、図1(a)に示すように椅子腰ボトム13bと略平行となる。また、車椅子11をフラット姿勢に変形させる場合、まず、図2に示すように、肘掛部15a、15bを持ち上げ、椅子背ボトム13aの背面へ移動させる。
このように、肘掛部15a、15bを持ち上げ、椅子背ボトム13aの背面へ移動させて、ハンドル12を手押し状態よりベッド合体状態に変形させた後、車椅子11を椅子姿勢よりフラット姿勢に変形する。
図3は、本実施の形態1におけるフラット姿勢とした車椅子11の側面図である。
車椅子11は、椅子背ガイド部14aと椅子脚ガイド部14bとが連動して動く構成であるので、椅子背ガイド部14aを倒すだけで、椅子脚ガイド部14bも連動して倒れ、フラット姿勢となる。このように、車椅子11がフラット姿勢になると、椅子背ボトム13a、椅子腰ボトム13b、椅子膝ボトム13c、椅子脚第1ボトム13dおよび椅子脚第2ボトム13eが同一平面となる。このようにして、車椅子11をベッド本体部42に合体させるための準備が完了する。
そして、車椅子11を図4に示す矢印Bの方向へ移動させて、ベッド本体部42に車椅子11を合体させる。本実施の形態1のベッド本体部42は、車椅子11をベッド本体部42に合体させると、ベッド面背ガイド部44aは、ベッド背ボトム43aおよび椅子背ボトム13aを支える構成である。
また、床面部43は、ベッド背ボトム43aと、ベッド腰ボトム43bと、ベッド膝ボトム43cと、ベッド脚ボトム43dとから構成される。図4に示すように、床面部43はマット46に覆われている。また、ベッド腰ボトム43bは、ベッド基台部45に固定されている。車椅子11をベッド本体部42に合体させると、ベッド面脚ガイド部44bは、ベッド膝ボトム43cとベッド脚ボトム43dに加え、椅子膝ボトム13cと椅子脚第1ボトム13dおよび椅子脚第2ボトム13eを支える機構である。
このようなベッド41において、左ハンドル部12bを手押し状態としたまま車椅子11をベッド本体部42へ合体させようとすると、左ハンドル部12bがベッド面背ガイド部44aと干渉する。そのため、ハンドル12が手押し状態の車椅子11では、車椅子11をベッド本体部42へ合体させることができない。よって、本実施の形態1においては、ハンドル12を備えた車椅子11をベッド本体部42に合体させるためには、左ハンドル部12bの収納は必須となる。本実施の形態1では、左ハンドル部12bを回動させてベッド合体状態とすることで、ベッド面背ガイド部44aと干渉しないように左ハンドル部12bを収納することができる。
また、車椅子11を収納した状態で、右ハンドル部12aおよび左ハンドル部12bが、どちらも、ベッド41の手前側に配置される。そのため、ベッド41から車椅子11を分離させる際も、右ハンドル部12aおよび左ハンドル部12bを分離の補助として利用することも可能である。
図5は、本実施の形態1におけるベッド41の斜視図である。図5に示すように車椅子11をベッド本体部42に合体させたベッド41は、ベッド面背ガイド部44aを押し上げることで、ベッド面背ガイド部44aに支えられた椅子背ボトム13aおよびベッド背ボトム43aを背上げすることが可能である。ここで、椅子背ボトム13aと椅子背ガイド部14aとが固定された状態だと、椅子背ガイド部14aは椅子脚ガイド部14bと連動して動作するため、車椅子部(車椅子11)はベッドに合体した状態でありながら椅子姿勢へと変形しようとし、ベッド41の機構を壊す可能性がある。そのため、ベッドに合体した状態では、椅子背ボトム13aと椅子背ガイド部14aとの固定が解除されていなければならない。
本実施の形態1のように、左ハンドル部12bの収納と、椅子背ボトム13aと椅子背ガイド部14aとの固定の解除とが同時に行われる機構によって、合体の手間が少なく、安全な合体ベッドを提供できる。
よって、本実施の形態1のベッド41は、一部を車椅子11として分離することができる構成でありながら、背もたれとなる椅子背ボトム13aおよびベッド背ボトム43aを起してベッドの背上げ姿勢とすることができる。
なお、図4に示す通り、本実施の形態1ではベッドの右側半分が車椅子11へと変形する例について説明した。しかしながら、本発明は、ベッドの右側半分が車椅子11へ変形する場合だけでなく、ベッドの左側半分が車椅子11へ変形する場合にも同様の効果を奏する。ただし、ベッドの左側半分が車椅子11へと変形する場合は、車椅子11のハンドル12が左右反転した形となり、右ハンドル部12aが回動する構成となる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における座位姿勢とした車椅子71の背もたれの背面図である。本実施の形態2は、車椅子71のハンドル51以外は、実施の形態1と同じであるため、本実施の形態2においては、ハンドル51に関する説明以外は省略する。
本実施の形態2のハンドル51は、実施の形態1のように右ハンドル部12aと左ハンドル部12bのように2つの部材を必要とせずに、ハンドルを手押し状態とベッド合体状態に切り替えることができる。
ハンドル51は、ハンドル本体51aとハンドル本体51aの端部に設けた左ハンドル握り部51b、右ハンドル握り部51cを有する。図6に示すように、左ハンドル握り部51b、右ハンドル握り部51cは、ハンドル本体51aの両端に配置される。そして、実施の形態1で説明した手押し状態では、ハンドル本体51aに設けた第1ロック部材16は、第2ロック部材17と係合している。
本実施の形態2のハンドル51は、車椅子11をベッド本体部42に合体させる場合に、回動軸31を中心にして矢印Cの方向へ回転させることができる構成である。このようにハンドル51を回転させることで、第1ロック部材は第2ロック部材より分離し、椅子背ボトム13aと椅子背ガイド部14aは分離する。さらに、ハンドル51を回転させて、椅子背ガイド部14aの背面の位置にハンドル51が移動させることで、実施の形態1で説明したベッド合体状態とする。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3におけるフラット姿勢とした車椅子81の背もたれの下面図である。本実施の形態2は、車椅子81のハンドル82以外は、実施の形態1と同じであるため、本実施の形態2においては、ハンドル82に関する説明以外は省略する。
本実施の形態3の車椅子81のハンドル82は、実施の形態1のハンドル12に、左ハンドル部12bが手押し状態になるように回転する方向(矢印Dの方向)へ付勢するバネ部材61を加えた構成である。
車椅子81をベッド本体部42より分離して、車椅子81をフラット姿勢から椅子姿勢へと変形させる際、介護者は右ハンドル握り部12c、左ハンドル握り部12dを握って車椅子81の姿勢の変形を行う。しかしながら、前述の実施の形態1では、ベッド本体部42より分離した状態での左ハンドル部12bは収納状態にあるため、左ハンドル握り部12dのある位置は分からない。そのため、このような場合は、右ハンドル握り部12cのみを握って車椅子11の姿勢の変形を行わなければならない。これは介護者にとって大きな負担となる場合がある。
そこで、バネ部材61によって左ハンドル部12bを手押し状態付近まで自動で回転させることによって、介護者は右ハンドル握り部12c、左ハンドル握り部12dを握った状態での背上げが可能となる。
ここで、左ハンドル部12bが、バネ部材61によって自動で回転することを説明する。
車椅子81とベッド本体部42の合体している時は、図2に示すような状態で、左ハンドル部12bはベッド面背ガイド部44aに固定されている。ここで、車椅子81をベッド本体部42から分離させると、左ハンドル部12bがベッド面背ガイド部44aから離れ、左ハンドル部12bがバネ部材61によって自動的に回転して、手押し状態付近まで移動する。
また合体する際は、まず左ハンドル部12bがベッド面背ガイド部44aと接触するため、車椅子81を押す介護者の力によって、バネ部材61より強い力が左ハンドル部12bに加わる。ベッド面背ガイド部44aに向けた介護者の力によって、左ハンドル部12bが回転し、ベッド合体状態に自動で変形することが可能となる。
実施の形態1で述べたように、ベッド合体状態のハンドル12の位置を一意に定めるために椅子背ガイド部14aに孔を設けた場合、フラット姿勢の状態で止め具18を引くことにより、上記と同じ効果を得られる。
なお実施の形態1で述べた椅子背ガイド部14aに連動した止め具18の引出機構部を更に備えてもよい。この機構により、介護者の手間をより減らすことが可能である。
本発明にかかる車椅子およびベッドは、安全性が高く、寝たきりの高齢者や病人の介護用の車椅子とベッドとして有用である。
11,71,81 車椅子
12,51,82 ハンドル
12a 右ハンドル部
12b 左ハンドル部
12c,51c 右ハンドル握り部
12d,51b 左ハンドル握り部
13 椅子ボトム部
13a 椅子背ボトム
13b 椅子腰ボトム
13c 椅子膝ボトム
13d 椅子脚第1ボトム
13e 椅子脚第2ボトム
14a 椅子背ガイド部
14b 椅子脚ガイド部
15a,15b 肘掛部
16 第1ロック部材
17 第2ロック部材
18 止め具
20 椅子基台部
22 前方キャスター
25 後方キャスター
28,46 マット
31 回動軸
41 ベッド
42 ベッド本体部
43 床面部
43a ベッド背ボトム
43b ベッド腰ボトム
43c ベッド膝ボトム
43d ベッド脚ボトム
44a ベッド面背ガイド部
44b ベッド面脚ガイド部
45 ベッド基台部
51a ハンドル本体
61 バネ部材

Claims (7)

  1. ベッド本体部と合体して背上げ可能なベッドを形成する車椅子であって、
    椅子ボトム部を支える椅子ガイド部と、
    前記椅子ガイド部を支持する椅子基台部と、
    前記椅子ガイド部に設置されたハンドルと、
    前記車椅子に座る人の身長方向に対して垂直な方向と平行な方向とに前記ハンドルを回転させる回転部材と、を備える
    車椅子。
  2. 前記ハンドルが右ハンドル部と左ハンドル部から構成され、
    前記回転部材は、前記右ハンドル部と前記左ハンドル部の少なくとも一方を回転させる
    請求項1に記載の車椅子。
  3. 前記ハンドルに取り付けられた第1ロック部材と
    前記椅子ボトム部に取り付けられた第2ロック部材と、を備え、
    前記第1ロック部材と前記第2ロック部材とは、前記ハンドルが前記車椅子に座る人の身長方向に対して垂直な方向で係合される
    請求項1または2に記載の車椅子。
  4. 前記車椅子に座る人の身長方向に対して垂直な方向に前記ハンドルが回転するように付勢するバネ部材を、備えた
    請求項1〜請求項3いずれか1項に記載の車椅子。
  5. 前記第1ロック部材を貫通して前記椅子ガイド部に係止する止め具と、前記椅子ガイド部に連動して前記止め具を前記椅子ガイド部から離れる方向へ引出す引出機構部と、を備える
    請求項2〜請求項4いずれか1項に記載の車椅子。
  6. 前記椅子ボトム部が椅子背ボトムを含む複数のボトムを連結して構成され、
    前記第2ロック部材は前記椅子背ボトム部に取り付けられた
    請求項3に記載の車椅子。
  7. 請求項1〜請求項6いずれか1項に記載の車椅子と、ベッド本体部とから構成されるベッドであって、
    前記ベッド本体部は、ベッド背ボトムを支えるベッド面背ガイド部と、前記ベッド面背ガイド部を支持したベッド基台部と、を備え、
    前記車椅子と前記ベッド本体部とが合体した状態では、前記ベッド面背ガイド部が前記ベッド背ボトムおよび前記椅子背ボトムを支える構成である
    ベッド。
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WO2014006912A1 (ja) * 2012-07-05 2014-01-09 パナソニック株式会社 可動ベッド
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