JP2012058443A - 画像表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイの高画質化と低消費電力化を同時に図ることが可能な画像表示装置を提供する。
【解決手段】個々に発光素子を有しマトリクス状に配列された画素と、映像信号電圧発生手段と、前記映像信号電圧発生手段で生成された映像信号電圧を前記画素に入力する信号線と、前記発光素子に発光電力を供給する電源線と、前記電源線に接続される電源回路とを有し、前記各画素は、前記映像信号電圧に基づいて前記発光素子の発光を制御するための電界効果トランジスタを有し、前記電界効果トランジスタの一端は、前記発光素子に接続され、前記電界効果トランジスタの他端は、前記電源線に接続されており、高電圧出力モード時と低電圧出力モード時に前記電源回路から前記電源線に対して出力する電圧を切り替え、高電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを飽和領域で駆動させ、低電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを非飽和領域で駆動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置およびその駆動方法に係わり、特に、低消費電力と高画質な表示が可能となる画像表示装置およびその駆動方法に関する。
以下、図11及び図12を用いて従来の技術に関して説明する。始めに、図11に示す画素回路を用いた従来技術について説明する。
図11は、従来の有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイの一例の画素回路を示す回路図である。
図11に示す画素回路において、各画素は、有機EL素子201を有し、有機EL素子201のアノードは駆動TFT(Thin Film -Transistor)202を介して、Voledの電圧が供給されている電源線205に接続される。
駆動TFT202のゲート・ソース間には信号保持容量203が接続され、駆動TFT202のゲートは書込みスイッチ素子204を介して信号線206に接続される。書込みスイッチ素子204を構成する薄膜トランジスタのゲートは書込み走査線207に接続され、書込みスイッチ素子204は書込み走査線207によって順次走査される。また、有機EL素子201のカソードには所定の電圧が印加される。
このような従来の画素回路では、以下の2通りの駆動方法が知られている。
第1の駆動方法は、書込みスイッチ素子204を介して信号線206から信号保持容量203に信号電圧を書き込むことにより、駆動TFT202のゲート・ソース間電圧を制御して有機EL素子201の発光輝度をアナログ的に制御する方式である。
この駆動方法では、有機EL素子201の駆動電圧は画素の劣化とともに上昇するので、駆動電流が有機EL素子201の駆動電圧に依存しないように、駆動TFT202を飽和領域で動作させる。この手法によれば、有機EL素子201の発光輝度を多階調かつ高精度に制御することが可能であるという利点がある。このような第1の駆動方法は、例えば、下記特許文献1等に詳しく記載されている。
また、第2の駆動方法は、書込みスイッチ素子204を介して信号線206から信号保持容量203に信号電圧を書き込むことにより、駆動TFT202のゲート・ソース間電圧を制御して有機EL素子201の発光輝度をデジタル的に制御する方式である。
この駆動方法では、駆動TFT202を非飽和領域(線形領域とも言う)で動作させることによって、駆動TFT202の閾値電圧やキャリア移動度特性等の特性ばらつきが有機EL素子201の駆動電流に影響しないようにすることが可能である。この手法によれば有機EL素子201の発光輝度を駆動TFT202の特性ばらつきの影響なく制御することが可能であるという利点がある。このような第2の駆動方法は、例えば、下記特許文献2等に詳しく記載されている。
次に、図12に示す画素回路を用いた従来技術について説明する。
図12は、従来の有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイの他の例の画素回路を示す回路図である。
図12に示す画素回路において、各画素は、有機EL素子101を有し、有機EL素子101のアノードは発光制御スイッチ素子110と、p型MOSトランジスタ(以下、pMOS)である駆動TFT(Thin Film-Transistor)102を介して、Voledの電圧が供給されている電源線105に接続される。
駆動TFT102のゲート・ドレイン間にはリセットスイッチ素子109が接続され、駆動TFT102のゲートは書込み容量108と書込みスイッチ素子104を介して信号線106に接続される。また、駆動TFT102のゲートは信号保持容量103を介して電源線105に接続される。書込みスイッチ素子104は書込み走査線107によって順次走査され、また、有機EL素子201のカソードには所定の電圧が印加される。さらに、リセットスイッチ素子109を構成する薄膜トランジスタのゲートはリセット走査線111に接続され、発光制御スイッチ素子110を構成する薄膜トランジスタのゲートは発光制御線112に接続される。
このような従来の画素回路では、以下の駆動方法(第3の駆動方法)で駆動される。
始めに、リセットスイッチ素子109、発光制御スイッチ素子110をオンすることにより、信号保持容量103の両端に高電圧を印加する。この後、書込みスイッチ素子104をオンして、信号線106から所定の電圧を書込み容量108に入力し、発光制御スイッチ素子110をオフすると、信号保持容量103の両端には駆動TFT102のしきい値電圧が書込まれる。
次に、信号線106に信号電圧を印加すると、信号電圧は書込み容量108と信号保持容量103に分圧されて、信号保持容量103に追加書込みされる。これにより信号保持容量103は駆動TFT102のしきい値電圧と、分圧された信号電圧の和とを記憶するため、駆動TFT102はしきい値電圧のばらつきに影響されること無く、有機EL素子101を発光させることができる。
特に、多結晶Si−TFTはしきい値電圧のばらつきが大きいため、この第3の駆動方法によれば、多結晶Si−TFTを用いても駆動TFT102のしきい値電圧のばらつきに影響されることのない、高画質の有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイを実現することができる。なお、このとき、駆動電流が有機EL素子101の駆動電圧に依存しないように、駆動TFT102を飽和領域で動作させるのが一般的である。このような第3の駆動方法は、例えば、下記特許文献3等に詳しく記載されている。
特開平9−16123号公報
特開2001−343933号公報
特許第4251377号明細書
前述の第1および第3の駆動方法では、駆動TFTを、飽和領域で定電流源として動作させる。このとき電界効果トランジスタを飽和領域で動作させるためには、トランジスタの(ソース・ドレイン間に印加する電圧)を(ソース・ゲート間電圧−閾値電圧)よりも大きくする必要があるため、これらの従来例では駆動TFTで消費される電力が大きくなるという問題があった。例えば、信号電圧振幅は5V程度が標準であり、閾値電圧はpMOSでは負電圧が一般であるため、ソース・ドレイン間には最低でも5Vの電圧が必要となってしまう。すると有機EL自体は5V以下で発光が可能であるにも関わらず、電源線・カソード間の電圧は10Vが必要になってしまい、全体の消費電力の半分以上が駆動TFTで熱として消費されていた。
これに対して、前述の第2の駆動方法では、駆動TFTを非飽和領域(線形領域)で動作させる。従って駆動TFTが消費する電力は極めて少なくなるが、有機EL素子は劣化すると駆動電圧が大きくなり易いために、駆動電流が有機EL素子の駆動電圧によって変調されることなり、焼付き等が目立ち易くなるという問題がある。
そこで、前述のトレードオフを解消し、低消費電力で、かつ焼付き等の画質劣化のない高画質表示が可能な画像表示装置が要望されていた。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ディスプレイの高画質化と低消費電力化を同時に図ることが可能な画像表示装置およびその駆動方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)個々に発光素子を有しマトリクス状に配列された画素と、映像信号電圧発生手段と、前記映像信号電圧発生手段で生成された映像信号電圧を前記画素に入力する信号線と、前記発光素子に発光電力を供給する電源線と、前記電源線に接続される電源回路とを有する画像表示装置であって、前記各画素は、前記映像信号電圧に基づいて、前記発光素子の発光を制御する電界効果トランジスタを有し、前記電界効果トランジスタの一端は、前記発光素子に接続され、前記電界効果トランジスタの他端は、前記電源線に接続され、
前記電源回路は、高電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを飽和領域で駆動させる高電圧を、低電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを非飽和領域で駆動させる低電圧を、前記電源線に対して出力する電源電圧切り替え回路を有する。
(2)(1)において、前記映像信号電圧発生手段は、前記高電圧出力モード時に低電圧振幅モードの映像信号電圧を、前記低電圧出力モード時に高電圧振幅モードの映像信号電圧を生成する。
(3)前記電界効果トランジスタは、前記各画素毎に、第1および第2の2つの電界効果トランジスタで構成され、前記第1の電界効果トランジスタのチャネル幅/チャネル長をW1/L1、前記第2の電界効果トランジスタのチャネル幅/チャネル長をW2/L2とするとき、(W1/L1)<(W2/L2)であり、前記高電圧出力モード時に、前記第1の電界効果トランジスタが、前記発光素子の発光を制御し、前記低電圧出力モード時に、前記第2の電界効果トランジスタが、前記発光素子の発光を制御する。
(4)(3)において、前記第1の電界効果トランジスタと、前記第2の電界効果トランジスタの切り替えは、前記各画素に設けられたスイッチ素子で行う。
(5)(3)において、前記電源線は、第1の電源線と第2の電源線で構成され、前記第1の電界効果トランジスタの他端は、前記第1の電源線に接続され、前記第2の電界効果トランジスタの他端は、前記第2の電源線に接続され、前記第1の電界効果トランジスタと、前記第2の電界効果トランジスタの切り替えは、前記第1の電源線と第2の電源線とに供給する電圧によって制御される。
(6)(1)において、前記発光素子の発光時に、前記各画素に、参照電圧を入力する参照電圧線と、前記参照電圧線に接続される参照電圧回路とを有し、前記参照電圧回路は、前記高電圧出力モード時と前記低電圧出力モード時とで、前記参照電圧の電圧波形モードを切り替える参照電圧切り替え回路を有する。
(7)(1)ないし(6)の何れかにおいて、操作命令に従って映像情報を信号処理して映像信号を生成する映像信号生成手段を有し、前記映像信号電圧発生手段は、前記映像信号生成手段から入力される前記映像信号に基づき、前記映像信号電圧を生成する。
(8)個々に発光素子を有しマトリクス状に配列された画素と、映像信号電圧発生手段と、前記映像信号電圧発生手段で生成された映像信号電圧を前記画素に入力する信号線と、前記発光素子に発光電力を供給する電源線と、前記電源線に接続される電源回路とを有し、前記各画素は、前記映像信号電圧に基づいて前記発光素子の発光を制御するための電界効果トランジスタを有し、前記電界効果トランジスタの一端は、前記発光素子に接続され、前記電界効果トランジスタの他端は、前記電源線に接続されている画像表示装置における駆動方法であって、高電圧出力モード時と低電圧出力モード時に前記電源回路から前記電源線に対して出力する電圧を切り替え、高電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを飽和領域で駆動させ、低電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを非飽和領域で駆動させる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、特にディスプレイの高画質化と低消費電力化を同時に図ることができる。
本発明の実施例1の有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の有機ELディスプレイの画素回路を示す回路図である。 本発明の実施例1の有機ELディスプレイパネルの画素動作タイミング図である。 本発明の実施例2の有機ELディスプレイの画素回路を示す回路図である。 本発明の実施例2の有機ELディスプレイパネルの画素動作タイミング図である。 本発明の実施例3の有機ELディスプレイの画素回路を示す回路図である。 本発明の実施例4の有機ELディスプレイパネルの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4の有機ELディスプレイの画素回路を示す回路図である。 本発明の実施例4の有機ELディスプレイパネルの画素動作タイミング図である。 本発明の実施例5のインターネット画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。 従来の機ELディスプレイの一例の画素回路を示す回路図である。 従来の有機ELディスプレイの他の例の画素回路を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施例は、本発明の特許請求の範囲の解釈を限定するためのものではない。
[実施例1]
以下、図1〜図3を用いて、本発明の実施例1について、その構成および動作について以下順次説明する。始めに、本実施例1の有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイの構成について説明する。
図1は、本実施例1の有機ELディスプレイパネルの概略構成を示すブロック図である。図1では、図面の簡略化のために表示領域は、横方向2単位画素、縦方向3単位画素の画素配列のみを示しており、1単位画素はそれぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)色の発光色を有する3個の画素100から構成されている。
各画素100には、水平方向に書込み走査線7、リセット走査線11、発光制御線12が接続されており、書込み走査線7、リセット走査線11、発光制御線12の一端は画素走査回路21に接続されている。
また、各画素100には、垂直方向に信号線6と電源線5が接続されており、信号線6は信号電圧生成回路23に、電源線5はその両端で電源配線26に接続されている。
なお、画素走査回路21には、信号電圧生成回路23から制御信号線22が入力し、更にパネル外部より信号電圧生成回路23には外部制御信号線29が、電源配線26には外部にて電源切替えスイッチ素子31を介して高電圧電源回路32と低電圧電源回路33が入力している。
また、後述する有機EL素子1のカソードが接地されている共通電極27には、外部接地配線28が入力する。これらの回路はガラス基板30上に配置されており、特に信号電圧生成回路23は半導体ICチップの形で実装され、画素走査回路21は画素100と同様の多結晶Si−TFTでガラス基板30上に構成されている。
また信号電圧生成回路23の内部には、低電圧振幅信号電圧出力回路24と、高電圧振幅信号電圧出力回路25が設けられており、これらは二者択一で動作して、低電圧振幅信号または高電圧振幅信号を信号線6に出力する。なお、実際には後述するように、電源切替えスイッチ素子31によって高電圧電源回路32が選択された際には信号電圧生成回路23の内部では低電圧振幅信号電圧出力回路24が選択され、低電圧電源回路33が選択された際には信号電圧生成回路23の内部では高電圧振幅信号電圧出力回路25が選択される。
続いて、本実施例1の有機ELディスプレイの画素回路について説明する。図2は、本実施例1の有機ELディスプレイの画素回路を示す回路図である。
各画素100は、有機EL素子1を有し、有機EL素子1のアノードは、発光制御スイッチ素子10と、pMOSである駆動TFT(Thin Film-Transistor)2を介して、Voled1またはVoled2の電圧が供給される電源線5に接続されている。
駆動TFT2のゲート・ドレイン間にはリセットスイッチ素子9が接続され、駆動TFT2のゲートは書込み容量8と書込みスイッチ素子4を介して信号線6に接続される。また駆動TFT2のゲートは信号保持容量3を介して電源線5に接続される。なお、書込みスイッチ素子4を構成する薄膜トランジスタのゲートは書込み走査線7に接続され、書込みスイッチ素子4は書込み走査線7によって順次走査される。また、リセットスイッチ素子9を構成する薄膜トランジスタのゲートはリセット走査線11に接続され、発光制御スイッチ素子10を構成する薄膜トランジスタのゲートは発光制御線12に接続される。さらに、有機EL素子1のカソードは、共通電極27に接続されている。
次に、本実施例1の動作について図3を用いて説明する。
図3は、本実施例1の有機ELディスプレイパネルの画素動作タイミング図であり、注目する画素に信号電圧を書込む1水平期間を1Hとして、当該期間内の動作を示したものである。図3(a)は高電圧出力モード時、図3(b)は低電圧出力モード時の波形であるが、後者では前者と同じ波形は省略している。
WRTは書込みスイッチ素子4の動作、RESはリセットスイッチ素子9の動作、ILMは発光制御スイッチ素子10の動作波形を示しており、下がスイッチ素子オン、上がスイッチ素子オフである。
SIGは信号線6に印加される電圧波形であり、SIG1は高電圧出力モード時に低電圧振幅信号電圧出力回路24から出力される低電圧振幅信号電圧Vsig1の波形、SIG2は低電圧出力モード時に高電圧振幅信号電圧出力回路25から出力される高電圧振幅信号電圧Vsig2の波形に対応する。
Voled1/2は、電源線5に印加される電源電圧を意味しており、高電圧出力モードでは高電圧電源回路32から出力される高電圧Voled1、低電圧出力モードでは低電圧電源回路33から出力される低電圧Voled2を表す。
まず、図3(a)に示す高画質優先である高電圧出力モードが選択された場合の動作について説明する。
1水平期間の始めから発光制御スイッチ素子10は既にオンであり、更にリセットスイッチ素子9がオンすることにより、駆動TFT2と発光制御スイッチ素子10には貫通電流が流れ、信号保持容量3の両端には所定の電圧がプリチャージされる。同時に書込みスイッチ素子4がオンすることにより信号線6に印加された0V電圧が入力することで、書込み容量8も同時にプリチャージされる。
次いで、発光制御スイッチ素子10をオフすると、信号保持容量3の両端には駆動TFT2のしきい値電圧が書込まれ、この電圧は、次にリセットスイッチ素子9がオフすることによって信号保持容量3の両端に保持される。
ここで、信号線6に低電圧振幅信号電圧出力回路24から出力される低電圧振幅信号電圧Vsig1が印加されると、信号電圧Vsig1は書込み容量8と信号保持容量3に分圧され、当該分圧比にて信号保持容量3に追加書込みされる。これにより信号保持容量3は駆動TFT2のしきい値電圧と、分圧された信号電圧Vsig1の和とを記憶する。
この後、書込みスイッチ素子4がオフすることで、信号保持容量3への信号電圧書き込みが完了し、発光制御スイッチ素子10が再びオンすることで有機EL素子1の発光が開始されるが、この際に、駆動TFT2はしきい値電圧のばらつきに影響されること無く、有機EL素子1を高精度で発光させることができる。
また、この際に、駆動TFT2は飽和領域で動作するため、有機EL素子1の劣化に伴う駆動電圧の上昇に影響されることが無く、これに伴う焼付きや、輝度低下に伴う色度変調等の発生を回避することができる。
次に、図3(b)に示す低消費電力優先である低電圧出力モードが選択された場合の動作について説明する。
低電圧出力モードにおける各波形は、信号線6に印加される電圧波形SIGが高電圧振幅信号電圧Vsig2に、電源線5に印加される電源電圧が、Voled2の低電圧に変更されることを除けば、基本的には高電圧出力モードのそれらと同じである。このため、詳細な説明は省略するが、低電圧振幅信号電圧Vsig1が5Vであったのに対して、高電圧振幅信号電圧Vsig2は10Vに、高電圧Voled1が10Vであったのに対して低電圧Voled2は5Vに変更されている。
発光時に駆動TFT2はしきい値電圧のばらつきに影響されること無く、有機EL素子1を高精度で発光させることができることは高電圧出力モードと同じであるが、この際に駆動TFT2は信号電圧の低い極低輝度の領域を除いて主に非飽和領域(線形領域)で動作するため、発光輝度が有機EL素子1の劣化に伴う駆動電圧の上昇には影響されるものの、発光電力の供給電圧がVoled2と、Voled1の半分で済むために、消費電力を高電圧出力モードに比較して半減させることができる。
この低電圧出力モードにおいては、電源線5に印加される電源電圧が、低電圧Voled2の5Vに変更されているため、駆動TFT43を非飽和領域で駆動すると、信号線6に印加される同一の信号電圧SIGに対しても輝度が不足してしまう。そこで、本実施例では、信号電圧生成回路23の高電圧振幅信号電圧出力回路25から高電圧振幅信号電圧Vsig2を出力し、輝度不足を補償する。
なお、ユーザの選択あるいは画面によって自動で選択される低電圧出力モードにおいては、特に高画質であることを必要としない、データ表示やテキスト表示、地図表示、アイコン表示、或いはスクリーンセイバーのような電力セーブモード等に用いられる。また低電圧出力モードでは、高電圧出力モードとは信号電圧SIGに対する発光輝度特性が異なるために、独立したガンマ係数変換をかけることが望ましいが、この際同時に以下のような信号処理を行うことも可能である。
(1)フレーム周波数の削減
低電圧出力モードにおいては、一般に動画質を求められることは少ないため、フレーム周波数を通常の1/10以下にして、信号処理電力の削減も図ることができる。
(2)2値/ディザ表示
低電圧出力モードにおいては、一般に高画質を要求されないため、2値或いはこれに準じる多階調(例えば、表示データが8階調であれば、8階調以下の階調)まで表示階調を削減して、信号電圧生成回路23の消費電力削減も図ることができる。
(3)表示内容をドライバ内のメモリに持たせる
表示階調を削減すれば、表示データを信号電圧生成回路23内に記憶することが容易になるため、これによって外部制御信号線29の信号転送にかかる消費電力削減も図ることができる。
(4)定期的表示変更による焼付き緩和
低電圧出力モードにおいては静止画像が多いため、焼付きが生じる可能性が大きくなる。そこで自動的に定期的に画像を書換えて、或いは画面全体をシフトさせて、またはアイコン等の位置や色を変更させることにより、このような焼付きを緩和させることが可能である。
なお、前述の実施例は、発明の趣旨を逸しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、スイッチ素子や駆動TFTをpMOSからn型MOSトランジスタに変更することによって、トランジスタのリーク電流を更に低減して高画質化を図ることが可能である。
また、薄膜TFTなどの薄膜トランジスタを、多結晶Si−TFTに替えて、単結晶Si−TFT、微結晶Si−TFT、有機TFT、IGZO等の酸化物−TFT等を用いることが可能であり、これによってより設備投資費用の削減や、ガラス基板の大型化を図ることができる。
或いは、本実施例ではガラス基板上にディスプレイを設けたが、プラスチック基板やその他の不透明基板上にこれらを実現することによる軽量化も可能である。
また、画素配列として、RGBストライプ配列を用いたが、用途に応じてRGBWやデルタ配置等のその他の画素配列への応用が可能であることは言うまでもない。
さらに、本実施例では、信号電圧生成回路23は、半導体ICチップの形で実装され、画素走査回路21は、画素100と同様の多結晶Si−TFTでガラス基板上に構成したが、信号電圧生成回路23及び画素走査回路21をそれぞれ半導体チップの形で実装するか、薄膜トランジスタで基板上に構成するかは、量産設備投資や量産コストの最適化、額縁面積の仕様等によって任意に選択することが可能である。
このような信号処理や変形は、後述するその他の実施例においても適用が可能である。
[実施例2]
以下、図4、図5を用いて、本発明の実施例2について、その構成および動作について以下順次説明する。
本実施例における有機ELディスプレイパネルの構成図は、リセット走査線11、発光制御線12が選択スイッチ素子42、44のゲート走査線に替わっていること、信号電圧生成回路23には高電圧振幅信号電圧出力回路25は無く、低電圧振幅信号電圧出力回路24から出力される低電圧振幅信号電圧Vsig1のみを出力することを除けば、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
本実施例に係る有機ELディスプレイの画素回路について、図4を用いて説明する。
図4は、本発明の実施例2の有機ELディスプレイの画素回路を示す回路図である。
各画素には、有機EL素子1が設けられており、有機EL素子1のアノードは、pMOSである駆動TFT41、43と選択スイッチ素子42、44を介して、電圧Voled1またはVoled2が印加される電源線5に接続されている。
駆動TFT41、43のゲートは、書込みスイッチ素子4を介して信号線6に接続され、駆動TFT41、43のゲートは、同時に信号保持容量3を介して電源線5にも接続される。また、書込みスイッチ素子4を構成する薄膜トランジスタのゲートは書込み走査線7に接続される。本実施例の画素回路では、前述の実施例2の画素回路と比して、書込み容量8、リセットスイッチ素子9、発光制御スイッチ素子10が省略されている。
ここで、有機EL素子1のアノードは電源線5に対して、選択スイッチ素子42、44で選択される駆動TFT41、43を介して2通りの経路で接続されることになるが、ここで駆動TFT41のチャネル幅/チャネル長比(以下、W/Lと記載する)は4/20であり、駆動TFT43のW/Lは20/4に設計されている。
次に、本実施例2の動作について、図5を用いて説明する。
図5は、本実施例2の有機ELディスプレイパネルの画素動作タイミング図であり、注目する画素に信号電圧を書込む1水平期間を1Hとして、当該期間内の動作を示したものである。図5(a)は高電圧出力モード時、図5(b)は低電圧出力モード時の波形であるが、後者では前者と同じ波形は省略している。
WRTは書込みスイッチ素子4の動作、SIGは信号線6に印加される電圧波形であり、本実施例では高電圧出力モード時も低電圧出力モード時にも、SIG1と称する低電圧振幅信号電圧出力回路24から出力される低電圧振幅信号電圧Vsig1の波形がそのまま用いられる。SEL1、SEL2はそれぞれ、選択スイッチ素子42、44の動作波形を示しており、WRTを含めて下がスイッチ素子オン、上がスイッチ素子オフである。Voled1/2は電源線5に印加される電源電圧を意味しており、高電圧出力モードでは高電圧電源回路32から出力される高電圧Voled1、低電圧出力モードでは低電圧電源回路33から出力される低電圧Voled2を表す。
まず、図5(a)に示す高画質優先である高電圧出力モードが選択された場合の動作について説明する。
1水平期間の始めから選択スイッチ素子42は既にオンであり、選択スイッチ素子44はオフである。ここで、書込みスイッチ素子4がオンし、次いで信号線6に低電圧振幅信号電圧出力回路24から出力される低電圧振幅信号電圧Vsig1が印加されると、信号電圧Vsig1は信号保持容量3に書込まれる。この後、書込みスイッチ素子4がオフすることで、信号保持容量3への信号電圧書き込みが完了するが、これにより選択スイッチ素子42によって選択された駆動TFT41は有機EL素子1を発光させる。
この際に、駆動TFT41は飽和領域で動作するため、有機EL素子1の劣化に伴う駆動電圧の上昇に影響されることが無く、これに伴う焼付きや、輝度低下に伴う色度変調等の発生を回避することができる。
次に図5(b)に示す低消費電力優先である低電圧出力モードが選択された場合の動作について説明する。
低電圧出力モードにおける各波形は、選択スイッチ素子42がオフであり、選択スイッチ素子44がオンであること、電源線5に印加される電源電圧が、Voled2の低電圧に変更されることを除けば、基本的には高電圧出力モードのそれらと同じである。
ここで、高電圧Voled1が10Vであったのに対して低電圧Voled2は5Vに変更されている。低電圧出力モードにおいては、選択スイッチ素子44によって選択された駆動TFT43が有機EL素子1を発光させる。この際に、駆動TFT43は信号電圧の低い極低輝度の領域を除いて主に非飽和領域(線形領域)で動作するため、発光輝度が有機EL素子1の劣化に伴う駆動電圧の上昇には影響されるものの、発光電力の供給電圧がVoled2と、Voled1の半分で済むために、消費電力を高電圧出力モードに比較して半減させることができる。
この低電圧出力モードにおいては、電源線5に印加される電源電圧が、高電圧Voled1の10Vから低電圧Voled2の5Vに変更されているため、駆動TFT43を非飽和領域で駆動すると、信号線6に印加される同一の信号電圧SIGに対しても輝度が不足してしまう。
そこで、駆動TFT41のW/Lが4/20であったのに対して、駆動TFT43のW/Lを20/4に設計することにより、このような輝度低下分を補っている。なお本実施例では駆動TFT43のW/Lを、駆動TFT41のW/Lの25倍としたが、低電圧出力モード時にもある程度の輝度低下が許容される場合にはW/Lは2倍以下に設計しても良いし、或いは選択スイッチ素子42、44自体を止めてしまい、単一の駆動TFTで常時対応することも可能である。
本実施例においては、特に信号電圧生成回路23に特殊な構成を必要としないため、より低価格化を図ることができるという利点がある。
[実施例3]
以下、図6を用いて、本発明の実施例3について、その構成および動作について以下順次説明する。
本実施例における有機ELディスプレイパネルの構成図は、選択スイッチ素子42、44のゲート走査線が無いこと、電源線5として第一電源線45と第二電源線46の二本が設けられていることを除けば、実施例2と同様であるため、説明を省略する。本実施例に係る有機ELディスプレイの画素回路について、図6を用いて説明する。
図6は、本発明の実施例3の有機ELディスプレイの画素回路を示す回路図である。
各画素には有機EL素子1が設けられており、有機EL素子1のアノードは、pMOSである駆動TFT41を介して電圧Voled1または0Vが印加される第一電源線45に、またpMOSである駆動TFT43を介して電圧Voled2または0Vが印加される第二電源線46に接続されている。
駆動TFT41、43のゲートは、書込みスイッチ素子4を介して信号線6に接続され、駆動TFT41、43のゲートは同時に信号保持容量3を介して第一電源線45にも接続される。また、書込みスイッチ素子4を構成する薄膜トランジスタのゲートは書込み走査線7に接続される。
ここで、有機EL素子1のアノードは第一電源線45または第二電源線46に対して、駆動TFT41または43を介してそれぞれ接続されることになるが、駆動TFT41のW/Lは4/20であり、駆動TFT43のW/Lは20/4に設計されている。
本実施例3の有機ELディスプレイパネルの画素動作タイミングは、基本的には前述の実施例2と同様であるのでここでは詳細な説明は省略する。
前述の実施例2と比較した場合の本実施例の差異は、高電圧出力モードと低電圧出力モードの間における駆動TFT41と駆動TFT43の選択を、実施例2が選択スイッチ素子42、44で実現しているのに対して、実施例3では第一電源線45と第二電源線46に印加する電圧で実現している点である。
即ち、高電圧出力モードでは、第一電源線45にVoled1(例えば10V)、第二電源線46に0Vを印加しておけば、駆動TFT41は有機EL素子1を駆動するが駆動TFT43は常時シャットダウンされる。
また、逆に、低電圧出力モードでは、第一電源線45に0V、第二電源線46にVoled2(例えば5V)を印加しておけば、駆動TFT41は常時シャットダウンされるが駆動TFT43は有機EL素子1を駆動する。
本実施例3は、基本的には実施例2と同様な効果を有するが、前記のように第一電源線45と第二電源線46を設けることによって選択スイッチ素子42、44のようなアクティブ素子の数を減らすことができるため、更により歩留りの向上に寄与できるという長所を有する。
[実施例4]
以下、図7〜図9を用いて、本発明の実施例4について、その構成および動作について以下順次説明する。
始めに、本実施例に係る有機ELディスプレイの構成について述べる。
図7は、本実施例4の有機ELディスプレイパネルの概略構成を示すブロック図である。図7では、図面の簡略化のために表示領域は、横方向2単位画素、縦方向3単位画素の画素配列のみを示しており、1単位画素はそれぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)色の発光色を有する3個の画素99から構成されている。
各画素99には、水平方向に書込み走査線7、リセット走査線11、発光制御線12、参照電圧入力線55が接続されており、書込み走査線7、リセット走査線11、発光制御線12、参照電圧入力線55の一端は画素走査回路21に接続されている。
また、各画素99には、垂直方向に信号線6と電源線5、参照電圧線56が接続されており、信号線6は信号電圧生成回路58に、電源線5はその両端で電源配線26に接続されており、参照電圧線56は一端が参照電圧配線57に接続されている。
なお、画素走査回路21には信号電圧生成回路58から制御信号線22が入力し、更にパネル外部より信号電圧生成回路58には外部制御信号線29が、電源配線26には外部にて電源切替えスイッチ素子31を介して高電圧電源回路32と低電圧電源回路33が入力している。
参照電圧配線57には外部にて参照電圧切替えスイッチ素子61を介して一定電圧出力回路62と三角波電圧出力回路63が入力している。
また、後述する有機EL素子1のカソードが接地されている共通電極27には、外部接地配線28が入力する。これらの回路はガラス基板30上に配置されており、特に信号電圧生成回路58は半導体ICチップの形で実装され、画素走査回路21は画素99と同様の多結晶Si−TFTでガラス基板30上に構成されている。
なお、信号電圧生成回路58の内部には、特に高電圧振幅信号電圧出力回路25は設けられておらず、この信号電圧生成回路58の構成は、第2、3の実施例における信号電圧生成回路と同様に、一般に用いられる信号出力ドライバ回路と同様のものである。
続いて、本実施例4の有機ELディスプレイの画素回路を説明する。
図8は、本実施例4の有機ELディスプレイの画素回路を示す回路図である。
各画素99は、有機EL素子1を有し、有機EL素子1のアノードは発光制御スイッチ素子10と、pMOSである駆動TFT2を介して電圧Voled1またはVoled2が印加される電源線5に接続されている。
駆動TFT2のゲート・ドレイン間にはリセットスイッチ素子9が接続され、駆動TFT2のゲートは信号保持容量13と書込みスイッチ素子4を介して信号線6に接続される。また、信号保持容量13には書込みスイッチ素子4と並列に、参照電圧入力スイッチ素子54を介して参照電圧線56が接続される。
なお、書込みスイッチ素子4を構成する薄膜トランジスタのゲートは書込み走査線7に接続され、書込みスイッチ素子4は書込み走査線7によって順次走査される。また、リセットスイッチ素子9を構成する薄膜トランジスタのゲートはリセット走査線11に接続され、発光制御スイッチ素子10を構成する薄膜トランジスタのゲートは発光制御線12に接続される。また、参照電圧入力スイッチ素子54を構成する薄膜トランジスタのゲートは参照電圧入力線55に接続される。さらに、有機EL素子1のカソードは、共通電極27に接続されている。
次に、本実施例4の動作について図9を用いて説明する。
図9は、本の実施例4の有機ELディスプレイパネルの画素動作タイミング図であり、注目する画素に信号電圧を書込む1水平期間を1Hとし、1フレーム期間を1frameとして、当該期間内の動作を示したものである。図9(a)は高電圧出力モード時、図9(b)は低電圧出力モード時の波形であるが、後者では前者と同じ波形は省略している。
WRTは書込みスイッチ素子4の動作、REFは参照電圧入力スイッチ素子54の動作、RESはリセットスイッチ素子9の動作、ILMは発光制御スイッチ素子10の動作波形を示しており、下がスイッチ素子オン、上がスイッチ素子オフである。
SIGは信号線6に印加される電圧波形Vsig1の波形である。Voled1/2は電源線5に印加される電源電圧を意味しており、高電圧出力モードでは高電圧電源回路32から出力される高電圧Voled1、低電圧出力モードでは低電圧電源回路33から出力される低電圧Voled2を表す。また、1フレーム期間内の波形としては、参照電圧Vrefとして参照電圧線56に印加される波形を、電源線5に印加される電源電圧Voled1/2と共に示してある。
まず、図9(a)に示す高画質優先である高電圧出力モードが選択された場合の動作について説明する。
1水平期間の始めから発光制御スイッチ素子10は既にオンであり、更に書込みスイッチ素子4がオン、参照電圧入力スイッチ素子54がオフ、リセットスイッチ素子9がオンとなり、更に信号線6に電圧波形Vsig1が書き込まれることにより、駆動TFT2と発光制御スイッチ素子10には貫通電流が流れ、信号保持容量13に接続された駆動TFT2のゲートには所定の電圧がプリチャージされる。
次いで、発光制御スイッチ素子10をオフすると、信号保持容量13の両端には信号電圧Vsig1と駆動TFT2のしきい値電圧の電圧差が書込まれ、この電圧差は次にリセットスイッチ素子9がオフすることによって信号保持容量13の両端に保持される。
書込みスイッチ素子4がオフし、参照電圧入力スイッチ素子54がオンすることで、駆動TFT2のゲートには、「信号電圧Vsig1と駆動TFT2のしきい値電圧の電圧差と一定の参照電圧Vrefとの差電圧」が入力され、発光制御スイッチ素子10が再びオンすることで有機EL素子1の発光が開始される。
この際に、駆動TFT2はしきい値電圧のばらつきに影響されることが無く、有機EL素子1を高精度で発光させることができる。また、このとき、駆動TFT2は飽和領域で動作するため、有機EL素子1の劣化に伴う駆動電圧の上昇に影響されることが無く、これに伴う焼付きや、輝度低下に伴う色度変調等の発生を回避することができる。
次に、図9(b)に示す低消費電力優先である低電圧出力モードが選択された場合の動作について説明する。
低電圧出力モードにおける各波形は、電源線5に印加される電源電圧Voled1/2が低電圧Voled2に変更されることと、参照電圧線56に印加される参照電圧Vrefの波形が異なることを除けば、基本的には高電圧出力モードのそれらと同じである。
このため、詳細な説明は省略するが、高電圧Voled1が10Vであったのに対して低電圧Voled2は5Vに変更され、参照電圧Vrefは一定電圧(2V)に変えて0Vから5Vの間で周期的に変動する三角波電圧に変更されている。
この際、駆動TFT2は、三角波の電圧が低下した際にターンオンするが、このときの発光期間は予め書込まれた信号電圧Vsig1の値によって定まるため、結果的に信号電圧Vsig1によって平均発光輝度を制御することができる。
ここで、発光時には駆動TFT2はしきい値電圧のばらつきに影響されること無く、有機EL素子1を高精度で発光させることができることは高電圧出力モードと同じである。しかしながら、低電圧出力モードにおける駆動TFT2は主に非飽和領域(線形領域)で動作するため、発光輝度が有機EL素子1の劣化に伴う駆動電圧の上昇には影響されるものの、発光電力の供給電圧がVoled2と、Voled1の半分で済むため、高電圧出力モードに比較して消費電力を半減させることができる。なお、このような発光素子駆動技術の基本形に関しては、例えば特開2003−5709号等に記載されている。
本実施例においては、特に、低電圧出力モードにおける参照電圧線56に印加される参照電圧Vrefの波形を図9に示す三角波としたが、この波形はこれに制限されるものではなく、波形や電圧値の変更を変更することによって様々な発光特性の実現が可能であるという長所を有する。
[実施例5]
以下、図10を用いて、本発明の実施例5に関して説明する。
図10は、本実施例5のインターネット画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。
例えば、モバイル情報端末などインターネット画像表示装置140は、有機ELディスプレイ141と、無線インターフェース(I/F)回路142と、I/O(Input/Output)回路143と、マイクロプロセサ(MPU)144と、表示パネルコントローラ146と、フレームメモリ147と、データバス148とを有する。
無線インターフェース(I/F)回路142には、圧縮された画像データ等が外部から無線データとして入力し、無線I/F回路142の出力はI/O(Input/Output)回路143を介してデータバス148に接続される。
データバス148には、この他にマイクロプロセサ(MPU)144、表示パネルコントローラ146、フレームメモリ147等が接続されている。更に表示パネルコントローラ146の出力は有機ELディスプレイ141に入力している。
なお、インターネット画像表示装置140には更に、電源回路149が設けられている。さらに、有機ELディスプレイ141は、先に延べた実施例1と同一の構成および動作を有しているので、その内部の構成及び動作の記載はここでは省略する。
以下に、本実施例5の動作について説明する。
始めに、無線I/F回路142は命令に応じて圧縮された画像データ等を外部から取り込み、この画像データをI/O回路143を介してマイクロプロセサ144及びフレームメモリ147に転送する。
マイクロプロセサ144はユーザからの命令操作を受けて、必要に応じてインターネット画像表示装置140全体を駆動し、圧縮された画像データのデコードや信号処理、情報表示を行う。ここで信号処理された画像データは、フレームメモリ147に一時的に蓄積が可能である。
マイクロプロセサ144が表示命令を出した場合には、その指示に従ってフレームメモリ147から表示パネルコントローラ146を介して有機ELディスプレイ141に画像データが入力され、有機ELディスプレイ141は入力された画像データをリアルタイムで表示する。
このとき表示パネルコントローラ146は、同時に画像を表示するために必要な所定のタイミングパルス等を出力制御する。なお有機ELディスプレイ141がこれらの信号を用いて、入力された画像データをリアルタイムで表示することに関しては、実施例1の説明で述べたとおりである。なおここで電源149には二次電池が含まれており、インターネット画像表示装置140全体を駆動する電力を供給する。本実施例によれば、高画質表示が可能であり、かつ低消費電力機能を兼ね備えたインターネット画像表示装置140を提供することができる。
さらに、本実施例5では、画像表示デバイスとして、実施例1で説明した有機ELディスプレイを用いたが、これ以外にその他の本発明の実施例に記載されたような種々の有機ELディスプレイを用いることが可能であることは明らかである。但しこの場合は表示パネルコントローラ146の出力するタイミングパルス等には、所定の変更が必要になることは言うまでもない。
以上説明したように、本実施例によれば、高画質を優先する場合には電源電圧を高電圧に設定し、電界効果トランジスタを飽和領域で駆動させることにより、有機ELの劣化の影響を受けない高画質な映像表示が可能である。
また、低消費電力を優先する場合には電源電圧を低電圧に設定し、電界効果トランジスタを非飽和領域で駆動させることにより、消費電力を半分以下に低減させることが可能である。特に、高画質であることを必要としない、データ表示やテキスト表示、地図表示、アイコン表示、或いはスクリーンセイバーのような電力セーブモード等においては、ユーザの選択あるいは自動選択によって、後者の低消費電力表示に切り替えることが望ましい。
なお、高画質優先である高電圧出力モードから、消費電力優先である低電圧出力モードへの切り替えは、このままでは駆動TFTのソース・ドレイン電圧の低下に起因する発光輝度の低下を伴ってしまう。そこでこのような輝度低下を回避するためには、同時に駆動TFTの駆動モードの切り替えも伴うようにすれば良い。具体的には、信号電圧振幅を大きくする、よりW/Lの大きいトランジスタ素子を用いるようにする、後述するように参照電圧の電圧波形モードを変更する等である。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
1,101,201 有機EL素子
2,41,43,102,202 駆動TFT(Thin Film-Transistor)
3,13,103,203 信号保持容量
4,104,204 書込みスイッチ素子
5,105,205 電源線
6,106,206 信号線
7,107,207 書込み走査線
8,108 書込み容量
9,109 リセットスイッチ素子
10,110 発光制御スイッチ素子
11,111 リセット走査線
12、112 発光制御線
21 画素走査回路
22 制御信号線
23,58 信号電圧生成回路
24 低電圧振幅信号電圧出力回路
25 高電圧振幅信号電圧出力回路
26 電源配線
27 共通電極
28 外部接地配線
29 外部制御信号線
30 ガラス基板
31 電源切替えスイッチ素子
32 高電圧電源回路
33 低電圧電源回路
42,44 選択スイッチ素子
45 第一電源線
46 第二電源線
54 参照電圧入力スイッチ素子
55 参照電圧入力線
56 参照電圧線
57 参照電圧配線
61 参照電圧切替えスイッチ素子
62 一定電圧出力回路
63 三角波電圧出力回路
99,100 画素
140 インターネット画像表示装置
141 有機ELディスプレイ
142 無線インターフェース(I/F)回路
143 I/O(Input/Output)回路
144 マイクロプロセサ(MPU)
146 表示パネルコントローラ
147 フレームメモリ
148 データバス
149 電源回路

Claims (8)

  1. 個々に発光素子を有しマトリクス状に配列された画素と、
    映像信号電圧発生手段と、
    前記映像信号電圧発生手段で生成された映像信号電圧を前記画素に入力する信号線と、
    前記発光素子に発光電力を供給する電源線と、
    前記電源線に接続される電源回路とを有する画像表示装置であって、
    前記各画素は、前記映像信号電圧に基づいて、前記発光素子の発光を制御する電界効果トランジスタを有し、
    前記電界効果トランジスタの一端は、前記発光素子に接続され、
    前記電界効果トランジスタの他端は、前記電源線に接続され、
    前記電源回路は、高電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを飽和領域で駆動させる高電圧を、低電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを非飽和領域で駆動させる低電圧を、前記電源線に対して出力する電源電圧切り替え回路を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記映像信号電圧発生手段は、前記高電圧出力モード時に低電圧振幅モードの映像信号電圧を、前記低電圧出力モード時に高電圧振幅モードの映像信号電圧を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記電界効果トランジスタは、前記各画素毎に、第1および第2の2つの電界効果トランジスタで構成され、
    前記第1の電界効果トランジスタのチャネル幅/チャネル長をW1/L1、前記第2の電界効果トランジスタのチャネル幅/チャネル長をW2/L2とするとき、(W1/L1)<(W2/L2)であり、
    前記高電圧出力モード時に、前記第1の電界効果トランジスタが、前記発光素子の発光を制御し、前記低電圧出力モード時に、前記第2の電界効果トランジスタが、前記発光素子の発光を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記第1の電界効果トランジスタと、前記第2の電界効果トランジスタの切り替えは、前記各画素に設けられたスイッチ素子で行うことを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記電源線は、第1の電源線と第2の電源線で構成され、
    前記第1の電界効果トランジスタの他端は、前記第1の電源線に接続され、
    前記第2の電界効果トランジスタの他端は、前記第2の電源線に接続され、
    前記第1の電界効果トランジスタと、前記第2の電界効果トランジスタの切り替えは、前記第1の電源線と第2の電源線とに供給する電圧によって制御されることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  6. 前記発光素子の発光時に、前記各画素に、参照電圧を入力する参照電圧線と、
    前記参照電圧線に接続される参照電圧回路とを有し、
    前記参照電圧回路は、前記高電圧出力モード時と前記低電圧出力モード時とで、前記参照電圧の電圧波形モードを切り替える参照電圧切り替え回路を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  7. 操作命令に従って映像情報を信号処理して映像信号を生成する映像信号生成手段を有し、
    前記映像信号電圧発生手段は、前記映像信号生成手段から入力される前記映像信号に基づき、前記映像信号電圧を生成することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 個々に発光素子を有しマトリクス状に配列された画素と、
    映像信号電圧発生手段と、
    前記映像信号電圧発生手段で生成された映像信号電圧を前記画素に入力する信号線と、
    前記発光素子に発光電力を供給する電源線と、
    前記電源線に接続される電源回路とを有し、
    前記各画素は、前記映像信号電圧に基づいて前記発光素子の発光を制御するための電界効果トランジスタを有し、
    前記電界効果トランジスタの一端は、前記発光素子に接続され、
    前記電界効果トランジスタの他端は、前記電源線に接続されている画像表示装置における駆動方法であって、
    高電圧出力モード時と低電圧出力モード時に前記電源回路から前記電源線に対して出力する電圧を切り替え、高電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを飽和領域で駆動させ、低電圧出力モード時に前記電界効果トランジスタを非飽和領域で駆動させることを特徴とする画像表示装置の駆動方法。
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